JPH07165456A - 繊維セメント板 - Google Patents
繊維セメント板Info
- Publication number
- JPH07165456A JPH07165456A JP31296193A JP31296193A JPH07165456A JP H07165456 A JPH07165456 A JP H07165456A JP 31296193 A JP31296193 A JP 31296193A JP 31296193 A JP31296193 A JP 31296193A JP H07165456 A JPH07165456 A JP H07165456A
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- JP
- Japan
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- pulp fiber
- cement board
- fiber material
- fiber cement
- fiber
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- Pending
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- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 生産効率よく製造できる繊維セメント板を提
供する。 【構成】 配合するパルプ繊維材として、針葉樹のパル
プ繊維材Nと、広葉樹のパルプ繊維材Lとを混在させて
ある。
供する。 【構成】 配合するパルプ繊維材として、針葉樹のパル
プ繊維材Nと、広葉樹のパルプ繊維材Lとを混在させて
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、屋根材や壁材
等の建材として使用される繊維セメント板に関し、更に
詳しくは、配合材にセメント及びパルプ繊維材及び骨材
を含む繊維セメント板に関する。
等の建材として使用される繊維セメント板に関し、更に
詳しくは、配合材にセメント及びパルプ繊維材及び骨材
を含む繊維セメント板に関する。
【0002】
【従来の技術】パルプ繊維材としては、繊維が太くて長
い針葉樹のパルプ繊維材(太さ≒40μm、長さ≒1〜
5mm)と、繊維が細くて短い広葉樹のパルプ繊維材
(太さ≒20μm、長さ≒0.2〜2mm)とがあり、
繊維セメント板に配合する繊維材は、補強目的を考慮し
て、繊維が太くて長い針葉樹のパルプ繊維材を配合する
のが一般的で、従来、この種の繊維セメント板として
は、配合するパルプ繊維材として針葉樹のパルプ繊維材
のみを使用していた。
い針葉樹のパルプ繊維材(太さ≒40μm、長さ≒1〜
5mm)と、繊維が細くて短い広葉樹のパルプ繊維材
(太さ≒20μm、長さ≒0.2〜2mm)とがあり、
繊維セメント板に配合する繊維材は、補強目的を考慮し
て、繊維が太くて長い針葉樹のパルプ繊維材を配合する
のが一般的で、従来、この種の繊維セメント板として
は、配合するパルプ繊維材として針葉樹のパルプ繊維材
のみを使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】当該繊維セメント板を
形成する一つの方法としては、セメントやパルプ繊維材
や骨材や水を配合したスラリーを、透水性コンベヤ上に
供給して、前記コンベヤを通して前記スラリーの余剰水
分を除去して、前記コンベヤ上に板状に残留した堆積物
を複数重ね合わせて積層して繊維セメント板を形成する
製造方法であるフローオン法があるが、このフローオン
法によって繊維セメント板を製造する場合、従来の繊維
セメント板によれば、配合するパルプ繊維材として繊維
が太くて長い針葉樹のパルプ繊維材のみを使用してある
から、前記コンベヤを通して余剰水分が除去される際
に、除去される水と共にスラリー中の多くの有効成分
(セメントや骨材)も針葉樹のパルプ繊維材の間をかい
くぐって除去されてしまい、コンベヤ上に残留する堆積
物の厚みが薄かったり、強度が低かったりする問題点が
あり、所定の厚みの繊維セメント板を製造するために
は、幾層にも積層させなくてはならず、積層回数が多い
分、生産効率が低いという欠点があった。尚、コンベヤ
上に残留する堆積物の厚みを増すためにスラリー供給量
を増加させたり、スラリーにおける有効成分の配合比率
を増加させたりすると、前者の場合は、余剰水分の除去
に時間が掛かり、かえって生産効率が低下し、また後者
の場合は、スラリーの適度な流動性の確保が困難となる
等の問題があり、抜本的な問題解消は困難なものであ
る。
形成する一つの方法としては、セメントやパルプ繊維材
や骨材や水を配合したスラリーを、透水性コンベヤ上に
供給して、前記コンベヤを通して前記スラリーの余剰水
分を除去して、前記コンベヤ上に板状に残留した堆積物
を複数重ね合わせて積層して繊維セメント板を形成する
製造方法であるフローオン法があるが、このフローオン
法によって繊維セメント板を製造する場合、従来の繊維
セメント板によれば、配合するパルプ繊維材として繊維
が太くて長い針葉樹のパルプ繊維材のみを使用してある
から、前記コンベヤを通して余剰水分が除去される際
に、除去される水と共にスラリー中の多くの有効成分
(セメントや骨材)も針葉樹のパルプ繊維材の間をかい
くぐって除去されてしまい、コンベヤ上に残留する堆積
物の厚みが薄かったり、強度が低かったりする問題点が
あり、所定の厚みの繊維セメント板を製造するために
は、幾層にも積層させなくてはならず、積層回数が多い
分、生産効率が低いという欠点があった。尚、コンベヤ
上に残留する堆積物の厚みを増すためにスラリー供給量
を増加させたり、スラリーにおける有効成分の配合比率
を増加させたりすると、前者の場合は、余剰水分の除去
に時間が掛かり、かえって生産効率が低下し、また後者
の場合は、スラリーの適度な流動性の確保が困難となる
等の問題があり、抜本的な問題解消は困難なものであ
る。
【0004】そこで、本発明の目的は、上記欠点に鑑
み、生産効率よく製造できる繊維セメント板を提供する
ところにある。
み、生産効率よく製造できる繊維セメント板を提供する
ところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明における繊維セメント板の特徴構成は、配合す
るパルプ繊維材として、針葉樹のパルプ繊維材と、広葉
樹のパルプ繊維材とを混在させてあるところにある。
の本発明における繊維セメント板の特徴構成は、配合す
るパルプ繊維材として、針葉樹のパルプ繊維材と、広葉
樹のパルプ繊維材とを混在させてあるところにある。
【0006】尚、前記広葉樹のパルプ繊維材が、そのC
SFが50ミリリットル以下であることが好ましく、ま
た、前記広葉樹のパルプ繊維材の配合量が、0.5wt
%〜3wt%であることが好ましい。
SFが50ミリリットル以下であることが好ましく、ま
た、前記広葉樹のパルプ繊維材の配合量が、0.5wt
%〜3wt%であることが好ましい。
【0007】
【作用】本発明における繊維セメント板の特徴構成によ
れば、配合するパルプ繊維材として、針葉樹のパルプ繊
維材と、広葉樹のパルプ繊維材とを混在させてあるか
ら、スラリー中に浮遊する各針葉樹のパルプ繊維材間
に、細くて短い広葉樹のパルプ繊維材が位置して、各針
葉樹のパルプ繊維材間の隙間を細かなものとすることが
可能となり、前記フローオン法によって繊維セメント板
を製造する場合に、スラリー中の有効成分が水と共に除
去され難くすることが可能となる。その結果、一回のス
ラリー供給における堆積物の厚みを大きくすることが可
能となり、所定の厚みの繊維セメント板を製造するの
に、少ない積層回数で実施することができるようになり
生産効率を向上させることが可能となる。しかも、前記
堆積物中の有効成分の残留率が高まることによって、強
度の高い繊維セメント板とすることが可能となる。
れば、配合するパルプ繊維材として、針葉樹のパルプ繊
維材と、広葉樹のパルプ繊維材とを混在させてあるか
ら、スラリー中に浮遊する各針葉樹のパルプ繊維材間
に、細くて短い広葉樹のパルプ繊維材が位置して、各針
葉樹のパルプ繊維材間の隙間を細かなものとすることが
可能となり、前記フローオン法によって繊維セメント板
を製造する場合に、スラリー中の有効成分が水と共に除
去され難くすることが可能となる。その結果、一回のス
ラリー供給における堆積物の厚みを大きくすることが可
能となり、所定の厚みの繊維セメント板を製造するの
に、少ない積層回数で実施することができるようになり
生産効率を向上させることが可能となる。しかも、前記
堆積物中の有効成分の残留率が高まることによって、強
度の高い繊維セメント板とすることが可能となる。
【0008】因に、パルプ繊維材は、配合材の中で繊維
としての特性を発揮して、強度の増加を図るのに大きな
役割があり、そのパルプ繊維材の物性を表現する一つの
値として、繊維の毛羽立ち状態に応じた叩解程度を表す
CSF(CanadianStandardFreen
ess=濾水度ともいいミリリットルの単位で示され
る)があり、このCSFは小さいほど、高叩解で繊維の
比表面積が大きい状態であり、また、CSFが大きいほ
ど低叩解状態であることを示すものであるが、前記広葉
樹のパルプ繊維材が、そのCSFが50ミリリットル以
下であれば、大きい比表面積によってセメントや骨材と
の付着力を大きく期待でき、高い強度特性を発揮するこ
とができる。
としての特性を発揮して、強度の増加を図るのに大きな
役割があり、そのパルプ繊維材の物性を表現する一つの
値として、繊維の毛羽立ち状態に応じた叩解程度を表す
CSF(CanadianStandardFreen
ess=濾水度ともいいミリリットルの単位で示され
る)があり、このCSFは小さいほど、高叩解で繊維の
比表面積が大きい状態であり、また、CSFが大きいほ
ど低叩解状態であることを示すものであるが、前記広葉
樹のパルプ繊維材が、そのCSFが50ミリリットル以
下であれば、大きい比表面積によってセメントや骨材と
の付着力を大きく期待でき、高い強度特性を発揮するこ
とができる。
【0009】また、パルプ繊維材を配合して造った例え
ば屋根材の場合、充分な強度を備えていることが必要で
あると共に、野地板上に敷設する関係上、作業をする人
が屋根材の上に載って敷設作業しても、柔軟にその重量
を受け止めることができる撓み特性を備えていることも
重要であり、前記広葉樹のパルプ繊維材の配合量が、
0.5wt%〜3wt%であれば、好適な強度特性・撓
み性特性を備えた繊維セメント板とすることが可能とな
る。
ば屋根材の場合、充分な強度を備えていることが必要で
あると共に、野地板上に敷設する関係上、作業をする人
が屋根材の上に載って敷設作業しても、柔軟にその重量
を受け止めることができる撓み特性を備えていることも
重要であり、前記広葉樹のパルプ繊維材の配合量が、
0.5wt%〜3wt%であれば、好適な強度特性・撓
み性特性を備えた繊維セメント板とすることが可能とな
る。
【0010】
【発明の効果】従って、本発明の繊維セメント板によれ
ば、優れた強度特性を備え、且つ、生産効率よく製造で
きる繊維セメント板を提供することが可能となり、品質
・経済性を共に向上させることが可能となった。
ば、優れた強度特性を備え、且つ、生産効率よく製造で
きる繊維セメント板を提供することが可能となり、品質
・経済性を共に向上させることが可能となった。
【0011】
【実施例】以下に本発明に係わる繊維セメント板の実施
例を説明する。
例を説明する。
【0012】本実施例は、繊維セメント板の一例である
屋根材用パルプ繊維補強セメント板であって、フローオ
ン法によって製造され、セメントと、骨材の一例である
シリカと、針葉樹のパルプ繊維と、広葉樹のパルプ繊維
とを基本配合材として、水と共に混練したスラリーから
造られている。因に、前記シリカを基本配合材に配合す
ることによって、前記パルプ繊維補強セメント板のオー
トクレーブ養生において前記シリカがセメントと強く結
合し、全体的な強度特性を増大させることが可能とな
る。
屋根材用パルプ繊維補強セメント板であって、フローオ
ン法によって製造され、セメントと、骨材の一例である
シリカと、針葉樹のパルプ繊維と、広葉樹のパルプ繊維
とを基本配合材として、水と共に混練したスラリーから
造られている。因に、前記シリカを基本配合材に配合す
ることによって、前記パルプ繊維補強セメント板のオー
トクレーブ養生において前記シリカがセメントと強く結
合し、全体的な強度特性を増大させることが可能とな
る。
【0013】図2は、フローオン法による製造過程を示
すもので、セメント・シリカ・針葉樹のパルプ繊維・広
葉樹のパルプ繊維・水からなるパルプ繊維セメント板の
原料は、調合装置1によってスラリー2aとして調製さ
れた後、フエルト製の透水性コンベヤ3上に供給され
る。そして、前記コンベヤ3による搬送途上に、コンベ
ヤ3を通してその下方から強制吸引によって前記スラリ
ー2aの余剰水分を除去して、前記コンベヤ3上に残留
した板状堆積物2bをメーキングロール4に巻き取って
積層させ、積層させた繊維セメント板基材2を展開して
後工程でのプレス・自然養生・パンチング・下塗り塗装
・オートクレーブ養生・上塗り塗装等の各工程を経て製
品としてのパルプ繊維セメント板が完成する。
すもので、セメント・シリカ・針葉樹のパルプ繊維・広
葉樹のパルプ繊維・水からなるパルプ繊維セメント板の
原料は、調合装置1によってスラリー2aとして調製さ
れた後、フエルト製の透水性コンベヤ3上に供給され
る。そして、前記コンベヤ3による搬送途上に、コンベ
ヤ3を通してその下方から強制吸引によって前記スラリ
ー2aの余剰水分を除去して、前記コンベヤ3上に残留
した板状堆積物2bをメーキングロール4に巻き取って
積層させ、積層させた繊維セメント板基材2を展開して
後工程でのプレス・自然養生・パンチング・下塗り塗装
・オートクレーブ養生・上塗り塗装等の各工程を経て製
品としてのパルプ繊維セメント板が完成する。
【0014】実施例のパルプ繊維セメント板は、配合す
るパルプ繊維材として、針葉樹のパルプ繊維材(CSF
=700ミリリットル)Nと、広葉樹のパルプ繊維材
(CSF=50ミリリットル以下)Lとを混在させて形
成してあり、その物性の優位性を示すデータとして、供
試体形成に伴う濾水濃度(吸引された水分中の有効成分
の濃度)・メーキング回数(厚み5.5mmの繊維セメ
ント板基材を得るためのメーキングロールによる巻
数)、及び、供試体の層間強度(パルプ繊維セメント板
の積層された板状堆積物間の強度)の測定結果を図1に
示す。また、比較例として、配合するパルプ繊維材を針
葉樹のパルプ繊維材Nのみで構成したものについても図
1に測定結果を示す。
るパルプ繊維材として、針葉樹のパルプ繊維材(CSF
=700ミリリットル)Nと、広葉樹のパルプ繊維材
(CSF=50ミリリットル以下)Lとを混在させて形
成してあり、その物性の優位性を示すデータとして、供
試体形成に伴う濾水濃度(吸引された水分中の有効成分
の濃度)・メーキング回数(厚み5.5mmの繊維セメ
ント板基材を得るためのメーキングロールによる巻
数)、及び、供試体の層間強度(パルプ繊維セメント板
の積層された板状堆積物間の強度)の測定結果を図1に
示す。また、比較例として、配合するパルプ繊維材を針
葉樹のパルプ繊維材Nのみで構成したものについても図
1に測定結果を示す。
【0015】図に示されるように、実施例のパルプ繊維
セメント板によれば、比較例に比べて、製作時の濾水濃
度が低く、その結果メーキング回数が少なくなるから、
生産効率の高いパルプ繊維セメント板とすることができ
ながら、しかも、強度特性に関してもより高い値が得ら
れる。
セメント板によれば、比較例に比べて、製作時の濾水濃
度が低く、その結果メーキング回数が少なくなるから、
生産効率の高いパルプ繊維セメント板とすることができ
ながら、しかも、強度特性に関してもより高い値が得ら
れる。
【0016】〔別実施例〕以下に別実施例を説明する。
【0017】前記骨材は、先の実施例で説明したシリカ
に限定されるものではなく、例えば、山砂や川砂や洗い
砂や人造骨材等であってもよく、それらを総称して骨材
という。
に限定されるものではなく、例えば、山砂や川砂や洗い
砂や人造骨材等であってもよく、それらを総称して骨材
という。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に、図面との対照
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
を便利にするために符号を記すが、該記入により本発明
は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図1】試験結果を表す図表
【図2】実施例のパルプ繊維セメント板の製造工程を示
す概念図
す概念図
N 針葉樹のパルプ繊維 L 広葉樹のパルプ繊維
Claims (3)
- 【請求項1】 配合材にセメント及びパルプ繊維材及び
骨材を含む繊維セメント板であって、 前記パルプ繊維材として、針葉樹のパルプ繊維材(N)
と、広葉樹のパルプ繊維材(L)とを混在させてある繊
維セメント板。 - 【請求項2】 前記広葉樹のパルプ繊維材(L)が、そ
のCSFが50ミリリットル以下である請求項1に記載
の繊維セメント板。 - 【請求項3】 前記広葉樹のパルプ繊維材(L)の配合
量が、0.5wt%〜3wt%である請求項1または請
求項2に記載の繊維セメント板。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31296193A JPH07165456A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 繊維セメント板 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31296193A JPH07165456A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 繊維セメント板 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07165456A true JPH07165456A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18035574
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31296193A Pending JPH07165456A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 繊維セメント板 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07165456A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011157516A1 (en) | 2010-06-15 | 2011-12-22 | Redco S.A. | Cellulose fibres for fibre-reinforced cement products |
JP2017507105A (ja) * | 2014-02-21 | 2017-03-16 | ドムター ペーパー カンパニー, エルエルシー | 繊維強化セメント複合材料及びその製造方法 |
US9879361B2 (en) | 2012-08-24 | 2018-01-30 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers, methods of making surface enhanced pulp fibers, products incorporating surface enhanced pulp fibers, and methods of making products incorporating surface enhanced pulp fibers |
US9920484B2 (en) | 2014-02-21 | 2018-03-20 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers at a substrate surface |
US11441271B2 (en) | 2018-02-05 | 2022-09-13 | Domtar Paper Company Llc | Paper products and pulps with surface enhanced pulp fibers and increased absorbency, and methods of making same |
US11473245B2 (en) | 2016-08-01 | 2022-10-18 | Domtar Paper Company Llc | Surface enhanced pulp fibers at a substrate surface |
US11499269B2 (en) | 2016-10-18 | 2022-11-15 | Domtar Paper Company Llc | Method for production of filler loaded surface enhanced pulp fibers |
US11608596B2 (en) | 2019-03-26 | 2023-03-21 | Domtar Paper Company, Llc | Paper products subjected to a surface treatment comprising enzyme-treated surface enhanced pulp fibers and methods of making the same |
US12104327B2 (en) | 2019-09-23 | 2024-10-01 | Domtar Paper Company, Llc | Tissues and paper towels incorporating surface enhanced pulp fibers and methods of making the same |
US12116732B2 (en) | 2019-09-23 | 2024-10-15 | Domtar Paper Company, Llc | Paper products incorporating surface enhanced pulp fibers and having decoupled wet and dry strengths and methods of making the same |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP31296193A patent/JPH07165456A/ja active Pending
Cited By (19)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011157516A1 (en) | 2010-06-15 | 2011-12-22 | Redco S.A. | Cellulose fibres for fibre-reinforced cement products |
US10704165B2 (en) | 2012-08-24 | 2020-07-07 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers, methods of making surface enhanced pulp fibers, products incorporating surface enhanced pulp fibers, and methods of making products incorporating surface enhanced pulp fibers |
US10975499B2 (en) | 2012-08-24 | 2021-04-13 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers, methods of making surface enhanced pulp fibers, products incorporating surface enhanced pulp fibers, and methods of making products incorporating surface enhanced pulp fibers |
US9879361B2 (en) | 2012-08-24 | 2018-01-30 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers, methods of making surface enhanced pulp fibers, products incorporating surface enhanced pulp fibers, and methods of making products incorporating surface enhanced pulp fibers |
US10710930B2 (en) | 2014-02-21 | 2020-07-14 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers in fiber cement |
JP2019031435A (ja) * | 2014-02-21 | 2019-02-28 | ドムター ペーパー カンパニー, エルエルシー | 繊維強化セメント複合材料とその製造方法 |
US10563356B2 (en) | 2014-02-21 | 2020-02-18 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers at a substrate surface |
US9920484B2 (en) | 2014-02-21 | 2018-03-20 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers at a substrate surface |
EP3107876A4 (en) * | 2014-02-21 | 2017-10-04 | Domtar Paper Company, LLC | Surface enhanced pulp fibers in fiber cement |
JP2017507105A (ja) * | 2014-02-21 | 2017-03-16 | ドムター ペーパー カンパニー, エルエルシー | 繊維強化セメント複合材料及びその製造方法 |
US11473245B2 (en) | 2016-08-01 | 2022-10-18 | Domtar Paper Company Llc | Surface enhanced pulp fibers at a substrate surface |
US12359375B2 (en) | 2016-08-01 | 2025-07-15 | Domtar Paper Company, Llc | Surface enhanced pulp fibers at a substrate surface |
US11499269B2 (en) | 2016-10-18 | 2022-11-15 | Domtar Paper Company Llc | Method for production of filler loaded surface enhanced pulp fibers |
US12325959B2 (en) | 2016-10-18 | 2025-06-10 | Domtar Paper Company, Llc | Method for production of filler loaded surface enhanced pulp fibers |
US11441271B2 (en) | 2018-02-05 | 2022-09-13 | Domtar Paper Company Llc | Paper products and pulps with surface enhanced pulp fibers and increased absorbency, and methods of making same |
US12104324B2 (en) | 2018-02-05 | 2024-10-01 | Domtar Paper Company, Llc | Paper products and pulps with surface enhanced pulp fibers and increased absorbency, and methods of making same |
US11608596B2 (en) | 2019-03-26 | 2023-03-21 | Domtar Paper Company, Llc | Paper products subjected to a surface treatment comprising enzyme-treated surface enhanced pulp fibers and methods of making the same |
US12104327B2 (en) | 2019-09-23 | 2024-10-01 | Domtar Paper Company, Llc | Tissues and paper towels incorporating surface enhanced pulp fibers and methods of making the same |
US12116732B2 (en) | 2019-09-23 | 2024-10-15 | Domtar Paper Company, Llc | Paper products incorporating surface enhanced pulp fibers and having decoupled wet and dry strengths and methods of making the same |
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