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JPH0714938Y2 - 船舶接岸速度計 - Google Patents

船舶接岸速度計

Info

Publication number
JPH0714938Y2
JPH0714938Y2 JP11048988U JP11048988U JPH0714938Y2 JP H0714938 Y2 JPH0714938 Y2 JP H0714938Y2 JP 11048988 U JP11048988 U JP 11048988U JP 11048988 U JP11048988 U JP 11048988U JP H0714938 Y2 JPH0714938 Y2 JP H0714938Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ship
tide
tide level
transducer
selection switch
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11048988U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0232083U (ja
Inventor
幸三 田村
肇 安形
Original Assignee
株式会社トキメック
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社トキメック filed Critical 株式会社トキメック
Priority to JP11048988U priority Critical patent/JPH0714938Y2/ja
Publication of JPH0232083U publication Critical patent/JPH0232083U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0714938Y2 publication Critical patent/JPH0714938Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は例えば船舶が接岸するとき棧橋の接岸位置か
ら船舶までの距離ならびに船舶の移動速度を測定する船
舶接岸速度計、特に小型船舶に対する測定に関する。
[従来の技術] 第3図は例えば従来の船舶接岸速度計の構成を示す立面
説明図であり、第4図は同じく平面説明図である。
図において、1は超音波放射の付勢信号の発生ならびに
船舶からの反射信号を受信して船舶までの距離ならびに
船舶の移動速度を測定する計測部本体、2−1は船首位
置の海水中に設置され超音波の放射ならびに受信を行う
送受波器、3−1は船尾位置の海水中に設置され超音波
の放射ならびに受信を行う送受波器、4は棧橋の接岸位
置から船舶までの距離ならびに船舶の移動速度の情報を
接岸する船舶に向け伝達する電光表示器である。
従来の船舶接岸速度計は上記のように構成され、船舶の
接岸する船首位置および船尾位置の海水中にそれぞれ配
設された送受波器2−1、3−1は船舶に向けて超音波
を放射して船舶よりの反射信号を受信し、計測部本体1
はそれらの受信信号より船首、船尾の接岸位置から船舶
までの距離ならびに船舶までの移動速度を計測し、電光
表示器4はそれらを表示して接岸する船舶に向けてその
情報を伝達する。
[考案が解決しようとする課題] 上記のような従来の接岸速度計では、送受波器の海水中
の設置位置は放射された超音波信号が干潮時においても
海水表面近くの気泡や浮遊物の影響を受けず、更に荒天
時の場合、波の裏側の反射の影響も受けないように通常
大潮のときの平均低潮位面下2〜3mに設けられている。
一方、超音波信号は指向性が鋭いので、送受波器から放
射された超音波信号が船体に殆ど垂直に入射した場合の
みが有効な反射信号として送受波器で受信され計測が可
能となる。
一方、満潮時の船位は干潮時に比して潮位差分だけ上昇
し船体への超音波入射位置は干潮時の入射位置より潮位
差分だけ下になる。大潮の場合は特にこの差が著しい。
大潮高潮位の場合、大型船舶は船体の吃水は深く平行舷
の範囲が大きく超音波信号は船体に垂直に入射できる
が、小型船舶は船体の吃水は浅く平行舷の範囲も小さく
なるので、超音波信号の入射位置は船体の平行舷の範囲
を外れた船底に向かう湾曲した部分になり十分なレベル
の反射信号が送受波器にて受信できない場合や、更に極
端な場合は船体に入射せず船底を通過してしまうという
何れにしても計測不能になるという問題点があった。
この考案はかかる問題点を解決するためになされたもの
で、特に小型船舶が大潮高潮位においても潮位の影響を
受けることなく距離ならびに移動速度の正しい計測が行
える船舶接岸速度計を得ることを目的とする。
また、この考案の別の考案は上記の目的に加えて潮位の
変化に応じて最適の送受波器を自動選択することを目的
とする。
[課題を解決するための手段] この考案に係る船舶接岸速度計は船舶が接岸する船首及
び船尾位置の海水中のそれぞれ深さ方向に所定間隔に配
設され、超音波を船舶へ向け放射し反射してきた超音波
を受信する複数個の送受波器と、前記複数個の送受波器
と計測部本体との間の接続の切り替えを行い、該複数個
の送受波器の中から潮位により水面下最適の位置にある
送受波器として選択される送受波器を計測部本体に接続
する選択スイッチと、前記選択スイッチにより接続され
た送受波器からの受信信号より桟橋の接岸位置から船舶
までの距離ならびに船舶の移動速度を測定する前記計測
部本体と、計測部本体で求めた測定値を表示する表示器
とを備えたものである。
またこの考案の別の考案に係る船舶接岸速度計は、船舶
が接岸する船首及び船尾位置の海水中のそれぞれ深さ方
向に所定間隔に配設され、超音波を船舶へ向け放射し反
射してきた超音波を受信する複数個の送受波器と、海水
の潮位を計測する検潮器と、該検潮器からの潮位置が所
定の潮位のしきい値に達した時潮位信号を出力する比較
器と、前記比較器の潮位信号を受けて前記複数個の送受
波器と計測部本体との間の接続の切り替えを行い、該複
数個の送受波器の中から前記所定の潮位より下の最適の
位置にある送受波器を計測部本体に接続する電磁作動選
択スイッチと、前記電磁作動選択スイッチにより接続さ
れた送受波器からの受信信号より桟橋の接岸位置から船
舶までの距離ならびに船舶の移動速度を測定する前記計
測部本体と、計測部本体で求めた測定値を表示する表示
器とを備えたものである。
[作用] この考案においては、送受波器を水深の深さ方向に複数
個配設し、この送受波器の選択スイッチを設けたので、
潮位が高い時には上部にある送受波器を選択使用して、
送受波器から放射された信号は小型船舶に対しても船体
の平行舷に垂直に入射し正常な反射信号が得られ、また
潮位が低い時には他の送受波器を選択して使用できるの
で、小型船舶に対し潮位の高低何れの時にも接岸速度計
は正しく作動させることができる。
更に、潮位および船舶の姿態から複数個の送受波器が何
れも使用可能な場合に使用中の送受波器が故障した時
は、他方へ切換えて使用できるので船舶接岸速度計の信
頼性は向上する。
またこの考案の別の考案においては、潮位の変化に応動
して使用する送受波器を自動切換するので、送受波器切
換が遅れることはなく、また切換時期を絶えず心掛けて
いる必要もない。
[実施例] 第1図はこの考案の一実施例を示す説明図であり、1、
2−1、3−1、4は上記従来の船舶接岸速度計と同一
のものである。船首位置、船尾位置それぞれの従来の位
置に配設された第1送受波器2−1、3−1の水深上部
方向に通常大潮時潮位差分離れた位置に同一形状同一周
波数の第2送受波器2−2、3−2が配置され、計測部
本体1と第1送受波器、第2送受波器の接続を切換える
ための選択スイッチ11が設けられている。
上記のように構成された船舶接岸速度計においては、大
潮の高潮位時に小型船舶の接岸距離および速度を計測す
る場合は選択スイッチ14により計測部本体1と第2送受
波器2−2、3−2を接続するので、第2送受波器2−
2、3−2から放射された超音波信号が船体平行舷に垂
直に入射し、正常な反射信号が得られ正しい測定をする
ことができる。干潮時の場合は選択スイッチ11で第1送
受波器2−1、3−1を計測部本体1へ接続できるので
同様に正常な計測が行われる。更に水位および船舶の姿
態から第1および第2送受波器が何れも使用可能な場合
においては測定中の送受波器が故障した場合は他方の送
受波器へ切換えて使用できるので、システム全体の信頼
性は向上する利点がある。上記例では水深方向に2個の
送受波器を用いた例を示したが、3個以上の送受波器を
使用することにより潮位差のより大きな場所での接岸速
度計の使用も可能となることは言うまでもない。
第2図はこの考案の別の考案に係る一実施例を示す説明
図である。1、2−1、2−2、3−1、3−2、4は
上記この考案の第一の考案と同一のものである。21は計
測部本体1を第1送受波器2−1、3−1または第2送
受波器2−2、3−2の何れへ接続するかの電磁作動ス
イッチ、22は潮位を自動測定する検潮器、23は検潮器22
の出力がしきい値に達した時電磁作動選択スイッチ21が
計測部本体1と第2送受波器を接続する方向に出力する
比較器である。
上記のように構成された船舶接岸速度計においては検潮
器22で測定された潮位信号は絶えず比較器23へ入力さ
れ、ここで予め設定された潮位しきい値と比較され、潮
位信号がしきい値に達した時電磁作動選択スイッチ21が
第2送受波器2−2、3−2を計測部本体へ接続するよ
うに電磁作動選択スイッチ21を作動させる。従って、潮
位高低により自動的に上記選択を行うことができる。そ
れ故船舶が接岸作業をする時に絶えず潮位変動を測定し
たり、その結果により、送受波器を切換えるという煩雑
さはない。波の高低など海況により送受波器の切換に可
変の感度幅をもたせてあるのは言うまでもない。尚、上
記実施例では上下2個の送受波器を設置した場合につい
て述べたが、3個以上設置することも可能なことは勿論
である。
[考案の効果] この考案は以上説明したとおり、送受波器を水深の深さ
方向に複数個配設し、潮位の変動により送受波器を選択
する選択スイッチを設ける構成にしたので今迄計測がで
きなかった小型船舶の大潮高潮位時における測定が可能
になった許りでなく、更に複数個の送受波器が使用可能
な水位と船舶の条件の時に、使用中の送受波器が故障し
た場合は他方のものに切換えて使用できるので、システ
ム全体の信頼性が向上する。
また、この考案の別の考案は複数個の送受波器の中から
最適の送受波器を用いるための選択スイッチの切換を検
潮器で計測された潮位信号により自動切換を行うように
構成したので、切換が遅れることがなく、また、切換時
期を絶えず心掛けている必要がないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す構成図、第2図はこ
の考案の他の実施例を示すブロックダイヤグラム、第3
図は従来の船舶接岸速度計の構成を示す立面説明図、第
4図は従来の船舶接岸速度計の構成を示す平面説明図で
ある。 図において、1は計測部本体、2−2は船首第2送受波
器、3−2は船尾第2送受波器、4は電光表示器、11は
選択スイッチ、21は電磁作動選択スイッチ、22は検潮
器、23は比較器である。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】船舶が接岸する船首及び船尾位置の海水中
    のそれぞれ深さ方向に所定間隔に配設され、超音波を船
    舶へ向け放射し反射してきた超音波を受信する複数個の
    送受波器と、 前記複数個の送受波器と計測部本体との間の接続の切り
    替えを行い、該複数個の送受波器の中から潮位により水
    面下最適の位置にある送受波器として選択される送受波
    器を計測部本体に接続する選択スイッチと、 前記選択スイッチにより接続された送受波器からの受信
    信号より桟橋の接岸位置から船舶までの距離ならびに船
    舶の移動速度を測定する前記計測部本体と、 計測部本体で求めた測定値を表示する表示器と、 を備えたことを特徴とする船舶接岸速度計。
  2. 【請求項2】船舶が接岸する船首及び船尾位置の海水中
    のそれぞれ深さ方向に所定間隔に配設され、超音波を船
    舶へ向け放射し反射してきた超音波を受信する複数個の
    送受波器と、 海水の潮位を計測する検潮器と、 該検潮器からの潮位値が所定の潮位のしきい値に達した
    時潮位信号を出力する比較器と、 前記比較器の潮位信号を受けて前記複数個の送受波器と
    計測部本体との間の接続の切り替えを行い、該複数個の
    送受波器の中から前記所定の潮位より下の最適の位置に
    ある送受波器を計測部本体に接続する電磁作動選択スイ
    ッチと、 前記電磁作動選択スイッチにより接続された送受波器か
    らの受信信号より桟橋の接岸位置から船舶までの距離な
    らびに船舶の移動速度を測定する前記計測部本体と、 計測部本体で求めた測定値を表示する表示器と、 を備えたことを特徴とする船舶接岸速度計。
JP11048988U 1988-08-23 1988-08-23 船舶接岸速度計 Expired - Lifetime JPH0714938Y2 (ja)

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JPH0232083U JPH0232083U (ja) 1990-02-28
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