JPH07160428A - 座標入力システム - Google Patents
座標入力システムInfo
- Publication number
- JPH07160428A JPH07160428A JP34054393A JP34054393A JPH07160428A JP H07160428 A JPH07160428 A JP H07160428A JP 34054393 A JP34054393 A JP 34054393A JP 34054393 A JP34054393 A JP 34054393A JP H07160428 A JPH07160428 A JP H07160428A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cursor
- movement
- moving
- area
- coordinate input
- Prior art date
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- User Interface Of Digital Computer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オペレーターのコマンド処理操作および必然
的なカーソル移動操作を軽減するに好適な座標入力シス
テムを提供することにある。 【構成】 データ処理装置の画面上に任意個のカーソル
移動可能領域を有すると共に、その画面に表示されてい
るカーソルをその領域に移動させる座標入力システムに
おいて、カーソル座標の移動量を検出する手段と、検出
した移動量を記憶制御する手段と、カーソルの移動を監
視する手段と、カーソルの移動領域を予測判定する手段
と、カーソルの移動を制御する手段を設け、カーソルの
現在位置（起点）にて設定したその移動速度または加速
度と移動方向を検知し、この移動速度または加速度と移
動方向に基づいて目標とするカーソル移動領域を予測判
定し、カーソルを予測判定したカーソル移動領域に強制
移動すると共に、この強制移動量を検出記憶し、この記
憶した移動量に基づいてカーソルを起点に強制移動す
る。
的なカーソル移動操作を軽減するに好適な座標入力シス
テムを提供することにある。 【構成】 データ処理装置の画面上に任意個のカーソル
移動可能領域を有すると共に、その画面に表示されてい
るカーソルをその領域に移動させる座標入力システムに
おいて、カーソル座標の移動量を検出する手段と、検出
した移動量を記憶制御する手段と、カーソルの移動を監
視する手段と、カーソルの移動領域を予測判定する手段
と、カーソルの移動を制御する手段を設け、カーソルの
現在位置（起点）にて設定したその移動速度または加速
度と移動方向を検知し、この移動速度または加速度と移
動方向に基づいて目標とするカーソル移動領域を予測判
定し、カーソルを予測判定したカーソル移動領域に強制
移動すると共に、この強制移動量を検出記憶し、この記
憶した移動量に基づいてカーソルを起点に強制移動す
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理装置であっ
て、その制御処理を行なうデータ処理システムにおける
座標入力システムに関する。
て、その制御処理を行なうデータ処理システムにおける
座標入力システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】ソフトウェア等におけるコマンド処理の
座標入力の操作性向上を計る手段としては、ポップアッ
プメニュー等があげられる。また、座標を入力する装置
においては、任意に設定した原点位置と、原点位置へ移
動する直前の位置を記憶し、原点復帰スイッチでカーソ
ルを原点位置と復帰直前の位置とに強制的に移動させる
位置入力装置（特開平４一１８０１２０号公報）が提案
されている。
座標入力の操作性向上を計る手段としては、ポップアッ
プメニュー等があげられる。また、座標を入力する装置
においては、任意に設定した原点位置と、原点位置へ移
動する直前の位置を記憶し、原点復帰スイッチでカーソ
ルを原点位置と復帰直前の位置とに強制的に移動させる
位置入力装置（特開平４一１８０１２０号公報）が提案
されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】データ処理装置の画面
に表示されているカーソルを現在の表示位置より任意の
位置へ移動させる場合には、オペレーターがマウス等の
カーソル移動装置を用いて、必要な移動量を得るために
動かし続ける動作が必要となる。一般的にソフトウェア
上でカーソルを移動させる場合、任意の領域間を往復さ
せる動作や任意の処理を行なうときには、ほぼ決った手
順によってカーソルを移動させて処理を行なっていくこ
とが多い。また、データ処理装置の画面において、任意
の対象物をカーソルにて指定し、その指定した対象物に
対するコマンド処理を行なう為に、任意のカーソル位置
よりコマンドメニュー等の領域にカーソルを移動すると
き、コマンド処理を行なおうとするカーソルの動きを監
視し、カーソルをコマンドメニュー領域へ強制移動させ
る。次にカーソルによって指定されたコマンドの処理手
順に応じて次に座標入力を必要とする位置または領域へ
カーソルを順次移動させ、定型的なコマンド処理におけ
る冗長なカーソル移動操作が行なわれている。また、画
面の精度を上げるために解像度が上がれば、カーソルの
移動量もそれに伴って増加する。本発明の目的は、この
ような環境においてユーザーサイドに立ち、オペレータ
ーのコマンド処理操作および必然的なカーソル移動操作
を軽減するに好適な座標入力システムを提供することに
ある。
に表示されているカーソルを現在の表示位置より任意の
位置へ移動させる場合には、オペレーターがマウス等の
カーソル移動装置を用いて、必要な移動量を得るために
動かし続ける動作が必要となる。一般的にソフトウェア
上でカーソルを移動させる場合、任意の領域間を往復さ
せる動作や任意の処理を行なうときには、ほぼ決った手
順によってカーソルを移動させて処理を行なっていくこ
とが多い。また、データ処理装置の画面において、任意
の対象物をカーソルにて指定し、その指定した対象物に
対するコマンド処理を行なう為に、任意のカーソル位置
よりコマンドメニュー等の領域にカーソルを移動すると
き、コマンド処理を行なおうとするカーソルの動きを監
視し、カーソルをコマンドメニュー領域へ強制移動させ
る。次にカーソルによって指定されたコマンドの処理手
順に応じて次に座標入力を必要とする位置または領域へ
カーソルを順次移動させ、定型的なコマンド処理におけ
る冗長なカーソル移動操作が行なわれている。また、画
面の精度を上げるために解像度が上がれば、カーソルの
移動量もそれに伴って増加する。本発明の目的は、この
ような環境においてユーザーサイドに立ち、オペレータ
ーのコマンド処理操作および必然的なカーソル移動操作
を軽減するに好適な座標入力システムを提供することに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的は、データ処理
装置の画面上に任意個のカーソル移動可能領域を有する
と共に、その画面に表示されているカーソルをその領域
に移動させる座標入力システムにおいて、カーソル座標
の移動量を検出する手段と、検出した移動量を記憶制御
する手段と、カーソルの移動を監視する手段と、カーソ
ルの移動領域を予測判定する手段と、カーソルの移動を
制御する手段を設け、カーソルの現在位置（起点）にて
設定したその移動速度または加速度と移動方向を検知
し、この移動速度または加速度と移動方向に基づいて目
標とするカーソル移動領域を予測判定し、カーソルを予
測判定したカーソル移動領域に強制移動すると共に、こ
の強制移動量を検出記憶し、この記憶した移動量に基づ
いてカーソルを起点に強制移動することによって、達成
される。
装置の画面上に任意個のカーソル移動可能領域を有する
と共に、その画面に表示されているカーソルをその領域
に移動させる座標入力システムにおいて、カーソル座標
の移動量を検出する手段と、検出した移動量を記憶制御
する手段と、カーソルの移動を監視する手段と、カーソ
ルの移動領域を予測判定する手段と、カーソルの移動を
制御する手段を設け、カーソルの現在位置（起点）にて
設定したその移動速度または加速度と移動方向を検知
し、この移動速度または加速度と移動方向に基づいて目
標とするカーソル移動領域を予測判定し、カーソルを予
測判定したカーソル移動領域に強制移動すると共に、こ
の強制移動量を検出記憶し、この記憶した移動量に基づ
いてカーソルを起点に強制移動することによって、達成
される。
【０００５】
【作用】カーソルの強制移動により、オペレーターのコ
マンド処理操作およびカーソル移動操作を大幅に軽減さ
せることができる。また、カーソルの移動先とするコマ
ンドメニュー等の領域に向けて、オペレータがマウスに
よりその操作速度または加速度と移動方向を設定するこ
とにより、カーソルは強制移動することとなり、オペレ
ーターは少ないマウス操作で効率良くカーソルを移動さ
せることが可能となり、オペレーターの操作性を向上さ
せることができる。
マンド処理操作およびカーソル移動操作を大幅に軽減さ
せることができる。また、カーソルの移動先とするコマ
ンドメニュー等の領域に向けて、オペレータがマウスに
よりその操作速度または加速度と移動方向を設定するこ
とにより、カーソルは強制移動することとなり、オペレ
ーターは少ないマウス操作で効率良くカーソルを移動さ
せることが可能となり、オペレーターの操作性を向上さ
せることができる。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図１に、本発明の座標入力システムを一般的なワ
ークステーションに適応した実施例を示す。図１におい
て、１はＣＰＵ、２はＣＰＵ１に接続された主記憶装
置、３はキーボード、４は座標入力システム装置、５は
座標入力システム装置４を制御する入力機器制御回路、
６はファイル装置、７はファイル装置６を制御するファ
イル制御回路、８はＤ／Ａコンバータ、９はＣＲＴ、１
０はＤ／Ａコンバータ８を介してＣＲＴ９の表示制御す
るグラフィック制御回路、１１は通信制御回路、１２は
各種ネットワーク、１３はシステムバスを表す。
する。図１に、本発明の座標入力システムを一般的なワ
ークステーションに適応した実施例を示す。図１におい
て、１はＣＰＵ、２はＣＰＵ１に接続された主記憶装
置、３はキーボード、４は座標入力システム装置、５は
座標入力システム装置４を制御する入力機器制御回路、
６はファイル装置、７はファイル装置６を制御するファ
イル制御回路、８はＤ／Ａコンバータ、９はＣＲＴ、１
０はＤ／Ａコンバータ８を介してＣＲＴ９の表示制御す
るグラフィック制御回路、１１は通信制御回路、１２は
各種ネットワーク、１３はシステムバスを表す。
【０００７】次に、本発明の座標入力システムの一実施
例を図２に示す。本座標入力システム装置４は、カーソ
ル座標の移動量を検出する検出回路部４１、検出した移
動量の記憶制御回路部４２、入力データ制御回路部４
３、出力制御回路部４４からなり、出力制御回路部４４
からの出力が図１に示される入力機器制御回路５より取
り込まれ、グラフィック制御回路１０およびＤ／Ａコン
バータ８を通り、ＣＲＴ９に表示される。
例を図２に示す。本座標入力システム装置４は、カーソ
ル座標の移動量を検出する検出回路部４１、検出した移
動量の記憶制御回路部４２、入力データ制御回路部４
３、出力制御回路部４４からなり、出力制御回路部４４
からの出力が図１に示される入力機器制御回路５より取
り込まれ、グラフィック制御回路１０およびＤ／Ａコン
バータ８を通り、ＣＲＴ９に表示される。
【０００８】図３を用いて、本実施例の座標入力システ
ム装置４の動作および関連するカーソル表示動作を説明
する。図３は、図１のＣＲＴ９に表示されるソフトウェ
ア等の画面であり、本実施例の画面表示内容を示す。図
３において、この表示画面の操作領域（任意の位置）３
１にカーソル３２があり、オペレータがその位置を起点
とし、コマンドメニュー領域３３にカーソル３２を移動
し、コマンド３４を指定するものとする。ここで、検出
回路部４１は、カーソル３２の移動開始時から入力され
る移動量を検出する。記憶制御回路部４２は、この実際
に入力された移動量をＸ−Ｙ方向のデータとして、ま
た、このＸ−Ｙ方向の反転データをカウントして記憶す
る。入力データ制御回路部４３は、カーソル３２の移動
開始時からの移動量を出力制御回路部４４に出力し、出
力制御回路部４４は図１の入力機器制御回路５に移動デ
ータを送り続ける。グラフィック制御回路１０は、この
移動データに基づいてＤ／Ａコンバータ８を介してＣＲ
Ｔ９上に表示されているカーソル３２の移動の軌跡３７
を描き、カーソル３２が起点からコマンドメニュー領域
３３およびそのコマンド３４の位置に移動したことを表
示する。カーソル３２がコマンド３４の位置に移動した
ことに伴い、コマンド３４の処理が実行され、その処理
が完了した後、入力データ制御回路部４３は、カーソル
３２の強制移動処理を起動させ、起点から現在のカーソ
ル位置までのＸ−Ｙ方向の反転データを記憶した記憶制
御回路部４２から出力制御回路部４４に出力し、そのデ
ータを出力制御回路部４４から入力機器制御回路５に出
力し続け、カーソル３２をコマンド３４の位置から起点
に強制移動させる。グラフィック制御回路１０は、この
反転データに基づいてＣＲＴ９上に表示されているカー
ソル３２の移動の軌跡３７’を描き、カーソル３２がコ
マンド３４の位置から起点に強制移動したことを表示す
る。
ム装置４の動作および関連するカーソル表示動作を説明
する。図３は、図１のＣＲＴ９に表示されるソフトウェ
ア等の画面であり、本実施例の画面表示内容を示す。図
３において、この表示画面の操作領域（任意の位置）３
１にカーソル３２があり、オペレータがその位置を起点
とし、コマンドメニュー領域３３にカーソル３２を移動
し、コマンド３４を指定するものとする。ここで、検出
回路部４１は、カーソル３２の移動開始時から入力され
る移動量を検出する。記憶制御回路部４２は、この実際
に入力された移動量をＸ−Ｙ方向のデータとして、ま
た、このＸ−Ｙ方向の反転データをカウントして記憶す
る。入力データ制御回路部４３は、カーソル３２の移動
開始時からの移動量を出力制御回路部４４に出力し、出
力制御回路部４４は図１の入力機器制御回路５に移動デ
ータを送り続ける。グラフィック制御回路１０は、この
移動データに基づいてＤ／Ａコンバータ８を介してＣＲ
Ｔ９上に表示されているカーソル３２の移動の軌跡３７
を描き、カーソル３２が起点からコマンドメニュー領域
３３およびそのコマンド３４の位置に移動したことを表
示する。カーソル３２がコマンド３４の位置に移動した
ことに伴い、コマンド３４の処理が実行され、その処理
が完了した後、入力データ制御回路部４３は、カーソル
３２の強制移動処理を起動させ、起点から現在のカーソ
ル位置までのＸ−Ｙ方向の反転データを記憶した記憶制
御回路部４２から出力制御回路部４４に出力し、そのデ
ータを出力制御回路部４４から入力機器制御回路５に出
力し続け、カーソル３２をコマンド３４の位置から起点
に強制移動させる。グラフィック制御回路１０は、この
反転データに基づいてＣＲＴ９上に表示されているカー
ソル３２の移動の軌跡３７’を描き、カーソル３２がコ
マンド３４の位置から起点に強制移動したことを表示す
る。
【０００９】また、カーソル３２を複数コマンドに移動
させ、その後起点に強制移動させる場合について、図３
を例に説明すると、カーソル３２の起点からコマンド３
４の位置までの移動は、前述したと同様であるが、コマ
ンド３４の処理が完了した後、予め設定されたカーソル
移動処理手順に従い、カーソル３２がコマンド３４から
サブコマンドメニュー領域３５のコマンド３６に強制移
動する。このカーソル３２の移動量は検出出力回路４１
により検出され、記憶制御回路部４２は先のＸ−Ｙ方向
の反転データからこの移動量を演算して相対移動量デー
タを記憶する。一方、カーソル３２がコマンド３６に移
動して、コマンド３６の処理が完了したとき、入力デー
タ制御回路部４３は、カーソル３２の強制移動処理を起
動させ、現在のカーソル位置つまりコマンド３６の位置
から起点までの相対移動量データを記憶制御回路部４２
から出力制御回路部４４に出力し、そのデータを出力制
御回路部４４から図１に示す入力機器制御回路５に出力
し続けて、カーソル３２をコマンド３６の位置から起点
に強制移動させる。グラフィック制御回路１０は、この
相対移動量データに基づいてＣＲＴ９上に表示されてい
るカーソル３２の移動の軌跡３８を描き、カーソル３２
がコマンド３６の位置から起点に強制移動したことを表
示する。本実施例では、カーソルを自動的に強制移動す
ることにより、オペレーターのコマンド処理操作および
カーソル移動操作を大幅に軽減させることが可能とな
る。
させ、その後起点に強制移動させる場合について、図３
を例に説明すると、カーソル３２の起点からコマンド３
４の位置までの移動は、前述したと同様であるが、コマ
ンド３４の処理が完了した後、予め設定されたカーソル
移動処理手順に従い、カーソル３２がコマンド３４から
サブコマンドメニュー領域３５のコマンド３６に強制移
動する。このカーソル３２の移動量は検出出力回路４１
により検出され、記憶制御回路部４２は先のＸ−Ｙ方向
の反転データからこの移動量を演算して相対移動量デー
タを記憶する。一方、カーソル３２がコマンド３６に移
動して、コマンド３６の処理が完了したとき、入力デー
タ制御回路部４３は、カーソル３２の強制移動処理を起
動させ、現在のカーソル位置つまりコマンド３６の位置
から起点までの相対移動量データを記憶制御回路部４２
から出力制御回路部４４に出力し、そのデータを出力制
御回路部４４から図１に示す入力機器制御回路５に出力
し続けて、カーソル３２をコマンド３６の位置から起点
に強制移動させる。グラフィック制御回路１０は、この
相対移動量データに基づいてＣＲＴ９上に表示されてい
るカーソル３２の移動の軌跡３８を描き、カーソル３２
がコマンド３６の位置から起点に強制移動したことを表
示する。本実施例では、カーソルを自動的に強制移動す
ることにより、オペレーターのコマンド処理操作および
カーソル移動操作を大幅に軽減させることが可能とな
る。
【００１０】次に、本発明の座標入力システムの他の実
施例を図４に示す。前述の実施例は、オペレータがカー
ソル３２を起点とする位置からコマンドメニュー領域３
３に移動し、コマンド３４を指定するものであるが、本
実施例では、起点からコマンドメニュー領域３３の間も
自動的にカーソル３２を強制移動させることに特徴があ
る。図４において、図２の検出回路部４１と入力データ
制御回路部４３の間にカーソル移動監視部５１と移動領
域予測判定部５２を設け、他は図２と同様の構成であ
る。以下、本実施例の特徴とする部分について述べる。
施例を図４に示す。前述の実施例は、オペレータがカー
ソル３２を起点とする位置からコマンドメニュー領域３
３に移動し、コマンド３４を指定するものであるが、本
実施例では、起点からコマンドメニュー領域３３の間も
自動的にカーソル３２を強制移動させることに特徴があ
る。図４において、図２の検出回路部４１と入力データ
制御回路部４３の間にカーソル移動監視部５１と移動領
域予測判定部５２を設け、他は図２と同様の構成であ
る。以下、本実施例の特徴とする部分について述べる。
【００１１】図５を用いて、本実施例の動作および関連
するカーソル表示動作を説明する。図５は、図１のＣＲ
Ｔ９に表示されるソフトウェア等の画面であり、本実施
例の画面表示内容を示す。図５において、この表示画面
の位置（イ）にカーソル３２があり、その位置（イ）を
起点とし、コマンドメニュー領域３３にカーソル３２を
自動的に強制移動し、コマンド３４を指定するものとす
る。ここで、カーソル移動監視部５１は、画面に表示さ
れるカーソル３２をオペレーターがマウス等で移動させ
るときに、オペレーターのマウス操作速度および移動方
向をソフトウエア上にて常時監視し、カーソルがゆっく
り移動させられたか早く移動させられたかその移動時に
おける速度または加速度と、その移動した方向を検出す
る。また、移動領域予測判定部５２は、そのカーソルの
移動方向を判別し、その方向と速度または加速度の大き
さにより速度または加速度が大の場合、長距離を移動さ
せようとしている状態と判定し、カーソル３２をその検
出した方向の延長線上に存在する領域、すなわち図５の
場合コマンドメニュー領域３３の位置を指定する。な
お、通常、画面にはソフトウエア上に複数のコマンドメ
ニュー領域３３’、３３”が設定されるため、カーソル
３２の速度または加速度と移動方向から移動先のコマン
ドメニュー領域３３’、３３”を予め設定しておく。ま
ず、オペレータは、カーソル３２をコマンドメニュー領
域３３に移動するために、マウス操作によりカーソル３
２を位置（イ）から（ロ）に向けて動かす。カーソル移
動監視部５１は、このときのカーソル３２の速度または
加速度と移動方向を検出し、移動領域予測判定部５２に
入力する。移動領域予測判定部５２は、この速度または
加速度と移動方向から予め設定されているコマンドメニ
ュー領域３３を指定する。入力データ制御回路部４３は
この指定に基づいて出力制御回路部４４に出力し、その
指定データを出力制御回路部４４から入力機器制御回路
５に入力し、カーソル３２を位置（イ）からコマンドメ
ニュー領域３３に自動的に強制移動する。グラフィック
制御回路１０は、ＣＲＴ９上に表示されているカーソル
３２の移動の軌跡３９を描き、カーソル３２が位置
（イ）からコマンドメニュー領域３３に自動的に強制移
動したことを表示する。その後のカーソル３２の移動は
前述した実施例と同様である。また、カーソル３２の移
動先をコマンドメニュー領域３３’、３３”とする場合
も同様に機能することは云うまでもない。本実施例によ
れば、カーソルの移動先とするコマンドメニュー等の領
域に向けて、オペレータがマウスによりその操作速度と
移動方向を設定することにより、カーソルは自動的に強
制移動することとなり、オペレーターは少ないマウス操
作で効率良くカーソルを移動させることが可能となる。
するカーソル表示動作を説明する。図５は、図１のＣＲ
Ｔ９に表示されるソフトウェア等の画面であり、本実施
例の画面表示内容を示す。図５において、この表示画面
の位置（イ）にカーソル３２があり、その位置（イ）を
起点とし、コマンドメニュー領域３３にカーソル３２を
自動的に強制移動し、コマンド３４を指定するものとす
る。ここで、カーソル移動監視部５１は、画面に表示さ
れるカーソル３２をオペレーターがマウス等で移動させ
るときに、オペレーターのマウス操作速度および移動方
向をソフトウエア上にて常時監視し、カーソルがゆっく
り移動させられたか早く移動させられたかその移動時に
おける速度または加速度と、その移動した方向を検出す
る。また、移動領域予測判定部５２は、そのカーソルの
移動方向を判別し、その方向と速度または加速度の大き
さにより速度または加速度が大の場合、長距離を移動さ
せようとしている状態と判定し、カーソル３２をその検
出した方向の延長線上に存在する領域、すなわち図５の
場合コマンドメニュー領域３３の位置を指定する。な
お、通常、画面にはソフトウエア上に複数のコマンドメ
ニュー領域３３’、３３”が設定されるため、カーソル
３２の速度または加速度と移動方向から移動先のコマン
ドメニュー領域３３’、３３”を予め設定しておく。ま
ず、オペレータは、カーソル３２をコマンドメニュー領
域３３に移動するために、マウス操作によりカーソル３
２を位置（イ）から（ロ）に向けて動かす。カーソル移
動監視部５１は、このときのカーソル３２の速度または
加速度と移動方向を検出し、移動領域予測判定部５２に
入力する。移動領域予測判定部５２は、この速度または
加速度と移動方向から予め設定されているコマンドメニ
ュー領域３３を指定する。入力データ制御回路部４３は
この指定に基づいて出力制御回路部４４に出力し、その
指定データを出力制御回路部４４から入力機器制御回路
５に入力し、カーソル３２を位置（イ）からコマンドメ
ニュー領域３３に自動的に強制移動する。グラフィック
制御回路１０は、ＣＲＴ９上に表示されているカーソル
３２の移動の軌跡３９を描き、カーソル３２が位置
（イ）からコマンドメニュー領域３３に自動的に強制移
動したことを表示する。その後のカーソル３２の移動は
前述した実施例と同様である。また、カーソル３２の移
動先をコマンドメニュー領域３３’、３３”とする場合
も同様に機能することは云うまでもない。本実施例によ
れば、カーソルの移動先とするコマンドメニュー等の領
域に向けて、オペレータがマウスによりその操作速度と
移動方向を設定することにより、カーソルは自動的に強
制移動することとなり、オペレーターは少ないマウス操
作で効率良くカーソルを移動させることが可能となる。
【００１２】図６は、本発明に係わる座標入力システム
のカーソル制御処理の流れを示す。任意の位置（起点）
に表示されているカーソルの移動をオペレーターがマウ
ス等の座標入力装置によって開始する際に、オペレータ
ーは、カーソルの移動先とするコマンドメニュー等の領
域に向けて、マウスによりその操作速度と移動方向を設
定する。ステップ０１において、このマウスの操作によ
るカーソルの速度または加速度と移動方向を検知し、ス
テップ０２では、予めカーソルの速度または加速度と移
動方向に対応して設定してあるコマンドメニュー等の領
域を参照して、ステップ０１において検知したカーソル
の速度または加速度と移動方向から目標のコマンドメニ
ュー等の領域を予測判断する。続いてステップ３におい
て、予測判断したコマンドメニュー等の領域にカーソル
を強制移動させる。次に、オペレーターは、目的とする
コマンド等の位置を指定するため、カーソルをコマンド
等の位置に移動すると、ステップ０４において、コマン
ド等による処理が実行され、完了すると、ステップ０６
でカーソルを起点へ強制移動し、終了となる。または、
ステップ０４において、カーソルの移動するコマンド等
の位置が複数ある場合は、予め設定されたカーソル移動
処理手順に従い、ステップ０５でカーソルを順次移動さ
せ、コマンド等による処理を実行し、ステップ０４によ
るカーソル移動処理が完了すると、ステップ０６でカー
ソルを起点へ強制移動し、終了となる。なお、このカー
ソル制御処理の流れにおいて、ステップ０４〜ステップ
０６は図２、図３に示す実施例に、また、ステップ０１
〜ステップ０３は図４、図５に示す実施例にそれぞれ対
応する。
のカーソル制御処理の流れを示す。任意の位置（起点）
に表示されているカーソルの移動をオペレーターがマウ
ス等の座標入力装置によって開始する際に、オペレータ
ーは、カーソルの移動先とするコマンドメニュー等の領
域に向けて、マウスによりその操作速度と移動方向を設
定する。ステップ０１において、このマウスの操作によ
るカーソルの速度または加速度と移動方向を検知し、ス
テップ０２では、予めカーソルの速度または加速度と移
動方向に対応して設定してあるコマンドメニュー等の領
域を参照して、ステップ０１において検知したカーソル
の速度または加速度と移動方向から目標のコマンドメニ
ュー等の領域を予測判断する。続いてステップ３におい
て、予測判断したコマンドメニュー等の領域にカーソル
を強制移動させる。次に、オペレーターは、目的とする
コマンド等の位置を指定するため、カーソルをコマンド
等の位置に移動すると、ステップ０４において、コマン
ド等による処理が実行され、完了すると、ステップ０６
でカーソルを起点へ強制移動し、終了となる。または、
ステップ０４において、カーソルの移動するコマンド等
の位置が複数ある場合は、予め設定されたカーソル移動
処理手順に従い、ステップ０５でカーソルを順次移動さ
せ、コマンド等による処理を実行し、ステップ０４によ
るカーソル移動処理が完了すると、ステップ０６でカー
ソルを起点へ強制移動し、終了となる。なお、このカー
ソル制御処理の流れにおいて、ステップ０４〜ステップ
０６は図２、図３に示す実施例に、また、ステップ０１
〜ステップ０３は図４、図５に示す実施例にそれぞれ対
応する。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、カーソル移動操作の多
いソフトウェアおよびそれらの各種の定常的なデータ処
理におけるオペレーターのコマンド処理操作およびカー
ソル移動操作を大幅に軽減させることが可能である。ま
た、カーソルの移動先とするコマンドメニュー等の領域
に向けて、オペレータがマウスによりその操作速度また
は加速度と移動方向を設定することにより、カーソルは
強制移動することとなり、オペレーターは少ないマウス
操作で効率良くカーソルを移動させることが可能とな
り、オペレーターの操作性を向上させることができる。
いソフトウェアおよびそれらの各種の定常的なデータ処
理におけるオペレーターのコマンド処理操作およびカー
ソル移動操作を大幅に軽減させることが可能である。ま
た、カーソルの移動先とするコマンドメニュー等の領域
に向けて、オペレータがマウスによりその操作速度また
は加速度と移動方向を設定することにより、カーソルは
強制移動することとなり、オペレーターは少ないマウス
操作で効率良くカーソルを移動させることが可能とな
り、オペレーターの操作性を向上させることができる。
【図１】本発明の座標入力システムを一般的なワークス
テーションに適応した実施例を示す。
テーションに適応した実施例を示す。
【図２】本発明の座標入力システムの一実施例を示す。
【図３】本発明の座標入力システムの一実施例の画面表
示内容を示す。
示内容を示す。
【図４】本発明の座標入力システムの他の実施例を示
す。
す。
【図５】本発明の座標入力システムの他の実施例の画面
表示内容を示す。
表示内容を示す。
【図６】本発明に係わる座標入力システムのカーソル制
御処理の流れを示す。
御処理の流れを示す。
１ ＣＰＵ ２ 主記憶装置 ４ 座標入力システム装置 ５ 入力機器制御回路 ９ ＣＲＴ １０ グラフィック制御回路 ４１ 検出回路部 ４２ 記憶制御回路部 ４３ 入力データ制御回路部 ４４ 出力制御回路部４４ ５１ カーソル移動監視部 ５２ 移動領域予測判定部
Claims (4)
- 【請求項１】 データ処理装置の画面上に任意個のカー
ソル移動可能領域を有すると共に、その画面に表示され
ているカーソルをその領域に移動させる座標入力システ
ムにおいて、カーソル座標の移動量を検出する手段と、
検出した移動量を記憶制御する手段と、カーソルの移動
を制御する手段を設け、カーソルの現在位置（起点）か
ら目標とするカーソル移動領域までの移動量を検出する
と共に記憶し、この記憶した移動量に基づいてカーソル
を目標とするカーソル移動領域から起点に強制移動する
ことを特徴とする座標入力システム。 - 【請求項２】 データ処理装置の画面上に任意個のカー
ソル移動可能領域を有すると共に、その画面に表示され
ているカーソルをその領域に移動させる座標入力システ
ムにおいて、カーソルの移動を監視する手段と、カーソ
ルの移動領域を予測判定する手段と、カーソルの移動を
制御する手段を設け、カーソルの現在位置（起点）にて
設定したその移動速度または加速度と移動方向を検知
し、この移動速度または加速度と移動方向に基づいて目
標とするカーソル移動領域を予測判定し、カーソルを予
測判定したカーソル移動領域に強制移動することを特徴
とする座標入力システム。 - 【請求項３】 データ処理装置の画面上に任意個のカー
ソル移動可能領域を有すると共に、その画面に表示され
ているカーソルをその領域に移動させる座標入力システ
ムにおいて、カーソル座標の移動量を検出する手段と、
検出した移動量を記憶制御する手段と、カーソルの移動
を監視する手段と、カーソルの移動領域を予測判定する
手段と、カーソルの移動を制御する手段を設け、カーソ
ルの現在位置（起点）にて設定したその移動速度または
加速度と移動方向を検知し、この移動速度または加速度
と移動方向に基づいて目標とするカーソル移動領域を予
測判定し、カーソルを予測判定したカーソル移動領域に
強制移動すると共に、この強制移動量を検出記憶し、こ
の記憶した移動量に基づいてカーソルを起点に強制移動
することを特徴とする座標入力システム。 - 【請求項４】 請求項１から請求項３のいずれかにおい
て、カーソルが複数個のカーソル移動可能領域を移動す
るとき、予め設定されたカーソル移動処理手順に従い、
カーソルをそれらのカーソル移動可能領域を順次に強制
移動することを特徴とする座標入力システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34054393A JPH07160428A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 座標入力システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34054393A JPH07160428A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 座標入力システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07160428A true JPH07160428A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18337993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34054393A Pending JPH07160428A (ja) | 1993-12-08 | 1993-12-08 | 座標入力システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07160428A (ja) |
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003130673A (ja) * | 2001-05-31 | 2003-05-08 | Caa Ag | 車内コンピュータ装置および車内コンピュータ装置用のカーソルの制御方法 |
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| US9672563B2 (en) | 2010-06-30 | 2017-06-06 | Trading Technologies International, Inc. | Order entry actions |
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-
1993
- 1993-12-08 JP JP34054393A patent/JPH07160428A/ja active Pending
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| US10902517B2 (en) | 2010-06-30 | 2021-01-26 | Trading Technologies International, Inc. | Order entry actions |
| JP2015092342A (ja) * | 2010-06-30 | 2015-05-14 | トレーディング テクノロジーズ インターナショナル インコーポレイテッド | モーションに基づくターゲット予測とインタラクションの方法及び装置 |
| US9830655B2 (en) | 2010-06-30 | 2017-11-28 | Trading Technologies International, Inc. | Method and apparatus for motion based target prediction and interaction |
| US10521860B2 (en) | 2010-06-30 | 2019-12-31 | Trading Technologies International, Inc. | Order entry actions |
| JP2016129055A (ja) * | 2010-06-30 | 2016-07-14 | トレーディング テクノロジーズ インターナショナル インコーポレイテッド | モーションに基づくターゲット予測とインタラクションの方法及び装置 |
| US11908015B2 (en) | 2010-06-30 | 2024-02-20 | Trading Technologies International, Inc. | Order entry actions |
| US9672563B2 (en) | 2010-06-30 | 2017-06-06 | Trading Technologies International, Inc. | Order entry actions |
| US11416938B2 (en) | 2010-06-30 | 2022-08-16 | Trading Technologies International, Inc. | Order entry actions |
| US8868702B2 (en) | 2010-11-19 | 2014-10-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Server device and program product |
| JP2012114493A (ja) * | 2010-11-19 | 2012-06-14 | Toshiba Corp | サーバ装置及びプログラム |
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