JPH0717012Y2 - 基準電位変換回路 - Google Patents
基準電位変換回路Info
- Publication number
- JPH0717012Y2 JPH0717012Y2 JP156988U JP156988U JPH0717012Y2 JP H0717012 Y2 JPH0717012 Y2 JP H0717012Y2 JP 156988 U JP156988 U JP 156988U JP 156988 U JP156988 U JP 156988U JP H0717012 Y2 JPH0717012 Y2 JP H0717012Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- potential
- power supply
- connection end
- value
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- Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
- Control Of Voltage And Current In General (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、入力電流値を電圧値に変換する回路に関し、
詳しくは、入力電流値に応じた電位値としての基準出力
電位値を出力する回路に関するものである。
詳しくは、入力電流値に応じた電位値としての基準出力
電位値を出力する回路に関するものである。
第4図は従来の基準電位変換回路を示す回路図である。
同図において、1は演算増幅器としてのボルテージフォ
ロワ、2は定電流源、3は基準抵抗器、4は負電源、5
は正電源、6は接地である。
同図において、1は演算増幅器としてのボルテージフォ
ロワ、2は定電流源、3は基準抵抗器、4は負電源、5
は正電源、6は接地である。
この回路においては、入力電流値Iに応じた基準電位値
V0=I・Rがボルテージフォロワ1のプラス側入力端子
に生じる。従って、ボルテージフォロワ1の基準出力電
位値もV1=I・Rとなる。ここでRは基準抵抗器3の抵
抗値である。
V0=I・Rがボルテージフォロワ1のプラス側入力端子
に生じる。従って、ボルテージフォロワ1の基準出力電
位値もV1=I・Rとなる。ここでRは基準抵抗器3の抵
抗値である。
ところで、ボルテージフォロワ1の負電源4の電位の値
は基準抵抗器3に生じる基準電位の最低値よりも低くな
ければならない。これは、一般の演算増幅器の入出力特
性は電源電圧範囲の影響を強く受け、入出力電位が電源
電位近くになると正常な動作が困難となってしまうの
で、これを防止するためである。例えば負電位4の電位
が接地電位と同じゼロ電位の場合は基準電位値V0=I・
Rはゼロより高い値とならなければならない。
は基準抵抗器3に生じる基準電位の最低値よりも低くな
ければならない。これは、一般の演算増幅器の入出力特
性は電源電圧範囲の影響を強く受け、入出力電位が電源
電位近くになると正常な動作が困難となってしまうの
で、これを防止するためである。例えば負電位4の電位
が接地電位と同じゼロ電位の場合は基準電位値V0=I・
Rはゼロより高い値とならなければならない。
最近、単電源用の演算増幅器も発売されているが、基準
電位値が完全にゼロの場合は動作が保証されないし、演
算増幅器としての基準特性を追求すると高価になる。従
って、演算増幅器の電源としては正負2電源が必要とな
り、高価なものとなっている。
電位値が完全にゼロの場合は動作が保証されないし、演
算増幅器としての基準特性を追求すると高価になる。従
って、演算増幅器の電源としては正負2電源が必要とな
り、高価なものとなっている。
本考案はこのような点に鑑みてなされたものであり、そ
の目的とするところは、電源回路を単純にして、しかも
入力電流値に応じた基準出力電位値を高精度で出力でき
る基準電位変換回路を得ることにある。
の目的とするところは、電源回路を単純にして、しかも
入力電流値に応じた基準出力電位値を高精度で出力でき
る基準電位変換回路を得ることにある。
このような目的を達成するために第1の接続端が定電流
源に接続された基準抵抗器と、接地電位に対して正の電
源電圧により動作するとともに、入力が第1の接続端に
接続され、接地電位に対して第1の接続端の電位に等し
い電圧を出力する第1のボルテージフォロワと、電源電
圧により動作し、入力が接地電位より高い所定の基準電
圧を発生する基準電圧電源に接続されるとともに、出力
が基準抵抗器の第1の接続端とは反対側の第2の接続端
に接続され、接地電位に対して基準電圧に等しい電圧を
出力する第2のボルテージフォロワとを備え、基準抵抗
器に流入する電流の電流値を第1のボルテージフォロワ
から基準電位として変換出力するものである。
源に接続された基準抵抗器と、接地電位に対して正の電
源電圧により動作するとともに、入力が第1の接続端に
接続され、接地電位に対して第1の接続端の電位に等し
い電圧を出力する第1のボルテージフォロワと、電源電
圧により動作し、入力が接地電位より高い所定の基準電
圧を発生する基準電圧電源に接続されるとともに、出力
が基準抵抗器の第1の接続端とは反対側の第2の接続端
に接続され、接地電位に対して基準電圧に等しい電圧を
出力する第2のボルテージフォロワとを備え、基準抵抗
器に流入する電流の電流値を第1のボルテージフォロワ
から基準電位として変換出力するものである。
本考案による基準電位変換回路によれば、基準電圧電源
から出力される基準電圧に応じた電圧が第2のボルテー
ジフォロワから基準抵抗器の第2の接続端すなわち定電
流源側と反対側の一端に出力され、この基準電圧分だけ
基準抵抗器の第1の接続端すなわち定電流源側の一端に
生じる基準電位値が上昇する。
から出力される基準電圧に応じた電圧が第2のボルテー
ジフォロワから基準抵抗器の第2の接続端すなわち定電
流源側と反対側の一端に出力され、この基準電圧分だけ
基準抵抗器の第1の接続端すなわち定電流源側の一端に
生じる基準電位値が上昇する。
第1図は本考案に係わる基準電位変換回路の一実施例を
示す回路図である。同図において、7は第2のボルテー
ジフォロワ、8はVsの電圧を発生する基準電圧電源であ
る。なお、第1図において第4図と同一部分又は相当部
分には同一符号が付してある。
示す回路図である。同図において、7は第2のボルテー
ジフォロワ、8はVsの電圧を発生する基準電圧電源であ
る。なお、第1図において第4図と同一部分又は相当部
分には同一符号が付してある。
このような構成の回路において、ボルテージフォロワ7
は、基準電圧電源8の電圧値Vsだけシフトすることがで
きる。したがって、基準電位値V0=Vs+I×Rとなる。
この式より、電圧値Vsを変更すれば基準電位値V0が変更
されることが分かる。I=0の時には、V0=Vsとなり、
特別な電源を持たない構成でも、また特殊な演算増幅器
を使用しなくても、ボルテージフォロワ1は高精度の基
準出力電位を出力することができる。
は、基準電圧電源8の電圧値Vsだけシフトすることがで
きる。したがって、基準電位値V0=Vs+I×Rとなる。
この式より、電圧値Vsを変更すれば基準電位値V0が変更
されることが分かる。I=0の時には、V0=Vsとなり、
特別な電源を持たない構成でも、また特殊な演算増幅器
を使用しなくても、ボルテージフォロワ1は高精度の基
準出力電位を出力することができる。
第2図は本考案の第2の実施例を示す回路図であり、9
はボルテージフォロワ7の出力側にベースが接続された
PNPのトランジスタである。また、第3図は本考案の第
3の実施例を示す回路図であり、10および11はボルテー
ジフォロワ7の出力側にベースが接続されたNPNおよびP
NPのトランジスタである。第2図および第3図の回路の
動作は共に第1図の回路と基本的には同じであるが、第
3図の回路においては、第1図の回路と同様に、電圧値
Vsを選定することにより入力電流が負の時でも正常動作
範囲とすることができる。この場合Vsの値はVs>|I×R
|とすればよい。
はボルテージフォロワ7の出力側にベースが接続された
PNPのトランジスタである。また、第3図は本考案の第
3の実施例を示す回路図であり、10および11はボルテー
ジフォロワ7の出力側にベースが接続されたNPNおよびP
NPのトランジスタである。第2図および第3図の回路の
動作は共に第1図の回路と基本的には同じであるが、第
3図の回路においては、第1図の回路と同様に、電圧値
Vsを選定することにより入力電流が負の時でも正常動作
範囲とすることができる。この場合Vsの値はVs>|I×R
|とすればよい。
以上説明したように本考案は、第2のボルテージフォロ
ワ7により基準電位V0を上昇させるようにしたことによ
り、入力電流値Iがゼロとなっても基準電位V0が基準電
圧Vsだけ接地電位より高くなり、従来(図4参照)のよ
うに、入力電流値がゼロ付近となった場合に第1のボル
テージフォロワ1の入出力特性に起因する不安定動作を
回避するために、第1のボルテージフォロワ1の負側動
作電源として接地電位より低い電圧を出力する負電源4
を設ける必要がなく、比較的消費電力の大きい各ボルテ
ージフォロワの動作電源としては、接地電位に対して正
の電圧を出力する電源のみで済むので、電源回路の構成
が単純となり、コスト・ダウンを図ることができるとい
う効果がある。
ワ7により基準電位V0を上昇させるようにしたことによ
り、入力電流値Iがゼロとなっても基準電位V0が基準電
圧Vsだけ接地電位より高くなり、従来(図4参照)のよ
うに、入力電流値がゼロ付近となった場合に第1のボル
テージフォロワ1の入出力特性に起因する不安定動作を
回避するために、第1のボルテージフォロワ1の負側動
作電源として接地電位より低い電圧を出力する負電源4
を設ける必要がなく、比較的消費電力の大きい各ボルテ
ージフォロワの動作電源としては、接地電位に対して正
の電圧を出力する電源のみで済むので、電源回路の構成
が単純となり、コスト・ダウンを図ることができるとい
う効果がある。
また、基準電位のシフトにより、常に信号レベルを正常
動作範囲内とすることができるので、高精度の基準出力
電位を得ること、すなわち、電流値を高精度に電圧値に
変換することができる効果がある。
動作範囲内とすることができるので、高精度の基準出力
電位を得ること、すなわち、電流値を高精度に電圧値に
変換することができる効果がある。
さらに、常に信号レベルを正常動作範囲内とすることが
できるので、使用可能な演算増幅器の範囲が限定されな
いので、応用範囲が広がる効果がある。
できるので、使用可能な演算増幅器の範囲が限定されな
いので、応用範囲が広がる効果がある。
第1図は本考案に係わる基準電位変換回路の一実施例を
示す回路図、第2図は本考案の第2の実施例を示す回路
図、第3図は本考案の第3の実施例を示す回路図、第4
図は従来の基準電位変換回路を示す回路図である。 1,7……ボルテージフォロワ、2……定電流源、3……
基準抵抗器、5……正電源、6……接地、8……基準電
圧電源。
示す回路図、第2図は本考案の第2の実施例を示す回路
図、第3図は本考案の第3の実施例を示す回路図、第4
図は従来の基準電位変換回路を示す回路図である。 1,7……ボルテージフォロワ、2……定電流源、3……
基準抵抗器、5……正電源、6……接地、8……基準電
圧電源。
Claims (1)
- 【請求項1】第1の接続端が定電流源に接続された基準
抵抗器と、 接地電位に対して正の電源電圧により動作するととも
に、入力が前記第1の接続端に接続され、接地電位に対
して前記第1の接続端の電位に等しい電圧を出力する第
1のボルテージフォロワと、 前記電源電圧により動作し、入力が接地電位より高い所
定の基準電圧を発生する基準電圧電源に接続されるとと
もに、出力が前記基準抵抗器の第1の接続端とは反対側
の第2の接続端に接続され、接地電位に対して前記基準
電圧に等しい電圧を出力する第2のボルテージフォロワ
とを備え、 前記基準抵抗器に流入する電流の電流値を前記第1のボ
ルテージフォロワから基準電位として変換出力すること
を特徴とする基準電位変換回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP156988U JPH0717012Y2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | 基準電位変換回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP156988U JPH0717012Y2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | 基準電位変換回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01105867U JPH01105867U (ja) | 1989-07-17 |
JPH0717012Y2 true JPH0717012Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=31201564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP156988U Expired - Lifetime JPH0717012Y2 (ja) | 1988-01-09 | 1988-01-09 | 基準電位変換回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0717012Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-01-09 JP JP156988U patent/JPH0717012Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01105867U (ja) | 1989-07-17 |
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