JPH07153083A - 主光線たおれの調整方法と調整装置 - Google Patents
主光線たおれの調整方法と調整装置Info
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- JPH07153083A JPH07153083A JP5319024A JP31902493A JPH07153083A JP H07153083 A JPH07153083 A JP H07153083A JP 5319024 A JP5319024 A JP 5319024A JP 31902493 A JP31902493 A JP 31902493A JP H07153083 A JPH07153083 A JP H07153083A
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- JP
- Japan
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- optical
- principal ray
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- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 12
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 claims abstract description 58
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
- Optical Head (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】レンズに関する主光線のたおれを完全に補正す
ることができ、従って信号読み取り性能を向上すること
ができる主光線たおれの調整方法とその調整装置を提供
すること。 【構成】光源3からの光を反射素子10により反射して
レンズ1に導くための光学系において上記レンズ1に関
する主光線のたおれを調整する方法であり、上記光源3
を第1方向Yに移動すると共に、上記反射素子10を第
2方向8に関して回転することにより、上記主光線のた
おれを調整する主光線たおれの調整方法。
ることができ、従って信号読み取り性能を向上すること
ができる主光線たおれの調整方法とその調整装置を提供
すること。 【構成】光源3からの光を反射素子10により反射して
レンズ1に導くための光学系において上記レンズ1に関
する主光線のたおれを調整する方法であり、上記光源3
を第1方向Yに移動すると共に、上記反射素子10を第
2方向8に関して回転することにより、上記主光線のた
おれを調整する主光線たおれの調整方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば光ディスク装
置等において、レーザのような光源の光を反射素子によ
り反射してレンズに導く光学系において、このレンズに
関する主光線のたおれを調整する方法とその調整装置に
関するものである。
置等において、レーザのような光源の光を反射素子によ
り反射してレンズに導く光学系において、このレンズに
関する主光線のたおれを調整する方法とその調整装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンパクトディスクや光磁気ディスクの
ような光ディスク装置においては、光学ピックアップを
備えている。この光学ピックアップは、レーザ光を光デ
ィスクに対して導いて、光ディスクに対して情報を記録
再生したり、あるいは光ディスクの情報を再生するのに
用いられる。
ような光ディスク装置においては、光学ピックアップを
備えている。この光学ピックアップは、レーザ光を光デ
ィスクに対して導いて、光ディスクに対して情報を記録
再生したり、あるいは光ディスクの情報を再生するのに
用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の光学
ピックアップにおいては、次のような問題がある。すな
わち、レーザ光を反射ミラーにより反射して、対物レン
ズを介して光ディスクに対して導く際に、レーザ光源の
取り付け精度が悪くおよび/または反射ミラーの取り付
け精度が悪い場合には、レーザ光源からの光が、所定の
光路を通らず、入射光の主光線が対物レンズの光軸に対
してたおれる、いわゆる主光線たおれが生ずる。
ピックアップにおいては、次のような問題がある。すな
わち、レーザ光を反射ミラーにより反射して、対物レン
ズを介して光ディスクに対して導く際に、レーザ光源の
取り付け精度が悪くおよび/または反射ミラーの取り付
け精度が悪い場合には、レーザ光源からの光が、所定の
光路を通らず、入射光の主光線が対物レンズの光軸に対
してたおれる、いわゆる主光線たおれが生ずる。
【0004】つまり、従来の光学ピックアップ(OP)
において、光学系の位置(配置)が設計中心よりずれて
いると、収差が生じて、光学ピックアップにおける信号
の読み取り精度が劣化する。このために光学系のアライ
メントをして、対物レンズに関する主光線のたおれをな
くす必要がある。
において、光学系の位置(配置)が設計中心よりずれて
いると、収差が生じて、光学ピックアップにおける信号
の読み取り精度が劣化する。このために光学系のアライ
メントをして、対物レンズに関する主光線のたおれをな
くす必要がある。
【0005】特に薄型の光学ピックアップにおいては、
上述したように反射ミラー(折り返しミラー)によって
光路を折り曲げて、レーザ光を対物レンズ側に導いてい
るために、反射ミラーの角度の精度が出ていないと、主
光線のずれが生じてしまう。
上述したように反射ミラー(折り返しミラー)によって
光路を折り曲げて、レーザ光を対物レンズ側に導いてい
るために、反射ミラーの角度の精度が出ていないと、主
光線のずれが生じてしまう。
【0006】そこで、従来ではこの反射ミラーを回転さ
せることのみによって、対物レンズに関する主光線のず
れを補正しようとしているが、この反射ミラーの回転に
よって補正できるずれの方向は、一次元的なものであ
り、レーザ光源の取り付け誤差と反射ミラーの取り付け
誤差とにより生じる二次元的方向の誤差には対応するこ
とができなかった。
せることのみによって、対物レンズに関する主光線のず
れを補正しようとしているが、この反射ミラーの回転に
よって補正できるずれの方向は、一次元的なものであ
り、レーザ光源の取り付け誤差と反射ミラーの取り付け
誤差とにより生じる二次元的方向の誤差には対応するこ
とができなかった。
【0007】本発明は上記課題を解消するためになされ
たものであり、レンズに関する主光線のたおれを完全に
補正することができ、従って信号読み取り性能を向上す
ることができる主光線たおれの調整方法とその調整装置
を提供することを目的としている。
たものであり、レンズに関する主光線のたおれを完全に
補正することができ、従って信号読み取り性能を向上す
ることができる主光線たおれの調整方法とその調整装置
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、光源からの光を反射素子により反射してレンズ
に導くための光学系において上記レンズに関する主光線
のたおれを調整する方法であり、上記光源を第1方向に
移動すると共に、上記反射素子を第2方向に関して回転
することにより、上記主光線のたおれを調整する主光線
たおれの調整方法により、達成される。
っては、光源からの光を反射素子により反射してレンズ
に導くための光学系において上記レンズに関する主光線
のたおれを調整する方法であり、上記光源を第1方向に
移動すると共に、上記反射素子を第2方向に関して回転
することにより、上記主光線のたおれを調整する主光線
たおれの調整方法により、達成される。
【0009】本発明では、好ましくは前記光源はレーザ
であり、前記反射素子はプリズム型のミラーである。ま
た、本発明では、好ましくは前記第1方向と前記第2方
向は、平行である。さらに、本発明では、好ましくは前
記光学系は、光ディスク装置の光ディスクに対応して配
置される光学ピックアップに設けられている。
であり、前記反射素子はプリズム型のミラーである。ま
た、本発明では、好ましくは前記第1方向と前記第2方
向は、平行である。さらに、本発明では、好ましくは前
記光学系は、光ディスク装置の光ディスクに対応して配
置される光学ピックアップに設けられている。
【0010】上記目的は、本発明にあっては、光源から
の光を反射素子により反射してレンズに導くための光学
系において上記レンズに関する主光線のたおれを調整す
る調整装置であり、上記光源がベース部材に対して第1
方向に移動可能に設定され、しかも上記反射素子が上記
ベース部材に対して第2方向に関して回転可能に設定さ
れている主光線たおれの調整装置により、達成される。
の光を反射素子により反射してレンズに導くための光学
系において上記レンズに関する主光線のたおれを調整す
る調整装置であり、上記光源がベース部材に対して第1
方向に移動可能に設定され、しかも上記反射素子が上記
ベース部材に対して第2方向に関して回転可能に設定さ
れている主光線たおれの調整装置により、達成される。
【0011】
【作用】上記構成によれば、光源からの光を反射素子に
より反射してレンズに導くための光学系において上記レ
ンズに関する主光線のたおれを調整する。この調整のた
めに、上記光源を第1方向に移動すると共に、上記反射
素子を第2方向に関して回転する。これにより、二次元
的にレンズにおける主光線のたおれを調整することがで
きる。
より反射してレンズに導くための光学系において上記レ
ンズに関する主光線のたおれを調整する。この調整のた
めに、上記光源を第1方向に移動すると共に、上記反射
素子を第2方向に関して回転する。これにより、二次元
的にレンズにおける主光線のたおれを調整することがで
きる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0013】図1は、本発明の主光線たおれの調整方法
を実施するための主光線たおれの調整装置の好ましい実
施例を示している。たとえば、コンパクトディスク(C
D)のような光ディスクDに対応して光学ピックアップ
OPが配置されている。この光学ピックアップOPは、
対物レンズ1と、プリズム型のミラーブロック2と、そ
してレーザダイオード3等を備えている。
を実施するための主光線たおれの調整装置の好ましい実
施例を示している。たとえば、コンパクトディスク(C
D)のような光ディスクDに対応して光学ピックアップ
OPが配置されている。この光学ピックアップOPは、
対物レンズ1と、プリズム型のミラーブロック2と、そ
してレーザダイオード3等を備えている。
【0014】この光学ピックアップOPは、たとえば光
ディスクDに記録されている情報を読み取るための光学
ピックアップである。対物レンズ1は、光ディスクDと
プリズム型ミラーブロック2の間に配置されている。図
2に示すように、このプリズム型ミラーブロック2は、
光学ピックアップOPの光学ベース4の円形の取り付け
穴6に対して回転可能に設定されている。
ディスクDに記録されている情報を読み取るための光学
ピックアップである。対物レンズ1は、光ディスクDと
プリズム型ミラーブロック2の間に配置されている。図
2に示すように、このプリズム型ミラーブロック2は、
光学ピックアップOPの光学ベース4の円形の取り付け
穴6に対して回転可能に設定されている。
【0015】図2に示すように、レーザダイオード3
は、やはり光学ベース4に対して設定されている。この
レーザダイオード3は、第1方向である矢印Y軸方向に
移動することができるようになっている。この矢印Y軸
方向は、対物レンズ1の光軸方向と平行な方向である。
は、やはり光学ベース4に対して設定されている。この
レーザダイオード3は、第1方向である矢印Y軸方向に
移動することができるようになっている。この矢印Y軸
方向は、対物レンズ1の光軸方向と平行な方向である。
【0016】これに対して、図2に示すように、ミラー
ブロック2は、第2方向である回転軸8に関して矢印R
方向に回転可能に設定されている。この実施例ではこの
矢印Y軸方向と回転軸8は平行である。
ブロック2は、第2方向である回転軸8に関して矢印R
方向に回転可能に設定されている。この実施例ではこの
矢印Y軸方向と回転軸8は平行である。
【0017】図1を参照すると、ミラーブロック2のミ
ラー面10は、S面に対して45°に形成されている。
このS面は、光学ベース4に平行である。レーザダイオ
ード3の取り付け精度と、ミラーブロック2の取り付け
精度が所定の精度であれば、レーザダイオード3から発
生するレーザ光12は、このミラー面10において反射
して、対物レンズ1を通り、この対物レンズ1により光
ディスクDにおいて、像点IMを形成するようになって
いる。
ラー面10は、S面に対して45°に形成されている。
このS面は、光学ベース4に平行である。レーザダイオ
ード3の取り付け精度と、ミラーブロック2の取り付け
精度が所定の精度であれば、レーザダイオード3から発
生するレーザ光12は、このミラー面10において反射
して、対物レンズ1を通り、この対物レンズ1により光
ディスクDにおいて、像点IMを形成するようになって
いる。
【0018】しかし、レーザダイオード3の取り付け精
度と、ミラーブロック2の取り付け精度が悪いと、対物
レンズ1においてレーザ光12が所定の光路を通らず、
対物レンズ1に関する主光線のたおれが生じる。
度と、ミラーブロック2の取り付け精度が悪いと、対物
レンズ1においてレーザ光12が所定の光路を通らず、
対物レンズ1に関する主光線のたおれが生じる。
【0019】次に、対物レンズ1に関する主光線のたお
れの調整方法の例を説明する。図1(A)は、ミラーブ
ロック2のミラー面10の角度誤差を、レーザダイオー
ド3側をY軸方向に移動することにより、補正もしくは
調整する例を示している。
れの調整方法の例を説明する。図1(A)は、ミラーブ
ロック2のミラー面10の角度誤差を、レーザダイオー
ド3側をY軸方向に移動することにより、補正もしくは
調整する例を示している。
【0020】この例では、たとえばミラーブロック2の
ミラー面10自体の成形角度誤差があるために、図1
(A)で示すように、実線で示す正しい角度のミラー面
10が破線で示すミラー面10aのようにΔα傾いてい
る。このままでは、対物レンズ1における主光線たおれ
が生じる。
ミラー面10自体の成形角度誤差があるために、図1
(A)で示すように、実線で示す正しい角度のミラー面
10が破線で示すミラー面10aのようにΔα傾いてい
る。このままでは、対物レンズ1における主光線たおれ
が生じる。
【0021】そこで、このミラー面10aの傾きによ
り、主光線たおれが生じないように補正するために、レ
ーザダイオード3をY軸方向にΔY分移動する。これに
より、破線で示すレーザダイオード3のレーザ光12a
は、移動前のレーザ光12に比べて2Δαの角度が付
く。このレーザ光12aは、破線で示すミラー面10a
にて反射して、対物レンズ1を通って光ディスクDに達
する。
り、主光線たおれが生じないように補正するために、レ
ーザダイオード3をY軸方向にΔY分移動する。これに
より、破線で示すレーザダイオード3のレーザ光12a
は、移動前のレーザ光12に比べて2Δαの角度が付
く。このレーザ光12aは、破線で示すミラー面10a
にて反射して、対物レンズ1を通って光ディスクDに達
する。
【0022】この際に、レーザダイオード3の位置を補
正しているので、レーザダイオード3のレーザ光12a
による対物レンズ1における主光線は、図1に示すよう
にたおれず、所定の位置を通ることになる。また、この
ように、レーザダイオード3をY軸方向にΔY分移動す
ることにより、レーザダイオード3自体のY軸方向の誤
差や、ミラーブロック2の取り付け誤差をも補正するこ
とができる。
正しているので、レーザダイオード3のレーザ光12a
による対物レンズ1における主光線は、図1に示すよう
にたおれず、所定の位置を通ることになる。また、この
ように、レーザダイオード3をY軸方向にΔY分移動す
ることにより、レーザダイオード3自体のY軸方向の誤
差や、ミラーブロック2の取り付け誤差をも補正するこ
とができる。
【0023】次に、図1(B)は、逆に、レーザダイオ
ード3がX軸方向にポイントOからO1まで、ΔXずれ
て取り付けられている場合(レーザ光12の角度はθ)
に、このレーザダイオード3のX軸方向にずれ分ΔX
を、ミラーブロック2を回転軸8を中心として回転する
ことにより、補正もしくは調整する例を示している。な
お、図1(B)のミラー面10は、図1(A)のS面内
のミラーブロック2を投影したものである。
ード3がX軸方向にポイントOからO1まで、ΔXずれ
て取り付けられている場合(レーザ光12の角度はθ)
に、このレーザダイオード3のX軸方向にずれ分ΔX
を、ミラーブロック2を回転軸8を中心として回転する
ことにより、補正もしくは調整する例を示している。な
お、図1(B)のミラー面10は、図1(A)のS面内
のミラーブロック2を投影したものである。
【0024】このようにして、S面に垂直な回転軸8を
中心として、ミラーブロック2を所定角度θ回転するこ
とにより、レーザダイオード3のX軸方向のずれ分ΔX
を、補正もしくは調整して、主光線たおれを防止するこ
とができる。
中心として、ミラーブロック2を所定角度θ回転するこ
とにより、レーザダイオード3のX軸方向のずれ分ΔX
を、補正もしくは調整して、主光線たおれを防止するこ
とができる。
【0025】図示の実施例では、レーザダイオード3
は、矢印Y方向に一次元的に独立して移動調整すること
ができると共に、ミラーブロック2も回転軸8を中心と
して一次元的に移動することができる。つまり、反射ミ
ラーともいうミラーブロック2の一軸回りの回転と、レ
ーザダイオード3の一方向への平行移動により、二次元
的に独立して主光線たおれのアライメントができる。
は、矢印Y方向に一次元的に独立して移動調整すること
ができると共に、ミラーブロック2も回転軸8を中心と
して一次元的に移動することができる。つまり、反射ミ
ラーともいうミラーブロック2の一軸回りの回転と、レ
ーザダイオード3の一方向への平行移動により、二次元
的に独立して主光線たおれのアライメントができる。
【0026】従って、これらの両方の移動を行うことに
より、複雑な可動機構を用いずに、主光線のたおれを完
全に補正することができる。すなわち二次元的に独立に
光路を変化させることができ、完全に対物レンズに関す
る主光線のたおれを補正することができる。よって実施
例の光学ピックアップOPを用いれば、再生信号の特性
を向上することができる。
より、複雑な可動機構を用いずに、主光線のたおれを完
全に補正することができる。すなわち二次元的に独立に
光路を変化させることができ、完全に対物レンズに関す
る主光線のたおれを補正することができる。よって実施
例の光学ピックアップOPを用いれば、再生信号の特性
を向上することができる。
【0027】また2つの素子(レーザダイオード3とミ
ラーブロック2)自体に対して、可動機構を分担させて
いるので、それぞれの機構は簡単である。さらに、各素
子(レーザダイオード3とミラーブロック2)のもつ誤
差ならびに取り付け誤差をも全て補正することができる
ので、各素子自体の精度ならびに取り付け精度を緩くす
ることができる。
ラーブロック2)自体に対して、可動機構を分担させて
いるので、それぞれの機構は簡単である。さらに、各素
子(レーザダイオード3とミラーブロック2)のもつ誤
差ならびに取り付け誤差をも全て補正することができる
ので、各素子自体の精度ならびに取り付け精度を緩くす
ることができる。
【0028】以上のようにして、レーザダイオード3と
ミラーブロック2の誤差を調整した後には、たとえばレ
ーザダイオード3を光学ベース4に対して接着剤により
固定すると共に、ミラーブロック2も光学ベース4に対
して接着剤により接着して固定する。光学ピックアップ
OPにおいて、入射光の主光線と対物レンズ1の光軸が
一致する、主光線のたおれのない良好な状態を設定する
ことができる。
ミラーブロック2の誤差を調整した後には、たとえばレ
ーザダイオード3を光学ベース4に対して接着剤により
固定すると共に、ミラーブロック2も光学ベース4に対
して接着剤により接着して固定する。光学ピックアップ
OPにおいて、入射光の主光線と対物レンズ1の光軸が
一致する、主光線のたおれのない良好な状態を設定する
ことができる。
【0029】このようなレーザダイオード3とミラーブ
ロック2の位置的なずれの調整は、たとえば図2に示す
検査装置20により検査しながら適宜、たとえばマイク
ロメータヘッドでレーザダイオード3をY軸方向に直線
移動し、ミラーブロック2を矢印R方向に回転すること
により行うことができる。また、接着剤はこれらの光学
素子の調整後に、ディスペンサのような器具により注入
して、これらの素子を固定することができる。
ロック2の位置的なずれの調整は、たとえば図2に示す
検査装置20により検査しながら適宜、たとえばマイク
ロメータヘッドでレーザダイオード3をY軸方向に直線
移動し、ミラーブロック2を矢印R方向に回転すること
により行うことができる。また、接着剤はこれらの光学
素子の調整後に、ディスペンサのような器具により注入
して、これらの素子を固定することができる。
【0030】ところで、本発明は上記実施例に限定され
ない。たとえば、上述した実施例ではコンパクトディス
ク用の再生装置について述べているが、これに限らず、
他の種類の光ディスク装置、たとえば光磁気ディスク装
置であるMO,MD等にも適用することができる。
ない。たとえば、上述した実施例ではコンパクトディス
ク用の再生装置について述べているが、これに限らず、
他の種類の光ディスク装置、たとえば光磁気ディスク装
置であるMO,MD等にも適用することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
レンズに関する主光線のたおれを完全に補正することが
でき、従って信号読み取り性能を向上することができ
る。
レンズに関する主光線のたおれを完全に補正することが
でき、従って信号読み取り性能を向上することができ
る。
【図1】本発明の主光線たおれの調整方法を説明するた
めの調整装置を示す模式図。
めの調整装置を示す模式図。
【図2】レーザダイオードと、ミラーブロックと、そし
て光学ベースとの関係を示す図。
て光学ベースとの関係を示す図。
1 対物レンズ 2 ミラーブロック 3 レーザダイオード(光源) 4 光学ベース 8 回転軸(第2方向) OP 光学ピックアップ Y 第1方向
Claims (5)
- 【請求項1】 光源からの光を反射素子により反射して
レンズに導くための光学系において上記レンズに関する
主光線のたおれを調整する方法であり、 上記光源を第1方向に移動すると共に、上記反射素子を
第2方向に関して回転することにより、上記主光線のた
おれを調整することを特徴とする主光線たおれの調整方
法。 - 【請求項2】 前記光源はレーザであり、前記反射素子
はプリズム型のミラーである請求項1に記載の主光線た
おれの調整方法。 - 【請求項3】 前記第1方向と前記第2方向は、平行で
ある請求項1に記載の主光線たおれの調整方法。 - 【請求項4】 前記光学系は、光ディスク装置の光ディ
スクに対応して配置される光学ピックアップに設けられ
ている請求項1に記載の主光線たおれの調整方法。 - 【請求項5】 光源からの光を反射素子により反射して
レンズに導くための光学系において上記レンズに関する
主光線のたおれを調整する調整装置であり、 上記光源がベース部材に対して第1方向に移動可能に設
定され、しかも上記反射素子が上記ベース部材に対して
第2方向に関して回転可能に設定されていることを特徴
とする主光線たおれの調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319024A JPH07153083A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 主光線たおれの調整方法と調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5319024A JPH07153083A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 主光線たおれの調整方法と調整装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07153083A true JPH07153083A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=18105660
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5319024A Pending JPH07153083A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 主光線たおれの調整方法と調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07153083A (ja) |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP5319024A patent/JPH07153083A/ja active Pending
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