JPH07159660A - 光通信用発光モジュール - Google Patents
光通信用発光モジュールInfo
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- JPH07159660A JPH07159660A JP34143793A JP34143793A JPH07159660A JP H07159660 A JPH07159660 A JP H07159660A JP 34143793 A JP34143793 A JP 34143793A JP 34143793 A JP34143793 A JP 34143793A JP H07159660 A JPH07159660 A JP H07159660A
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- optical fiber
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- semiconductor laser
- laser
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- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 claims abstract description 32
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Landscapes
- Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 光ファイバ端面からの反射による戻り光を簡
単な構成で半導体レーザに戻らないようにする。 【構成】 非球面レンズ20の表面に約半円分の反射膜
21を蒸着により形成し、非球面レンズ20の下半面分
を通過したレーザ光は光ファイバ3に斜めに入射するこ
とになり、光ファイバ端面3aからの反射光22は非球
面レンズ20の上半分の反射膜21で反射されて半導体
レーザ1には戻らない。
単な構成で半導体レーザに戻らないようにする。 【構成】 非球面レンズ20の表面に約半円分の反射膜
21を蒸着により形成し、非球面レンズ20の下半面分
を通過したレーザ光は光ファイバ3に斜めに入射するこ
とになり、光ファイバ端面3aからの反射光22は非球
面レンズ20の上半分の反射膜21で反射されて半導体
レーザ1には戻らない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ファイバを用いた光通
信などの光結合装置に関し、特に半導体レーザと光ファ
イバとの光結合の発光モジュールに関する。
信などの光結合装置に関し、特に半導体レーザと光ファ
イバとの光結合の発光モジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来例を示すもので、半導体レー
ザ1とレンズ2および光ファイバ3からなる従来の発光
モジュールでは、半導体レーザ1からのレーザ光が光フ
ァイバ3に入射する際、屈折率の違いから入射レーザ光
の数%が光ファイバ3の端面3aで反射されてしまう。
その反射光4はそのままレンズ2を通り半導体レーザ1
に戻る。この結果、半導体レーザ1の発振状態が極めて
不安定になり、ノイズの増加、電流−光出力特性の変化
など、静動特性両面の変化が生ずる。光ファイバ通信に
おいては、この特性変化は直接変調特性の悪化を中心に
致命的な障害となる。
ザ1とレンズ2および光ファイバ3からなる従来の発光
モジュールでは、半導体レーザ1からのレーザ光が光フ
ァイバ3に入射する際、屈折率の違いから入射レーザ光
の数%が光ファイバ3の端面3aで反射されてしまう。
その反射光4はそのままレンズ2を通り半導体レーザ1
に戻る。この結果、半導体レーザ1の発振状態が極めて
不安定になり、ノイズの増加、電流−光出力特性の変化
など、静動特性両面の変化が生ずる。光ファイバ通信に
おいては、この特性変化は直接変調特性の悪化を中心に
致命的な障害となる。
【0003】この対策としては図4に示すように、光ア
イソレータを使用する方法がある。これは、半導体レー
ザ1からのレーザ光をコリメートレンズ7を用いて一旦
平行光にし、光アイソレータ9を通して再びコリメート
レンズ8で集光させて光ファイバ3へ入射させる構成と
したものである。このようにすると、光ファイバ3の端
面3aからの反射光10は、コリメートレンズ8を通り
光アイソレータ9に入射されるが、この光アイソレータ
9は一方向からの光は通過させるがその逆からの光は通
過させない性質を持つもので、半導体レーザ1に戻り光
11を到達させない作用をし、反射による戻り光を防止
している。
イソレータを使用する方法がある。これは、半導体レー
ザ1からのレーザ光をコリメートレンズ7を用いて一旦
平行光にし、光アイソレータ9を通して再びコリメート
レンズ8で集光させて光ファイバ3へ入射させる構成と
したものである。このようにすると、光ファイバ3の端
面3aからの反射光10は、コリメートレンズ8を通り
光アイソレータ9に入射されるが、この光アイソレータ
9は一方向からの光は通過させるがその逆からの光は通
過させない性質を持つもので、半導体レーザ1に戻り光
11を到達させない作用をし、反射による戻り光を防止
している。
【0004】また、図5に示すように、光ファイバの端
面を斜めにカットした斜めカットファイバ12を用いる
方法がある。この斜めカットファイバ12の端面12a
にレーザ光を斜めから入射させて結合効率を損なうこと
なく、且つ斜めカットファイバ端面12aからの反射光
13が半導体レーザ1に戻らないようにしている。
面を斜めにカットした斜めカットファイバ12を用いる
方法がある。この斜めカットファイバ12の端面12a
にレーザ光を斜めから入射させて結合効率を損なうこと
なく、且つ斜めカットファイバ端面12aからの反射光
13が半導体レーザ1に戻らないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光アイ
ソレータは高価であるし、斜めカットファイバの使用は
レーザ光やレンズとの光軸合わせが面倒で、機構的にも
複雑となる。
ソレータは高価であるし、斜めカットファイバの使用は
レーザ光やレンズとの光軸合わせが面倒で、機構的にも
複雑となる。
【0006】そこで本発明は、上記これらの課題を解消
するためになされたもので、安価でしかも簡単な構成で
戻り光によるノイズを対策できる発光モジュールを提供
することを目的としている。
するためになされたもので、安価でしかも簡単な構成で
戻り光によるノイズを対策できる発光モジュールを提供
することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、レンズの片面
もしくは両面の半面に遮光部を設けたことを特徴とする
ものである。
もしくは両面の半面に遮光部を設けたことを特徴とする
ものである。
【0008】
【作用】本発明では、レンズの半面に遮光部を設けたた
め、半導体レーザからのレーザ光の約半面分が光ファイ
バに斜めに入射することになり、光ファイバの端面から
の反射光はレンズの遮光部に照射して反射されることに
なり、半導体レーザに戻らなくなる。
め、半導体レーザからのレーザ光の約半面分が光ファイ
バに斜めに入射することになり、光ファイバの端面から
の反射光はレンズの遮光部に照射して反射されることに
なり、半導体レーザに戻らなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は光通信用発光モジュールの概略構成図で、
図2は反射膜が形成された非球面レンズを示す図であ
る。図に示すように、半導体レーザ1と光ファイバ3間
の非球面レンズ20の表面に、半導体レーザ1からのレ
ーザ光の約上半分を遮る遮光部の反射膜21を蒸着等に
より形成してある。このようにすることにより、半導体
レーザ1から発せられたレーザ光は非球面レンズ20で
集光されて光ファイバ3に入射されるが、この反射膜2
1によりレーザ光の上半分は反射されて光ファイバ3に
は入射されず、約下半分のレーザ光が光ファイバ3に到
達する。この結果、光ファイバ端面3aに対しては下側
の斜めから入射することと同じになり、光ファイバ端面
3aで反射された反射光22は、非球面レンズ20の上
半分側に戻ってくるが、形成してある反射膜21により
遮られて半導体レーザ1に戻ることはない。
する。図1は光通信用発光モジュールの概略構成図で、
図2は反射膜が形成された非球面レンズを示す図であ
る。図に示すように、半導体レーザ1と光ファイバ3間
の非球面レンズ20の表面に、半導体レーザ1からのレ
ーザ光の約上半分を遮る遮光部の反射膜21を蒸着等に
より形成してある。このようにすることにより、半導体
レーザ1から発せられたレーザ光は非球面レンズ20で
集光されて光ファイバ3に入射されるが、この反射膜2
1によりレーザ光の上半分は反射されて光ファイバ3に
は入射されず、約下半分のレーザ光が光ファイバ3に到
達する。この結果、光ファイバ端面3aに対しては下側
の斜めから入射することと同じになり、光ファイバ端面
3aで反射された反射光22は、非球面レンズ20の上
半分側に戻ってくるが、形成してある反射膜21により
遮られて半導体レーザ1に戻ることはない。
【0010】この非球面レンズ20に形成した反射膜2
1は、図2に示すように上半分(約50%)に形成して
あるが、この反射膜21の範囲は光ファイバ3への入射
パワーと半導体レーザ1の出力安定性等の兼ね合いによ
り、パワーが必要で若干出力安定性を犠牲にできる場合
には40%ぐらいに少なくしたり、逆に伝送品質を問題
にする場合にはできるだけノイズのない状態にするため
に60%ぐらいに大きくするというように、状況により
反射膜21の範囲を設定すると効果的である。
1は、図2に示すように上半分(約50%)に形成して
あるが、この反射膜21の範囲は光ファイバ3への入射
パワーと半導体レーザ1の出力安定性等の兼ね合いによ
り、パワーが必要で若干出力安定性を犠牲にできる場合
には40%ぐらいに少なくしたり、逆に伝送品質を問題
にする場合にはできるだけノイズのない状態にするため
に60%ぐらいに大きくするというように、状況により
反射膜21の範囲を設定すると効果的である。
【0011】そして、この遮光用の反射膜21は、光フ
ァイバ3側の非球面レンズ20の片面に形成してある
が、反対の面すなわち半導体レーザ1側の面でもよく、
また両面に形成してもよい。
ァイバ3側の非球面レンズ20の片面に形成してある
が、反対の面すなわち半導体レーザ1側の面でもよく、
また両面に形成してもよい。
【0012】なお、半導体レーザ1のレーザ光の遮光部
を非球面レンズ20に形成した反射膜21だけでなく、
シート状の遮光部材を非球面レンズ20の表面に貼り付
けたり、半導体レーザ1もしくは光ファイバ3と非球面
レンズ20との間に挿入する構成でも同様の効果が得ら
れる。
を非球面レンズ20に形成した反射膜21だけでなく、
シート状の遮光部材を非球面レンズ20の表面に貼り付
けたり、半導体レーザ1もしくは光ファイバ3と非球面
レンズ20との間に挿入する構成でも同様の効果が得ら
れる。
【0013】
【発明の効果】上述した本発明によれば、半導体レーザ
とレンズ系および光ファイバとの光軸をずらすことな
く、また特別な部品を使用することなく、レンズの上半
面に遮光部を形成して遮光するだけで光ファイバの入射
端面からの反射戻り光を半導体レーザに戻らないように
できる。
とレンズ系および光ファイバとの光軸をずらすことな
く、また特別な部品を使用することなく、レンズの上半
面に遮光部を形成して遮光するだけで光ファイバの入射
端面からの反射戻り光を半導体レーザに戻らないように
できる。
【図1】本発明の実施例を示す発光モジュールの概略構
成図である。
成図である。
【図2】図1のレンズに形成された反射膜を示す図であ
る。
る。
【図3】従来の発光モジュールの概略構成図である。
【図4】従来の光アイソレータ使用の発光モジュールの
概略構成図である。
概略構成図である。
【図5】従来の斜めカットファイバ使用の発光モジュー
ルの概略構成図である。
ルの概略構成図である。
1 半導体レーザ 3 光ファイバ 3a 光ファイバ端面 20 非球面レンズ 21 反射膜 22 反射光
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体レーザと、該半導体レーザから発
せられる光を光ファイバに集光させるためのレンズとか
らなる光通信用の発光モジュールにおいて、前記レンズ
の片面もしくは両面の半面に前記半導体レーザのレーザ
光を遮る遮光部を設けたことを特徴とする発光モジュー
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34143793A JPH07159660A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 光通信用発光モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34143793A JPH07159660A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 光通信用発光モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159660A true JPH07159660A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18346075
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34143793A Withdrawn JPH07159660A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | 光通信用発光モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07159660A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007225932A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 赤外線通信用モジュール |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP34143793A patent/JPH07159660A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007225932A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 赤外線通信用モジュール |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010306 |