JPH07164423A - 割肌タイルの製造法、同タイル - Google Patents
割肌タイルの製造法、同タイルInfo
- Publication number
- JPH07164423A JPH07164423A JP23962494A JP23962494A JPH07164423A JP H07164423 A JPH07164423 A JP H07164423A JP 23962494 A JP23962494 A JP 23962494A JP 23962494 A JP23962494 A JP 23962494A JP H07164423 A JPH07164423 A JP H07164423A
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- Japan
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- split
- tiles
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- Finishing Walls (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 単調さを克服するためにタイル表面を割肌面
とするとともに、タイル裏面に凹凸を発生させない割肌
タイルの提供。 【構成】 得ようとする2個の割肌タイルa,aを背合
わせにした大きさのタイル素体Aを、パネル等のタイル
支持部材の突起に嵌合する嵌合溝6を有する段付き成型
面としたタイル裏面5を外側にして一体に成型する工程
と、それを乾燥する工程と、焼成する工程と、これら乾
燥工程または焼成工程の後において中央から二つ割りす
る工程とからなる。
とするとともに、タイル裏面に凹凸を発生させない割肌
タイルの提供。 【構成】 得ようとする2個の割肌タイルa,aを背合
わせにした大きさのタイル素体Aを、パネル等のタイル
支持部材の突起に嵌合する嵌合溝6を有する段付き成型
面としたタイル裏面5を外側にして一体に成型する工程
と、それを乾燥する工程と、焼成する工程と、これら乾
燥工程または焼成工程の後において中央から二つ割りす
る工程とからなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種の建築物にタイル
壁を構築するのに使用するタイルであって特にその表面
を割肌面にしてなる割肌タイルの製造法と同タイルに関
する。
壁を構築するのに使用するタイルであって特にその表面
を割肌面にしてなる割肌タイルの製造法と同タイルに関
する。
【0002】
【従来の技術】タイル壁として、建築物に取り付けたパ
ネル等専用の支持部材にタイルを装架固定して構築する
所謂乾式タイル壁がある。この乾式タイル壁は、パネル
等の支持部材の表面に突起部体を、またタイルの裏面に
嵌合溝をそれぞれ形成しておき、その突起部体に嵌合溝
を嵌合することにより支持部材にタイルを所要の配置に
おいて装架固定し構築するものである。
ネル等専用の支持部材にタイルを装架固定して構築する
所謂乾式タイル壁がある。この乾式タイル壁は、パネル
等の支持部材の表面に突起部体を、またタイルの裏面に
嵌合溝をそれぞれ形成しておき、その突起部体に嵌合溝
を嵌合することにより支持部材にタイルを所要の配置に
おいて装架固定し構築するものである。
【0003】上記のタイルは、たとえば、第7図に示す
ように、裏面の嵌合溝1,1を相対向させるとともに連
結部2,2で連結した左右1対のものを、公知の真空土
練成型機から抜き出し、乾燥、焼成後、上記連結部2,
2の部分において左右に割って2個のタイル3,3とす
るものである。
ように、裏面の嵌合溝1,1を相対向させるとともに連
結部2,2で連結した左右1対のものを、公知の真空土
練成型機から抜き出し、乾燥、焼成後、上記連結部2,
2の部分において左右に割って2個のタイル3,3とす
るものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のようにして製造
したタイル3,3は、その表面が成型板によって均一な
平坦面に形成され、したがって、このタイル3,3を使
用して構築したタイル壁は全体として単調なものとなら
ざるを得なかった。
したタイル3,3は、その表面が成型板によって均一な
平坦面に形成され、したがって、このタイル3,3を使
用して構築したタイル壁は全体として単調なものとなら
ざるを得なかった。
【0005】また、上記タイル3,3は、割ったときに
連結部2,2の根元の部分が残存したり、反対に欠落し
て、そこに凹凸を形成してしまうことがあり、そのため
に、タイル3,3をパネル等の支持部材の表面に安定す
るように密接させることができず、該タイル3,3の装
架固定が不十分になるという問題があった。
連結部2,2の根元の部分が残存したり、反対に欠落し
て、そこに凹凸を形成してしまうことがあり、そのため
に、タイル3,3をパネル等の支持部材の表面に安定す
るように密接させることができず、該タイル3,3の装
架固定が不十分になるという問題があった。
【0006】本発明の目的は、上記の単調さを克服する
ためにタイル表面を割肌面とするとともに、タイル裏面
に上記のような凹凸を発生させないタイルを提供するこ
とにある。
ためにタイル表面を割肌面とするとともに、タイル裏面
に上記のような凹凸を発生させないタイルを提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明製造法は、得よう
とする2個の割肌タイルを背合わせにした大きさのタイ
ル素体を、タイル裏面になる、パネル等のタイル支持部
材の突起に嵌合する嵌合溝を有する段付き成型面を外側
にして一体に成型する工程と、それを乾燥する工程と、
焼成する工程と、中央から二つ割りする工程とからな
る。
とする2個の割肌タイルを背合わせにした大きさのタイ
ル素体を、タイル裏面になる、パネル等のタイル支持部
材の突起に嵌合する嵌合溝を有する段付き成型面を外側
にして一体に成型する工程と、それを乾燥する工程と、
焼成する工程と、中央から二つ割りする工程とからな
る。
【0008】中央から二つ割りする工程は、乾燥する工
程の後になる場合と、焼成する工程の後になる場合とが
あるが、少なくとも、乾燥する工程の前に、すなわち、
成型機から送出した生のタイル素体をその状態で二つ割
りすることはしない。生のタイル素体を二つ割りした後
で、乾燥または焼成することとすると、嵌合溝等があっ
て肉厚が不均一になっていることと、全体として肉薄に
なるために、変形や亀裂を生じ、均一な商品価値の高い
製品を得られないからである。
程の後になる場合と、焼成する工程の後になる場合とが
あるが、少なくとも、乾燥する工程の前に、すなわち、
成型機から送出した生のタイル素体をその状態で二つ割
りすることはしない。生のタイル素体を二つ割りした後
で、乾燥または焼成することとすると、嵌合溝等があっ
て肉厚が不均一になっていることと、全体として肉薄に
なるために、変形や亀裂を生じ、均一な商品価値の高い
製品を得られないからである。
【0009】上記タイル素体としては、タイル裏面にな
る、パネル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝
を有する段付き成型面を外側にする以外に、下面の中央
縦線が通る位置に下向き凹溝を形成して一体に成型して
おくと、事後に中央から二つ割りするのに効果的であ
る。
る、パネル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝
を有する段付き成型面を外側にする以外に、下面の中央
縦線が通る位置に下向き凹溝を形成して一体に成型して
おくと、事後に中央から二つ割りするのに効果的であ
る。
【0010】本発明割肌タイルは、タイル裏面を、パネ
ル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝を有する
段付き成型面とするとともに、タイル表面を割肌面とし
ているので、タイル壁の表面を変化に富んだものにで
き、また、上記支持部材に対し安定装架できる。
ル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝を有する
段付き成型面とするとともに、タイル表面を割肌面とし
ているので、タイル壁の表面を変化に富んだものにで
き、また、上記支持部材に対し安定装架できる。
【0011】
【作用】本発明によれば、当該支持部材に密接する割肌
タイルを簡単かつ確実に製出でき、所期のタイル壁を構
築するのに好適である。
タイルを簡単かつ確実に製出でき、所期のタイル壁を構
築するのに好適である。
【0012】
【実施例】図1は、本発明割肌タイルの実施例として、
該割肌タイルの一対を示す斜視図である。この割肌タイ
ルa,aは、タイル表面4,4を割肌面とするととも
に、その表面下辺縁に成型段部41 ,41 を有し、か
つ、タイル裏面5を鳩尾形の嵌合溝6を有する段付き成
型面としている。このように、割肌タイルaは、タイル
表面4を割肌面、すなわち、不規則でかつ小さい断割面
を連続させた粗面としていることにより、このタイルで
構築する当該タイル壁は変化に富んだものとなるもので
ある。
該割肌タイルの一対を示す斜視図である。この割肌タイ
ルa,aは、タイル表面4,4を割肌面とするととも
に、その表面下辺縁に成型段部41 ,41 を有し、か
つ、タイル裏面5を鳩尾形の嵌合溝6を有する段付き成
型面としている。このように、割肌タイルaは、タイル
表面4を割肌面、すなわち、不規則でかつ小さい断割面
を連続させた粗面としていることにより、このタイルで
構築する当該タイル壁は変化に富んだものとなるもので
ある。
【0013】また、各割肌タイルaは、そのタイル裏面
5を成型面、換言すると、成型板で成型した面として、
さらに詳しくは、嵌合溝6を区画形成する脚部6′,
6′の各裏面5′を成型面として平坦に形成されている
から、パネル等の専用の支持部材に装架するときその表
面によく密接し安定する。
5を成型面、換言すると、成型板で成型した面として、
さらに詳しくは、嵌合溝6を区画形成する脚部6′,
6′の各裏面5′を成型面として平坦に形成されている
から、パネル等の専用の支持部材に装架するときその表
面によく密接し安定する。
【0014】上記構成の割肌タイルaの製造は次のよう
にして行う。まず、タイル素体Aとして、図2に示すよ
うに、一対の割肌タイルa,aを背合わせにした状態の
もの、すなわち、得ようとする当該割肌タイル2個を、
嵌合溝6を外向きにしたタイル裏面5を両外側にし、か
つ、下面の中央縦線が通る位置には2分されて上記成型
段部41 ,41 を形成することになる下向き凹溝40を
形成して、全一体にした状態のものを、従来公知の所要
の原料を使用して真空土練成型機で成型する。
にして行う。まず、タイル素体Aとして、図2に示すよ
うに、一対の割肌タイルa,aを背合わせにした状態の
もの、すなわち、得ようとする当該割肌タイル2個を、
嵌合溝6を外向きにしたタイル裏面5を両外側にし、か
つ、下面の中央縦線が通る位置には2分されて上記成型
段部41 ,41 を形成することになる下向き凹溝40を
形成して、全一体にした状態のものを、従来公知の所要
の原料を使用して真空土練成型機で成型する。
【0015】続いて、それをトンネルドライヤーで慣行
にしたがい乾燥し、そこで、所要の装置例えば後記タイ
ル割り機Cの割り刃cで所定部位を叩打することによっ
て、中央から二つ割りし、その二つ割りしたものを同じ
く慣行にしたがいトンネルキルンで焼成して製品とす
る。
にしたがい乾燥し、そこで、所要の装置例えば後記タイ
ル割り機Cの割り刃cで所定部位を叩打することによっ
て、中央から二つ割りし、その二つ割りしたものを同じ
く慣行にしたがいトンネルキルンで焼成して製品とす
る。
【0016】あるいは、上記乾燥後、引き続きトンネル
キルンによって焼成し、その焼成したタイル素体Aを、
上記と同様所要の装置例えば後記タイル割り機Bにより
中央から二つ割りし、製品とする。
キルンによって焼成し、その焼成したタイル素体Aを、
上記と同様所要の装置例えば後記タイル割り機Bにより
中央から二つ割りし、製品とする。
【0017】図3〜6は、上記タイル素体Aを乾燥後ま
たは焼成後に二つ割りするのに使用するバッチ式タイル
割り機Bを示す。12は四隅を4本の支脚13によって
支持した台板、14は台板12の左右に起立した逆L形
の側枠板、15は一方の側枠板14上に軸承した駆動軸
16の先端に固定した回転円板、17は上端を回転円板
15の偏心位置に軸支して吊り下げた吊りシャフト、1
8は左右の側枠板14に垂設固定したガイドシャフトで
ある。
たは焼成後に二つ割りするのに使用するバッチ式タイル
割り機Bを示す。12は四隅を4本の支脚13によって
支持した台板、14は台板12の左右に起立した逆L形
の側枠板、15は一方の側枠板14上に軸承した駆動軸
16の先端に固定した回転円板、17は上端を回転円板
15の偏心位置に軸支して吊り下げた吊りシャフト、1
8は左右の側枠板14に垂設固定したガイドシャフトで
ある。
【0018】cは割り刃で、それは、中央部に設けた吊
り金具19を上記吊りシャフト17の下端に軸連結して
いるとともに、左右端に固着の嵌合筒20を上記ガイド
シャフト18に嵌合している。したがって、回転円板1
5をモータ(図示していない)により駆動軸16を介し
回転すると、割り刃cは吊りシャフト17を介し上下動
する。このとき嵌合筒20がガイドシャフト18に沿っ
て上下摺動するので、割り刃cの上記上下動は横振れ等
することなく正しく垂直に行われる。
り金具19を上記吊りシャフト17の下端に軸連結して
いるとともに、左右端に固着の嵌合筒20を上記ガイド
シャフト18に嵌合している。したがって、回転円板1
5をモータ(図示していない)により駆動軸16を介し
回転すると、割り刃cは吊りシャフト17を介し上下動
する。このとき嵌合筒20がガイドシャフト18に沿っ
て上下摺動するので、割り刃cの上記上下動は横振れ等
することなく正しく垂直に行われる。
【0019】dは台板12の中央上面に乗載したタイル
支持箱で、それは手前側に把手21を備えた有底の函体
からなるものであり、その後側底部に形成した堤体22
の上面に下刃c′を設け、例えば前記のタイル素体Aを
該タイル支持箱dの後側壁に沿って収容することによっ
て、そのタイル素体Aは、下刃c′及び堤体22を跨
ぎ、その下刃c′にタイル素体Aの下向き凹溝40 を形
成した中央線を一致させる。
支持箱で、それは手前側に把手21を備えた有底の函体
からなるものであり、その後側底部に形成した堤体22
の上面に下刃c′を設け、例えば前記のタイル素体Aを
該タイル支持箱dの後側壁に沿って収容することによっ
て、そのタイル素体Aは、下刃c′及び堤体22を跨
ぎ、その下刃c′にタイル素体Aの下向き凹溝40 を形
成した中央線を一致させる。
【0020】23は堤体22の前後に敷設したスポンジ
等の緩衝材、24はタイル押え板、25は板スプリング
で、それはタイル支持箱体dの手前側底部に設置した取
付け片26に基端を進退自在に挿入し、しかも所望のと
ころで螺子27によって緊締できるように設置されてい
る。上記タイル押え板24は、板スプリング25の遊端
側弾発力により上記タイル素体Aが手前側に倒れること
のないように支持する。
等の緩衝材、24はタイル押え板、25は板スプリング
で、それはタイル支持箱体dの手前側底部に設置した取
付け片26に基端を進退自在に挿入し、しかも所望のと
ころで螺子27によって緊締できるように設置されてい
る。上記タイル押え板24は、板スプリング25の遊端
側弾発力により上記タイル素体Aが手前側に倒れること
のないように支持する。
【0021】eはストッパーで、それは台板12の後側
上面に乗載した軸承体27に軸部28を前後動自在に挿
入し、しかも所望のところで螺子29によって緊締でき
るように設置されている。このストッパーeに後側壁が
当接するところにタイル支持箱dを位置させると、該タ
イル支持箱d内のタイル素体Aの下向き凹溝40 を形成
した中央縦線を前記割り刃cに正確に一致させるように
している(図5)。
上面に乗載した軸承体27に軸部28を前後動自在に挿
入し、しかも所望のところで螺子29によって緊締でき
るように設置されている。このストッパーeに後側壁が
当接するところにタイル支持箱dを位置させると、該タ
イル支持箱d内のタイル素体Aの下向き凹溝40 を形成
した中央縦線を前記割り刃cに正確に一致させるように
している(図5)。
【0022】この状態において、割り刃cを上記のよう
にして上下動すると、該割り刃cがタイル素体Aの上面
所定部位すなわち中央縦線上を叩打し、それによって、
上記下向き凹溝40 に誘導されながら所要の亀裂が発生
し、該タイル素体Aは、前記のように2個の割肌タイル
a,aに分割される。分割された割肌タイルa,aは、
タイル支持箱体dを手前所要位置に引き出したところで
取り出され、そのタイル支持箱体dは、これに新たなタ
イル素体Aを収容し後再び所定の位置すなわちストッパ
ーeによって規制される前記位置にセットされる。
にして上下動すると、該割り刃cがタイル素体Aの上面
所定部位すなわち中央縦線上を叩打し、それによって、
上記下向き凹溝40 に誘導されながら所要の亀裂が発生
し、該タイル素体Aは、前記のように2個の割肌タイル
a,aに分割される。分割された割肌タイルa,aは、
タイル支持箱体dを手前所要位置に引き出したところで
取り出され、そのタイル支持箱体dは、これに新たなタ
イル素体Aを収容し後再び所定の位置すなわちストッパ
ーeによって規制される前記位置にセットされる。
【0023】図6は連続式タイル割り機Cを示すもので
ある。この連続式タイル割り機Cは、タイル支持箱体d
及びストッパーeを備えることなく、後記ベルトコンベ
アfを備えていることにおいて上記のバッチ式タイル割
り機Bと大きく相違するが、その他の構成は両者同じな
ので共通部分には同じ符号を付して説明を省略する。
ある。この連続式タイル割り機Cは、タイル支持箱体d
及びストッパーeを備えることなく、後記ベルトコンベ
アfを備えていることにおいて上記のバッチ式タイル割
り機Bと大きく相違するが、その他の構成は両者同じな
ので共通部分には同じ符号を付して説明を省略する。
【0024】ベルトコンベアfは、台板12の前後に延
出した枠体30の前後に軸架したプーリー31,31に
装架され、図示しない所要のモーターによって台板12
及び枠体30上を手前側から後側に向かって矢印32方
向に走行する。33はベルトコンベアf上に所要の間隔
をおいて列設したタイル支持板で、例えば、各タイル素
体Aはこのタイル支持板33の進行方向前側すなわち上
記矢印32側に起立乗載され、所定の速度で搬送され
る。
出した枠体30の前後に軸架したプーリー31,31に
装架され、図示しない所要のモーターによって台板12
及び枠体30上を手前側から後側に向かって矢印32方
向に走行する。33はベルトコンベアf上に所要の間隔
をおいて列設したタイル支持板で、例えば、各タイル素
体Aはこのタイル支持板33の進行方向前側すなわち上
記矢印32側に起立乗載され、所定の速度で搬送され
る。
【0025】割り刃cは、その下方に達したタイル素体
Aの上面であって、かつ丁度その中央縦線上に降下して
それを叩打するタイミングで運転され、上記搬送されて
いるタイル素体Aを順次分割していくものである。した
がって、この連続式タイル割り機Cによれば、その手前
側でタイル素体Aをベルトコンベアfの所定位置に順次
搭載しさえすると、それを自動的に分割し、後側に割肌
タイルa,aとして連続的に搬出できるものである。
Aの上面であって、かつ丁度その中央縦線上に降下して
それを叩打するタイミングで運転され、上記搬送されて
いるタイル素体Aを順次分割していくものである。した
がって、この連続式タイル割り機Cによれば、その手前
側でタイル素体Aをベルトコンベアfの所定位置に順次
搭載しさえすると、それを自動的に分割し、後側に割肌
タイルa,aとして連続的に搬出できるものである。
【0026】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
本発明割肌タイルは、タイル表面が割肌面、すなわち、
不規則でかつ小さく複雑な断割面の連続したものなの
で、従来の型枠で成型された表面のような単調さを克服
し、変化に富んだタイル壁を構築でき、かつ、タイル裏
面が、パネル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合
溝を有する段付きではあるが成型面をなし、支持部材の
表面に当接する部分に従来のような凹凸を発生させない
ので、該支持部材の表面に対し安定する。また、本発明
製造法によれば、上記構成の割肌タイルを同時に2個ず
つ簡単に製出できる。
本発明割肌タイルは、タイル表面が割肌面、すなわち、
不規則でかつ小さく複雑な断割面の連続したものなの
で、従来の型枠で成型された表面のような単調さを克服
し、変化に富んだタイル壁を構築でき、かつ、タイル裏
面が、パネル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合
溝を有する段付きではあるが成型面をなし、支持部材の
表面に当接する部分に従来のような凹凸を発生させない
ので、該支持部材の表面に対し安定する。また、本発明
製造法によれば、上記構成の割肌タイルを同時に2個ず
つ簡単に製出できる。
【図1】本発明割肌タイルの実施例の一対を示す斜視図
である。
である。
【図2】同上の一対の割肌タイルを製出するためのタイ
ル素体の側面図である。
ル素体の側面図である。
【図3】タイル割り機の側面図である。
【図4】同上の要部の正面図である。
【図5】同上の要部の断面図である。
【図6】タイル割り機の他の例の側面図である。
【図7】従来のタイル製造法を説明するための側面図で
ある。
ある。
a 割肌タイル 4 タイル表面 41 成型段部 5 タイル裏面 5′ 脚部の裏面 6 嵌合溝 6′ 脚部
Claims (4)
- 【請求項1】得ようとする2個の割肌タイルを背合わせ
にした大きさのタイル素体を、タイル裏面になる、パネ
ル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝を有する
段付き成型面を外側にして一体に成型する工程と、それ
を乾燥する工程と、その乾燥したものを中央から二つ割
りする工程と、その後、焼成する工程とからなることを
特徴とする割肌タイルの製造法。 - 【請求項2】得ようとする2個の割肌タイルを背合わせ
にした大きさのタイル素体を、タイル裏面になる、パネ
ル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝を有する
段付き成型面を外側にして一体に成型する工程と、それ
を乾燥する工程と、焼成する工程と、その後、その焼成
したものを中央から二つ割りする工程とからなることを
特徴とする割肌タイルの製造法。 - 【請求項3】得ようとする2個の割肌タイルを背合わせ
にした大きさのタイル素体を、タイル裏面になる、パネ
ル等のタイル支持部材の突起に嵌合する嵌合溝を有する
段付き成型面を外側にするとともに、下面の中央縦線が
通る位置には下向き凹溝を形成して一体に成型する工程
と、それを乾燥する工程と、その乾燥したものを中央か
ら二つ割りする工程と、上記乾燥工程または焼成工程の
後で、その乾燥したものまたは焼成したものを中央から
二つ割りする工程とからなることを特徴とする割肌タイ
ルの製造法。 - 【請求項4】タイル裏面を、パネル等のタイル支持部材
の突起に嵌合する嵌合溝を有する段付き成型面とすると
ともに、タイル表面を割肌面とし、請求項1,2または
3の製造法により製造してなることを特徴とする割肌タ
イル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23962494A JPH07164423A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 割肌タイルの製造法、同タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23962494A JPH07164423A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 割肌タイルの製造法、同タイル |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1207662A Division JPH0796830B2 (ja) | 1989-08-10 | 1989-08-10 | 割肌タイルの製造法、同タイル、同タイル割り機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07164423A true JPH07164423A (ja) | 1995-06-27 |
Family
ID=17047496
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23962494A Pending JPH07164423A (ja) | 1994-09-08 | 1994-09-08 | 割肌タイルの製造法、同タイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07164423A (ja) |
Citations (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4826818A (ja) * | 1971-08-12 | 1973-04-09 | ||
JPS4828022A (ja) * | 1971-08-16 | 1973-04-13 | ||
JPS4835683A (ja) * | 1971-09-04 | 1973-05-25 | ||
JPS5013811A (ja) * | 1973-04-27 | 1975-02-13 | ||
JPS57121447A (en) * | 1981-01-08 | 1982-07-28 | Hitachi Seiki Co Ltd | Zero point adjusting apparatus for a machine tool |
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