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JPH07149782A - メタロセンの製造 - Google Patents

メタロセンの製造

Info

Publication number
JPH07149782A
JPH07149782A JP6208254A JP20825494A JPH07149782A JP H07149782 A JPH07149782 A JP H07149782A JP 6208254 A JP6208254 A JP 6208254A JP 20825494 A JP20825494 A JP 20825494A JP H07149782 A JPH07149782 A JP H07149782A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metallocene
metal
cyclopentadienyl
ticl
oxidation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6208254A
Other languages
English (en)
Inventor
Jamie R Strickler
ジヤミー・レイ・ストリツクラー
John M Power
ジヨン・メアリー・パワー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Albemarle Corp
Original Assignee
Albemarle Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Albemarle Corp filed Critical Albemarle Corp
Publication of JPH07149782A publication Critical patent/JPH07149782A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F17/00Metallocenes

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 元素の周期表の4ないし10族の金属、ラン
タニド系列またはアクチニド系列の金属よりなるグルー
プから選択した金属の化合物をシクロペンタジエニル含
有配位子のハロゲン化マグネシウム塩と、有機ハロゲン
化物酸化剤の存在下に反応させて、同時に金属の酸化状
態を上昇させながらメタロセンを形成させる段階を含
む、オレフィン重合触媒として有用なメタロセンの製造
方法。 【効果】 本件方法に従えば不純物の生成が回避され、
高収率で、高純度の錯体が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、一般的にはオレフィン重合触媒
として有用なメタロセンの製造に、より特定的にはシク
ロペンタジエニル配位子塩をある種の遷移金属、ランタ
ニド金属またはアクチニド金属の化合物で、同時に有機
ハロゲン化物で上記の金属の酸化状態を上昇させながら
金属化することによるメタロセンの製造方法に関するも
のである。
【0002】当該技術で公知であるように、メタロセン
は、式中のMが金属であり、nがMの原子価に応じて1
ないし6の整数であり、Xが独立に30個以内の非水素
原子を有するアニオン性配位基または中性のルイス塩基
配位基、たとえばヒドリド、ハロ、アルキル、アリー
ル、シリル、ゲルミル、アリールオキシ、アルコキシ、
アミドおよびシロキシである式MXnの金属化合物をシ
クロペンタジエニル配位子のアルカリ金属またはハロゲ
ン化マグネシウム塩とエーテル溶媒中で反応させて製造
することができる。複数の酸化状態を有する金属におい
ては、明確な反応が得られるために、遷移金属の原子価
はその最終的な錯体中の所望の原子価より一つ小さいも
のであるように選択することができる。たとえば、Ti
Cl3で出発し、ついで酸化剤を用いて錯体を酸化する
方法が、TiCl4で出発するより良好であることが見
いだされている。TiCl4を使用すれば、配位子塩に
よる還元でTiCl3の沈澱が生成する結果となる可能
性がある。
【0003】金属の酸化状態を上昇させるための、穏や
かな無機酸化剤を用いる三価の遷移金属のメタロセンの
酸化は、たとえばルネストラ(Lunestra)らに
より開示されており、彼らはPbCl2の使用を開示し
ている(有機化学雑誌通信J.Org.Chem.C
ommun.),1990,1470−1471ペー
ジ)。また、EP特許416,815には、この目的に
AgClを使用してTi(III)錯体からTi(I
V)錯体を形成させる方法が開示されている。しかし、
これらの酸化剤は重金属の副生成物を生産し、これが廃
棄の問題を提起し、還元された金属と生成物との共沈澱
に起因して生成物を汚染する。他方、酸化剤としての水
性HClの使用はメタロセン生成物の分解を生ずる結果
となり得る。ヨーロッパ特許出願514,828は三価
メタロセンを形成させ、続いて有機ハロゲン化物を用い
てこのメタロセンを酸化することによる四価メタロセン
の形成を開示している。本件発明者らは、金属錯体の形
成とこれに続く酸化との方法が、酸化剤による処理に先
立つ好ましい溶媒による金属の部分酸化に起因する、あ
る種のアルコキシド不純物の生成という欠点を有するこ
とを見いだした。この不純物はメタロセン生成物から容
易には分離することができず、この種の不純物が少量で
も存在すれば、その触媒特性にとって決定的なものであ
り得る。
【0004】本件発明者らは、この種の不純物の生成が
遷移金属のハロゲン化アルキル酸化の実施により回避す
ることができ、同時に金属−配位子錯体が形成されるこ
とをここに見いだした。したがって、メタロセンは1段
階で、高収率、かつ改良された純度で製造することがで
きる。
【0005】本発明に従えば、その金属が少なくとも2
種の酸化状態を有し、元素の周期表の4ないし10族の
金属、ならびにランタニド系列およびアクチニド系列の
金属よりなるグループから選択したものである金属化合
物をシクロペンタジエニル含有配位子のハロゲン化マグ
ネシウム塩と、有機ハロゲン化物の存在下に反応させ
て、同時に上記の金属の酸化状態を上昇させながらメタ
ロセンを形成させる段階を含むメタロセンの製造方法が
提供される。
【0006】少なくとも1個のシクロペンタジエニルま
たは置換シクロペンタジエニル含有配位子を含有する金
属配位錯体である、2種以上の酸化状態を有する元素の
周期表の4ないし10族、ランタニド系列、およびアク
チニド系列の金属、たとえばCr、Fe、Ce、および
U、特に周期表に関する新しいIUPAC表記の4族お
よび5族の遷移金属、たとえばTi、V、およびNbの
メタロセンは公知物質である。この種のメタロセンは、
活性化された場合にはオレフィン重合触媒として有用で
ある。
【0007】本発明記載の方法により製造され得るメタ
ロセンの非限定的な例は、1992年11月25日付で
刊行されたヨーロッパ特許出願514,828、ならび
に米国特許第5,200,537および4,808,5
61号に記載されており、その開示は本件明細書中に引
用文献として組み込まれている。特定の化合物には、二
塩化ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)チタニ
ウム、二塩化ビス(インデニル)チタニウム、二塩化ビ
ス(メチルシクロペンタジエニル)チタニウム、ラセミ
体およびメソ体のジメチルシラニル架橋二塩化ビス(メ
チルシクロペンタジエニル)チタニウム、二塩化ビス
(シクロペンタジエニル)チタニウム、塩化ビス(エチ
ルシクロペンタジエニル)メチルバナジウム、臭化ビス
(β−フェニルプロピルシクロペンタジエニル)メチル
チタニウム、臭化ビス(メチルシクロペンタジエニル)
メチルチタニウム、ラセミ体ジメチルシラニル架橋二塩
化ビス(インデニル)セリウム、ラセミ体エチレン架橋
二塩化ビス(インデニル)チタニウム、三塩化(η5
インデニル)クロミウム、三塩化(η5−C5Me5)チ
タニウム、二塩化ビス(1,3−ジ(トリメチルシリ
ル)シクロペンタジエニル)トリウム、一塩化ビス
(1,3−ジ(トリメチルシリル)シクロペンタジエニ
ル)ウラニウム、二塩化ビス(1,3−ジ(トリメチル
シリル)シクロペンタジエニル)ウラニウム、二塩化ビ
ス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)トリウム、二
塩化ビス(ペンタメチルシクロペンタジエニル)ウラニ
ウム、二塩化(第3ブチルアミド)ジメチル(テトラメ
チル−η5−シクロペンタジエニル)シランチタニウ
ム、二塩化(第3ブチルアミド)ジメチル(テトラメチ
ル−η5−シクロペンタジエニル)シランクロミウム、
二塩化(第3ブチルアミド)ジメチル(η5−シクロペ
ンタジエニル)シランチタニウム、臭化(第3ブチルア
ミド)ジメチル(テトラメチル−η5−シクロペンタジ
エニル)シランメチルチタニウム、二塩化(第3ブチル
アミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジエニ
ル)−1,2−エタンジイルウラニウム、二塩化(第3
ブチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタジ
エニル)−1,2−エタンジイルチタニウム、二塩化
(メチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタ
ジエニル)−1,2−エタンジイルセリウム、二塩化
(メチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタ
ジエニル)−1,2−エタンジイルチタニウム、二塩化
(エチルアミド)(テトラメチル−η5−シクロペンタ
ジエニル)−メチレンチタニウム、塩化(第3ブチルア
ミド)ジベンジル(テトラメチル−η5−シクロペンタ
ジエニル)シランベンジルバナジウム、二塩化(ベンジ
ルアミド)ジメチル(インデニル)シランチタニウム、
および塩化(フェニルホスフィド)−ジメチル(テトラ
メチル−η5−シクロペンタジエニル)シランベンジル
チタニウムが含まれる。
【0008】本発明記載の方法に従えば、式中のMが金
属であり、nがMの原子価に応じて1ないし6の整数で
あり、Xが独立に30個以内の非水素原子を有するアニ
オン性配位基または中性のルイス塩基配位基、たとえば
ヒドリド、ハロ、アルキル、アリール、シリル、ゲルミ
ル、アリールオキシ、アルコキシ、アミドおよびシロキ
シである式MXnの遷移金属化合物をシクロペンタジエ
ニル配位子のハロゲン化マグネシウム塩と、エーテル溶
媒中で反応させることにより、メタロセンが製造され
る。好ましい金属化合物は、そのエーテル錯体の形状の
金属ハロゲン化物、たとえばTiCl3(THF)3であ
る。好ましくは、これらの反応剤はほぼ等モル部で、よ
り安価な反応剤である上記の金属化合物に対して50%
以内のモル過剰で使用し、遷移金属の原子価は最終的な
錯体でのその望ましい原子価より一つ小さいものである
ように選択する。
【0009】配位子のハロゲン化マグネシウム塩(グリ
ニャール試薬)は、配位子錯体と有機ハロゲン化物酸化
剤との間の副反応を避けるために使用される。本件発明
者らは、配位子のアルカリ金属塩が有機ハロゲン化物酸
化剤と反応するために本発明記載の方法には使用し得な
いことを見いだした。
【0010】本発明記載の酸化には多くの有機ハロゲン
化物を使用することができる。例には塩化メチル、塩化
メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,1,1−ト
リクロロエタン、テトラクロロエチレン、1−クロロプ
ロパン、1−クロロデカン、塩化ベンジル、クロロベン
ゼンが、また、適当な溶媒に溶解させたポリ塩化ビニル
の溶液も含まれる。所望ならば、対応する臭化物または
ヨウ化物を含有する有機ハロゲン化物も使用することが
できる。好ましい有機ハロゲン化物は、1ないし10個
の塩素原子を有する塩化C1-12アルキルである。特に好
ましい有機ハロゲン化物は、塩化メチル、塩化メチレン
およびクロロホルムである。
【0011】本件酸化に使用する有機ハロゲン化物の量
は、適当なものとしては、酸化すべき金属化合物の1モ
ルあたりのハロゲン含有量を基準にして少なくとも1当
量である。大過剰の有機ハロゲン化物も障害なく使用す
ることができ、過剰の有機ハロゲン化物は反応溶媒とし
て作用する。有機ハロゲン化物の好ましい比率(ハロゲ
ン含有量を基準にした当量数:金属化合物のモル数)は
1:1ないし10,000:1、好ましくは1:1ない
し100:1、最も好ましくは1:1ないし2:1であ
る。
【0012】本件反応は好ましくは不活性溶媒中で実施
して、生成物と塩副生成物との分離を容易にする。本件
反応における使用に好ましい溶媒はエーテル類、たとえ
ばジエチルエーテル、1,2−ジメトキシエタン等であ
り、最も好ましくはテトラヒドロフランである。この溶
媒にはまた炭化水素溶媒、たとえばヘキサン、シクロヘ
キサン、ヘプタン、ペンタン、シクロオクタン、トルエ
ン、ベンゼン等も含まれ得る。ほぼ−20℃ないし50
℃の反応温度が好ましく、0℃ないし25℃が最も好ま
しい。本件反応は、便宜には金属塩、有機ハロゲン化物
および溶媒を反応器内に入れ、ついで、シクロペンタジ
エニル配位子を反応混合物に撹拌しながら徐々に添加し
て実施する。
【0013】以下の実施例により本発明をさらに説明す
るが、これに限定することを意図したものではない。
【0014】
【実施例】実施例1 0℃における[(Me45)SiMe2N−t−Bu]
TiCl2の製造 100mlのシュレンク(Schlenk)フラスコに
1.51gのTiCl3(THF)3(4.07ミリモ
ル)、20mlのテトラヒドロフラン、および0.37
gの塩化メチレン(4.4ミリモル)を入れた。この青
いスラリーを氷水浴中で0℃に冷却し、1.80gの
[(Me45)SiMe2N−t−Bu]Mg2Cl
2(THF)(4.08ミリモル)を20mlのテトラ
ヒドロフランに溶解させた溶液を18分かけて滴々添加
した。添加が完了したのち、反応物をさらに40分冷却
状態に保ち、ついで室温に昇温させて一晩撹拌した。つ
いで、真空中で溶媒を除去した。約30mlのヘキサン
で30分間固体を抽出し、ついで、この固体を中程度の
フリットを通じて濾過して除去した。内部標準を添加
し、少量のコハク色の濾液を乾燥状態に近くなるまでス
トリッピングし、C66に再溶解させた。1HNMR
は、生成物の本質が純粋な[(Me45)SiMe2
−t−Bu]TiCl2であることを確認した。収率は
96%であった。
【0015】実施例2 環境温度における[(Me45)SiMe2N−t−B
u]TiCl2の製造 100mlフラスコに2.03gのTiCl3(TH
F)3(5.48ミリモル)、18mlのテトラヒドロ
フラン、および0.62gの塩化メチレン(7.3ミリ
モル)を入れた。2.39gの[(Me45)SiMe
2N−t−Bu]Mg2Cl2(THF)(5.42ミリ
モル)を20mlのテトラヒドロフランに溶解させた溶
液を、TiCl3の青いスラリーに14分かけて滴々添
加した。反応物は手で触れられるていどの温かさになっ
た。3時間後、溶媒を真空中で除去した。50mlのヘ
キサンで固体を抽出し、粗いフリットで濾過した。少量
の濾液を乾燥状態に近くなるまでストリッピングし、こ
の橙黄色の固体をC66に再溶解させた。1HNMR
は、生成物の本質がかなり純粋な(83%)[(Me4
5)SiMe2N−t−Bu]TiCl2であることを
確認した。
【0016】比較例1 中間体[(Me45)SiMe2N−t−Bu]TiC
lのTHF酸化 100mlのシュレンクフラスコに2.00gのTiC
3(THF)3(5.4ミリモル)と15mlのテトラ
ヒドロフランとを入れた。この青いスラリーを氷水浴中
で0℃に冷却し、2.40gの[(Me45)SiMe
2N−t−Bu]Mg2Cl2(THF)(5.44ミリ
モル)を20mlのテトラヒドロフランに溶解させた溶
液を17分かけて滴々添加した。添加が完了したのち
に、深い紫色の溶液が形成された。反応物を室温にまで
徐々に温めた。一晩撹拌したのちに、反応物は暗いコハ
ク色に変わった。真空中で溶媒を除去した。ヘプタンで
固体を抽出し、粗いフリットを通じて溶液が無色になる
まで濾過した。少量のコハク色の濾液を乾燥状態に近く
なるまでストリッピングし、C66に再溶解させた。1
HNMRスペクトルは、ほぼ25%の収率の[(Me4
5)SiMe2N−t−Bu]TiCl2、ならびに1
つの多量の、および若干の少量の未確認の不純物を示し
た。これらの反磁性の生成物は、明らかにTHF溶媒に
よるある程度の酸化が有機ハロゲン化物を添加すること
なしに生じていたことを示す。
【0017】比較例2 環境温度における[(Me45)SiMe2N−t−B
u]TiCl2の製造(酸化後) 100mlフラスコに2.01gのTiCl3(TH
F)3(5.42ミリモル)と18mlのテトラヒドロ
フランとを入れた。2.43gの[(Me45)SiM
2N−t−Bu]Mg2Cl2(THF)(5.51ミ
リモル)を20mlのテトラヒドロフランに溶解させた
溶液を、TiCl3(THF)3の青いスラリーに滴々添
加した。4時間撹拌したのちに、この赤紫色の溶液を
0.67g(5.61ミリモル)のクロロホルムで酸化
した。溶液は即座に黄褐色に変化した。一晩撹拌したの
ちに溶媒を真空中で除去した。少量の固体を重水素化ベ
ンゼンとともに擦り潰し、この溶液をNMR管に濾過注
入した。1HNMRは、純度60%の[(Me45)S
iMe2N−t−Bu]TiCl2を示した。
【0018】本発明の主なる特徴および態様は以下のと
おりである。
【0019】1.その金属が少なくとも2種の酸化状態
を有し、4ないし10族の金属、ランタニド金属および
アクチニド金属よりなるグループから選択したものであ
る金属化合物をシクロペンタジエニル含有配位子のハロ
ゲン化マグネシウム塩と、有機ハロゲン化物酸化剤の存
在下に反応させて、同時に上記の金属の酸化状態を上昇
させながらメタロセンを形成させる段階を含むメタロセ
ンの製造方法。
【0020】2.上記の金属化合物が、式中のMが金属
であり、nが1ないし6の整数であり、それぞれのXが
独立に30個以内の非水素原子を有するアニオン性配位
基または中性のルイス塩基配位基である式MXnを有す
るものであることを特徴とする1記載の方法。
【0021】3.上記の有機ハロゲン化物がC1-12の塩
化アルキルであることを特徴とする1記載の方法。
【0022】4.上記の反応をエーテルを含む溶媒中で
実施することを特徴とする1記載の方法。
【0023】5.上記の溶媒がジエチルエーテル、1,
2−ジメトキシエタンおよびテトラヒドロフランよりな
るグループから選択したものであることを特徴とする4
記載の方法。
【0024】6.上記のエーテルがテトラヒドロフラン
であり、上記の金属化合物がTiCl3(THF)3であ
り、上記の有機ハロゲン化物が塩化メチレンであること
を特徴とする5記載の方法。
【0025】7.上記の金属化合物がTi(III)化
合物であって、Ti(IV)含有メタロセンを製造する
ことを特徴とする1記載の方法。
【0026】8.上記のメタロセンが[(Me45)S
iMe2N−t−Bu]TiCl2であることを特徴とす
る7記載の方法。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 その金属が少なくとも2種の酸化状態を
    有し、4ないし10族の金属、ランタニド金属およびア
    クチニド金属よりなるグループから選択したものである
    金属化合物をシクロペンタジエニル含有配位子のハロゲ
    ン化マグネシウム塩と、有機ハロゲン化物酸化剤の存在
    下に反応させて、同時に上記の金属の酸化状態を上昇さ
    せながらメタロセンを形成させる段階を含むメタロセン
    の製造方法。
JP6208254A 1993-08-16 1994-08-10 メタロセンの製造 Withdrawn JPH07149782A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US106596 1979-12-26
US08/106,596 US5455333A (en) 1993-08-16 1993-08-16 Preparation of metallocenes

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07149782A true JPH07149782A (ja) 1995-06-13

Family

ID=22312263

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6208254A Withdrawn JPH07149782A (ja) 1993-08-16 1994-08-10 メタロセンの製造

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5455333A (ja)
EP (1) EP0639579B1 (ja)
JP (1) JPH07149782A (ja)
DE (1) DE69428846T2 (ja)

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Also Published As

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EP0639579B1 (en) 2001-10-31
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