JPH07154346A - データ放送システム - Google Patents
データ放送システムInfo
- Publication number
- JPH07154346A JPH07154346A JP5297746A JP29774693A JPH07154346A JP H07154346 A JPH07154346 A JP H07154346A JP 5297746 A JP5297746 A JP 5297746A JP 29774693 A JP29774693 A JP 29774693A JP H07154346 A JPH07154346 A JP H07154346A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- newspaper
- signal
- channel
- core
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
- Time-Division Multiplex Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 衛星を介して、テキストデータを中心とする
コアデータだけでなく、動画像データとそれに対応する
音声データを含む付加データを伝送できるようにする。 【構成】 衛星を介して伝送するデータを、コアデータ
と付加データとに区分する。コアデータには、テキスト
データを含むデータを配置し、付加データには、動画像
データとそれに対応する音声データを含むようにする。
各チャンネルのコアデータは、所定の時間帯において、
相互に重ならないように、まとめて伝送されるようにす
る。これにより、各チャンネルのコアデータを、短時間
の間に効率的に受信することができる。
コアデータだけでなく、動画像データとそれに対応する
音声データを含む付加データを伝送できるようにする。 【構成】 衛星を介して伝送するデータを、コアデータ
と付加データとに区分する。コアデータには、テキスト
データを含むデータを配置し、付加データには、動画像
データとそれに対応する音声データを含むようにする。
各チャンネルのコアデータは、所定の時間帯において、
相互に重ならないように、まとめて伝送されるようにす
る。これにより、各チャンネルのコアデータを、短時間
の間に効率的に受信することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、新聞、雑誌、
書籍など、毎日、あるいは定期的に配達、販売される、
テキスト(文字)を中心とした情報を、動画像の映像情
報やそれに対応する音声情報等よりなる付加情報ととも
に、衛星を用いて電子的に配信する場合に用いて好適な
データ放送システムに関する。
書籍など、毎日、あるいは定期的に配達、販売される、
テキスト(文字)を中心とした情報を、動画像の映像情
報やそれに対応する音声情報等よりなる付加情報ととも
に、衛星を用いて電子的に配信する場合に用いて好適な
データ放送システムに関する。
【0002】
【従来の技術】新聞、雑誌、書籍等の情報は、紙に印刷
された状態で配布されることが多い。また、近年、公衆
電話網を用いたデータ通信技術の進歩に伴い、電子的な
手段によりこれらの情報を配信することが可能になって
きた。例えばパソコンを使って公衆電話網を経由して新
聞等のデータベースにアクセスし、必要な情報を検索す
るオンラインサービスが広く行われている。
された状態で配布されることが多い。また、近年、公衆
電話網を用いたデータ通信技術の進歩に伴い、電子的な
手段によりこれらの情報を配信することが可能になって
きた。例えばパソコンを使って公衆電話網を経由して新
聞等のデータベースにアクセスし、必要な情報を検索す
るオンラインサービスが広く行われている。
【0003】さらに、あらかじめサービスセンタと契約
しておき、希望する新聞や雑誌の記事情報をファックス
で配信してもらうというサービスも既に実用化されてい
る。
しておき、希望する新聞や雑誌の記事情報をファックス
で配信してもらうというサービスも既に実用化されてい
る。
【0004】しかしながら、紙による情報の配信は、以
下のような問題点を有している。 (1)新聞を一紙読む、あるいは雑誌を一冊読む場合に
はそれ程でもないが、複数の新聞、あるいは雑誌を読む
という場合には量が大変かさばり、不便である。 (2)新聞を一家で一紙購読している場合、家族の人数
が多くても同時には一人しか読むことができず、不便で
ある。 (3)紙を大量に消費するため、木材、パルプの消費量
が多くなる。 (4)輸送、配達のために配達員を確保する必要があ
り、輸送コストが高くなる。 (5)輸送、配達に自動車、二輪車などが用いられ、排
気ガスを発生することから、環境破壊のおそれがある。
下のような問題点を有している。 (1)新聞を一紙読む、あるいは雑誌を一冊読む場合に
はそれ程でもないが、複数の新聞、あるいは雑誌を読む
という場合には量が大変かさばり、不便である。 (2)新聞を一家で一紙購読している場合、家族の人数
が多くても同時には一人しか読むことができず、不便で
ある。 (3)紙を大量に消費するため、木材、パルプの消費量
が多くなる。 (4)輸送、配達のために配達員を確保する必要があ
り、輸送コストが高くなる。 (5)輸送、配達に自動車、二輪車などが用いられ、排
気ガスを発生することから、環境破壊のおそれがある。
【0005】また、電子的な方法による情報の配信は、
センタのデータベースにアクセスする為のアクセス料が
高く、しかも通信費も要するため、コストが大変高いも
のになり、一般の人が手軽に利用できるものではない。
センタのデータベースにアクセスする為のアクセス料が
高く、しかも通信費も要するため、コストが大変高いも
のになり、一般の人が手軽に利用できるものではない。
【0006】さらに、ファックスを使って送信するとい
う方法は、サービスセンタにおいて契約者毎に希望した
記事情報を選択するという人手を多く要する作業が必要
となる為に、やはり情報料が大変高いものになり、一般
の人が手軽に利用できるものではなかった。
う方法は、サービスセンタにおいて契約者毎に希望した
記事情報を選択するという人手を多く要する作業が必要
となる為に、やはり情報料が大変高いものになり、一般
の人が手軽に利用できるものではなかった。
【0007】そこで、本出願人は、例えば特願平5−1
16480号として、テキストデータを衛星を介して伝
送する方法を先に提案した。
16480号として、テキストデータを衛星を介して伝
送する方法を先に提案した。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先の提
案においては、例えば新聞社などがテキストデータを中
心とするコアデータ以外に、動画像情報やそれに対応す
る音声情報などよりなる付加的データを伝送することが
できない課題があった。
案においては、例えば新聞社などがテキストデータを中
心とするコアデータ以外に、動画像情報やそれに対応す
る音声情報などよりなる付加的データを伝送することが
できない課題があった。
【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、コアデータ以外に、付加データも伝送する
ことができるようにするものである。
ものであり、コアデータ以外に、付加データも伝送する
ことができるようにするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のデータ放送シス
テムは、新聞、雑誌、書籍などのデータを、衛星を介し
て複数のチャンネルで伝送し、衛星を介して伝送されて
きた各チャンネルのデータを受信するデータ放送システ
ムにおいて、各チャンネルのデータを、少なくとも新
聞、雑誌、書籍などのテキストデータを含むコアデータ
と、少なくとも動画像の映像信号、およびそれに対応す
る音声信号を含む付加データとに区分し、所定のチャン
ネルのコアデータを、他のチャンネルのコアデータと異
なる時間帯に伝送することを特徴とする。
テムは、新聞、雑誌、書籍などのデータを、衛星を介し
て複数のチャンネルで伝送し、衛星を介して伝送されて
きた各チャンネルのデータを受信するデータ放送システ
ムにおいて、各チャンネルのデータを、少なくとも新
聞、雑誌、書籍などのテキストデータを含むコアデータ
と、少なくとも動画像の映像信号、およびそれに対応す
る音声信号を含む付加データとに区分し、所定のチャン
ネルのコアデータを、他のチャンネルのコアデータと異
なる時間帯に伝送することを特徴とする。
【0011】各チャンネルのコアデータは、順次受信す
ることができるように、所定の時間帯にまとめて配置す
ることができる。
ることができるように、所定の時間帯にまとめて配置す
ることができる。
【0012】
【作用】上記構成のデータ放送システムにおいては、新
聞、雑誌、書籍などのテキストデータを含むコアデータ
以外に、動画像の映像信号やそれに対応する音声信号を
含む付加データが衛星を介して伝送される。そして、各
チャンネルのコアデータは、それぞれ異なる時間帯に伝
送される。従って、複数のチャンネルのコアデータを効
率的に受信することが可能となる。
聞、雑誌、書籍などのテキストデータを含むコアデータ
以外に、動画像の映像信号やそれに対応する音声信号を
含む付加データが衛星を介して伝送される。そして、各
チャンネルのコアデータは、それぞれ異なる時間帯に伝
送される。従って、複数のチャンネルのコアデータを効
率的に受信することが可能となる。
【0013】
【実施例】図1は、本発明のデータ放送システムの構成
例を示している。情報提供者としての新聞社は、大型計
算機1を有している。この大型計算機1には、紙面デー
タベースが蓄えられている。この紙面データベースに
は、新聞に印刷するための記事情報や、レイアウト情報
などが含まれている。このデータベースのデータ(コア
データ)は、必要に応じてワークステーション3に伝送
され、そこにおいて編集される。
例を示している。情報提供者としての新聞社は、大型計
算機1を有している。この大型計算機1には、紙面デー
タベースが蓄えられている。この紙面データベースに
は、新聞に印刷するための記事情報や、レイアウト情報
などが含まれている。このデータベースのデータ(コア
データ)は、必要に応じてワークステーション3に伝送
され、そこにおいて編集される。
【0014】即ち、各紙面(ジャンル)毎に、受信側に
おいて最も検索し易い形に記事データを編集する。例え
ば、この編集により、レイアウトはそのままで、見出し
だけが見える形で紙面がそのまま縮小された検索のため
の画面を作成する。さらにまた、この見出しから、それ
に対応する記事を表示することができるように、検索の
画面(見出し)と、その詳細を記述した記事との関係付
けが行われる。
おいて最も検索し易い形に記事データを編集する。例え
ば、この編集により、レイアウトはそのままで、見出し
だけが見える形で紙面がそのまま縮小された検索のため
の画面を作成する。さらにまた、この見出しから、それ
に対応する記事を表示することができるように、検索の
画面(見出し)と、その詳細を記述した記事との関係付
けが行われる。
【0015】また、新聞社には、例えば所定のテレビ局
2よりビデオ情報が供給される。新聞社は、必要に応じ
て、このビデオ情報(付加データ)をワークステーショ
ン3に入力し、ディジタル化、圧縮処理を行った後、大
型計算機1より供給されたテキストデータと合成、編集
する処理を行う。
2よりビデオ情報が供給される。新聞社は、必要に応じ
て、このビデオ情報(付加データ)をワークステーショ
ン3に入力し、ディジタル化、圧縮処理を行った後、大
型計算機1より供給されたテキストデータと合成、編集
する処理を行う。
【0016】このようにして編集された映像音声信号の
組み合わされたマルチメディアの新聞データは、地上の
データ回線を介して放送センタ(放送局)4に伝送され
る。
組み合わされたマルチメディアの新聞データは、地上の
データ回線を介して放送センタ(放送局)4に伝送され
る。
【0017】放送センタ4は、例えば図2に示すような
送信装置を有している。即ち、新聞社から伝送されくる
データは、マルチメディア新聞データ(テキストデータ
と静止画像データを中心とするコアデータ、および動画
像データとそれに対応する音声データを中心とする付加
データから構成されている)、スクランブルキー、共通
情報、受信装置ID、および契約内容などのデータとな
されている。このうち、新聞データは、データスクラン
ブラ14に供給され、PN(pseudonoise)
発生器13が出力する疑似ランダム系列に対応してスク
ランブルされ、独立データチャンネル多重化回路12に
出力される。PN発生器13が発生する疑似ランダム系
列は、新聞社より供給されるスクランブルキーに対応し
て設定される。
送信装置を有している。即ち、新聞社から伝送されくる
データは、マルチメディア新聞データ(テキストデータ
と静止画像データを中心とするコアデータ、および動画
像データとそれに対応する音声データを中心とする付加
データから構成されている)、スクランブルキー、共通
情報、受信装置ID、および契約内容などのデータとな
されている。このうち、新聞データは、データスクラン
ブラ14に供給され、PN(pseudonoise)
発生器13が出力する疑似ランダム系列に対応してスク
ランブルされ、独立データチャンネル多重化回路12に
出力される。PN発生器13が発生する疑似ランダム系
列は、新聞社より供給されるスクランブルキーに対応し
て設定される。
【0018】このスクランブルキーの他、共通情報(図
11を参照して後述するように、新聞データ識別子など
を含んでいる)、受信装置IDおよび契約内容は、暗号
化回路11に供給され、暗号化される。暗号化されたデ
ータは、関連情報として、独立データチャンネル多重化
回路12に供給される。
11を参照して後述するように、新聞データ識別子など
を含んでいる)、受信装置IDおよび契約内容は、暗号
化回路11に供給され、暗号化される。暗号化されたデ
ータは、関連情報として、独立データチャンネル多重化
回路12に供給される。
【0019】独立データチャンネル多重化回路12は、
データスクランブラ14より供給されるスクランブルさ
れた新聞データと、暗号化回路11より供給される関連
情報とを多重化し、ディジタルチャンネル信号多重化回
路15に出力する。
データスクランブラ14より供給されるスクランブルさ
れた新聞データと、暗号化回路11より供給される関連
情報とを多重化し、ディジタルチャンネル信号多重化回
路15に出力する。
【0020】以上の構成が、図4を参照して後述する独
立データチャンネルにおけるデータを生成するためのエ
ンコーダ25を構成している。
立データチャンネルにおけるデータを生成するためのエ
ンコーダ25を構成している。
【0021】ディジタルチャンネル信号多重化回路15
にはまた、図3を参照して後述する、ディジタルチャン
ルネル信号として伝送される(放送センタ4が放送す
る)音声信号(少なくともその一部は、後述する映像信
号に付随する音声信号である)が入力される。ディジタ
ルチャンネル信号多重化回路15は、入力される音声信
号(ディジタル音声信号)と、エンコーダ25より供給
されるデータとを多重化し、4相DPSK変調器16に
供給する。
にはまた、図3を参照して後述する、ディジタルチャン
ルネル信号として伝送される(放送センタ4が放送す
る)音声信号(少なくともその一部は、後述する映像信
号に付随する音声信号である)が入力される。ディジタ
ルチャンネル信号多重化回路15は、入力される音声信
号(ディジタル音声信号)と、エンコーダ25より供給
されるデータとを多重化し、4相DPSK変調器16に
供給する。
【0022】4相DPSK変調器16は、入力されたデ
ータを4相DPSK変調し、映像信号/ディジタルチャ
ンネル信号多重化回路17に出力する。この映像信号/
ディジタルチャンネル信号多重化回路17にはまた、放
送センタ4において放送する映像信号が入力されてい
る。ディジタルチャンネル信号多重化回路15に入力さ
れる音声信号がディジタル信号であるのに対して、映像
信号/ディジタルチャンネル信号多重化回路17に入力
される映像信号はアナログ信号とされている。
ータを4相DPSK変調し、映像信号/ディジタルチャ
ンネル信号多重化回路17に出力する。この映像信号/
ディジタルチャンネル信号多重化回路17にはまた、放
送センタ4において放送する映像信号が入力されてい
る。ディジタルチャンネル信号多重化回路15に入力さ
れる音声信号がディジタル信号であるのに対して、映像
信号/ディジタルチャンネル信号多重化回路17に入力
される映像信号はアナログ信号とされている。
【0023】映像信号/ディジタルチャンネル信号多重
化回路17は、入力される映像信号と、4相DPSK変
調器16より供給される信号とを周波数多重化し、FM
変調器18に出力する。FM変調器18は、入力された
信号で所定のキャリアをFM変調し、アップコンバータ
19に出力する。アップコンバータ19は、入力された
FM信号の周波数をギガヘルツのオーダ(例えば、Ku
バンドの上りの14ギガヘルツの周波数帯域)の周波数
に周波数変換する。アップコンバータ19より出力され
たFM信号は、電力増幅器20により電力増幅された
後、送信アンテナ21に供給され、そこから衛星(放送
衛星または通信衛星)5(図1)に送出される。
化回路17は、入力される映像信号と、4相DPSK変
調器16より供給される信号とを周波数多重化し、FM
変調器18に出力する。FM変調器18は、入力された
信号で所定のキャリアをFM変調し、アップコンバータ
19に出力する。アップコンバータ19は、入力された
FM信号の周波数をギガヘルツのオーダ(例えば、Ku
バンドの上りの14ギガヘルツの周波数帯域)の周波数
に周波数変換する。アップコンバータ19より出力され
たFM信号は、電力増幅器20により電力増幅された
後、送信アンテナ21に供給され、そこから衛星(放送
衛星または通信衛星)5(図1)に送出される。
【0024】図3は、FM変調器18に入力される信号
の周波数スペクトラムを表している。同図に示すよう
に、映像信号は約4.5MHzまでの周波数帯域を有し
ており、4相DPSK変調器16より出力される信号
は、5.727272MHzの周波数を副搬送波とする
信号となされている。即ち、映像信号と4相DPSK信
号とは、周波数多重されて伝送されることになる。
の周波数スペクトラムを表している。同図に示すよう
に、映像信号は約4.5MHzまでの周波数帯域を有し
ており、4相DPSK変調器16より出力される信号
は、5.727272MHzの周波数を副搬送波とする
信号となされている。即ち、映像信号と4相DPSK信
号とは、周波数多重されて伝送されることになる。
【0025】図4は、4相DPSK変調されたディジタ
ルチャンネルデータのフォーマット(Aモードにおける
フォーマット)を表している。同図に示すように、横6
4ビット、縦32ビットの、合計2048ビットのデー
タにより、1フレームのデータが構成されている。最初
の2ビット×32ビットの範囲には、フレーム同期信
号、制御信号およびレンジビット信号が記録されるよう
になされている。
ルチャンネルデータのフォーマット(Aモードにおける
フォーマット)を表している。同図に示すように、横6
4ビット、縦32ビットの、合計2048ビットのデー
タにより、1フレームのデータが構成されている。最初
の2ビット×32ビットの範囲には、フレーム同期信
号、制御信号およびレンジビット信号が記録されるよう
になされている。
【0026】1フレームのデータは1msの時間で伝送
されるため、伝送レートは2.048Mbpsとなる。
されるため、伝送レートは2.048Mbpsとなる。
【0027】フレーム同期信号は、各フレームの同期を
取るための信号である。制御信号は、16ビットが1単
位とされ、表1に示すように、最初の1ビットは、Aモ
ードまたはBモードのいずれのモードであるのかを表し
ている。Bモードについては後述する。次の第2ビット
と第3ビットにより、テレビジョン音声信号(映像信号
に付随する音声信号)がステレオ信号であるのか、モノ
ラル1チャンネルの信号であるのか、モノラル2チャン
ネルの信号であるのかを表すようになされている。
取るための信号である。制御信号は、16ビットが1単
位とされ、表1に示すように、最初の1ビットは、Aモ
ードまたはBモードのいずれのモードであるのかを表し
ている。Bモードについては後述する。次の第2ビット
と第3ビットにより、テレビジョン音声信号(映像信号
に付随する音声信号)がステレオ信号であるのか、モノ
ラル1チャンネルの信号であるのか、モノラル2チャン
ネルの信号であるのかを表すようになされている。
【0028】また、第4ビットと第5ビットは、テレビ
ジョン音声以外に付加される付加信号がステレオ音声信
号であるのか、モノラル1チャンネルの音声信号である
のか、モノラル2チャンネルの音声信号であるのか、あ
るいはまた、音声以外の信号であるのかを表している。
第6ビット乃至第15ビットは、将来の使用のための拡
張ビットとされている。第16ビットは、音声出力を抑
圧するかしないかを表すための符号とされている。
ジョン音声以外に付加される付加信号がステレオ音声信
号であるのか、モノラル1チャンネルの音声信号である
のか、モノラル2チャンネルの音声信号であるのか、あ
るいはまた、音声以外の信号であるのかを表している。
第6ビット乃至第15ビットは、将来の使用のための拡
張ビットとされている。第16ビットは、音声出力を抑
圧するかしないかを表すための符号とされている。
【0029】
【表1】
【0030】表2は、第1乃至第5ビット、および第1
6ビットのより詳細な内容を表している。即ち、第1ビ
ットが0であるとき、モードがAであることを表し、1
であるとき、モードがBであることを表している。ま
た、第2ビットが0であり、第3ビットも0であると
き、テレビジョン音声信号がステレオであり、第2ビッ
トが0であり、第3ビットが1であるとき、テレビジョ
ン音声信号がモノラル2チャンネルの信号(図4のフォ
ーマット中の音声1と2に記録される)であることを表
している。また、第2ビットが1であり、第3ビットが
0であるとき、テレビ音声信号はモノラル1チャンネル
の信号(音声1に記録される)であることを表してい
る。第2ビットと第3ビットが両方とも1である状態
は、特に使用されていない。
6ビットのより詳細な内容を表している。即ち、第1ビ
ットが0であるとき、モードがAであることを表し、1
であるとき、モードがBであることを表している。ま
た、第2ビットが0であり、第3ビットも0であると
き、テレビジョン音声信号がステレオであり、第2ビッ
トが0であり、第3ビットが1であるとき、テレビジョ
ン音声信号がモノラル2チャンネルの信号(図4のフォ
ーマット中の音声1と2に記録される)であることを表
している。また、第2ビットが1であり、第3ビットが
0であるとき、テレビ音声信号はモノラル1チャンネル
の信号(音声1に記録される)であることを表してい
る。第2ビットと第3ビットが両方とも1である状態
は、特に使用されていない。
【0031】また、第4ビットが0であり、第5ビット
も0であるとき、付加音声がステレオであることを表
し、第4ビットが0であり、第5ビットが1であると
き、付加音声がモノラル2チャンネルの信号(音声3と
4に記録される)であることを表している。さらに、第
4ビットが1であり、第5ビットが0であるとき、付加
音声がモノラル1チャンネルの信号(音声3に記録され
る)であることを表している。第4ビットと第5ビット
が両方とも1であるとき、伝送されるのは音声以外の信
号であることを表している。
も0であるとき、付加音声がステレオであることを表
し、第4ビットが0であり、第5ビットが1であると
き、付加音声がモノラル2チャンネルの信号(音声3と
4に記録される)であることを表している。さらに、第
4ビットが1であり、第5ビットが0であるとき、付加
音声がモノラル1チャンネルの信号(音声3に記録され
る)であることを表している。第4ビットと第5ビット
が両方とも1であるとき、伝送されるのは音声以外の信
号であることを表している。
【0032】さらに、第16ビットは、音声出力を抑圧
するとき1とされ、抑圧を解除するとき0とされる。
するとき1とされ、抑圧を解除するとき0とされる。
【0033】
【表2】
【0034】図4に示すように、最初の2×32ビット
の範囲の次の10×32ビットの範囲、およびそれに続
く10×32の3つの範囲には、それぞれ音声1乃至音
声4の音声データが記録されるようになされている。1
0×32ビットの各範囲には、音声データが32サンプ
ル分配置される。即ち、1サンプル当りのビット数は1
0ビットとされている。しかしながら、アナログ音声信
号は、1サンプル当り14ビットのディジタルデータに
変換される。このうち、有効桁の上位の10ビットが選
択され、1サンプルのデータとして伝送される。即ち、
図5に示すように、14ビットのデータのうちの有効桁
の上位10ビットのデータが選択されるため、その選択
される範囲(レンジ)は、5つある。最初の2×32ビ
ットの範囲に記録されるレンジビットは、この5個のレ
ンジのうちのどのレンジの10ビットであるのかを表し
ている。
の範囲の次の10×32ビットの範囲、およびそれに続
く10×32の3つの範囲には、それぞれ音声1乃至音
声4の音声データが記録されるようになされている。1
0×32ビットの各範囲には、音声データが32サンプ
ル分配置される。即ち、1サンプル当りのビット数は1
0ビットとされている。しかしながら、アナログ音声信
号は、1サンプル当り14ビットのディジタルデータに
変換される。このうち、有効桁の上位の10ビットが選
択され、1サンプルのデータとして伝送される。即ち、
図5に示すように、14ビットのデータのうちの有効桁
の上位10ビットのデータが選択されるため、その選択
される範囲(レンジ)は、5つある。最初の2×32ビ
ットの範囲に記録されるレンジビットは、この5個のレ
ンジのうちのどのレンジの10ビットであるのかを表し
ている。
【0035】Aモード時においては、この10×32ビ
ットの範囲に、1チャンネルの音声データを配置するよ
うにするのであるが、Bモード時においては、20×3
2ビットの範囲に1チャンネル分の音声データが配置さ
れるようになされる。即ち、Bモード時においては、よ
り高品位の音声データを伝送することができるようにな
されている。
ットの範囲に、1チャンネルの音声データを配置するよ
うにするのであるが、Bモード時においては、20×3
2ビットの範囲に1チャンネル分の音声データが配置さ
れるようになされる。即ち、Bモード時においては、よ
り高品位の音声データを伝送することができるようにな
されている。
【0036】音声4のデータの次には、15×32ビッ
トの範囲に、独立データチャンネルのデータが配置さ
れ、さらに最後の7×32ビットの範囲には、横方向の
誤り訂正符号(C1)が配置されている。
トの範囲に、独立データチャンネルのデータが配置さ
れ、さらに最後の7×32ビットの範囲には、横方向の
誤り訂正符号(C1)が配置されている。
【0037】この図4に示す独立データチャンネルのデ
ータは、パケットを単位としてデータが伝送される。図
6は、このパケットのフォーマットを表している。同図
に示すように、1パケットは288ビットにより構成さ
れ、先頭の16ビットはヘッダとされ、それに続く19
0ビットに実質的なデータが配置され、最後の82ビッ
トに、パケットの誤り訂正符号(C1)が配置される。
16ビットのヘッダのうち、最初の5ビットは、サービ
ス識別符号とされ、残りの11ビットがサービス識別符
号の横方向の誤り訂正符号(チェックビット)(C1)
とされる。このサービス識別符号は、図11を参照して
後述するように、関連情報とマルチメディア新聞データ
の識別を行うための符号などを含んでいる。
ータは、パケットを単位としてデータが伝送される。図
6は、このパケットのフォーマットを表している。同図
に示すように、1パケットは288ビットにより構成さ
れ、先頭の16ビットはヘッダとされ、それに続く19
0ビットに実質的なデータが配置され、最後の82ビッ
トに、パケットの誤り訂正符号(C1)が配置される。
16ビットのヘッダのうち、最初の5ビットは、サービ
ス識別符号とされ、残りの11ビットがサービス識別符
号の横方向の誤り訂正符号(チェックビット)(C1)
とされる。このサービス識別符号は、図11を参照して
後述するように、関連情報とマルチメディア新聞データ
の識別を行うための符号などを含んでいる。
【0038】ヘッダ16のサービス識別符号としては、
5ビットが用意されているため、論理的には32種類の
サービスを識別することが可能である。しかしながら、
図7に示すように、5ビットの各ビットがすべて0であ
る場合は、ダミーパケットとして送出するデータが存在
しない場合の識別符号とされている。従って、実際に
は、残りの31種類の識別符号により、31種類のサー
ビスを識別することが可能となる。
5ビットが用意されているため、論理的には32種類の
サービスを識別することが可能である。しかしながら、
図7に示すように、5ビットの各ビットがすべて0であ
る場合は、ダミーパケットとして送出するデータが存在
しない場合の識別符号とされている。従って、実際に
は、残りの31種類の識別符号により、31種類のサー
ビスを識別することが可能となる。
【0039】図4に示した1フレーム分のデータは、図
8に示すように、9フレーム分集められ、これによりス
ーパフレームが構成される。1パケット(288ビッ
ト)のビット列は、1スーパフレームのデータ(32×
9=288ビット)より構成される。
8に示すように、9フレーム分集められ、これによりス
ーパフレームが構成される。1パケット(288ビッ
ト)のビット列は、1スーパフレームのデータ(32×
9=288ビット)より構成される。
【0040】また、図8に示すように、各フレームにお
いて、データは、縦方向に順次伝送される。このため、
バーストエラーは、図8において縦方向に発生すること
になる。そこで、このバーストエラーに対して強くする
ために、15×32ビットの範囲の独立データチャンネ
ルは、斜め方向に多重化が行われる。図8に示すよう
に、独立データチャンネルの横方向の長さは15ビット
であるため、この斜めの方向は15通り存在する。図6
に示した288ビットよりなるパケットは、この各方向
に対応される。従って、独立データチャンネルには、1
5通りの位置のパケット(15チャンネルのパケット)
が存在することになる。このように、斜め方向に多重化
を行うことにより、各パケットを構成するデータをイン
ターリーブすることが可能となり、バーストエラーに対
して強くなる。
いて、データは、縦方向に順次伝送される。このため、
バーストエラーは、図8において縦方向に発生すること
になる。そこで、このバーストエラーに対して強くする
ために、15×32ビットの範囲の独立データチャンネ
ルは、斜め方向に多重化が行われる。図8に示すよう
に、独立データチャンネルの横方向の長さは15ビット
であるため、この斜めの方向は15通り存在する。図6
に示した288ビットよりなるパケットは、この各方向
に対応される。従って、独立データチャンネルには、1
5通りの位置のパケット(15チャンネルのパケット)
が存在することになる。このように、斜め方向に多重化
を行うことにより、各パケットを構成するデータをイン
ターリーブすることが可能となり、バーストエラーに対
して強くなる。
【0041】図9は、独立データチャンネルにおけるパ
ケットの構成を模式的に表している。同図に示すよう
に、15通りの各パケットのうちの1つのパケットに
は、図2に示した暗号化回路11が出力する関連情報が
割り付けられる。そして、残りの14個のパケットに
は、例えば各新聞社A乃至Gのマルチメディア新聞デー
タ(データスクランブラ14より出力されるマルチメデ
ィア新聞データ)を割り付けることができる。但し、1
つの新聞社において、複数のパケットを同時に使用する
ことも可能である。図9に示した実施例においては、関
連情報として1つのパケットが用いられ、新聞社A,
B,Cの新聞記事データとして、それぞれ2パケットず
つが割り当てられている。
ケットの構成を模式的に表している。同図に示すよう
に、15通りの各パケットのうちの1つのパケットに
は、図2に示した暗号化回路11が出力する関連情報が
割り付けられる。そして、残りの14個のパケットに
は、例えば各新聞社A乃至Gのマルチメディア新聞デー
タ(データスクランブラ14より出力されるマルチメデ
ィア新聞データ)を割り付けることができる。但し、1
つの新聞社において、複数のパケットを同時に使用する
ことも可能である。図9に示した実施例においては、関
連情報として1つのパケットが用いられ、新聞社A,
B,Cの新聞記事データとして、それぞれ2パケットず
つが割り当てられている。
【0042】図10は、15通りのパケットの位置毎の
データを模式的に表している。同図に示すように、この
実施例においては、最初のパケットに関連情報が割り当
てられ、第2番目乃至第15番目の各パケットには、そ
れぞれ新聞社A乃至新聞社Nのデータが割り当てられて
いる。即ち、関連情報と新聞データA乃至Nが同時に各
家庭に伝送されることになる。
データを模式的に表している。同図に示すように、この
実施例においては、最初のパケットに関連情報が割り当
てられ、第2番目乃至第15番目の各パケットには、そ
れぞれ新聞社A乃至新聞社Nのデータが割り当てられて
いる。即ち、関連情報と新聞データA乃至Nが同時に各
家庭に伝送されることになる。
【0043】図11と図12は、パケットのより詳細な
フォーマットを表してる。これらの図に示すように、2
88ビットよりなるパケットは、その最初の16ビット
がヘッダとされ、そこに関連情報や新聞データなどの識
別データ(図6におけるサービス識別データ)が配置さ
れる。ヘッダに続く190ビットには、関連情報あるい
は新聞データが配置され、最後の82ビットに誤り訂正
符号が配置される。
フォーマットを表してる。これらの図に示すように、2
88ビットよりなるパケットは、その最初の16ビット
がヘッダとされ、そこに関連情報や新聞データなどの識
別データ(図6におけるサービス識別データ)が配置さ
れる。ヘッダに続く190ビットには、関連情報あるい
は新聞データが配置され、最後の82ビットに誤り訂正
符号が配置される。
【0044】図11に示すように、関連情報には、共通
情報と個別情報の2種類がある。共通情報の先頭には、
共通情報であるのか、個別情報であるのかを識別するた
めの種類識別コードが割り当てられる。その次には、新
聞A,B,C,・・・のいずれの新聞のデータであるの
かを識別するための新聞データ識別子が割り当てられて
いる。さらにそれに続く位置には、使用するパケット位
置のデータが配置されている。即ち、上述した1乃至1
5のいずれの位置のパケットのデータであるのかを表す
コードが、ここに割り当てられることになる。
情報と個別情報の2種類がある。共通情報の先頭には、
共通情報であるのか、個別情報であるのかを識別するた
めの種類識別コードが割り当てられる。その次には、新
聞A,B,C,・・・のいずれの新聞のデータであるの
かを識別するための新聞データ識別子が割り当てられて
いる。さらにそれに続く位置には、使用するパケット位
置のデータが配置されている。即ち、上述した1乃至1
5のいずれの位置のパケットのデータであるのかを表す
コードが、ここに割り当てられることになる。
【0045】さらに、その次には、スクランブルキーが
割り当てられている。このスクランブルキーが、後述す
るデータ受信装置7において受信され、図2のデータス
クランブラ14においてスクランブルされたデータが、
デスクランブル可能となる。
割り当てられている。このスクランブルキーが、後述す
るデータ受信装置7において受信され、図2のデータス
クランブラ14においてスクランブルされたデータが、
デスクランブル可能となる。
【0046】スクランブルキーの次には、放送開始時刻
と放送終了時刻がさらに割り当てられている。放送終了
時刻の次には、その他必要なコードを割り当てることが
可能となされている。
と放送終了時刻がさらに割り当てられている。放送終了
時刻の次には、その他必要なコードを割り当てることが
可能となされている。
【0047】一方、個別情報には、その先頭に、種類識
別コードが割り当てられ、その次に受信装置IDが割り
当てられている。この受信装置IDは、例えば各家庭に
配置された図1の各データ受信装置7に対して割り当て
られるものである。この受信装置IDの次には、この受
信装置IDを有する契約者の契約内容が割り当てられて
いる。以下、受信装置IDとそれに対応する契約内容が
順次割り当てられている。
別コードが割り当てられ、その次に受信装置IDが割り
当てられている。この受信装置IDは、例えば各家庭に
配置された図1の各データ受信装置7に対して割り当て
られるものである。この受信装置IDの次には、この受
信装置IDを有する契約者の契約内容が割り当てられて
いる。以下、受信装置IDとそれに対応する契約内容が
順次割り当てられている。
【0048】図10に示したように、最初のパケットに
割り当てられている関連情報が常に伝送されるため、受
信側においては、この関連情報をモニタすることによ
り、所定の新聞社のスクランブルキーや、その放送開始
時刻、終了時刻を検知することができる。また、共通情
報が送られていない所定の期間において、適宜伝送され
る個別情報に含まれる受信装置IDを有するデータ受信
装置が、その契約内容に符合する場合、所定の新聞社の
マルチメディア新聞データをダウンロードすることが可
能となる。
割り当てられている関連情報が常に伝送されるため、受
信側においては、この関連情報をモニタすることによ
り、所定の新聞社のスクランブルキーや、その放送開始
時刻、終了時刻を検知することができる。また、共通情
報が送られていない所定の期間において、適宜伝送され
る個別情報に含まれる受信装置IDを有するデータ受信
装置が、その契約内容に符合する場合、所定の新聞社の
マルチメディア新聞データをダウンロードすることが可
能となる。
【0049】一方、図12に示すように、マルチメディ
ア新聞データは、コアデータと付加データとに区分さ
れ、テキストデータを中心とするコアデータは、さらに
検索紙面のデータと記事紙面のデータとに区分される。
検索紙面のデータは、その最初にスタートコードが割り
当てられている(検索紙面a)。このスタートコード
は、例えば新聞Aの新聞データが、ここから開始される
ことを表すものである。スタートコードの次には、新聞
データ識別子が配置されている。この新聞データ識別子
は、新聞社A,B,C,・・・のいずれの新聞社のデー
タであるのかを識別するためのコードである。この新聞
データ識別子の次には、検索紙面と記事データ、動画デ
ータ、音声データとを識別するための種類識別コードが
割り当てられている。さらに、その次には、紙面識別デ
ータが割り当てられている。この紙面識別データは、例
えば政治面、経済面、スポーツ面などの紙面(ジャン
ル)を識別するものである。
ア新聞データは、コアデータと付加データとに区分さ
れ、テキストデータを中心とするコアデータは、さらに
検索紙面のデータと記事紙面のデータとに区分される。
検索紙面のデータは、その最初にスタートコードが割り
当てられている(検索紙面a)。このスタートコード
は、例えば新聞Aの新聞データが、ここから開始される
ことを表すものである。スタートコードの次には、新聞
データ識別子が配置されている。この新聞データ識別子
は、新聞社A,B,C,・・・のいずれの新聞社のデー
タであるのかを識別するためのコードである。この新聞
データ識別子の次には、検索紙面と記事データ、動画デ
ータ、音声データとを識別するための種類識別コードが
割り当てられている。さらに、その次には、紙面識別デ
ータが割り当てられている。この紙面識別データは、例
えば政治面、経済面、スポーツ面などの紙面(ジャン
ル)を識別するものである。
【0050】紙面識別データの次には、見出し文が配置
され、さらにその次に、その見出し文の文字サイズとフ
ォント、さらにその位置データがそれぞれ配置される。
また、位置データの次には、その見出し文が縦書きであ
るのか、横書きであるのかを表すレイアウトデータが配
置されている。そして、さらにその次には、見出し文に
対応する詳細な記事が記載されている位置へアクセスす
るためのポインタが配置されている。
され、さらにその次に、その見出し文の文字サイズとフ
ォント、さらにその位置データがそれぞれ配置される。
また、位置データの次には、その見出し文が縦書きであ
るのか、横書きであるのかを表すレイアウトデータが配
置されている。そして、さらにその次には、見出し文に
対応する詳細な記事が記載されている位置へアクセスす
るためのポインタが配置されている。
【0051】以上の検索紙面aは、最初のパケットのフ
ォーマットであるが、2番目以降のパケットにおいて
は、検索紙面bまたはcに示すようなフォーマットでよ
い。即ち、これらのパケットにおいては、スタートコー
ドと新聞データ識別子が省略されたものとなっている。
ォーマットであるが、2番目以降のパケットにおいて
は、検索紙面bまたはcに示すようなフォーマットでよ
い。即ち、これらのパケットにおいては、スタートコー
ドと新聞データ識別子が省略されたものとなっている。
【0052】検索紙面bの見出し文で区別される記事
は、付加データが伝送される場合のフォーマットであ
り、記事へのポインタ後に検索紙面cの先頭に動画像デ
ータまたは音声データへアクセスするためのポインタが
配置されている。検索紙面aおよび検索紙面cの見出し
文で区別される記事は、付加データを伝送しない場合の
フォーマットである。
は、付加データが伝送される場合のフォーマットであ
り、記事へのポインタ後に検索紙面cの先頭に動画像デ
ータまたは音声データへアクセスするためのポインタが
配置されている。検索紙面aおよび検索紙面cの見出し
文で区別される記事は、付加データを伝送しない場合の
フォーマットである。
【0053】一方、マルチメディア新聞データのうちの
記事データは、その先頭に種類識別データが配置され、
その次にレイアウトが配置されている(記事データ
a)。レイアウトの次には概要、そして、それに続いて
詳細な記事の内容を表す記事データが配置されている。
概要あるいは記事データが長く、1パケット内に収容し
きれない場合においては、上述した記事データaに続い
て、記事データbに示すパケットが必要に応じて付加さ
れる。そして、記事データの終了位置には、コアデータ
の終了を表すエンドコードが付加される。
記事データは、その先頭に種類識別データが配置され、
その次にレイアウトが配置されている(記事データ
a)。レイアウトの次には概要、そして、それに続いて
詳細な記事の内容を表す記事データが配置されている。
概要あるいは記事データが長く、1パケット内に収容し
きれない場合においては、上述した記事データaに続い
て、記事データbに示すパケットが必要に応じて付加さ
れる。そして、記事データの終了位置には、コアデータ
の終了を表すエンドコードが付加される。
【0054】また、マルチメディア新聞データのうち、
付加データは、動画データと音声データに区分される。
この動画データまたは音声データの先頭には、記事デー
タであるのか、あるいは、動画データを記録するパケッ
トであるのか、音声データを記録するパケットであるの
かを表す種類識別データが配置される。そして、その次
には、動画データまたは音声データを圧縮するフォーマ
ットを示すコード体系が配置される。さらに、それに続
いて、種類識別データに対応する動画データまたは音声
データが配置される(動画データaまたは音声データ
a)。
付加データは、動画データと音声データに区分される。
この動画データまたは音声データの先頭には、記事デー
タであるのか、あるいは、動画データを記録するパケッ
トであるのか、音声データを記録するパケットであるの
かを表す種類識別データが配置される。そして、その次
には、動画データまたは音声データを圧縮するフォーマ
ットを示すコード体系が配置される。さらに、それに続
いて、種類識別データに対応する動画データまたは音声
データが配置される(動画データaまたは音声データ
a)。
【0055】動画データまたは音声データが1パケット
以上の長さを有する場合、さらに、動画データbまたは
音声データbが付加される。このパケットにも、動画デ
ータまたは音声データが配置される。そして、動画デー
タまたは音声データが終了する位置には、その終了を表
すエンドコードが配置される。
以上の長さを有する場合、さらに、動画データbまたは
音声データbが付加される。このパケットにも、動画デ
ータまたは音声データが配置される。そして、動画デー
タまたは音声データが終了する位置には、その終了を表
すエンドコードが配置される。
【0056】このようにして、新聞社(放送局ではな
い)がテキストデータを主とするコアデータ以外に、動
画像の映像信号とそれに対応する音声信号などよりなる
付加データを必要に応じて伝送することができる。これ
により、例えば、各新聞紙に掲載される漫画、広告など
を、動画像とそれに対応する音声として伝送することが
可能となる。即ち、マルチメディアの情報を伝送するこ
とができるようになる。
い)がテキストデータを主とするコアデータ以外に、動
画像の映像信号とそれに対応する音声信号などよりなる
付加データを必要に応じて伝送することができる。これ
により、例えば、各新聞紙に掲載される漫画、広告など
を、動画像とそれに対応する音声として伝送することが
可能となる。即ち、マルチメディアの情報を伝送するこ
とができるようになる。
【0057】図13は、検索紙面と記事紙面を模式的に
表している。検索紙面は、図13(a)に示すように、
見出しだけが見えるように表示される。これに対して、
記事紙面は、同図(b)に示すように、見出しだけでな
く、それに続いて概要、さらに詳細な記事が見えるよう
に表示される。契約者は必要に応じて検索紙面の所定の
見出しを、例えばマウスなどによりクリックすることに
より、それを選択すると、その見出しに対応する概要と
記事が、図13(b)に示すように表示されるようにな
されている。さらに、指定した記事に動画/音声情報が
付加されている場合、同図(c)に示すように、ビデオ
を表示することが可能である。
表している。検索紙面は、図13(a)に示すように、
見出しだけが見えるように表示される。これに対して、
記事紙面は、同図(b)に示すように、見出しだけでな
く、それに続いて概要、さらに詳細な記事が見えるよう
に表示される。契約者は必要に応じて検索紙面の所定の
見出しを、例えばマウスなどによりクリックすることに
より、それを選択すると、その見出しに対応する概要と
記事が、図13(b)に示すように表示されるようにな
されている。さらに、指定した記事に動画/音声情報が
付加されている場合、同図(c)に示すように、ビデオ
を表示することが可能である。
【0058】図14は、検索紙面と記事データ、動画デ
ータ、音声データの各パケットの全体の配置を表してい
る。同図に示すように、記事データのパケットに先行し
て、検索紙面のパケットが配置されており、各検索紙面
のパケットには、対応する記事データ、動画データ、音
声データへアクセスすることを可能とするためのポイン
タが配置されている。
ータ、音声データの各パケットの全体の配置を表してい
る。同図に示すように、記事データのパケットに先行し
て、検索紙面のパケットが配置されており、各検索紙面
のパケットには、対応する記事データ、動画データ、音
声データへアクセスすることを可能とするためのポイン
タが配置されている。
【0059】図15は、各チャンネル(パケット)のコ
アデータと付加データの関係を表している。同図に示す
ように、各チャンネルにおいては、最初にコアデータが
配置され、それに続いて付加データが配置されている。
アデータと付加データの関係を表している。同図に示す
ように、各チャンネルにおいては、最初にコアデータが
配置され、それに続いて付加データが配置されている。
【0060】そして、例えばチャンネル1のコアデータ
が所定の時間帯に伝送されたとすると、チャンネル1の
コアデータが終了したタイミングにおいて、それに続い
てチャンネル2のコアデータが伝送されるようになされ
ている。そして、チャンネル2のコアデータの伝送が終
了したタイミングにおいて、次のチャンネル3のコアデ
ータが伝送され、さらに、チャンネル3のコアデータの
伝送が終了したタイミングにおいて、チャンネル4のコ
アデータが伝送されるようになされている。即ち、各チ
ャンネルのコアデータは、所定の時間帯T内に、重なら
ないようにまとめて伝送される。従って、後述するよう
に、受信側において、各チャンネル(各新聞社)のコア
データを連続して効率的に受信することが可能となる。
が所定の時間帯に伝送されたとすると、チャンネル1の
コアデータが終了したタイミングにおいて、それに続い
てチャンネル2のコアデータが伝送されるようになされ
ている。そして、チャンネル2のコアデータの伝送が終
了したタイミングにおいて、次のチャンネル3のコアデ
ータが伝送され、さらに、チャンネル3のコアデータの
伝送が終了したタイミングにおいて、チャンネル4のコ
アデータが伝送されるようになされている。即ち、各チ
ャンネルのコアデータは、所定の時間帯T内に、重なら
ないようにまとめて伝送される。従って、後述するよう
に、受信側において、各チャンネル(各新聞社)のコア
データを連続して効率的に受信することが可能となる。
【0061】以上のようなデータが、図1における放送
センタ4から衛星5に伝送され、衛星5から、例えば1
2ギガヘルツの周波数の電波で、さらに例えば各家庭に
おける受信者(契約者)に伝送される。各家庭において
は、室外装置6により受信された信号が、所定の中間周
波信号(IF信号)に変換される。このIF信号は、デ
ータ受信装置7に入力される。データ受信装置7により
受信されたデータは、そこにおいて復調され、内蔵する
記録装置30(図16)に供給されて、例えばミニディ
スク(商標)8などの記録媒体に記録される。使用者
は、このミニディスク8を、例えばポータブル端末器9
に装着し、受信したデータを検索紙面から検索し、必要
な記事紙面を表示させることができる。あるいはまた、
記録装置30(図16)に記録したデータを読み出し
て、必要に応じてテレビジョン受像機10に出力し、表
示させることができる。
センタ4から衛星5に伝送され、衛星5から、例えば1
2ギガヘルツの周波数の電波で、さらに例えば各家庭に
おける受信者(契約者)に伝送される。各家庭において
は、室外装置6により受信された信号が、所定の中間周
波信号(IF信号)に変換される。このIF信号は、デ
ータ受信装置7に入力される。データ受信装置7により
受信されたデータは、そこにおいて復調され、内蔵する
記録装置30(図16)に供給されて、例えばミニディ
スク(商標)8などの記録媒体に記録される。使用者
は、このミニディスク8を、例えばポータブル端末器9
に装着し、受信したデータを検索紙面から検索し、必要
な記事紙面を表示させることができる。あるいはまた、
記録装置30(図16)に記録したデータを読み出し
て、必要に応じてテレビジョン受像機10に出力し、表
示させることができる。
【0062】図16は、データ受信装置7の構成例を示
している。同図に示すように、室外装置6より入力され
たIF信号は、BSチューナ32に供給されている。使
用者は、契約した新聞データの放送時間をタイマ回路3
4に予めセットしておく。タイマ回路34はクロックを
内蔵しており、そのセットした時刻が到来したとき、C
PU、ROM、RAMなどよりなる処理回路35に信号
を出力する。
している。同図に示すように、室外装置6より入力され
たIF信号は、BSチューナ32に供給されている。使
用者は、契約した新聞データの放送時間をタイマ回路3
4に予めセットしておく。タイマ回路34はクロックを
内蔵しており、そのセットした時刻が到来したとき、C
PU、ROM、RAMなどよりなる処理回路35に信号
を出力する。
【0063】処理回路35は、タイマ回路34より信号
が出力されたとき、電源オン/オフコントロール回路3
6を制御し、電源回路37をオンさせる。これにより、
電源回路37から各部に電力が供給され、データ受信装
置7は動作可能状態となる。
が出力されたとき、電源オン/オフコントロール回路3
6を制御し、電源回路37をオンさせる。これにより、
電源回路37から各部に電力が供給され、データ受信装
置7は動作可能状態となる。
【0064】また、このとき、処理回路35は、BSチ
ューナコントロール回路31を介してBSチューナ32
を制御し、契約した新聞社のデータが伝送されるチャン
ネルを選択させる。BSチューナ32は、入力されたI
F信号から、指令されたチャンネルの信号を復号し、デ
コーダ33に出力する。デコーダ33は、契約した新聞
データが含まれるパケット位置のデータをデコードす
る。処理回路35は、デコーダ33がデコードしたデー
タを、記録装置30の記録媒体駆動回路41を介して記
録媒体42に供給し、記録させる。この記録媒体42
は、例えばハードディスクにより構成される。
ューナコントロール回路31を介してBSチューナ32
を制御し、契約した新聞社のデータが伝送されるチャン
ネルを選択させる。BSチューナ32は、入力されたI
F信号から、指令されたチャンネルの信号を復号し、デ
コーダ33に出力する。デコーダ33は、契約した新聞
データが含まれるパケット位置のデータをデコードす
る。処理回路35は、デコーダ33がデコードしたデー
タを、記録装置30の記録媒体駆動回路41を介して記
録媒体42に供給し、記録させる。この記録媒体42
は、例えばハードディスクにより構成される。
【0065】この場合、図15を参照して説明したよう
に、各チャンネルのコアデータは、所定の時間帯にまと
めて配置されているので、複数のチャンネル(新聞社)
と契約しているようなとき、各チャンネルのテキストデ
ータ(新聞)を、短時間の間に効率的に受信することが
できる。
に、各チャンネルのコアデータは、所定の時間帯にまと
めて配置されているので、複数のチャンネル(新聞社)
と契約しているようなとき、各チャンネルのテキストデ
ータ(新聞)を、短時間の間に効率的に受信することが
できる。
【0066】あるいはまた、処理回路35は、例えばミ
ニディスク8により構成される記録媒体に、記録媒体駆
動回路43を介してデコーダ33の出力、または記録媒
体42の再生出力を記録させる。
ニディスク8により構成される記録媒体に、記録媒体駆
動回路43を介してデコーダ33の出力、または記録媒
体42の再生出力を記録させる。
【0067】処理回路35は、所定の指令が入力された
とき、記録媒体42またはミニディスク8に記録された
データを再生させ、ビデオ/オーディオ回路38に供給
し、ビデオ/オーディオ信号に変換させる。ビデオ/オ
ーディオ回路38より出力されたビデオ信号は、テレビ
ジョン受像機10に出力され、表示される。また、音声
信号は、スピーカ10Aより出力される。
とき、記録媒体42またはミニディスク8に記録された
データを再生させ、ビデオ/オーディオ回路38に供給
し、ビデオ/オーディオ信号に変換させる。ビデオ/オ
ーディオ回路38より出力されたビデオ信号は、テレビ
ジョン受像機10に出力され、表示される。また、音声
信号は、スピーカ10Aより出力される。
【0068】あるいはまた、図1を参照して説明したよ
うに、マルチメディア新聞データが記録されたミニディ
スク8を、ポータブル端末器9に装着することにより、
ポータブル端末器9において新聞記事を見ることができ
る。音声信号は、内蔵するスピーカで聞くことができ
る。
うに、マルチメディア新聞データが記録されたミニディ
スク8を、ポータブル端末器9に装着することにより、
ポータブル端末器9において新聞記事を見ることができ
る。音声信号は、内蔵するスピーカで聞くことができ
る。
【0069】この場合、図13を参照して説明したよう
に、マルチメディア新聞データは、検索紙面、記事紙面
とビデオ表示面により構成されるので、最初に検索紙面
(図13(a))を表示させ、見出しを見て、必要な見
出しを選択することにより、それに対応する記事紙面
(図13(b))を表示させることができる。従って、
ポータブル端末器9やテレビジョン受像機10の表示部
が小さくとも、情報を効率的に表示し、その中から所望
のものを迅速に選択し、表示させることができる。
に、マルチメディア新聞データは、検索紙面、記事紙面
とビデオ表示面により構成されるので、最初に検索紙面
(図13(a))を表示させ、見出しを見て、必要な見
出しを選択することにより、それに対応する記事紙面
(図13(b))を表示させることができる。従って、
ポータブル端末器9やテレビジョン受像機10の表示部
が小さくとも、情報を効率的に表示し、その中から所望
のものを迅速に選択し、表示させることができる。
【0070】タイマ回路34は、予め設定した所定の放
送終了時刻が到来したとき、処理回路35に信号を出力
する。このとき、処理回路35は、電源オン/オフコン
トロール回路36を介して電源回路37を制御し、各部
への電源供給を中止させる。これにより、マルチメディ
ア新聞データのダウンロードが完了される。
送終了時刻が到来したとき、処理回路35に信号を出力
する。このとき、処理回路35は、電源オン/オフコン
トロール回路36を介して電源回路37を制御し、各部
への電源供給を中止させる。これにより、マルチメディ
ア新聞データのダウンロードが完了される。
【0071】尚、契約したマルチメディア新聞データの
放送時間に、使用者が他のチャンネルを受信している場
合、処理回路35は、ビデオ/オーディオ回路38を介
してチャンネル変更を促すメッセージをテレビジョン受
像機10に表示させる。あるいは警告音を発生する。さ
らにまた、受信チャンネルを強制的かつ自動的に変更す
ることも可能である。
放送時間に、使用者が他のチャンネルを受信している場
合、処理回路35は、ビデオ/オーディオ回路38を介
してチャンネル変更を促すメッセージをテレビジョン受
像機10に表示させる。あるいは警告音を発生する。さ
らにまた、受信チャンネルを強制的かつ自動的に変更す
ることも可能である。
【0072】以上においては、使用者にデータ受信装置
7が動作する時刻を設定させるようにしたが、電源が入
っている状態のときに、関連情報に含まれている個々の
新聞データの放送開始時刻および放送終了時刻を用い
て、契約したマルチメディア新聞データの放送時間を予
めタイマ回路に自動的にセットするようにすれば、使用
者がいちいちデータ受信装置7が動作する時刻を設定す
ることなく、データ受信装置7の電源がオフされている
場合においても、自動的に契約したマルチメディア新聞
データを受信させるようにすることも可能である。
7が動作する時刻を設定させるようにしたが、電源が入
っている状態のときに、関連情報に含まれている個々の
新聞データの放送開始時刻および放送終了時刻を用い
て、契約したマルチメディア新聞データの放送時間を予
めタイマ回路に自動的にセットするようにすれば、使用
者がいちいちデータ受信装置7が動作する時刻を設定す
ることなく、データ受信装置7の電源がオフされている
場合においても、自動的に契約したマルチメディア新聞
データを受信させるようにすることも可能である。
【0073】図17は、BSチューナ32とデコーダ3
3のより詳細な構成例を示している。室外装置6より入
力されたIF信号は、BSチューナ32のFM復調器7
1に入力される。FM復調器71には、BSチューナコ
ントロール回路31よりBSチューナ制御信号が入力さ
れている。FM復調器71は、このBSチューナ制御信
号に対応するチャンネルのIF信号を、ベースバンド信
号に復調し、映像信号/ディジタルチャンネル信号分離
回路72に出力する。映像信号/ディジタルチャンネル
信号分離回路72は、入力された信号から映像信号とデ
ィジタルチャンネル信号とを分離し、映像信号を、例え
ばテレビジョン受像機10に出力し、表示させる。
3のより詳細な構成例を示している。室外装置6より入
力されたIF信号は、BSチューナ32のFM復調器7
1に入力される。FM復調器71には、BSチューナコ
ントロール回路31よりBSチューナ制御信号が入力さ
れている。FM復調器71は、このBSチューナ制御信
号に対応するチャンネルのIF信号を、ベースバンド信
号に復調し、映像信号/ディジタルチャンネル信号分離
回路72に出力する。映像信号/ディジタルチャンネル
信号分離回路72は、入力された信号から映像信号とデ
ィジタルチャンネル信号とを分離し、映像信号を、例え
ばテレビジョン受像機10に出力し、表示させる。
【0074】一方、映像信号/ディジタルチャンネル信
号分離回路72により分離されたディジタルチャンネル
信号は、4相DPSK復調器73に入力され、復調され
る。4相DPSK復調器73より出力された信号は、デ
ィジタルチャンネル信号分離回路74に入力され、そこ
で音声信号と独立データチャンネルの信号とに分離され
る。音声信号は、上述した映像信号に対応するものであ
る場合、テレビジョン受像機10に出力される。その他
の音声信号である場合、図示せぬオーディオ装置などに
供給される。
号分離回路72により分離されたディジタルチャンネル
信号は、4相DPSK復調器73に入力され、復調され
る。4相DPSK復調器73より出力された信号は、デ
ィジタルチャンネル信号分離回路74に入力され、そこ
で音声信号と独立データチャンネルの信号とに分離され
る。音声信号は、上述した映像信号に対応するものであ
る場合、テレビジョン受像機10に出力される。その他
の音声信号である場合、図示せぬオーディオ装置などに
供給される。
【0075】一方、ディジタルチャンネル信号分離回路
74は、4相DPSK復調器73より入力された信号か
ら、独立データチャンネル信号を分離し、デコーダ33
の新聞データ/関連情報分離回路81に出力する。新聞
データ/関連情報分離回路81は、入力された信号か
ら、マルチメディア新聞データと関連情報とを分離し、
マルチメディア新聞データをデータデスクランブラ87
に出力し、関連情報を復号回路82に出力する。メモリ
83には、このデコーダ33(データ受信装置7)に割
り当てられている受信装置IDが予め記憶されている。
74は、4相DPSK復調器73より入力された信号か
ら、独立データチャンネル信号を分離し、デコーダ33
の新聞データ/関連情報分離回路81に出力する。新聞
データ/関連情報分離回路81は、入力された信号か
ら、マルチメディア新聞データと関連情報とを分離し、
マルチメディア新聞データをデータデスクランブラ87
に出力し、関連情報を復号回路82に出力する。メモリ
83には、このデコーダ33(データ受信装置7)に割
り当てられている受信装置IDが予め記憶されている。
【0076】復号回路82は、メモリ83に記憶されて
いる受信装置IDと一致する受信装置IDの契約内容が
関連情報として入力されてきたとき、その契約内容を契
約条件比較回路84に供給し、内蔵するメモリ84Aに
記憶させる。また、復号回路82は、関連情報(共通情
報)として伝送されてきたスクランブルキーを復号し、
オン/オフ切換回路85に出力する。
いる受信装置IDと一致する受信装置IDの契約内容が
関連情報として入力されてきたとき、その契約内容を契
約条件比較回路84に供給し、内蔵するメモリ84Aに
記憶させる。また、復号回路82は、関連情報(共通情
報)として伝送されてきたスクランブルキーを復号し、
オン/オフ切換回路85に出力する。
【0077】そして、その後、入力される関連情報か
ら、データ識別子を復号したとき、このデータ識別子が
復号回路82から契約条件比較回路84に供給される。
契約条件比較回路84は、入力されたデータ識別子を、
メモリ84Aに既に記憶されている契約内容と比較す
る。この契約内容には、予め契約されているマルチメデ
ィア新聞のデータ識別子が含まれている。契約条件比較
回路84は、契約料金未納、その他の禁止条件が契約内
容に含まれていない限り、メモリ84Aに記憶されてい
るデータ識別子と、復号回路82より供給されたデータ
識別子とが一致したとき、オン/オフ切換回路85をオ
ン状態に切り換える制御信号を出力する。これにより、
復号回路82より出力されたスクランブルキーが、オン
/オフ切換回路85を介してPN発生器86に供給され
る。
ら、データ識別子を復号したとき、このデータ識別子が
復号回路82から契約条件比較回路84に供給される。
契約条件比較回路84は、入力されたデータ識別子を、
メモリ84Aに既に記憶されている契約内容と比較す
る。この契約内容には、予め契約されているマルチメデ
ィア新聞のデータ識別子が含まれている。契約条件比較
回路84は、契約料金未納、その他の禁止条件が契約内
容に含まれていない限り、メモリ84Aに記憶されてい
るデータ識別子と、復号回路82より供給されたデータ
識別子とが一致したとき、オン/オフ切換回路85をオ
ン状態に切り換える制御信号を出力する。これにより、
復号回路82より出力されたスクランブルキーが、オン
/オフ切換回路85を介してPN発生器86に供給され
る。
【0078】PN発生器86は、入力されたスクランブ
ルキーに対応して、疑似ランダム系列を発生する。デー
タデスクランブラ87は、このPN発生器86より供給
された疑似ランダム系列を利用して、新聞データ/関連
情報分離回路81より供給される新聞データをデスクラ
ンブルする。そして、このデスクランブルされた新聞デ
ータが記録装置30に供給され、上述したようにして、
ミニディスク8あるいはハードディスクとしての記録媒
体42に記録される。
ルキーに対応して、疑似ランダム系列を発生する。デー
タデスクランブラ87は、このPN発生器86より供給
された疑似ランダム系列を利用して、新聞データ/関連
情報分離回路81より供給される新聞データをデスクラ
ンブルする。そして、このデスクランブルされた新聞デ
ータが記録装置30に供給され、上述したようにして、
ミニディスク8あるいはハードディスクとしての記録媒
体42に記録される。
【0079】尚、契約条件比較回路84が比較するデー
タとしては、契約している新聞社のデータであるか否か
を表す新聞データ識別子以外に、映像/音声データの種
類識別データも含んでいる。受信データ中の新聞データ
識別子が、契約している新聞の新聞データ識別子と一致
する場合、検索紙面と記事紙面のデータ(テキストデー
タ)からなるコアデータは、デスクランブルすることが
可能であるが、さらに、映像/音声データ(付加デー
タ)を受信することが契約されていなければ、この付加
データはデスクランブルすることができない。勿論、映
像/音声の付加データも、受信することが予め契約され
ていれば、契約条件比較回路84のメモリ84Aに、そ
の種類識別データも記憶されるため、付加データもデス
クランブルすることができ、記録装置30において記録
することができる。
タとしては、契約している新聞社のデータであるか否か
を表す新聞データ識別子以外に、映像/音声データの種
類識別データも含んでいる。受信データ中の新聞データ
識別子が、契約している新聞の新聞データ識別子と一致
する場合、検索紙面と記事紙面のデータ(テキストデー
タ)からなるコアデータは、デスクランブルすることが
可能であるが、さらに、映像/音声データ(付加デー
タ)を受信することが契約されていなければ、この付加
データはデスクランブルすることができない。勿論、映
像/音声の付加データも、受信することが予め契約され
ていれば、契約条件比較回路84のメモリ84Aに、そ
の種類識別データも記憶されるため、付加データもデス
クランブルすることができ、記録装置30において記録
することができる。
【0080】以上、本発明をマルチメディア新聞データ
を伝送する場合を例として説明したが、雑誌、書籍、そ
の他のキャラクタデータを伝送する場合に、本発明は応
用することが可能である。
を伝送する場合を例として説明したが、雑誌、書籍、そ
の他のキャラクタデータを伝送する場合に、本発明は応
用することが可能である。
【0081】
【発明の効果】以上の如く本発明のデータ放送システム
によれば、所定のチャンネルのコアデータを、他のチャ
ンネルのコアデータと異なる時間帯に伝送するようにし
たので、新聞、雑誌、書籍などのデータのうち、テキス
トデータを含むコアデータを効率的に受信することが可
能となる。
によれば、所定のチャンネルのコアデータを、他のチャ
ンネルのコアデータと異なる時間帯に伝送するようにし
たので、新聞、雑誌、書籍などのデータのうち、テキス
トデータを含むコアデータを効率的に受信することが可
能となる。
【図1】本発明のデータ放送システムの構成を示す図で
ある。
ある。
【図2】図1の放送センタ4の構成例を示すブロック図
である。
である。
【図3】図2のFM変調器18へ入力されるデータのス
ペクトラムを説明する図である。
ペクトラムを説明する図である。
【図4】図2のディジタルチャンネル信号多重化回路1
5におけるディジタルチャンネルデータのフォーマット
を説明する図である。
5におけるディジタルチャンネルデータのフォーマット
を説明する図である。
【図5】図4のフォーマットにおけるレンジビットを説
明する図である。
明する図である。
【図6】独立データチャンネルのパケットのフォーマッ
トを説明する図である。
トを説明する図である。
【図7】図6のヘッダの機能を説明する図である。
【図8】独立データチャンネルにおける斜め方向多重方
式を説明する図である。
式を説明する図である。
【図9】図8の独立データチャンネルのパケットに記録
されているデータを説明する図である。
されているデータを説明する図である。
【図10】独立データチャンネルを構成するパケット位
置を説明する図である。
置を説明する図である。
【図11】パケットの関連情報の詳細なフォーマットを
説明する図である。
説明する図である。
【図12】パケットの新聞データの詳細なフォーマット
を説明する図である。
を説明する図である。
【図13】検索紙面と記事紙面とビデオ表示面とを説明
する図である。
する図である。
【図14】検索紙面と記事データ、動画データ、音声デ
ータの各パケットの関係を説明する図である。
ータの各パケットの関係を説明する図である。
【図15】コアデータと付加データの伝送の時間帯を説
明する図である。
明する図である。
【図16】図1におけるデータ受信装置7の構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図17】図16のBSチューナ32とデコーダ33の
より詳細な構成を示すブロック図である。
より詳細な構成を示すブロック図である。
1 大型計算機 2 テレビ局 3 ワークステーション 4 放送センタ 5 衛星 6 室外装置 7 データ受信装置 8 ミニディスク 9 ポータブル端末器 10 テレビジョン受像機
Claims (2)
- 【請求項1】 新聞、雑誌、書籍などのデータを、衛星
を介して複数のチャンネルで伝送し、 前記衛星を介して伝送されてきた各チャンネルのデータ
を受信するデータ放送システムにおいて、 前記各チャンネルのデータを、少なくとも新聞、雑誌、
書籍などのテキストデータを含むコアデータと、少なく
とも動画像の映像信号、およびそれに対応する音声信号
を含む付加データとに区分し、 所定のチャンネルの前記コアデータを、他のチャンネル
の前記コアデータと異なる時間帯に伝送することを特徴
とするデータ放送システム。 - 【請求項2】 各チャンネルの前記コアデータは、順次
受信することができるように、所定の時間帯にまとめて
配置されていることを特徴とする請求項1に記載のデー
タ放送システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5297746A JPH07154346A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | データ放送システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5297746A JPH07154346A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | データ放送システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07154346A true JPH07154346A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17850645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5297746A Withdrawn JPH07154346A (ja) | 1993-11-29 | 1993-11-29 | データ放送システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07154346A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006141036A (ja) * | 2005-11-14 | 2006-06-01 | Sony Corp | ホストコンピュータ装置 |
-
1993
- 1993-11-29 JP JP5297746A patent/JPH07154346A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006141036A (ja) * | 2005-11-14 | 2006-06-01 | Sony Corp | ホストコンピュータ装置 |
JP4652954B2 (ja) * | 2005-11-14 | 2011-03-16 | ソニー株式会社 | ナビゲーション装置、ナビゲーション方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |