JPH0715376B2 - 回転角検出装置 - Google Patents
回転角検出装置Info
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- JPH0715376B2 JPH0715376B2 JP14447085A JP14447085A JPH0715376B2 JP H0715376 B2 JPH0715376 B2 JP H0715376B2 JP 14447085 A JP14447085 A JP 14447085A JP 14447085 A JP14447085 A JP 14447085A JP H0715376 B2 JPH0715376 B2 JP H0715376B2
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- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 4
- 101700004678 SLIT3 Proteins 0.000 description 19
- 102100027339 Slit homolog 3 protein Human genes 0.000 description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 2
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000013307 optical fiber Substances 0.000 description 1
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- Optical Transform (AREA)
- Photo Coupler, Interrupter, Optical-To-Optical Conversion Devices (AREA)
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、車両の操舵角センサ等として使用する回転
角検出装置に関するものである。
角検出装置に関するものである。
[発明の技術的背景およびその問題点] 回転角検出装置は、一般にロータリエンコーダと称され
ているものでデジタル量として回転角を計測する装置で
ある。
ているものでデジタル量として回転角を計測する装置で
ある。
第3図〜第4図はこのような回転角検出装置の従来例を
示している(実願昭59-45860)。これらの図中符号1
は、円形の回転スリット板で、その周縁部近くに、回転
軸2を中心とした円形を描くように複数個のスリット3
が一定ピッチl1で配列形成されている。(なお、以下
にスリット3の配列をさしてスリット列3ともいう)。
このスリット板1のスリット列3を両面側から挟むよう
に、コ字型のフォトカプラ4が固定設置される。
示している(実願昭59-45860)。これらの図中符号1
は、円形の回転スリット板で、その周縁部近くに、回転
軸2を中心とした円形を描くように複数個のスリット3
が一定ピッチl1で配列形成されている。(なお、以下
にスリット3の配列をさしてスリット列3ともいう)。
このスリット板1のスリット列3を両面側から挟むよう
に、コ字型のフォトカプラ4が固定設置される。
フォトカプラ4は受光部(光源)5と受光部6とをギャ
ップを挟んで対向配置したものである。受光部としては
透明樹脂モールドの発光ダイオード(LED)が用いられ
ており、これからの光でスリット列3をスリット板1の
一面側から照明し、反対側の受光部6の面に当該スリッ
ト列3による明暗パターンmを生じさせる。
ップを挟んで対向配置したものである。受光部としては
透明樹脂モールドの発光ダイオード(LED)が用いられ
ており、これからの光でスリット列3をスリット板1の
一面側から照明し、反対側の受光部6の面に当該スリッ
ト列3による明暗パターンmを生じさせる。
受光部6には受光素子列(フォトダイオードアレイ)
(以下受光部と受光素子列とは同一対象をさすものとす
る)が使用されている。受光素子列6は、この従来例で
は6個の受光素子6a〜6fで形成され、これらがスリット
3の配列方向に直線状に並んでいる。受光素子6の全
長、云い換えれば配列長l3は、スリット3のピッチl1
とほぼ同一長さとされている。第4図中符号7は受光素
子列6と同一の側に設けられた1個の受光素子で、この
受光素子7はスリット板1が回転したときスリット3の
通過数を検出するためのものである。
(以下受光部と受光素子列とは同一対象をさすものとす
る)が使用されている。受光素子列6は、この従来例で
は6個の受光素子6a〜6fで形成され、これらがスリット
3の配列方向に直線状に並んでいる。受光素子6の全
長、云い換えれば配列長l3は、スリット3のピッチl1
とほぼ同一長さとされている。第4図中符号7は受光素
子列6と同一の側に設けられた1個の受光素子で、この
受光素子7はスリット板1が回転したときスリット3の
通過数を検出するためのものである。
受光素子列6における各受光素子6a〜6fは、明暗パター
ンmに対してそれぞれ独立して動作し、スリット3を通
して光が当たった受光素子からは“1"信号が出力され、
スリット板1の影になった受光素子の出力は“0"であ
る。
ンmに対してそれぞれ独立して動作し、スリット3を通
して光が当たった受光素子からは“1"信号が出力され、
スリット板1の影になった受光素子の出力は“0"であ
る。
第5図は、上記各受光素子6a〜6fから出力される二値信
号“1"、“0"の信号処理系を示している。第5図A0は受
光素子6aの出力信号を入力する端子、A1は受光素子6bの
出力信号を入力する端子、以下同様にA2、A3、A4、A5は
それぞれ受光素子6c、6d、6e、6fの出力信号を入力する
端子である。A6は受光素子7の出力信号を入力する端子
である。またI0〜I4はインバータ、G1〜G5はNORゲー
ト、B1〜B5は各NORゲートG1〜G5の出力端子である。
号“1"、“0"の信号処理系を示している。第5図A0は受
光素子6aの出力信号を入力する端子、A1は受光素子6bの
出力信号を入力する端子、以下同様にA2、A3、A4、A5は
それぞれ受光素子6c、6d、6e、6fの出力信号を入力する
端子である。A6は受光素子7の出力信号を入力する端子
である。またI0〜I4はインバータ、G1〜G5はNORゲー
ト、B1〜B5は各NORゲートG1〜G5の出力端子である。
そしてスリット板1が第4図R矢印方向に回転したとき
の受光素子列6で検出される二値の検出信号は、隣り合
う受光素子間の出力信号が、インバータI0〜I4とNORゲ
ートG1〜G5により次のように論理処理されて、各出力端
子B1〜B5に回転角度計測用のパルス信号が出力される。
の受光素子列6で検出される二値の検出信号は、隣り合
う受光素子間の出力信号が、インバータI0〜I4とNORゲ
ートG1〜G5により次のように論理処理されて、各出力端
子B1〜B5に回転角度計測用のパルス信号が出力される。
即ちNORゲートGi(i=1〜5)の出力が“1"になるの
は、入力端子A1-1の入力が“1"でAiの入力が“0"のとき
である。つまり、スリット列3によって形成される明暗
パターンmが受光素子列6上を移動するときにおいて、
例えば第4図で示すように受光素子6aが「明」で、その
回転方向隣の受光素子6bが「暗」であると、入力端子A0
(A1-1においてi=1)の入力が“1"で、入力端子A
1(Ai)の入力が“0"となって、NORゲートG1(Gi)の出
力が“1"になる。
は、入力端子A1-1の入力が“1"でAiの入力が“0"のとき
である。つまり、スリット列3によって形成される明暗
パターンmが受光素子列6上を移動するときにおいて、
例えば第4図で示すように受光素子6aが「明」で、その
回転方向隣の受光素子6bが「暗」であると、入力端子A0
(A1-1においてi=1)の入力が“1"で、入力端子A
1(Ai)の入力が“0"となって、NORゲートG1(Gi)の出
力が“1"になる。
このようにして出力端子B1〜B5の何れから“1"信号が出
力されているかにより、受光素子列6上の何れの位置に
明暗パターンmにおける明暗境界位置h′が移動した
か、云い換えれば受光素子列6上の何れの位置にスリッ
ト3の端縁hが移動したかを検知するとともに、受光素
子7で通過スリット3の数を検出し、この両検出情報に
基づいて回転軸2の回転角を計測するようにしている。
力されているかにより、受光素子列6上の何れの位置に
明暗パターンmにおける明暗境界位置h′が移動した
か、云い換えれば受光素子列6上の何れの位置にスリッ
ト3の端縁hが移動したかを検知するとともに、受光素
子7で通過スリット3の数を検出し、この両検出情報に
基づいて回転軸2の回転角を計測するようにしている。
ところで上述の従来の回転角検出装置のように受光素子
列6の配列長l3のスリット3のピッチl1とほぼ等しく
し、受光素子列6上にスリット3の端縁hに対応した明
暗境界位置h′を投影して当該明暗境界位置h′の回転
位置を検出するためには、発光部5からスリット板1に
投射される光は、平行光であることが必要とされる。
列6の配列長l3のスリット3のピッチl1とほぼ等しく
し、受光素子列6上にスリット3の端縁hに対応した明
暗境界位置h′を投影して当該明暗境界位置h′の回転
位置を検出するためには、発光部5からスリット板1に
投射される光は、平行光であることが必要とされる。
しかしながら従来の回転角検出装置にあっては、発光部
5としてレンズ作用を備えた透明樹脂モールドの発光ダ
イオードを用いているので、発光部5は点光源に近いも
のとなり、この点光源からの投射光は、第6図に示すよ
うに広がりながらスリット3を通過して受光素子列6に
達する。このためスリット3の端縁hは、スリット3の
1ピッチ分が受光素子列6の真正面に対向した位置(第
6図の対向位置)では、当該受光素子列6によって検出
されず、第6図中iまたはjの位置まで回転移動してか
ら受光素子列6によって検知され、h−i間またはj−
h間に、いわゆる不感帯領域が生じて、回転角の検出精
度が低下するという問題点があった。
5としてレンズ作用を備えた透明樹脂モールドの発光ダ
イオードを用いているので、発光部5は点光源に近いも
のとなり、この点光源からの投射光は、第6図に示すよ
うに広がりながらスリット3を通過して受光素子列6に
達する。このためスリット3の端縁hは、スリット3の
1ピッチ分が受光素子列6の真正面に対向した位置(第
6図の対向位置)では、当該受光素子列6によって検出
されず、第6図中iまたはjの位置まで回転移動してか
ら受光素子列6によって検知され、h−i間またはj−
h間に、いわゆる不感帯領域が生じて、回転角の検出精
度が低下するという問題点があった。
このような問題点を解決するための一手段として、発光
部5とスリット板1との間の間隔を十分大にして、発光
部5からの投射光がスリット板1の配設位置近傍では平
行光とみなせるようにすることが考えられる。しかし、
このような手段をとると、発光部5にかなり強力な発光
源を必要とするとともに、装置形状が大形化してしまう
という難点があり、問題解決の手段とし得策とは云い得
ない。また他の解決手段として、上記のように発光部5
とスリット板1との間隔を大にすることに代えて、レン
ズあるいは光ファイバー等のコリメータを用いて発光部
5からの光を平行光に変換することが考えられるが、こ
の手段をとるコリメータが高価につくので装置のコスト
高を招き、この手段も、適切な問題解決のための手段と
は云い得なかった。したがって、比較的安価な透明樹脂
モールドの発光ダイオードを発光部に用いても、精度よ
く回転角を検出できる回転角検出装置が要望されてい
た。
部5とスリット板1との間の間隔を十分大にして、発光
部5からの投射光がスリット板1の配設位置近傍では平
行光とみなせるようにすることが考えられる。しかし、
このような手段をとると、発光部5にかなり強力な発光
源を必要とするとともに、装置形状が大形化してしまう
という難点があり、問題解決の手段とし得策とは云い得
ない。また他の解決手段として、上記のように発光部5
とスリット板1との間隔を大にすることに代えて、レン
ズあるいは光ファイバー等のコリメータを用いて発光部
5からの光を平行光に変換することが考えられるが、こ
の手段をとるコリメータが高価につくので装置のコスト
高を招き、この手段も、適切な問題解決のための手段と
は云い得なかった。したがって、比較的安価な透明樹脂
モールドの発光ダイオードを発光部に用いても、精度よ
く回転角を検出できる回転角検出装置が要望されてい
た。
[発明の目的] この発明は上述のような従来の問題点に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、点光源的な光源を用
いても回転角を高精度に検出することのできる回転角検
出装置を提供することにある。
もので、その目的とするところは、点光源的な光源を用
いても回転角を高精度に検出することのできる回転角検
出装置を提供することにある。
[発明の概要] 上記目的を達成するため、第1の発明は、回転軸を中心
とした円周上に所定の配設ピッチでスリット列が設けら
れた回転スリット板と、 該回転スリット板の一面側から前記スリット列の部分を
照明して反対側に当該スリット列による明暗パターンを
生じさせるように配置され、かつ出射光の照射領域が距
離に比例して拡がる光源と、 前記明暗パターンを受光してそれぞれ回転角度検出用の
光電変換信号を出力する所要個数の受光素子が前記スリ
ット列と同方向に配列された受光素子列と、 を備え、 前記受光素子列の配列長l2は、スリットの配設ピッチを
l1、光源および回転スリット板の一面間の間隔長を
d1、光源および受光素子列間の間隔長をd2としたとき、
l2=l1・d2/d1であることを特徴とする。
とした円周上に所定の配設ピッチでスリット列が設けら
れた回転スリット板と、 該回転スリット板の一面側から前記スリット列の部分を
照明して反対側に当該スリット列による明暗パターンを
生じさせるように配置され、かつ出射光の照射領域が距
離に比例して拡がる光源と、 前記明暗パターンを受光してそれぞれ回転角度検出用の
光電変換信号を出力する所要個数の受光素子が前記スリ
ット列と同方向に配列された受光素子列と、 を備え、 前記受光素子列の配列長l2は、スリットの配設ピッチを
l1、光源および回転スリット板の一面間の間隔長を
d1、光源および受光素子列間の間隔長をd2としたとき、
l2=l1・d2/d1であることを特徴とする。
第2の発明は、回転軸を中心とした円周上に所定の配設
ピッチでスリット列が設けられた回転スリット板と、 該回転スリット板の一面側から前記スリット列の部分を
照明して反対側に当該スリット列による明暗パターンを
生じさせるように設置され、かつ出射光の照射領域が距
離に比例して拡がる光源と、 前記明暗パターンを受光してそれぞれ回転角度検出用の
光電変換信号を出力する所要個数の受光素子が前記スリ
ット列と同方向に配列された受光素子列と、 を備え、 前記受光素子列の配列長l2は、スリットの配設ピッチを
l1、光源および回転スリット板の一面間の間隔長を
d1、回転スリット板の厚さをt、光源および受光素子列
間の間隔長をd2、前記スリットの1ピッチ分を受光素子
列に対向させたとき当該スリットにより形成される明暗
パターンの暗パターン部に対応した受光素子列の配列長
分をl2′、当該明暗パターンにおける明パターン部に対
応した受光素子列の配列長分をl2″としたとき、l2=
l2′+l2″=1・d2/2d1+l1・d2/2(d1+t)であ
ることを特徴とする。
ピッチでスリット列が設けられた回転スリット板と、 該回転スリット板の一面側から前記スリット列の部分を
照明して反対側に当該スリット列による明暗パターンを
生じさせるように設置され、かつ出射光の照射領域が距
離に比例して拡がる光源と、 前記明暗パターンを受光してそれぞれ回転角度検出用の
光電変換信号を出力する所要個数の受光素子が前記スリ
ット列と同方向に配列された受光素子列と、 を備え、 前記受光素子列の配列長l2は、スリットの配設ピッチを
l1、光源および回転スリット板の一面間の間隔長を
d1、回転スリット板の厚さをt、光源および受光素子列
間の間隔長をd2、前記スリットの1ピッチ分を受光素子
列に対向させたとき当該スリットにより形成される明暗
パターンの暗パターン部に対応した受光素子列の配列長
分をl2′、当該明暗パターンにおける明パターン部に対
応した受光素子列の配列長分をl2″としたとき、l2=
l2′+l2″=1・d2/2d1+l1・d2/2(d1+t)であ
ることを特徴とする。
[発明の実施例] 以下この発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す図である。なお第1
図および後述の第2図において前記第3図〜第6図にお
ける部材または部位と同一ないし均等のものは、前記と
同一符号を以って示し重複した説明を省略する。
図および後述の第2図において前記第3図〜第6図にお
ける部材または部位と同一ないし均等のものは、前記と
同一符号を以って示し重複した説明を省略する。
まず構成を説明すると、この実施例においては、発光部
5としては前記従来例と同様に透明樹脂モールド発光ダ
イオード、即ち出射光の照射領域が距離に比例して拡が
る発光ダイオードが用いられてるが、受光素子列6の配
列長l2が、発光部5と、スリット板1間および受光素子
列6間との各配設間隔等が考慮に入れられて次のように
規定されている。
5としては前記従来例と同様に透明樹脂モールド発光ダ
イオード、即ち出射光の照射領域が距離に比例して拡が
る発光ダイオードが用いられてるが、受光素子列6の配
列長l2が、発光部5と、スリット板1間および受光素子
列6間との各配設間隔等が考慮に入れられて次のように
規定されている。
即ち、スリット板1におけるスリット3の配設ピッチを
l1、発光部5とスリット板の一面(発光部5との対向
面)との間の間隔長をd1、発光部5と受素子列6との間
の間隔長をd2としたとき、受光素子列6の配列長l2は、
l2=l1・d2/d1となるように規定されている。即ち受
光素子列の配列長l2は、受光素子列6の配設位置に、発
光部5からの投射光によって作られるスリット3の1ピ
ッチ分の影の長さとほぼ等しい長さに規定されている。
l1、発光部5とスリット板の一面(発光部5との対向
面)との間の間隔長をd1、発光部5と受素子列6との間
の間隔長をd2としたとき、受光素子列6の配列長l2は、
l2=l1・d2/d1となるように規定されている。即ち受
光素子列の配列長l2は、受光素子列6の配設位置に、発
光部5からの投射光によって作られるスリット3の1ピ
ッチ分の影の長さとほぼ等しい長さに規定されている。
各受光素子6a〜6fから出力される二値信号“1"、“0"の
信号処理系としては、前記第5図に示したものと同様の
信号処理回路が用いられる。
信号処理系としては、前記第5図に示したものと同様の
信号処理回路が用いられる。
次に作用を説明する。発光部5には点光源に近い発光ダ
イオードが用いられているので、この点光源からの投射
光は、第1図に示すように拡がりながらスリット3を通
過して受光素子列6に達する。このときスリット3によ
って受光素子列6の配設位置に作られる明暗パターンm
の1ピッチ分の長さと、当該受光素子列6に達する。の
配列長l2とがほぼ一致し、前記第6図に示したような不
感帯領域が生じることがない。
イオードが用いられているので、この点光源からの投射
光は、第1図に示すように拡がりながらスリット3を通
過して受光素子列6に達する。このときスリット3によ
って受光素子列6の配設位置に作られる明暗パターンm
の1ピッチ分の長さと、当該受光素子列6に達する。の
配列長l2とがほぼ一致し、前記第6図に示したような不
感帯領域が生じることがない。
そしてスリット板1の回転に伴なって、スリット3の端
縁hに対応した明暗境界位置h′が、受光素子列6上
を、受光素子6aから次の受光素子6b、6c…と移動するに
つれて信号処理回路の出力端子B1、B2、……から、回転
軸2の回転角情報であるパルス信号が順次出力される。
而してこの回転角情報と、受光素子7で検出された通過
スリット数の検出情報とにより回転軸2の回転角が精度
よく計測される。
縁hに対応した明暗境界位置h′が、受光素子列6上
を、受光素子6aから次の受光素子6b、6c…と移動するに
つれて信号処理回路の出力端子B1、B2、……から、回転
軸2の回転角情報であるパルス信号が順次出力される。
而してこの回転角情報と、受光素子7で検出された通過
スリット数の検出情報とにより回転軸2の回転角が精度
よく計測される。
次に第2図には、この発明の他の実施例を示す。この実
施例は受光素子列6の配列長l2を、スリット板1の厚さ
tも考慮に入れて規定したものである。
施例は受光素子列6の配列長l2を、スリット板1の厚さ
tも考慮に入れて規定したものである。
前述したようにこの発明に係わる回転角検出装置は、ス
リット3の端縁(前記第1図における符号h)で形成さ
れる明暗境界位置h′を、受光素子列6で検知すること
により、回転軸2の回転角検出用の1つの情報を得てい
る。
リット3の端縁(前記第1図における符号h)で形成さ
れる明暗境界位置h′を、受光素子列6で検知すること
により、回転軸2の回転角検出用の1つの情報を得てい
る。
ところでスリット板1に無視し得ないような厚さtが存
在すると、上記の明暗境界位置h′は、次のようにこの
スリット板1の厚さtの影響を受ける。
在すると、上記の明暗境界位置h′は、次のようにこの
スリット板1の厚さtの影響を受ける。
即ち、発光部5の中心と、受光素子列6の中心部とを結
ぶ中心線を符号8としたとき、スリット3の端縁が、こ
の中心線8の第2図右側位置にあるときは、明暗境界位
置h′は、スリット板1の一面(発光部5との対向面)
側の端縁h1により形成され、他方、スリット3の端縁
が、中心線8の第2図左側位置へ移動したときには、明
暗境界位置は、スリット板1の他面側の端縁h2により形
成される。
ぶ中心線を符号8としたとき、スリット3の端縁が、こ
の中心線8の第2図右側位置にあるときは、明暗境界位
置h′は、スリット板1の一面(発光部5との対向面)
側の端縁h1により形成され、他方、スリット3の端縁
が、中心線8の第2図左側位置へ移動したときには、明
暗境界位置は、スリット板1の他面側の端縁h2により形
成される。
そしてスリット板1の一面と、他面では、発光部5から
その各面までの距離が、スリット板1の厚さt分だけ異
なるため、中心線8の第2図右側と、左側とでは回転軸
2が同一角度だけ回転したときの明暗境界位置h′の移
動量は異なったものとなる。このため前記第1図の実施
例のように、受光素子列6の全配列長l2を、発光部5と
スリット板1との間隔長d1等を考慮して規定したとして
も、中心線8の第2図右側の配列長分l2′と、同図左側
の配列長分l2″とを同一長さとしたのでは、受光素子列
6によってスリット3の端縁の回転移動位置を正確に検
出することができない。
その各面までの距離が、スリット板1の厚さt分だけ異
なるため、中心線8の第2図右側と、左側とでは回転軸
2が同一角度だけ回転したときの明暗境界位置h′の移
動量は異なったものとなる。このため前記第1図の実施
例のように、受光素子列6の全配列長l2を、発光部5と
スリット板1との間隔長d1等を考慮して規定したとして
も、中心線8の第2図右側の配列長分l2′と、同図左側
の配列長分l2″とを同一長さとしたのでは、受光素子列
6によってスリット3の端縁の回転移動位置を正確に検
出することができない。
そこでこの実施例では、受光素子列6の配列長l2を、ス
リット板1の厚さtも考慮に入れて次のように規定して
いる。
リット板1の厚さtも考慮に入れて次のように規定して
いる。
即ち、スリット3の配設ピッチをl1、発光部5および
スリット板1の一面間の間隔長をd1、スリット板1の厚
さをt1、発光部5および受光素子列6間の間隔長をd2、
スリット3の1ピッチ分(第2図において端縁h1から次
の端縁h2までの長さ)を受光素子列6に対向させたとき
(第2図の対向状態)、当該スリット3によって形成さ
れる明暗パターンmの暗パターン部に対応した受光素子
列6の配列長分をl2′、明パターン部に対応した受光素
子列6の配列長分をl2″としたとき、受光素子列6の全
配列長l2は、l2=l2′+l2″=l1・d2/2d1+l1・d2/
2(d1+t)となるように規定されている。そして第2
図に示すように、中心線8の両側に各受光素子をそれぞ
れ3個つづ配設した場合には、配列長l2′側における受
光素子1個分の長さはl2′/3とされ、配列長l″側にお
ける受光素子1個分の長さはl2″/3とされる。
スリット板1の一面間の間隔長をd1、スリット板1の厚
さをt1、発光部5および受光素子列6間の間隔長をd2、
スリット3の1ピッチ分(第2図において端縁h1から次
の端縁h2までの長さ)を受光素子列6に対向させたとき
(第2図の対向状態)、当該スリット3によって形成さ
れる明暗パターンmの暗パターン部に対応した受光素子
列6の配列長分をl2′、明パターン部に対応した受光素
子列6の配列長分をl2″としたとき、受光素子列6の全
配列長l2は、l2=l2′+l2″=l1・d2/2d1+l1・d2/
2(d1+t)となるように規定されている。そして第2
図に示すように、中心線8の両側に各受光素子をそれぞ
れ3個つづ配設した場合には、配列長l2′側における受
光素子1個分の長さはl2′/3とされ、配列長l″側にお
ける受光素子1個分の長さはl2″/3とされる。
作用を述べると、受光素子列6によって検出されるスリ
ット3の端縁が、中心線8の第2図右側にあるとき、受
光素子列6上に形成される明暗パターンmの境界位置
h′は、スリット板1の一面側の端縁h1によって形成さ
れ、また中心線8の第2図左側にあるとき、当該境界位
置h′は、スリット板1の他端側の端縁h2によって形成
され、その形成位置は、スリット板1の厚さtの影響を
受けるが、上記中心線8の右側および左側に対応した受
光素子列6の各配列長分l2′、l2″の長さはスリット板
1の厚さtも考慮して規定されているので、前記一実施
例の場合と同様に不感帯領域が生ずることがない。そし
て受光素子列6によって検出されるスリット3の端縁
が、中心線8の第2図右側、または左側の何れの側を回
転移動する場合においても、同一角度量だけ回転移動し
た場合の受光素子の通過数は同一個数となって、回転角
度が正確に検出される。
ット3の端縁が、中心線8の第2図右側にあるとき、受
光素子列6上に形成される明暗パターンmの境界位置
h′は、スリット板1の一面側の端縁h1によって形成さ
れ、また中心線8の第2図左側にあるとき、当該境界位
置h′は、スリット板1の他端側の端縁h2によって形成
され、その形成位置は、スリット板1の厚さtの影響を
受けるが、上記中心線8の右側および左側に対応した受
光素子列6の各配列長分l2′、l2″の長さはスリット板
1の厚さtも考慮して規定されているので、前記一実施
例の場合と同様に不感帯領域が生ずることがない。そし
て受光素子列6によって検出されるスリット3の端縁
が、中心線8の第2図右側、または左側の何れの側を回
転移動する場合においても、同一角度量だけ回転移動し
た場合の受光素子の通過数は同一個数となって、回転角
度が正確に検出される。
[発明の効果] 以上説明したように、第1の発明では、受光素子列の配
列長l2は、光源からの照射光によって受光素子列の配設
位置に作られるスリットの1ピッチ分の影の長さとほぼ
等しい長さに規定されているので、スリットによって受
光素子列の配設位置に作られる明暗パターンの1ピッチ
分の長さと、当該受光素子列の配列長l2とがほぼ一致
し、受光素子列上に不感帯領域が生じることがない。
列長l2は、光源からの照射光によって受光素子列の配設
位置に作られるスリットの1ピッチ分の影の長さとほぼ
等しい長さに規定されているので、スリットによって受
光素子列の配設位置に作られる明暗パターンの1ピッチ
分の長さと、当該受光素子列の配列長l2とがほぼ一致
し、受光素子列上に不感帯領域が生じることがない。
また、第2の発明では、受光素子列の配列長l2を、スリ
ット板の厚さtも考慮に入れて、スリットの配設ピッチ
をl1、発光部5およびスリット板1の一面間の間隔長
をd1、スリット板1の厚さを1、光源および受光素子列
間の間隔長をd2、スリットの1ピッチ分を受光素子列に
対向させたとき、当該スリットによって形成されるの明
暗パターンmの暗パターン部に対応した受光素子列の配
列長分をl2′、明パターン部に対応した受光素子列の配
列長分をl2″としたとき、受光素子列の全配列長l2は、
l2=l2′+l2″=l1・d2/2d1+l1・d2/2(d1+t)
となるように規定されているので、スリットの厚さが明
暗パターンの境界位置に影響を与えるような厚さであっ
たとしても、スリットによって受光素子列の配設位置に
作られる明暗パターンの1ピッチ分の長さと、当該受光
素子列の配列長l2とがほぼ一致し、受光素子列上に不感
帯領域が生じることがない。
ット板の厚さtも考慮に入れて、スリットの配設ピッチ
をl1、発光部5およびスリット板1の一面間の間隔長
をd1、スリット板1の厚さを1、光源および受光素子列
間の間隔長をd2、スリットの1ピッチ分を受光素子列に
対向させたとき、当該スリットによって形成されるの明
暗パターンmの暗パターン部に対応した受光素子列の配
列長分をl2′、明パターン部に対応した受光素子列の配
列長分をl2″としたとき、受光素子列の全配列長l2は、
l2=l2′+l2″=l1・d2/2d1+l1・d2/2(d1+t)
となるように規定されているので、スリットの厚さが明
暗パターンの境界位置に影響を与えるような厚さであっ
たとしても、スリットによって受光素子列の配設位置に
作られる明暗パターンの1ピッチ分の長さと、当該受光
素子列の配列長l2とがほぼ一致し、受光素子列上に不感
帯領域が生じることがない。
従って、第1及び第2の発明によれば、照射領域が距離
に比例して拡がり、ほぼ点光源とみなせるような光源を
用いても受光素子列上におけるスリット回転位置の検知
に不感帯を生ずることがなく、回転軸の回転角を高精度
に検出することができる。
に比例して拡がり、ほぼ点光源とみなせるような光源を
用いても受光素子列上におけるスリット回転位置の検知
に不感帯を生ずることがなく、回転軸の回転角を高精度
に検出することができる。
第1図はこの発明に係わる回転角検出装置の一実施例の
要部を模式的に示す正面図、第2図はこの発明の他の実
施例の要部を模式的に示す正面図、第3図は従来の回転
角検出装置の一部断面正面図、第4図は第3図のIV-IV
線断面図、第5図は同上従来装置の検出信号系のブロッ
ク図、第6図は同上従来装置の問題点を説明するための
部分正面図である。 1……回転スリット板、2……回転軸、3……スリッ
ト、5……発光部(光源)、6……受光素子列、6a〜6f
……受光素子。
要部を模式的に示す正面図、第2図はこの発明の他の実
施例の要部を模式的に示す正面図、第3図は従来の回転
角検出装置の一部断面正面図、第4図は第3図のIV-IV
線断面図、第5図は同上従来装置の検出信号系のブロッ
ク図、第6図は同上従来装置の問題点を説明するための
部分正面図である。 1……回転スリット板、2……回転軸、3……スリッ
ト、5……発光部(光源)、6……受光素子列、6a〜6f
……受光素子。
Claims (2)
- 【請求項1】回転軸を中心とした円周上に所定の配設ピ
ッチでスリット列が設けられた回転スリット板と、 該回転スリット板の一面側から前記スリット列の部分を
照明して反対側に当該スリット列による明暗パターンを
生じさせるように配置され、かつ出射光の照射領域が距
離に比例して拡がる光源と、 前記明暗パターンを受光してそれぞれ回転角度検出用の
光電変換信号を出力する所要個数の受光素子が前記スリ
ット列と同方向に配列された受光素子列と、 を備え、 前記受光素子列の配列長l2は、スリットの配設ピッチを
l1、光源および回転スリット板の一面間の間隔長を
d1、光源および受光素子列間の間隔長をd2としたとき、
l2=l1・d2/d1であることを特徴とする回転角検出装
置。 - 【請求項2】回転軸を中心とした円周上に所定の配設ピ
ッチでスリット列が設けられた回転スリット板と、 該回転スリット板の一面側から前記スリット列の部分を
照明して反対側に当該スリット列による明暗パターンを
生じさせるように設置され、かつ出射光の照射領域が距
離に比例して拡がる光源と、 前記明暗パターンを受光してそれぞれ回転角度検出用の
光電変換信号を出力する所要個数の受光素子が前記スリ
ット列と同方向に配列された受光素子列と、 を備え、 前記受光素子列の配列長l2は、スリットの配設ピッチを
l1、光源および回転スリット板の一面間の間隔長を
d1、回転スリット板の厚さをt、光源および受光素子列
間の間隔長をd2、前記スリットの1ピッチ分を受光素子
列に対向させたとき当該スリットにより形成される明暗
パターンの暗パターン部に対応した受光素子列の配列長
分をl2′、当該明暗パターンにおける明パターン部に対
応した受光素子列の配列長分をl2″としたとき、l2=
l2′+l2″=l1・d2/2d1+l1・d2/2(d1+t)であ
ることを特徴とする回転角検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14447085A JPH0715376B2 (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 回転角検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14447085A JPH0715376B2 (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 回転角検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS627174A JPS627174A (ja) | 1987-01-14 |
JPH0715376B2 true JPH0715376B2 (ja) | 1995-02-22 |
Family
ID=15363031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14447085A Expired - Lifetime JPH0715376B2 (ja) | 1985-07-03 | 1985-07-03 | 回転角検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0715376B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8425392B2 (en) | 2005-12-27 | 2013-04-23 | Goss International Americas, Inc. | Broadsheet newspaper printing press and folder |
CN103185547A (zh) * | 2011-12-30 | 2013-07-03 | 广明光电股份有限公司 | 力反馈装置的光栅结构 |
JP6054995B2 (ja) | 2015-01-29 | 2016-12-27 | ファナック株式会社 | クロストークを防止する光学式エンコーダ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6059408A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-05 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | サ−ボ装置 |
-
1985
- 1985-07-03 JP JP14447085A patent/JPH0715376B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6059408A (ja) * | 1983-09-12 | 1985-04-05 | Yokogawa Hokushin Electric Corp | サ−ボ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS627174A (ja) | 1987-01-14 |
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