JPH07149639A - (S)−(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジ ンアセトアミドを用いる不安の治療法 - Google Patents
(S)−(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジ ンアセトアミドを用いる不安の治療法Info
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- JPH07149639A JPH07149639A JP6228331A JP22833194A JPH07149639A JP H07149639 A JPH07149639 A JP H07149639A JP 6228331 A JP6228331 A JP 6228331A JP 22833194 A JP22833194 A JP 22833194A JP H07149639 A JPH07149639 A JP H07149639A
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Abstract
し、不安緩解用量と神経毒性用量との間に大きい余裕の
ある不安緩解薬を用いる不安の治療法を提供する。 【構成】 式: 【化1】 を有する、治療上有効な量の(S)−(−)−α−エチ
ル−2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミドを、治療
を必要とする患者へ、経口または非経口経路で投与す
る。
Description
エチル−2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミドを不
安の治療に使用する方法に関するものである。
系の低酸素型および虚血型攻撃の治療と予防に対し、保
護薬として左旋性(S)−α−エチル−2−オキソ−1
−ピロリジンアセトアミドを使用する方法が米国特許第
4,696,943号、第4,837,223号および
第4,943,639号明細書に開示されている。これ
ら3件の特許はすべて本発明の譲り受け人に譲渡され
た。この化合物はまたてんかんの治療にも有効である
が、てんかんはその右旋性鏡像体(R)−(+)−α−
エチル−2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミドが完
全に活性を欠くことが実証された適応症の一つである
〔A.J.GOWER等、Eur.J.Pharmac
ol.,222,(1992),193〜203〕。し
かし、左旋性(S)−α−エチル−2−オキソ−1−ピ
ロリジンアセトアミドを不安の治療に使用する方法の開
示は知られていない。
4,837,223号および4,943,639号明細
書には、また(S)−(−)−α−エチル−2−オキソ
−1−ピロリジンアセトアミドの製造法も記載されてい
る。これらの方法は対応するラセミ体の分割により得ら
れる出発反応物の合成を含む。英国特許第2,225,
322号明細書(これも本発明の譲り受け人に譲渡され
た)にこの化合物の製造法が記載されており、その方法
は出発原料として、所望の立体化学的配置を有する天然
産アミノ酸を使用するという利点を提供する。従って、
この方法は鏡像体の面倒は分離を回避する。
続中、本発明者等は、(S)−(−)−α−エチル−2
−オキソ−1−ピロリジンアセトアミドが、治療上多大
の関心をもたれる不安緩解性を有することをここに見出
した。
体、(R)−(+)−α−エチル−2−オキソ−1−ピ
ロリジンアセトアミド、に見出すことができなかった。
おける新規かつ有用な不安の治療法に関するものであ
り、本法は前記患者へ有効量の式、
−ピロリジンアセトアミドを投与することを包含する。
−1−ピロリジンアセトアミドの不安緩解活性は、例え
ば特に敏感な動物または加齢した動物を選ぶことによ
り、あるいは有害刺激を予想する実験条件を用いること
により、初期の情動状態が悪化した薬理学的状況におい
て特に顕著である。
の情動状態の強さとの間の関係は、この化合物の治療上
の応用を病的不安状態の治療に向けるのが良いことを示
唆する。この選択性は、本発明に従って用いられる化合
物をベンゾジアゼピン型の公知の不安緩解薬からはっき
り区別するものであり、不安に満ちた動物と健常な動物
とを区別せずに作用する他のこれら化合物群に勝る重要
な利点を提供する。後者の場合、その不安緩解活性は正
常な一般的行動の脱制止を伴なうので、健康な被実験者
で避けねばならない不十分な適応応答を誘発する。この
ような関係において、(S)−(−)−α−エチル−2
−オキソ−1−ピロリジンアセトアミドは、加齢した被
実験者におけるストレスにより生じた神経内分泌系由来
の障害により生じた病的不安状態から正常な状態への回
復と戻りを早めるが、これとは反対に、ベンゾジアゼピ
ン類はこの回復を助けない。健忘症や運動神経支配系の
障害、例えば運動失調、筋弛緩および鎮静、ならびに望
ましくない副作用がよく知られている〔J.H.WOO
DS等、Pharmacol.Rev.,39,(19
87),251〜419〕ベンゾジアゼピン類とは著し
く異なり、(S)−(−)−α−エチル−2−オキソ−
1−ピロリジンアセトアミドの治療用量は、記憶に対す
る有害な影響をほんの僅かでも生じないし、またぎこち
ない運動神経障害を起こさない。事実、動物における不
安緩解用量と神経毒性用量あるいは鎮静用量との間に安
全性の大きい余裕がある(A.J.GOWER等、上記
引用文中)。
2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミドは、ベンゾジ
アゼピン類の慢性投与中止により誘発された不安も軽減
する。
−(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジンア
セトアミドの使用が、不安状態、例えば一般的不安、パ
ニック、広場恐怖、社会恐怖、強迫神経症、急性外傷後
ストレスによる不安、切迫した危険感、トーヌス欠如、
恐れおよび緊張(これらは時には頻拍、呼吸困難、発
汗、ふるえ、優柔不断、および疲労といった生理学的症
状を伴う)の治療に特に適しているということである。
(International Statistica
l Classification of Disea
ses andRelated Health Pro
blems−第10改訂版、1巻、世界保健機構、ジュ
ネーブ、1992)。
療に有効な量で投与することを必要とする。本発明方法
に従い要求される用量は、不安を除去するために十分高
くすべきである。式Iの化合物を含む医薬品組成物を、
例えば経口的に、あるいは非経口的に、即ち静脈内、筋
肉内および皮下に、投与できる。
体または液体、例えば錠剤、丸剤、糖衣錠、ゼラチンカ
プセル、溶液、シロップなどの形をとることができる。
剤あるいは製薬上容認しうる無毒性担体、例えばデンプ
ンまたは乳糖、と混合することができる。これら医薬品
組成物は、また任意に結合剤、例えばミクロクリスタリ
ン セルロース、トラガカント ガムまたはゼラチン、
崩壊剤、例えばアルギン酸、滑沢剤、例えばステアリン
酸マグネシウム、滑剤、例えばコロイド状二酸化ケイ
素、甘味剤、例えばショ糖またはサッカリン、着色剤ま
たはフレーバ剤、例えばペパーミントまたはサリチル酸
メチル、を含むことができる。これら組成物はまた活性
物質を調節下に放出させる組成物も包含する。
この投与様式に対して知られる製薬形、例えば水性また
は油性の溶液または懸濁液であり、一般にアンプル、使
い捨て注射器、ガラスまたはプラスチック製のびん、あ
るいは点滴容器内に入れられている。
外に、任意に無菌希釈剤、例えば注射用の水、生理食塩
溶液、油、ポリエチレングリコール、グリセリン、プロ
ピレングリコール、または他の合成溶媒、抗菌剤、例え
ばベンジルアルコール、酸化防止剤、例えばアスコルビ
ン酸または重亜硫酸ナトリウム、キレート剤、例えばエ
チレンジアミン四酢酸、緩衝剤、例えば酢酸塩、クエン
酸塩またはリン酸塩、および浸透性調節剤、例えば塩化
ナトリウムまたはデキストロースも含むことができる。
来法に従って製造できる。
常に広い濃度範囲内で変えることができ、種々な因子に
より、例えば患者の性別、年齢、体重、および医学的健
康状態、ならびに投与法により左右される。従って、経
口投与用に企図された組成物中の活性化合物の量は、少
なくとも0.5重量%であり、組成物の重量に関して8
0重量%に達しうる。特に好ましい経口用組成物におけ
る投薬単位は、活性化合物の50mgから1000mg
である。
て、存在する活性化合物の量は少なくとも0.5重量%
であり、そして組成物の33重量%に達しうる。好まし
い非経口組成物における投薬単位は、活性化合物1mg
から200mgである。
囲の投薬単位の中で変えることができ、好ましくは5か
ら70mg/kgである。平均用量250mg、1日に
2回がヒトの不安除去に有効であることが分かった。し
かし、責任ある医師の裁量において、個人個人の必要に
より、個々の場合に対して特定の用量を適合させること
は理解されるはずである。上記投薬量は単に例示を与え
たのであって、本発明方法の実施の範囲を決して制限し
ない。
−1−ピロリジンアセトアミドを含む経口投与用組成物
の例として、4種の組成物を白ゼラチンカプセルおよび
不透明ゼラチンカプセルについて下に示すが、これに制
限されない。
−1−ピロリジンアセトアミドの不安の治療効力は、標
準試験法を用いて動物について実施された下記の薬理試
験におけるその活性により実証される。これらの試験法
は新しい化合物の不安緩解活性を実証するその能力につ
いて認識されているものである。
で存在しうる。動物について実行された行動の変化に基
づく種々な不安試験法が、種々な型の不安に敏感である
ことが容認されたのと同様に、不安障害の一様でない性
質は臨床的にも受け入れられている(S.E.FIL
E,“Animal models of anxie
ty”,“Biological Psychiatr
y”,2巻、G.Racagui等(編)、Excer
pta Medica,Amsterdam,(199
1),p.596−599)。
験が実際に不安緩解活性を検出できることを確かめるた
め、その活性を臨床試験によっても確認しなければなら
ない。ヒトにおける試験により、種々な型の不安の治療
に対する(S)−(−)−α−エチル−2−オキソ−1
−ピロリジンアセトアミドの治療活性を確認できた。
に対する動物の応答を測定する簡単な方法を提供する。
この反応は「探索行動」として知られ、動物の好奇心と
その自然の戦うか逃げるかの反応の両方に関するもの
で、精神興奮薬により影響される。とりわけこの方法は
ベンゾジアゼピン類の潜在的な不安緩解活性を予想する
のに有用であることが分かっている〔N.A.NOLA
NおよびM.W.PARKES,Psychophar
macologia(ベルリン)29,(1973),
277〜288〕。J.R.BOISSIERおよび
P.SIMON(Arch.Int.Pharmaco
dyn.147,(1964),372〜387)の方
法論を用いると、この試験は、規則的に間隔をおいて1
6個の孔をあけた四角な板の中央にマウスを置き、5分
の探索時間の間に、動物がその頭を孔の中に突っ込む回
数を数えることからなる。この試験には遺伝的に異なる
3株のマウスを使用する。即ち、NMRIマウスの正常
な株と情動的に感じ易い2株で、後者の一つは聴性発作
を起こし易く(ダイリュート ブラウンアグーチ−誘導
(DBA−誘導))また他は戦うか逃げるかの反応が恐
怖により遮断された株(C57ブラック マウス株)で
ある。
−1−ピロリジンアセトアミド(化合物I)、その右旋
性鏡像体(R)−(+)−α−エチル−2−オキソ−1
−ピロリジンアセトアミド(化合物II)、およびジア
ゼパムの活性をこれら3株について比較する。
内注射する(マウス1kg当り10ml)。対照群の動
物は担体だけ投与される。
び処置動物)示された用量で16頭の動物1群当り探索
した孔の数の平均を示す(X±SEM)(SEM:平均
値からの標準偏差)。この表はまた対照群の得点に対す
る得点変化パーセントも示す。
に基線レベル(対照試験)により異なり、正常なNMR
Iマウスに対しては他の2株に対するよりも基線レベル
がはるかに高いことを示す。探索された孔の数は、カフ
ェインおよびヨヒンビンといった不安発現薬の影響下で
相当に減少することが知られている(R.LISTE
R,Pharmacol.Ther.,46,(199
0),321〜340)。従って、健常でないDBA−
誘導株とC57ブラック マウス株の対照群に対して観
察された低いレベルは、これら2株においては固有の不
安のレベルが増加していることを正しく反映している。
(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジンアセ
トアミドは、DBA−誘導株およびC57ブラック マ
ウス株により得られる得点を相当に高めるが、ジアゼパ
ムとは異なり、化合物Iは正常なNMRI株に対して事
実上不安緩解効果をもたない。ジアゼパムはまた後者の
株に対しても非常に活性であり、得点増加はベンゾジア
ゼピン類に対し特異的な脱制止効果を非常によく反映し
ている。株の種類による化合物Iの不安緩解効果の依存
性および不健康な不安を示す株に対するこの効果の顕著
な選択性は、化合物Iが行動に及ぼす脱制止効果に関係
なく、増悪した情動状態の治療に特に有用であることを
示唆する。(R)−(+)−α−エチル−2−オキソ−
1−ピロリジンアセトアミド鏡像体(化合物II)はこ
れらの株に不活性である。
の時に嫌悪を起こす刺激を与えることによって、特異的
応答の抑制を誘発させるものである。この「四枚板」試
験は、実験動物で新化合物の潜在的不安緩解活性を評価
するために、最初J.R.BOISSIER等によりE
ur.J.Pharmacol.,4,(1968),
145〜151に記載された手軽な方法である。第一段
階において、マウスを見慣れぬ環境に置く。この環境は
感電させることのできる4枚の金属板によって覆われた
表面からなるもので、ある特別な時間中に動物が表面を
横切り、一つの板から他の板へと渡る回数を数える(罰
されない横断)。第二段階では、動物が表面を右へ横切
る度毎に足に電気ショックを与えて動物を罰する(罰さ
れる横断)。この電気ショックは動物に動けない反応を
起こす。罰を伴なう条件下では(罰される横断)、表面
上を横切って環境を探索する横断回数が激減する。他
方、前以て不安緩解薬で処置した動物においては、罰を
伴なう条件下での横断回数の減少が抑制される。
2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミド(化合物I)
およびクロルジアゼポキシドを、試験開始30分前に腹
腔内注射(マウス1kg当り10ml)により動物に投
与する。対照群の動物は担体だけ投与される。表II
は、示された用量で1分間にわたり、30頭のNMRI
マウス群に対し、罰される条件および罰されない条件で
行なった横断回数の平均(X±SEM)を示している。
化パーセントも示す。
も、罰される条件下での横断回数が罰されない条件下よ
り低いことを示す。
罰される条件下での横断回数を増加させるが、クロルジ
アゼポキシドは化合物Iとは異なり、正常な行動を脱制
止することにより罰されない条件下でも同じ効果を有す
る。
チル−2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミド(化合
物I)が強い不安を誘発する条件下でのみ不安緩解活性
を発揮し、正常な条件下では活性を示さないことから、
現存の薬剤より勝れた利点を提供する。
活性そのものの増加を起こす効果から区別することが可
能である。
ed plus−maze test) この試験は、新化合物の不安緩解活性を検出するために
広く使用される簡単かつ迅速な方法である。この試験法
は、侵害受容刺激、例えば電気ショック、を使用する大
抵の不安試験と異なり、もっぱら、二つの対立した傾
向、即ち新しい環境を探索したいという願望と開放され
た高い場所から逃げたいという願望、との間で衝突を起
こす自然の不安発現状況と直面した動物の自発的行動を
測ることに基づく。迷路の開放されたアームと閉鎖され
たアームの比較探索は動物の不安状態の反映であり、高
度の不安状態を示す動物においては開放アームの探索が
激減する(S.PELLOW等,J.Neurosc
i.Methods,14,(1985),149〜1
67)。
る回数とそこを探索するために費す時間を増加させるの
に対し、ベンゾジアゼピン類の場合には、この増加の一
部は用いた用量での薬物による常同症の誘発に帰せられ
る(U.FALTER等,Behav.Process
es,29,(1993),128〜129)。この試
験に用いた技術はS.PELLOW(上記引用文中)に
より記述され、R.J.RODGERS等(Psych
opharmacology,106(1992),1
02〜110)によって修飾されたものである。この変
法は、四つのアームを開放した高位迷路に動物を前以て
置くことにより(前試験)動物の不安状態を高めること
からなる。アームの開放は、24時間後に動物を通常の
迷路(開いたアームと閉じたアーム二つずつもつ)に入
れたとき開放アーム中への探索回数(基線)を減らす効
果をもつ。
−エチル−2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミド
(化合物I)、右旋性鏡像体(化合物II)、およびク
ロルジアゼポキシドの活性を試験した。化合物を試験開
始の60分前に腹腔内注射(ラット1kg当り10m
l)によりSprague−Dawleyラットに投与
する。対照群の動物は食塩溶液(0.9% NaCl)
を投与される。
照群および示された用量で処置された群)に対する迷路
アーム内への全侵入回数の平均値、全侵入回数に対する
開放アーム中への侵入パーセント、およびこれら開放ア
ームの探索に費した時間(各群を迷路中に4分間置く)
を示す。
への侵入回数が全侵入数の非常に低い百分率に相当する
ことを示す。
る動物の処置は、開放アーム中への侵入回数ならびに探
索に費した時間を有意に増加させる。他方、化合物II
は活性をもたない。
る化合物Iの価値に確証を与えるものである。
の電気ショックと対にした光刺激を同時に与えることに
より強化される。この場合、音と光の組合わせ攻撃(強
化驚愕)により誘発される不安は痛い出来事と不快な出
来事の予感から生ずる(M.DAVIS,Psycho
pharmacology,62,(1979),1〜
7)。
類またはバスピロンは、用いた投与量に比例して強化驚
愕応答の大きさを減少させる(S.GREEN等,「A
nimal Models of Anxiety」,
「BehaviouralModels in Psy
chopharmacology」,P.Willne
r(編),Cambridge Univ.Pres
s,21〜49,1991;M.DAVIS,Tren
ds Pharmacol.Sci.,13,(199
2),35〜41)。この試験に用いた技術はM.DA
VIS(上記引用文中)により提出された方法に基づい
ており、本質的に二つの段階を包含する:
なう光刺激と反応するよう動物を訓練する。 第二段階:主試験−電気ショックなしで光刺激を伴なう
音の攻撃に対する動物の驚愕応答の大きさを測る−20
回試験−(強化驚愕応答あるいはPSR)、また光刺激
も電気ショックも伴なわない音の攻撃に対する動物の驚
愕応答も測る−20回試験−(聴覚驚愕応答あるいはA
SR)。
leyラットの群を用いる。試験化合物は(S)−
(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジンアセ
トアミド(化合物I)およびクロルジアゼポキシドであ
る。これを主試験の60分前に腹腔内に注射(ラット1
kg当り1ml)することにより投与する。対照群の動
物は食塩溶液(0.9% NaCl)だけを投与され
る。試験時には、各動物を加速度計に接続したケージに
入れる。この加速度計は動物の驚愕を自動的に記録し、
任意単位でその応答の大きさを表示する。
R応答に対して得られた大きさの平均を示す。
が予想通りASR応答より強いことを示す。化合物Iは
強化驚愕応答(PSR)の大きさを激減させるが、聴覚
驚愕応答(ASR)に対しては小さい効果を示すに過ぎ
ない。
の大きさを有意に弱める。ASRに及ぼすベンゾジアゼ
ピンの影響は、この部類の化合物がもつ鎮静効果に起因
する本来の欠点を示している。
(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジンアセ
トアミドのような化合物は、病的な不安状態の治療によ
り大きい特異性を有することが予想され、従って現存す
る治療薬に勝る利点を提供する。
ィードバック制御機構を含むストレスに対する適応性応
答は、加齢したラットにおいて大いに損なわれる。これ
らの年齢に関連する障害は、若い実験対象よりも加齢対
象においてはるかに高い基礎血漿コルチコステロン濃度
を測ることによって実証できる(R.M.SAPOLS
KY,Neurobiol.Aging,13,(19
91),171〜174)。
を若い動物および加齢した動物の両方で急速に増加させ
るが、後者に対してはストレスからの回復がはるかにゆ
っくりとかつ不完全に起こる(R.M.SAPOLSK
Y等,Exp.Gerontol.,18,(198
3),55〜64;A.M.ISSA,等,J.Neu
rosci.,10,(1990),3247〜325
4)。
重要である。それは、グルココルチコイドは種々なスト
レッサに対して生存と適応に不可欠ではあるが、過剰濃
度のグルココルチコイドに長く暴露されると、組織に対
し病原性となりうるからである。
SKY(1983,上記引用文中)により記述された固
定化試験法である。動物を完全に動けなくするように調
節した固定具に5分間おくと(固定化ストレス)、不安
応答を現わし、これはコルチコステロン濃度の迅速な増
加を起こす。
prague−Dawleyラットの群と、加齢(20
から21月齢)Sprague−Dawleyラットの
群を用いる。処置群は固定化試験の60分前に17mg
/kgの化合物Iあるいは5mg/kgのクロルジアゼ
ポキシド(経口)を投与される。対照群は食塩溶液
(0.9% NaCl)だけを投与される。動物の回復
状態を測るため、血漿コルチコステロン濃度をストレス
前、ストレスの終り、および30分後に測定する。
群に対するコルチコステロン血漿濃度の平均値を示す。
たラットが若いラットよりはるかに高い基礎コルチコス
テロン濃度を有することに確証を与える。ストレス時間
の終りに、この濃度は両方の場合とも相当に増加する
が、ストレス時間が終ってから30分後に、この濃度は
加齢/対照動物において依然非常に高いままである。従
って、これら動物の回復は若いラットよりも遅い。
れかで処置された加齢動物群においては、コルチコステ
ロン基礎濃度が加齢対照動物群よりも低いが、若い対照
動物の濃度より高い。
チコステロン濃度を相当に高めるが、30分後に測定し
たコルチコステロン濃度によって示される通り、化合物
Iで処置された加齢群はクロルジアゼポキシドで処置さ
れた動物よりもはるかに迅速に回復する。この結果は、
クロルジアゼポキシドとは著しく異なって、(S)−
(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジンアセ
トアミドがストレス状況への生理学的適応を促進するこ
とによって、ストレスを受けた加齢実験対象に対し有益
な効果を有することを示す。
すると、薬物に対する身体の依存性のため、広範囲の症
状によって特徴づけられる投薬中止症候群、例えばふる
え、悪心、めまい感、あるいは高血圧(少数ではあるが
引合いに出すべき)、ならびに通常の不安症状(ヒトの
場合に強い)がしばしば現われる(J.H.WOODS
等,Pharmacol.Rev.,39,(198
7),251−419);M.H.LADER,“Ab
use Potential,Tolerance a
nd Dependence on Chronic
Anxiolytic Treatment”,“Ta
rget Receptors for Anxiol
ytics and Hypnotics:FromM
olecular Pharmacology to
Therapeutics.”,J.Mendlewi
cz and G.Racagni(編),Karge
r,Basel,3巻,(1992),p46−5
4)。
う観察に基づき、動物における投薬中止の徴候を検出す
るため動物の不安モデルの使用が示唆された(M.W.
EMMETT−OGLESBY等,Psychopha
rmacology,101,(1990),292−
309)。
答は、とりわけ高位プラス−迷路不安試験を使用するラ
ットでの研究主題であり、開放アーム探索の有意な減少
により表わされる(S.E.FILE等,Psycho
pharmacology105,(1991),57
8−582)。
ルジアゼポキシドの投薬中止の不安発現効果を調べ、こ
の症候群に対する(S)−(−)−α−エチル−2−オ
キソ−1−ピロリジンアセトアミド(化合物I)の不安
緩解活性を実証する。
用い、これを次のように分けた:
その用量を10から40mg/kgにわたり増加させな
がら、1日に2回、21日間腹腔内処置し、最後の注射
は試験60分前に実施する。
キシドの投薬中止を行ない、投薬を中止した動物に生理
食塩溶液を与える。
7mg/kgの用量で腹腔内投与する。
4mg/kgの用量で腹腔内投与する。
与される。表VIは、動物の各群、対照および処置群に
対する迷路アーム中への全侵入回数の平均値、全侵入回
数に対する開放アーム中への侵入パーセント、ならびに
開放アームの探索に費した平均時間を示す。
慢性的に処置された動物(群1)におけるこの薬剤の対
照と比較した不安緩解活性を示し、迷路の開放アーム中
への侵入回数の増加と開放アームを探索するのに費した
時間の増加をもたらす。投薬中止(群2)はこれら侵入
の大幅な減少により現われる不安を誘発するが、(S)
−(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジンア
セトアミド(化合物I)は、54mg/kgの用量で
(群4)クロルジアゼポキシドの投薬中止の不安発現効
果を除去し、処置動物に対照群の行動と似た行動を回復
させる。
ds,11,(1984),47〜60)により最初に
導入された水−迷路試験は学習し記憶する試験である。
ラットは不透明な水を満した大きい円形のプール内で、
ある固定された点に位置する隠れた台へ泳ぎつくことに
より水から逃れることを学習する。
ことができず、動物は台(避難場所)を見付けるために
遠位の手掛かりを学ばねばならない。この試験はある種
の薬物、とりわけベンゾジアゼピン類、例えばクロルジ
アゼポキシド、の前向性健忘効果に鋭敏である。
訓練期間中に、動物が台を見付けるためにかかった時間
(秒)として表示する。薬物の健忘効果は、動物が避難
場所に達するまでに要する時間の増加を起こす(N.M
c Naughton等,Behav.Brain R
es.,24(1987),39〜46)。この試験に
8頭のSPRAGUE−DAWLEYラットからなる群
が使用される。処置動物は、化合物Iまたはクロルジア
ゼポキシドを試験60分前の経口投与により与えられ
る。対照群は5ml/kgの生理食塩溶液だけを投与さ
れる。
および対照群の動物が連続4期間にわたり台を見付ける
ためにかかった時間の平均値を示す。
動物に健忘効果を及ぼすことを示している。この効果は
台を見付けるために要した時間の有意な増加によって自
明である。学習期間の進行につれて、要する時間の減少
を起こす自然の学習があるにも拘らず、処置動物におけ
るクロルジアゼポキシドの健忘効果は、対照動物と比較
して、依然4日目で非常に明白である。他方、(S)−
(−)−α−エチル−2−オキソ−1−ピロリジンアセ
トアミドは最も大量(170mg/kg)であっても、
対照群と比較して台を見付けるために要した時間に有意
差を生じない。この化合物は、ベンゾジアゼピン類によ
る不安の治療中の望ましくない副作用であるクロルジア
ゼポキシドのこの健忘性を有しない(J.H.WOOD
S等,Pharmacol.Rev.,39,(198
7),251〜419)。
つの試験、即ちIrwin試験および回転棒試験により
ジアゼパムおよびクロルジアゼポキシドの効果と比較し
た。
chopharmacologia(ベルリン)13,
(1968),222〜257)は、齧歯動物、ラット
またはマウス、の一般的行動および生理学的状態に及ぼ
す薬物の神経毒効果の系統的観察法である。動物の行動
および健康状態の種々なパラメーターに対して観察され
た変化を記録し、対照動物と比較して0から8にわたる
任意の評価尺度を用いて定量化する。化合物をマウスに
用量を増しながら腹腔内投与し、注射の5分、10分、
30分、60分および120分後に動物を観察する。
ている直径3cmの棒の上で、ラットまたはマウスが6
0秒間その平衡を保つ能力を評価することからなる
(N.W.DUNHAM等,J.Am.Pharm.A
ssoc.XLVI,(1957),208〜20
9)。この試験を実施する60分前に化合物を用量を増
しつつマウスに腹腔内投与する。
察したパラメータにおける最初の感知しうる程の変化を
起こす化合物の用量(mg/kg)を示す。表VIII
は、回転棒試験に対して、試験化合物のED50量(mg
/kg)、即ち試験マウスの50%が回転棒上に60秒
間留まることのできない用量、を示す。
ル−2−オキソ−1−ピロリジンアセトアミド(化合物
I)の最初の神経毒効果が非常に高用量になって初めて
現われることを示す。筋弛緩の最初の症状は540mg
/kgで現われ、試験した最高用量である1700mg
/kgで立ち直り反射の乱れが明らかとなった。後者の
用量は不安緩解用量より100倍まで大である。
は、不安緩解用量より僅か2倍から3倍高い比較的低用
量で行動、応答性および覚醒活動を低下させ、筋肉弛緩
を起こし、そして運動の共調を損ねた。
緩解用量と神経毒性用量との間に、ベンゾジアゼピン類
のそれよりもはるかに大きい治療上の余裕をもつ。
ジンアセトアミドの不安緩解活性を、平均年齢39才の
男女の患者で、種々な型の不安、即ち恐怖、パニック、
一般的不安および強迫障害に罹っている76人について
実施された公開臨床試行中に試験した。
g、1日2回、4週間経口投与した。患者の不安のレベ
ルをHamilton不安尺度(M.HAMILTO
N,Brit.J.Med.Psychol.,32,
(1959),50〜55)を用いて評価した。化合物
は各回活性であると考えられ、少なくとも30%の不安
レベルの低下が観察された。
示された。この治療に最もよく応答した人は、精神由来
の不安に罹った患者であり、心理社会由来の不安におか
された患者はその反対であった。ある患者は時として傾
眠を知らせたが、鎮静とは考えられない程十分軽かっ
た。事実、精神的能率、注意力および記憶試験はこの治
療によって影響されなかった。
Claims (6)
- 【請求項1】 治療を必要とする患者における不安の治
療法において、前記患者へ有効量の式、 【化1】 を有する(S)−(−)−α−エチル−2−オキソ−1
−ピロリジンアセトアミドを投与することを包含する上
記方法。 - 【請求項2】 治療を必要とする患者における急性外傷
後ストレスにより起きた不安の治療法において、前記患
者へ有効量の式、 【化2】 を有する(S)−(−)−α−エチル−2−オキソ−1
−ピロリジンアセトアミドを投与することを包含する上
記方法。 - 【請求項3】 治療を必要とする患者におけるベンゾジ
アゼピンの慢性投与中止により誘発された不安の治療法
において、前記患者へ有効量の式、 【化3】 を有する(S)−(−)−α−エチル−2−オキソ−1
−ピロリジンアセトアミドを投与することを包含する上
記方法。 - 【請求項4】 治療上有効な量が5から70mg/kg
/日である、請求項1記載の方法。 - 【請求項5】 治療上有効な量が5から70mg/kg
/日である、請求項2記載の方法。 - 【請求項6】 治療上有効な量が5から70mg/kg
/日である、請求項3記載の方法。
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