JPH07152047A - 液晶表示装置 - Google Patents
液晶表示装置Info
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- JPH07152047A JPH07152047A JP30057693A JP30057693A JPH07152047A JP H07152047 A JPH07152047 A JP H07152047A JP 30057693 A JP30057693 A JP 30057693A JP 30057693 A JP30057693 A JP 30057693A JP H07152047 A JPH07152047 A JP H07152047A
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Landscapes
- Liquid Crystal (AREA)
- Thin Film Transistor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 正スタガー型のTFTを用いた付加容量型の
アクティブマトリクス液晶表示装置において、寄生TF
Tによるリーク電流を抑制して表示品位の低下を防止す
る。 【構成】 ゲート配線(19、20、21)に対応する
領域に、層間絶縁膜を挟んで遮光膜(11)を設ける。
遮光膜(11)はゲート配線(19、20、21)と同
じか、これよりも数μm大きなパターンとすることによ
り、ゲート配線(19、20、21)の下部のa−Si
層への光入射を防止して移動度の上昇を抑え、リーク電
流によるクロストークやコントラスト比の低下を防止す
る。
アクティブマトリクス液晶表示装置において、寄生TF
Tによるリーク電流を抑制して表示品位の低下を防止す
る。 【構成】 ゲート配線(19、20、21)に対応する
領域に、層間絶縁膜を挟んで遮光膜(11)を設ける。
遮光膜(11)はゲート配線(19、20、21)と同
じか、これよりも数μm大きなパターンとすることによ
り、ゲート配線(19、20、21)の下部のa−Si
層への光入射を防止して移動度の上昇を抑え、リーク電
流によるクロストークやコントラスト比の低下を防止す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスク枚数の削減プロ
セスを可能にした液晶表示装置に関し、特に、ゲートラ
インの一部を表示電極に重畳させることにより補助容量
を形成した、いわゆる付加容量型の液晶表示装置に関す
る。
セスを可能にした液晶表示装置に関し、特に、ゲートラ
インの一部を表示電極に重畳させることにより補助容量
を形成した、いわゆる付加容量型の液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】液晶表示装置は小型、薄型、低消費電力
などの利点があり、OA機器、AV機器などの分野で実
用化が進んでいる。特に、スイッチング素子として、薄
膜トランジスタ(以下、TFTと略す)を用いたアクテ
ィブマトリクス型は、原理的にデューティ比100%の
スタティック駆動をマルチプレクス的に行うことがで
き、大画面、高精細な動画ディスプレイに使用されてい
る。
などの利点があり、OA機器、AV機器などの分野で実
用化が進んでいる。特に、スイッチング素子として、薄
膜トランジスタ(以下、TFTと略す)を用いたアクテ
ィブマトリクス型は、原理的にデューティ比100%の
スタティック駆動をマルチプレクス的に行うことがで
き、大画面、高精細な動画ディスプレイに使用されてい
る。
【0003】アクティブマトリクス型液晶表示装置は、
マトリクス配置された表示電極にTFTを接続した基板
と、共通電極を有する基板が貼り合わされて、隙間に液
晶が封入された構造を有する。TFTは表示電極へのデ
ータ信号入力を選択するスイッチング素子であり、ゲー
ト電極、ドレイン電極、ソース電極、及び、非単結晶半
導体層より構成される。それぞれ電極はゲートライン、
ドレインライン及び表示電極に接続され、また、非単結
晶半導体層はアモルファスシリコン(a−Si)やポリ
シリコン(p−Si)であり、チャンネル層として機能
する。ゲートライン群は線順次に走査選択されて1走査
線上の全てのTFTをONとし、これと同期したデータ
信号が各ドレインラインを介してそれぞれの表示電極に
入力される。共通電極は走査信号に同期して電位が設定
されて、対向する各表示電極との間の電圧により間隙の
液晶を駆動し、光の透過率が画素ごとに調整されて所望
の表示画面が得られる。また、OFF期間中の液晶の駆
動状態は両電極間の液晶容量により保持されるが、これ
と並列に補助容量を付加することにより保持特性を向上
することができる。また、補助容量はTFTの動作時に
生じる表示電極電位のシフトを抑制する作用がある。即
ち、製造工程の制約上余儀なくされるソース・ゲート間
の重畳部において、TFTのON/OFFに従って寄生
容量の発生/消失がおこる。そのため、補助容量を液晶
容量に並列に付加して全容量を増大させることにより、
寄生容量による直流成分の、表示電極電位への影響が緩
和される。
マトリクス配置された表示電極にTFTを接続した基板
と、共通電極を有する基板が貼り合わされて、隙間に液
晶が封入された構造を有する。TFTは表示電極へのデ
ータ信号入力を選択するスイッチング素子であり、ゲー
ト電極、ドレイン電極、ソース電極、及び、非単結晶半
導体層より構成される。それぞれ電極はゲートライン、
ドレインライン及び表示電極に接続され、また、非単結
晶半導体層はアモルファスシリコン(a−Si)やポリ
シリコン(p−Si)であり、チャンネル層として機能
する。ゲートライン群は線順次に走査選択されて1走査
線上の全てのTFTをONとし、これと同期したデータ
信号が各ドレインラインを介してそれぞれの表示電極に
入力される。共通電極は走査信号に同期して電位が設定
されて、対向する各表示電極との間の電圧により間隙の
液晶を駆動し、光の透過率が画素ごとに調整されて所望
の表示画面が得られる。また、OFF期間中の液晶の駆
動状態は両電極間の液晶容量により保持されるが、これ
と並列に補助容量を付加することにより保持特性を向上
することができる。また、補助容量はTFTの動作時に
生じる表示電極電位のシフトを抑制する作用がある。即
ち、製造工程の制約上余儀なくされるソース・ゲート間
の重畳部において、TFTのON/OFFに従って寄生
容量の発生/消失がおこる。そのため、補助容量を液晶
容量に並列に付加して全容量を増大させることにより、
寄生容量による直流成分の、表示電極電位への影響が緩
和される。
【0004】補助容量の構造としては、独立の補助容量
電極を表示電極に重畳配置し、共通電極と同電位に設定
してCSオンコモン方式に駆動する蓄積容量型と、前段
のゲートラインの一部から延在形成して表示電極に重畳
させてCSオンゲート方式に駆動する付加容量型があ
る。付加容量型は蓄積容量型に比べて、補助容量電極を
接続する補助容量ラインが無いため以下の長所がある。
即ち、有効表示領域が大きく高開口率が可能なこと、配
線交差部が半減するため絶縁膜の欠陥による短絡の減少
や、寄生容量の減少による信号遅延の低減などである。
電極を表示電極に重畳配置し、共通電極と同電位に設定
してCSオンコモン方式に駆動する蓄積容量型と、前段
のゲートラインの一部から延在形成して表示電極に重畳
させてCSオンゲート方式に駆動する付加容量型があ
る。付加容量型は蓄積容量型に比べて、補助容量電極を
接続する補助容量ラインが無いため以下の長所がある。
即ち、有効表示領域が大きく高開口率が可能なこと、配
線交差部が半減するため絶縁膜の欠陥による短絡の減少
や、寄生容量の減少による信号遅延の低減などである。
【0005】a−SiTFTとして、ゲート電極をa−
Si層の上側に配置した正スタガー型は最低2枚のマス
クで製造ができ、コストが低い。以下、正スタガー型T
FTを用いた付加容量型液晶表示装置の従来例を説明す
る。図3は平面図であり、図4は図3のA−A線に沿う
断面図である。ガラスなどの透明基板(10)上のTF
T部には、遮光膜(11a)がCrなどのパターニング
で形成されており、全面にはこれを覆ってSiNXが積
層されて層間絶縁膜(12)となっている。層間絶縁膜
(12)上には、ソース・ドレイン配線がITOにより
形成されている。即ち、それぞれ一部をソース電極(1
3)及びドレイン電極(14)として、遮光膜(11
a)上で互いに近接させた表示電極(15)及びドレイ
ンライン(16)である。ソース及びドレイン電極(1
3,14)上には、a−Si(17)、ゲート絶縁膜
(18)、ゲート電極(19)が順次積層されてスイッ
チングTFTを構成している。ゲート絶縁膜(18)は
SiNX、ゲート電極(19)は、ゲートライン(2
0)と一体のAlなどでなる。また、ゲートライン(2
0)は、一部が補助容量電極(21)として、表示電極
(15)に対向配置され、補助容量を構成している。a
−Si(17)とゲート絶縁膜(18)、及び、ゲート
配線(19,20,21)は同一のパターンに形成され
る。即ち、a−Si、SiNX、Alを連続で積層し、
これらを同一のマスクパターンでエッチングしている。
Si層の上側に配置した正スタガー型は最低2枚のマス
クで製造ができ、コストが低い。以下、正スタガー型T
FTを用いた付加容量型液晶表示装置の従来例を説明す
る。図3は平面図であり、図4は図3のA−A線に沿う
断面図である。ガラスなどの透明基板(10)上のTF
T部には、遮光膜(11a)がCrなどのパターニング
で形成されており、全面にはこれを覆ってSiNXが積
層されて層間絶縁膜(12)となっている。層間絶縁膜
(12)上には、ソース・ドレイン配線がITOにより
形成されている。即ち、それぞれ一部をソース電極(1
3)及びドレイン電極(14)として、遮光膜(11
a)上で互いに近接させた表示電極(15)及びドレイ
ンライン(16)である。ソース及びドレイン電極(1
3,14)上には、a−Si(17)、ゲート絶縁膜
(18)、ゲート電極(19)が順次積層されてスイッ
チングTFTを構成している。ゲート絶縁膜(18)は
SiNX、ゲート電極(19)は、ゲートライン(2
0)と一体のAlなどでなる。また、ゲートライン(2
0)は、一部が補助容量電極(21)として、表示電極
(15)に対向配置され、補助容量を構成している。a
−Si(17)とゲート絶縁膜(18)、及び、ゲート
配線(19,20,21)は同一のパターンに形成され
る。即ち、a−Si、SiNX、Alを連続で積層し、
これらを同一のマスクパターンでエッチングしている。
【0006】尚、a−Si(17)と、ソース及びドレ
イン電極(13,14)間は、以下の方法でオーミック
コンタクトを取っている。即ち、ソース・ドレイン配線
材料となるITOを成膜する際、ターゲットとして、I
TOに燐などの5族元素を添加したものを用いてスパッ
タリングを行う。このITO膜をパターニングしたあ
と、プラズマCVDでa−Siを成長させることによ
り、ITO中の燐がa−Si側へ拡散し、界面にN+型
のコンタクト層が形成される。
イン電極(13,14)間は、以下の方法でオーミック
コンタクトを取っている。即ち、ソース・ドレイン配線
材料となるITOを成膜する際、ターゲットとして、I
TOに燐などの5族元素を添加したものを用いてスパッ
タリングを行う。このITO膜をパターニングしたあ
と、プラズマCVDでa−Siを成長させることによ
り、ITO中の燐がa−Si側へ拡散し、界面にN+型
のコンタクト層が形成される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図5は図3のB−B線
に沿う断面図であり、上下に隣接する画素間に生じる寄
生TFTである。即ち、a−Si(17)とゲート配線
(19,20,21)は同一のパターンであるため、付
加容量型の場合、ゲートライン(20)と補助容量電極
(21)を1つのゲートとして、ゲート絶縁膜(18)
の下層で、下側の画素の表示電極(15)と、表示電極
(15)の両側のドレインライン(16)が、a−Si
(17)を介して接続されている。そのため、光の入射
によりa−Siの導電率が上昇してOFF抵抗が低下す
ると、ソース・ドレイン間にリーク電流が生じ、電圧保
持率が低下し、コントラストが落ちるなどの問題を招い
ていた。
に沿う断面図であり、上下に隣接する画素間に生じる寄
生TFTである。即ち、a−Si(17)とゲート配線
(19,20,21)は同一のパターンであるため、付
加容量型の場合、ゲートライン(20)と補助容量電極
(21)を1つのゲートとして、ゲート絶縁膜(18)
の下層で、下側の画素の表示電極(15)と、表示電極
(15)の両側のドレインライン(16)が、a−Si
(17)を介して接続されている。そのため、光の入射
によりa−Siの導電率が上昇してOFF抵抗が低下す
ると、ソース・ドレイン間にリーク電流が生じ、電圧保
持率が低下し、コントラストが落ちるなどの問題を招い
ていた。
【0008】また、各ドレインライン(16)は、ゲー
ト配線(19,20,21)と同一パターンのa−Si
(17)により共通に接続されている。即ち、図5に類
似した寄生TFTとなっている。通常、a−Siは電界
効果移動度が小さいので、画素サイズのピッチ長による
高抵抗のために、ドレインライン(16)間の絶縁は保
たれているが、光の入射によりa−Siの導電率が上昇
すると、ドレイン・ドレイン間でリークが生じ、画素間
のデータ信号の混信、即ち、クロストークが生じて表示
に悪影響を及ぼしていた。
ト配線(19,20,21)と同一パターンのa−Si
(17)により共通に接続されている。即ち、図5に類
似した寄生TFTとなっている。通常、a−Siは電界
効果移動度が小さいので、画素サイズのピッチ長による
高抵抗のために、ドレインライン(16)間の絶縁は保
たれているが、光の入射によりa−Siの導電率が上昇
すると、ドレイン・ドレイン間でリークが生じ、画素間
のデータ信号の混信、即ち、クロストークが生じて表示
に悪影響を及ぼしていた。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題に鑑
みて成され、基板にマトリクス状に配置された表示電極
と、該表示電極の行間に配置されたゲートラインと、前
記表示電極の列間に配置されたドレインラインと、前記
ゲートラインと前記ドレインラインの交差部に配置さ
れ、前記表示電極に接続する薄膜トランジスタと、前記
ゲートラインと一体で、前記表示電極に対向配置された
補助容量電極を有する液晶表示装置において、前記ゲー
トラインに対応する領域は、少なくとも、前記ドレイン
ラインから前記表示電極にかけて遮光膜が設けられた構
成である。
みて成され、基板にマトリクス状に配置された表示電極
と、該表示電極の行間に配置されたゲートラインと、前
記表示電極の列間に配置されたドレインラインと、前記
ゲートラインと前記ドレインラインの交差部に配置さ
れ、前記表示電極に接続する薄膜トランジスタと、前記
ゲートラインと一体で、前記表示電極に対向配置された
補助容量電極を有する液晶表示装置において、前記ゲー
トラインに対応する領域は、少なくとも、前記ドレイン
ラインから前記表示電極にかけて遮光膜が設けられた構
成である。
【0010】
【作用】ゲートラインに対応する領域を遮光膜で被覆し
て光を遮断することにより、a−Siの導電率の上昇が
防がれ、寄生TFTのOFF電流によるソース・ドレイ
ン間、及び、ドレイン・ドレイン間のリークが防止され
る。
て光を遮断することにより、a−Siの導電率の上昇が
防がれ、寄生TFTのOFF電流によるソース・ドレイ
ン間、及び、ドレイン・ドレイン間のリークが防止され
る。
【0011】
【実施例】続いて、本発明の実施例を説明する。図1は
平面図であり、A−A線に沿う断面は従来例と同様であ
るので図4を参照する。ガラスなどの透明基板(10)
上には遮光膜(11)として、例えば、Crがスパッタ
リングとフォトエッチにより、ゲート配線(19,2
0,21)と同じパターンに形成されている。遮光膜
(11)のパターンは、マスクずれや光の回り込みによ
る遮光効果の低下を考慮すると、ゲート配線パターンよ
りも数μm大きめが好ましい。遮光膜(11)上には、
SiNXなどが全面に被覆されて層間絶縁膜(12)と
なっている。層間絶縁膜(12)上には、ソース・ドレ
イン配線がITOのスパッタリングとフォトエッチによ
りパターン形成されている。即ち、それぞれ互いに近接
部をソース及びドレイン電極(13,14)とした表示
電極(15)及びドレインライン(16)である。
平面図であり、A−A線に沿う断面は従来例と同様であ
るので図4を参照する。ガラスなどの透明基板(10)
上には遮光膜(11)として、例えば、Crがスパッタ
リングとフォトエッチにより、ゲート配線(19,2
0,21)と同じパターンに形成されている。遮光膜
(11)のパターンは、マスクずれや光の回り込みによ
る遮光効果の低下を考慮すると、ゲート配線パターンよ
りも数μm大きめが好ましい。遮光膜(11)上には、
SiNXなどが全面に被覆されて層間絶縁膜(12)と
なっている。層間絶縁膜(12)上には、ソース・ドレ
イン配線がITOのスパッタリングとフォトエッチによ
りパターン形成されている。即ち、それぞれ互いに近接
部をソース及びドレイン電極(13,14)とした表示
電極(15)及びドレインライン(16)である。
【0012】ここで、ITOはスパッタリングで成膜し
ているが、ターゲットとして、ITOに燐などの5族元
素を添加したものを用いることにより、ソース・ドレイ
ン配線(13,14,15,16)に不純物を含有させ
ている。ソース及びドレイン電極(13,14)上に
は、a−Si(17)、ゲート絶縁膜(18)、ゲート
電極(19)が順次積層されてスイッチングTFTとな
っている。ゲート電極(19)は、ゲートライン(2
0)と一体でAlなどにより形成され、ゲートライン
(20)の一部は、補助容量電極(21)として表示電
極(15)上に延在形成されて付加容量型の補助容量を
構成している。ゲート絶縁膜(18)はSiNXなどで
あり、a−Si(17)とともに、ゲート配線(19,
20,21)と同一のパターンに形成されている。即
ち、a−Si、SiNX、Alを連続で積層して、これ
らを同一のマスクパターンでエッチングしている。
ているが、ターゲットとして、ITOに燐などの5族元
素を添加したものを用いることにより、ソース・ドレイ
ン配線(13,14,15,16)に不純物を含有させ
ている。ソース及びドレイン電極(13,14)上に
は、a−Si(17)、ゲート絶縁膜(18)、ゲート
電極(19)が順次積層されてスイッチングTFTとな
っている。ゲート電極(19)は、ゲートライン(2
0)と一体でAlなどにより形成され、ゲートライン
(20)の一部は、補助容量電極(21)として表示電
極(15)上に延在形成されて付加容量型の補助容量を
構成している。ゲート絶縁膜(18)はSiNXなどで
あり、a−Si(17)とともに、ゲート配線(19,
20,21)と同一のパターンに形成されている。即
ち、a−Si、SiNX、Alを連続で積層して、これ
らを同一のマスクパターンでエッチングしている。
【0013】尚、a−SiはプラズマCVDで成膜する
が、この時、ITO中の燐がa−Si側へ拡散して、界
面にN+型のコンタクト層が形成されて、TFTのオー
ミックコンタクトが得られる。図2は図1のB−B線に
沿う断面図である。ゲート配線(19,20,21)を
ゲートとし、表示電極(15)とドレインライン(1
6)がa−Si(17)を介して接続されてなる寄生T
FTが、層間絶縁膜(12)を挟んだ遮光膜(11)上
に形成されている。この遮光膜(11)のために、光の
入射が阻止されるので、a−Si(17)を高抵抗に保
つことができ、寄生TFTのOFF電流によるリークが
抑制され、ソース・ドレイン間が絶縁される。また、ド
レインライン(16)間に生じている、図2に類似の寄
生TFTについてもa−Si(17)の高抵抗であるた
め、ドレイン・ドレイン間のリークが抑制され、クロス
トークが防止される。
が、この時、ITO中の燐がa−Si側へ拡散して、界
面にN+型のコンタクト層が形成されて、TFTのオー
ミックコンタクトが得られる。図2は図1のB−B線に
沿う断面図である。ゲート配線(19,20,21)を
ゲートとし、表示電極(15)とドレインライン(1
6)がa−Si(17)を介して接続されてなる寄生T
FTが、層間絶縁膜(12)を挟んだ遮光膜(11)上
に形成されている。この遮光膜(11)のために、光の
入射が阻止されるので、a−Si(17)を高抵抗に保
つことができ、寄生TFTのOFF電流によるリークが
抑制され、ソース・ドレイン間が絶縁される。また、ド
レインライン(16)間に生じている、図2に類似の寄
生TFTについてもa−Si(17)の高抵抗であるた
め、ドレイン・ドレイン間のリークが抑制され、クロス
トークが防止される。
【0014】更に、ドレインライン(16)とゲートラ
イン(20)の交差部には、ゲート絶縁膜(18)とa
−Siが介在しているため、a−Siの抵抗を上昇させ
ることにより、ドレインライン(16)とゲートライン
(20)間の寄生容量を低下して、信号歪みを抑制する
ことができる。尚、本実施例のように、ゲート配線(1
9,20,21)の全領域に、遮光膜(11)を設ける
ことにより、ソース・ドレイン間及びドレイン・ドレイ
ン間の絶縁効果を高めると共に、補助容量の容量変化も
防止される。即ち、補助容量電極(21)部の遮光膜
(11)により、光の入射が阻止されるので、図2で示
される補助容量部のa−Si(17)が、光の強度に関
係なく常に一定の高抵抗に保たれ、誘電膜の一部とな
る。そのため、本実施例の液晶表示装置は、光源の強度
が異なる用途、例えば、直視型のディスプレイ装置、及
び、投射型のプロジェクターのいずれにも、同一の設計
で用いることができる。
イン(20)の交差部には、ゲート絶縁膜(18)とa
−Siが介在しているため、a−Siの抵抗を上昇させ
ることにより、ドレインライン(16)とゲートライン
(20)間の寄生容量を低下して、信号歪みを抑制する
ことができる。尚、本実施例のように、ゲート配線(1
9,20,21)の全領域に、遮光膜(11)を設ける
ことにより、ソース・ドレイン間及びドレイン・ドレイ
ン間の絶縁効果を高めると共に、補助容量の容量変化も
防止される。即ち、補助容量電極(21)部の遮光膜
(11)により、光の入射が阻止されるので、図2で示
される補助容量部のa−Si(17)が、光の強度に関
係なく常に一定の高抵抗に保たれ、誘電膜の一部とな
る。そのため、本実施例の液晶表示装置は、光源の強度
が異なる用途、例えば、直視型のディスプレイ装置、及
び、投射型のプロジェクターのいずれにも、同一の設計
で用いることができる。
【0015】
【発明の効果】以上の説明から明らかな如く、ゲート配
線に対応する領域に遮光膜を設けることにより、a−S
iの抵抗が上昇し、ソース・ドレイン間及びドレイン・
ドレイン間のリークによるコントラスト比の低下や、ク
ロストークが抑制される。また、光の強度により、補助
容量値が変わらないので、光源が異なる用途にも、同一
の設計で用いることができる。
線に対応する領域に遮光膜を設けることにより、a−S
iの抵抗が上昇し、ソース・ドレイン間及びドレイン・
ドレイン間のリークによるコントラスト比の低下や、ク
ロストークが抑制される。また、光の強度により、補助
容量値が変わらないので、光源が異なる用途にも、同一
の設計で用いることができる。
【図1】本発明の実施例に係る液晶表示装置の平面図で
ある。
ある。
【図2】図1のB−B線に沿う断面図である。
【図3】従来の液晶表示装置の平面図である。
【図4】図3または図1のA−A線に沿う断面図であ
る。
る。
【図5】図3のB−B線に沿う断面図である。
10 透明基板 11 遮光膜 12 層間絶縁膜 13 ソース電極 14 ドレイン電極 15 表示電極 16 ドレインライン 17 a−Si 18 ゲート絶縁膜 19 ゲート電極 20 ゲートライン 21 補助容量電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/786
Claims (2)
- 【請求項1】 基板にマトリクス状に配置された表示電
極と、該表示電極の行間に配置されたゲートラインと、
前記表示電極の列間に配置されたドレインラインと、前
記ゲートラインと前記ドレインラインの交差部に配置さ
れ、前記表示電極に接続する薄膜トランジスタと、前記
ゲートラインの一部であって、前記表示電極に対向配置
された補助容量電極を有する液晶表示装置において、 前記ゲートラインに対応する領域は、少なくとも、前記
ドレインラインから前記表示電極にかけて遮光膜が設け
られていることを特徴とする液晶表示装置。 - 【請求項2】 前記遮光膜は、前記ゲートラインに対応
する全領域に設けられていることを特徴とする請求項1
記載の液晶表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30057693A JPH07152047A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 液晶表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30057693A JPH07152047A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 液晶表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07152047A true JPH07152047A (ja) | 1995-06-16 |
Family
ID=17886507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30057693A Pending JPH07152047A (ja) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | 液晶表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07152047A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998016868A1 (fr) * | 1996-10-16 | 1998-04-23 | Seiko Epson Corporation | Substrat pour dispositif a cristaux liquides, dispositif a cristaux liquides et dispositif de projection |
US5936292A (en) * | 1997-06-17 | 1999-08-10 | Nec Corporation | Structure of thin film transistor and gate terminal having a capacitive structure composed of the TFT elements |
JP2016129258A (ja) * | 2009-05-01 | 2016-07-14 | 株式会社半導体エネルギー研究所 | 半導体装置 |
-
1993
- 1993-11-30 JP JP30057693A patent/JPH07152047A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6388721B1 (en) | 1996-10-16 | 2002-05-14 | Seiko Epson Corporation | Light shielding structure of a substrate for a liquid crystal device, liquid crystal device and projection type display device |
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