JPH07159171A - シールド機のテールクリアランス測定方法及びテールクリアランス測定装置 - Google Patents
シールド機のテールクリアランス測定方法及びテールクリアランス測定装置Info
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- JPH07159171A JPH07159171A JP5341591A JP34159193A JPH07159171A JP H07159171 A JPH07159171 A JP H07159171A JP 5341591 A JP5341591 A JP 5341591A JP 34159193 A JP34159193 A JP 34159193A JP H07159171 A JPH07159171 A JP H07159171A
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Landscapes
- Lining And Supports For Tunnels (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】シールド掘削において覆工セグメントの組立作
業を妨げることなく、テールクリアランスを計測する 【構成】シールド掘削機10のテール部15の内面11
aと、該テール部内で組み立てられた覆工セグメント3
0の前端面30bとにセグメント照射線LA1、LB
1、LC1、外殻照射線LA2、LB2、LC2を描く
形で、水平乃至垂直スリットレーザー光Lh、Lvを水
平乃至垂直照射平面Ph、Pv上に照射し、前記テール
部内面に描かれたセグメント照射線LA2、LB2、L
C2と前記覆工セグメントに描かれたセグメント照射線
LA1、LB1、LC1を前記レーザー光の照射平面外
の位置から画像データDP1、DP2、DP3上に撮影
し、前記画像データ上で、前記テール部に描かれた照射
線及び前記覆工セグメントの前端面に描かれた照射線の
位置関係から、前記テール部と前記覆工セグメントの前
端部30b間のテールクリアランスx1、x2、x3を
求める。
業を妨げることなく、テールクリアランスを計測する 【構成】シールド掘削機10のテール部15の内面11
aと、該テール部内で組み立てられた覆工セグメント3
0の前端面30bとにセグメント照射線LA1、LB
1、LC1、外殻照射線LA2、LB2、LC2を描く
形で、水平乃至垂直スリットレーザー光Lh、Lvを水
平乃至垂直照射平面Ph、Pv上に照射し、前記テール
部内面に描かれたセグメント照射線LA2、LB2、L
C2と前記覆工セグメントに描かれたセグメント照射線
LA1、LB1、LC1を前記レーザー光の照射平面外
の位置から画像データDP1、DP2、DP3上に撮影
し、前記画像データ上で、前記テール部に描かれた照射
線及び前記覆工セグメントの前端面に描かれた照射線の
位置関係から、前記テール部と前記覆工セグメントの前
端部30b間のテールクリアランスx1、x2、x3を
求める。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、前部でトンネルを掘削
し、テール部で覆工セグメントを組立てるシールド機に
おいて、シールド機の姿勢を把握する目的で、シールド
機のテール部と覆工セグメント間のクリアランスを好適
に測定し得るテールクリアランス測定方法及びテールク
リアランス測定装置に関する。
し、テール部で覆工セグメントを組立てるシールド機に
おいて、シールド機の姿勢を把握する目的で、シールド
機のテール部と覆工セグメント間のクリアランスを好適
に測定し得るテールクリアランス測定方法及びテールク
リアランス測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、シールド機のテール部は、後方に
開口した円筒状に形成されており、覆工セグメントは、
そのテール部内部で、円筒形に組み立てられる。する
と、テール部内周面と、覆工セグメントの外周面との間
には、環状の間隙、従って、テールクリアランスが形成
される。この環状のテールクリアランスの複数箇所を測
定することにより、覆工セグメントに対するシールド機
の相対位置を把握することが出来る。そして、これに基
づいて、シールド機の制御を行なうことが出来る。そこ
で、従来は、覆工セグメント外面に対向するテール部の
内面に、テールクリアランスを測定し得るテールクリア
ランス計を設け、該テールクリアランス計により、テー
ルクリアランスの測定を行なっていた。
開口した円筒状に形成されており、覆工セグメントは、
そのテール部内部で、円筒形に組み立てられる。する
と、テール部内周面と、覆工セグメントの外周面との間
には、環状の間隙、従って、テールクリアランスが形成
される。この環状のテールクリアランスの複数箇所を測
定することにより、覆工セグメントに対するシールド機
の相対位置を把握することが出来る。そして、これに基
づいて、シールド機の制御を行なうことが出来る。そこ
で、従来は、覆工セグメント外面に対向するテール部の
内面に、テールクリアランスを測定し得るテールクリア
ランス計を設け、該テールクリアランス計により、テー
ルクリアランスの測定を行なっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のよう
に、テール部の内面にテールクリアランス計を設けてテ
ールクリアランスを計測する方法では、テール部での覆
工セグメントの組み立てに際して、テール部内面に設け
られたテールクリアランス計が、前記組立作業の妨げに
なるという問題を有している。本発明は、上記事情に鑑
み、覆工セグメントの組立作業の妨げにならないで、テ
ールクリアランスを計測し得るシールド機のテールクリ
アランス測定方法及びテールクリアランス測定装置を提
供することを目的としている。
に、テール部の内面にテールクリアランス計を設けてテ
ールクリアランスを計測する方法では、テール部での覆
工セグメントの組み立てに際して、テール部内面に設け
られたテールクリアランス計が、前記組立作業の妨げに
なるという問題を有している。本発明は、上記事情に鑑
み、覆工セグメントの組立作業の妨げにならないで、テ
ールクリアランスを計測し得るシールド機のテールクリ
アランス測定方法及びテールクリアランス測定装置を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のうち第一の発明
は、シールド機(10)のテール部(15)の内面(1
1a)と、該テール部(15)内で組み立てられた覆工
セグメント(30)の前端面(30b)とに照射線(L
A1、LA2、LB1、LB2、LC1、LC2)を描
く形で、レーザー光(Lh、Lv)を照射平面(Ph、
Pv)上に照射し、前記テール部(15)の内面(11
a)に描かれた照射線(LA2、LB2、LC2)と前
記覆工セグメント(30)に描かれた照射線(LA1、
LB1、LC1)を前記レーザー光(Lh、Lv)の照
射平面(Ph、Pv)外の位置から画像(DP1、DP
2、DP3)上に撮影し、前記画像(DP1、DP2、
DP3)上で、前記テール部(15)に描かれた照射線
(LA2、LB2、LC2)及び前記覆工セグメント
(30)の前端部(30a)に描かれた照射線(LA
1、LB1、LC1)の位置関係から、前記テール部
(15)と前記覆工セグメント(30)の前端部(30
a)間の間隙(x1、x2、x3)を求めるようにして
構成される。本発明のうち第二の発明は、テール部(1
5)で覆工セグメント(30)を組み立てながら掘進す
るシールド機(10)において、前記テール部(15)
に、レーザー光(Lh、Lv)を照射し得るレーザー光
照射手段(20)を、前記テール部(15)で組み立て
られた覆工セグメント(30)の前端面(30b)及び
テール部(15)の内面(11a)に照射線(LA1、
LA2、LB1、LB2、LC1、LC2)を描くよう
に前記レーザー光(Lh、Lv)を照射平面(Ph、P
v)上に照射し得る形で設置し、前記テール部(15)
の、前記レーザー光(Lh、Lv)の照射平面(Ph、
Pv)とは一致しない位置に、前記覆工セグメント(3
0)の前端面(30b)及びテール部(15)の内面
(11a)の、前記照射線(LA1、LA2、LB1、
LB2、LC1、LC2)の描かれた部分(S1、S
2、S3)を撮影し得る形で撮影手段(16、17、1
9)を設置し、前記撮影手段(16、17、19)に、
前記撮影手段(16、17、19)により撮影された前
記テール部(15)に描かれた照射線(LA2、LB
2、LC2)及び前記覆工セグメント(30)の前端面
(30b)に描かれた照射線(LA1、LB1、LC
1)の位置関係から、前記テール部(15)と前記覆工
セグメント(30)の前端部(30a)間の間隙(x
1、x2、x3)を検出演算し得るテールクリアランス
検出演算部(23d、23e、23f)を接続して構成
される。なお、( )内の番号等は、図面における対応
する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」欄についても同様である。
は、シールド機(10)のテール部(15)の内面(1
1a)と、該テール部(15)内で組み立てられた覆工
セグメント(30)の前端面(30b)とに照射線(L
A1、LA2、LB1、LB2、LC1、LC2)を描
く形で、レーザー光(Lh、Lv)を照射平面(Ph、
Pv)上に照射し、前記テール部(15)の内面(11
a)に描かれた照射線(LA2、LB2、LC2)と前
記覆工セグメント(30)に描かれた照射線(LA1、
LB1、LC1)を前記レーザー光(Lh、Lv)の照
射平面(Ph、Pv)外の位置から画像(DP1、DP
2、DP3)上に撮影し、前記画像(DP1、DP2、
DP3)上で、前記テール部(15)に描かれた照射線
(LA2、LB2、LC2)及び前記覆工セグメント
(30)の前端部(30a)に描かれた照射線(LA
1、LB1、LC1)の位置関係から、前記テール部
(15)と前記覆工セグメント(30)の前端部(30
a)間の間隙(x1、x2、x3)を求めるようにして
構成される。本発明のうち第二の発明は、テール部(1
5)で覆工セグメント(30)を組み立てながら掘進す
るシールド機(10)において、前記テール部(15)
に、レーザー光(Lh、Lv)を照射し得るレーザー光
照射手段(20)を、前記テール部(15)で組み立て
られた覆工セグメント(30)の前端面(30b)及び
テール部(15)の内面(11a)に照射線(LA1、
LA2、LB1、LB2、LC1、LC2)を描くよう
に前記レーザー光(Lh、Lv)を照射平面(Ph、P
v)上に照射し得る形で設置し、前記テール部(15)
の、前記レーザー光(Lh、Lv)の照射平面(Ph、
Pv)とは一致しない位置に、前記覆工セグメント(3
0)の前端面(30b)及びテール部(15)の内面
(11a)の、前記照射線(LA1、LA2、LB1、
LB2、LC1、LC2)の描かれた部分(S1、S
2、S3)を撮影し得る形で撮影手段(16、17、1
9)を設置し、前記撮影手段(16、17、19)に、
前記撮影手段(16、17、19)により撮影された前
記テール部(15)に描かれた照射線(LA2、LB
2、LC2)及び前記覆工セグメント(30)の前端面
(30b)に描かれた照射線(LA1、LB1、LC
1)の位置関係から、前記テール部(15)と前記覆工
セグメント(30)の前端部(30a)間の間隙(x
1、x2、x3)を検出演算し得るテールクリアランス
検出演算部(23d、23e、23f)を接続して構成
される。なお、( )内の番号等は、図面における対応
する要素を示す、便宜的なものであり、従って、本記述
は図面上の記載に限定拘束されるものではない。以下の
「作用」欄についても同様である。
【0005】
【作用】上記した構成により、本発明は、前記テール部
(15)と前記覆工セグメント(30)の前端部(30
a)間の間隙(x1、x2、x3)を、遠隔位置から非
接触で求め得るように作用する。
(15)と前記覆工セグメント(30)の前端部(30
a)間の間隙(x1、x2、x3)を、遠隔位置から非
接触で求め得るように作用する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は、シールド機に装着された本発明のテールク
リアランス測定装置の一実施例を示す側面図である。図
2は、シールド機に装着された本発明のテールクリアラ
ンス測定装置の一実施例を示す斜視図である。図3は、
シールド機に装着された本発明のテールクリアランス測
定装置の一実施例を示す正面図である。図4は、図2の
第一CCDカメラにより撮影された、図2左方のテール
クリアランスの画像を示す図である。図5は、図2の第
二CCDカメラにより撮影された、図2右方のテールク
リアランスの画像を示す図である。図6は、図2の第三
CCDカメラにより撮影された、図2上方のテールクリ
アランスの画像を示す図である。図7は、図1のテール
クリアランス測定装置の制御系を示すブロック図であ
る。図8は、図2の第一乃至第三CCDカメラにより撮
影された画像からテールクリアランスを算出する原理を
示す図である。図9は、第一乃至第三テールクリアラン
スを示す断面図である。図10は、図2に示す第一乃至
第三CCDカメラから第一乃至第三検査スポットまでの
距離を算出する原理を示す図である。図11は、覆工セ
グメント前端面に設定された面であるセグメント面が
X’周りに角度θ1だけ回転した状態を示す図である。
図12は、図11に示すセグメント面が、更にY軸周り
に角度θ2だけ回転した状態を示す図である。
る。図1は、シールド機に装着された本発明のテールク
リアランス測定装置の一実施例を示す側面図である。図
2は、シールド機に装着された本発明のテールクリアラ
ンス測定装置の一実施例を示す斜視図である。図3は、
シールド機に装着された本発明のテールクリアランス測
定装置の一実施例を示す正面図である。図4は、図2の
第一CCDカメラにより撮影された、図2左方のテール
クリアランスの画像を示す図である。図5は、図2の第
二CCDカメラにより撮影された、図2右方のテールク
リアランスの画像を示す図である。図6は、図2の第三
CCDカメラにより撮影された、図2上方のテールクリ
アランスの画像を示す図である。図7は、図1のテール
クリアランス測定装置の制御系を示すブロック図であ
る。図8は、図2の第一乃至第三CCDカメラにより撮
影された画像からテールクリアランスを算出する原理を
示す図である。図9は、第一乃至第三テールクリアラン
スを示す断面図である。図10は、図2に示す第一乃至
第三CCDカメラから第一乃至第三検査スポットまでの
距離を算出する原理を示す図である。図11は、覆工セ
グメント前端面に設定された面であるセグメント面が
X’周りに角度θ1だけ回転した状態を示す図である。
図12は、図11に示すセグメント面が、更にY軸周り
に角度θ2だけ回転した状態を示す図である。
【0007】地盤1中には、図1に示すように、円筒形
の外殻11を有するシールド掘削機10が設けられてお
り、シールド掘削機10は、外殻11の前端部に、地盤
1を掘削し得るカッティングディスク12を有してい
る。また、外殻11内部には、その後部に後部隔壁13
が設けられており、後部隔壁13には、テール部15内
において覆工セグメント30を組み立て得るエレクタ2
2が取付けられている。また、テール部15には、覆工
セグメント30の前端部30aが、円筒状に組み立てら
れており、後方の覆工セグメント30は、シールド掘削
機10により該シールド掘削機10の後方に形成された
トンネル2を覆工している。また、覆工セグメント30
の前端部30aと、テール部15の外殻11の内面11
aとの間には、図4、図5、図6に示すように、第一テ
ールクリアランスx1、第二テールクリアランスx2、
第三テールクリアランスx3等のテールクリアランス3
が全体が円環状となる形で形成されている。また、後部
隔壁13には、複数個のシールドジャッキ21A、21
B、21C、21D(本実施例では、説明の便宜上、4
個のシールドジャッキのみを示す)が、図1、図2、図
3に示すように、テール部15内に組み立てられた覆工
セグメント30を押すことにより、シールド掘削機10
を推進し得るように設けられており、各シールドジャッ
キ21A、21B、21C、21Dには、それぞれの突
出量L1、L2、L3、L4を検出し得るジャッキスト
ローク検出器25A、25B、25C、25Dが設けら
れている。また、シールドジャッキ21A、21Bは、
外殻11内部の上端及び下端に設けられており、シール
ドジャッキ21C、21Dは、外殻11内部の左端及び
右端に設けられている。
の外殻11を有するシールド掘削機10が設けられてお
り、シールド掘削機10は、外殻11の前端部に、地盤
1を掘削し得るカッティングディスク12を有してい
る。また、外殻11内部には、その後部に後部隔壁13
が設けられており、後部隔壁13には、テール部15内
において覆工セグメント30を組み立て得るエレクタ2
2が取付けられている。また、テール部15には、覆工
セグメント30の前端部30aが、円筒状に組み立てら
れており、後方の覆工セグメント30は、シールド掘削
機10により該シールド掘削機10の後方に形成された
トンネル2を覆工している。また、覆工セグメント30
の前端部30aと、テール部15の外殻11の内面11
aとの間には、図4、図5、図6に示すように、第一テ
ールクリアランスx1、第二テールクリアランスx2、
第三テールクリアランスx3等のテールクリアランス3
が全体が円環状となる形で形成されている。また、後部
隔壁13には、複数個のシールドジャッキ21A、21
B、21C、21D(本実施例では、説明の便宜上、4
個のシールドジャッキのみを示す)が、図1、図2、図
3に示すように、テール部15内に組み立てられた覆工
セグメント30を押すことにより、シールド掘削機10
を推進し得るように設けられており、各シールドジャッ
キ21A、21B、21C、21Dには、それぞれの突
出量L1、L2、L3、L4を検出し得るジャッキスト
ローク検出器25A、25B、25C、25Dが設けら
れている。また、シールドジャッキ21A、21Bは、
外殻11内部の上端及び下端に設けられており、シール
ドジャッキ21C、21Dは、外殻11内部の左端及び
右端に設けられている。
【0008】また、後部隔壁13のテール部15側に
は、図1に示すように、平面状のレーザー光であるスリ
ットレーザー光Lh、Lvを発振し得るスリットレーザ
ー発振器20が設けられており、スリットレーザー発振
器20は、図3に示すように、十字形の十字スリット2
0aを有している。そして、スリットレーザー発振器2
0は、該十字スリット20aから、十字形に交差した水
平スリットレーザーLh及び垂直スリットレーザーLv
を、図2に示すように、テール部15で組み立てられた
覆工セグメント30の前端面30b及びテール部15の
外殻11の内面11aに、図4、図5、図6に示すよう
に、第一乃至第三セグメント照射線LA1、LB1、L
C1、第一乃至第三外殻照射線LA2、LB2、LC2
を描くように前記レーザスリット光Lh、Lvを照射し
得る形で取付けられている。詳述すれば、水平スリット
レーザーLhは、図2に示すように、覆工セグメント3
0の前端面30bの左右二箇所及び該各箇所の近傍の外
殻内面11aを含む二領域、即ち、第一及び第二検査ス
ポットS1、S2に第一及び第二セグメント照射線LA
1、LB1、第一及び第二外殻照射線LA2、LB2を
描いている。第一検査スポットS1の覆工セグメント3
0の前端面30bには、図4に示すように、第一セグメ
ント照射線LA1が、前記後部隔壁13側から見て水平
に描かれおり、第一検査スポットS1の外殻内面11a
には、第一外殻照射線LA2が、図2に示す外殻中心線
CLに平行に描かれている。また、第二検査スポットS
2の覆工セグメント30の前端面30bには、図5に示
すように、第二セグメント照射線LB1が、前記後部隔
壁13側から見て水平に描かれおり、第二検査スポット
S1の外殻内面11aには、第二外殻照射線LB2が、
図2に示す外殻中心線CLに平行に描かれている。ま
た、垂直スリットレーザー光Lvは、覆工セグメント3
0の前端面30bの上部の一箇所及び該箇所の近傍の外
殻内面11aを含む領域、即ち、第三検査スポットS3
に照射線LC1、LC2を描いている。第三検査スポッ
トS3の覆工セグメント30の前端面30bには、図6
に示すように、第三セグメント照射線LC1が、前記後
部隔壁13側から見て鉛直に描かれおり、第三検査スポ
ットS3の外殻内面11aには、第三外殻照射線LC2
が、図2に示す外殻中心線CLに平行に描かれている。
は、図1に示すように、平面状のレーザー光であるスリ
ットレーザー光Lh、Lvを発振し得るスリットレーザ
ー発振器20が設けられており、スリットレーザー発振
器20は、図3に示すように、十字形の十字スリット2
0aを有している。そして、スリットレーザー発振器2
0は、該十字スリット20aから、十字形に交差した水
平スリットレーザーLh及び垂直スリットレーザーLv
を、図2に示すように、テール部15で組み立てられた
覆工セグメント30の前端面30b及びテール部15の
外殻11の内面11aに、図4、図5、図6に示すよう
に、第一乃至第三セグメント照射線LA1、LB1、L
C1、第一乃至第三外殻照射線LA2、LB2、LC2
を描くように前記レーザスリット光Lh、Lvを照射し
得る形で取付けられている。詳述すれば、水平スリット
レーザーLhは、図2に示すように、覆工セグメント3
0の前端面30bの左右二箇所及び該各箇所の近傍の外
殻内面11aを含む二領域、即ち、第一及び第二検査ス
ポットS1、S2に第一及び第二セグメント照射線LA
1、LB1、第一及び第二外殻照射線LA2、LB2を
描いている。第一検査スポットS1の覆工セグメント3
0の前端面30bには、図4に示すように、第一セグメ
ント照射線LA1が、前記後部隔壁13側から見て水平
に描かれおり、第一検査スポットS1の外殻内面11a
には、第一外殻照射線LA2が、図2に示す外殻中心線
CLに平行に描かれている。また、第二検査スポットS
2の覆工セグメント30の前端面30bには、図5に示
すように、第二セグメント照射線LB1が、前記後部隔
壁13側から見て水平に描かれおり、第二検査スポット
S1の外殻内面11aには、第二外殻照射線LB2が、
図2に示す外殻中心線CLに平行に描かれている。ま
た、垂直スリットレーザー光Lvは、覆工セグメント3
0の前端面30bの上部の一箇所及び該箇所の近傍の外
殻内面11aを含む領域、即ち、第三検査スポットS3
に照射線LC1、LC2を描いている。第三検査スポッ
トS3の覆工セグメント30の前端面30bには、図6
に示すように、第三セグメント照射線LC1が、前記後
部隔壁13側から見て鉛直に描かれおり、第三検査スポ
ットS3の外殻内面11aには、第三外殻照射線LC2
が、図2に示す外殻中心線CLに平行に描かれている。
【0009】また、後部隔壁13のテール部15側に
は、図3に示すように、スリットレーザー発振器20の
図3右上、従って、水平レーザースリット光Lhの水平
照射平面Phとは一致しない位置に、第一CCDカメラ
16が、図2に示すように、前記第一検査スポットS1
を撮影する形で設置されており、また、図3に示すよう
に、後部隔壁13のテール部15側には、スリットレー
ザー発振器20の図3左方で、水平レーザスリット光L
hの水平照射平面Phの上方の位置には、第二CCDカ
メラ17が、図2に示すように、前記第二検査スポット
S2を撮影する形で設置されている。また、後部隔壁1
3のテール部15側には、図3に示すように、スリット
レーザー発振器20の図3左上、従って、垂直レーザー
スリット光Lvの垂直照射平面Pvとは一致しない位置
に、第三CCDカメラ19が、図2に示すように、前記
第三検査スポットS3を撮影する形で設置されている。
は、図3に示すように、スリットレーザー発振器20の
図3右上、従って、水平レーザースリット光Lhの水平
照射平面Phとは一致しない位置に、第一CCDカメラ
16が、図2に示すように、前記第一検査スポットS1
を撮影する形で設置されており、また、図3に示すよう
に、後部隔壁13のテール部15側には、スリットレー
ザー発振器20の図3左方で、水平レーザスリット光L
hの水平照射平面Phの上方の位置には、第二CCDカ
メラ17が、図2に示すように、前記第二検査スポット
S2を撮影する形で設置されている。また、後部隔壁1
3のテール部15側には、図3に示すように、スリット
レーザー発振器20の図3左上、従って、垂直レーザー
スリット光Lvの垂直照射平面Pvとは一致しない位置
に、第三CCDカメラ19が、図2に示すように、前記
第三検査スポットS3を撮影する形で設置されている。
【0010】また、シールド掘削機10内部には、テー
ルクリアランス検出装置23が設けられており、テール
クリアランス検出装置23は、第一乃至第三CCDカメ
ラ16、17、19、図3に示すジャッキストローク検
出器25A、25B、25C、25D、及び図2に示す
スリットレーザー発振器20に、それぞれ通信接続され
ている。テールクリアランス検出装置23は、図2に示
す第一CCDカメラ16より、第一検査スポットS1を
撮影した第一画像データDP1が入力されるように設け
られており、テールクリアランス検出装置23は、図4
に示す第一検査スポットS1における、セグメント前端
部30aと外殻内面11aとの第一テールクリアランス
x1を検出演算し得る図7に示す第一クリアランス検出
演算部23dを有している。また、図2に示すテールク
リアランス検出装置23は、図5に示す第二検査スポッ
トS2における、セグメント前端部30aと外殻内面1
1aとの第二テールクリアランスx2を検出演算する図
7に示す第二クリアランス検出演算部23eを有してお
り、また、図2に示すテールクリアランス検出装置23
は、図6に示す第三検査スポットS3における、セグメ
ント前端部30aと外殻内面11aとの第三テールクリ
アランスx3を検出演算し得る第三クリアランス検出演
算部23fを有している。また、テールクリアランス検
出装置23は、キーボード23a、ディスプレイ23
b、主制御部23c、掘削機位置検出演算部23gを有
しており、キーボード23a、ディスプレイ23b、第
一乃至第三クリアランス検出演算部23d、23e、2
3f、掘削機位置検出演算部23g、第一乃至第三CC
Dカメラ16、17、19、ジャッキ突出量検出器25
A、25B、25C、25D、スリットレーザー発振器
20は、バス線35を介して主制御部23cに接続して
いる。
ルクリアランス検出装置23が設けられており、テール
クリアランス検出装置23は、第一乃至第三CCDカメ
ラ16、17、19、図3に示すジャッキストローク検
出器25A、25B、25C、25D、及び図2に示す
スリットレーザー発振器20に、それぞれ通信接続され
ている。テールクリアランス検出装置23は、図2に示
す第一CCDカメラ16より、第一検査スポットS1を
撮影した第一画像データDP1が入力されるように設け
られており、テールクリアランス検出装置23は、図4
に示す第一検査スポットS1における、セグメント前端
部30aと外殻内面11aとの第一テールクリアランス
x1を検出演算し得る図7に示す第一クリアランス検出
演算部23dを有している。また、図2に示すテールク
リアランス検出装置23は、図5に示す第二検査スポッ
トS2における、セグメント前端部30aと外殻内面1
1aとの第二テールクリアランスx2を検出演算する図
7に示す第二クリアランス検出演算部23eを有してお
り、また、図2に示すテールクリアランス検出装置23
は、図6に示す第三検査スポットS3における、セグメ
ント前端部30aと外殻内面11aとの第三テールクリ
アランスx3を検出演算し得る第三クリアランス検出演
算部23fを有している。また、テールクリアランス検
出装置23は、キーボード23a、ディスプレイ23
b、主制御部23c、掘削機位置検出演算部23gを有
しており、キーボード23a、ディスプレイ23b、第
一乃至第三クリアランス検出演算部23d、23e、2
3f、掘削機位置検出演算部23g、第一乃至第三CC
Dカメラ16、17、19、ジャッキ突出量検出器25
A、25B、25C、25D、スリットレーザー発振器
20は、バス線35を介して主制御部23cに接続して
いる。
【0011】第一乃至第三CCDカメラ16、17、1
9、スリットレーザー発振器20、テールクリアランス
検出装置23等は、以上のような構成を有するので、ま
ず、図2に示すように、テールクリアランス検出装置2
3のキーボード23aにより、測定開始信号SSを、主
制御部23cに入力する。すると、主制御部23cは、
測定開始信号SSを、第一乃至第三CCDカメラ16、
17、19、ジャッキストローク検出器25A、25
B、25C、25D、スリットレーザー発振器20にそ
れぞれ出力する。
9、スリットレーザー発振器20、テールクリアランス
検出装置23等は、以上のような構成を有するので、ま
ず、図2に示すように、テールクリアランス検出装置2
3のキーボード23aにより、測定開始信号SSを、主
制御部23cに入力する。すると、主制御部23cは、
測定開始信号SSを、第一乃至第三CCDカメラ16、
17、19、ジャッキストローク検出器25A、25
B、25C、25D、スリットレーザー発振器20にそ
れぞれ出力する。
【0012】すると、スリットレーザー発振器20は、
その十字スリット20aから、十字形に交差した水平ス
リットレーザーLh及び垂直スリットレーザーLvを、
図2に示すように、テール部15で組み立てられた覆工
セグメント30の前端面30b及びテール部15の外殻
11の内面11aに照射する。すると、水平スリットレ
ーザーLhは、図2に示すように、覆工セグメント30
の前端面30bの左右二箇所及び該各箇所の近傍の外殻
内面11aを含む二領域、即ち、第一及び第二検査スポ
ットS1、S2に照射線LA1、LA2、LB1、LB
2を描く。即ち、第一検査スポットS1の覆工セグメン
ト30の前端面30bには、図4に示すように、第一セ
グメント照射線LA1が、前記後部隔壁13側から見て
水平に描かれ、第一検査スポットS1の外殻内面11a
には、第一外殻照射線LA2が、図2に示す外殻中心線
CLに平行に描かれる。また、第二検査スポットS2の
覆工セグメント30の前端面30bには、図5に示すよ
うに、第二セグメント照射線LB1が、前記後部隔壁1
3側から見て水平に描かれ、第二検査スポットS2の外
殻内面11aには、第二外殻照射線LB2が、図2に示
す外殻中心線CLに平行に描かれる。また、垂直スリッ
トレーザー光Lvは、図2に示すように、覆工セグメン
ト30の前端面30bの上部の一箇所及び該箇所の近傍
の外殻内面11aを含む領域、即ち、第三検査スポット
S3に照射線LC1、LC2を描く。即ち、第三検査ス
ポットS3の覆工セグメント30の前端面30bには、
図6に示すように、第三セグメント照射線LC1が、前
記後部隔壁13側から見て鉛直に描かれ、第三検査スポ
ットS3の外殻内面11aには、第三外殻照射線LC2
が、図2に示す外殻中心線CLに平行に描かれる。
その十字スリット20aから、十字形に交差した水平ス
リットレーザーLh及び垂直スリットレーザーLvを、
図2に示すように、テール部15で組み立てられた覆工
セグメント30の前端面30b及びテール部15の外殻
11の内面11aに照射する。すると、水平スリットレ
ーザーLhは、図2に示すように、覆工セグメント30
の前端面30bの左右二箇所及び該各箇所の近傍の外殻
内面11aを含む二領域、即ち、第一及び第二検査スポ
ットS1、S2に照射線LA1、LA2、LB1、LB
2を描く。即ち、第一検査スポットS1の覆工セグメン
ト30の前端面30bには、図4に示すように、第一セ
グメント照射線LA1が、前記後部隔壁13側から見て
水平に描かれ、第一検査スポットS1の外殻内面11a
には、第一外殻照射線LA2が、図2に示す外殻中心線
CLに平行に描かれる。また、第二検査スポットS2の
覆工セグメント30の前端面30bには、図5に示すよ
うに、第二セグメント照射線LB1が、前記後部隔壁1
3側から見て水平に描かれ、第二検査スポットS2の外
殻内面11aには、第二外殻照射線LB2が、図2に示
す外殻中心線CLに平行に描かれる。また、垂直スリッ
トレーザー光Lvは、図2に示すように、覆工セグメン
ト30の前端面30bの上部の一箇所及び該箇所の近傍
の外殻内面11aを含む領域、即ち、第三検査スポット
S3に照射線LC1、LC2を描く。即ち、第三検査ス
ポットS3の覆工セグメント30の前端面30bには、
図6に示すように、第三セグメント照射線LC1が、前
記後部隔壁13側から見て鉛直に描かれ、第三検査スポ
ットS3の外殻内面11aには、第三外殻照射線LC2
が、図2に示す外殻中心線CLに平行に描かれる。
【0013】また、図3に示すジャッキストローク検出
器25A、25B、25C、25Dは、図7に示すよう
に、主制御部23cより測定開始信号SSが入力される
と、各シールドジャッキ21A、21B、21C、21
Dのジャッキ突出量L1、L2、L3、L4の測定を開
始する。そして、各ジャッキストローク検出器25A、
25B、25C、25Dは、各ジャッキ突出量L1、L
2、L3、L4を、時々刻々、第一乃至第三クリアラン
ス検出演算部23d、23e、23fにそれぞれ出力す
る。
器25A、25B、25C、25Dは、図7に示すよう
に、主制御部23cより測定開始信号SSが入力される
と、各シールドジャッキ21A、21B、21C、21
Dのジャッキ突出量L1、L2、L3、L4の測定を開
始する。そして、各ジャッキストローク検出器25A、
25B、25C、25Dは、各ジャッキ突出量L1、L
2、L3、L4を、時々刻々、第一乃至第三クリアラン
ス検出演算部23d、23e、23fにそれぞれ出力す
る。
【0014】次に、第一CCDカメラ16は、図2に示
すように、前記第一検査スポットS1を撮影する形で設
置されているので、図7に示すように、主制御部23c
より測定開始信号SSが入力されると、図2に示す第一
検査スポットS1の撮影を開始する。このとき、第一C
CDカメラ16は、図3に示すように水平レーザスリッ
ト光Lhの水平照射平面Phから外れた位置に設置され
ているので、図4に示すように、該第一CCDカメラ1
6により撮影された第一画像データDP1においては、
水平レーザースリット光Lhにより覆工セグメント30
aの前端面30bに描かれた第一セグメント照射線LA
1と、同じく水平レーザースリット光Lhにより外殻内
面11aに描かれた第一外殻照射線LA2とを、相対的
な角度を有する独立した二本の線分として写すことが出
来る。そして、覆工セグメント前端部30aと外殻内面
11aとの間に設けられている第一テールクリアランス
x1は、画像データDP1上においては、第一セグメン
ト照射線LA1の図4左端と、第一外殻照射線LA2
の、前記第一セグメント照射線LA1の延長線との交点
との間隔として写すことが出来る。すると、第一CCD
カメラ16は、図2に示すように、画像データDP1を
テールクリアランス検出装置23に出力する。すると、
テールクリアランス検出装置23内では、図7に示すよ
うに、画像データDP1は、第一クリアランス検出演算
部23dに入力される。また、第二CCDカメラ17
は、図2に示すように、前記第二検査スポットS2を撮
影する形で設置されているので、測定開始信号SSが入
力されると、第二検査スポットS2の撮影を開始する。
このとき、第二CCDカメラ17は、水平レーザースリ
ット光Lhの水平照射平面Phから外れた位置に設置さ
れているので、図5に示すように、該第二CCDカメラ
17により撮影された第二画像データDP2において
は、水平レーザースリット光Lhにより覆工セグメント
30aの前端面30bに描かれた第二セグメント照射線
LB1と、同じく水平レーザースリット光Lhにより外
殻内面11aに描かれた第二外殻照射線LB2とを、相
対的な角度を有する独立した二本の線分として写すこと
が出来る。そして、覆工セグメント前端部30aと外殻
内面11aとの間に設けられている第二テールクリアラ
ンスx2は、画像データDP2上においては、第二セグ
メント照射線LB1の図5右端と、第二外殻照射線LB
2の、前記第二セグメント照射線LB1の延長線との交
点との間隔として写すことが出来る。すると、第二CC
Dカメラ17は、図2に示すように、画像データDP2
をテールクリアランス検出装置23に出力する。する
と、テールクリアランス検出装置23内では、図7に示
すように、画像データDP2は、第二クリアランス検出
演算部23eに入力される。また、第三CCDカメラ1
9は、第三検査スポットS3を撮影する形で設置されて
いるので、測定開始信号SSが入力されると、第三検査
スポットS3を撮影することが出来る。このとき、第三
CCDカメラ19は、垂直レーザスリット光Lvの垂直
照射平面Pvから外れた位置に設置されているので、図
6に示すように、該第三CCDカメラ19により撮影さ
れた第三画像データDP3においては、垂直レーザース
リット光Lvにより覆工セグメント前端部30aの前端
面30bに描かれた第三セグメント照射線LC1と、同
じく垂直レーザースリット光Lvにより外殻内面11a
に描かれた第三外殻照射線LC2とを、相対的な角度を
有する独立した二本の線分として撮影することが出来
る。そして、覆工セグメント前端部30aと外殻内面1
1aとの間に設けられている第三テールクリアランスx
3は、画像データDP3上においては、第三セグメント
照射線LC1の図6上端と、第三外殻照射線LC2の、
前記第三セグメント照射線LC1の延長線との交点との
間隔として写すことが出来る。すると、第三CCDカメ
ラ19は、図2に示すように、画像データDP3をテー
ルクリアランス検出装置23に出力する。すると、テー
ルクリアランス検出装置23内では、図7に示すよう
に、画像データDP3は、第三クリアランス検出演算部
23fに入力される。
すように、前記第一検査スポットS1を撮影する形で設
置されているので、図7に示すように、主制御部23c
より測定開始信号SSが入力されると、図2に示す第一
検査スポットS1の撮影を開始する。このとき、第一C
CDカメラ16は、図3に示すように水平レーザスリッ
ト光Lhの水平照射平面Phから外れた位置に設置され
ているので、図4に示すように、該第一CCDカメラ1
6により撮影された第一画像データDP1においては、
水平レーザースリット光Lhにより覆工セグメント30
aの前端面30bに描かれた第一セグメント照射線LA
1と、同じく水平レーザースリット光Lhにより外殻内
面11aに描かれた第一外殻照射線LA2とを、相対的
な角度を有する独立した二本の線分として写すことが出
来る。そして、覆工セグメント前端部30aと外殻内面
11aとの間に設けられている第一テールクリアランス
x1は、画像データDP1上においては、第一セグメン
ト照射線LA1の図4左端と、第一外殻照射線LA2
の、前記第一セグメント照射線LA1の延長線との交点
との間隔として写すことが出来る。すると、第一CCD
カメラ16は、図2に示すように、画像データDP1を
テールクリアランス検出装置23に出力する。すると、
テールクリアランス検出装置23内では、図7に示すよ
うに、画像データDP1は、第一クリアランス検出演算
部23dに入力される。また、第二CCDカメラ17
は、図2に示すように、前記第二検査スポットS2を撮
影する形で設置されているので、測定開始信号SSが入
力されると、第二検査スポットS2の撮影を開始する。
このとき、第二CCDカメラ17は、水平レーザースリ
ット光Lhの水平照射平面Phから外れた位置に設置さ
れているので、図5に示すように、該第二CCDカメラ
17により撮影された第二画像データDP2において
は、水平レーザースリット光Lhにより覆工セグメント
30aの前端面30bに描かれた第二セグメント照射線
LB1と、同じく水平レーザースリット光Lhにより外
殻内面11aに描かれた第二外殻照射線LB2とを、相
対的な角度を有する独立した二本の線分として写すこと
が出来る。そして、覆工セグメント前端部30aと外殻
内面11aとの間に設けられている第二テールクリアラ
ンスx2は、画像データDP2上においては、第二セグ
メント照射線LB1の図5右端と、第二外殻照射線LB
2の、前記第二セグメント照射線LB1の延長線との交
点との間隔として写すことが出来る。すると、第二CC
Dカメラ17は、図2に示すように、画像データDP2
をテールクリアランス検出装置23に出力する。する
と、テールクリアランス検出装置23内では、図7に示
すように、画像データDP2は、第二クリアランス検出
演算部23eに入力される。また、第三CCDカメラ1
9は、第三検査スポットS3を撮影する形で設置されて
いるので、測定開始信号SSが入力されると、第三検査
スポットS3を撮影することが出来る。このとき、第三
CCDカメラ19は、垂直レーザスリット光Lvの垂直
照射平面Pvから外れた位置に設置されているので、図
6に示すように、該第三CCDカメラ19により撮影さ
れた第三画像データDP3においては、垂直レーザース
リット光Lvにより覆工セグメント前端部30aの前端
面30bに描かれた第三セグメント照射線LC1と、同
じく垂直レーザースリット光Lvにより外殻内面11a
に描かれた第三外殻照射線LC2とを、相対的な角度を
有する独立した二本の線分として撮影することが出来
る。そして、覆工セグメント前端部30aと外殻内面1
1aとの間に設けられている第三テールクリアランスx
3は、画像データDP3上においては、第三セグメント
照射線LC1の図6上端と、第三外殻照射線LC2の、
前記第三セグメント照射線LC1の延長線との交点との
間隔として写すことが出来る。すると、第三CCDカメ
ラ19は、図2に示すように、画像データDP3をテー
ルクリアランス検出装置23に出力する。すると、テー
ルクリアランス検出装置23内では、図7に示すよう
に、画像データDP3は、第三クリアランス検出演算部
23fに入力される。
【0015】すると、第一クリアランス検出演算部23
dでは、まず、各ジャッキストローク検出器25A、2
5B、25C、25Dより時々刻々入力される、各突出
量L1、L2、L3、L4に基づいて、時々刻々、図1
0に示す第一CCDカメラ16から第一検査スポットS
1までの距離l1を検出演算する。前記距離l1の算出
原理を以下に示す。まず、図2に示すように、XYZ座
標を、そのZ軸をシールド掘削機10の外殻中心線CL
に一致させ、その原点Oをカメラ平面Pa上に設ける形
で設定する。尚、カメラ平面Paとは、第一乃至第三C
CDカメラ16、17、19の撮像面を含む平面であ
り、該カメラ平面Paは、外殻中心線CLに対して直角
である。次に、X’Y’Z’座標を、その原点が覆工セ
グメント前端面30bを内包するセグメント平面Pbに
一致する位置までZ軸方向に平行移動させた形で設定す
る。また、XYZ座標の原点OとX’Y’Z’座標の原
点O’との距離、従って、カメラ平面Paと、セグメン
ト平面Pbの回転中心との距離Lは、各シールドジャッ
キ25A〜25Dのジャッキ突出量L1、L2、L3、
L4を用いて、数1のように、表すことが出来る。
dでは、まず、各ジャッキストローク検出器25A、2
5B、25C、25Dより時々刻々入力される、各突出
量L1、L2、L3、L4に基づいて、時々刻々、図1
0に示す第一CCDカメラ16から第一検査スポットS
1までの距離l1を検出演算する。前記距離l1の算出
原理を以下に示す。まず、図2に示すように、XYZ座
標を、そのZ軸をシールド掘削機10の外殻中心線CL
に一致させ、その原点Oをカメラ平面Pa上に設ける形
で設定する。尚、カメラ平面Paとは、第一乃至第三C
CDカメラ16、17、19の撮像面を含む平面であ
り、該カメラ平面Paは、外殻中心線CLに対して直角
である。次に、X’Y’Z’座標を、その原点が覆工セ
グメント前端面30bを内包するセグメント平面Pbに
一致する位置までZ軸方向に平行移動させた形で設定す
る。また、XYZ座標の原点OとX’Y’Z’座標の原
点O’との距離、従って、カメラ平面Paと、セグメン
ト平面Pbの回転中心との距離Lは、各シールドジャッ
キ25A〜25Dのジャッキ突出量L1、L2、L3、
L4を用いて、数1のように、表すことが出来る。
【数1】 数1を解説する。まず、掘進中での、各シールドジャッ
キ25A〜25Dのジャッキ突出量L1、L2、L3、
L4は、同一とは限らない。言い替えれば、セグメント
平面PbとX’Y’座標平面は、一致しているとは限ら
ない。よって、セグメント平面Pb、従って、セグメン
ト前端面30bは、図10に示すように、X’軸周りに
角度θ1だけ、又、Y’軸周りに角度θ2だけ傾いてい
るとする。そこで、第一シールドジャッキ21Aと第二
シールドジャッキ21Bは、図3に示すように、外殻内
面11aの上下に、外殻中心線CLを中心として対向す
る位置に設けられており、第一シールドジャッキ21A
と第二シールドジャッキ21Bの間隔はLdである。ま
た、第三シールドジャッキ21Cと第四シールドジャッ
キ21Dは、外殻内面11aの左右に、外殻中心線CL
を中心として対向する位置に設けられており、第三シー
ルドジャッキ21Cと第四シールドジャッキ21Dの間
隔もLdである。従って、図2に示すように、カメラ平
面Paからセグメント平面Pbまでの距離Lは、各シー
ルドジャッキ21A〜21Dのジャッキ突出量L1、L
2、L3、L4の平均の値に、シールドジャッキ21
A、21B、21C、21Dと第一CCDカメラ16と
のZ軸方向の取付位置の相違に起因する補正量αを加え
ることにより算出することが出来る。また、図10に示
すセグメント平面Pb、従って、セグメント前端面30
bが、図11に示すように、X’軸周りに角度θ1だけ
傾いており、又、図12に示すように、Y’軸周りに角
度θ2だけ傾いているとすると、該角度θ1、θ2は、
ジャッキ突出量L1、L2及びL3、L4及び、定数で
あるLdを用いて、数2のように表すことが出来る。
キ25A〜25Dのジャッキ突出量L1、L2、L3、
L4は、同一とは限らない。言い替えれば、セグメント
平面PbとX’Y’座標平面は、一致しているとは限ら
ない。よって、セグメント平面Pb、従って、セグメン
ト前端面30bは、図10に示すように、X’軸周りに
角度θ1だけ、又、Y’軸周りに角度θ2だけ傾いてい
るとする。そこで、第一シールドジャッキ21Aと第二
シールドジャッキ21Bは、図3に示すように、外殻内
面11aの上下に、外殻中心線CLを中心として対向す
る位置に設けられており、第一シールドジャッキ21A
と第二シールドジャッキ21Bの間隔はLdである。ま
た、第三シールドジャッキ21Cと第四シールドジャッ
キ21Dは、外殻内面11aの左右に、外殻中心線CL
を中心として対向する位置に設けられており、第三シー
ルドジャッキ21Cと第四シールドジャッキ21Dの間
隔もLdである。従って、図2に示すように、カメラ平
面Paからセグメント平面Pbまでの距離Lは、各シー
ルドジャッキ21A〜21Dのジャッキ突出量L1、L
2、L3、L4の平均の値に、シールドジャッキ21
A、21B、21C、21Dと第一CCDカメラ16と
のZ軸方向の取付位置の相違に起因する補正量αを加え
ることにより算出することが出来る。また、図10に示
すセグメント平面Pb、従って、セグメント前端面30
bが、図11に示すように、X’軸周りに角度θ1だけ
傾いており、又、図12に示すように、Y’軸周りに角
度θ2だけ傾いているとすると、該角度θ1、θ2は、
ジャッキ突出量L1、L2及びL3、L4及び、定数で
あるLdを用いて、数2のように表すことが出来る。
【数2】 次に、図10に示すセグメント平面Pbは、その法線ベ
クトルVを、V=(a1、b1、c1)とすると、数3
のように表すことが出来る。
クトルVを、V=(a1、b1、c1)とすると、数3
のように表すことが出来る。
【数3】 法線ベクトルV(a1、b1、c1)の値は、図11に
示すセグメント平面Pb’のように、X’軸周りに、角
度θ1だけ回転したとすると、その法線ベクトルV’
は、数4のように示すことが出来る。
示すセグメント平面Pb’のように、X’軸周りに、角
度θ1だけ回転したとすると、その法線ベクトルV’
は、数4のように示すことが出来る。
【数4】 次に、図12に示すように、セグメント平面Pb’を、
更にY’軸周りに角度θ2だけ回転したとすると、セグ
メント平面Pb’は、前記セグメント平面Pbと同様に
傾けられたこととなる。このときの法線ベクトルVの
内、Y成分は、セグメント平面Pb’をY’軸周りに回
転してもY成分が変化しないことから、b1=sinθ1
である。また、法線ベクトルVのX成分及びZ成分は、
数5のように算出することが出来る。
更にY’軸周りに角度θ2だけ回転したとすると、セグ
メント平面Pb’は、前記セグメント平面Pbと同様に
傾けられたこととなる。このときの法線ベクトルVの
内、Y成分は、セグメント平面Pb’をY’軸周りに回
転してもY成分が変化しないことから、b1=sinθ1
である。また、法線ベクトルVのX成分及びZ成分は、
数5のように算出することが出来る。
【数5】 従って、法線ベクトルVは、数6に示すように、演算検
出することが出来る。
出することが出来る。
【数6】 次に、図10に示すように、第一CCDカメラ16の第
一撮影中心軸CT1は、XYZ座標上において、その起
点である第一CCDカメラ16の位置を(xa、ya、
za)に、その方向ベクトルVaを、Va=(la、m
a、na)に設定されていることから、数7のように示
すことが出来る。
一撮影中心軸CT1は、XYZ座標上において、その起
点である第一CCDカメラ16の位置を(xa、ya、
za)に、その方向ベクトルVaを、Va=(la、m
a、na)に設定されていることから、数7のように示
すことが出来る。
【数7】 第一検査スポットS1の中心CP1は、前記セグメント
平面Pbと、前記第一CCDカメラ16の第一撮影中心
軸CT1との交点であるので、その第一検査スポットS
1の中心CP1の座標(X11、Y11、Z11)は、
数3と数7との連立方程式を解くことにより、数8のよ
うに示すことが出来る。
平面Pbと、前記第一CCDカメラ16の第一撮影中心
軸CT1との交点であるので、その第一検査スポットS
1の中心CP1の座標(X11、Y11、Z11)は、
数3と数7との連立方程式を解くことにより、数8のよ
うに示すことが出来る。
【数8】 ここで、a1、b1、c1は、数6及び数2により、ジ
ャッキ突出量L1、L2、L3、L4のみを変数とする
形で表すことが出来、Lも、数1に示すように、ジャッ
キ突出量L1、L2、L3、L4のみに依存する変数で
あることが分かる。従って、第一検査スポットS1の中
心CP1の座標(X11、Y11、Z11)は、ジャッ
キ突出量L1、L2、L3、L4のみに依存する変数で
ある。従って、第一CCDカメラ16と第一検査スポッ
トS1の中心CP1との距離l1は、上記のように算出
された第一検査スポットS1の座標(X11、Y11、
Z11)と第一CCDカメラ16の座標(xa、ya、
za)を用いて、数9のように示すことが出来る。
ャッキ突出量L1、L2、L3、L4のみを変数とする
形で表すことが出来、Lも、数1に示すように、ジャッ
キ突出量L1、L2、L3、L4のみに依存する変数で
あることが分かる。従って、第一検査スポットS1の中
心CP1の座標(X11、Y11、Z11)は、ジャッ
キ突出量L1、L2、L3、L4のみに依存する変数で
ある。従って、第一CCDカメラ16と第一検査スポッ
トS1の中心CP1との距離l1は、上記のように算出
された第一検査スポットS1の座標(X11、Y11、
Z11)と第一CCDカメラ16の座標(xa、ya、
za)を用いて、数9のように示すことが出来る。
【数9】 この距離l1は、上述のように、第一検査スポットS1
の座標(X11、Y11、Z11)が、ジャッキ突出量
L1、L2、L3、L4のみに依存する変数であること
から、同様にジャッキ突出量L1、L2、L3、L4の
みに依存する変数であるということが出来る。
の座標(X11、Y11、Z11)が、ジャッキ突出量
L1、L2、L3、L4のみに依存する変数であること
から、同様にジャッキ突出量L1、L2、L3、L4の
みに依存する変数であるということが出来る。
【0016】また、図7に示す第一クリアランス検出演
算部23dは、入力された画像データDP1から、画像
データDP1上における、第一セグメント照射線LA1
の図4左端と、第一外殻照射線LA2の、前記第一セグ
メント照射線LA1の延長線との交点との間隔に存する
画素数n1を検出する。そして、第一クリアランス検出
演算部23dは、検出した第一CCDカメラ16と第一
検査スポットS1の中心CP1の間隔l1と、第一画像
データDP1上における、第一セグメント照射線LA1
の図4左端と、第一外殻照射線LA2の、前記第一セグ
メント照射線LA1の延長線との交点との間隔(第一テ
ールクリアランスx1)に存する画素数n1とに基づい
て、第一テールクリアランスx1を演算検出する。この
演算検出原理は、以下に示す通りである。まず、二つの
ことが言える。一つは、第一テールクリアランスx1
は、第一画像データDP1における、第一セグメント照
射線LA1の図4左端と、第一外殻照射線LA2の、前
記第一セグメント照射線LA1の延長線との交点との間
隔に存する画素数n1に比例するということであり、も
う一つは、第一画像データDP1上でのテールクリアラ
ンスx1の大きさは、第一CCDカメラ16と第一検査
スポットS1との間隔l1に反比例するということであ
る。従って、図8に示すように、第一CCDカメラ16
と第一検査スポットS1との間隔を所定の間隔Laにし
て、第一テールクリアランスx1等の所定の長さAaを
第一画像データDP1に撮影したときの、該長さAaに
存する画素数Naを検出しておく。すると、該所定の間
隔La、長さAa、及び画素数Naに基づいて、第一C
CDカメラ16と第一検査スポットS1との間隔を単位
長さとしたときに、第一画像データDP1上の一画素の
長さで写った実寸法q1を演算検出することが出来る。
よって、図7に示す第一クリアランス検出演算部23d
は、第一テールクリアランスx1を前記q1を係数とし
た数10により、時々刻々検出することが出来る。
算部23dは、入力された画像データDP1から、画像
データDP1上における、第一セグメント照射線LA1
の図4左端と、第一外殻照射線LA2の、前記第一セグ
メント照射線LA1の延長線との交点との間隔に存する
画素数n1を検出する。そして、第一クリアランス検出
演算部23dは、検出した第一CCDカメラ16と第一
検査スポットS1の中心CP1の間隔l1と、第一画像
データDP1上における、第一セグメント照射線LA1
の図4左端と、第一外殻照射線LA2の、前記第一セグ
メント照射線LA1の延長線との交点との間隔(第一テ
ールクリアランスx1)に存する画素数n1とに基づい
て、第一テールクリアランスx1を演算検出する。この
演算検出原理は、以下に示す通りである。まず、二つの
ことが言える。一つは、第一テールクリアランスx1
は、第一画像データDP1における、第一セグメント照
射線LA1の図4左端と、第一外殻照射線LA2の、前
記第一セグメント照射線LA1の延長線との交点との間
隔に存する画素数n1に比例するということであり、も
う一つは、第一画像データDP1上でのテールクリアラ
ンスx1の大きさは、第一CCDカメラ16と第一検査
スポットS1との間隔l1に反比例するということであ
る。従って、図8に示すように、第一CCDカメラ16
と第一検査スポットS1との間隔を所定の間隔Laにし
て、第一テールクリアランスx1等の所定の長さAaを
第一画像データDP1に撮影したときの、該長さAaに
存する画素数Naを検出しておく。すると、該所定の間
隔La、長さAa、及び画素数Naに基づいて、第一C
CDカメラ16と第一検査スポットS1との間隔を単位
長さとしたときに、第一画像データDP1上の一画素の
長さで写った実寸法q1を演算検出することが出来る。
よって、図7に示す第一クリアランス検出演算部23d
は、第一テールクリアランスx1を前記q1を係数とし
た数10により、時々刻々検出することが出来る。
【数10】 すると、第一クリアランス検出部23dは、検出した第
一テールクリアランスx1を、掘削機位置検出演算部2
3gに出力する。また、第二クリアランス検出演算部2
3eでは、各ジャッキ突出量検出器25A、25B、2
5C、25Dより時々刻々入力される、各突出量L1、
L2、L3、L4に基づいて、時々刻々、第二CCDカ
メラ17から第二検査スポットS2までの距離l2を、
第一クリアランス検出演算部23eと同様に検出演算す
る。そして、第二クリアランス検出演算部23eは、入
力された第二画像データDP2から、該画像データDP
2上における、第二セグメント照射線LB1の図5右端
と、第二外殻照射線LB2の、前記第二セグメント照射
線LB1の延長線との交点との間隔に存する画素数n2
を検出する。そして、第二クリアランス検出演算部23
eは、検出した第二CCDカメラ17と第二検査スポッ
トS2の中心CP2の間隔l2と、第二画像データDP
2上における、第二セグメント照射線LB1の図5右端
と、第二外殻照射線LB2の、前記第二セグメント照射
線LB1の延長線との交点との間隔(第二テールクリア
ランスx2)に存する画素数n2とに基づいて、第二テ
ールクリアランスx2を、第一クリアランス検出演算部
23d同様に検出する。即ち、第二CCDカメラ17と
第二検査スポットS2との間隔を所定の間隔Lbにし
て、第二テールクリアランスx2等の所定の長さAbを
第二画像データDP2に撮影したときの、該長さAbに
存する画素数Nbを検出しておく。そして、第二クリア
ランス検出部23eは、所定の間隔Lb、長さAb、及
び画素数Nbに基づいて、第二CCDカメラ17と第二
検査スポットS2との間隔を単位長さとしたときに、第
二画像データDP2上の一画素の長さで写った実寸法q
2を用いた数11により、第二テールクリアランスx2
を、時々刻々検出することが出来る。
一テールクリアランスx1を、掘削機位置検出演算部2
3gに出力する。また、第二クリアランス検出演算部2
3eでは、各ジャッキ突出量検出器25A、25B、2
5C、25Dより時々刻々入力される、各突出量L1、
L2、L3、L4に基づいて、時々刻々、第二CCDカ
メラ17から第二検査スポットS2までの距離l2を、
第一クリアランス検出演算部23eと同様に検出演算す
る。そして、第二クリアランス検出演算部23eは、入
力された第二画像データDP2から、該画像データDP
2上における、第二セグメント照射線LB1の図5右端
と、第二外殻照射線LB2の、前記第二セグメント照射
線LB1の延長線との交点との間隔に存する画素数n2
を検出する。そして、第二クリアランス検出演算部23
eは、検出した第二CCDカメラ17と第二検査スポッ
トS2の中心CP2の間隔l2と、第二画像データDP
2上における、第二セグメント照射線LB1の図5右端
と、第二外殻照射線LB2の、前記第二セグメント照射
線LB1の延長線との交点との間隔(第二テールクリア
ランスx2)に存する画素数n2とに基づいて、第二テ
ールクリアランスx2を、第一クリアランス検出演算部
23d同様に検出する。即ち、第二CCDカメラ17と
第二検査スポットS2との間隔を所定の間隔Lbにし
て、第二テールクリアランスx2等の所定の長さAbを
第二画像データDP2に撮影したときの、該長さAbに
存する画素数Nbを検出しておく。そして、第二クリア
ランス検出部23eは、所定の間隔Lb、長さAb、及
び画素数Nbに基づいて、第二CCDカメラ17と第二
検査スポットS2との間隔を単位長さとしたときに、第
二画像データDP2上の一画素の長さで写った実寸法q
2を用いた数11により、第二テールクリアランスx2
を、時々刻々検出することが出来る。
【数11】 すると、第二クリアランス検出演算部23eは、検出し
た第二テールクリアランスx2を、掘削機位置検出演算
部23gに出力する。また、第三クリアランス検出演算
部23fでは、各ジャッキ突出量検出器25A、25
B、25C、25Dより時々刻々入力される、各突出量
L1、L2、L3、L4に基づいて、時々刻々、第三C
CDカメラ19から第三検査スポットS3までの距離l
3を、第一クリアランス検出演算部23dと同様に検出
演算する。そして、第三クリアランス検出演算部23f
は、入力された第三画像データDP3から、該画像デー
タDP3上における、第三セグメント照射線LC1の図
6上端と、第三外殻照射線LC2の、前記第三セグメン
ト照射線LC1の延長線との交点との間隔に存する画素
数n3を検出する。そして、第三クリアランス検出演算
部23fは、検出した第三CCDカメラ19と第三検査
スポットS3の中心CP3の間隔l3と、第三画像デー
タDP3上における、第三セグメント照射線LC1の図
6上端と、第三外殻照射線LC2の、前記第三セグメン
ト照射線LC1の延長線との交点との間隔(第三テール
クリアランスx3)に存する画素数n3とに基づいて、
第三テールクリアランスx3を、第一クリアランス検出
演算部23d同様に検出する。即ち、第三CCDカメラ
19と第三検査スポットS3との間隔を所定の間隔Lc
にして、第三テールクリアランスx3等の所定の長さA
cを第三画像データDP3に撮影したときの、該長さA
cに存する画素数Ncを検出しておく。そして、第三ク
リアランス検出演算部23fは、所定の間隔Lc、長さ
Ac、及び画素数Ncに基づいて、第三CCDカメラ1
9と第三検査スポットS3との間隔を単位長さとしたと
きに、第三画像データDP3上の一画素の長さで写った
実寸法q3を用いた数12により、第三テールクリアラ
ンスx3を、時々刻々検出することが出来る。
た第二テールクリアランスx2を、掘削機位置検出演算
部23gに出力する。また、第三クリアランス検出演算
部23fでは、各ジャッキ突出量検出器25A、25
B、25C、25Dより時々刻々入力される、各突出量
L1、L2、L3、L4に基づいて、時々刻々、第三C
CDカメラ19から第三検査スポットS3までの距離l
3を、第一クリアランス検出演算部23dと同様に検出
演算する。そして、第三クリアランス検出演算部23f
は、入力された第三画像データDP3から、該画像デー
タDP3上における、第三セグメント照射線LC1の図
6上端と、第三外殻照射線LC2の、前記第三セグメン
ト照射線LC1の延長線との交点との間隔に存する画素
数n3を検出する。そして、第三クリアランス検出演算
部23fは、検出した第三CCDカメラ19と第三検査
スポットS3の中心CP3の間隔l3と、第三画像デー
タDP3上における、第三セグメント照射線LC1の図
6上端と、第三外殻照射線LC2の、前記第三セグメン
ト照射線LC1の延長線との交点との間隔(第三テール
クリアランスx3)に存する画素数n3とに基づいて、
第三テールクリアランスx3を、第一クリアランス検出
演算部23d同様に検出する。即ち、第三CCDカメラ
19と第三検査スポットS3との間隔を所定の間隔Lc
にして、第三テールクリアランスx3等の所定の長さA
cを第三画像データDP3に撮影したときの、該長さA
cに存する画素数Ncを検出しておく。そして、第三ク
リアランス検出演算部23fは、所定の間隔Lc、長さ
Ac、及び画素数Ncに基づいて、第三CCDカメラ1
9と第三検査スポットS3との間隔を単位長さとしたと
きに、第三画像データDP3上の一画素の長さで写った
実寸法q3を用いた数12により、第三テールクリアラ
ンスx3を、時々刻々検出することが出来る。
【数12】 すると、第三クリアランス検出部23fは、検出した第
三テールクリアランスx3を、掘削機位置検出演算部2
3gに出力する。
三テールクリアランスx3を、掘削機位置検出演算部2
3gに出力する。
【0017】ここで、掘削機位置検出演算部23gに
は、予め、真円形の覆工セグメント前端部30aの半径
と、同様に真円に形成された、外殻11のテール部15
の内面11aの半径が入力されている。そこで、掘削機
位置検出演算部23gは、時々刻々入力される第一、第
二、第三テールクリアランスx1、x2、x3、及び予
め入力されていた覆工セグメント前端部30aの半径と
外殻11のテール部15の内面11aの半径に基づい
て、図9に示すように、覆工セグメント30の中心軸C
Tに対するシールド掘削機10の外殻11の中心線CL
の相対位置を検出演算することが出来る。すると、掘削
機位置検出演算部23gは、検出演算された覆工セグメ
ント30の中心軸CTに対するシールド掘削機10の外
殻11の中心線CLの相対位置を図7に示すディスプレ
イ23bに出力する。
は、予め、真円形の覆工セグメント前端部30aの半径
と、同様に真円に形成された、外殻11のテール部15
の内面11aの半径が入力されている。そこで、掘削機
位置検出演算部23gは、時々刻々入力される第一、第
二、第三テールクリアランスx1、x2、x3、及び予
め入力されていた覆工セグメント前端部30aの半径と
外殻11のテール部15の内面11aの半径に基づい
て、図9に示すように、覆工セグメント30の中心軸C
Tに対するシールド掘削機10の外殻11の中心線CL
の相対位置を検出演算することが出来る。すると、掘削
機位置検出演算部23gは、検出演算された覆工セグメ
ント30の中心軸CTに対するシールド掘削機10の外
殻11の中心線CLの相対位置を図7に示すディスプレ
イ23bに出力する。
【0018】従って、上記実施例によれば、非接触で、
遠隔の位置から第一乃至第三テールクリアランスx1、
x2、x3を検出することが出来るので、従来、テール
クリアランスx1、x2、x3を計測する場合には、テ
ール部15の内面11aにテールクリアランス計を設け
なければならないため、テール部15の覆工セグメント
30の組立作業の妨げになっていたという問題を解決す
ることが出来る。また、上記実施例によれば、シールド
掘削機10の掘進中のテールクリアランスx1、x2、
x3を時々刻々検出することが出来るので、検出された
テールクリアランスx1、x2、x3に基づいて、覆工
セグメント30の中心軸CTに対するシールド掘削機1
0の外殻11の中心線CLの相対位置を、時々刻々検出
演算することが出来る。従って、これに基づいてリアル
タイムにシールド掘削機10の制御を行なうことが出来
る。
遠隔の位置から第一乃至第三テールクリアランスx1、
x2、x3を検出することが出来るので、従来、テール
クリアランスx1、x2、x3を計測する場合には、テ
ール部15の内面11aにテールクリアランス計を設け
なければならないため、テール部15の覆工セグメント
30の組立作業の妨げになっていたという問題を解決す
ることが出来る。また、上記実施例によれば、シールド
掘削機10の掘進中のテールクリアランスx1、x2、
x3を時々刻々検出することが出来るので、検出された
テールクリアランスx1、x2、x3に基づいて、覆工
セグメント30の中心軸CTに対するシールド掘削機1
0の外殻11の中心線CLの相対位置を、時々刻々検出
演算することが出来る。従って、これに基づいてリアル
タイムにシールド掘削機10の制御を行なうことが出来
る。
【0019】尚、上記実施例においては、掘削機位置検
出演算部23gを、第一、第二、第三テールクリアラン
スx1、x2、x3の、三箇所のテールクリアランスに
基づいて、覆工セグメント30の中心軸CTに対するシ
ールド掘削機10の外殻11の中心線CLの相対位置を
演算検出するように設けたが、掘削機位置検出演算部2
3gは、二箇所、乃至四箇所以上のテールクリアランス
から覆工セグメント30の中心軸CTに対するシールド
掘削機10の外殻11の中心線CLの相対位置を演算検
出するように設けてもよいことは勿論である。
出演算部23gを、第一、第二、第三テールクリアラン
スx1、x2、x3の、三箇所のテールクリアランスに
基づいて、覆工セグメント30の中心軸CTに対するシ
ールド掘削機10の外殻11の中心線CLの相対位置を
演算検出するように設けたが、掘削機位置検出演算部2
3gは、二箇所、乃至四箇所以上のテールクリアランス
から覆工セグメント30の中心軸CTに対するシールド
掘削機10の外殻11の中心線CLの相対位置を演算検
出するように設けてもよいことは勿論である。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シールド掘削機10等のシールド機のテール部15等の
テール部の内面11a等の内面と、該テール部内で組み
立てられた覆工セグメント30等の覆工セグメントの前
端面30b等の前端面とに第一セグメント照射線LA
1、第一外殻照射線LA2、第二セグメント照射線LB
1、第二外殻照射線LB2、第三セグメント照射線LC
1、第三外殻照射線LC2等の照射線を描く形で、水平
スリットレーザー光Lh、垂直スリットレーザー光Lv
等のレーザー光を水平照射平面Ph、垂直照射平面Pv
等の照射平面上に照射し、前記テール部の内面に描かれ
た第一外殻照射線LA2、第二外殻照射線LB2、第三
外殻照射線LC2等の照射線と前記覆工セグメントに描
かれた第一セグメント照射線LA1、第二セグメント照
射線LB1、第三セグメント照射線LC1等の照射線を
前記レーザー光の照射平面外の位置から第一画像データ
DP1、第二画像データDP2、第三画像データDP3
等の画像上に撮影し、前記画像上で、前記テール部に描
かれた照射線及び前記覆工セグメントの前端面に描かれ
た照射線の位置関係から、前記テール部と前記覆工セグ
メントの前端部30a等の前端部間の第一テールクリア
ランスx1、第二テールクリアランスx2、第三テール
クリアランスx3等の間隙を求めるようにして構成した
ので、前記テール部と前記覆工セグメントの前端部間の
間隙を、遠隔位置から非接触で求めることが出来る。よ
って、従来、テールクリアランスx1、x2、x3を計
測する場合に、テール部15の内面11aにテールクリ
アランス計を設けなければならないために、テール部1
5の覆工セグメント30の組立作業の妨げになるという
問題を解決することが出来る。本発明のうち第二の発明
は、テール部15等のテール部で覆工セグメント30等
の覆工セグメントを組み立てながら掘進するシールド掘
削機10等のシールド機において、前記テール部に、水
平スリットレーザー光Lh、垂直スリットレーザー光L
v等のレーザー光を照射し得るスリットレーザー発振器
20等のレーザー光照射手段を、前記テール部で組み立
てられた覆工セグメントの前端部及びテール部の内面1
1a等の内面に第一セグメント照射線LA1、第二セグ
メント照射線LB1、第三セグメント照射線LC1、第
一外殻照射線LA2、第二外殻照射線LB2、第三外殻
照射線LC2等の照射線を描くように前記レーザー光を
水平照射平面Ph、垂直照射平面Pv等の照射平面上に
照射し得る形で設置し、前記テール部の、前記レーザー
光の照射平面とは一致しない位置に、前記覆工セグメン
トの前端面30b等の前端面及びテール部の内面11a
等の内面の、前記照射線の描かれた第一検査スポットS
1、第二検査スポットS2、第三検査スポットS3等の
部分を撮影し得る形で第一CCDカメラ16、第二CC
Dカメラ17、第三CCDカメラ19等の撮影手段を設
置し、前記撮影手段に、前記撮影手段により撮影された
前記テール部に描かれた第一外殻照射線LA2、第二外
殻照射線LB2、第三外殻照射線LC2等の照射線及び
前記覆工セグメントの前端面に描かれた第一セグメント
照射線LA1、第二セグメント照射線LB1、第三セグ
メント照射線LC1等の照射線の位置関係から、前記テ
ール部と前記覆工セグメントの前端部30a等の前端部
間の第一テールクリアランスx1、第二テールクリアラ
ンスx2、第三テールクリアランスx3等の間隙を検出
演算し得る第一テールクリアランス検出演算部23d、
第二テールクリアランス検出演算部23e、第三テール
クリアランス検出演算部23f等のテールクリアランス
検出演算部を接続して構成したので、前記レーザー光照
射手段により、前記レーザー光を前記テール部で組み立
てられた前記覆工セグメントの前端面及び前記テール部
の内面に前記照射線を描くように前記レーザー光を前記
照射平面上に照射することが出来る。また、撮影手段に
より、前記テール部の、前記レーザー光の照射平面とは
一致しない位置から、前記覆工セグメントの前端面及び
前記テール部の内面の、前記照射線の描かれた部分を撮
影することが出来る。よって、前記覆工セグメントの前
端面及び前記テール部の内面に描かれた前記照射線を、
同一直線上の照射線としてではなく、相対的に角度を有
する独立した二本の線分として撮影することが出来る。
そして、前記テールクリアランス検出演算部により、前
記テール部の内面に描かれた照射線及び前記覆工セグメ
ントの前端面に描かれた照射線の位置関係から、前記テ
ール部と前記覆工セグメントの前端部間の間隙を検出演
算することが出来る。従って、前記テール部と前記覆工
セグメントの前端部間の間隙を、遠隔位置から非接触で
求めることが出来るので、従来、テールクリアランスx
1、x2、x3を計測する場合に、テール部15の内面
11aにテールクリアランス計を設けなければならない
ために、テール部15の覆工セグメント30の組立作業
の妨げになっていたという問題を解決することが出来
る。
シールド掘削機10等のシールド機のテール部15等の
テール部の内面11a等の内面と、該テール部内で組み
立てられた覆工セグメント30等の覆工セグメントの前
端面30b等の前端面とに第一セグメント照射線LA
1、第一外殻照射線LA2、第二セグメント照射線LB
1、第二外殻照射線LB2、第三セグメント照射線LC
1、第三外殻照射線LC2等の照射線を描く形で、水平
スリットレーザー光Lh、垂直スリットレーザー光Lv
等のレーザー光を水平照射平面Ph、垂直照射平面Pv
等の照射平面上に照射し、前記テール部の内面に描かれ
た第一外殻照射線LA2、第二外殻照射線LB2、第三
外殻照射線LC2等の照射線と前記覆工セグメントに描
かれた第一セグメント照射線LA1、第二セグメント照
射線LB1、第三セグメント照射線LC1等の照射線を
前記レーザー光の照射平面外の位置から第一画像データ
DP1、第二画像データDP2、第三画像データDP3
等の画像上に撮影し、前記画像上で、前記テール部に描
かれた照射線及び前記覆工セグメントの前端面に描かれ
た照射線の位置関係から、前記テール部と前記覆工セグ
メントの前端部30a等の前端部間の第一テールクリア
ランスx1、第二テールクリアランスx2、第三テール
クリアランスx3等の間隙を求めるようにして構成した
ので、前記テール部と前記覆工セグメントの前端部間の
間隙を、遠隔位置から非接触で求めることが出来る。よ
って、従来、テールクリアランスx1、x2、x3を計
測する場合に、テール部15の内面11aにテールクリ
アランス計を設けなければならないために、テール部1
5の覆工セグメント30の組立作業の妨げになるという
問題を解決することが出来る。本発明のうち第二の発明
は、テール部15等のテール部で覆工セグメント30等
の覆工セグメントを組み立てながら掘進するシールド掘
削機10等のシールド機において、前記テール部に、水
平スリットレーザー光Lh、垂直スリットレーザー光L
v等のレーザー光を照射し得るスリットレーザー発振器
20等のレーザー光照射手段を、前記テール部で組み立
てられた覆工セグメントの前端部及びテール部の内面1
1a等の内面に第一セグメント照射線LA1、第二セグ
メント照射線LB1、第三セグメント照射線LC1、第
一外殻照射線LA2、第二外殻照射線LB2、第三外殻
照射線LC2等の照射線を描くように前記レーザー光を
水平照射平面Ph、垂直照射平面Pv等の照射平面上に
照射し得る形で設置し、前記テール部の、前記レーザー
光の照射平面とは一致しない位置に、前記覆工セグメン
トの前端面30b等の前端面及びテール部の内面11a
等の内面の、前記照射線の描かれた第一検査スポットS
1、第二検査スポットS2、第三検査スポットS3等の
部分を撮影し得る形で第一CCDカメラ16、第二CC
Dカメラ17、第三CCDカメラ19等の撮影手段を設
置し、前記撮影手段に、前記撮影手段により撮影された
前記テール部に描かれた第一外殻照射線LA2、第二外
殻照射線LB2、第三外殻照射線LC2等の照射線及び
前記覆工セグメントの前端面に描かれた第一セグメント
照射線LA1、第二セグメント照射線LB1、第三セグ
メント照射線LC1等の照射線の位置関係から、前記テ
ール部と前記覆工セグメントの前端部30a等の前端部
間の第一テールクリアランスx1、第二テールクリアラ
ンスx2、第三テールクリアランスx3等の間隙を検出
演算し得る第一テールクリアランス検出演算部23d、
第二テールクリアランス検出演算部23e、第三テール
クリアランス検出演算部23f等のテールクリアランス
検出演算部を接続して構成したので、前記レーザー光照
射手段により、前記レーザー光を前記テール部で組み立
てられた前記覆工セグメントの前端面及び前記テール部
の内面に前記照射線を描くように前記レーザー光を前記
照射平面上に照射することが出来る。また、撮影手段に
より、前記テール部の、前記レーザー光の照射平面とは
一致しない位置から、前記覆工セグメントの前端面及び
前記テール部の内面の、前記照射線の描かれた部分を撮
影することが出来る。よって、前記覆工セグメントの前
端面及び前記テール部の内面に描かれた前記照射線を、
同一直線上の照射線としてではなく、相対的に角度を有
する独立した二本の線分として撮影することが出来る。
そして、前記テールクリアランス検出演算部により、前
記テール部の内面に描かれた照射線及び前記覆工セグメ
ントの前端面に描かれた照射線の位置関係から、前記テ
ール部と前記覆工セグメントの前端部間の間隙を検出演
算することが出来る。従って、前記テール部と前記覆工
セグメントの前端部間の間隙を、遠隔位置から非接触で
求めることが出来るので、従来、テールクリアランスx
1、x2、x3を計測する場合に、テール部15の内面
11aにテールクリアランス計を設けなければならない
ために、テール部15の覆工セグメント30の組立作業
の妨げになっていたという問題を解決することが出来
る。
【図1】図1は、シールド機に装着された本発明のテー
ルクリアランス測定装置の一実施例を示す側面図であ
る。
ルクリアランス測定装置の一実施例を示す側面図であ
る。
【図2】図2は、シールド機に装着された本発明のテー
ルクリアランス測定装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
ルクリアランス測定装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
【図3】図3は、シールド機に装着された本発明のテー
ルクリアランス測定装置の一実施例を示す正面図であ
る。
ルクリアランス測定装置の一実施例を示す正面図であ
る。
【図4】図4は、図2の第一CCDカメラにより撮影さ
れた、図2左方のテールクリアランスの画像を示す図で
ある。
れた、図2左方のテールクリアランスの画像を示す図で
ある。
【図5】図5は、図2の第二CCDカメラにより撮影さ
れた、図2右方のテールクリアランスの画像を示す図で
ある。
れた、図2右方のテールクリアランスの画像を示す図で
ある。
【図6】図6は、図2の第三CCDカメラにより撮影さ
れた、図2上方のテールクリアランスの画像を示す図で
ある。
れた、図2上方のテールクリアランスの画像を示す図で
ある。
【図7】図7は、図1のテールクリアランス測定装置の
制御系を示すブロック図である。
制御系を示すブロック図である。
【図8】図8は、図2の第一乃至第三CCDカメラによ
り撮影された画像からテールクリアランスを算出する原
理を示す図である。
り撮影された画像からテールクリアランスを算出する原
理を示す図である。
【図9】図9は、第一乃至第三テールクリアランスを示
す断面図である。
す断面図である。
【図10】図10は、図2に示す第一乃至第三CCDカ
メラから第一乃至第三検査スポットまでの距離を算出す
る原理を示す図である。
メラから第一乃至第三検査スポットまでの距離を算出す
る原理を示す図である。
【図11】図11は、覆工セグメント前端面に設定され
た面であるセグメント面がX’周りに角度θ1だけ回転
した状態を示す図である。
た面であるセグメント面がX’周りに角度θ1だけ回転
した状態を示す図である。
【図12】図12は、図11に示すセグメント面が、更
にY軸周りに角度θ2だけ回転した状態を示す図であ
る。
にY軸周りに角度θ2だけ回転した状態を示す図であ
る。
10……シールド機(シールド掘削機) 11a……内面(内面) 15……テール部(テール部) 16……レーザー光照射手段(第一CCDカメラ) 17……レーザー光照射手段(第二CCDカメラ) 19……レーザー光照射手段(第三CCDカメラ) 23d……テールクリアランス検出演算部(第一テール
クリアランス検出演算部) 23e……テールクリアランス検出演算部(第二テール
クリアランス検出演算部) 23f……テールクリアランス検出演算部(第三テール
クリアランス検出演算部) 30……覆工セグメント(覆工セグメント) 30a……前端部(前端部) 30b……前端面(前端面) LA1……照射線(第一セグメント照射線) LA2……照射線(第一外殻照射線) LB1……照射線(第二セグメント照射線) LB2……照射線(第二外殻照射線) LC1……照射線(第三セグメント照射線) LC2……照射線(第三外殻照射線) Lh……レーザー光(水平スリットレーザー光) Lv……レーザー光(垂直スリットレーザー光) Ph……照射平面(水平照射平面) Pv……照射平面(垂直照射平面) DP1……一画像(第一画像データ) DP2……一画像(第二画像データ) DP3……一画像(第三画像データ) x1……間隙(第一テールクリアランス) x2……間隙(第二テールクリアランス) x3……間隙(第三テールクリアランス)
クリアランス検出演算部) 23e……テールクリアランス検出演算部(第二テール
クリアランス検出演算部) 23f……テールクリアランス検出演算部(第三テール
クリアランス検出演算部) 30……覆工セグメント(覆工セグメント) 30a……前端部(前端部) 30b……前端面(前端面) LA1……照射線(第一セグメント照射線) LA2……照射線(第一外殻照射線) LB1……照射線(第二セグメント照射線) LB2……照射線(第二外殻照射線) LC1……照射線(第三セグメント照射線) LC2……照射線(第三外殻照射線) Lh……レーザー光(水平スリットレーザー光) Lv……レーザー光(垂直スリットレーザー光) Ph……照射平面(水平照射平面) Pv……照射平面(垂直照射平面) DP1……一画像(第一画像データ) DP2……一画像(第二画像データ) DP3……一画像(第三画像データ) x1……間隙(第一テールクリアランス) x2……間隙(第二テールクリアランス) x3……間隙(第三テールクリアランス)
Claims (2)
- 【請求項1】シールド機のテール部の内面と、該テール
部内で組み立てられた覆工セグメントの前端面とに照射
線を描く形で、レーザー光を照射平面上に照射し、 前記テール部の内面に描かれた照射線と前記覆工セグメ
ントに描かれた照射線を前記レーザー光の照射平面外の
位置から画像上に撮影し、 前記画像上で、前記テール部に描かれた照射線及び前記
覆工セグメントの前端部に描かれた照射線の位置関係か
ら、前記テール部と前記覆工セグメントの前端部間の間
隙を求めるようにして構成したシールド機のテールクリ
アランス測定方法。 - 【請求項2】テール部で覆工セグメントを組み立てなが
ら掘進するシールド機において、 前記テール部に、レーザー光を照射し得るレーザー光照
射手段を、前記テール部で組み立てられた覆工セグメン
トの前端部及びテール部の内面に照射線を描くように前
記レーザー光を照射平面上に照射し得る形で設置し、 前記テール部の、前記レーザー光の照射平面とは一致し
ない位置に、前記覆工セグメントの前端面及びテール部
の内面の、前記照射線の描かれた部分を撮影し得る形で
撮影手段を設置し、 前記撮影手段に、前記撮影手段により撮影された前記テ
ール部に描かれた照射線及び前記覆工セグメントの前端
面に描かれた照射線の位置関係から、前記テール部と前
記覆工セグメントの前端部間の間隙を検出演算し得るテ
ールクリアランス検出演算部を接続して構成したシール
ド機のテールクリアランス測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5341591A JPH07159171A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | シールド機のテールクリアランス測定方法及びテールクリアランス測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5341591A JPH07159171A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | シールド機のテールクリアランス測定方法及びテールクリアランス測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159171A true JPH07159171A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18347271
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5341591A Pending JPH07159171A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | シールド機のテールクリアランス測定方法及びテールクリアランス測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07159171A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110726373A (zh) * | 2019-10-30 | 2020-01-24 | 上海米度测量技术有限公司 | 一种盾构机盾尾间隙动态实时测量装置 |
CN112945115A (zh) * | 2021-02-04 | 2021-06-11 | 中铁工程装备集团有限公司 | 一种基于双激光结构线的盾尾间隙视觉测量方法及装置 |
CN113358046A (zh) * | 2021-05-19 | 2021-09-07 | 上海隧道工程有限公司 | 盾尾间隙的视觉测量方法及其系统 |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP5341591A patent/JPH07159171A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110726373A (zh) * | 2019-10-30 | 2020-01-24 | 上海米度测量技术有限公司 | 一种盾构机盾尾间隙动态实时测量装置 |
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