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JPH07155659A - 液体の線状塗布方法及びその装置 - Google Patents

液体の線状塗布方法及びその装置

Info

Publication number
JPH07155659A
JPH07155659A JP32993093A JP32993093A JPH07155659A JP H07155659 A JPH07155659 A JP H07155659A JP 32993093 A JP32993093 A JP 32993093A JP 32993093 A JP32993093 A JP 32993093A JP H07155659 A JPH07155659 A JP H07155659A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid
wire
curved surface
convex curved
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP32993093A
Other languages
English (en)
Inventor
Nagataka Hayafusa
長隆 早房
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP32993093A priority Critical patent/JPH07155659A/ja
Publication of JPH07155659A publication Critical patent/JPH07155659A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】円筒形状部品の周側面等の凸曲面を有する部品
の凸曲面上への液体の線状塗布方法及びその装置におい
て、凸曲面に対して微量の液体を線状に安定して塗布す
る。 【構成】ワイヤを用いて凸曲面へ超微量液体を線状塗布
するようにしたことにより、凸曲面への超微量液体の線
状塗布を一段と均一化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図9及び図10) 発明が解決しようとする課題(図9及び図10) 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例(図1〜図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は凸曲面を有する物品の表
面への液体の線状塗布方法及びその装置に関し、特に円
筒形状でなる部品の周側面状に線状に微量かつ均一に液
体を塗布する液体の線状塗布方法及びその装置に適用し
て好適なものである。
【0003】
【従来の技術】従来、例えばレンズの周側面等、凸曲面
を有する部品の表面に所定量の液体を線状に塗布する方
法として、第1に図9に示すようにデイスペンサDIS
を用いて針先をワーク(部品20)の周側面に接触さ
せ、針先から所定量の液体を塗出し、当該塗出量に同期
して部品20を回転移動させ、当該部品20の周側面に
線状に液体33を塗布する方法が考えられている。
【0004】また第2に、図10に示すように円板でな
る転写板P5を回転軸P4に固定し、当該転写板P5の
周端部を液槽6に溜られた液体33に浸漬し、これを回
転させながら転写板P5の周端部を塗布量調整板P3を
通しながら部品20に当接することにより、当該部品2
0の周側面に液体33を線状に塗布する転写方式が考え
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところがデイスヘペン
サDISを用いて塗布する方法においては、デイスペン
サDISに付加する圧力及び時間等の変化により塗出量
が変化することにより、長時間安定した微量供給が困難
な問題があつた。
【0006】また転写方式によつて塗布する場合には、
転写時において転写板P5からの圧力が部品20に掛か
るため精密な塗布を保証し得ず、液体33を超微量で安
定供給することが困難な問題があつた。
【0007】このように従来の方法においては、凸曲面
上への液体の線状微量塗布には制約条件が多く、精密自
動微量安定供給を図ることが困難であつた。
【0008】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、円筒形状部品の周側面等、凸曲面に対して微量の液
体を線状に安定して塗布し得る液体の線状塗布方法及び
その装置を提案しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、凸曲面20Bを有する部品20の
凸曲面20B上への液体33の線状塗布方法において、
一対のアーム4A、4Bにより張着された所定径のワイ
ヤ3を液体33の槽内6に浸漬した後、液体33の槽6
からワイヤ3を搬出することによりワイヤ3に液体33
を付着させ、液体33が付着したワイヤ3を凸曲面20
Bに当接し、ワイヤ3を凸曲面20Bに添つて相対的に
移動させ、ワイヤ3に付着した液体33を凸曲面20B
に線状転写するようにする。
【0010】また本発明においては、上記液体の線状塗
布方法は、液体33が付着したワイヤ3を凸曲面20B
に当接し、ワイヤ3を凸曲面20Bに添つて滑らずに相
対的に移動させ、ワイヤ3に付着した液体33を凸曲面
20Bに線状転写するようにする。
【0011】また本発明においては、上記液体の線状塗
布方法は、液体33が付着したワイヤ3を凸曲面20B
に当接し、ワイヤ3を凸曲面20Bに添つて滑らせなが
ら相対的に移動させ、ワイヤ3に付着した液体33を凸
曲面20Bに線状転写するようにする。
【0012】また本発明においては、上記液体の線状塗
布方法は、液体33が付着したワイヤ3を凸曲面20B
に当接し、凸曲面20Bを有する部品20をワイヤ3に
添つて移動させ、ワイヤ3に付着した液体33を凸曲面
20Bに線状転写するようにする。
【0013】また本発明においては、上記液体の線状塗
布方法は、液体33が付着したワイヤ3を、所定の保持
部材51、52上に固定した部品20の凸曲面20Bに
当接し、ワイヤ3を凸曲面20Bに添つて所定の曲線を
描きながら移動させ、ワイヤ3に付着した液体33を凸
曲面20Bに線状転写するようにする。
【0014】また本発明においては、凸曲面20Bを有
する部品20は光学レンズであり、液体33は接着剤で
なるようにする。
【0015】また本発明においては、凸曲面20Bを有
する部品20の凸曲面20B上への液体33の線状塗布
装置1において、一対のアーム4A、4Bにより張着さ
れた所定径のワイヤ3と、ワイヤ3を液体33の槽6内
に浸漬した後、液体33の槽6からワイヤ3を搬出する
ことによりワイヤ3に液体33を付着させる液体付着手
段5と、液体33が付着したワイヤ3を凸曲面20Bに
当接し、ワイヤ3を凸曲面20Bに添つて相対的に移動
させ、ワイヤ3に付着した液体33を凸曲面20Bに線
状転写する転写手段7、8とを備えるようにする。
【0016】
【作用】ワイヤ3を液体33の槽6に浸漬させて当該ワ
イヤ3に液体33を付着させることにより、当該ワイヤ
3の表面張力によつて液体33がワイヤ3に対して均一
に付着する。従つて当該ワイヤ3を凸曲面20Bに当接
して相対的に移動させることにより、均一な量の液体3
3を凸曲面20Bに転写することができる。
【0017】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0018】図1において1は全体として液体の線状塗
布装置を示し、回動軸10に一対のアーム17A及び1
7Bが回動自在に枢支されている。
【0019】この一対のアーム17A及び17B間には
スライドガイド11が取り付けられ、このスライドガイ
ド11にスライドベース18が摺動自在に支持されてい
る。アーム17Bの側面にはアクチユエータ12が取り
付けられており、当該アクチユエータ12によつてスラ
イドベース18を駆動させると共に、アーム17Aの側
面に取り付けられているストツパ16によつて当該スラ
イドベース18の位置決めを行うようになされている。
【0020】またスライドベース18の側面中央部には
部品保持治具部2が回動自在に枢支されている。部品保
持治具部2は図2に示すように、スイドベース18に貫
通された孔に部品保持治具部2が挿通され、軸受18A
及び18Bによつて回転自在に枢支されている。また部
品保持治具部2はその中心を軸線方向に延びるように中
心孔2Cが形成されている。
【0021】また部品保持治具部2の左端にはロータリ
継手13及び真空パイプ14を介して真空源(図示せ
ず)が接続されている。
【0022】また部品保持治具部2の右端には、部品2
0を位置決め保持する位置決め孔2Aが形成されてお
り、供給された部品20の位置決めを行うと共に、位置
決め孔2A内部の真空により部品20を保持し得るよう
になされている。
【0023】部品保持治具部2を保持する保持部7は、
ベース7C上に受け台7Bが位置調整可能に取り付けら
れており、受け台7Bの上端部には弾性体7Aが固定さ
れ、部品保持治具部2のテーパ部2Bがこの弾性体7A
上面に押しつけられるようになされている。さらにスラ
イドベース18が周をとすることによりテーパ部2Bは
弾性体7A上を転がるようになされている。
【0024】ここでベース7C及び受け台7Bにはテー
パ部2Bのテーパに等しい角度が付けられており、受け
台7Bが部品保持治具部2の軸方向に移動しても弾性体
7Aとテーパ部2Bが常に一定で当接するようになされ
ている。
【0025】またテーパ部2Bの中央の径は部品20の
液体塗布面の径に等しくなされており、スライドベース
18かアクチユエータ12により定速で移動した場合、
テーパ部2Bの中央においては周速度と部品20の周速
度は戸をいつであり、受け台7Bを右方向(矢印f方
向)に移動した場合、テーパ部2Bの弾性体7Aとの当
接部外径は部品20の外径より小さくなるため、周速度
は速くなる。また同様に受け台7Bを左方向(矢印fに
対して逆方向)に移動した場合には逆に周速度は遅くな
る。このように受け台7Bの位置を変えることにより、
スライドベース18の動きに対する部品20の周速度が
変えられるようになされている。
【0026】因に図3は部品保持治具部2によつて保持
する部品20を示し、液体を塗布するための周側面(液
体塗布面)20Bに対して部品保持治具部2に保持する
周側面20Aの径が小さく形成されている。
【0027】次に、図1において液体供給部9は、アー
ム駆動部5としてハウジング5C内に回動軸5Aと当該
回動軸5Aを所定の角度だけ回動させる回動手段を有
し、ハジング5Cの側面に取り付けられたアクチユエー
タ5Dにより回動軸5Aを駆動し得るようになされてい
る。
【0028】回動軸5Aの両側面には、一対のアーム4
A及び4Bが支持されており当該アーム4A及び4Bの
先端間にワイヤ3が張着されている。ワイヤ3の材質は
塗布しようとする液体によつて異なるが、テグス等プラ
スチツクの一本線を用いる。
【0029】ワイヤ3の下方には液槽6が配置され、当
該液槽6の中には部品20に塗布しようとする液体33
が蓄えられている。この状態において回動軸5Aが回動
することにより、アーム4A及び4Bが旋回し液槽6内
の液体33中に浸漬され、次にアーム4A及び4Bが逆
方向に旋回し水平状態となつたとき、ワイヤ3上に一定
量の液体33が付着するようになされている。
【0030】ここで図4はワイヤ3における液体33の
付着状態を示し、液体33が低粘度の場合、ワイヤ3を
液体33から持ち上げた際、図4(A)に示すようにワ
イヤ3の表面張力によつて球状になつた液体33が数珠
状につながり、液体33の付着量はワイヤ3の径に略比
例する。
【0031】これに対して液体が中粘度の場合の付着状
態は図4(B)に示すように、ワイヤ3に添つてほぼ連
続的につながり、液体33の付着量はワイヤ3の径に略
比例している。このように液体33の粘度によつて当該
液体33のワイヤ3に対する付着状態は異なるが、液体
33の粘度が例えば2000[cps] 以下のものを用いること
により、ワイヤ3への付着が可能となる。
【0032】このようにワイヤ3に液体33が付着した
状態で被着体である部品20の周側面(塗布面)20B
にこれを当接し、ワイヤ3を部品20の周側面20Bに
添つて滑らせずに移動することにより、図5に示すよう
にワイヤ3に付着した液体33を部品20の周側面(塗
布面)20Bに転写することができる。
【0033】以上の構成において、部品20の周側面2
0Bに液体33を塗布する工程について説明する。すな
わち図1においてロボツト(図示せず)によつて部品2
0が部品供給装置(図示せず)から供給され、部品保持
治具部2に挿入される。
【0034】このとき部品保持治具部2は回動軸10を
中心に回動し、水平面に対して直角な状態に保持されて
いる。この状態から部品保持治具部2は回動軸10を中
心に矢印aに対して逆方向に略90度旋回し、弾性体7A
状に当接される。
【0035】またこれと同時に液槽6の液体33中に浸
漬されていたアーム4A及び4Bが回動軸5Aを中心に
旋回し水平な位置に到来する。この時点で部品保持治具
部2に保持された部品20の周側面20Bに対して、液
体33が付着したワイヤ3が当接することになる。
【0036】この状態を保持し、スライドベース18が
移動すると部品保持治具部2のテーパ部2Bは、弾性体
7Aとの間の摩擦により弾性体7A上を転がり、一回転
した後スライドベース18が停止するようにストツパ1
6を調整しておく。この段階で液体33の転写は完了し
たことになる。
【0037】この後アーム17A及び17Bは回動軸1
0を中心に矢印a方向に旋回し、水平面と直角な位置に
停止する。この後スライドベース18が元の位置に戻
る。この時点で塗布のサイクルは終了である。部品20
はロボツトにより次の組み立て工程に搬送され、以下同
様の塗布工程が繰り返される。
【0038】さらに上述した部品20への線状液体塗布
が自動的に行われ、例えば3[cps]の接着材の場合、1
〔mm〕当たり10万分の1[cc]以下の塗布量がコントロー
ルできる。またこの場合転写のみに要する時間は約1秒
で終了する。
【0039】以上の構成によれば、ワイヤ3を液体33
に浸漬することにより、当該ワイヤ3の表面張力によつ
て当該ワイヤ3に対して液体33が均一に付着する。従
つて当該ワイヤ3を凸曲面(20B)に当接移動するこ
とにより凸曲面(20B)上に微量の液体33を線状に
均一に塗布することができる。
【0040】またワイヤ3を用いて転写することによ
り、長時間繰り返し安定に液体33を供給できる。
【0041】またワイヤ3の径を変えることにより塗布
量を自由に設定し得、極細のワイヤ3を用いた場合、超
微量の液体塗布を行うことができ、これにより微細部品
における液体の精密塗布を行うことができる。
【0042】またワイヤ3の弾性を利用し、部品20を
ワイヤ3に当接する際及び転写する際、部品20がワイ
ヤ3に衝撃を与えず、かつ所定の圧力を与えた状態で液
体33を塗布することにより部品20に対する損傷を最
小限にすることができ、これにより液体塗布時に治具に
より狭持された部品20の位置精度を保つことができ
る。
【0043】また部品20と当該部品20に当接された
ワイヤ3とを相対的に高速で移動させることにより短時
間に液体33の塗布を行うことができ、生産能率の向上
を図ることができる。
【0044】このように凸曲面への超微量液体の線状塗
布の実用化が可能となり、適用液体の例としては接着
材、油、化学薬品等様々な分野において活用し得、均質
な製品が省力化されて得られる。
【0045】なお上述の実施例においては、部品保持治
具部2は部品駆動機構8によつて独立に駆動した場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図6に
示すようにロボツトヘツド50にホルダ54を介して部
品保持治具51を直接取り付けて、ロボツトによりこれ
を矢印g及びh方向に移動させても良い。
【0046】また上述の実施例においては、部品20は
円筒形状でなるが、本発明はこれに限らず、一部分が曲
面である部品においても塗布形状に対応してワイヤ3上
を転がすことにより液体33を線状に塗布することがで
きる。
【0047】また上述の実施例においては、部品20を
移動するすることにより当該部品20の周側面20Bに
液体33を線状に塗布する場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、アーム4A及び4Bに張着されたワ
イヤ3を移動することにより部品20に対して液体33
を塗布するようにしても良い。
【0048】すなわち図7は部品20を固定して液体3
3を塗布するワーク固定方式の塗布装置を示し、ロボツ
トヘツド50に取り付けられたホルダ54と、当該ホル
ダ54に持着された一対のアーム4A及び4Bと、当該
アーム4A及び4Bに張着されたワイヤ3と、液槽6と
クリーニング部53と、部品保持治具51を搭載したプ
ラテン52とを有する。
【0049】ワイヤ3はホルダ54に持着された一対の
アーム4A及び4Bにより張着されており、このワイヤ
3はロボツト(図示せず)により矢印i方向に回動し得
ると共に上下左右自在に移動し得るようになされてい
る。
【0050】液槽6には液体33が蓄えられており、ワ
イヤ3が浸漬し得るようになされている。クリーニング
部53は液槽6の淵に係着されており、一対のアーム4
A及び4Bの間隔にほぼ等しい間隔に貼着された一対の
吸液布により、アーム4A及び4Bに付着した液体を吸
収するようになされている。
【0051】部品保持治具51はプラテン52上る少な
くとも1つ搭載されており、部品20を保持する。プラ
テン52はコンベア(図示せず)により搬送され、位置
決め固定される。
【0052】従つて当該ワーク固定方式によつて液体3
3を部品20の周側面に線状塗布する工程としては、ア
ーム4A及び4Bにちより張着されたワイヤ3はロボツ
トにより液槽6に運ばれ、液体33中に浸漬され、その
後上昇されワイヤ3に所定量の液体が付着される。
【0053】このワイヤ3により液体33が転写される
が、アーム4A及び4Bに付着した余分な液体をクリー
ニング部53によつて除去するよう吸液布上で一定時間
停止する。その後プラテン52にち搭載された部品保持
治具51上の部品20の周側面20B上にワイヤ3を当
接する。
【0054】この状態において図8に示すようなインボ
リユート塗布方式によつて液体33を部品20の周側面
20Bに線状塗布する。すなわち図8は部品20を真上
から見た図であり、図8(A)はワイヤ3を部品20の
周側面に当接した状態である。この状態においてワイヤ
3が部品20に接したまま滑らずに反時計周り(矢印i
方向)に回動することにより図8(B)〜(E)に順次
示すように、部品20の周側面上に液体33が線状に転
写される。
【0055】ワイヤ3の動作はロボツトが軸を中心にほ
ぼインボリユート曲線を描くように制御することにより
実現される。このようにして部品20を動かすことなく
当該部品20の周側面上に液体33を線状塗布すること
ができる。また塗布後部品20はプラテン52に保持さ
れたまま次工程を搬送される。
【0056】なお図7においてはプラテン52に部品2
0を保持してこれを搬送する場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、インデツクステーブル又はシヤト
ル方式を用いるようにしても良い。
【0057】さらに上述の実施例においては、部品20
の周側面20Bに対して液体33を付着したワイヤ3を
当接し、これを滑らせないようにして周側面20Bに添
つて移動させるようにした場合について述べたが、本発
明はこれに限らず、ワイヤ3を周側面20Bに添つて滑
らせながら移動するようにしても良い。
【0058】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ワイヤを
用いて凸曲面へ超微量液体を線状塗布するようにしたこ
とにより、上記凸曲面への超微量液体の線状塗布を一段
と均一化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による液体の線状塗布装置の一実施例を
示す斜視図である。
【図2】部品保持治具部の構成を示す断面図である。
【図3】液体塗布対象となる部品の一例を示す斜視図で
ある。
【図4】ワイヤ上の液体付着状態を示す略線図である。
【図5】部品への液体の塗布状態を示す斜視図である。
【図6】ワーク回転方式による塗布装置を示す斜視図で
ある。
【図7】ワーク固定方式による塗布装置を示す斜視図で
ある。
【図8】インボリユート塗布方式の説明に供する略線図
である。
【図9】従来の液体塗布方法の説明に供する斜視図であ
る。
【図10】従来の液体塗布方法の説明に供する斜視図で
ある。
【符号の説明】
1……線状塗布装置、2……部品保持治具部、3……ワ
イヤ、4A、4B……アーム、5……アーム駆動部、6
……液槽、8……部品駆動部、33……液体、50……
ロボツトヘツド。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】凸曲面を有する部品の上記凸曲面上への液
    体の線状塗布方法において、 一対のアームにより張着された所定径のワイヤを液体の
    槽内に浸漬した後、上記液体の槽から上記ワイヤを搬出
    することにより上記ワイヤに上記液体を付着させ、 上記液体が付着した上記ワイヤを上記凸曲面に当接し、
    上記ワイヤを上記凸曲面に添つて相対的に移動させ、上
    記ワイヤに付着した上記液体を上記凸曲面に線状転写す
    ることを特徴とする液体の線状塗布方法。
  2. 【請求項2】上記液体の線状塗布方法は、 上記液体が付着した上記ワイヤを上記凸曲面に当接し、
    上記ワイヤを上記凸曲面に添つて滑らずに相対的に移動
    させ、上記ワイヤに付着した上記液体を上記凸曲面に線
    状転写することを特徴とする請求項1に記載の液体の線
    状塗布方法。
  3. 【請求項3】上記液体の線状塗布方法は、 上記液体が付着した上記ワイヤを上記凸曲面に当接し、
    上記ワイヤを上記凸曲面に添つて滑らせながら相対的に
    移動させ、上記ワイヤに付着した上記液体を上記凸曲面
    に線状転写することを特徴とする請求項1に記載の液体
    の線状塗布方法。
  4. 【請求項4】上記液体の線状塗布方法は、 上記液体が付着した上記ワイヤを上記凸曲面に当接し、
    上記凸曲面を有する上記部品を上記ワイヤに添つて移動
    させ、上記ワイヤに付着した上記液体を上記凸曲面に線
    状転写することを特徴とする請求項1に記載の液体の線
    状塗布方法。
  5. 【請求項5】上記液体の線状塗布方法は、 上記液体が付着した上記ワイヤを、所定の保持部材上に
    固定した上記部品の上記凸曲面に当接し、上記ワイヤを
    上記凸曲面に添つて所定の曲線を描きながら移動させ、
    上記ワイヤに付着した上記液体を上記凸曲面に線状転写
    することを特徴とする請求項1に記載の液体の線状塗布
    方法。
  6. 【請求項6】上記凸曲面を有する上記部品は光学レンズ
    であり、 上記液体は接着剤でなることを特徴とする請求項1に記
    載の液体の線状塗布方法。
  7. 【請求項7】凸曲面を有する部品の上記凸曲面上への上
    記液体の線状塗布装置において、 一対のアームにより張着された所定径のワイヤと、 上記ワイヤを液体の槽内に浸漬した後、上記液体の槽か
    ら上記ワイヤを搬出することにより上記ワイヤに上記液
    体を付着させる液体付着手段と、 上記液体が付着した上記ワイヤを上記凸曲面に当接し、
    上記ワイヤを上記凸曲面に添つて相対的に移動させ、上
    記ワイヤに付着した上記液体を上記凸曲面に線状転写す
    る転写手段とを具えることを特徴とする液体の線状塗布
    装置。
JP32993093A 1993-11-30 1993-11-30 液体の線状塗布方法及びその装置 Pending JPH07155659A (ja)

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JP32993093A JPH07155659A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 液体の線状塗布方法及びその装置

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JP32993093A JPH07155659A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 液体の線状塗布方法及びその装置

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JPH07155659A true JPH07155659A (ja) 1995-06-20

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ID=18226867

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JP32993093A Pending JPH07155659A (ja) 1993-11-30 1993-11-30 液体の線状塗布方法及びその装置

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JP (1) JPH07155659A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108262191A (zh) * 2018-02-25 2018-07-10 高亚贵 一种用于金属表面喷漆机的级进装置
CN111479534A (zh) * 2017-12-12 2020-07-31 爱尔康公司 热鲁棒性激光探针组件

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