JPH071510B2 - カツプ式飲料自動販売機のカツプ内撹拌装置 - Google Patents
カツプ式飲料自動販売機のカツプ内撹拌装置Info
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- JPH071510B2 JPH071510B2 JP61231973A JP23197386A JPH071510B2 JP H071510 B2 JPH071510 B2 JP H071510B2 JP 61231973 A JP61231973 A JP 61231973A JP 23197386 A JP23197386 A JP 23197386A JP H071510 B2 JPH071510 B2 JP H071510B2
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Landscapes
- Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
Description
この発明は、コーヒー,ココア,紅茶等、各種粉末原料
をカップ内に投入し、さらに湯,冷水,氷等を注入しつ
つ同時に原料を撹拌してホットないしコールド飲料を調
合するカップ式飲料自動販売機のカップ内撹拌装置に関
する。
をカップ内に投入し、さらに湯,冷水,氷等を注入しつ
つ同時に原料を撹拌してホットないしコールド飲料を調
合するカップ式飲料自動販売機のカップ内撹拌装置に関
する。
この種のカップ式飲料自動販売機として、機内に分散し
て配備されたカップ供給装置,粉末原料供給装置,飲料
用水の供給,撹拌装置,製氷機、およびこれら各装置の
間を経由して商品取出口に至る間に敷設したカップ搬送
機構等を装備し、販売指令により前記カップ供給装置か
ら搬出されたカップに対し、そのカップ移送経路の途上
でまず粉末原料供給装置より選択された種類の粉末原料
をカップ内に投入し、続く後段位置でカップ内に飲料用
水として粉末原料を溶かすに必要な湯を注入し、カップ
内で撹拌して粉末原料を溶解させ、さらに希釈用の湯な
いし冷水,氷を追加供給して飲料を調合し、最後に飲料
入りカップを商品取出口へ送出するようにしたものが例
えば実開昭58−190783号にて提案されている。 一方、粉末原料をカップ内に投入した後にカップ内に飲
料用水を直接供給し、ここで原料と飲料用水とを混合撹
拌して飲料を調合するカップ内撹拌方式としては、カッ
プ内に上方より撹拌羽根を下降進入させて撹拌を行う方
式、あるいは飲料用水を噴射ノズルを通じてカップ内に
噴出供給することにより注水と撹拌をカップ内で同時に
行う方式のものがあるが、特に後者の注水,撹拌を同時
に行う方式に付いては、飲料用水の注入に伴う粉末原料
の飛散防止,撹拌性を高めるために従来より様々な提案
がなされており、その一例として飲料用水の分割注入と
加圧注入を組合せて行うようにした方法として特開昭58
−68191,特開昭59−232076等が知られている。 かかる公知の原料撹拌方法は、あらかじめ飲料用水の噴
射ノズルをカップに対して所定の傾斜角度定めて固定的
に配備し、飲料用水の噴射注水によりカップ内で上下方
向の旋回流を与けて粉末原料を同時に混合撹拌させるよ
うにしたものであるが、この方法ではカップ内に生成す
る旋回流が定方向であるため兎角カップ内底部の隅部に
は旋回流から外れた死角が発生し、この部分に溶け残り
の粉末原料が沈滞したままになる不具合の生じることが
多々字あり、かつこれを防ぐために噴出注水の加圧力を
高めると飲料の飛沫がカップより外方に飛散して周囲を
汚染する問題が派生する。
て配備されたカップ供給装置,粉末原料供給装置,飲料
用水の供給,撹拌装置,製氷機、およびこれら各装置の
間を経由して商品取出口に至る間に敷設したカップ搬送
機構等を装備し、販売指令により前記カップ供給装置か
ら搬出されたカップに対し、そのカップ移送経路の途上
でまず粉末原料供給装置より選択された種類の粉末原料
をカップ内に投入し、続く後段位置でカップ内に飲料用
水として粉末原料を溶かすに必要な湯を注入し、カップ
内で撹拌して粉末原料を溶解させ、さらに希釈用の湯な
いし冷水,氷を追加供給して飲料を調合し、最後に飲料
入りカップを商品取出口へ送出するようにしたものが例
えば実開昭58−190783号にて提案されている。 一方、粉末原料をカップ内に投入した後にカップ内に飲
料用水を直接供給し、ここで原料と飲料用水とを混合撹
拌して飲料を調合するカップ内撹拌方式としては、カッ
プ内に上方より撹拌羽根を下降進入させて撹拌を行う方
式、あるいは飲料用水を噴射ノズルを通じてカップ内に
噴出供給することにより注水と撹拌をカップ内で同時に
行う方式のものがあるが、特に後者の注水,撹拌を同時
に行う方式に付いては、飲料用水の注入に伴う粉末原料
の飛散防止,撹拌性を高めるために従来より様々な提案
がなされており、その一例として飲料用水の分割注入と
加圧注入を組合せて行うようにした方法として特開昭58
−68191,特開昭59−232076等が知られている。 かかる公知の原料撹拌方法は、あらかじめ飲料用水の噴
射ノズルをカップに対して所定の傾斜角度定めて固定的
に配備し、飲料用水の噴射注水によりカップ内で上下方
向の旋回流を与けて粉末原料を同時に混合撹拌させるよ
うにしたものであるが、この方法ではカップ内に生成す
る旋回流が定方向であるため兎角カップ内底部の隅部に
は旋回流から外れた死角が発生し、この部分に溶け残り
の粉末原料が沈滞したままになる不具合の生じることが
多々字あり、かつこれを防ぐために噴出注水の加圧力を
高めると飲料の飛沫がカップより外方に飛散して周囲を
汚染する問題が派生する。
この発明は上記の点にかんがみなされたものであり、粉
末原料を投入した状態でカップ内へ噴射ノズルを通じて
粉末原料を溶かすに必要な飲料用水を噴出注入すること
により、飲料用水の注入と原料撹拌とを同時進行させる
ようにしたカップ内撹拌装置をを対象に、粉末原料の溶
け残りを発生させることなく良好に混合撹拌して飲料を
調合できるようにした撹拌性能の高いカップ内撹拌装置
を提供することを目的とする。
末原料を投入した状態でカップ内へ噴射ノズルを通じて
粉末原料を溶かすに必要な飲料用水を噴出注入すること
により、飲料用水の注入と原料撹拌とを同時進行させる
ようにしたカップ内撹拌装置をを対象に、粉末原料の溶
け残りを発生させることなく良好に混合撹拌して飲料を
調合できるようにした撹拌性能の高いカップ内撹拌装置
を提供することを目的とする。
【発明の要点】 このような目的を達成するために、この発明は、カップ
の開口面に向けてその上方に対向配備した飲料用水の噴
射ノズルおよび該ノズルに接続した飲料用水供給ライン
と、原料撹拌工程でノズルから噴出する飲料用水の注入
地点をカップの開口面域内で様々に変えるノズル駆動手
段とを備え、このノズル駆動手段によってノズルから噴
出する飲料用水の注入地点を様々に変えながら原料撹拌
を行うことを特徴とする。 即ち、この発明は、ノズル駆動手段によってノズルから
噴出する飲料用水の注入地点を様々に変えながら原料撹
拌を行うことにより、カップ内に撹拌流の死角を発生さ
せることなく粉末原料と飲料用水とを万遍なく効果的に
混合撹拌させることができるようにしたものである。
の開口面に向けてその上方に対向配備した飲料用水の噴
射ノズルおよび該ノズルに接続した飲料用水供給ライン
と、原料撹拌工程でノズルから噴出する飲料用水の注入
地点をカップの開口面域内で様々に変えるノズル駆動手
段とを備え、このノズル駆動手段によってノズルから噴
出する飲料用水の注入地点を様々に変えながら原料撹拌
を行うことを特徴とする。 即ち、この発明は、ノズル駆動手段によってノズルから
噴出する飲料用水の注入地点を様々に変えながら原料撹
拌を行うことにより、カップ内に撹拌流の死角を発生さ
せることなく粉末原料と飲料用水とを万遍なく効果的に
混合撹拌させることができるようにしたものである。
次にこの発明の実施例を図面に付いて詳細に説明する。
まず第6図によりこの発明によるカップ内撹拌装置を搭
載装備したカップ式飲料自動販売機の全体構成を説明す
る。図において1は自動販売機のキャビネット、2はそ
の前面に開口した商品取出口であり、キャビネット1の
内部には前記商品取出口2に通じる例えばコンベア式の
カップ搬送機構3が装備されており、かつこのカップ搬
送機構3の搬送経路途上に指定した各ステーションA〜
Dに対応位置してカップ供給装置4,粉末原料5を種類別
に収容したキャニスタ6の原料シュータ7,カップ内に向
けて粉末原料を溶解させる飲料用水としての湯を噴出注
入する噴射ノズル8,希釈用冷水供給ライン9の給水ノズ
ル10,および製氷機11の氷シュータ12等が配備されてい
る。なお13は冷水供給ライン9および製氷機11への給水
用水リザーバ、14は冷水ポンプ、15は冷凍機16を装備し
た冷却水槽である。また前記噴射ノズル8にはヒータ内
蔵の温水タンク17より加圧送水ポンプ18を介して引出し
た給湯ライン19が接続配管され、さらにノズル8には詳
細を後述するノズル駆動機構20が連結されている。 かかる構成で、販売指令が与えられると、カップ供給装
置4より1個宛のカップ21がステーションAでカップ搬
送機構3に搬出される。続くカップ搬送工程の途上,ス
テーションBでは指定された種類の粉末原料5がキャニ
スタ6よりカップ内に投入され、さらに次のステーショ
ンCにてカップ内へ粉末原料を溶かすに必要な量の湯が
ポンプ送液により噴射ノズル8を通じて噴出給水され、
同時にカップ内で粉末原料との撹拌混合が行われる。こ
こでホット飲料を選択した場合には、ステーションCの
位置で希釈湯を追加供給して所定仕上がり量のホット飲
料を調合した後に飲料入りカップを商品取出口2に臨む
ステーションEへ搬送する。これに対してコールド飲料
を選択した場合には、ステーションCで湯の注入,原料
撹拌を行って粉末原料を溶解せさた後にカップ21をステ
ーションDまで移送し、ここで希釈冷水および氷を追加
供給して所定仕上がり量のコールド飲料を調合し、しか
る後に飲料入りカップをステーションEまで搬送して商
品取出口2へ送出する。 次に上記したカップ内撹拌装置の詳細構造を第1図およ
び第2図に示す。温水タンク17より引出した給湯ライン
19はポンプ18を境に上流側配管ホース19aと下流側配管
ホース19bとに分割され、かつ上流側配管ホース19aには
待機中にホース内に停滞する湯の温度低下を防ぐ保温用
ヒータ22を設け、下流側配管ホース19bは可撓ホースと
して噴射ノズル8に接続されている。また噴射ノズル8
はその先端面に1ないし複数の噴射孔8aが開口した構造
であり、第6図で述べたカップ搬送経路途上におけるス
テーションCの地点でカップ21の開口面に対向するよう
にその上方に配備されている。一方、噴射ノズル8に結
合したノズル駆動機構20は、第2図に示すようにクラン
クカム23と、該クランクカム23と噴射ノズル8との間を
連接する揺動式連接リンク24と、クランクカム23に連結
した駆動モータ25と、リンク24の長溝26に嵌合した固定
ガイドピン27とで構成されている。ここで駆動モータ25
を始動してクランクカム23を矢印P方向に回転すれば、
リンク24を介して噴射ノズル8が鎖線で示す円形の移動
軌跡Qに沿って周回移動するようになる。これにより噴
射ノズル8は第3図に示すように実線位置から各点線位
置を辿って円運動を行う。なおこの場合にノズル駆動機
構20は噴射ノズル8の周回移動軌跡がカップ21の開口面
域から逸脱しないようにその移動範囲を制限する。また
加圧送水ポンプ18の送水圧は噴射ノズル8から噴出する
湯水がカップ21内に入っている粉末原料5を周囲に飛散
逸出させない程度に選定されてている。 かかる構成で粉末原料入りカップが所定の位置(ステー
ションC)に搬送されて来たところで、給湯ライン19の
ポンプ18を始動するとともに、ノズル駆動機構20を作動
させることにより、温水タンク17より給湯ライン19を通
じて噴射ノズル8に加圧送水されて来た湯はノズル孔8a
を通じてカップ21内に向けて第1図の矢印A,Bのように
勢いよく噴出注入し、カップ内で粉末原料5と撹拌混合
する。しかもこの撹拌工程中に噴射ノズル8は第3図の
ように周回移動してその湯噴射地点をカップ内で様々な
位置に変える。したがってカップ内の全域で死角を生じ
ることなく隅々まで万遍なく湯水を噴射注入することが
でき、加圧注水との相乗効果により粉末原料は溶け残り
を生じることなく湯水との撹拌混合が効果的に行われ、
粉末原料は確実に溶解するようになる。 なお第2図における実施例のノズル駆動機構では噴射ノ
ズル8を円形移動軌跡に沿って周回運動させるものを示
したが、ノズルの移動はこれに限定されるものではなく
第4図に示すように噴射ノズル8をカップ21の開口面域
内で縦,横十文字を描くように矢印Rに示す移動軌跡に
沿って移動させるようにしても同様な効果を奏すること
ができる。このこのような運動を行わせるにはカムとリ
ンクとの組合せにより容易に達成できる。さらに変形実
施例として噴射ノズルの上端を回転自在式に軸受支持
し、ここに支点にしてノズルの姿勢を様々な方向に傾動
させることによりカップに対する湯水の噴射方向を変化
させるようにしてもよい。 さらに第5図は第1図の実施例における給湯ライン19の
一部を変更した実施例を示すものであり、第1図の実施
例における保温ヒータ22を省略した代わりに給湯ライン
19におけるポンプ18と噴射ノズル8との中間に三方切換
弁28を介装し、かつその分岐ポートと温水タンク17との
間が配管ホース19cで接続されている。ここでカップ21
への給湯開始に先立ち、ホース19a,19cを経由してポン
プ18の運転により湯を温水タンク17との間で循環送流
し、待機中にホース内に停滞して温度の下がった湯を温
水タンク中の高温湯と入れ替える。次いで三方切換弁28
を給湯位置に切換え、高温の湯を噴射ノズル8を通じて
カップ21内に噴射供給して原料の撹拌を行う。
まず第6図によりこの発明によるカップ内撹拌装置を搭
載装備したカップ式飲料自動販売機の全体構成を説明す
る。図において1は自動販売機のキャビネット、2はそ
の前面に開口した商品取出口であり、キャビネット1の
内部には前記商品取出口2に通じる例えばコンベア式の
カップ搬送機構3が装備されており、かつこのカップ搬
送機構3の搬送経路途上に指定した各ステーションA〜
Dに対応位置してカップ供給装置4,粉末原料5を種類別
に収容したキャニスタ6の原料シュータ7,カップ内に向
けて粉末原料を溶解させる飲料用水としての湯を噴出注
入する噴射ノズル8,希釈用冷水供給ライン9の給水ノズ
ル10,および製氷機11の氷シュータ12等が配備されてい
る。なお13は冷水供給ライン9および製氷機11への給水
用水リザーバ、14は冷水ポンプ、15は冷凍機16を装備し
た冷却水槽である。また前記噴射ノズル8にはヒータ内
蔵の温水タンク17より加圧送水ポンプ18を介して引出し
た給湯ライン19が接続配管され、さらにノズル8には詳
細を後述するノズル駆動機構20が連結されている。 かかる構成で、販売指令が与えられると、カップ供給装
置4より1個宛のカップ21がステーションAでカップ搬
送機構3に搬出される。続くカップ搬送工程の途上,ス
テーションBでは指定された種類の粉末原料5がキャニ
スタ6よりカップ内に投入され、さらに次のステーショ
ンCにてカップ内へ粉末原料を溶かすに必要な量の湯が
ポンプ送液により噴射ノズル8を通じて噴出給水され、
同時にカップ内で粉末原料との撹拌混合が行われる。こ
こでホット飲料を選択した場合には、ステーションCの
位置で希釈湯を追加供給して所定仕上がり量のホット飲
料を調合した後に飲料入りカップを商品取出口2に臨む
ステーションEへ搬送する。これに対してコールド飲料
を選択した場合には、ステーションCで湯の注入,原料
撹拌を行って粉末原料を溶解せさた後にカップ21をステ
ーションDまで移送し、ここで希釈冷水および氷を追加
供給して所定仕上がり量のコールド飲料を調合し、しか
る後に飲料入りカップをステーションEまで搬送して商
品取出口2へ送出する。 次に上記したカップ内撹拌装置の詳細構造を第1図およ
び第2図に示す。温水タンク17より引出した給湯ライン
19はポンプ18を境に上流側配管ホース19aと下流側配管
ホース19bとに分割され、かつ上流側配管ホース19aには
待機中にホース内に停滞する湯の温度低下を防ぐ保温用
ヒータ22を設け、下流側配管ホース19bは可撓ホースと
して噴射ノズル8に接続されている。また噴射ノズル8
はその先端面に1ないし複数の噴射孔8aが開口した構造
であり、第6図で述べたカップ搬送経路途上におけるス
テーションCの地点でカップ21の開口面に対向するよう
にその上方に配備されている。一方、噴射ノズル8に結
合したノズル駆動機構20は、第2図に示すようにクラン
クカム23と、該クランクカム23と噴射ノズル8との間を
連接する揺動式連接リンク24と、クランクカム23に連結
した駆動モータ25と、リンク24の長溝26に嵌合した固定
ガイドピン27とで構成されている。ここで駆動モータ25
を始動してクランクカム23を矢印P方向に回転すれば、
リンク24を介して噴射ノズル8が鎖線で示す円形の移動
軌跡Qに沿って周回移動するようになる。これにより噴
射ノズル8は第3図に示すように実線位置から各点線位
置を辿って円運動を行う。なおこの場合にノズル駆動機
構20は噴射ノズル8の周回移動軌跡がカップ21の開口面
域から逸脱しないようにその移動範囲を制限する。また
加圧送水ポンプ18の送水圧は噴射ノズル8から噴出する
湯水がカップ21内に入っている粉末原料5を周囲に飛散
逸出させない程度に選定されてている。 かかる構成で粉末原料入りカップが所定の位置(ステー
ションC)に搬送されて来たところで、給湯ライン19の
ポンプ18を始動するとともに、ノズル駆動機構20を作動
させることにより、温水タンク17より給湯ライン19を通
じて噴射ノズル8に加圧送水されて来た湯はノズル孔8a
を通じてカップ21内に向けて第1図の矢印A,Bのように
勢いよく噴出注入し、カップ内で粉末原料5と撹拌混合
する。しかもこの撹拌工程中に噴射ノズル8は第3図の
ように周回移動してその湯噴射地点をカップ内で様々な
位置に変える。したがってカップ内の全域で死角を生じ
ることなく隅々まで万遍なく湯水を噴射注入することが
でき、加圧注水との相乗効果により粉末原料は溶け残り
を生じることなく湯水との撹拌混合が効果的に行われ、
粉末原料は確実に溶解するようになる。 なお第2図における実施例のノズル駆動機構では噴射ノ
ズル8を円形移動軌跡に沿って周回運動させるものを示
したが、ノズルの移動はこれに限定されるものではなく
第4図に示すように噴射ノズル8をカップ21の開口面域
内で縦,横十文字を描くように矢印Rに示す移動軌跡に
沿って移動させるようにしても同様な効果を奏すること
ができる。このこのような運動を行わせるにはカムとリ
ンクとの組合せにより容易に達成できる。さらに変形実
施例として噴射ノズルの上端を回転自在式に軸受支持
し、ここに支点にしてノズルの姿勢を様々な方向に傾動
させることによりカップに対する湯水の噴射方向を変化
させるようにしてもよい。 さらに第5図は第1図の実施例における給湯ライン19の
一部を変更した実施例を示すものであり、第1図の実施
例における保温ヒータ22を省略した代わりに給湯ライン
19におけるポンプ18と噴射ノズル8との中間に三方切換
弁28を介装し、かつその分岐ポートと温水タンク17との
間が配管ホース19cで接続されている。ここでカップ21
への給湯開始に先立ち、ホース19a,19cを経由してポン
プ18の運転により湯を温水タンク17との間で循環送流
し、待機中にホース内に停滞して温度の下がった湯を温
水タンク中の高温湯と入れ替える。次いで三方切換弁28
を給湯位置に切換え、高温の湯を噴射ノズル8を通じて
カップ21内に噴射供給して原料の撹拌を行う。
以上に述べたように、この発明によれば、カップの開口
面に向けてその上方に対向配備した飲料用水の噴射ノズ
ルおよび該ノズルに接続した飲料用水供給ラインと、原
料撹拌工程でノズルから噴出する飲料用水の注入地点を
カップの開口面域内で様々に変えるノズル駆動手段とを
備え、このノズル駆動手段によってノズルから噴出する
飲料用水の注入地点を様々に変えながら原料撹拌を行う
ことにより、原料撹拌工程では粉末原料入りカップに対
してカップの隅々へ万遍なく飲料用水を噴出注入するこ
とができ、これによりカップ内で粉末原料の溶け残りを
生じることなく粉末原料と飲料用水とを効果的に混合撹
拌して飲料を調合し得るようその撹拌性能の向上を図る
ことができる。
面に向けてその上方に対向配備した飲料用水の噴射ノズ
ルおよび該ノズルに接続した飲料用水供給ラインと、原
料撹拌工程でノズルから噴出する飲料用水の注入地点を
カップの開口面域内で様々に変えるノズル駆動手段とを
備え、このノズル駆動手段によってノズルから噴出する
飲料用水の注入地点を様々に変えながら原料撹拌を行う
ことにより、原料撹拌工程では粉末原料入りカップに対
してカップの隅々へ万遍なく飲料用水を噴出注入するこ
とができ、これによりカップ内で粉末原料の溶け残りを
生じることなく粉末原料と飲料用水とを効果的に混合撹
拌して飲料を調合し得るようその撹拌性能の向上を図る
ことができる。
第1図ないし第6図はこの発明の実施例を示すものであ
り、第1図はカップ内撹拌装置の構成図、第2図は第1
図におけるノズル駆動機構の平面図、第3図は第2図に
おける噴射ノズルの移動軌跡図、第4図は第3図と異な
る実施例による噴射ノズルの移動軌跡図、第5図は第1
図の変形実施例の配管系統図、第6図はカップ内撹拌装
置を搭載したカップ式飲料自動販売機全体の機内構成配
置図である。各図において、 3:機内のカップ搬送機構、8:噴射ノズル、17:温水タン
ク、18:加圧送水用ポンプ、19:飲料用水供給ラインとし
ての給湯ライン、20:ノズル駆動機構、21:カップ、23:
ノズル駆動機構のクランクカム、24:連接リンク、25:駆
動モータ、Q:噴射ノズルの周回移動軌跡、R:噴射ノズル
の縦,横移動軌跡。
り、第1図はカップ内撹拌装置の構成図、第2図は第1
図におけるノズル駆動機構の平面図、第3図は第2図に
おける噴射ノズルの移動軌跡図、第4図は第3図と異な
る実施例による噴射ノズルの移動軌跡図、第5図は第1
図の変形実施例の配管系統図、第6図はカップ内撹拌装
置を搭載したカップ式飲料自動販売機全体の機内構成配
置図である。各図において、 3:機内のカップ搬送機構、8:噴射ノズル、17:温水タン
ク、18:加圧送水用ポンプ、19:飲料用水供給ラインとし
ての給湯ライン、20:ノズル駆動機構、21:カップ、23:
ノズル駆動機構のクランクカム、24:連接リンク、25:駆
動モータ、Q:噴射ノズルの周回移動軌跡、R:噴射ノズル
の縦,横移動軌跡。
Claims (4)
- 【請求項1】粉末原料の投入されたカップ内に粉末原料
を溶かす飲料用水を直接注入,撹拌して飲料を調合する
カップ式飲料自動販売機のカップ内撹拌装置において、
カップの開口面に向けてその上方に対向配備した飲料用
水の噴射ノズルおよび該ノズルに接続した飲料用水供給
ラインと、原料撹拌工程で前記ノズルから噴出する飲料
用水の注入地点をカップの開口面域内で様々に変えるノ
ズル駆動手段とを備え、このノズル駆動手段によってノ
ズルから噴出する飲料用水の注入地点を様々に変えなが
ら原料撹拌を行うことを特徴とするカップ式飲料自動販
売機のカップ内撹拌装置。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載のカップ内撹拌
装置において、ノズル駆動手段は噴射ノズルを水平面上
で円形軌跡に沿って周回移動させるものであることを特
徴とするカップ式飲料自動販売機のカップ内撹拌装置。 - 【請求項3】特許請求の範囲第1項記載のカップ内撹拌
装置において、ノズル駆動手段は噴射ノズルを水平面上
で前後左右に移動させるものであることを特徴とするカ
ップ式飲料自動販売機のカップ内撹拌装置。 - 【請求項4】特許請求の範囲第2項記載のカップ内撹拌
装置において、ノズル駆動手段は駆動モータに連結され
たクランクカムと、該クランクカムと噴射ノズルとの間
を連接した揺動式連接リンクとから成る駆動機構である
ことを特徴とするカップ式飲料自動販売機のカップ内撹
拌装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61231973A JPH071510B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | カツプ式飲料自動販売機のカツプ内撹拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61231973A JPH071510B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | カツプ式飲料自動販売機のカツプ内撹拌装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6385998A JPS6385998A (ja) | 1988-04-16 |
JPH071510B2 true JPH071510B2 (ja) | 1995-01-11 |
Family
ID=16931950
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61231973A Expired - Lifetime JPH071510B2 (ja) | 1986-09-30 | 1986-09-30 | カツプ式飲料自動販売機のカツプ内撹拌装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071510B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE504230T1 (de) * | 2008-09-24 | 2011-04-15 | Nestec Sa | Vorrichtung zur zubereitung eines getränks in einer tasse |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS616538Y2 (ja) * | 1981-01-19 | 1986-02-27 | ||
JPS58190783U (ja) * | 1982-06-10 | 1983-12-19 | 富士電機冷機株式会社 | カツプ式自動販売機 |
JPS61107082U (ja) * | 1984-12-14 | 1986-07-07 |
-
1986
- 1986-09-30 JP JP61231973A patent/JPH071510B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6385998A (ja) | 1988-04-16 |
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