JPH07149959A - 電気絶縁用樹脂組成物 - Google Patents
電気絶縁用樹脂組成物Info
- Publication number
- JPH07149959A JPH07149959A JP6076380A JP7638094A JPH07149959A JP H07149959 A JPH07149959 A JP H07149959A JP 6076380 A JP6076380 A JP 6076380A JP 7638094 A JP7638094 A JP 7638094A JP H07149959 A JPH07149959 A JP H07149959A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin composition
- component
- present
- electrical insulation
- styrene
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種の電気用品、輸送機器、電線、プラン
ト、工場等で絶縁材用として使用可能な、高い絶縁破壊
強度と高い体積固有抵抗をともに有する電気絶縁用オレ
フィン系樹脂組成物を開発する。 【構成】 (a)芳香族環を含有する単量体単位、およ
び(b)カルボキシル基および/またはカルボキシル基
誘導体を含有する単量体単位を含むオレフィン系重合体
の樹脂組成物であって、(a)成分の含量が樹脂組成物
1g中2×10-6〜10-4mol、(b)成分の含量が
樹脂組成物1g中2×10-7〜10-4molである電気
絶縁用樹脂組成物により目的を達成できる。
ト、工場等で絶縁材用として使用可能な、高い絶縁破壊
強度と高い体積固有抵抗をともに有する電気絶縁用オレ
フィン系樹脂組成物を開発する。 【構成】 (a)芳香族環を含有する単量体単位、およ
び(b)カルボキシル基および/またはカルボキシル基
誘導体を含有する単量体単位を含むオレフィン系重合体
の樹脂組成物であって、(a)成分の含量が樹脂組成物
1g中2×10-6〜10-4mol、(b)成分の含量が
樹脂組成物1g中2×10-7〜10-4molである電気
絶縁用樹脂組成物により目的を達成できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電気絶縁用樹脂組成物に
関するものであり、さらに詳しくは、高い絶縁破壊強度
と高い体積固有抵抗を有し、特に高電圧に対しきわめて
優れた電気特性を発揮するので、電線ケーブル用被覆
材、家電用品、輸送機器、各種プラント、工場等の絶縁
材として好ましく使用できる電気絶縁用樹脂組成物に関
するものである。
関するものであり、さらに詳しくは、高い絶縁破壊強度
と高い体積固有抵抗を有し、特に高電圧に対しきわめて
優れた電気特性を発揮するので、電線ケーブル用被覆
材、家電用品、輸送機器、各種プラント、工場等の絶縁
材として好ましく使用できる電気絶縁用樹脂組成物に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、絶縁特性を改良する目的でポリオ
レフィンにカルボン酸系の化合物や芳香族系の化合物を
混合する技術が提案されていた。例えば、ポリオレフィ
ンにスチレンをグラフトすることにより耐インパルス破
壊電圧性の向上を計るもの(特公平2−165506号
公報)、ポリエチレンにポリスチレンをブレンドするこ
とによってインパルス破壊強度を改良するもの(特開昭
63−301427号公報)、ポリエチレンに対して無
水マレイン酸で変性したポリオレフィンをブレンドして
水トリーを防ぎ、絶縁特性を向上するもの(特開昭62
−100909号公報)、ポリオレフィンに芳香族カル
ボン酸をブレンドして絶縁破壊性を向上するもの(特開
昭60−23904号公報)、エチレンとスチレンを共
重合したエチレン・スチレン共重合体を用いることによ
り高電圧における電気特性の向上を計るもの等がある。
しかしこれらはいずれもポリオレフィン単独の場合より
も、体積固有抵抗に関しては、同等か劣るものである。
レフィンにカルボン酸系の化合物や芳香族系の化合物を
混合する技術が提案されていた。例えば、ポリオレフィ
ンにスチレンをグラフトすることにより耐インパルス破
壊電圧性の向上を計るもの(特公平2−165506号
公報)、ポリエチレンにポリスチレンをブレンドするこ
とによってインパルス破壊強度を改良するもの(特開昭
63−301427号公報)、ポリエチレンに対して無
水マレイン酸で変性したポリオレフィンをブレンドして
水トリーを防ぎ、絶縁特性を向上するもの(特開昭62
−100909号公報)、ポリオレフィンに芳香族カル
ボン酸をブレンドして絶縁破壊性を向上するもの(特開
昭60−23904号公報)、エチレンとスチレンを共
重合したエチレン・スチレン共重合体を用いることによ
り高電圧における電気特性の向上を計るもの等がある。
しかしこれらはいずれもポリオレフィン単独の場合より
も、体積固有抵抗に関しては、同等か劣るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリオレフィンに単に
芳香族環を有するモノマーを導入するだけでは、絶縁破
壊強度は上昇するものの体積固有抵抗は改良されず、ポ
リオレフィンにカルボキシル基を導入するだけでは、耐
水トリー性は改良されるが絶縁破壊強度は改良されず、
さらに、カルボキシル基の導入量によっては体積固有抵
抗が悪化することが有り得るという問題がある。本発明
の目的は、高い絶縁破壊強度と高い体積固有抵抗をとも
に有し、特に高電圧に対しきわめて優れた電気特性を発
揮するので、電線ケーブル用被覆材、家電用品、輸送機
器、各種プラント、工場等の絶縁材として好ましく使用
できる電気絶縁用樹脂組成物を提供することである。
芳香族環を有するモノマーを導入するだけでは、絶縁破
壊強度は上昇するものの体積固有抵抗は改良されず、ポ
リオレフィンにカルボキシル基を導入するだけでは、耐
水トリー性は改良されるが絶縁破壊強度は改良されず、
さらに、カルボキシル基の導入量によっては体積固有抵
抗が悪化することが有り得るという問題がある。本発明
の目的は、高い絶縁破壊強度と高い体積固有抵抗をとも
に有し、特に高電圧に対しきわめて優れた電気特性を発
揮するので、電線ケーブル用被覆材、家電用品、輸送機
器、各種プラント、工場等の絶縁材として好ましく使用
できる電気絶縁用樹脂組成物を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明者ら
が鋭意検討した結果、芳香族環を含有する単量体単位と
カルボキシル基やその誘導体を含有する単量体単位を特
定量含有するオレフィン系重合体の組成物を絶縁材とし
て使用することにより上記課題を解決することができる
ことを見いだして本発明を成すに至った。
が鋭意検討した結果、芳香族環を含有する単量体単位と
カルボキシル基やその誘導体を含有する単量体単位を特
定量含有するオレフィン系重合体の組成物を絶縁材とし
て使用することにより上記課題を解決することができる
ことを見いだして本発明を成すに至った。
【0005】すなわち本発明の請求項1の発明は、
(a)芳香族環を含有する単量体単位、および(b)カ
ルボキシル基および/またはカルボキシル基誘導体を含
有する単量体単位を含むオレフィン系重合体の樹脂組成
物であって、(a)成分の含量が樹脂組成物1g中2×
10-6〜10-4mol、(b)成分の含量が樹脂組成物
1g中2×10-7〜10-4molであることを特徴とす
る電気絶縁用樹脂組成物である。
(a)芳香族環を含有する単量体単位、および(b)カ
ルボキシル基および/またはカルボキシル基誘導体を含
有する単量体単位を含むオレフィン系重合体の樹脂組成
物であって、(a)成分の含量が樹脂組成物1g中2×
10-6〜10-4mol、(b)成分の含量が樹脂組成物
1g中2×10-7〜10-4molであることを特徴とす
る電気絶縁用樹脂組成物である。
【0006】本発明の請求項2の発明は、前記オレフィ
ン系重合体が(a)成分、(b)成分およびオレフィン
との共重合体である請求項1記載の電気絶縁用樹脂組成
物である。
ン系重合体が(a)成分、(b)成分およびオレフィン
との共重合体である請求項1記載の電気絶縁用樹脂組成
物である。
【0007】本発明の請求項3の発明は、前記(b)成
分がカルボン酸無水物である請求項1または請求項2記
載の電気絶縁用樹脂組成物である。
分がカルボン酸無水物である請求項1または請求項2記
載の電気絶縁用樹脂組成物である。
【0008】以下、本発明について詳細に説明する。本
発明におけるオレフィンとは、一般式Cn H2nで示され
るエチレン性2重結合を有する炭化水素をいう。具体的
には、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、2−
ブテン、イソブチレン、1−ペンテン、2−ペンテン、
2−メチル−1ーブテン、3−メチル−1−ブテン、2
−メチル−2−ブテン、1−ヘキセン、2,3−ジメチ
ル−2−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプ
テン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン等を挙げ
ることができる。
発明におけるオレフィンとは、一般式Cn H2nで示され
るエチレン性2重結合を有する炭化水素をいう。具体的
には、例えばエチレン、プロピレン、1−ブテン、2−
ブテン、イソブチレン、1−ペンテン、2−ペンテン、
2−メチル−1ーブテン、3−メチル−1−ブテン、2
−メチル−2−ブテン、1−ヘキセン、2,3−ジメチ
ル−2−ブテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプ
テン、1−オクテン、1−ノネン、1−デセン等を挙げ
ることができる。
【0009】本発明におけるオレフィン系重合体とはこ
れらのオレフィンの単独または共重合体である。具体的
には、高・中圧法ポリエチレン、低圧法ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペンテン、ポリ4−
メチル−1−ペンテン、エチレン−α−オレフィン共重
合体、EPR等、さらに、これらに、少量のジエン、ト
リエン等を共重合により含有させたもの等を挙げること
ができる。上記の中でも、高圧ラジカル法による低密度
ポリエチレンは金属系触媒などを使用せずに製造される
ので、不純物が少なく、好ましく使用できる。
れらのオレフィンの単独または共重合体である。具体的
には、高・中圧法ポリエチレン、低圧法ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリブテン、ポリペンテン、ポリ4−
メチル−1−ペンテン、エチレン−α−オレフィン共重
合体、EPR等、さらに、これらに、少量のジエン、ト
リエン等を共重合により含有させたもの等を挙げること
ができる。上記の中でも、高圧ラジカル法による低密度
ポリエチレンは金属系触媒などを使用せずに製造される
ので、不純物が少なく、好ましく使用できる。
【0010】本発明における(a)成分の芳香族環を含
有する単量体単位となるモノマー[(a)モノマーと略
す]としては、芳香環を含む化合物であれば特に限定さ
れるものではない。なお、ここでいう芳香環とは、芳香
族性の定義(例えば、後藤俊夫訳「有機化学の基礎」1
05頁〜106頁、株式会社東京化学同人(1976)[Ri
chard S. Monson & John C. Shelton:Fundamentals of
Organic Chemistry. MacGraw-Hill.INC(1974)]に示さ
れるπ−電子の数が4n+2(nは整数)個である環構
造を指し、例えばピリジン、キノリンなども含まれる。 (a)モノマーの具体例としては、エチレン性不飽和2
重結合を有すると共に芳香環を含む化合物が好ましく、
例えばスチレン、メチルスチレン、安息香酸アリル、ジ
ビニルベンゼン、ピニルナフタレン等を挙げることがで
きる。本発明においてはその中でも、スチレンやジビニ
ルベンゼンが反応し易いこと、手に入りやすいことから
好ましい。
有する単量体単位となるモノマー[(a)モノマーと略
す]としては、芳香環を含む化合物であれば特に限定さ
れるものではない。なお、ここでいう芳香環とは、芳香
族性の定義(例えば、後藤俊夫訳「有機化学の基礎」1
05頁〜106頁、株式会社東京化学同人(1976)[Ri
chard S. Monson & John C. Shelton:Fundamentals of
Organic Chemistry. MacGraw-Hill.INC(1974)]に示さ
れるπ−電子の数が4n+2(nは整数)個である環構
造を指し、例えばピリジン、キノリンなども含まれる。 (a)モノマーの具体例としては、エチレン性不飽和2
重結合を有すると共に芳香環を含む化合物が好ましく、
例えばスチレン、メチルスチレン、安息香酸アリル、ジ
ビニルベンゼン、ピニルナフタレン等を挙げることがで
きる。本発明においてはその中でも、スチレンやジビニ
ルベンゼンが反応し易いこと、手に入りやすいことから
好ましい。
【0011】(a)成分の含量は本発明の樹脂組成物1
g中2×10-6〜10-4mol、好ましくは4×10-6
〜8×10-5mol、さらに好ましくは10-5〜5×1
0-5の範囲で使用される。含量が樹脂組成物1g中2×
10-6mol未満であると効果が出ず、10-4molを
超えると逆に(a)成分を含まないときよりも低い電界
で絶縁破壊が生じる恐れがある。
g中2×10-6〜10-4mol、好ましくは4×10-6
〜8×10-5mol、さらに好ましくは10-5〜5×1
0-5の範囲で使用される。含量が樹脂組成物1g中2×
10-6mol未満であると効果が出ず、10-4molを
超えると逆に(a)成分を含まないときよりも低い電界
で絶縁破壊が生じる恐れがある。
【0012】本発明において(b)成分のカルボキシル
基および/またはカルボキシル基誘導体を含有する単量
体単位となるモノマー[(b)モノマーと略す]として
は、エステル、酸無水物、これらの金属塩等も含むもの
であり、具体例としてはアクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸
等の不飽和カルボン酸類、アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル
酸−n−ブチル、メタクリル酸−n−ブチル、アクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アク
リル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸ステアリル、マレイン酸モノメ
チルエステル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイ
ン酸ジエチルエステル、フマル酸モノメチルエステル、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等の不
飽和カルボン酸エステル類等が挙げられる。これらの中
でも特に効果の大きいことおよび安価なことから無水マ
レイン酸が好ましく使用される。
基および/またはカルボキシル基誘導体を含有する単量
体単位となるモノマー[(b)モノマーと略す]として
は、エステル、酸無水物、これらの金属塩等も含むもの
であり、具体例としてはアクリル酸、メタクリル酸、マ
レイン酸、フマル酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸
等の不飽和カルボン酸類、アクリル酸メチル、メタクリ
ル酸メチル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、
アクリル酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル
酸イソプロピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル
酸−n−ブチル、メタクリル酸−n−ブチル、アクリル
酸シクロヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アク
リル酸ラウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ス
テアリル、メタクリル酸ステアリル、マレイン酸モノメ
チルエステル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイ
ン酸ジエチルエステル、フマル酸モノメチルエステル、
アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等の不
飽和カルボン酸エステル類等が挙げられる。これらの中
でも特に効果の大きいことおよび安価なことから無水マ
レイン酸が好ましく使用される。
【0013】(b)成分の含量は、本発明の樹脂組成物
1g中2×10-7〜5×10-5mol、好ましくは8×
10-7〜2×10-5mol、特に好ましくは2×10-6
〜10-5molの範囲で使用される。本発明の(b)成
分の含量が樹脂組成物1g中2×10-7mol未満であ
ると充分な効果が出ず、5×10-5molを超えると体
積固有抵抗を下げてしまう恐れがある。
1g中2×10-7〜5×10-5mol、好ましくは8×
10-7〜2×10-5mol、特に好ましくは2×10-6
〜10-5molの範囲で使用される。本発明の(b)成
分の含量が樹脂組成物1g中2×10-7mol未満であ
ると充分な効果が出ず、5×10-5molを超えると体
積固有抵抗を下げてしまう恐れがある。
【0014】本発明の(a)成分および(b)成分を含
むオレフィン系重合体の樹脂組成物を製造する方法は特
に限定されるものではなく、(1)(a)および/また
は(b)モノマーをそのまま導入する方法、(2)
(a)および/または(b)モノマーを用いてオレフィ
ン系重合体を変性した変性オレフィン系重合体を用いて
含有させる方法、(3)(a)および/または(b)モ
ノマーとオレフィンとをランダム共重合あるいはブロッ
ク共重合などにより共重合した共重合体を用いて含有さ
せる方法、これらの方法を組み合わせた方法などがあ
り、具体的には、(イ)(a)および(b)モノマーの
所定量をオレフィン系重合体に配合した後、ラジカル発
生剤等を用いて変性することによって得られる変性オレ
フィン系重合体を単独で用いるか、あるいはオレフィン
系重合体にブレンドする方法、(ロ)上記変性オレフィ
ン系重合体に(a)および/または(b)モノマーとオ
レフィンとを共重合した共重合体をブレンドする方法、
(ハ)(a)モノマーを用いて同様にして変性すること
によって得られる変性オレフィン系重合体を(b)モノ
マーとオレフィンとを共重合した共重合体にブレンドす
る方法、(ニ)(b)モノマーを用いて同様にして変性
することによって得られる変性オレフィン系重合体を
(a)モノマーとオレフィンとを共重合した共重合体に
ブレンドする方法などを挙げることができる。本発明の
電気絶縁用樹脂組成物は後で述べるように適当な方法に
より架橋することができるが、架橋に際して(a)およ
び/または(b)モノマーを用いて変性することもでき
る。この場合に用いる(a)および/または(b)モノ
マーは特に限定されないが、例えば、架橋助剤としての
機能を持っているものは、架橋剤が少ない量ですむため
に好ましく用いることができる。
むオレフィン系重合体の樹脂組成物を製造する方法は特
に限定されるものではなく、(1)(a)および/また
は(b)モノマーをそのまま導入する方法、(2)
(a)および/または(b)モノマーを用いてオレフィ
ン系重合体を変性した変性オレフィン系重合体を用いて
含有させる方法、(3)(a)および/または(b)モ
ノマーとオレフィンとをランダム共重合あるいはブロッ
ク共重合などにより共重合した共重合体を用いて含有さ
せる方法、これらの方法を組み合わせた方法などがあ
り、具体的には、(イ)(a)および(b)モノマーの
所定量をオレフィン系重合体に配合した後、ラジカル発
生剤等を用いて変性することによって得られる変性オレ
フィン系重合体を単独で用いるか、あるいはオレフィン
系重合体にブレンドする方法、(ロ)上記変性オレフィ
ン系重合体に(a)および/または(b)モノマーとオ
レフィンとを共重合した共重合体をブレンドする方法、
(ハ)(a)モノマーを用いて同様にして変性すること
によって得られる変性オレフィン系重合体を(b)モノ
マーとオレフィンとを共重合した共重合体にブレンドす
る方法、(ニ)(b)モノマーを用いて同様にして変性
することによって得られる変性オレフィン系重合体を
(a)モノマーとオレフィンとを共重合した共重合体に
ブレンドする方法などを挙げることができる。本発明の
電気絶縁用樹脂組成物は後で述べるように適当な方法に
より架橋することができるが、架橋に際して(a)およ
び/または(b)モノマーを用いて変性することもでき
る。この場合に用いる(a)および/または(b)モノ
マーは特に限定されないが、例えば、架橋助剤としての
機能を持っているものは、架橋剤が少ない量ですむため
に好ましく用いることができる。
【0015】本発明の電気絶縁用樹脂組成物の具体例と
しては、無水マレイン酸変性ポリエチレンとエチレン・
スチレン共重合体のブレンド組成物、および、エチレン
・スチレン・無水マレイン酸三元共重合体、無水マレイ
ン酸変性エチレン・スチレン共重合体、無水マレイン酸
変性エチレン・スチレン・無水マレイン酸三元共重合
体、無水マレイン酸変性スチレン変性ポリエチレン、ス
チレン変性エチレン・メチルアクリレート共重合体、ス
チレン変性アイオノマー等を主体とする樹脂組成物など
を挙げることができる。本発明においては、重合が簡単
なこと、取扱いが簡単なこと、最終製品の機械物性が好
ましいことなどからエチレン・スチレン・無水マレイン
酸三元共重合体を使用する方法が好ましく、さらに無水
マレイン酸変性エチレン・スチレン共重合体を使用する
方法が特に好ましく用いることができる。
しては、無水マレイン酸変性ポリエチレンとエチレン・
スチレン共重合体のブレンド組成物、および、エチレン
・スチレン・無水マレイン酸三元共重合体、無水マレイ
ン酸変性エチレン・スチレン共重合体、無水マレイン酸
変性エチレン・スチレン・無水マレイン酸三元共重合
体、無水マレイン酸変性スチレン変性ポリエチレン、ス
チレン変性エチレン・メチルアクリレート共重合体、ス
チレン変性アイオノマー等を主体とする樹脂組成物など
を挙げることができる。本発明においては、重合が簡単
なこと、取扱いが簡単なこと、最終製品の機械物性が好
ましいことなどからエチレン・スチレン・無水マレイン
酸三元共重合体を使用する方法が好ましく、さらに無水
マレイン酸変性エチレン・スチレン共重合体を使用する
方法が特に好ましく用いることができる。
【0016】これらの重合体としては、平均分子量約1
000〜500000のもの、すなわち、WAX程度の
分子量のものから超高分子量のものまで使用することが
できる。本発明においては上記のように電気絶縁用樹脂
組成物1g中に(a)成分の含量が2×10-6〜10-4
mol、(b)成分の含量が2×10-7〜10-4mol
であることが肝要である。さらに、例えば上記共重合体
を使用してオレフィン系重合体とブレンドして本発明の
電気絶縁用樹脂組成物を製造する場合には、共重合体中
の(a)成分と(b)成分の含量に従って、オレフィン
系重合体の配合量を決定して(a)成分と(b)成分の
含量が上記範囲に入るようにするが、オレフィン系重合
体100重量部に対して上記共重合体が0.1〜30重
量部になるように調製することが物性の面から好まし
い。
000〜500000のもの、すなわち、WAX程度の
分子量のものから超高分子量のものまで使用することが
できる。本発明においては上記のように電気絶縁用樹脂
組成物1g中に(a)成分の含量が2×10-6〜10-4
mol、(b)成分の含量が2×10-7〜10-4mol
であることが肝要である。さらに、例えば上記共重合体
を使用してオレフィン系重合体とブレンドして本発明の
電気絶縁用樹脂組成物を製造する場合には、共重合体中
の(a)成分と(b)成分の含量に従って、オレフィン
系重合体の配合量を決定して(a)成分と(b)成分の
含量が上記範囲に入るようにするが、オレフィン系重合
体100重量部に対して上記共重合体が0.1〜30重
量部になるように調製することが物性の面から好まし
い。
【0017】次に本発明において特に好ましい無水マレ
イン酸変性エチレン・スチレン共重合体の製造方法の1
列を挙げる。まず、エチレンとスチレンを高圧ラジカル
重合法により共重合する。その際、スチレン量は導入す
るモノマー全体の0.1〜49.5mol%とする。つ
いで得られたエチレン−スチレン共重合体を溶媒の存在
下、または溶媒を用いることなく、ベンゾイルパーオキ
サイド、ラウリルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、α,α−ビス
(t−ブチルパーオキシジイソプロピル)ベンゼン、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキシン、アゾビスイソブチロニトリル等
の有機過酸化物あるいは、2,3−ジメチル−2,3−
ジフェニルブタン、2,3−ジエチル−2,3−ジフェ
ニルブタン、2,3−ジエチル−2,3−ジ(p−メチ
ルフェニル)ブタン、2,3−ジエチル−2,3−ジ
(ブロモフェニル)ブタン等のラジカル発生剤を用いて
無水マレイン酸を反応させることにより無水マレイン酸
変性エチレン・スチレン共重合体を得ることができる。
イン酸変性エチレン・スチレン共重合体の製造方法の1
列を挙げる。まず、エチレンとスチレンを高圧ラジカル
重合法により共重合する。その際、スチレン量は導入す
るモノマー全体の0.1〜49.5mol%とする。つ
いで得られたエチレン−スチレン共重合体を溶媒の存在
下、または溶媒を用いることなく、ベンゾイルパーオキ
サイド、ラウリルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ
イド、t−ブチルヒドロパーオキサイド、α,α−ビス
(t−ブチルパーオキシジイソプロピル)ベンゼン、ジ
−t−ブチルパーオキサイド、2,5−ジ(t−ブチル
パーオキシ)ヘキシン、アゾビスイソブチロニトリル等
の有機過酸化物あるいは、2,3−ジメチル−2,3−
ジフェニルブタン、2,3−ジエチル−2,3−ジフェ
ニルブタン、2,3−ジエチル−2,3−ジ(p−メチ
ルフェニル)ブタン、2,3−ジエチル−2,3−ジ
(ブロモフェニル)ブタン等のラジカル発生剤を用いて
無水マレイン酸を反応させることにより無水マレイン酸
変性エチレン・スチレン共重合体を得ることができる。
【0018】本発明において用いるオレフィン系重合体
は添加物の存在がないものが好ましいが、必要に応じて
無機フィラー、有機フィラー、酸化防止剤、滑剤、有機
あるいは無機系顔料、紫外線防止剤、光安定剤、分散
剤、銅害防止剤、中和剤、可塑剤、核剤、顔料等を添加
してもよい。
は添加物の存在がないものが好ましいが、必要に応じて
無機フィラー、有機フィラー、酸化防止剤、滑剤、有機
あるいは無機系顔料、紫外線防止剤、光安定剤、分散
剤、銅害防止剤、中和剤、可塑剤、核剤、顔料等を添加
してもよい。
【0019】また、本発明の電気絶縁用樹脂組成物は架
橋して使用することもできる。架橋する方法としては特
に限定されるものではなく、例えば有機過酸化物を電気
絶縁用樹脂組成物中に浸み込ませた後に加熱して架橋す
るなど有機過酸化物を用いる架橋方法、電子線、β線、
γ線などの高エネルギーの放射線を照射する方法、シラ
ン化合物を用いる水架橋方法などいずれでもよい。架橋
後の組成物のゲル分率は50%以上であることが望まし
い。50%以下であると耐熱性などが不十分となる。ゲ
ル分率は大きいほど耐摩耗性、耐熱性などの改良効果が
大きいので好ましい。架橋剤としては、上記有機過酸化
物等の遊離基的機構による架橋剤、ジクミル化合物、硫
黄あるいは硫黄化合物等の天然および合成ゴムの架橋
剤、シラン化合物、ジヒドロ化合物等を用いることがで
きる。また、架橋時に架橋助剤を併用することができ
る。
橋して使用することもできる。架橋する方法としては特
に限定されるものではなく、例えば有機過酸化物を電気
絶縁用樹脂組成物中に浸み込ませた後に加熱して架橋す
るなど有機過酸化物を用いる架橋方法、電子線、β線、
γ線などの高エネルギーの放射線を照射する方法、シラ
ン化合物を用いる水架橋方法などいずれでもよい。架橋
後の組成物のゲル分率は50%以上であることが望まし
い。50%以下であると耐熱性などが不十分となる。ゲ
ル分率は大きいほど耐摩耗性、耐熱性などの改良効果が
大きいので好ましい。架橋剤としては、上記有機過酸化
物等の遊離基的機構による架橋剤、ジクミル化合物、硫
黄あるいは硫黄化合物等の天然および合成ゴムの架橋
剤、シラン化合物、ジヒドロ化合物等を用いることがで
きる。また、架橋時に架橋助剤を併用することができ
る。
【0020】次に本発明の電気絶縁用樹脂組成物を電線
被覆用に使用するときの成形方法の例を挙げる。まず、
単線または集合線からなる芯線用ワイヤーを一定張力、
速度で引き電線被覆用ダイに導入する。この張力、速度
は芯線の形状、直径、被覆する外形、被覆材の密度、粘
度等により任意に選択できる。一般的にいえば、細物電
線で600〜800m/分程度、50mm系のケーブル
で5〜15m/分程度がよい。芯線用ワイヤーの送線機
と電線被覆用ダイの間には芯線用ワイヤーの矯線機を設
け芯線用ワイヤーの振動を防止することが望ましい。
被覆用に使用するときの成形方法の例を挙げる。まず、
単線または集合線からなる芯線用ワイヤーを一定張力、
速度で引き電線被覆用ダイに導入する。この張力、速度
は芯線の形状、直径、被覆する外形、被覆材の密度、粘
度等により任意に選択できる。一般的にいえば、細物電
線で600〜800m/分程度、50mm系のケーブル
で5〜15m/分程度がよい。芯線用ワイヤーの送線機
と電線被覆用ダイの間には芯線用ワイヤーの矯線機を設
け芯線用ワイヤーの振動を防止することが望ましい。
【0021】本発明の電気絶縁用樹脂組成物を電線被覆
用に使用する場合の組成物の密度は一般的には0.91
〜0.94g/cm3 の範囲に、メルトインデックス
(以下MIと略す)についてはケーブルへの押出加工性
を考慮すると0.05〜20g/10分になることが好
ましい。電線被覆用ダイは押し出し型、スパライル型等
任意であり、摩耗しにくいタングステン鋼やクローム鋼
製のものがよい。
用に使用する場合の組成物の密度は一般的には0.91
〜0.94g/cm3 の範囲に、メルトインデックス
(以下MIと略す)についてはケーブルへの押出加工性
を考慮すると0.05〜20g/10分になることが好
ましい。電線被覆用ダイは押し出し型、スパライル型等
任意であり、摩耗しにくいタングステン鋼やクローム鋼
製のものがよい。
【0022】樹脂組成物による被覆の例としては、集合
線の芯線用ワイヤーに電波緩和層樹脂組成物を被覆し、
その上から本発明の電気絶縁用樹脂組成物を被覆する方
法や、直接ワイヤー上に本発明の電気絶縁用樹脂組成物
を被覆する方法等を挙げることができる。樹脂組成物を
積層する際は同時に行ってもよく、また逐次的に行って
もよい。これらの被覆成形においては電線被覆用ダイの
雌型ダイの先端がテーパー状になっている物を必要に応
じて適宜組み合わせて使用することが望ましい。
線の芯線用ワイヤーに電波緩和層樹脂組成物を被覆し、
その上から本発明の電気絶縁用樹脂組成物を被覆する方
法や、直接ワイヤー上に本発明の電気絶縁用樹脂組成物
を被覆する方法等を挙げることができる。樹脂組成物を
積層する際は同時に行ってもよく、また逐次的に行って
もよい。これらの被覆成形においては電線被覆用ダイの
雌型ダイの先端がテーパー状になっている物を必要に応
じて適宜組み合わせて使用することが望ましい。
【0023】成形後の冷却は、自然冷却、水槽による冷
却等任意であるが、内部欠損等を防ぐため、比較的緩や
かに冷却することが望ましい。例えば、180〜260
℃程度の被覆材を冷却するのに、例えば150℃、11
0℃、80℃程度の3種程度の冷却槽を設け逐次的に冷
却するか、あるいは、金属媒体を使用し冷却する等の手
段により緩やかに冷却することが望ましい。その後、シ
ース材や半導伝層をその上にさらに被覆してもよい。
却等任意であるが、内部欠損等を防ぐため、比較的緩や
かに冷却することが望ましい。例えば、180〜260
℃程度の被覆材を冷却するのに、例えば150℃、11
0℃、80℃程度の3種程度の冷却槽を設け逐次的に冷
却するか、あるいは、金属媒体を使用し冷却する等の手
段により緩やかに冷却することが望ましい。その後、シ
ース材や半導伝層をその上にさらに被覆してもよい。
【0024】次に、本発明の電気絶縁用樹脂組成物をコ
ンデンサー用に使用するときの成形方法を例示する。本
発明の電気絶縁用樹脂組成物を通常の方法によりシート
化するか、あるいは含金属ポリアセチレンに本発明の電
気絶縁用樹脂組成物を上下に積層したものに、さらにそ
の上下に金属層を積層または蒸着することによりコンデ
ンサーとすることができる。
ンデンサー用に使用するときの成形方法を例示する。本
発明の電気絶縁用樹脂組成物を通常の方法によりシート
化するか、あるいは含金属ポリアセチレンに本発明の電
気絶縁用樹脂組成物を上下に積層したものに、さらにそ
の上下に金属層を積層または蒸着することによりコンデ
ンサーとすることができる。
【0025】本発明の電気絶縁用樹脂組成物は電線被覆
用絶縁材として適しており、またコンデンサー用などの
絶縁材にも最適なものである。例えば、高圧送電線のガ
イシの代替品、X線発生装置等の高電圧部分の絶縁材、
各種測定機材の絶縁材、乾式、湿式電池の容器の絶縁
材、各種プリント基板、家電用または業務用電気のソケ
ット類、各種コネクター、配電用コード、電気製品部
品、自動車用配電機器、及びその部品等、さらに機械製
品、高圧電流の作業用の手袋や治具類の絶縁材としても
使用できる。
用絶縁材として適しており、またコンデンサー用などの
絶縁材にも最適なものである。例えば、高圧送電線のガ
イシの代替品、X線発生装置等の高電圧部分の絶縁材、
各種測定機材の絶縁材、乾式、湿式電池の容器の絶縁
材、各種プリント基板、家電用または業務用電気のソケ
ット類、各種コネクター、配電用コード、電気製品部
品、自動車用配電機器、及びその部品等、さらに機械製
品、高圧電流の作業用の手袋や治具類の絶縁材としても
使用できる。
【0026】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに具体的に説
明するが本発明はその要旨を逸脱しない限り以下の実施
例に限定されるものではない。 (実施例1)下記重合体を表1に示す量でポリエチレン
(1)(日本石油化学製 商品名:レクスロンW200
0、MFR=1.0g/min、密度:0.920g/
cc)に配合した後、50mmφの押出機を用い樹脂温度
200℃で溶融混練し、ペレタイズした。さらに180
℃で押出成形して2mmのシート試料を作成し、下記の
試験方法により電気特性を試験した。試験結果を表1に
示す。
明するが本発明はその要旨を逸脱しない限り以下の実施
例に限定されるものではない。 (実施例1)下記重合体を表1に示す量でポリエチレン
(1)(日本石油化学製 商品名:レクスロンW200
0、MFR=1.0g/min、密度:0.920g/
cc)に配合した後、50mmφの押出機を用い樹脂温度
200℃で溶融混練し、ペレタイズした。さらに180
℃で押出成形して2mmのシート試料を作成し、下記の
試験方法により電気特性を試験した。試験結果を表1に
示す。
【0027】(実施例2〜5)実施例1と同様にして下
記重合体を表1に示す量でポリエチレン(1)に配合し
て2mmのシート試料を作成し、電気特性を試験した。
試験結果を合わせて表1に示す。
記重合体を表1に示す量でポリエチレン(1)に配合し
て2mmのシート試料を作成し、電気特性を試験した。
試験結果を合わせて表1に示す。
【0028】(実施例6)実施例1の配合の樹脂組成物
115gに対してジクミルパーオキサイド5gを配合し
て120℃のロールで練り込み、160℃のプレス成形
機で30分間熱架橋した2mmのシート試料を作成し、
電気特性を試験した。ゲル分率(試料を35〜20メッ
シュ以内に粉砕し、キシレンで120℃、10時間抽出
し、下記式により残率を求めたもの)は90重量%であ
った。 試験結果を合わせて表1に示す。
115gに対してジクミルパーオキサイド5gを配合し
て120℃のロールで練り込み、160℃のプレス成形
機で30分間熱架橋した2mmのシート試料を作成し、
電気特性を試験した。ゲル分率(試料を35〜20メッ
シュ以内に粉砕し、キシレンで120℃、10時間抽出
し、下記式により残率を求めたもの)は90重量%であ
った。 試験結果を合わせて表1に示す。
【0029】(実施例7)実施例3の配合の樹脂組成物
101.5gに対してジクミルパーオキサイド5gを配
合して実施例6と同様にして熱架橋した2mmのシート
試料を作成し、電気特性を試験した。ゲル分率は91重
量%であった。試験結果を合わせて表1に示す。
101.5gに対してジクミルパーオキサイド5gを配
合して実施例6と同様にして熱架橋した2mmのシート
試料を作成し、電気特性を試験した。ゲル分率は91重
量%であった。試験結果を合わせて表1に示す。
【0030】(実施例8)ポリエチレン(1)にアクリ
ル酸およびジクミルパーオキサイドを配合したのち、5
0mmφの押出機を用い樹脂温度200℃で溶融混練し、
ペレタイズしてアクリル酸変性ポリエチレンを調製し
た。実施例1と同様にして下記重合体を表1に示す量で
アクリル酸変性ポリエチレンに配合して2mmのシート
試料を作成し、電気特性を試験した。試験結果を合わせ
て表1に示す。
ル酸およびジクミルパーオキサイドを配合したのち、5
0mmφの押出機を用い樹脂温度200℃で溶融混練し、
ペレタイズしてアクリル酸変性ポリエチレンを調製し
た。実施例1と同様にして下記重合体を表1に示す量で
アクリル酸変性ポリエチレンに配合して2mmのシート
試料を作成し、電気特性を試験した。試験結果を合わせ
て表1に示す。
【0031】(比較例1〜4)実施例1と同様にして下
記重合体を表1に示す量でポリエチレン(1)に配合し
て(a)成分あるいは(b)成分の含量が本発明の範囲
外の樹脂組成物の2mmのシート試料を作成し、電気特
性を試験した。試験結果を合わせて表1に示す。
記重合体を表1に示す量でポリエチレン(1)に配合し
て(a)成分あるいは(b)成分の含量が本発明の範囲
外の樹脂組成物の2mmのシート試料を作成し、電気特
性を試験した。試験結果を合わせて表1に示す。
【0032】(比較例5)ポリエチレン(1)単味の2
mmのシート試料を実施例1と同様にして作成し、電気
特性を試験した。試験結果を合わせて表1に示す。
mmのシート試料を実施例1と同様にして作成し、電気
特性を試験した。試験結果を合わせて表1に示す。
【0033】(比較例6)ポリエチレン(1)100g
に対してジクミルパーオキサイド5gを配合して実施例
6と同様にして熱架橋した2mmのシート試料を作成
し、電気特性を試験した。ゲル分率は91重量%であっ
た。試験結果を合わせて表1に示す。
に対してジクミルパーオキサイド5gを配合して実施例
6と同様にして熱架橋した2mmのシート試料を作成
し、電気特性を試験した。ゲル分率は91重量%であっ
た。試験結果を合わせて表1に示す。
【0034】(比較例7)比較例3の配合の樹脂組成物
105.5gに対してジクミルパーオキサイド5gを配
合して実施例6と同様にして熱架橋した2mmのシート
試料を作成し、電気特性を試験した。ゲル分率は91重
量%であった。試験結果を合わせて表1に示す。
105.5gに対してジクミルパーオキサイド5gを配
合して実施例6と同様にして熱架橋した2mmのシート
試料を作成し、電気特性を試験した。ゲル分率は91重
量%であった。試験結果を合わせて表1に示す。
【0035】(実施例9〜10)実施例1と同様にして
下記重合体を表1に示す量でポリエチレン(2)(日本
石油化学製 商品名:リニレックスAF3280 MF
R=1.0g/10min、密度:0.921g/c
c)に配合して2mmのシート試料を作成し、電気特性
を試験した。試験結果を表2に示す。
下記重合体を表1に示す量でポリエチレン(2)(日本
石油化学製 商品名:リニレックスAF3280 MF
R=1.0g/10min、密度:0.921g/c
c)に配合して2mmのシート試料を作成し、電気特性
を試験した。試験結果を表2に示す。
【0036】(実施例11)実施例9の配合の樹脂組成
物115gに対してジクミルパーオキサイド5gを配合
して実施例6と同様にして熱架橋した2mmのシート試
料を作成し、電気特性を試験した。ゲル分率は90重量
%であった。試験結果を合わせて表2に示す。
物115gに対してジクミルパーオキサイド5gを配合
して実施例6と同様にして熱架橋した2mmのシート試
料を作成し、電気特性を試験した。ゲル分率は90重量
%であった。試験結果を合わせて表2に示す。
【0037】(比較例8)ポリエチレン(2)単味の2
mmのシート試料を実施例1と同様にして作成し、電気
特性を試験した。試験結果を合わせて表2に示す。
mmのシート試料を実施例1と同様にして作成し、電気
特性を試験した。試験結果を合わせて表2に示す。
【0038】(比較例9)ポリエチレン(2)100g
に対してジクミルパーオキサイド5gを配合して実施例
6と同様にして熱架橋した2mmのシート試料を作成
し、電気特性を試験した。ゲル分率は91重量%であっ
た。試験結果を合わせて表2に示す。
に対してジクミルパーオキサイド5gを配合して実施例
6と同様にして熱架橋した2mmのシート試料を作成
し、電気特性を試験した。ゲル分率は91重量%であっ
た。試験結果を合わせて表2に示す。
【0039】(実施例12)スチレンと無水マレイン酸
を用いて変性した下記ポリプロピレン系共重合体を用
いて実施例1と同様にして2mmのシート試料を作成
し、電気特性を試験した。試験結果を合わせて表2に示
す。
を用いて変性した下記ポリプロピレン系共重合体を用
いて実施例1と同様にして2mmのシート試料を作成
し、電気特性を試験した。試験結果を合わせて表2に示
す。
【0040】(実施例13)スチレンと無水マレイン酸
を用いて変性した下記ポリプロピレン系共重合体を表
1に示す量でポリプロピレン(3)(日本石油化学製
商品名:日石ポリプロF120K、MFR=1.5g/
min、密度:0.905g/cc)に配合して2mm
のシート試料を作成し、電気特性を試験した。試験結果
を表2に合わせて示す。
を用いて変性した下記ポリプロピレン系共重合体を表
1に示す量でポリプロピレン(3)(日本石油化学製
商品名:日石ポリプロF120K、MFR=1.5g/
min、密度:0.905g/cc)に配合して2mm
のシート試料を作成し、電気特性を試験した。試験結果
を表2に合わせて示す。
【0041】(比較例10)ポリプロピレン(3)単味
の2mmのシート試料を実施例1と同様にして作成し、
電気特性を試験した。試験結果を合わせて表2に示す。
の2mmのシート試料を実施例1と同様にして作成し、
電気特性を試験した。試験結果を合わせて表2に示す。
【0042】(実施例14)実施例3の重合体の代わ
りにジビニルベンゼン[芳香族環を含有する単量体
(a)]を表3に示す量で用い、ポリエチレン(1)
に重合体およびジビニルベンゼンを配合したのち、
樹脂組成物101.5gに対してジクミルパーオキサイ
ド3gを配合して実施例6と同様にして熱架橋した2m
mのシート試料を作成し、電気特性を試験した。ゲル分
率は92重量%であった。試験結果を合わせて表3に示
す。
りにジビニルベンゼン[芳香族環を含有する単量体
(a)]を表3に示す量で用い、ポリエチレン(1)
に重合体およびジビニルベンゼンを配合したのち、
樹脂組成物101.5gに対してジクミルパーオキサイ
ド3gを配合して実施例6と同様にして熱架橋した2m
mのシート試料を作成し、電気特性を試験した。ゲル分
率は92重量%であった。試験結果を合わせて表3に示
す。
【0043】(実施例15)実施例10の重合体の代
わりにジビニルベンゼンを表3に示す量で用い、ポリ
エチレン(2)に重合体およびジビニルベンゼンを
配合したのち、樹脂組成物101.5gに対してジクミ
ルパーオキサイド3gを配合して実施例6と同様にして
熱架橋した2mmのシート試料を作成し、電気特性を試
験した。ゲル分率は92重量%であった。試験結果を合
わせて表3に示す。
わりにジビニルベンゼンを表3に示す量で用い、ポリ
エチレン(2)に重合体およびジビニルベンゼンを
配合したのち、樹脂組成物101.5gに対してジクミ
ルパーオキサイド3gを配合して実施例6と同様にして
熱架橋した2mmのシート試料を作成し、電気特性を試
験した。ゲル分率は92重量%であった。試験結果を合
わせて表3に示す。
【0044】(実施例16)ジビニルベンゼンの量を
0.4重量部、ジクミルパーオキサイドの量を2gとし
た以外は実施例14と同様にして、電気特性を試験し
た。ゲル分率は93重量%であった。試験結果を合わせ
て表3に示す。
0.4重量部、ジクミルパーオキサイドの量を2gとし
た以外は実施例14と同様にして、電気特性を試験し
た。ゲル分率は93重量%であった。試験結果を合わせ
て表3に示す。
【0045】(実施例17)ジビニルベンゼンの量を
0.4重量部、ジクミルパーオキサイドの量を2gとし
た以外は実施例15と同様にして、電気特性を試験し
た。ゲル分率は93重量%であった。試験結果を合わせ
て表3に示す。
0.4重量部、ジクミルパーオキサイドの量を2gとし
た以外は実施例15と同様にして、電気特性を試験し
た。ゲル分率は93重量%であった。試験結果を合わせ
て表3に示す。
【0046】(比較例11)ジビニルベンゼンの量を
10重量部、ジクミルパーオキサイドの量を5gとした
以外は実施例14と同様にして試験した。成形不能とな
り試料を作成することができなかった。試験結果を合わ
せて表3に示す。
10重量部、ジクミルパーオキサイドの量を5gとした
以外は実施例14と同様にして試験した。成形不能とな
り試料を作成することができなかった。試験結果を合わ
せて表3に示す。
【0047】(試験方法) 電気特性:破壊電圧、体積固有抵抗を測定した。測定は
以下の条件で行った。 印加電圧:3300V 有効電極面積:19.6cm2 測定機:振動容量型絶縁計(アドバンテスト型TR84
11) 測定値:電圧印加後10分値、異なる4点測定後平均 測定環境:オーブン内窒素雰囲気下
以下の条件で行った。 印加電圧:3300V 有効電極面積:19.6cm2 測定機:振動容量型絶縁計(アドバンテスト型TR84
11) 測定値:電圧印加後10分値、異なる4点測定後平均 測定環境:オーブン内窒素雰囲気下
【0048】重合体およびモノマー 無水マレイン酸変性エチレン−スチレン共重合体 高圧ラジカル重合法により製造したエチレン−スチレン
共重合体にジクミルパーオキサイドを使用し無水マレイ
ン酸を反応させた。赤外分光分析で調べた結果重合体1
g中、スチレン0.03616g、(3.48×10-4
mol)、無水マレイン酸2.00×10-3g(2.0
4×10-5mol)であった。 エチレン−スチレン−無水マレイン酸ランダム共重
合体 オートクレーブ中にエチレンモノマー、スチレンモノマ
ー、無水マレイン酸を導入し、チタン系触媒を使用し重
合させた。赤外分光分析で調べた結果重合体1g中、ス
チレン0.121g(1.16×10-3mol)、無水
マレイン酸0.107g(1.09×10-3mol)で
あった。 エチレン−スチレンランダム共重合体 高圧ラジカル重合法により製造した。赤外分光分析で調
べた結果重合体1g中、スチレン0.164g(1.5
8×10-3mol)であった。 エチレン−無水マレイン酸ランダム共重合体 オートクレーブ中にエチレンモノマー、無水マレイン酸
を導入し、チタン系触媒を使用し重合させた。赤外分光
分析で調べた結果重合体1g中、0.155g(1.5
8×10-3mol)であった。 ポリプロピレン系共重合体 ポリプロピレン(日本石油化学製 商品名:日石ポリプ
ロE120G2、MFR=1.2g/min、密度:
0.905g/cc)にスチレン、無水マレイン酸をラ
ジカル発生剤で反応させた。赤外分光分析で調べた結果
重合体1g中、スチレン4.03×10-3g(3.86
×10-5mol)、無水マレイン酸1.90×10-3g
(1.94×10-5mol)であった。 ジビニルベンゼン
共重合体にジクミルパーオキサイドを使用し無水マレイ
ン酸を反応させた。赤外分光分析で調べた結果重合体1
g中、スチレン0.03616g、(3.48×10-4
mol)、無水マレイン酸2.00×10-3g(2.0
4×10-5mol)であった。 エチレン−スチレン−無水マレイン酸ランダム共重
合体 オートクレーブ中にエチレンモノマー、スチレンモノマ
ー、無水マレイン酸を導入し、チタン系触媒を使用し重
合させた。赤外分光分析で調べた結果重合体1g中、ス
チレン0.121g(1.16×10-3mol)、無水
マレイン酸0.107g(1.09×10-3mol)で
あった。 エチレン−スチレンランダム共重合体 高圧ラジカル重合法により製造した。赤外分光分析で調
べた結果重合体1g中、スチレン0.164g(1.5
8×10-3mol)であった。 エチレン−無水マレイン酸ランダム共重合体 オートクレーブ中にエチレンモノマー、無水マレイン酸
を導入し、チタン系触媒を使用し重合させた。赤外分光
分析で調べた結果重合体1g中、0.155g(1.5
8×10-3mol)であった。 ポリプロピレン系共重合体 ポリプロピレン(日本石油化学製 商品名:日石ポリプ
ロE120G2、MFR=1.2g/min、密度:
0.905g/cc)にスチレン、無水マレイン酸をラ
ジカル発生剤で反応させた。赤外分光分析で調べた結果
重合体1g中、スチレン4.03×10-3g(3.86
×10-5mol)、無水マレイン酸1.90×10-3g
(1.94×10-5mol)であった。 ジビニルベンゼン
【0049】
【表1】
【0050】
【表2】
【0051】
【表3】
【0052】表1、表2および表3から本発明の電気絶
縁用樹脂組成物は高い絶縁破壊強度と高い体積固有抵抗
を有しているが、(a)成分あるいは(b)成分の含量
が本発明の範囲外である比較例の樹脂組成物はこれらの
電気特性が劣っていることが判る。また、表3から、架
橋助剤であるジビニルベンゼン[芳香族環を含有する単
量体(a)]をジクミルパーオキサイドと共に用いて
架橋した本発明の電気絶縁用樹脂組成物は、対応する樹
脂組成の架橋助剤を使用しない本発明の電気絶縁用樹脂
組成物と同等ないし優れる絶縁破壊強度と体積固有抵抗
を有していることが判る。
縁用樹脂組成物は高い絶縁破壊強度と高い体積固有抵抗
を有しているが、(a)成分あるいは(b)成分の含量
が本発明の範囲外である比較例の樹脂組成物はこれらの
電気特性が劣っていることが判る。また、表3から、架
橋助剤であるジビニルベンゼン[芳香族環を含有する単
量体(a)]をジクミルパーオキサイドと共に用いて
架橋した本発明の電気絶縁用樹脂組成物は、対応する樹
脂組成の架橋助剤を使用しない本発明の電気絶縁用樹脂
組成物と同等ないし優れる絶縁破壊強度と体積固有抵抗
を有していることが判る。
【0053】
【発明の効果】本発明の電気絶縁用樹脂組成物は高い絶
縁破壊強度と高い体積固有抵抗をともに有しており、か
つ熱可塑性樹脂であるため各種の電気用品、輸送機器、
電線、プラント、工場等で絶縁材用として幅広く使用す
ることが可能であるので産業上の利用価値が高い。
縁破壊強度と高い体積固有抵抗をともに有しており、か
つ熱可塑性樹脂であるため各種の電気用品、輸送機器、
電線、プラント、工場等で絶縁材用として幅広く使用す
ることが可能であるので産業上の利用価値が高い。
Claims (3)
- 【請求項1】(a)芳香族環を含有する単量体単位、お
よび(b)カルボキシル基および/またはカルボキシル
基誘導体を含有する単量体単位を含むオレフィン系重合
体の樹脂組成物であって、(a)成分の含量が樹脂組成
物1g中2×10-6〜10-4mol、(b)成分の含量
が樹脂組成物1g中2×10-7〜10-4molであるこ
とを特徴とする電気絶縁用樹脂組成物。 - 【請求項2】 前記オレフィン系重合体が(a)成分、
(b)成分およびオレフィンとの共重合体である請求項
1記載の電気絶縁用樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記(b)成分がカルボン酸無水物であ
る請求項1または請求項2記載の電気絶縁用樹脂組成
物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6076380A JPH07149959A (ja) | 1993-10-07 | 1994-03-24 | 電気絶縁用樹脂組成物 |
NO19951116A NO314475B1 (no) | 1994-03-24 | 1995-03-23 | Elektrisk isolerende polymermateriale og anvendelse derav |
EP19950104416 EP0674325B1 (en) | 1994-03-24 | 1995-03-24 | Electrically insulating polymer composition and wire or cable using the same |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5-274776 | 1993-10-07 | ||
JP27477693 | 1993-10-07 | ||
JP6076380A JPH07149959A (ja) | 1993-10-07 | 1994-03-24 | 電気絶縁用樹脂組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07149959A true JPH07149959A (ja) | 1995-06-13 |
Family
ID=26417522
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6076380A Pending JPH07149959A (ja) | 1993-10-07 | 1994-03-24 | 電気絶縁用樹脂組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07149959A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022180939A1 (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | 住友電気工業株式会社 | 樹脂組成物、電力ケーブル、および電力ケーブルの製造方法 |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP6076380A patent/JPH07149959A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022180939A1 (ja) * | 2021-02-25 | 2022-09-01 | 住友電気工業株式会社 | 樹脂組成物、電力ケーブル、および電力ケーブルの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10308794B2 (en) | Copolymer composition for semiconductive cable layer | |
AU2008360331B2 (en) | Flame-retardant electrical cable | |
US8513525B2 (en) | Strippable semiconductive composition comprising low melt temperature polyolefin | |
US9852826B2 (en) | Cable with semiconductive layer made of polypropylene composition and improved long term thermal stability | |
EP2215162A1 (en) | Silane-functionalised polyolefin compositions, products thereof and preparation processes thereof for wire and cable applications | |
EP1283527B1 (en) | Electrically insulating resin composition and electric wire or cable both coated therewith | |
US20030207979A1 (en) | Wear resistant, flame-retardant composition and electric cable covered with said composition | |
CN101149994A (zh) | 抗水树电缆绝缘材料 | |
JP2000053815A (ja) | 電気絶縁樹脂組成物およびそれを用いた電線・ケーブル | |
NO314475B1 (no) | Elektrisk isolerende polymermateriale og anvendelse derav | |
WO2009056407A1 (en) | Silane-functionalised polyolefin compositions, products thereof and preparation processes thereof for wire and cable applications | |
JPH07149959A (ja) | 電気絶縁用樹脂組成物 | |
JP7433296B2 (ja) | トリオルガノホスフィンを含有するエチレン系ポリマー組成物 | |
JPH05298927A (ja) | エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブル | |
JP7426379B2 (ja) | ホスフィンオキシドを含有するエチレン系ポリマー組成物 | |
JP3424050B2 (ja) | 直流ケーブル用絶縁樹脂組成物およびそれを絶縁層とした直流ケーブル | |
JPH06349336A (ja) | 電気絶縁用樹脂組成物 | |
JPH07153315A (ja) | 高性能絶縁用樹脂組成物およびそれを用いてなる電力ケーブル | |
JPH10265583A (ja) | 架橋成形物及び電線・ケーブル | |
JP3250597B2 (ja) | 電気絶縁性樹脂組成物およびそれを用いた電線・ケーブル | |
JP3195025B2 (ja) | エチレン重合体組成物からなる高絶縁体及びこれを用いた電力ケーブル | |
JPH05298928A (ja) | エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブル | |
KR20220029670A (ko) | 트리오르가노아미노포스핀을 함유하는 에틸렌계 중합체 조성물 | |
JPH05298925A (ja) | エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブル | |
JPH05298926A (ja) | エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブル |