【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業状の利用分野】本発明は、レール面と両側部とに
よる断面略Ｍ型に形成した金属製のレール本体を合成樹
脂製の担持体により保持した単一部品に形成して、基板
表面に着脱自在に取り付けられる弾球遊技機の発射レー
ルに係り、特に、発射レールの安定取り付けの改良に関
する。
【０００２】
【従来技術】弾球遊技機の発射レールは弾球遊技の要で
あり、正確な弾道を定める上で重要、な部品である。こ
の重要な部品である発射レールは、遊技中においては１
分間に１００個もの球が発射されるため、その発射誘導
溝に球垢が付着しやすく、遊技店の営業が終わった閉店
時には、この球垢を擦るようにして拭き取る拭取作業を
行うこととなる。しかし、この拭取作業によって繰り返
し加えられる拭取圧力によって、重要な部品である発射
レールには変形による狂いや歪みが発生しやすかった。
そこで、従来では、金属製のレールだけで構成していた
発射レールに替えて、金属製の発射レール本体を合成樹
脂の担持体により一体的に保持した単一部品の構成を採
用して、発射レール全体に剛性を持たせて強度を高めた
弾球遊技機の発射レールが、例えば、実開昭６０−１３
１７５号公報で、更には本願出願人による特開昭５８−
６５１８０号公報および実開昭５８−５４８８７号公報
により提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題】しかし、金属製のレー
ル本体を合成樹脂製の担持体で保持させた従来の発射レ
ールでは、発射レール自体の剛性及び強度は高め得たも
のの、長手方向に沿って形成された発射誘導溝を上面に
した細長状の部品構成であるがゆえに、遊技盤下端部の
下方に位置する基板の表面に着脱自在に取り付けた際に
は、取付占有面積が発射レールの基板側一側面を基板に
当接する状態だけの、いわゆる「片持支持構造」となっ
てしまい、長期に使用している間には、発射レールの取
付状態そのものが緩んだり歪んだりして変形して安定度
を欠き、打球が狙い通りに飛ばない「ムラ飛び」の原因
となって、遊技者の不興を買うことが少なくなかった。
殊に、遊技店においては、上記拭取作業を繰り返し行っ
ていると、ついには、発射レールの手前側側端部分が遊
技者側に垂れ下がって来る、という不都合が生じること
となる。本発明は、かかる問題の解決を目的として成さ
れたものである。
【０００４】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、レール面（１３）と両側部（１４、１４）
とによる断面略Ｍ型に形成した金属製のレール本体（１
１）を合成樹脂製の担持体（１２）により保持した単一
部品に形成して、基板（２）表面に着脱自在に取り付け
られる弾球遊技機の発射レール（１０）に於いて、上記
基板（２）表面での上記発射レール（１０）の取付占有
面積が該発射レール（１０）の基板（２）側一側面の占
有面積よりも拡大するように、上記担持体（１２）から
基板（２）表面に沿って延在する基板当接部（１６）を
拡張形成した構成とした。
【０００５】
【作用】本発明によれば、レール本体を合成樹脂製の担
持体により単一部品として発射レールを構成し、この担
持体から基板表面に沿って延在するよう基板当接部を拡
張形成したので、発射レールの取付占有面積が発射レー
ルそのものの基板側側面だけの占有面積よりも大幅に拡
大されて、基板表面に取り付けられる発射レールの取付
安定度が向上する。又、発射レールの取付構成がたとえ
「片持ち構造」であっても、発射レール自体の取付状態
が強固となり、常に良好に維持される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明を弾球遊技機の一つであるパチ
ンコ機を例にして説明する。図１及び図２に於て、発射
レール取付装置は、パチンコ機の遊技盤１の下部に配設
される基板２の正面側表面に、発射される打球を案内す
る発射レール１０を着脱自在に取り付ける構成となって
いる。基板２は、この例では、図３に示すように遊技盤
載置部２Ａを有する箱状のフレームである。図示のよう
に、この基板２の表面側に発射レール１０は取り付けら
れる。発射レール１０は、ガイドレール３と協働して、
発射杵４からの打球を遊技領域１Ａへ導く役目をするも
ので、発射レール１０とガイドレール３との間には、打
出されたファール球即ち遊技領域１Ａに達せずにガイド
レール３を流下する打球を、受皿５へ導びくファール球
回収樋６の受口６Ａ（図２）が開口している。
【０００７】発射レール１０は、打出された打球の方向
や回転等を正しく規制し、打球をガイドレール３上に適
正且つ安定した走行状態で移動できるように、発射誘導
するものであり、パチンコ機の最も重要な部品の１つで
ある。この発射レール１０が正しく取り付けられてその
取付位置が安定していないと、打球の方向がそれたり、
打球が遊技領域１Ａに達する迄の間に遊技盤との摩擦そ
の他により弾発勢が減殺されるため、発射杵４から球に
与えられるエネルギーを大きくしなくてはならず、その
結果、打球発射装置の操作部４Ａをその復帰力に抗して
より多く右回動させ、その回動位置を維持しておかなく
てはならないため、遊技者の手疲れの原因となってい
た。このようなケースは、発射レール１０から発射され
た打球の方向がそれたり、回転方向が乱れたりして、ガ
イドレール３への飛び移りが良好でない場合に起因する
ことが多い。又、極端に取付位置が狂った場合には、発
射レール１０からガイドレール３への打球の飛び移りす
らできなくなって、ファール球が多発し、パチンコ機本
来の機能を失ってしまう。
【０００８】尚、ファール球回収樋６には溢れ球回収樋
６Ｂが一体的に設けられている。この溢れ球回収樋６Ｂ
は、賞球導出樋８から賞球流入口９Ａを経て供給皿９へ
導かれる賞球が一杯に詰まっている状態下に於て、表機
構パネル７を開いたとき、賞球導出樋８から流下して来
る賞球をパチンコ店の床等に落ちないように受け入れ、
これを受皿５に戻すためのものである。
【０００９】図２〜図４に於て、本発明の一実施例とし
て説明する発射レール１０は、打出された打球が走行す
るレール本体１１と、レール本体１１を保持する合成樹
脂製の担持体１２とで単一部品として構成される。レー
ル本体１１は、長い帯状の金属素材、例えばステンレス
板の中央部分を帯、状に残してレール面１３を形成し、
その両側部１４、１４を下方に略直角に折曲して、全体
の断面を略Ｍ型に成形してある。レール面１３には、打
球が走行する長手方向の全長にわたって、打球を誘導す
るためのＶ字型の発射誘導溝１３ａが設けてある。
【００１０】発射誘導溝１３ａは打球の下部を２点でバ
ランスよく支える溝状の構造である。図では断面Ｖ字型
の溝としてあるが、これに限らず、レール面１３内の両
側に平面部が残るように、例えば、中央のみを断面Ｖ字
型或いはＵ字型に成形してもよい。レール本体１１の両
側部１４、１４は、このレール面１３を支持し、且つそ
の形状を保持する機能を果している。このようにレール
本体１１のレール面１３に発射誘導溝１３ａを設ける
と、打球の走行方向を確実にコントロールでき、ガイド
レール３への飛び移りが安定するから、方向の狂いや回
転不良から打球がガラスや遊技盤に接触して打球の勢が
減少されるムラ飛びをなくすことができる。
【００１１】次に、図５及び図６に於て、レール本体１
１のレール面１３は、打球を滑らかにガイドレール３へ
飛び移らせるため、長手方向の途中から先端側即ちガイ
ドレール３側にかけて徐々に反り上がる曲面に成形して
ある。勿論、後端側即ち発射杵４側から先端側にかけて
徐々に反り上がる曲面として成形してもよい。いずれに
せよ、このレール面１３の走行方向の形状は、発射杵４
の打撃方向及びガイドレール３の曲りとの関係で、でき
るだけ発射勢が減殺されない形状とするのが好ましい。
尚、レール面１３の全長を曲げる場合は、例えば半径２
０００ｍｍ程度の弧とするのがよい。このように、レー
ル本体１１のレール面１３に湾曲部を設けると、打球が
レール面１３から浮き上ることがなくレール面１３によ
く接し、発射誘導溝１３ａによるコントロールを確実に
受け、安定した打球が得られるから、打球の方向づけが
確実にでき発射勢の減少をなくすことができる。
【００１２】図４の本実施例に於て、担持体１２は、発
射レール１０を取り付けた状態に於いて、発射誘導溝１
３ａが上面に位置するようレール本体１１をその下から
保持する保持部としての上部１５と、該保持部１５の基
板２側基端部から基板２表面に沿って面的に大きく延在
するよう拡張形成され、取り付けられた状態においては
基板２表面に当接される基板当接部としての取付部１６
とで構成されている。実施例の担持体１２は、合成樹脂
或いは硬質ゴムで成形されており、Ｍ型レール面１３で
被われる上面部１５ａとレール本体１１の基板２表面に
当接させられる方の側部１４を、基板２との間に挟み込
むよう平らに削り込まれた側部１５ｂとを有する上部１
５と、該上部１５から下方に向けて、基板２表面と当接
するように平たく垂らされて延在するように拡張形成さ
れた基板当接部としての取付部１６とからなっている。
従って、発射レール１０の基板２表面における取付占有
面積は、従来のようにレール本体１１自体が基板２表面
に当接されて占有する面積、即ち、レール本体１１の基
板側側面のみが当接されて占める取付占有面積よりも大
幅に拡大される。
【００１３】そして、この担持体１２と基板２とには、
発射レールを基板に取り付ける際に、相互に関連して係
合し合う係止手段として、担持体１２の背面側の上部側
部１５ｂには、当該部分から一部が上向きにＬ字状に曲
がって突出するよう一体成形された掛止部２５、２５が
レールの長手方向に沿って適当間隔をおいて複数箇所に
設けられる一方、基板２側には、これらの掛止部２５、
２５が斜め状態で嵌め込まれる細長い貫通孔２６、２６
が穿たれている。係止部としての細長い２つの貫通孔２
６の配向方向は、ほぼガイドレール３の始端の接線方向
となっている。
【００１４】本実施例の発射レール１０では、レール本
体１１の全長にわたって、その内部を内実とし一体化す
る単一部品の構成にしてあるが、密嵌一体状に形成した
り、又は、長さ方向の一区間に担持体１２を存在させて
もよい。又、レール面１３に形成する発射誘導溝１３ａ
の断面形状によっては、レール面１３の下面と担持体１
２の上面部１５ａとの間に間隙を設けてもよいが、この
場合でも、レール面１３の下面の一部に担持体１２の上
面部１５ａが当接するように形成しておくのが補強効果
の点で良い。
【００１５】この実施例での担持体１２は、レール本体
１１の一方の側部１３側から内部の担持体１２に向け
て、ネジ込んだ２つのビス２１、２２（図２、図６）で
レール本体１１と組み合わされて一体化され、単一部品
化されている。発射レール１０の単一部品化によって、
レール本体１１を堅牢にすることができ、拭取作業の際
に加えられる拭取圧力によるレール面１３の歪みや狂い
が防げる。
【００１６】図５に於て、上記２つのビス２１、２２を
ネジ込む目的で、レール本体１１の側部１４には、その
発射杵４に近い側に１つの貫通孔１７が、またガイドレ
ール３に近い側に複数の貫通孔１８が設けてある。貫通
孔１８はこの例では、１８ａ、１８ｂ、１８ｃの３個で
あり、選択的に１つだけ使用される。一方、担持体１２
の上部側部１５ｂには貫通孔１７に対応する止着孔１９
と、複数の貫通孔１８の１つと選択的に対応する複数の
止着孔２０とが設けてある。この例では止着孔２０の数
も貫通孔１８と同数であり、２０ａ、２０ｂ、２０ｃの
３個になっている。
【００１７】図３及び図５から分るように、３個の止着
孔２０ａ、２０ｂ、２０ｃは発射誘導方向と平行な一直
線上に配列され、一方、３個の貫通孔１８ａ、１８ｂ、
１８ｃはこの止着孔２０の配列方向と交差する一直線上
に配列されている。従って、貫通孔１７と止着孔１９を
一致させてビス２１により仮り止めした後、該ビスを中
心として担持体１２に対しレール本体１１を回動させる
ことにより、異なった３つの回動位置で、貫通孔１８ａ
と止着孔２０ａ、貫通孔１８ｂと止着孔２０ｂ、貫通孔
１８ｃと止着孔２０ｃとが一致する。このうちの１つ、
例えば、図６に示すように、貫通孔１８ｂと止着孔２０
ｂを一致させ、ビス２２にて止着する。この場合、残り
の貫通孔１８ａと止着孔２０ａ、貫通孔１８ｃと止着孔
２０ｃとは、その位置がズレて不一致となる。
【００１８】レール本体１１のレール面１３の高さ位置
は、貫通孔１８ｂと止着孔２０ｂを一致させて止着する
ことにより、貫通孔１８ｂと止着孔２０ｂとを一致させ
た場合に比べて図６にｘで示す量だけレール面１３を上
げることができる。貫通孔１８ｃと止着孔２０ｃを一致
させて止着すれば、図６にｘで示す量だけレール面１３
を上げることができる。即ち、どの貫通孔１８を選択的
に使用するかにより、発射レール１０からの発射角度を
調整することができるのである。本例の発射レール１０
が、レール本体１１と担持体１２とで構成されているこ
とから、この発射角度調整は、発射レール１０を基板２
へ取付けた後に於て行なうことができる、という利点を
有する。
【００１９】このことは、特に分離式パチンコ機に於
て、遊技盤１のみを交換した際に生ずるガイドレール３
と発射レール１０との相互位置の調整を容易にする。即
ち、発射杵４により打出された打球を、その発射勢を減
少させることなく、確実にガイドレール３に移動するこ
とができるよう微調整することができ、従って打球発射
装置の操作部４Ａの操作保持力を大きくしなくても、遊
技内部への正確な飛びを保証することができる。尚、こ
の発射角度調整用のビス２２は、同時にレール本体１１
を担持体１２に取付けるネジとしても機能するから、部
品点数が少なくて済む。
【００２０】図３及び図４に於て、この実施例では、基
板２に対する発射レール１０の取付位置を定めるため、
基板２の表面側には位置決め用突起２３が、又、担持体
１２の背面側の上部側部１５ｂには該突起と係合する嵌
合孔２４が設けてある。
【００２１】発射レール１０の担持体１２を基板２に取
付けるに際しては、先ず、上記Ｌ字状の掛止部２５を基
板２に対して斜めに立てた状態にして、これを基板２の
係止部即ち貫通孔２６に挿入させてから、位置決め用突
起２３に嵌合孔２４を嵌合させ、次いで担持体１２の板
状の取付部１６を基板２に当接させる。これにより図９
に示すように、係合部即ち掛止部２５の内側面は基板２
の背面に当接することになる。その後、後述する固定手
段を形成する取付部材３０により、担持体１２の取付部
１６を基板２に固定する。従って、掛止部２５が基板２
の背面に当接する面積を多くし且つ安定した取付けをな
すためには、貫通孔２６の縦幅、即ち配向方向と直角な
方向の幅は、Ｌ字状の掛止部２５を斜め状態で通し得る
最小幅とするのが好ましく、又、係止部２５のＬ字状の
先端折曲部はできるだけ大きくするのが好ましい。
【００２２】上記発射レールと基板２とには、相互に関
連して発射レールを基板２表面に対して着脱可能に取り
付ける固定手段を設ける。実施例では、固定手段とし
て、発射レール側の取付部１６には、小径部２７ａと大
径部２７ｂとを有する取付孔２７が開設してあり、基板
２側には、これに対応して、取付部１６の取付孔２７と
同じ形状寸法の取付孔２８が、重ね合わせた時に同軸的
に一致するように開設してある。
【００２３】図３、図７及び図８に於て、図中の符合３
０は、この取付孔２７、２８に挿通して発射レール１０
の担持体１２を基板２に固定するための固定手段として
の取付部材である。取付部材３０は、発射レール１０の
取付孔２７と基板２の取付孔２８とを貫通する軸３１
と、該軸３１の先端にあって軸３１の半径方向に２つ突
出する係止部３２と、軸３１の後端にあって軸３１の周
縁に張出す鍔部３３と、該鍔部３３に軸３１を手動で回
すために形成した操作部３４とを有する（図７及び図８
参照）。
【００２４】実施例では、取付部材３０は耐久性に富む
合成樹脂で一体成形してある。又、係止部３２は軸３１
の先端周面から軸３１の直径方向にＴ字状に突出させ、
鍔部３３は軸３１の後端側に軸３１と同軸に円盤状に形
成してある。係止部３２の長さは、鍔部３３の径より若
干短く、当該係止部３２と鍔部３３との軸方向の間隔
は、基板２に発射レール１０を当接させた際、取付孔２
７と取付孔２８との奥行に一致させてある。係止部３２
の鍔部３３側の面は、取付の際に軸３１を回す回転方向
に見て、基板２の裏面に係止部３２が容易に乗上げ可能
な傾斜面３２ａとし、更に、当該傾斜面３２ａには、係
止部３２の長さ方向に延びる凹溝３２ｂを形成してあ
る。凹溝３２ｂは、係止部３２の長手方向の反りを防
ぎ、係止部３２の基板２の裏面への圧接力を強めるため
に設けてある。
【００２５】更に又、、取付部材３０には、軸３１の先
端から小径の軸を延在させ、その先端を横Ｌ字状に内側
に折り曲げて成る探査部３５が設けてある。取付時に於
ては、軸３１及び係止部３２が鍔部３３により隠れてし
まうが、その場合でも、この探査部３５は取付孔２７よ
りも小さく形成してあるので、この探査部３５を以って
取付孔２７の位置をさぐるのは簡単であり、従って、係
止部３２を担持体１２の取付孔２７に入れるのが容易に
なる。又、基板２の裏面には、前記凹溝３２ｂの少なく
とも一部に係合可能な小突起３６（図３）を形成し、凹
溝３２ｂと小突起との係合により、係止部３２のズレや
緩みを防ぎ、係止部３２を確実に基板２に係止させるよ
うにしてある。この小突起３６は、両方向に突出する係
止部３２に対応するように夫々配設してもよい。
【００２６】発射レール１０の取付孔２７は、取付部材
３０の軸３１が通過可能な小径部２７ａと、係止部３２
が通過可能な大径部３２ｂとを持ち、更に鍔部３３は通
過不能な大きさと形状に穿てばよい。従って、実施例に
示す孔の形態に限らない。実施例の取付孔２７の小径部
３２ａは、軸３１が密接して通る円孔、大径部３２ｂは
係止部３２の差渡しと同じ長さで円孔の一部を直径方向
に拡張した形状であり、大径部３２ｂの長さ方向の差渡
しは鍔部３３の径より小さくしてある。小径部３２ａを
軸３１とほぼ同一径としたのは、軸３１と小径部３２ａ
との密、嵌合によって、発射レール１０のより確実な位
置決めをなすためであり、大径部３２ｂを係止部３２の
差渡しと同じ長さとしたのは、取付部材３０を取付孔２
７に嵌合した際に自然脱落しないようにするためであ
る。
【００２７】実施例では、この自然脱落を更に確実に阻
止するため、係止部３２の先端に取付孔２７との抜差に
支障がない程度の薄肉の小突起３２ｃを設けてある。こ
のように、取付孔２７から自然脱落を防ぐように構成す
ると、一部品としての取付部材３０を常時発射レール１
０と一体に取扱うことができ、取付作業や部品管理の上
で便利である。
【００２８】基板２の固定手段としての取付孔２８は取
付孔２７と同形にしてあるが、係止部３２のための大径
部は、係止部３２が楽に通るよう若干大きめに形成して
もよい。但し、取付孔２８の小径部は、位置決め機能を
発揮させるため、軸３１と同径とするのが好ましい。実
施例の場合には、基板２側の位置決め用突起２３と発射
レール１０側の嵌合孔２４とで位置決めしており、更
に、発射レール１０の上部に設けた掛止部２５を基板の
貫通孔２６に掛け止めて固定しているため、必ずしも、
同径とする必要はない。
【００２９】発射レール１０の担持体１２を基板２に取
付けるに際しては、先ず、上記Ｌ字状の掛止部２５を基
板２の貫通孔２６に挿入させると共に、位置決め用突起
２３に嵌合孔２４を嵌合させつつ、担持体１２の板状の
取付部１６を基板２に当接させる。これにより取付穴２
７、２８の小径部及び大径部が一致する。次に、探査部
３５で取付穴２７を探して、取付部材３０の係止部３２
を取付穴２７、２８の大径部に通し、鍔部３３が担持体
１２に取付部１６の表面に当て、取付部材３０の係止部
３２が基板２の裏面に位置するように強く押込む。次い
で、操作部３４を略９０度回転させ、係止部３２の溝３
２ｃを基板２の裏面の小突起３６に嵌合させる。
【００３０】図９に示すように、担持体１２の係止部３
２と鍔部３３との間に、取付部１６及び基板２が挟ま
れ、担持体１２の取付部１６が基板２に固定される。こ
のとき、掛止部２５が基板２の裏面に強く当接して、担
持体１２の上方を支持する。結局、本発明の発射レール
１０全体は、その上部に係止手段としての掛止部２５
が、下部に固定手段としての取付部材３０が上下方向に
比較的離されて配置されているため、例えば、仮に、取
付部材３０のみで固定した場合に較べると、極めて安定
した状態で基板２表面に固定保持される。特に、長期的
な使用や清掃作業によっても、レール面１３が基板２の
前側に傾くことがなくなるので、レール本体１１を担持
体１２と一緒に基板２にネジ止めする必要がなく、この
ため、ビス等の止着手段を使用せずに、取付部材３０の
みで簡単に取付け取外しができる。尚、取付作業を容易
にするため、担持体１２には作業者が掴むことのできる
把持部２９が形成してある（図３）。
【００３１】図１０及び図１１は、基板２の面に対する
レール面１３の傾きを、予め正しく調整しておくための
傾斜調整機構を示したものである。基板２の面に対する
レール面１３の傾きが、ガイドレール３の面とズレてい
るときは、やはり打球の勢の減少を生じ、無視できない
問題となる。図１０の傾斜調整機構は、発射レール１０
の先端部付近に於て、レール本体１１及び担持体１２を
貫通させ且つ先端を基板２の表面に当接させたビス３７
（図１）による。このビス３７を通す目的で、レール本
体１１の側部１４にはビス３７のための貫通孔３８が、
又、担持体１２の上部側部１５ｂには調整用ネジ孔３９
が設けてある。このビス３７の締付け力を加減すること
により、図１０に破線で示すようなレール面１３の不適
正位置を実線の適正位置とするよう、僅かに微調整する
ことができる。従って、取付当初に於て或いは使用後に
於て、図１０にズレ量ｖで示す如く適正位置から狂った
場合でも、簡単にその狂いを修正することができる。
【００３２】図１１の傾斜調整機構は、発射レール１０
の後側面と基板２との間にスペーサ４０を嵌挿したもの
である。このスペーサ４０により、図１１にズレ量ｗで
示すように、発射レール１０全体を僅かに前方に取付け
るように修正することができる。
【００３３】図２に戻り、発射レール１０は図の如く基
板２に取り付けられるが、かかる取付状態に於ては、流
下するファール球が発射レール１０先端に衝突し、その
衝撃によって、発射レール１０に歪みや狂いが生ずる点
が問題となる。そこで、実施例では、発射レール１０を
構成する担持体１２の先端に、ファール球受片４１を一
体に形成し、ファール球が衝突するファール球回収樋６
の受口６Ａの一部を構成させてある。これによって、フ
ァール球の衝撃からレール本体１１が保護されると共
に、ファール球受片４１を合成樹脂或いは硬質ゴム製の
担持体１２と一体に成形できるから、製造及び組付作業
が簡単になる。
【００３４】ファール球回収樋６は、基板２表面に設け
た係止片４２に係合する切欠部４３Ａを一方側に有し、
他方側にビス止部４３Ｂが設けてあり、切欠部４３Ａを
係止片４２に差込んで一方側を係止し、他方側のビス止
部４３Ｂにビスを通して基板２に装着されている。従っ
て、ファール球回収樋６と溢れ球回収樋６Ｂは一の作業
で簡単に取付けできる。尚、図中の符合４４は供給皿９
の球抜樋であり、球抜樋枠４４ａと球抜樋蓋４４ｂとで
構成され、供給皿９から表機構パネル７を経て導出され
る供給皿９からの球を受ける開口４５を備えている。
又、符合４６は強化板材部４６Ａを有する球受部、４７
は発射位置を示す。
【００３５】
【発明の効果】本発明は叙上の如く、基板表面での発射
レールの取付占有面積が、従来の発射レール本体の基板
側側面だけの基板表面に占める取付占有面積よりも、大
幅に拡大された基板当接部を拡張形成したので、発射レ
ール全体としての基板表面での取付占有面積が大きく拡
張され、発射レールの取付安定度が飛躍的に向上する。
従って又、発射レールの取付構成が「片持ち支持構造」
であっても、発射レールの自体の取付状態が極めて安定
し強固となる。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention In the present invention, a metal rail main body formed of a rail surface and both side portions and having a substantially M-shaped cross section is held by a carrier made of synthetic resin. The present invention relates to a launch rail of a ball game machine which is formed in a single part and is detachably attached to a surface of a substrate, and more particularly to improvement of stable attachment of the launch rail. [0002] The launch rail of a ball game machine is an essential part of the ball game and is an important part in determining an accurate trajectory. This important part, the launch rail, is 1 during the game.
Since as many as 100 balls are shot per minute, scales are likely to adhere to the launch guide groove, and when the amusement store is closed, it is necessary to wipe off the scales by rubbing the scales. Become. However, the wiping pressure repeatedly applied by this wiping operation was likely to cause deformation and distortion of the firing rail, which is an important component, due to deformation.
Therefore, in the past, instead of a launch rail that was composed of only metal rails, a single component configuration was used in which the metal launch rail body was integrally held by a synthetic resin carrier, The launch rail of a ball game machine in which rigidity has been increased by giving rigidity to the entire rail is, for example, the actual open sho-60-60.
No. 175, and Japanese Patent Application Laid-Open No. 58-
No. 65180 and Japanese Utility Model Laid-Open No. 58-54887. However, in a conventional launch rail in which a metal rail body is held by a synthetic resin carrier, although the rigidity and strength of the launch rail itself can be increased, Because of the elongated component configuration with the firing guide groove formed along the direction on the upper surface, when the detachable attachment is made to the surface of the board located below the lower end of the game board, the installation occupied area is It becomes a so-called "cantilever support structure" in which only one side of the launch rail that contacts the board is in contact with the board, and during long-term use, the launch rail installation state may become loose or distorted. It often deforms, lacks stability, and causes "unevenness" in which the ball does not fly as intended, which often leads to player dissatisfaction.
In particular, in a game store, if the above-mentioned wiping operation is repeated, there occurs an inconvenience that the front side end portion of the launch rail hangs down to the player side. The present invention has been made for the purpose of solving such a problem. In order to achieve the above object, the present invention has a rail surface (13) and both side portions (14, 14).
The metal rail main body (1
In the firing rail (10) of a ball-ball game machine, the substrate (1) is formed into a single component held by a carrier (12) made of synthetic resin, and is detachably attached to the surface of the substrate (2). (2) From the carrier (12) to the substrate (so that the mounting footprint of the launch rail (10) on the surface is larger than the footprint of one side of the launch rail (10) on the substrate (2) side. 2) The substrate contact portion (16) extending along the surface is formed to be expanded. According to the present invention, a launch rail is constructed as a single component of a rail body by a carrier made of synthetic resin, and a board contact portion is formed so as to extend from the carrier along the surface of the board. Since the expansion rail is expanded, the mounting area occupied by the launch rail is significantly larger than the area occupied by only the side surface of the launch rail on the substrate side, and the mounting stability of the launch rail mounted on the substrate surface is improved. Further, even if the mounting structure of the launch rail is a "cantilever structure", the mounting condition of the launch rail itself becomes strong and is always maintained in good condition. The present invention will be described below by taking a pachinko machine, which is one of the ball game machines, as an example. In FIG. 1 and FIG. 2, the launch rail mounting device is such that a launch rail 10 for guiding a shot to be launched can be detachably attached to a front surface of a substrate 2 arranged under a game board 1 of a pachinko machine. It is configured to be attached. In this example, the substrate 2 is a box-shaped frame having a game board mounting portion 2A as shown in FIG. As shown, the firing rail 10 is attached to the front surface side of the substrate 2. The launch rail 10 cooperates with the guide rail 3 to
It serves to guide the hitting ball from the launching pestle 4 to the game area 1A. Between the launch rail 10 and the guide rail 3, the foul ball hit, that is, the guide rail 3 does not flow down to the playing area 1A. The receiving port 6A (FIG. 2) of the foul ball collecting trough 6 that guides the hit ball to the receiving tray 5 is open. The launch rail 10 properly controls the direction, rotation, etc. of the hit ball, and guides the launch so that the hit ball can be moved on the guide rail 3 in an appropriate and stable traveling state. Is one of the most important parts of. If the launch rail 10 is properly installed and its mounting position is not stable, the direction of the hit ball may be different,
Before the hit ball reaches the game area 1A, the elastic force is diminished by friction with the game board and the like, so the energy given to the ball from the launching pestle 4 must be increased, and as a result, the hit ball is launched. Since the operating portion 4A of the device must be rotated more rightward against the restoring force and the rotating position must be maintained, this is a cause of player's hand fatigue. Such a case is often caused when the direction of the ball hit from the launch rail 10 is deviated or the direction of rotation is disturbed, and the jump to the guide rail 3 is not good. Further, if the mounting position is extremely misaligned, the ball cannot be even jumped from the launch rail 10 to the guide rail 3, and foul balls occur frequently, and the original function of the pachinko machine is lost. The foul ball collecting trough 6 is integrally provided with an overflow ball collecting trough 6B. This overflow ball collection gutter 6B
When the front mechanism panel 7 is opened while the prize balls guided from the prize ball outlet gutter 8 to the supply tray 9 through the prize ball inlet 9A are fully packed, Accept the falling prize balls so as not to fall on the floor of the pachinko parlor,
This is for returning this to the saucer 5. 2 to 4, a launch rail 10 described as an embodiment of the present invention includes a rail main body 11 on which a hit ball is driven and a synthetic resin carrier for holding the rail main body 11. 12 and 12 are constructed as a single part. The rail main body 11 forms a rail surface 13 by leaving a long strip-shaped metal material, for example, a central portion of a stainless plate in a strip shape.
Both side portions 14, 14 are bent downward at a substantially right angle, and the entire cross section is formed into a substantially M shape. The rail surface 13 is provided with a V-shaped launch guide groove 13a for guiding the hit ball over the entire length in the longitudinal direction along which the hit ball travels. The launch guide groove 13a has a groove-like structure that supports the lower part of the hit ball at two points in a well-balanced manner. Although the groove has a V-shaped cross section in the drawing, the groove is not limited to this, and only the center may be formed to have a V-shaped or U-shaped cross section so that flat portions remain on both sides of the rail surface 13. . Both sides 14, 14 of the rail main body 11 have a function of supporting the rail surface 13 and maintaining its shape. When the launch guide groove 13a is provided on the rail surface 13 of the rail body 11 in this way, the traveling direction of the hit ball can be reliably controlled, and the jump to the guide rail 3 is stabilized. It is possible to eliminate uneven jumping in which the hitting force is reduced by contacting the glass or the game board. Next, referring to FIGS. 5 and 6, the rail body 1
The rail surface 13 of No. 1 is formed into a curved surface that gradually rises from the middle in the longitudinal direction to the tip side, that is, the guide rail 3 side, in order to make the ball hit smoothly on the guide rail 3. Of course, it may be formed as a curved surface that gradually warps from the rear end side, that is, the launching punch 4 side to the front end side. In any case, the shape of the rail surface 13 in the traveling direction is such that
It is preferable to have a shape in which the firing force is not reduced as much as possible because of the relationship between the impact direction and the bending of the guide rail 3.
When bending the entire length of the rail surface 13, for example, a radius of 2
An arc of about 000 mm is preferable. As described above, when the rail surface 13 of the rail body 11 is provided with the curved portion, the hit ball does not float from the rail surface 13 and is in good contact with the rail surface 13, and is reliably controlled by the launch guide groove 13a, and a stable hit ball is obtained. As a result, the direction of the hit ball can be reliably oriented and the decrease in the launch force can be eliminated. In this embodiment shown in FIG. 4, the carrier 12 has the firing guide groove 1 with the firing rail 10 attached.
An upper part 15 as a holding part for holding the rail main body 11 from below so that 3a is located on the upper surface, and a large planar extension along the surface of the substrate 2 from the base end of the holding part 15 on the substrate 2 side. The mounting portion 16 serving as a substrate contact portion that is in contact with the surface of the substrate 2 in a state in which the substrate is expanded and attached.
It consists of and. The carrier 12 of the embodiment is formed of synthetic resin or hard rubber, and includes an upper surface portion 15a covered with the M-shaped rail surface 13 and a side portion 14 of the rail body 11 that is brought into contact with the surface of the substrate 2. An upper part 1 having a side part 15b that is flatly carved so as to be sandwiched between the substrate 2 and
5 and a mounting portion 16 serving as a substrate contact portion that is extended downward from the upper portion 15 so as to hang flatly so as to contact the surface of the substrate 2.
Therefore, the mounting occupancy area of the launch rail 10 on the surface of the board 2 is the area occupied by the rail body 11 itself in contact with the surface of the board 2 as in the conventional case, that is, only the side surface of the rail body 11 on the board side is in contact. It is greatly expanded compared to the installation occupying area. The carrier 12 and the substrate 2 are
When the firing rail is attached to the substrate, the upper side portion 15b on the rear side of the carrier 12 is bent upward in a L-shape, as a locking means to be engaged with each other. The latching portions 25, 25 integrally formed so as to project out are provided at a plurality of positions at appropriate intervals along the longitudinal direction of the rail, while the latching portions 25, 25 are provided on the substrate 2 side.
Elongated through holes 26, 26 into which 25 is fitted in an oblique state
Is being worn. Two elongated through holes 2 as locking parts
The orientation direction of 6 is substantially the tangential direction of the starting end of the guide rail 3. In the launch rail 10 of this embodiment, the rail main body 11 is constructed as a single component whose inside is solid and integrated over the entire length of the rail main body 11. The carrier 12 may be present in one section in the direction. In addition, the firing guide groove 13a formed in the rail surface 13
Depending on the cross-sectional shape of the rail surface 13 and the carrier 1
Although a gap may be provided between the upper surface 15a of the second carrier 2 and the upper surface 15a of the second carrier 2, the reinforcing effect is formed even in this case so that the upper surface 15a of the carrier 12 contacts a part of the lower surface of the rail surface 13. Is good. The carrier 12 in this embodiment has two screws 21 and 22 (FIGS. 2 and 6) screwed from one side 13 side of the rail body 11 toward the carrier 12 inside. The rail main body 11 is combined with the rail main body 11 to be integrated into a single component. By making the launch rail 10 a single component,
The rail main body 11 can be made robust, and the distortion or deviation of the rail surface 13 due to the wiping pressure applied during the wiping operation can be prevented. In FIG. 5, for the purpose of screwing the two screws 21 and 22, the side portion 14 of the rail main body 11 has one through hole 17 on the side close to the launching punch 4 and the guide rail. A plurality of through holes 18 are provided on the side close to 3. In this example, there are three through holes 18 a, 18 b, and 18 c, and only one is selectively used. On the other hand, the carrier 12
A fastening hole 19 corresponding to the through hole 17 is provided on the upper side portion 15b of the
And a plurality of fastening holes 20 selectively corresponding to one of the plurality of through holes 18. In this example, the number of the fastening holes 20 is the same as that of the through holes 18, and is three, that is, 20a, 20b, and 20c. As can be seen from FIGS. 3 and 5, the three fastening holes 20a, 20b, 20c are arranged in a straight line parallel to the firing guide direction, while the three through holes 18a, 18b,
18c are arranged on a straight line that intersects with the arrangement direction of the fastening holes 20. Accordingly, after the through hole 17 and the fastening hole 19 are aligned with each other and temporarily fixed by the screw 21, the rail body 11 is rotated with respect to the carrier 12 about the screw, so that three different rotation positions can be obtained. , Through hole 18a
And the fastening hole 20a, the through hole 18b and the fastening hole 20b, and the through hole 18c and the fastening hole 20c. One of these,
For example, as shown in FIG. 6, the through hole 18b and the fastening hole 20
Match b and fasten with screws 22. In this case, the positions of the remaining through holes 18a and the fastening holes 20a and the positions of the through holes 18c and the fastening holes 20c are displaced and do not match. As for the height position of the rail surface 13 of the rail main body 11, the through hole 18b and the fastening hole 20b are aligned and fixed, so that the through hole 18b and the fastening hole 20b are aligned. The rail surface 13 can be raised by an amount indicated by x in FIG. If the through holes 18c and the fastening holes 20c are aligned and fastened, only the rail surface 13 by the amount indicated by x in FIG.
Can be raised. That is, the launch angle from the launch rail 10 can be adjusted depending on which through hole 18 is selectively used. Launch rail 10 of this example
However, since the rail main body 11 and the carrier 12 are used, the firing angle is adjusted by adjusting the firing rail 10 to the substrate 2
It has the advantage that it can be done after it has been attached to. This is a guide rail 3 that occurs when only the game board 1 is replaced, especially in a separation-type pachinko machine.
It facilitates the adjustment of the mutual positions of the launch rail 10 and the launch rail 10. That is, it is possible to finely adjust the hitting ball hit by the launching punch 4 so as to be surely moved to the guide rail 3 without reducing the launching force, and thus the operation unit 4A of the hitting ball launching device. Even if the holding power is not increased, it is possible to guarantee accurate flight into the game. In addition, the screw 22 for adjusting the firing angle is at the same time the rail body 11
Since it also functions as a screw for attaching to the carrier 12, the number of parts can be reduced. 3 and 4, in this embodiment, in order to determine the mounting position of the firing rail 10 with respect to the board 2,
A positioning projection 23 is provided on the front surface side of the substrate 2, and a fitting hole 24 that engages with the projection is provided on the rear side upper side portion 15b of the carrier 12. When the carrier 12 of the launch rail 10 is attached to the substrate 2, first, the L-shaped hooking portion 25 is set in a state of standing upright with respect to the substrate 2, and this is locked to the substrate 2. After being inserted into the portion or through hole 26, the fitting hole 24 is fitted into the positioning projection 23, and then the plate-shaped mounting portion 16 of the carrier 12 is brought into contact with the substrate 2. As a result,
As shown in FIG.
Will come into contact with the back surface of. After that, the mounting portion 16 of the carrier 12 is fixed to the substrate 2 by the mounting member 30 that forms the fixing means described later. Therefore, the hook 25 is attached to the substrate 2
In order to increase the area of contact with the back surface of the through hole and to perform stable attachment, the vertical width of the through hole 26, that is, the width in the direction perpendicular to the orientation direction, is such that the L-shaped hooking portion 25 passes through in an oblique state. It is preferable to obtain the minimum width, and it is preferable that the L-shaped tip bent portion of the locking portion 25 be as large as possible. The firing rail and the board 2 are provided with fixing means which are attached to each other so as to be detachably attached to the surface of the board 2 in relation to each other. In the embodiment, as the fixing means, a mounting hole 16 having a small diameter portion 27a and a large diameter portion 27b is formed in the mounting portion 16 on the launch rail side, and the mounting hole 27 is formed on the substrate 2 side in correspondence therewith. A mounting hole 28 having the same shape and size as the mounting hole 27 of the mounting portion 16 is provided so as to be coaxially aligned when superposed. In FIGS. 3, 7 and 8, reference numeral 3 in the drawings
No. 0 is inserted into these mounting holes 27, 28 and the firing rail 10
Is a mounting member as a fixing means for fixing the carrier 12 of FIG. The mounting member 30 includes a shaft 31 that penetrates the mounting hole 27 of the launch rail 10 and the mounting hole 28 of the board 2.
A locking portion 32 at the tip of the shaft 31 that projects in the radial direction of the shaft 31, a flange portion 33 at the rear end of the shaft 31 that extends to the peripheral edge of the shaft 31, and the flange portion 33. And an operating portion 34 formed to manually rotate the shaft 31 (see FIGS. 7 and 8).
reference). In the embodiment, the mounting member 30 is integrally molded of synthetic resin having high durability. Further, the locking portion 32 is the shaft 31.
From the tip peripheral surface of the shaft 31 in the diametrical direction of the shaft 31,
The collar portion 33 is formed in a disk shape on the rear end side of the shaft 31 coaxially with the shaft 31. The length of the locking portion 32 is slightly shorter than the diameter of the flange portion 33, and the axial distance between the locking portion 32 and the flange portion 33 is a mounting hole when the firing rail 10 is brought into contact with the board 2. Two
7 and the mounting hole 28 are aligned with the depth. Locking part 32
The surface on the side of the collar portion 33 of the is an inclined surface 32a on which the locking portion 32 can easily climb on the back surface of the substrate 2 when viewed in the rotational direction in which the shaft 31 is rotated during mounting, and further, the inclined surface 32a. A groove 32b extending in the lengthwise direction of the locking portion 32 is formed in this. The concave groove 32b is provided to prevent warpage of the locking portion 32 in the longitudinal direction and to strengthen the pressure contact force of the locking portion 32 to the back surface of the substrate 2. Furthermore, the mounting member 30 is provided with an exploration portion 35 formed by extending a small-diameter shaft from the tip of the shaft 31 and bending the tip inward in a lateral L shape. At the time of mounting, the shaft 31 and the locking portion 32 are hidden by the collar portion 33, but even in that case, since the exploring portion 35 is formed smaller than the mounting hole 27, the exploring portion 35 is not necessary. Therefore, it is easy to search the position of the mounting hole 27, and therefore, it becomes easy to insert the locking portion 32 into the mounting hole 27 of the carrier 12. Further, a small protrusion 36 (FIG. 3) that can be engaged with at least a part of the concave groove 32b is formed on the back surface of the substrate 2, and the engagement of the locking portion 32 is achieved by the engagement of the concave groove 32b and the small protrusion. It is designed to prevent the shift and loosening and to securely lock the locking portion 32 to the substrate 2. The small protrusions 36 may be arranged so as to correspond to the locking portions 32 protruding in both directions. The mounting hole 27 of the launch rail 10 has a small diameter portion 27a through which the shaft 31 of the mounting member 30 can pass, and a locking portion 32.
Has a large-diameter portion 32b that allows passage, and the collar portion 33 may be formed in a size and shape that cannot pass. Therefore, the shape of the hole is not limited to that shown in the embodiment. The small diameter portion 32a of the mounting hole 27 of the embodiment is a circular hole through which the shaft 31 closely contacts, and the large diameter portion 32b has the same length as the delivery of the locking portion 32, and a part of the circular hole is expanded in the diameter direction. The diameter of the large diameter portion 32b is smaller than the diameter of the collar portion 33. The diameter of the small diameter portion 32a is substantially the same as the diameter of the shaft 31 because the shaft 31 and the small diameter portion 32a
This is because the firing rail 10 can be positioned more reliably by tightly fitting and fitting with each other. The reason why the large diameter portion 32b has the same length as the delivery of the locking portion 32 is that the attachment member 30 is attached to the attachment hole 2
This is to prevent natural disengagement when fitted to 7. In the embodiment, in order to prevent this natural disengagement more surely, a small projection 32c is provided at the tip of the engaging portion 32 so as not to interfere with the slip-out with the mounting hole 27. In this way, if the structure is constructed so as to prevent the mounting hole 27 from falling off spontaneously, the mounting member 30 as one component is always attached to the firing rail 1.
It can be handled as one unit, which is convenient for installation work and parts management. The mounting hole 28 for fixing the board 2 has the same shape as the mounting hole 27, but the large diameter portion for the locking portion 32 is formed to be slightly larger so that the locking portion 32 can easily pass. Good. However, it is preferable that the small diameter portion of the mounting hole 28 has the same diameter as the shaft 31 in order to exert the positioning function. In the case of the embodiment, the positioning projection 23 on the board 2 side and the fitting hole 24 on the launch rail 10 side are used for positioning, and further, the hooking portion 25 provided on the upper part of the launch rail 10 penetrates the board. Since it is fixed by hanging on the hole 26,
It is not necessary to have the same diameter. When the carrier 12 of the launch rail 10 is attached to the substrate 2, first, the L-shaped hooking portion 25 is inserted into the through hole 26 of the substrate 2 and the positioning projection 23 is fitted into the fitting hole 24. The plate-shaped mounting portion 16 of the carrier 12 is brought into contact with the substrate 2 while fitting together. As a result, mounting hole 2
The small-diameter portion and the large-diameter portion of 7 and 28 coincide with each other. Next, the searching portion 35 is searched for the mounting hole 27, and the locking portion 32 of the mounting member 30 is searched.
Through the large diameter portions of the mounting holes 27, 28, the collar portion 33 is brought into contact with the carrier 12 on the surface of the mounting portion 16, and the locking portion 32 of the mounting member 30 is strongly pressed so that it is located on the back surface of the substrate 2. . Next, the operating portion 34 is rotated by approximately 90 degrees, and the groove 3 of the locking portion 32 is
2c is fitted to the small protrusion 36 on the back surface of the substrate 2. As shown in FIG. 9, the engaging portion 3 of the carrier 12
The mounting portion 16 and the substrate 2 are sandwiched between the 2 and the collar portion 33, and the mounting portion 16 of the carrier 12 is fixed to the substrate 2. At this time, the hooking portion 25 strongly contacts the back surface of the substrate 2 to support the upper portion of the carrier 12. After all, the entire launch rail 10 of the present invention has a hooking portion 25 as a locking means on the upper portion thereof.
However, since the mounting member 30 as a fixing means is arranged at a lower part in the lower part in the vertical direction, the surface of the substrate 2 is extremely stable as compared with the case where only the mounting member 30 is fixed. It is fixedly held at. In particular, even after long-term use or cleaning work, the rail surface 13 does not tilt to the front side of the substrate 2, so that it is not necessary to screw the rail body 11 to the substrate 2 together with the carrier 12, and for this reason, It is possible to easily attach and detach using only the attaching member 30 without using fastening means such as screws. In order to facilitate the mounting work, the carrier 12 is formed with a grip portion 29 which can be gripped by an operator (FIG. 3). 10 and 11 show an inclination adjusting mechanism for correctly adjusting the inclination of the rail surface 13 with respect to the surface of the substrate 2 in advance. When the inclination of the rail surface 13 with respect to the surface of the substrate 2 deviates from the surface of the guide rail 3, the force of the hit ball also decreases, which is a problem that cannot be ignored. The tilt adjusting mechanism of FIG.
A screw 37 that penetrates the rail main body 11 and the carrier 12 and abuts the tip on the surface of the substrate 2 near the tip of the board 37.
According to (Fig. 1). For the purpose of passing the screw 37, a through hole 38 for the screw 37 is formed on the side portion 14 of the rail body 11.
In addition, an adjustment screw hole 39 is provided on the upper side portion 15b of the carrier 12.
Is provided. By adjusting the tightening force of the screw 37, it is possible to slightly finely adjust the improper position of the rail surface 13 shown by the broken line in FIG. 10 to the proper position of the solid line. Therefore, even if the deviation occurs from the proper position as shown by the deviation amount v in FIG. 10 at the beginning of mounting or after use, the deviation can be easily corrected. The tilt adjusting mechanism shown in FIG.
A spacer 40 is fitted and inserted between the rear side surface and the substrate 2. With this spacer 40, as shown by the shift amount w in FIG. 11, the entire firing rail 10 can be modified so as to be attached slightly forward. Returning to FIG. 2, the launch rail 10 is attached to the substrate 2 as shown in the figure. In this attached state, the falling foul ball collides with the tip of the launch rail 10, and the impact causes the launch rail 10 to fall. The problem is that distortion and distortion occur in the. Therefore, in the embodiment, the foul ball receiving piece 41 is integrally formed at the tip of the carrier 12 that constitutes the launch rail 10, and the foul ball collecting trough 6 with which the foul ball collides.
A part of the socket 6A is configured. As a result, the rail main body 11 is protected from the impact of the foul ball, and the foul ball receiving piece 41 can be molded integrally with the carrier 12 made of synthetic resin or hard rubber, which simplifies the manufacturing and assembling work. The foul ball recovery gutter 6 has a notch 43A on one side which engages with a locking piece 42 provided on the surface of the substrate 2,
A screw stopper 43B is provided on the other side, and the notch 43A is inserted into the locking piece 42 to lock one side, and the screw stopper 43B on the other side is passed through a screw to be mounted on the substrate 2. Therefore, the foul ball collection gutter 6 and the overflow ball collection gutter 6B can be easily attached in one operation. Incidentally, the reference numeral 44 in the figure indicates the supply plate 9
This is a ball draining gutter, which is composed of a ball draining gutter frame 44a and a ball draining gutter lid 44b, and is provided with an opening 45 for receiving a ball from the supply tray 9 led out from the supply tray 9 through the front mechanism panel 7. .
Further, reference numeral 46 is a ball receiving portion having a reinforcing plate material portion 46A, 47
Indicates the firing position. As described above, according to the present invention, the mounting occupancy area of the launch rail on the board surface is significantly larger than the occupying installation area of the conventional launch rail body on the board surface only on the side surface on the board side. Since the expanded board contact portion is expanded, the mounting occupancy area on the board surface as a whole of the firing rail is greatly expanded, and the mounting stability of the firing rail is dramatically improved.
Therefore, the launch rail mounting structure is also a "cantilever support structure".
However, the mounting state of the launch rail itself is extremely stable and strong.
【図面の簡単な説明】
【図１】パチンコ機の正面図である。
【図２】パチンコ機の正面図の一部拡大図である。
【図３】パチンコ機の正面図の下分解図である。
【図４】発射レールの分解斜視図である
【図５】レール本体と担持体の正面図である。
【図６】発射角度調整の説明に供する図である。
【図７】取付部材の正面図である。
【図８】取付部材の側面図である。
【図９】取付状態の発射レールの断面図である。
【図１０】傾斜角度調整機構の一例を示す断面図であ
る。
【図１１】傾斜角度調整機構の他の例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
１ 遊技盤 ２ 基板
１０ 発射レール １１ レール本体
１２ 担持体 １３ レール面
（レール本体）
１４ 側部（レール本体） １６ 取付部（基
板当接部）BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a front view of a pachinko machine. FIG. 2 is a partially enlarged view of a front view of a pachinko machine. FIG. 3 is a lower exploded view of a front view of the pachinko machine. FIG. 4 is an exploded perspective view of a launch rail. FIG. 5 is a front view of a rail body and a carrier. FIG. 6 is a diagram for explaining a firing angle adjustment. FIG. 7 is a front view of a mounting member. FIG. 8 is a side view of a mounting member. FIG. 9 is a cross-sectional view of the firing rail in an attached state. FIG. 10 is a sectional view showing an example of a tilt angle adjusting mechanism. FIG. 11 is a cross-sectional view showing another example of the tilt angle adjusting mechanism. [Explanation of reference symbols] 1 game board 2 board 10 launching rail 11 rail body 12 carrier 13 rail surface (rail body) 14 side portion (rail body) 16 mounting portion (board contact portion)
【手続補正書】
【提出日】平成６年４月１５日
【手続補正１】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 弾球遊技機の発射レール
【特許請求の範囲】
レール面と両側部とによる断面略Ｍ型に形成した金属製
のレール本体を合成樹脂製の担持体により保持した単一
部品に形成して、基板表面に着脱可能に取り付けられる
弾球遊技機の発射レールに於いて、
上記基板表面での上記発射レールの取付占有面積が該発
射レールの基板側一側面の占有面積よりも拡大するよう
に、上記担持体から基板表面に沿って延在する基板当接
部を拡張形成したことを特徴とする弾球遊技機の発射レ
ール。
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レール面と両側部とに
よる断面略Ｍ型に形成した金属製のレール本体を合成樹
脂製の担持体により保持した単一部品に形成して、基板
表面に着脱可能に取り付けられる弾球遊技機の発射レー
ルに係り、特に、発射レールの安定取り付けの改良に関
する。
【０００２】
【従来技術】弾球遊技機の発射レールは弾球遊技の要で
あり、正確な弾道を定める上で重要な部品である。この
重要な部品である発射レールは、遊技中においては１分
間に１００個もの球が発射されるため、その発射誘導溝
に球垢が付着しやすく、遊技店の営業が終わった閉店時
には、この球垢を擦るようにして拭き取る拭取作業を行
うこととなる。しかし、この拭取作業によって繰り返し
加えられる拭取圧力によって、重要な部品である発射レ
ールには変形による狂いや歪みが発生しやすかった。そ
こで、従来では、金属製のレールだけで構成していた発
射レールに替えて、金属製の発射レール本体を合成樹脂
の担持体により一体的に保持した単一部品の構成を採用
して、発射レール全体に剛性を持たせて強度を高めた弾
球遊技機の発射レールが、例えば、実開昭６０−１３１
７５号公報で、更には本願出願人による特開昭５８−６
５１８０号公報および実開昭５８−５４８８７号公報に
より提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】しかし、金属製のレ
ール本体を合成樹脂製の担持体で保持させた従来の発射
レールでは、発射レール自体の剛性及び強度は高め得た
ものの、長手方向に沿って形成された発射誘導溝を上面
にした細長状の部品構成であるがゆえに、遊技盤下端部
の下方に位置する基板の表面に着脱可能に取り付けた際
には、取付占有面積が発射レールの基板側一側面を基板
に当接する状態だけの、いわゆる「片持支持構造」とな
ってしまい、長期に使用している間には、発射レールの
取付状態そのものが緩んだり歪んだりして変形して安定
度を欠き、打球が狙い通りに飛ばない「ムラ飛び」の原
因となって、遊技者の不興を買うことが少なくなかっ
た。殊に、遊技店においては、上記拭取作業を繰り返し
行っていると、ついには、発射レールの手前側側端部分
が遊技者側に垂れ下がって来る、という不都合が生じる
こととなる。本発明は、かかる問題の解決を目的として
成されたものである。
【０００４】
【問題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、レール面（１３）と両側部（１４、１４）
とによる断面略Ｍ型に形成した金属製のレール本体（１
１）を合成樹脂製の担持体（１２）により保持した単一
部品に形成して、基板（２）表面に着脱可能に取り付け
られる弾球遊技機の発射レール（１０）に於いて、上記
基板（２）表面での上記発射レール（１０）の取付占有
面積が該発射レール（１０）の基板（２）側一側面の占
有面積よりも拡大するように、上記担持体（１２）から
基板（２）表面に沿って延在する基板当接部（１６）を
拡張形成した構成とした。
【０００５】
【作用】本発明によれば、レール本体を合成樹脂製の担
持体により単一部品として発射レールを構成し、この担
持体から基板表面に沿って延在するよう基板当接部を拡
張形成したので、発射レールの取付占有面積が発射レー
ルそのものの基板側側面だけの占有面積よりも大幅に拡
大されて、基板表面に取り付けられる発射レールの取付
安定度が向上する。又、発射レールの取付構成がたとえ
「片持ち構造」であっても、発射レール自体の取付状態
が強固となり、常に良好に維持される。
【０００６】
【実施例】以下、本発明を弾球遊技機の一つであるパチ
ンコ機を例にして説明する。図１及び図２に示す発射レ
ール１０は、パチンコ機の遊技盤１の下部に配設される
基板２の正面側表面（表面側）に着脱可能に取り付けら
れている。基板２は、図３に示すように遊技盤１が載せ
られる遊技盤載置部２Ａを有する箱状のフレームであ
る。発射レール１０は、ガイドレール３と協働して、発
射杵４からの打球を遊技領域１Ａへ導く役目をするもの
で、発射レール１０とガイドレール３との間には、打ち
出されたファール球即ち遊技領域１Ａに達せずにガイド
レール３を流下する打球を受皿５へ導びくファール球回
収樋６の受口６Ａ（図２）が開口している。
【０００７】発射レール１０は、打出された打球の方向
や回転等を正しく規制し、打球をガイドレール３上に適
正且つ安定した走行状態で飛び移る（移動する）よう
に、発射誘導するものであり、パチンコ機の最も重要な
部品の１つである。この発射レール１０が正しく取り付
けられてその取付位置が安定していないと、打球の方向
がそれたり、打球が遊技領域１Ａに達する迄の間に遊技
盤１との摩擦等により弾発勢が減殺されるため、発射杵
４から球に与えられるエネルギーを大きくしなくてはな
らない。その結果、打球発射装置の操作部４Ａをその復
帰力に抗してより多く右回動させ、その回動位置を維持
しておかなくてはならないため、遊技者の手疲れの原因
となっていた。このような打球の不良発射は、発射レー
ル１０から発射された打球の方向がそれたり、回転方向
が乱れたりして、ガイドレール３への飛び移りが良好で
ない場合に起因することが多い。又、極端に発射レール
１０の取付位置が狂った場合には、発射レール１０から
ガイドレール３への打球の飛び移りすらできなくなっ
て、ファール球が多発し、パチンコ機本来の機能を失っ
てしまう。
【０００８】図２〜図４に於て、本発明の一実施例とし
て説明する発射レール１０は、打ち出された打球が走行
するレール本体１１を合成樹脂製の担持体１２により保
持した単一部品に形成してある。実施例のレール本体１
１は、長い帯状の金属素材、例えばステンレス板の中央
部分を帯状に残してレール面１３を形成し、そのレール
面１３の両側部１４、１４を下方に略直角に折曲して、
全体の断面を略Ｍ型に成形してある。レール面１３に
は、打球が走行する長手方向の全長にわたって、打球を
誘導するためのＶ字型の発射誘導溝１３ａが設けてあ
る。
【０００９】発射誘導溝１３ａは打球の下部を２点でバ
ランスよく支える溝状の構造である。図では断面Ｖ字型
の溝としてあるが、これに限らず、レール面１３内の両
側に平面部が残るように、例えば、中央のみを断面Ｖ字
型或いはＵ字型に成形してもよい。レール本体１１の両
側部１４、１４は、このレール面１３を支持し、且つそ
の形状を保持する機能をも果している。このようにレー
ル本体１１のレール面１３に発射誘導溝１３ａを設ける
と、打球の走行方向を確実にコントロールでき、ガイド
レール３への飛び移りが安定するから、方向の狂いや回
転不良から打球がガラスや遊技盤に接触して打球の勢が
減少されるムラ飛びをなくすことができる。
【００１０】次に、図５及び図６に於て、レール本体１
１のレール面１３は、打球を滑らかにガイドレール３へ
飛び移らせるため、長手方向の途中から先端側即ちガイ
ドレール３側にかけて徐々に反り上がる曲面に成形して
ある。勿論、後端側即ち発射杵４側から先端側にかけて
徐々に反り上がる曲面として成形してもよい。いずれに
せよ、このレール面１３の走行方向の形状は、発射杵４
の打撃方向及びガイドレール３の曲りとの関係で、でき
るだけ発射勢が減殺されない形状とするのが好ましい。
このように、レール本体１１のレール面１３に湾曲部を
設けると、打球がレール面１３から浮き上ることがなく
レール面１３によく接し、発射誘導溝１３ａによるコン
トロールを確実に受け、安定した打球が得られるから、
打球の方向づけが確実にでき発射勢の減少をなくすこと
ができる。
【００１１】図４に於いて、担持体１２は、レール本体
１１の形態を保持する保持部１５と、この保持部１５か
ら基板２表面に当接するよう延在する拡張形成された基
板当接部１６とで構成される。担持体１２の材質は特に
問わないが、合成樹脂でも硬質ゴムでもよい。この担持
体１２は合成樹脂製で、その保持部１５は、断面が略Ｍ
型に形成されたレール本体１１の下から、Ｍ型の窪みを
ほぼ満たすように侵入してレール本体１１の形態を保持
している。他方、その基板当接部１６は、保持部１５が
基板２表面に沿って面的に大きく延在するように拡張形
成されている。従って、発射レール１０の基板２表面に
おける取付占有面積は、従来のようにレール本体１１自
体の基板２側の一側面１４のみが基板２表面に当接され
て占有していた面積よりも大幅に拡大される。
【００１２】この担持体１２と基板２とには、発射レー
ル１０を基板２に取り付ける際に、相互に関連して係合
し合う係止手段として、担持体１２の基板２へ向いた側
には、当該担持体１２の一部が上向きにＬ字状に曲がっ
て突出するよう一体形成された掛止部２５、２５がレー
ルの長手方向に沿って適当間隔をおいて複数箇所に設け
られる一方、基板２側には、これらの掛止部２５、２５
が斜め状態で嵌め込まれる細長い貫通孔２６、２６（図
３）が穿たれている。係止部としての細長い２つの貫通
孔２６の配向方向は、ほぼガイドレール３の始端の接線
方向となっている。
【００１３】本施例の発射レール１０では、レール本体
１１の全長にわたって、その内部を内実とし一体化する
単一部品の構成にしてあるが、密嵌一体状に形成した
り、又は、長さ方向の一区間に担持体１２を存在させて
もよい。又、レール面１３に形成する発射誘導溝１３ａ
の断面形状によっては、レール面１３の下面と担持体１
２の上面との間に間隙を設けてもよいが、この場合で
も、レール面１３の下面の一部に担持体１２の上面が当
接するように形成しておくのが補強効果の点で良い。
【００１４】この実施例での担持体１２は、レール本体
１１の一方の側部１３側から内部の担持体１２に向け
て、ネジ込んだ２つのビス２１、２２（図２）でレール
本体１１と組み合わされて一体化され、単一部品化され
ている。発射レール１０の単一部品化によって、レール
本体１１を堅牢にすることができ、拭取作業の際に加え
られる拭取圧力によるレール面１３の歪みや狂いが防げ
る。
【００１５】図５に於て、上記２つのビス２１、２２を
ネジ込む目的で、レール本体１１の側部１４には、その
発射杵４に近い側に１つの貫通孔１７が、またガイドレ
ール３に近い側に複数の貫通孔１８が設けてある。貫通
孔１８はこの例では、１８ａ、１８ｂ、１８ｃの３個で
あり、選択的に１つだけ使用される。一方、担持体１２
の上部側には貫通孔１７に対応する止着孔１９と、複数
の貫通孔１８の１つと選択的に対応する複数の止着孔２
０とが設けてある。この例では止着孔２０の数も貫通孔
１８と同数であり、２０ａ、２０ｂ、２０ｃの３個にな
っている。
【００１６】図３及び図５から分るように、３個の止着
孔２０ａ、２０ｂ、２０ｃは発射誘導方向と平行な一直
線上に配列され、一方、３個の貫通孔１８ａ、１８ｂ、
１８ｃはこの止着孔２０の配列方向と交差する一直線上
に配列されている。従って、貫通孔１７と止着孔１９を
一致させてビス２１により仮り止めした後、該ビスを中
心として担持体１２に対しレール本体１１を回動させる
ことにより、異なった３つの回動位置で、貫通孔１８ａ
と止着孔２０ａ、貫通孔１８ｂと止着孔２０ｂ、貫通孔
１８ｃと止着孔２０ｃとが一致する。このうちの１つ、
例えば、図６に示すように、貫通孔１８ｂと止着孔２０
ｂを一致させ、ビス２２にて止着する。この場合、残り
の貫通孔１８ａと止着孔２０ａ、貫通孔１８ｃと止着孔
２０ｃとは、その位置がズレて不一致となる。
【００１７】レール本体１１のレール面１３の高さ位置
は、貫通孔１８ａと止着孔２０ａを一致させて止着する
ことにより、貫通孔１８ｂと止着孔２０ｂとを一致させ
た場合に比べて図６にｘで示す量だけレール面１３を上
げることができる。又、貫通孔１８ｃと止着孔２０ｃを
一致させて止着すれば、図６にｙで示す量だけレール面
１３を下げることができる。即ち、どの貫通孔１８を選
択的に使用するかにより、発射レール１０からの発射角
度を調整することができるのである。本例の発射レール
１０は、レール本体１１とこれを保持する担持体１２と
が組み付け構成されていることから、この発射角度調整
は、発射レール１０を基板２へ取付けた後に於て行なう
ことができる、という利点を有する。
【００１８】このことは、特に分離式パチンコ機に於
て、遊技盤１のみを交換した際に生ずるガイドレール３
と発射レール１０との相互位置の調整を容易にする。即
ち、発射杵４により打出された打球を、その発射勢を減
少させることなく、確実にガイドレール３に移動するこ
とができるよう微調整することができ、従って打球発射
装置の操作部４Ａの操作保持力を大きくしなくても、遊
技内部への正確な飛びを保証することができる。
【００１９】図３及び図４に於て、この実施例では、基
板２に対する発射レール１０の取付位置を定めるため、
基板２の表面側には位置決め用突起２３が、又、担持体
１２の背面側には該突起２３と係合する嵌合孔２４が設
けてある。
【００２０】発射レール１０の担持体１２を基板２に取
付けるに際しては、先ず、上記Ｌ字状の掛止部２５を基
板２に対して斜めに立てた状態にして、これを基板２の
係止部即ち貫通孔２６に挿入させてから、位置決め用突
起２３に嵌合孔２４を嵌合させ、次いで担持体１２の板
状の取付部１６を基板２に当接させる。これにより図７
に示すように、係合部即ち掛止部２５の内側面は基板２
の背面に当接することになる。その後、発射レール１０
を基板２表面に固定する手段としての取付部材３０によ
り、担持体１２の基板当接部１６は基板２の表面に密着
された状態にて着脱可能に固定される。
【００２１】掛止部２５が基板２の背面に当接する面積
を多くし且つ安定した取付けをなすためには、貫通孔２
６の縦幅、即ち配向方向と直角な方向の幅は、Ｌ字状の
掛止部２５を斜め状態で通し得る最小幅とするのが好ま
しく、係止部２５のＬ字状の先端折曲部はできるだけ大
きくするのが好ましい。又、図３に示す符号２７は取付
部材３０の軸が通るよう基板当接部１６に穿たれた軸穴
であり、符号２８は基板２に穿たれた軸穴である。尚、
本発明は、上記実施例に示す発射レールに限定されるこ
となく、金属製のレール本体と合成樹脂製の担持体とに
より単一部品として構成される発射レールについて適用
できる。
【００２２】
【発明の効果】本発明は叙上の如く、基板表面での発射
レールの取付占有面積が、従来の発射レール本体の基板
側側面だけの基板表面に占める取付占有面積よりも、大
幅に拡大された基板当接部を拡張形成したので、発射レ
ール全体としての基板表面での取付占有面積が大きく拡
張され、発射レールの取付安定度が飛躍的に向上する。
従って又、発射レールの取付構成が「片持ち支持構造」
であっても、発射レールの自体の取付状態が極めて安定
し強固となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】パチンコ機のガラス枠を開放した状態を示す正
面図である。
【図２】発射レールの取付状態を示す一部拡大図であ
る。
【図３】基板への取付状態を示す分解図である。
【図４】発射レールの分解斜視図である
【図５】レール本体と担持体の正面図である。
【図６】発射角度調整の説明に供する図である。
【図７】基板に発射レールを固定した状態を示す断面図
である。
【符号の説明】
１ 遊技盤 ２ 基板
１０ 発射レール １１ レール本体
１２ 担持体 １３ レール面
（レール本体）
１４ 側部（レール本体） １６ 基板当接部
【手続補正２】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図１】
【図２】
【図６】
【図７】
【図３】
【図４】
【図５】
[Procedure amendment] [Date of submission] April 15, 1994 [Procedure Amendment 1] [Amendment target document name] Specification [Amendment target item name] Full text [Amendment method] Change [Amendment content] [Document name] Specification Book [Title of Invention] Launching rail for ball game machine [Claims] Single rail body made of synthetic resin to hold a metal rail body formed in a substantially M-shaped section by rail surface and both sides formed in part, at the launching rails pinball game machine that is removably attached to the substrate surface, the mounting area occupied by the launch rail in the substrate surface than the area occupied by the substrate side one side of the firing rail A launch rail of a ball-and-ball game machine, wherein a board contact portion extending from the carrier along the board surface is formed so as to be expanded. BACKGROUND OF THE INVENTION [0001] Field of the Invention The present invention is a metal rail body formed in a substantially M-type by the rail surfaces and the sides and held by the bearing member made of a synthetic resin formed in a single piece, it relates to a firing rail pinball game machine that is removably attached to the substrate surface, in particular, to an improvement of the stability attachment of the firing rails. [0002] The launch rail of a ball game machine is the key to ball game and is an important part in determining an accurate trajectory. This important part of the launch rail, as many as 100 balls are shot during one minute during the game, so it is easy for scales to adhere to the launch guide groove, and when the game store is closed, The wiping work will be performed by rubbing the scales. However, the wiping pressure repeatedly applied by this wiping operation was likely to cause deformation and distortion of the firing rail, which is an important component, due to deformation. Therefore, in the past, instead of a launch rail that was composed of only metal rails, a single component configuration was used in which the metal launch rail body was integrally held by a synthetic resin carrier, The launch rail of a ball game machine, in which rigidity is increased by giving rigidity to the entire rail, is for example
No. 75, and further, Japanese Patent Laid-Open No. 58-6 by the present applicant.
It is proposed by Japanese Patent No. 5180 and Japanese Utility Model Laid-Open No. 58-54887. [0003] [INVENTION Problems to be Solved is, however, in the conventional firing rail is held a metal rail body at bearing member made of a synthetic resin, although the stiffness and strength of the projectile rail itself was obtained elevated, Thus although the firing guide groove formed along the longitudinal direction is elongated component configuration in which the upper surface, when the removably attached to the surface of the substrate located below the game board lower end, mounting occupied area Is a so-called "cantilever support structure" in which only one side of the launch rail on the board side is in contact with the board, and during long-term use, the installation state of the launch rail may become loose or distorted. Then, it deformed and lacked stability, and it was not uncommon for the player's disappointment to be the cause of "unevenness jumping" in which the hit ball did not fly as intended. In particular, in a game store, if the above-mentioned wiping operation is repeated, there occurs an inconvenience that the front side end portion of the launch rail hangs down to the player side. The present invention has been made for the purpose of solving such a problem. In order to achieve the above object, the present invention has a rail surface (13) and both side portions (14, 14).
The metal rail main body (1
Forming a single part held by 1) the synthetic resin bearing member (12), in the substrate (2) firing rails pinball game machine detachably mounted on the surface (10), the substrate (2) From the carrier (12) to the substrate (so that the mounting footprint of the launch rail (10) on the surface is larger than the footprint of one side of the launch rail (10) on the substrate (2) side. 2) The substrate contact portion (16) extending along the surface is formed to be expanded. According to the present invention, a launch rail is constructed as a single component of a rail body by a carrier made of synthetic resin, and a board contact portion is formed so as to extend from the carrier along the surface of the board. Since the expansion rail is expanded, the mounting area occupied by the launch rail is significantly larger than the area occupied by only the side surface of the launch rail on the substrate side, and the mounting stability of the launch rail mounted on the substrate surface is improved. Further, even if the mounting structure of the launch rail is a "cantilever structure", the mounting condition of the launch rail itself becomes strong and is always maintained in good condition. The present invention will be described below by taking a pachinko machine, which is one of the ball game machines, as an example. The launch rail 10 shown in FIG. 1 and FIG. 2 is detachably attached to the front surface ( front surface side) of the substrate 2 arranged at the bottom of the game board 1 of the pachinko machine .
Has been. The board 2 is mounted with the game board 1 as shown in FIG.
Oh a box-shaped frame having a game board mounting portion 2A to be
It Launch rail 10 cooperates with the guide rail 3, intended to serve for guiding the hitting from firing punch 4 to game region 1A, between a firing rail 10 and the guide rail 3, Chi hitting <br / > out the foul ball that game ball-hitting flowing down the guide rails 3 to not reach the region 1A to receiving dish 5 guide creel foul ball collection gutter 6 socket 6A (FIG. 2) is opened. The launch rail 10 properly regulates the direction, rotation, etc. of the hit ball so that the hit ball jumps (moves) on the guide rail 3 in a proper and stable traveling state.
In addition, it is one of the most important parts of a pachinko machine that guides the launch. If the launch rail 10 is properly attached and the mounting position is not stable, the direction of the hit ball deviates, and the resilience is reduced by friction with the game board 1 until the hit ball reaches the game area 1A. Therefore, the energy given to the ball from the launching pestle 4 must be increased . As a result, the operating portion 4A of the hitting ball launching device must be rotated more rightward against the restoring force to maintain the rotated position, which causes the player's hand fatigue. It was Such a poorly-launched ball is often caused when the direction of the ball hit from the launch rail 10 is deviated or the rotation direction is disturbed, so that the jump to the guide rail 3 is not good. Also, extremely launch rail
If the mounting position of 10 goes wrong, it becomes impossible to jump the ball from the launch rail 10 to the guide rail 3, and foul balls occur frequently, and the original function of the pachinko machine is lost. [0008] Figure 2 At a 4, launch rail 10 described as an embodiment of the present invention, the coercive rail body 11 striking Chi out the hit ball travels a synthetic resin carrier 12
It has been formed into a single piece. Rail body 1 of the embodiment
1, a long strip of metal material, for example a central portion of the stainless steel plate leaving a strip to form a rail surface 13, the rails
Bend both sides 14, 14 of the surface 13 at a substantially right angle,
The entire cross section is formed into a substantially M shape. The rail surface 13 is provided with a V-shaped launch guide groove 13a for guiding the hit ball over the entire length in the longitudinal direction along which the hit ball travels. The firing guide groove 13a has a groove-like structure that supports the lower part of the hit ball at two points in a well-balanced manner. Although the groove has a V-shaped cross section in the drawing, the groove is not limited to this, and only the center may be formed to have a V-shaped or U-shaped cross section so that flat portions remain on both sides of the rail surface 13. . Both sides 14, 14 of the rail body 11 also have a function of supporting the rail surface 13 and maintaining its shape. When the launch guide groove 13a is provided on the rail surface 13 of the rail body 11 in this way, the traveling direction of the hit ball can be reliably controlled, and the jump to the guide rail 3 is stabilized. It is possible to eliminate uneven jumping in which the hitting force is reduced by contacting the glass or the game board. Next, referring to FIGS. 5 and 6, the rail body 1
The rail surface 13 of No. 1 is formed into a curved surface that gradually rises from the middle in the longitudinal direction to the tip side, that is, the guide rail 3 side, in order to make the ball hit smoothly on the guide rail 3. Of course, it may be formed as a curved surface that gradually warps from the rear end side, that is, the launching punch 4 side to the front end side. In any case, the shape of the rail surface 13 in the traveling direction is such that
It is preferable to have a shape in which the firing force is not reduced as much as possible because of the relationship between the impact direction and the bending of the guide rail 3.
As described above, when the rail surface 13 of the rail main body 11 is provided with the curved portion, the hit ball does not float from the rail surface 13 and is in good contact with the rail surface 13, and is reliably controlled by the launch guide groove 13a, and a stable hit ball is obtained. Is obtained,
The direction of the hit ball can be reliably ensured and the decrease in the launch force can be eliminated. In FIG. 4 , the carrier 12 is a rail body.
11 for holding the form of 11, and this holding portion 15
Substrate formed by extension so as to abut the surface of the substrate 2
It is composed of a plate contact portion 16. The material of the carrier 12 is especially
It does not matter, but synthetic resin or hard rubber may be used. This carrying
The body 12 is made of synthetic resin, and the holding portion 15 has a cross section of approximately M.
From the bottom of the rail body 11 formed in the mold, make an M-shaped depression
Keeps the shape of the rail body 11 by penetrating so as to almost fill it
are doing. On the other hand, the board contact portion 16 has the holding portion 15
Expandable so as to extend largely along the surface of the substrate 2
Is made . Therefore, the mounting area occupied on the substrate 2 surface of the firing rail 10, the rail body 11 itself as in the prior art
Only one side 14 of the substrate 2 side of the body is greatly increased than the area that was occupied Te <br/> in contact with the substrate 2 surface. [0012] In the this carrier 12 and the substrate 2, when attaching the launch rail 10 on the substrate 2, as a locking means for mutually engaging interrelated, facing the substrate 2 of the bearing member 12 side
In this case, hooking portions 25, 25 integrally formed so that a part of the carrier 12 is bent upward in an L-shape and project, are provided at a plurality of positions at appropriate intervals along the longitudinal direction of the rail. On the other hand, on the substrate 2 side, these hook portions 25, 25
Slender through-holes 26, 26 (FIG. 3) into which is slanted are formed. The orientation directions of the two elongated through holes 26 as the locking portions are substantially tangential to the starting end of the guide rail 3. In the firing rail 10 of the present embodiment, the rail main body 11 is constructed as a single component whose inside is solid and integrated over the entire length of the rail main body 11. The carrier 12 may be present in one section in the direction. In addition, the firing guide groove 13a formed in the rail surface 13
Depending on the cross-sectional shape of the rail surface 13 and the carrier 1
A gap may be provided between the upper surface of the carrier 2 and the upper surface of the carrier 2. However, even in this case, the upper surface of the carrier 12 may be in contact with a part of the lower surface of the rail surface 13 in terms of the reinforcing effect. . The carrier 12 in this embodiment has two rails 11 and 22 (FIG. 2) screwed from one side 13 of the rail body 11 toward the carrier 12 inside. It is combined with and integrated into a single component. By making the launch rail 10 as a single component, the rail body 11 can be made robust, and the distortion or deviation of the rail surface 13 due to the wiping pressure applied during the wiping operation can be prevented. In FIG. 5, for the purpose of screwing the two screws 21 and 22, the side portion 14 of the rail body 11 has a through hole 17 on the side close to the launching punch 4 and a guide rail. A plurality of through holes 18 are provided on the side close to 3. In this example, there are three through holes 18 a, 18 b, and 18 c, and only one is selectively used. On the other hand, the carrier 12
On the upper side of the fixing holes 19 corresponding to the through holes 17, and a plurality of fixing holes 2 selectively corresponding to one of the plurality of through holes 18.
0 is provided. In this example, the number of the fastening holes 20 is the same as that of the through holes 18, and is three, that is, 20a, 20b, and 20c. As can be seen from FIGS. 3 and 5, the three fastening holes 20a, 20b, 20c are arranged in a straight line parallel to the firing guide direction, while the three through holes 18a, 18b,
18c are arranged on a straight line that intersects with the arrangement direction of the fastening holes 20. Accordingly, after the through hole 17 and the fastening hole 19 are aligned with each other and temporarily fixed by the screw 21, the rail body 11 is rotated with respect to the carrier 12 about the screw, so that three different rotation positions can be obtained. , Through hole 18a
And the fastening hole 20a, the through hole 18b and the fastening hole 20b, and the through hole 18c and the fastening hole 20c. One of these,
For example, as shown in FIG. 6, the through hole 18b and the fastening hole 20
Match b and fasten with screws 22. In this case, the positions of the remaining through holes 18a and the fastening holes 20a and the positions of the through holes 18c and the fastening holes 20c are displaced and do not match. The height position of the rail surface 13 of the rail main body 11 is set so that the through hole 18a and the fastening hole 20a are aligned with each other, so that the through hole 18b and the fastening hole 20b are aligned with each other. The rail surface 13 can be raised by an amount indicated by x in FIG. Moreover, if by coincidence fastened through holes 18c and fastening holes 20c, the amount only rail surface 13 shown in y in FIG. 6 can lower the gel. That is, the launch angle from the launch rail 10 can be adjusted depending on which through hole 18 is selectively used. Launch rail 10 of this embodiment comprises a carrier 12 for holding the rail body 11
This is advantageous in that this firing angle adjustment can be performed after the firing rail 10 has been attached to the board 2 because of the assembled structure. This is a guide rail 3 that occurs when only the game board 1 is replaced, especially in a separation-type pachinko machine.
It facilitates the adjustment of the mutual positions of the launch rail 10 and the launch rail 10. That is, it is possible to finely adjust the hitting ball hit by the launching punch 4 so as to be surely moved to the guide rail 3 without reducing the launching force, and thus the operation unit 4A of the hitting ball launching device. Even if the holding power is not increased, it is possible to guarantee accurate flight into the game. In FIGS. 3 and 4, in this embodiment, in order to determine the mounting position of the firing rail 10 with respect to the substrate 2,
A positioning projection 23 is provided on the front surface side of the substrate 2, and a fitting hole 24 that engages with the projection 23 is provided on the rear surface side of the carrier 12. When the carrier 12 of the launch rail 10 is attached to the substrate 2, first, the L-shaped hooking portion 25 is set in a state of standing upright with respect to the substrate 2, and the substrate 2 is locked. After being inserted into the portion or through hole 26, the fitting hole 24 is fitted into the positioning projection 23, and then the plate-shaped mounting portion 16 of the carrier 12 is brought into contact with the substrate 2. As a result 7
As shown in FIG.
Will come into contact with the back surface of. After that, launch rail 10
The substrate contact portion 16 of the carrier 12 is closely attached to the surface of the substrate 2 by the mounting member 30 as a means for fixing the substrate to the surface of the substrate 2.
It is fixed so that it can be detached. In order to increase the area in which the hook 25 contacts the rear surface of the substrate 2 and to perform stable mounting, the through hole 2
Height of 6, i.e. the orientation direction perpendicular to the direction of width, L-shaped engaging portion 25 to the minimum width that can through an oblique state favored <br/> and rather, the locking portion 25 L It is preferable to make the tip-shaped bent portion of the character shape as large as possible. Reference numeral 27 shown in FIG. 3 is attached
A shaft hole formed in the substrate contact portion 16 so that the shaft of the member 30 can pass through
And reference numeral 28 is an axial hole formed in the substrate 2. still,
The present invention is not limited to the launch rail shown in the above embodiment.
Instead, a metal rail body and a synthetic resin carrier
Applies to launch rails configured as more single parts
it can. As described above, according to the present invention, the mounting occupying area of the launch rail on the substrate surface is larger than the occupying occupying area of the conventional launch rail main body on the substrate surface only on the side surface on the substrate side. Since the expanded board contact portion is expanded, the mounting occupancy area on the board surface as a whole of the firing rail is greatly expanded, and the mounting stability of the firing rail is dramatically improved.
Therefore, the launch rail mounting structure is also a "cantilever support structure".
However, the mounting state of the launch rail itself is extremely stable and strong. BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a front view showing a state in which a glass frame of a pachinko machine is opened. FIG. 2 is a partially enlarged view showing a mounting state of a launch rail. FIG. 3 is an exploded view showing a mounting state on a substrate. FIG. 4 is an exploded perspective view of a launch rail. FIG. 5 is a front view of a rail body and a carrier. FIG. 6 is a diagram for explaining a firing angle adjustment. FIG. 7 is a cross-sectional view showing a state in which a firing rail is fixed to a substrate. [Explanation of symbols] 1 game board 2 substrate 10 launch rail 11 rail body 12 carrier 13 rail surface (rail body) 14 side portion (rail body) 16 board contact portion [procedure correction 2] [correction target document name] drawing [Correction target item name] All drawings [Correction method] Change [Correction content] [Fig. 1] [Fig. 2] [Figure 6] [Figure 7] [Figure 3] [Figure 4] [Figure 5]