JPH07165222A - 濡れ傘包装装置 - Google Patents
濡れ傘包装装置Info
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- JPH07165222A JPH07165222A JP31343893A JP31343893A JPH07165222A JP H07165222 A JPH07165222 A JP H07165222A JP 31343893 A JP31343893 A JP 31343893A JP 31343893 A JP31343893 A JP 31343893A JP H07165222 A JPH07165222 A JP H07165222A
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- 238000004806 packaging method and process Methods 0.000 claims description 18
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- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 1
Landscapes
- Supplying Of Containers To The Packaging Station (AREA)
- Auxiliary Apparatuses For Manual Packaging Operations (AREA)
- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 雨傘包装の操作性及びその装置の経済性を高
める傘包装装置の開発。 【構成】 吊持杆により吊持されている最先頭の傘袋の
開口部に向けてエアーを吹き出さしめる吹出し口近傍
に、そのエアー吹出口から吹き出されるエアーの一部
を、傘袋の厚さ方向及び幅方向に分流せしめるための隙
間と、傘袋のまくれの湾曲度合を規制する辺縁を有する
導風板を設けた。 【効果】 傘袋の開口が確実となってその傘袋内へ雨傘
を挿入することが容易であり、しかも使用部品の削減が
可能でこれにより装置の経済性が大幅に向上される。
める傘包装装置の開発。 【構成】 吊持杆により吊持されている最先頭の傘袋の
開口部に向けてエアーを吹き出さしめる吹出し口近傍
に、そのエアー吹出口から吹き出されるエアーの一部
を、傘袋の厚さ方向及び幅方向に分流せしめるための隙
間と、傘袋のまくれの湾曲度合を規制する辺縁を有する
導風板を設けた。 【効果】 傘袋の開口が確実となってその傘袋内へ雨傘
を挿入することが容易であり、しかも使用部品の削減が
可能でこれにより装置の経済性が大幅に向上される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雨で濡れた雨傘を室内
で携行するとき、雨傘より雨水の滴れ落ちを防ぐために
その雨傘に被せるビニール袋の被着を容易ならしめるた
めの濡れ傘包装装置に関するものである。
で携行するとき、雨傘より雨水の滴れ落ちを防ぐために
その雨傘に被せるビニール袋の被着を容易ならしめるた
めの濡れ傘包装装置に関するものである。
【0002】
【先行の技術】この種の傘包装装置の先行例として、図
1、図2に示す如き構造のものがある。すなわち1はキ
ャスター2によって移動可能な基枠であって、この基枠
1には、その基枠1の上部で水平方向に架設保持されか
つ平行する2本の傘袋吊持杆3によって多数枚のビニー
ル製傘袋4が吊持されている。5は上記傘袋吊持杆3よ
りも上部に設備されている送風機であって、この送風機
5には、吊持された傘袋4の最先端の傘袋4’の位置決
めを行なうストッパーを兼ねると共にその傘袋4’の内
部に送気して脹らませるための送風ノズル6を有する。
7は傘袋4の全体をスプリング8の弾圧力でストッパー
6方向へ押動せしめる押圧板である。
1、図2に示す如き構造のものがある。すなわち1はキ
ャスター2によって移動可能な基枠であって、この基枠
1には、その基枠1の上部で水平方向に架設保持されか
つ平行する2本の傘袋吊持杆3によって多数枚のビニー
ル製傘袋4が吊持されている。5は上記傘袋吊持杆3よ
りも上部に設備されている送風機であって、この送風機
5には、吊持された傘袋4の最先端の傘袋4’の位置決
めを行なうストッパーを兼ねると共にその傘袋4’の内
部に送気して脹らませるための送風ノズル6を有する。
7は傘袋4の全体をスプリング8の弾圧力でストッパー
6方向へ押動せしめる押圧板である。
【0003】従って吊持杆3によって吊持される多数枚
の傘袋4は、スプリング8及び押圧板7によってストッ
パー(ノズル)方向へ押動されており、そこで送風機5
を駆動することにより最先端の傘袋14’内にエアーが
送り込まれて脹らまされるために、この脹らまされた傘
袋4’内に雨で濡れた傘10を挿入することができ、そ
の傘袋14’内に挿入した傘10はその傘袋4を吊持杆
3より引きちぎって傘袋と共に携行することができるも
のである。
の傘袋4は、スプリング8及び押圧板7によってストッ
パー(ノズル)方向へ押動されており、そこで送風機5
を駆動することにより最先端の傘袋14’内にエアーが
送り込まれて脹らまされるために、この脹らまされた傘
袋4’内に雨で濡れた傘10を挿入することができ、そ
の傘袋14’内に挿入した傘10はその傘袋4を吊持杆
3より引きちぎって傘袋と共に携行することができるも
のである。
【0004】ところが上記傘包装装置にあっては、傘袋
4を吊持せしめるための吊持杆3が並設される2本であ
ることから、この2本の吊持杆3により吊持される傘袋
4にあっては、その傘袋4の幅方向が平面状となるよう
に規制され、これによってエアー吹込み時における傘袋
4の開口(脹らみ)が困難となるといった不具合があっ
た。
4を吊持せしめるための吊持杆3が並設される2本であ
ることから、この2本の吊持杆3により吊持される傘袋
4にあっては、その傘袋4の幅方向が平面状となるよう
に規制され、これによってエアー吹込み時における傘袋
4の開口(脹らみ)が困難となるといった不具合があっ
た。
【0005】そこでこの不具合を解消するために例えば
図3に示す如く、一本の吊持杆3によって多数枚の傘袋
4を吊持する構造の傘包装装置を先に提案しているが、
一本の吊持杆3によって吊持される傘袋4の前後部では
その傘袋4の嵩ばりにより、その幅方向が図示のようの
極度の湾曲が生じると共に、傘袋4幅方向両端部の安定
性に欠けるために、その傘袋4内へ安定したエアーが入
り難く、これが原因で傘袋の確実な開口が困難であっ
た。
図3に示す如く、一本の吊持杆3によって多数枚の傘袋
4を吊持する構造の傘包装装置を先に提案しているが、
一本の吊持杆3によって吊持される傘袋4の前後部では
その傘袋4の嵩ばりにより、その幅方向が図示のようの
極度の湾曲が生じると共に、傘袋4幅方向両端部の安定
性に欠けるために、その傘袋4内へ安定したエアーが入
り難く、これが原因で傘袋の確実な開口が困難であっ
た。
【0006】また先願の傘包装装置は、図4に示すよう
に、装置基枠11には、エアーにより脹らまされた傘袋
4の内部へ、雨傘10の挿入をしやすくするための略半
円弧状のガイド環12、このガイド環12を開閉動作せ
しめるためのソレノイド13、このソレノイド13の動
作をガイド環12に伝達せしめるためのスライドピン1
4、雨傘の挿入動作で前記ソレノイド13を動作せしめ
るためのスイッチ15、さらにはソレノイド13、タイ
マー16、リレー17を具備せしめている。そしてファ
ン18を駆動し、このファン18により生じるエアー
を、ダクト19を介して傘袋4内に挿入して傘袋4を開
口させる。
に、装置基枠11には、エアーにより脹らまされた傘袋
4の内部へ、雨傘10の挿入をしやすくするための略半
円弧状のガイド環12、このガイド環12を開閉動作せ
しめるためのソレノイド13、このソレノイド13の動
作をガイド環12に伝達せしめるためのスライドピン1
4、雨傘の挿入動作で前記ソレノイド13を動作せしめ
るためのスイッチ15、さらにはソレノイド13、タイ
マー16、リレー17を具備せしめている。そしてファ
ン18を駆動し、このファン18により生じるエアー
を、ダクト19を介して傘袋4内に挿入して傘袋4を開
口させる。
【0007】そこで濡れた雨傘10をガイド環12上部
より、既に脹らまされている傘袋4内に差し込む。この
傘袋4内に雨傘を差し込むとき、半ば広げられている傘
布は、ガイド環12によりつぼめられて傘袋4内に収納
できる。雨傘10が傘袋4内に挿入しているときは、そ
の雨傘10が広がらないように、ソレノイド13の動作
によってガイド環12の開放動作が規制されて閉塞位置
に保持されており、雨傘が傘袋内へ完全に差し込まれた
とき、スイッチ15の動作で前記ソレノイド13が復元
して、ガイド環12の動作はフリーとなり、これによっ
て傘袋が被せられた雨傘を傘包装装置より取り出すこと
ができる。その後約1.0〜1.5秒経過すれば、タイ
マー16の作用でソレノイド13が再度動作してガイド
環12は閉塞位置に保持される。
より、既に脹らまされている傘袋4内に差し込む。この
傘袋4内に雨傘を差し込むとき、半ば広げられている傘
布は、ガイド環12によりつぼめられて傘袋4内に収納
できる。雨傘10が傘袋4内に挿入しているときは、そ
の雨傘10が広がらないように、ソレノイド13の動作
によってガイド環12の開放動作が規制されて閉塞位置
に保持されており、雨傘が傘袋内へ完全に差し込まれた
とき、スイッチ15の動作で前記ソレノイド13が復元
して、ガイド環12の動作はフリーとなり、これによっ
て傘袋が被せられた雨傘を傘包装装置より取り出すこと
ができる。その後約1.0〜1.5秒経過すれば、タイ
マー16の作用でソレノイド13が再度動作してガイド
環12は閉塞位置に保持される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成の傘包装装置にあっては、前述のように、防水構造
が要求されるソレノイド13、タイマー16、リレー1
7、スライドピン14、スイッチ15が使用され、さら
にそれら部品は高価なものであるために、傘包装装置の
組立に手間がかかり、さらには製品コストが高くなると
いう問題点があった。
構成の傘包装装置にあっては、前述のように、防水構造
が要求されるソレノイド13、タイマー16、リレー1
7、スライドピン14、スイッチ15が使用され、さら
にそれら部品は高価なものであるために、傘包装装置の
組立に手間がかかり、さらには製品コストが高くなると
いう問題点があった。
【0009】また雨傘を傘袋内に完全挿入してから、約
1.5秒以上、傘包装装置内に挿入したままの状態にし
ておくと、タイマーの作用によりガイド環を開放させる
ことができなくなるので、スイッチ15を再動作させな
いかぎり雨傘を装置外へ外すことができず操作性が悪い
ものであった。
1.5秒以上、傘包装装置内に挿入したままの状態にし
ておくと、タイマーの作用によりガイド環を開放させる
ことができなくなるので、スイッチ15を再動作させな
いかぎり雨傘を装置外へ外すことができず操作性が悪い
ものであった。
【0010】さらには、上記のソレノイド13、タイマ
ー16、リレー17、スライドピン14等を設備しなけ
ればならないことから、理想的なダクト19、ノズル形
状が確保できず、これが原因で傘袋4を充分に脹らます
ことができないので、前記のガイド環を設けて、雨傘の
巻き込み時における雨傘の広がりを規制する必要が生じ
るものであった。
ー16、リレー17、スライドピン14等を設備しなけ
ればならないことから、理想的なダクト19、ノズル形
状が確保できず、これが原因で傘袋4を充分に脹らます
ことができないので、前記のガイド環を設けて、雨傘の
巻き込み時における雨傘の広がりを規制する必要が生じ
るものであった。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる不具合
に着目してなされたもので、傘袋内へ空気を送入するた
めのダクト(ノズル)形状を改良し傘袋内へ送入する風
量を増加せしめると共に、傘袋の開口を確実ならしめる
ことができるようにして、傘袋内への雨傘の挿入を円滑
ならしめることができ、さらには先行例で使用していた
ソレノイド、タイマー、リレー、スライドピン等の部品
の使用を省き、経済性、組立作業性にも有利である傘包
装装置を提供することにある。
に着目してなされたもので、傘袋内へ空気を送入するた
めのダクト(ノズル)形状を改良し傘袋内へ送入する風
量を増加せしめると共に、傘袋の開口を確実ならしめる
ことができるようにして、傘袋内への雨傘の挿入を円滑
ならしめることができ、さらには先行例で使用していた
ソレノイド、タイマー、リレー、スライドピン等の部品
の使用を省き、経済性、組立作業性にも有利である傘包
装装置を提供することにある。
【0012】
【実施例】以下に本発明を図5乃至図9に示す実施例に
基いて詳細に説明する。
基いて詳細に説明する。
【0013】21はキャスター22によって移動可能な
基枠であって、この基枠21は、その基枠21の上部で
水平方向に架設保持されている一本の傘袋吊持杆23に
よって吊持されている多数枚のビニール製傘袋24を収
納する傘袋収納部25と、図6において、この傘袋収納
部25の左側に設けられている垂直方向の傘挿入部26
を有している。
基枠であって、この基枠21は、その基枠21の上部で
水平方向に架設保持されている一本の傘袋吊持杆23に
よって吊持されている多数枚のビニール製傘袋24を収
納する傘袋収納部25と、図6において、この傘袋収納
部25の左側に設けられている垂直方向の傘挿入部26
を有している。
【0014】27は前記傘袋吊持杆23より上部つまり
基枠21の外側上面に設備されている送風機であって、
この送風機27には吊持された傘袋24を脹らませるた
めの送風ダクト28を有する。
基枠21の外側上面に設備されている送風機であって、
この送風機27には吊持された傘袋24を脹らませるた
めの送風ダクト28を有する。
【0015】29は上記送風機27からの風力で脹らま
された傘袋24の開口部上側近傍に位置されるガイド環
構体であって、このガイド環構体29の構成は、図5、
図6に示すように、基枠21に固定される略円弧形状の
固定環30と、この固定環30の一端部に、支軸31に
より軸支されている略円弧形状の可動環32とを有し、
常時は、その可動環32は、引張りばね33の引張り力
により、固定環30とで略円形の環体に保形されている
ものである。
された傘袋24の開口部上側近傍に位置されるガイド環
構体であって、このガイド環構体29の構成は、図5、
図6に示すように、基枠21に固定される略円弧形状の
固定環30と、この固定環30の一端部に、支軸31に
より軸支されている略円弧形状の可動環32とを有し、
常時は、その可動環32は、引張りばね33の引張り力
により、固定環30とで略円形の環体に保形されている
ものである。
【0016】34は、送風ダクト28の先端に形成され
ている吹出し口であって、この吹出し口34近傍には、
2条の隙間35を形成する導風板36が配置されてい
る。この導風板36は、前記した傘袋吊持杆23の一端
部と一体に形成されており、かつ傘袋24のストッパー
として構成されている。37は、前記傘袋収納部25内
上部に設備されている水平なるガイドレールであって、
このガイドレール37には、前記傘袋吊持杆23と一体
構造のスライダー38が係合され、このスライダー38
を介して傘袋24を串通しする吊持杆23が、ガイドレ
ール37に保持されているものである。
ている吹出し口であって、この吹出し口34近傍には、
2条の隙間35を形成する導風板36が配置されてい
る。この導風板36は、前記した傘袋吊持杆23の一端
部と一体に形成されており、かつ傘袋24のストッパー
として構成されている。37は、前記傘袋収納部25内
上部に設備されている水平なるガイドレールであって、
このガイドレール37には、前記傘袋吊持杆23と一体
構造のスライダー38が係合され、このスライダー38
を介して傘袋24を串通しする吊持杆23が、ガイドレ
ール37に保持されているものである。
【0017】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用について述べる。傘袋吊持杆23により串通し状に
多数枚(1000〜2000枚)の傘袋24を基枠21
内にセットし、さらに不図示のスプリングの弾圧力で、
各傘袋24を傘挿入部26方向へ押圧付勢させる。
作用について述べる。傘袋吊持杆23により串通し状に
多数枚(1000〜2000枚)の傘袋24を基枠21
内にセットし、さらに不図示のスプリングの弾圧力で、
各傘袋24を傘挿入部26方向へ押圧付勢させる。
【0018】そこでこの傘包装機を使用するときは電源
を入れ送風機27を駆動させる。この送風機27の駆動
によって吹出し口34から吐出されるエアーが最先頭に
ある傘袋24’内に送り込まれるが、このエアーの一部
は、直接に傘袋24’の開口部に向けて送風され、他部
のエアーは2条の隙間35を経て傘袋24’内に分流送
風されることから、吹出し口34から吹き出されるエア
ーは、傘袋24’の厚さ方向及び幅方向に分流拡散さ
れ、その結果傘袋24’を有効に開口せしめることがで
きる。
を入れ送風機27を駆動させる。この送風機27の駆動
によって吹出し口34から吐出されるエアーが最先頭に
ある傘袋24’内に送り込まれるが、このエアーの一部
は、直接に傘袋24’の開口部に向けて送風され、他部
のエアーは2条の隙間35を経て傘袋24’内に分流送
風されることから、吹出し口34から吹き出されるエア
ーは、傘袋24’の厚さ方向及び幅方向に分流拡散さ
れ、その結果傘袋24’を有効に開口せしめることがで
きる。
【0019】また導風板36の左右両側辺縁で、傘袋の
まくれ上り(湾曲)の度合を規制して、その傘袋が送風
エアーの送風力で脹らみやすい湾曲の度合、つまり傘袋
の開口形状が真円形となる曲率に近似の曲率である湾曲
形状となるように形状規制することができるので、これ
によって、送風エアーによる傘袋の開口形状を略真円形
状に開口せしめることができ、該傘袋内への雨傘差し込
み作業を円滑ならしめることができる。
まくれ上り(湾曲)の度合を規制して、その傘袋が送風
エアーの送風力で脹らみやすい湾曲の度合、つまり傘袋
の開口形状が真円形となる曲率に近似の曲率である湾曲
形状となるように形状規制することができるので、これ
によって、送風エアーによる傘袋の開口形状を略真円形
状に開口せしめることができ、該傘袋内への雨傘差し込
み作業を円滑ならしめることができる。
【0020】また可動環32の開放動作は、スプリング
33の弾圧力に抗して、雨傘10の引き抜き動作と連動
させることができるので、先行例で述べたソレノイド、
タイマー、リレー、スライドピン等の部品使用を省くこ
とができ、これによって傘包装装置の組立作業性、経済
性が大幅に改善されるものである。さらに上記部品の削
減によりメンテナンスの容易性、装置全体の軽量化、雨
水に対する信頼性が向上する。
33の弾圧力に抗して、雨傘10の引き抜き動作と連動
させることができるので、先行例で述べたソレノイド、
タイマー、リレー、スライドピン等の部品使用を省くこ
とができ、これによって傘包装装置の組立作業性、経済
性が大幅に改善されるものである。さらに上記部品の削
減によりメンテナンスの容易性、装置全体の軽量化、雨
水に対する信頼性が向上する。
【0021】また可動環32は、いつでも自由に動作で
きることから、傘の抜き取りタイミングに制限がなく、
雨傘へ傘袋を包装するための操作が円滑に、しかも単純
操作で行なえるという特長がある。
きることから、傘の抜き取りタイミングに制限がなく、
雨傘へ傘袋を包装するための操作が円滑に、しかも単純
操作で行なえるという特長がある。
【0022】尚、前記実施例では、環構体29の一部構
成として基枠21に固定された固定環30を示したが、
基枠21を覆うカバーの一部を固定環30と同様の形状
として代用してもよい。
成として基枠21に固定された固定環30を示したが、
基枠21を覆うカバーの一部を固定環30と同様の形状
として代用してもよい。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明は、吊持杆23によ
り吊持されている傘袋24の開口部にエアーを吹き込ん
で該傘袋24を脹らませ、この脹らんだ傘袋24内に雨
傘10を差し込んで包装する傘包装装置において、前記
吊持杆23により吊持されている最先頭の傘袋24’の
開口部に向けてエアーを吹き出さしめる吹出し口34近
傍に設備されて、前記吹出し口34から吹き出されるエ
アーの一部を、傘袋24’の厚さ方向及び幅方向に分流
せしめるための隙間35及び最先頭傘袋24’のまくれ
の湾曲度合を規制する辺縁を有せしめた導風板と、エア
ーで開口された傘袋内へ雨傘10を挿入するとき、その
雨傘の開傘を規制するガイド環構体29とを設け、該ガ
イド環構体29は、エアーにより開口された傘袋の開口
縁上に位置する略半円形の固定環30と、該固定環に対
設され支軸31により回動可能に軸支されている可動環
32と、該可動環を弾性的に固定環方向へ引きよせて、
この可動環と固定環とを略円形の構体とする引張りばね
33で構成されている濡れ傘包装装置であるから、これ
によれば、上記導風板36を設けていることで、吹出し
口34から吹き出されるエアーは、傘袋24’の厚さ方
向及び幅方向に分流拡散され、その結果傘袋24’を有
効に開口せしめることができる。
り吊持されている傘袋24の開口部にエアーを吹き込ん
で該傘袋24を脹らませ、この脹らんだ傘袋24内に雨
傘10を差し込んで包装する傘包装装置において、前記
吊持杆23により吊持されている最先頭の傘袋24’の
開口部に向けてエアーを吹き出さしめる吹出し口34近
傍に設備されて、前記吹出し口34から吹き出されるエ
アーの一部を、傘袋24’の厚さ方向及び幅方向に分流
せしめるための隙間35及び最先頭傘袋24’のまくれ
の湾曲度合を規制する辺縁を有せしめた導風板と、エア
ーで開口された傘袋内へ雨傘10を挿入するとき、その
雨傘の開傘を規制するガイド環構体29とを設け、該ガ
イド環構体29は、エアーにより開口された傘袋の開口
縁上に位置する略半円形の固定環30と、該固定環に対
設され支軸31により回動可能に軸支されている可動環
32と、該可動環を弾性的に固定環方向へ引きよせて、
この可動環と固定環とを略円形の構体とする引張りばね
33で構成されている濡れ傘包装装置であるから、これ
によれば、上記導風板36を設けていることで、吹出し
口34から吹き出されるエアーは、傘袋24’の厚さ方
向及び幅方向に分流拡散され、その結果傘袋24’を有
効に開口せしめることができる。
【0024】また導風板36の左右両側辺縁で、傘袋の
まくれ上り(湾曲)の度合を規制して、その傘袋が送風
エアーの送風力で脹らみやすい湾曲の度合、つまり傘袋
の開口形状が真円形となる曲率に近似の曲率である湾曲
形状となるように形状規制することができるので、これ
によって、送風エアーによる傘袋の開口形状を略真円形
状に開口せしめることができ、該傘袋内への雨傘差し込
み作業を円滑ならしめることができる。さらに本発明で
はガイド環構体29を設けていることで、雨傘の傘袋内
挿入を円滑ならしめることができ、しかも先行例で述べ
たソレノイド、タイマー、リレー、スライドピン等の部
品使用を省くことができ、これによって傘包装装置の組
立作業性、経済性が大幅に改善されるものである。さら
に上記部品の削減によりメンテナンスの容易性、装置全
体の軽量化、雨水に対する信頼性が向上するといった効
果が得られる。
まくれ上り(湾曲)の度合を規制して、その傘袋が送風
エアーの送風力で脹らみやすい湾曲の度合、つまり傘袋
の開口形状が真円形となる曲率に近似の曲率である湾曲
形状となるように形状規制することができるので、これ
によって、送風エアーによる傘袋の開口形状を略真円形
状に開口せしめることができ、該傘袋内への雨傘差し込
み作業を円滑ならしめることができる。さらに本発明で
はガイド環構体29を設けていることで、雨傘の傘袋内
挿入を円滑ならしめることができ、しかも先行例で述べ
たソレノイド、タイマー、リレー、スライドピン等の部
品使用を省くことができ、これによって傘包装装置の組
立作業性、経済性が大幅に改善されるものである。さら
に上記部品の削減によりメンテナンスの容易性、装置全
体の軽量化、雨水に対する信頼性が向上するといった効
果が得られる。
【図1】先行例である傘包装装置を示した構造説明図。
【図2】先行例の傘包装装置の要部構造説明図。
【図3】第2先行例である傘袋の吊持態様説明図。
【図4】第2先行例である傘包装装置を示した外部構造
説明図。
説明図。
【図5】本発明実施例の傘包装装置の斜視図。
【図6】本発明実施例の傘包装装置の平面図。
【図7】本発明実施例の傘包装装置の要部拡大平面図。
【図8】本発明実施例の傘包装装置の要部拡大正面図。
【図9】本発明実施例の傘包装装置の要部拡大断面図。
21…基枠 22…キャスター 23…傘袋吊持杆 24…傘袋 25…傘袋収納部 26…傘挿入部 27…送風機 28…送風ダクト 29…ガイド環構体 30…固定環 31…支軸 32…可動環 33…引張りばね 34…吹出し口 35…隙間 36…導風板 37…ガイドレール 38…スライダー
Claims (1)
- 【請求項1】 吊持杆(23)により吊持されている傘
袋(24)の開口部にエアーを吹き込んで該傘袋(2
4)を脹らませ、この脹らんだ傘袋(24)内に雨傘
(10)を差し込んで包装する傘包装装置において、前
記吊持杆(23)により吊持されている最先頭の傘袋
(24’)の開口部に向けてエアーを吹き出さしめる吹
出し口(34)近傍に設備されて、前記吹出し口(3
4)から吹き出されるエアーの一部を、傘袋(24’)
の厚さ方向及び幅方向に分流せしめるための隙間(3
5)及び最先頭傘袋(24’)のまくれの湾曲度合を規
制する辺縁を有せしめた導風板と、エアーで開口された
傘袋内へ雨傘(10)を挿入するとき、その雨傘の開傘
を規制するガイド環構体(29)とを設け、該ガイド環
構体(29)は、エアーにより開口された傘袋の開口縁
上に位置する略半円形の固定環(30)と、該固定環に
対設され支軸(31)により回動可能に軸支されている
可動環(32)と、該可動環を弾性的に固定環方向へ引
きよせて、この可動環と固定環とを略円形の構体とする
引張りばね(33)で構成されていることを特徴とする
濡れ傘包装装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31343893A JPH07165222A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 濡れ傘包装装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31343893A JPH07165222A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 濡れ傘包装装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07165222A true JPH07165222A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=18041302
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31343893A Pending JPH07165222A (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 濡れ傘包装装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07165222A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013142001A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Toyo Jidoki Co Ltd | 袋口の開口方法及開口装置 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP31343893A patent/JPH07165222A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013142001A (ja) * | 2012-01-12 | 2013-07-22 | Toyo Jidoki Co Ltd | 袋口の開口方法及開口装置 |
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