JPH07148459A - コーティングの改良方法 - Google Patents
コーティングの改良方法Info
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- JPH07148459A JPH07148459A JP6110430A JP11043094A JPH07148459A JP H07148459 A JPH07148459 A JP H07148459A JP 6110430 A JP6110430 A JP 6110430A JP 11043094 A JP11043094 A JP 11043094A JP H07148459 A JPH07148459 A JP H07148459A
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- acid functional
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- functional polymer
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- organosilane
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D133/00—Coating compositions based on homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by only one carboxyl radical, or of salts, anhydrides, esters, amides, imides, or nitriles thereof; Coating compositions based on derivatives of such polymers
- C09D133/04—Homopolymers or copolymers of esters
- C09D133/06—Homopolymers or copolymers of esters of esters containing only carbon, hydrogen and oxygen, the oxygen atom being present only as part of the carboxyl radical
- C09D133/062—Copolymers with monomers not covered by C09D133/06
- C09D133/064—Copolymers with monomers not covered by C09D133/06 containing anhydride, COOH or COOM groups, with M being metal or onium-cation
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09D—COATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
- C09D201/00—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds
- C09D201/02—Coating compositions based on unspecified macromolecular compounds characterised by the presence of specified groups, e.g. terminal or pendant functional groups
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Abstract
(57)【要約】
【目的】一般的に無凝集、無溶媒で、溶液型コーティン
グに比べて低レベルの揮発性有機化合物(VOCs)を
含む水性無着色コーティングであって、 タンニンの滲
出を減少させ、かつタンニン汚染ブロッキング性能にお
いて溶液型システム及び反応性顔料含有システムと同等
の水性木材仕上組成物および方法の提供 【構成】 本発明は、支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ン、を含む配合物を適用する工程を含むタンニン含有支
持体におけるタンニン汚染ブロッキングを向上させる方
法をその構成とする。
グに比べて低レベルの揮発性有機化合物(VOCs)を
含む水性無着色コーティングであって、 タンニンの滲
出を減少させ、かつタンニン汚染ブロッキング性能にお
いて溶液型システム及び反応性顔料含有システムと同等
の水性木材仕上組成物および方法の提供 【構成】 本発明は、支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ン、を含む配合物を適用する工程を含むタンニン含有支
持体におけるタンニン汚染ブロッキングを向上させる方
法をその構成とする。
Description
【0001】本出願は、1993年4月26日に出願さ
れた第08/053,071号の一部継続出願である。
れた第08/053,071号の一部継続出願である。
【0002】
【発明の分野】本発明は、支持体を処理する方法に関す
るものであり、更に詳しくは、本発明は、オルガノシラ
ン・改質コーティング組成物(organosilane-modified
coating composition )を用いて、タンニン含有木材支
持体を処理して、その後に適用される水性コーティング
の特性を改良する方法に関するものである。タンニン汚
染ブロッキングに関するこの改良は、例えば接着(adhe
sion);耐摩耗性(scrub resistance);耐水白化性
(water whitening resistance);耐食性;耐ホットブ
ロック性(hot block resistance);及び水、火炎、煤
煙、ニコチン、ペン描きの汚染ブロッキングのような物
理的性質の予期せぬ向上を伴う。
るものであり、更に詳しくは、本発明は、オルガノシラ
ン・改質コーティング組成物(organosilane-modified
coating composition )を用いて、タンニン含有木材支
持体を処理して、その後に適用される水性コーティング
の特性を改良する方法に関するものである。タンニン汚
染ブロッキングに関するこの改良は、例えば接着(adhe
sion);耐摩耗性(scrub resistance);耐水白化性
(water whitening resistance);耐食性;耐ホットブ
ロック性(hot block resistance);及び水、火炎、煤
煙、ニコチン、ペン描きの汚染ブロッキングのような物
理的性質の予期せぬ向上を伴う。
【0003】
【発明の背景】工業及び建築の用途において利用するた
めに、溶液型コーティング配合物の代わりとしての水性
エマルションコーティングの開発に関して鋭意研究が成
されて来た。しかしながら、水性コーティングは、木材
仕上げにおいては、幾分その受理性が限定されることが
認められた。水性コーティングの利用は、溶液型コーテ
ィングに比べて少なくとも2つの短所:即ち、木材表面
上及び木材表面中にある例えばタンニンのような水溶性
発色化合物が、適用された水性コーティングを通してブ
リードして、コーティングを汚染し変色させ、その結
果、得られる仕上コーティングの品質が低下する;ある
種の環境条件下で適用したとき、及びある種の環境条件
に暴露したとき、耐摩耗性;耐水白化性;耐食性;耐ホ
ットブロック性;火炎、煤煙、ニコチン、インクの汚染
ブロッキング、及び木材支持体に対する水性コーティン
グの接着のような物理的性質に問題が起こることがあ
る、ということについては、コーティング工業の当業者
は一般的に熟知している。水性コーティングのタンニン
汚染ブロッキングを向上させる試みでは、反応性顔料を
コーティング中に混和させたものがある。反応性顔料
は、一般的に、有効なタンニン汚染ブロッキング剤であ
るが、それらには制限がある。反応性顔料は、例えば粘
度増大、ポリマーゲル化のような安定性の問題を引き起
こすことがあり、また環境的にも良くないことが知られ
ている。例えば木材、カードボード(cardboard )、
紙、木材配合パーティクルボード、メゾナイト(Masoni
te)などのようなタンニン含有支持体に適用されるコー
ティングにおけるタンニン汚染をブロックするための方
法であり、揮発性有機溶媒又は反応性顔料を用いなくと
もよい方法が求められている。
めに、溶液型コーティング配合物の代わりとしての水性
エマルションコーティングの開発に関して鋭意研究が成
されて来た。しかしながら、水性コーティングは、木材
仕上げにおいては、幾分その受理性が限定されることが
認められた。水性コーティングの利用は、溶液型コーテ
ィングに比べて少なくとも2つの短所:即ち、木材表面
上及び木材表面中にある例えばタンニンのような水溶性
発色化合物が、適用された水性コーティングを通してブ
リードして、コーティングを汚染し変色させ、その結
果、得られる仕上コーティングの品質が低下する;ある
種の環境条件下で適用したとき、及びある種の環境条件
に暴露したとき、耐摩耗性;耐水白化性;耐食性;耐ホ
ットブロック性;火炎、煤煙、ニコチン、インクの汚染
ブロッキング、及び木材支持体に対する水性コーティン
グの接着のような物理的性質に問題が起こることがあ
る、ということについては、コーティング工業の当業者
は一般的に熟知している。水性コーティングのタンニン
汚染ブロッキングを向上させる試みでは、反応性顔料を
コーティング中に混和させたものがある。反応性顔料
は、一般的に、有効なタンニン汚染ブロッキング剤であ
るが、それらには制限がある。反応性顔料は、例えば粘
度増大、ポリマーゲル化のような安定性の問題を引き起
こすことがあり、また環境的にも良くないことが知られ
ている。例えば木材、カードボード(cardboard )、
紙、木材配合パーティクルボード、メゾナイト(Masoni
te)などのようなタンニン含有支持体に適用されるコー
ティングにおけるタンニン汚染をブロックするための方
法であり、揮発性有機溶媒又は反応性顔料を用いなくと
もよい方法が求められている。
【0004】我々は、オルガノシラン・改質組成物を用
いて、タンニン含有支持体の上のコーティング組成物に
おけるタンニン汚染ブロッキングを向上させるための新
規な方法を発見した。本発明の方法には、以下の幾つか
の長所がある:即ち、 (1)塗布される水性コーティングを通ってブリードし
て来る、木材あるいは他のタンニン含有支持体の支持体
の表面上又は支持体中における水溶性発色化合物の滲
出、特に木の節において見出される高濃度タンニンの滲
出を減少させる; (2)タンニン汚染ブロッキング性能において溶液型シ
ステム及び反応性顔料含有システムと同等の水性木材仕
上組成物および方法とを提供する; (3)一般的に無凝集、無溶媒で、溶液型コーティング
に比べて低レベルの揮発性有機化合物(VOCs)を含
む水性無着色コーティングを提供する。 本発明の方法によって与えられるタンニン汚染ブロッキ
ングにおける上記の改良は、粘度低下;チョーク(chal
k)、アルキド、及び天然乾燥木材の接着(weathered w
ood adhesion);耐摩耗性、耐水白化性、耐食性、耐ホ
ットブロック性;及び水、火炎、煤煙、ニコチン、イン
クの汚染ブロッキングを含む物理的性質の予期できない
改良を伴う。本発明において有用なオルガノシラン・改
質コーティングは、水性コーティング及び溶液型コーテ
ィングの代わりに、並びに例えば酸化亜鉛及びメタ硼酸
バリウムのような反応性顔料を含むコーティングの代わ
りに用いることができる。
いて、タンニン含有支持体の上のコーティング組成物に
おけるタンニン汚染ブロッキングを向上させるための新
規な方法を発見した。本発明の方法には、以下の幾つか
の長所がある:即ち、 (1)塗布される水性コーティングを通ってブリードし
て来る、木材あるいは他のタンニン含有支持体の支持体
の表面上又は支持体中における水溶性発色化合物の滲
出、特に木の節において見出される高濃度タンニンの滲
出を減少させる; (2)タンニン汚染ブロッキング性能において溶液型シ
ステム及び反応性顔料含有システムと同等の水性木材仕
上組成物および方法とを提供する; (3)一般的に無凝集、無溶媒で、溶液型コーティング
に比べて低レベルの揮発性有機化合物(VOCs)を含
む水性無着色コーティングを提供する。 本発明の方法によって与えられるタンニン汚染ブロッキ
ングにおける上記の改良は、粘度低下;チョーク(chal
k)、アルキド、及び天然乾燥木材の接着(weathered w
ood adhesion);耐摩耗性、耐水白化性、耐食性、耐ホ
ットブロック性;及び水、火炎、煤煙、ニコチン、イン
クの汚染ブロッキングを含む物理的性質の予期できない
改良を伴う。本発明において有用なオルガノシラン・改
質コーティングは、水性コーティング及び溶液型コーテ
ィングの代わりに、並びに例えば酸化亜鉛及びメタ硼酸
バリウムのような反応性顔料を含むコーティングの代わ
りに用いることができる。
【0005】
【従来の関連技術】タンニン含有木材支持体におけるタ
ンニンの移行を阻害するための幾つかのシステムは知ら
れているが、有効なタンニン汚染ブロッキング剤として
のアミノシラン・改質コーティングの利用は提案されて
いない。更に、耐水白化性、接着、耐食性及び耐ブリス
ター性の予期せぬ改良に関しては、だれも示していな
い。例えば、米国特許第5,141,784号には、カ
ルボン酸塩及び/又は1つ又はそれ以上の塩形成アミン
群を有し、且つ約50から約300,000の分子量を
有する水溶性有機化合物の有効量を適用することによっ
て、滲出可能な発色物質を有する木材支持体を処理する
ための方法が開示されている。米国特許第5,051,
283号には、一塩基カルボン酸又は二塩基カルボン酸
のアルカリ金属塩を約1から約25重量%、1つ又はそ
れ以上の塩形成アミン群を有し且つ約50から約30
0,000の分子量を有する水溶性有機化合物を約1−
50重量%、及び水を約25から約98重量%含む水性
コーティングを塗布し、滲出可能な組成物によって汚染
されるのを防止する、木材表面用の表面処理組成物が開
示されている。
ンニンの移行を阻害するための幾つかのシステムは知ら
れているが、有効なタンニン汚染ブロッキング剤として
のアミノシラン・改質コーティングの利用は提案されて
いない。更に、耐水白化性、接着、耐食性及び耐ブリス
ター性の予期せぬ改良に関しては、だれも示していな
い。例えば、米国特許第5,141,784号には、カ
ルボン酸塩及び/又は1つ又はそれ以上の塩形成アミン
群を有し、且つ約50から約300,000の分子量を
有する水溶性有機化合物の有効量を適用することによっ
て、滲出可能な発色物質を有する木材支持体を処理する
ための方法が開示されている。米国特許第5,051,
283号には、一塩基カルボン酸又は二塩基カルボン酸
のアルカリ金属塩を約1から約25重量%、1つ又はそ
れ以上の塩形成アミン群を有し且つ約50から約30
0,000の分子量を有する水溶性有機化合物を約1−
50重量%、及び水を約25から約98重量%含む水性
コーティングを塗布し、滲出可能な組成物によって汚染
されるのを防止する、木材表面用の表面処理組成物が開
示されている。
【0006】米国特許第4,075,394号には、ポ
リアルキレンアミンの水溶液で、タンニン含有木材支持
体を処理する方法が開示されている。国際出願PCT/
US/第00643号には、少なくとも1つの酸官能ビ
ニルポリマーと、少なくとも1つのアミノ官能シロキサ
ンポリマーとを含むポリマー組成物が開示されている。
配合されたポリマー組成物は、様々な支持体について、
向上した表面特性を示す準架橋アルカリ可溶性ポリマー
ネットワーク(quasi-crosslinked、 alkalisoluble pol
ymeric networks )を特徴とする表面コーティングを提
供することができる。日本国特許出願J03−0643
05Aには、カルボキシル基含有水溶性樹脂高分子水性
分散体、および分子中にアミノ基を含む水溶性シランカ
ップリング剤とから成る組成物が開示されており、該組
成物においては、カルボキシル基含有水溶性樹脂は、3
0から約800の酸価を有し、高分子水性分散体100
固形分重量部当たり、水性樹脂を0.2から約2.0重
量部及びアミノ基含有シランカップリング剤を0.1か
ら約3重量部が配合されている。
リアルキレンアミンの水溶液で、タンニン含有木材支持
体を処理する方法が開示されている。国際出願PCT/
US/第00643号には、少なくとも1つの酸官能ビ
ニルポリマーと、少なくとも1つのアミノ官能シロキサ
ンポリマーとを含むポリマー組成物が開示されている。
配合されたポリマー組成物は、様々な支持体について、
向上した表面特性を示す準架橋アルカリ可溶性ポリマー
ネットワーク(quasi-crosslinked、 alkalisoluble pol
ymeric networks )を特徴とする表面コーティングを提
供することができる。日本国特許出願J03−0643
05Aには、カルボキシル基含有水溶性樹脂高分子水性
分散体、および分子中にアミノ基を含む水溶性シランカ
ップリング剤とから成る組成物が開示されており、該組
成物においては、カルボキシル基含有水溶性樹脂は、3
0から約800の酸価を有し、高分子水性分散体100
固形分重量部当たり、水性樹脂を0.2から約2.0重
量部及びアミノ基含有シランカップリング剤を0.1か
ら約3重量部が配合されている。
【0007】
【発明の概要】本発明は、タンニン含有支持体に対し
て、以下の: (1)ポリマーの総重量を基準として少なくとも1つの
酸官能モノマー約0.1から約20重量%を含んで形成
された酸官能ポリマー;及び (2)ポリマーの総重量を基準としてオルガノシラン約
0.1から約20重量%、のブレンドであって、上記酸
官能ポリマーは約0.1から約20%の酸レベルを有
し、上記オルガノシランは約100から約10,000
の分子量を有する、を含む配合物を適用する工程を含
む、タンニン含有支持体におけるタンニン汚染ブロッキ
ングを向上させる方法に関するものである。又、本発明
は、粘度、接着性、耐摩耗性、耐水白化性、耐食性、耐
ホットブロック性、及び水、火炎、煤煙、ニコチン、イ
ンクの汚染ブロッキングを含む、コーティングの物理的
性質を向上させる方法に関するものでもある。
て、以下の: (1)ポリマーの総重量を基準として少なくとも1つの
酸官能モノマー約0.1から約20重量%を含んで形成
された酸官能ポリマー;及び (2)ポリマーの総重量を基準としてオルガノシラン約
0.1から約20重量%、のブレンドであって、上記酸
官能ポリマーは約0.1から約20%の酸レベルを有
し、上記オルガノシランは約100から約10,000
の分子量を有する、を含む配合物を適用する工程を含
む、タンニン含有支持体におけるタンニン汚染ブロッキ
ングを向上させる方法に関するものである。又、本発明
は、粘度、接着性、耐摩耗性、耐水白化性、耐食性、耐
ホットブロック性、及び水、火炎、煤煙、ニコチン、イ
ンクの汚染ブロッキングを含む、コーティングの物理的
性質を向上させる方法に関するものでもある。
【0008】
【詳細な説明】新規であり予期できぬものである本発明
は: (1)ポリマーの総重量を基準として少なくとも1つの
酸官能モノマー約0.1から約20重量%を含んで形成
された酸官能ポリマー;及び (2)ポリマーの重量を基準としてオルガノシラン約
0.1から約20重量%、のブレンドであって、上記酸
官能ポリマーは、約0.1から約20%の酸レベルを有
し、上記オルガノシランは、約100から約10,00
0の分子量を有する、を含む配合物を適用することによ
って、タンニン含有支持体におけるタンニン汚染ブロッ
キングを向上させるための方法である。タンニン含有支
持体としては、紙、カードボード、プライウッド、パー
ティクルボード、チップボード、ストランドボード、メ
ゾナイトなどが挙げられる。
は: (1)ポリマーの総重量を基準として少なくとも1つの
酸官能モノマー約0.1から約20重量%を含んで形成
された酸官能ポリマー;及び (2)ポリマーの重量を基準としてオルガノシラン約
0.1から約20重量%、のブレンドであって、上記酸
官能ポリマーは、約0.1から約20%の酸レベルを有
し、上記オルガノシランは、約100から約10,00
0の分子量を有する、を含む配合物を適用することによ
って、タンニン含有支持体におけるタンニン汚染ブロッ
キングを向上させるための方法である。タンニン含有支
持体としては、紙、カードボード、プライウッド、パー
ティクルボード、チップボード、ストランドボード、メ
ゾナイトなどが挙げられる。
【0009】本発明は、酸官能ポリマーに対して少なく
とも1つのオルガノシランを添加することによって、コ
ーティングのタンニン汚染ブロッキング及び他の特性を
向上させる方法に関するものである。オルガノシラン
は、一般的に、水性システム及び/又は着色システムに
おいて反応性が過剰であり且つ不溶性及び不安定性であ
るが故に、水性コーティングにおいて広範な用途を見出
せなかった。本発明の水性システムでは、オルガノシラ
ンのその過剰な反応性を利用する。反応性アミノシラン
を酸官能ポリマーと併用すると、後に適用される水性仕
上コーティング中へとタンニン汚染が移行するのを効果
的に防止するコーティングが得られる、と考えられる。
しかしながら、これは、本発明の理論であり、本発明の
範囲をいかなる意味においても限定するものではない。
又、本発明のタンニン汚染ブロッキングシステムは、ア
ミノシラン改質コーティング組成物の物理的性質を思い
がけなくも向上させる。
とも1つのオルガノシランを添加することによって、コ
ーティングのタンニン汚染ブロッキング及び他の特性を
向上させる方法に関するものである。オルガノシラン
は、一般的に、水性システム及び/又は着色システムに
おいて反応性が過剰であり且つ不溶性及び不安定性であ
るが故に、水性コーティングにおいて広範な用途を見出
せなかった。本発明の水性システムでは、オルガノシラ
ンのその過剰な反応性を利用する。反応性アミノシラン
を酸官能ポリマーと併用すると、後に適用される水性仕
上コーティング中へとタンニン汚染が移行するのを効果
的に防止するコーティングが得られる、と考えられる。
しかしながら、これは、本発明の理論であり、本発明の
範囲をいかなる意味においても限定するものではない。
又、本発明のタンニン汚染ブロッキングシステムは、ア
ミノシラン改質コーティング組成物の物理的性質を思い
がけなくも向上させる。
【0010】本発明の方法において有用な組成物は、酸
官能ポリマーに対してオルガノシランの有効量を加える
ことによって調製される。ポリマーに加えられるオルガ
ノシランの量は、ポリマーの酸含有量の関数である。酸
官能ポリマーの酸レベルが、ポリマーの重量を基準とし
て、約0.1から約5重量%であるときには、酸官能ポ
リマーを改質するためのオルガノシランのレベルは、約
0.1から約5%である。酸官能ポリマーの酸レベル
が、ポリマーの重量を基準として、約5から約20重量
%であるときには、酸官能ポリマーを改質するためのオ
ルガノシランのレベルは、約5から約20%である。酸
官能ポリマーの酸レベルは、好ましくは約0.1から約
10%、より好ましくは約0.1から約5%である。酸
官能ポリマーを改質するためのオルガノシランの好まし
いレベルは、ポリマーの重量を基準として、約0.1か
ら約10%、より好ましくは約0.1から約5%であ
る。
官能ポリマーに対してオルガノシランの有効量を加える
ことによって調製される。ポリマーに加えられるオルガ
ノシランの量は、ポリマーの酸含有量の関数である。酸
官能ポリマーの酸レベルが、ポリマーの重量を基準とし
て、約0.1から約5重量%であるときには、酸官能ポ
リマーを改質するためのオルガノシランのレベルは、約
0.1から約5%である。酸官能ポリマーの酸レベル
が、ポリマーの重量を基準として、約5から約20重量
%であるときには、酸官能ポリマーを改質するためのオ
ルガノシランのレベルは、約5から約20%である。酸
官能ポリマーの酸レベルは、好ましくは約0.1から約
10%、より好ましくは約0.1から約5%である。酸
官能ポリマーを改質するためのオルガノシランの好まし
いレベルは、ポリマーの重量を基準として、約0.1か
ら約10%、より好ましくは約0.1から約5%であ
る。
【0011】酸官能ポリマーに対して不十分な量のオル
ガノシランを用いると、例えば乾燥無着色コーティング
の耐水白化性のような特性は損なわれ、またタンニン汚
染ブロッキングが最適化されない。これに反して、有効
タンニン汚染ブロッキングを達成するために、酸官能ビ
ニルポリマーに対して、極めて高レベルのアミノシラン
を用いると、過剰のオルガノシランは、例えば接着、感
水性(water sensitivity )、耐食性及び耐ブリスター
性のようなコーティングの特性に対して悪い影響を与え
るかもしれない。本発明を実施するためには、様々な分
子量のオルガノシランを用いて、酸官能ビニルポリマー
を改質することができる。しかしながら、好ましくは、
オルガノシランはゲル透過クロマトグラフィーで測定し
た場合、約100から約10,000、より好ましくは
約150から約5000、最も好ましくは約150−約
1000の数平均分子量を有する。一般的に分子量を限
定する要因は、例えば溶解度、機械的塗布のような実用
上の考慮事項のみである。分子量は、最大で約1000
を超えないことが最も好都合である。
ガノシランを用いると、例えば乾燥無着色コーティング
の耐水白化性のような特性は損なわれ、またタンニン汚
染ブロッキングが最適化されない。これに反して、有効
タンニン汚染ブロッキングを達成するために、酸官能ビ
ニルポリマーに対して、極めて高レベルのアミノシラン
を用いると、過剰のオルガノシランは、例えば接着、感
水性(water sensitivity )、耐食性及び耐ブリスター
性のようなコーティングの特性に対して悪い影響を与え
るかもしれない。本発明を実施するためには、様々な分
子量のオルガノシランを用いて、酸官能ビニルポリマー
を改質することができる。しかしながら、好ましくは、
オルガノシランはゲル透過クロマトグラフィーで測定し
た場合、約100から約10,000、より好ましくは
約150から約5000、最も好ましくは約150−約
1000の数平均分子量を有する。一般的に分子量を限
定する要因は、例えば溶解度、機械的塗布のような実用
上の考慮事項のみである。分子量は、最大で約1000
を超えないことが最も好都合である。
【0012】一般的に、オルガノシランは、シリコーン
を含む有機物質である。無着色及び着色水性コーティン
グにおけるタンニン汚染ブロッキングを向上させるため
の、酸官能ポリマーに関する有効な改質剤であると認め
られたオルガノシランとしては、例えばトリメトキシシ
リルプロピルジエチレントリアミン、N−メチルアミノ
プロピルトリメトキシシラン、アミノエチルアミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、アミノエチルアミノプロ
ピルトリメトキシシラン(ダウコーニング Z−602
0)、アミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノ
プロピルトリメトキシシラン、高分子量アミノアルキル
シリコーン、アミノエチルアミノエチルアミノプロピル
トリメトキシシラン、N−メチルアミノプロピルトリメ
トキシシラン、メチルアミノプロピルトリメトキシシラ
ンのようなアミノシラン;第四アミノシラン類;エポキ
シシラン類;メルカプトシラン類;ビニルシラン類、メ
タクリロキシシラン類などが挙げられる。好ましくは、
アミノシラン類である。
を含む有機物質である。無着色及び着色水性コーティン
グにおけるタンニン汚染ブロッキングを向上させるため
の、酸官能ポリマーに関する有効な改質剤であると認め
られたオルガノシランとしては、例えばトリメトキシシ
リルプロピルジエチレントリアミン、N−メチルアミノ
プロピルトリメトキシシラン、アミノエチルアミノプロ
ピルメチルジメトキシシラン、アミノエチルアミノプロ
ピルトリメトキシシラン(ダウコーニング Z−602
0)、アミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノ
プロピルトリメトキシシラン、高分子量アミノアルキル
シリコーン、アミノエチルアミノエチルアミノプロピル
トリメトキシシラン、N−メチルアミノプロピルトリメ
トキシシラン、メチルアミノプロピルトリメトキシシラ
ンのようなアミノシラン;第四アミノシラン類;エポキ
シシラン類;メルカプトシラン類;ビニルシラン類、メ
タクリロキシシラン類などが挙げられる。好ましくは、
アミノシラン類である。
【0013】本発明を実施するためには、酸含有ポリマ
ーに対して所定量のオルガノシランを加えることによっ
て、オルガノシラン改質コーティングを調製する。加え
られるオルガノシランの量は、上記の理由から、ポリマ
ーの酸含量に対して特定の割合であるべきである。オル
ガノシランは、好ましくは、ポリマーの重合後に加え
る。しかしながら、オルガノシランは、重合中に加える
こともできる。本発明の方法において有用な酸含有ポリ
マーは、例えば乳化重合のような当業において公知の任
意の方法によって調製することができる。ポリマーを調
製するのに用いられるモノマーは、完全に又は主とし
て、エチレン性不飽和基以外の他の反応性基を含まない
モノマーから成る。モノマーの例としては、アルキル
(メタ)アクリレート、スチレン、及び例えばヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、エチレングリ
コール・モノアリルエーテル、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエー
テルなどのようなカルボン酸のビニルエステルがある。
ーに対して所定量のオルガノシランを加えることによっ
て、オルガノシラン改質コーティングを調製する。加え
られるオルガノシランの量は、上記の理由から、ポリマ
ーの酸含量に対して特定の割合であるべきである。オル
ガノシランは、好ましくは、ポリマーの重合後に加え
る。しかしながら、オルガノシランは、重合中に加える
こともできる。本発明の方法において有用な酸含有ポリ
マーは、例えば乳化重合のような当業において公知の任
意の方法によって調製することができる。ポリマーを調
製するのに用いられるモノマーは、完全に又は主とし
て、エチレン性不飽和基以外の他の反応性基を含まない
モノマーから成る。モノマーの例としては、アルキル
(メタ)アクリレート、スチレン、及び例えばヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、エチレングリ
コール・モノアリルエーテル、グリシジルアクリレー
ト、グリシジルメタクリレート、アリルグリシジルエー
テルなどのようなカルボン酸のビニルエステルがある。
【0014】又、例えば0.1から約10重量%のよう
な比較的少量で、エチレン性不飽和基に加えて他の反応
性基、例えばヒドロキシル基、例えばN−メチロールア
クリルアミド、N−メチロールメタアクリルアミド、n
−ブトキシメチルアクリルアミド、n−ブトキシメチル
メタアクリルアミドのようなアルコキシメチルアミド
基、又はエポキシ基などを含むこともできる。酸官能価
は、通常は、全ての場合ではないが、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン
酸、イタコン酸、ヒドロキシエチル(メト)アクリレー
トアクリルアミドプロパンスルホン酸の燐酸エステル、
及びビニルスルホン酸のような酸官能モノマーの利用に
限定される。好ましくは、本発明の実施においては、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、及びそれらの混
合物を、酸基を含むモノマー単位として用いる。
な比較的少量で、エチレン性不飽和基に加えて他の反応
性基、例えばヒドロキシル基、例えばN−メチロールア
クリルアミド、N−メチロールメタアクリルアミド、n
−ブトキシメチルアクリルアミド、n−ブトキシメチル
メタアクリルアミドのようなアルコキシメチルアミド
基、又はエポキシ基などを含むこともできる。酸官能価
は、通常は、全ての場合ではないが、例えばアクリル
酸、メタクリル酸、フマル酸、マレイン酸、クロトン
酸、イタコン酸、ヒドロキシエチル(メト)アクリレー
トアクリルアミドプロパンスルホン酸の燐酸エステル、
及びビニルスルホン酸のような酸官能モノマーの利用に
限定される。好ましくは、本発明の実施においては、ア
クリル酸、メタクリル酸、イタコン酸、及びそれらの混
合物を、酸基を含むモノマー単位として用いる。
【0015】約1から約10重量%の量の、例えばトリ
アリルシアヌレート、ジビニルマレエート、ジビニルア
ジペート、ビニルクロトネート、エチレングリコールジ
アクリレートエステル、アリルメタクリレートなどのよ
うなアルキレン性ポリ不飽和モノマー(alkylenically
polyunsaturated monomers)も、本発明の酸官能ポリマ
ーを調製するのに有用である。エチレン性不飽和モノマ
ー(ethylenically unsaturated monomers)を重合する
ための開始剤の適当なタイプとしては、過硫酸塩、過酸
化水素、例えばヒドロペルオキシドのような有機過酸化
物、及びアゾ化合物があり、還元剤と併用してもしなく
てもよい。モノマーの性質、ポリマーの所望の特性、及
びポリマー粒子の所望のサイズに応じて、様々な種類の
乳化剤を、別々に又は併用して用いることができる。一
般的には、アニオン乳化剤と非イオン乳化剤の双方を用
いることができる。任意に、保護コロイドを用いること
もできる。多くの場合において、アニオン乳化剤と非イ
オン乳化剤との混合物は、最も満足の行くものである。
重合において用いることができる化合物の適当な組の数
例としては、アルキルベンゼンスルホネート、アルキル
(C10 − C18)スルフェート、モノジアルキルホスフ
ェート、 (C10 − C18)脂肪酸塩、(C8 − C18)
アルコール又はアルキルフェノールのポリグリコールエ
ーテル、及びエチレンオキシドとプロピレンオキシドと
のブロックコポリマーがある。
アリルシアヌレート、ジビニルマレエート、ジビニルア
ジペート、ビニルクロトネート、エチレングリコールジ
アクリレートエステル、アリルメタクリレートなどのよ
うなアルキレン性ポリ不飽和モノマー(alkylenically
polyunsaturated monomers)も、本発明の酸官能ポリマ
ーを調製するのに有用である。エチレン性不飽和モノマ
ー(ethylenically unsaturated monomers)を重合する
ための開始剤の適当なタイプとしては、過硫酸塩、過酸
化水素、例えばヒドロペルオキシドのような有機過酸化
物、及びアゾ化合物があり、還元剤と併用してもしなく
てもよい。モノマーの性質、ポリマーの所望の特性、及
びポリマー粒子の所望のサイズに応じて、様々な種類の
乳化剤を、別々に又は併用して用いることができる。一
般的には、アニオン乳化剤と非イオン乳化剤の双方を用
いることができる。任意に、保護コロイドを用いること
もできる。多くの場合において、アニオン乳化剤と非イ
オン乳化剤との混合物は、最も満足の行くものである。
重合において用いることができる化合物の適当な組の数
例としては、アルキルベンゼンスルホネート、アルキル
(C10 − C18)スルフェート、モノジアルキルホスフ
ェート、 (C10 − C18)脂肪酸塩、(C8 − C18)
アルコール又はアルキルフェノールのポリグリコールエ
ーテル、及びエチレンオキシドとプロピレンオキシドと
のブロックコポリマーがある。
【0016】重合プロセスにおいては、乳化剤又は乳化
剤の組合せを用いることができる。用いられる量は、モ
ノマーのタイプ、及び乳化剤のタイプに依存する。用い
られる量は、固形分の総重量を基準として、一般的には
約0.1から約10重量%、特には約0.5から約5重
量%である。重合は、まず最初に、モノマーと、水及び
乳化剤の総量の一部とから成る予備エマルションを製造
し、次に予備エマルション及び触媒の供給時間(meteri
ng time )を約2から約5時間とし、触媒を用いて酸と
の重合を開始させることによって行うことができる。一
方、エマルション中にあるモノマーの一部をまず最初に
重合させ、次に更に多くのモノマーを別々にまたは混合
して段階的に加えることができる。更に、ある種のタイ
プのモノマーまたはモノマーの組合せを最初に重合さ
せ、次に他のモノマー又はモノマーの組合せを加え、積
層構造を有するポリマー粒子を形成することもできる。
酸基の濃度は、各層で異なっていることができ、例え
ば、ポリマー粒子の外側は高濃度で、その中心は低濃度
であることができる。必要な酸の量は、ポリマーの総重
量を基準として、2.0重量%未満、例えば0.5から
約1.0重量%であることができる。重合中の反応温度
は、−15℃から約100℃、好ましくは20℃から約
90℃であることができる。
剤の組合せを用いることができる。用いられる量は、モ
ノマーのタイプ、及び乳化剤のタイプに依存する。用い
られる量は、固形分の総重量を基準として、一般的には
約0.1から約10重量%、特には約0.5から約5重
量%である。重合は、まず最初に、モノマーと、水及び
乳化剤の総量の一部とから成る予備エマルションを製造
し、次に予備エマルション及び触媒の供給時間(meteri
ng time )を約2から約5時間とし、触媒を用いて酸と
の重合を開始させることによって行うことができる。一
方、エマルション中にあるモノマーの一部をまず最初に
重合させ、次に更に多くのモノマーを別々にまたは混合
して段階的に加えることができる。更に、ある種のタイ
プのモノマーまたはモノマーの組合せを最初に重合さ
せ、次に他のモノマー又はモノマーの組合せを加え、積
層構造を有するポリマー粒子を形成することもできる。
酸基の濃度は、各層で異なっていることができ、例え
ば、ポリマー粒子の外側は高濃度で、その中心は低濃度
であることができる。必要な酸の量は、ポリマーの総重
量を基準として、2.0重量%未満、例えば0.5から
約1.0重量%であることができる。重合中の反応温度
は、−15℃から約100℃、好ましくは20℃から約
90℃であることができる。
【0017】重合中に、他の化合物、例えばメルカプト
ンのような鎖長調節剤、及び炭酸水素ナトリウムのよう
な緩衝剤(buffer)を存在させておくこともできる。更
に、可塑剤、架橋剤、流動促進剤(flow-promoting age
nts)、 増粘剤、着色剤、又は無機及び高分子量顔料を
含む顔料のような物質を重合中に存在させておくことが
できるか、又は重合後に加えることもできる。又、例え
ば本明細書の一部として参照される米国特許第2,98
0,652号;第4,599,417号及び第4,77
7,265号に開示されていて、且つ該特許に従って調
製された接着性促進モノマー(adhesion promoting mon
omers)も、 酸官能ポリマーの重合中に存在させておく
ことができる。例えばラウリル硫酸ナトリウムなどのよ
うな界面活性剤を用いて、ポリマーを重合させる場合に
は、オルガノシランを混和し、改質酸官能ポリマーに安
定性を付与するためには、追加の界面活性剤を加えるこ
とが必要であるかもしれない。用いられる界面活性剤の
レベルは、エマルションポリマーの重量を基準として、
約0.1から約10重量%である。
ンのような鎖長調節剤、及び炭酸水素ナトリウムのよう
な緩衝剤(buffer)を存在させておくこともできる。更
に、可塑剤、架橋剤、流動促進剤(flow-promoting age
nts)、 増粘剤、着色剤、又は無機及び高分子量顔料を
含む顔料のような物質を重合中に存在させておくことが
できるか、又は重合後に加えることもできる。又、例え
ば本明細書の一部として参照される米国特許第2,98
0,652号;第4,599,417号及び第4,77
7,265号に開示されていて、且つ該特許に従って調
製された接着性促進モノマー(adhesion promoting mon
omers)も、 酸官能ポリマーの重合中に存在させておく
ことができる。例えばラウリル硫酸ナトリウムなどのよ
うな界面活性剤を用いて、ポリマーを重合させる場合に
は、オルガノシランを混和し、改質酸官能ポリマーに安
定性を付与するためには、追加の界面活性剤を加えるこ
とが必要であるかもしれない。用いられる界面活性剤の
レベルは、エマルションポリマーの重量を基準として、
約0.1から約10重量%である。
【0018】以下、実施例により、本発明に従って調製
され、且つタンニン汚染ブロッキングシステムにおいて
有用な、並びに例えば粘度、接着、耐摩耗性、耐水白化
性、耐食性、耐ホットブロック性、及び水、火炎、煤
煙、ニコチン、インクの汚染ブロッキングのような他の
物理的性質を予期できぬ程向上させるオルガノシラン・
改質コーティングを更に説明する。以下の実施例は、本
発明を説明することを意図しており、本発明の範囲をい
かなる意味でも限定するものではない。
され、且つタンニン汚染ブロッキングシステムにおいて
有用な、並びに例えば粘度、接着、耐摩耗性、耐水白化
性、耐食性、耐ホットブロック性、及び水、火炎、煤
煙、ニコチン、インクの汚染ブロッキングのような他の
物理的性質を予期できぬ程向上させるオルガノシラン・
改質コーティングを更に説明する。以下の実施例は、本
発明を説明することを意図しており、本発明の範囲をい
かなる意味でも限定するものではない。
【0019】タンニン汚染ブロッキングの試験方法 タンニン及び他の発色性抽出物質(chromophoric extra
ctives)は、木材ベース生成物の中にある自然に見出さ
れる物質である。これらの発色物質は、ベイスギ(west
ern Red Cedar)、レッドウッドオーク(Redwood Oa
k)、ストローブマツ、及び黄色材マツ(Yellow Pine)
中に存在している。 それらは又、例えば紙、カードボ
ード、プライウッド、パーティクルボード、チップボー
ド、ストランドボード、メゾナイトのような木材配合製
品中にも存在している。
ctives)は、木材ベース生成物の中にある自然に見出さ
れる物質である。これらの発色物質は、ベイスギ(west
ern Red Cedar)、レッドウッドオーク(Redwood Oa
k)、ストローブマツ、及び黄色材マツ(Yellow Pine)
中に存在している。 それらは又、例えば紙、カードボ
ード、プライウッド、パーティクルボード、チップボー
ド、ストランドボード、メゾナイトのような木材配合製
品中にも存在している。
【0020】この試験では、ダーク・ステイニング(da
rk-staining )シーダー及びレッドウッドのような汚染
支持体を用い、平削りして、研磨仕上をする。試験にお
いてばらつきを避けるために、ボードの長さ方向と直角
方向に木目模様を有するボードを選択する。試験パネル
は、等しいセクションに分割する。試験プライマーをブ
ラシを用いて、等しい塗布速度(即ち、試験ペイントを
秤量することによって決定された1ガロン当たり、約4
50平方フィート)で適用し、乾燥させる。次に、同じ
く1ガロン当たり450平方フィートの塗布速度で、タ
ンニンの通過を許す高隠蔽力トップコートペイントをパ
ネル全体に適用する。そして直ちに、そのトップコート
を、35℃ − 45℃の水3ガロンが加えられている1
2立方フィートの密閉可能な給湿室(humidity chambe
r)の中に配置する。パネルは、水の上3インチに支持
し、表を上にして、16時間、高湿度室の中に入れて置
く。次に、高湿度室から取り出して、少なくとも16時
間乾燥させる。そのパネルを、タンニン汚染ブロッキン
グに関して評価する。アミノシラン・改質着色コーティ
ングを含む全ての実施例において、水性タンニン汚染ブ
ロッキング着色プライマーペイント(顔料体積濃度 1
9.5%;固形分 37.4%体積)を対照として用い
た。
rk-staining )シーダー及びレッドウッドのような汚染
支持体を用い、平削りして、研磨仕上をする。試験にお
いてばらつきを避けるために、ボードの長さ方向と直角
方向に木目模様を有するボードを選択する。試験パネル
は、等しいセクションに分割する。試験プライマーをブ
ラシを用いて、等しい塗布速度(即ち、試験ペイントを
秤量することによって決定された1ガロン当たり、約4
50平方フィート)で適用し、乾燥させる。次に、同じ
く1ガロン当たり450平方フィートの塗布速度で、タ
ンニンの通過を許す高隠蔽力トップコートペイントをパ
ネル全体に適用する。そして直ちに、そのトップコート
を、35℃ − 45℃の水3ガロンが加えられている1
2立方フィートの密閉可能な給湿室(humidity chambe
r)の中に配置する。パネルは、水の上3インチに支持
し、表を上にして、16時間、高湿度室の中に入れて置
く。次に、高湿度室から取り出して、少なくとも16時
間乾燥させる。そのパネルを、タンニン汚染ブロッキン
グに関して評価する。アミノシラン・改質着色コーティ
ングを含む全ての実施例において、水性タンニン汚染ブ
ロッキング着色プライマーペイント(顔料体積濃度 1
9.5%;固形分 37.4%体積)を対照として用い
た。
【0021】結果の計算 タンニン汚染ブロッキングは、以下の3つの方法で測定
することができる: (1)コーティングを、等級10(100%タンニンブ
ロッキング)から等級1(10%タンニンブロッキン
グ)までの等級に割り当てることによって、1 −10
の尺度で質的に評価する。タンニン汚染ブロッキングを
判定するこの方法では、2.0単位が有意な相違であ
る、と考えられる。 (2)ミノルタ・データ・プロセッサ DP−100 の
読みによる分光測光法。Lab 示度のより小さい正の
「b」値は、より大きい正の「b」値に比べて、 より
良いタンニン汚染ブロッキングを示している。タンニン
汚染ブロッキングを判定するこの方法では、0.4単位
が有意な相違である、と考えられる。
することができる: (1)コーティングを、等級10(100%タンニンブ
ロッキング)から等級1(10%タンニンブロッキン
グ)までの等級に割り当てることによって、1 −10
の尺度で質的に評価する。タンニン汚染ブロッキングを
判定するこの方法では、2.0単位が有意な相違であ
る、と考えられる。 (2)ミノルタ・データ・プロセッサ DP−100 の
読みによる分光測光法。Lab 示度のより小さい正の
「b」値は、より大きい正の「b」値に比べて、 より
良いタンニン汚染ブロッキングを示している。タンニン
汚染ブロッキングを判定するこの方法では、0.4単位
が有意な相違である、と考えられる。
【0022】(3)トップコートされている実験プライ
マーの測定された「b」値を不合格対照の「b」値と比
較する。この方法は、汚染支持体(staining substrat
e)がタンニン及び他の発色物質に極めて富んでいると
きには、特に有用である。この方法におけるタンニン汚
染ブロッキング%に関する式を以下に示す。 汚染ブロッキング% = 10+[b(不合格) − b
(実験)/(b(不合格)/90)] (式中、b(不合格)= 不合格対照の「b」値、b
(実験)= トップコートされた実験プライマーの
「b」値 である)
マーの測定された「b」値を不合格対照の「b」値と比
較する。この方法は、汚染支持体(staining substrat
e)がタンニン及び他の発色物質に極めて富んでいると
きには、特に有用である。この方法におけるタンニン汚
染ブロッキング%に関する式を以下に示す。 汚染ブロッキング% = 10+[b(不合格) − b
(実験)/(b(不合格)/90)] (式中、b(不合格)= 不合格対照の「b」値、b
(実験)= トップコートされた実験プライマーの
「b」値 である)
【0023】上式は、2つのコート(1つはプライマー
として、もう1つはトップコートとして)における不合
格対照が、ダークステイニング木材に関して10%だけ
タンニン汚染ブロッキングを有している、と仮定してい
る。従って、実験ペイントの「b」値が負の値を有する
場合、100%を超える値のタンニン汚染ブロッキング
をとることができる。これは、試験パネルが更に多くの
タンニンを有している場合、ある種のコーティングは、
更に多くのタンニン汚染をブロックすることができる能
力を潜在的に有している、ということを示唆している。
プライマーが、タンニン汚染ブロッキングを実際に損な
う場合には、ブロック%値は、負の値となることがあ
る。実施例では、以下の略語を用いている: MMA メチルメタクリレート BA ブチルアクリレート MAA メタクリル酸 2−EHA 2−エチルヘキシルアクリレート
として、もう1つはトップコートとして)における不合
格対照が、ダークステイニング木材に関して10%だけ
タンニン汚染ブロッキングを有している、と仮定してい
る。従って、実験ペイントの「b」値が負の値を有する
場合、100%を超える値のタンニン汚染ブロッキング
をとることができる。これは、試験パネルが更に多くの
タンニンを有している場合、ある種のコーティングは、
更に多くのタンニン汚染をブロックすることができる能
力を潜在的に有している、ということを示唆している。
プライマーが、タンニン汚染ブロッキングを実際に損な
う場合には、ブロック%値は、負の値となることがあ
る。実施例では、以下の略語を用いている: MMA メチルメタクリレート BA ブチルアクリレート MAA メタクリル酸 2−EHA 2−エチルヘキシルアクリレート
【0024】試験結果 実施例1 − クリアコートにおけるタンニン汚染ブロッ
キング 無着色エマルションサンプルを、様々な量のアミノエチ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−6020)
で改質し、タンニン汚染ブロッキングに関して試験し
た。エマルション組成は、51 BA/45.5 MM
A/2.5 MAA/1.0 接着モノマーである。 サンプル シーダー「b」値 レッドウッド「b」値 A(対照 0% Z-6020) +5.5 +5.5 B( 1% Z-6020) +2.5 +3.2 C( 2% Z-6020) +1.5 +2.0 D( 3% Z-6020) +0.9 +1.4 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、「b」値の減少によって示さ
れているように、無着色クリアコートのタンニン汚染ブ
ロッキングが向上する。
キング 無着色エマルションサンプルを、様々な量のアミノエチ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−6020)
で改質し、タンニン汚染ブロッキングに関して試験し
た。エマルション組成は、51 BA/45.5 MM
A/2.5 MAA/1.0 接着モノマーである。 サンプル シーダー「b」値 レッドウッド「b」値 A(対照 0% Z-6020) +5.5 +5.5 B( 1% Z-6020) +2.5 +3.2 C( 2% Z-6020) +1.5 +2.0 D( 3% Z-6020) +0.9 +1.4 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、「b」値の減少によって示さ
れているように、無着色クリアコートのタンニン汚染ブ
ロッキングが向上する。
【0025】実施例2 − ペイントのタンニン汚染ブロ
ッキング 着色ペイントサンプルを、様々な量のアミノエチルアミ
ノプロピルトリメトキシシラン(Z−6020)で改質
し、タンニン汚染ブロッキングに関して試験した。エマ
ルション組成は、 51 BA/45.5 MMA/2.
5 MAA/1%接着モノマーである。ペイントの配合
は、顔料体積濃度 19.5%;固形分 37.4%体積
である。 サンプル シーダー「b」値 A(対照 0% Z-6020) +0.5 B( 1% Z-6020) -0.4 C( 2% Z-6020) -1.0 D( 3% Z-6020) -1.2 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、「b」値の減少によって示さ
れているように、ペイントのタンニン汚染ブロッキング
が向上する。
ッキング 着色ペイントサンプルを、様々な量のアミノエチルアミ
ノプロピルトリメトキシシラン(Z−6020)で改質
し、タンニン汚染ブロッキングに関して試験した。エマ
ルション組成は、 51 BA/45.5 MMA/2.
5 MAA/1%接着モノマーである。ペイントの配合
は、顔料体積濃度 19.5%;固形分 37.4%体積
である。 サンプル シーダー「b」値 A(対照 0% Z-6020) +0.5 B( 1% Z-6020) -0.4 C( 2% Z-6020) -1.0 D( 3% Z-6020) -1.2 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、「b」値の減少によって示さ
れているように、ペイントのタンニン汚染ブロッキング
が向上する。
【0026】実施例3 − ペイントのタンニン汚染ブロ
ッキング 着色ペイントサンプルを、1%アミノエチルアミノプロ
ピルトリメトキシシラン(Z−6020)で改質し、タ
ンニン汚染ブロッキングに関して試験した。ポリマー組
成は、実施例1と同じである。ペイントの配合は、実施
例2と同じである。 サンプル シーダー「b」値 A(対照 0% Z-6020) +2.6 B( 1% Z-6020) +0.2 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、「b」値の減少によって示さ
れているように、ペイントのタンニン汚染ブロッキング
が向上する。
ッキング 着色ペイントサンプルを、1%アミノエチルアミノプロ
ピルトリメトキシシラン(Z−6020)で改質し、タ
ンニン汚染ブロッキングに関して試験した。ポリマー組
成は、実施例1と同じである。ペイントの配合は、実施
例2と同じである。 サンプル シーダー「b」値 A(対照 0% Z-6020) +2.6 B( 1% Z-6020) +0.2 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、「b」値の減少によって示さ
れているように、ペイントのタンニン汚染ブロッキング
が向上する。
【0027】実施例4 − 種々の支持体上における改質
ペイントの耐ブリスター性 水性プライマーペイント(顔料体積濃度 19.5%;
固形分 37.4%体積)を、 52 BA/46 MMA
/1.5 MAAポリマーから調製し、以下の添加剤:
即ち、 バーサミン(Versamine)A−50(ジエチレン
トリアミンの脂肪族付加物)、酢酸ナトリウム、アミノ
エチルアミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コー
ニングから市販されている Z−6020)で改質し
た。活性材料(active material)の使用レベルは、総
ペイント重量を基準として、 1.5%である。
ペイントの耐ブリスター性 水性プライマーペイント(顔料体積濃度 19.5%;
固形分 37.4%体積)を、 52 BA/46 MMA
/1.5 MAAポリマーから調製し、以下の添加剤:
即ち、 バーサミン(Versamine)A−50(ジエチレン
トリアミンの脂肪族付加物)、酢酸ナトリウム、アミノ
エチルアミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コー
ニングから市販されている Z−6020)で改質し
た。活性材料(active material)の使用レベルは、総
ペイント重量を基準として、 1.5%である。
【0028】ブリスター評価法: 数値等級評価をブリスターのサイズに対して適用する:
10 = ブリスターなし、9は最も小さい、1は最も大
きい。ブリスターの密度に対しては、以下の非数値等級
評価を適用する: 低密度又は殆どなし(「F」) 中程度(「M」) 中稠密(「MD」) 高密度又は高稠密(「D」)
10 = ブリスターなし、9は最も小さい、1は最も大
きい。ブリスターの密度に対しては、以下の非数値等級
評価を適用する: 低密度又は殆どなし(「F」) 中程度(「M」) 中稠密(「MD」) 高密度又は高稠密(「D」)
【0029】 サンプル 耐ウェットブリスター性 アルキド チョーク チョーク ペイント ラテックス オイル A(対照) 10 10 10 B(ジエチレントリアミン 9F 7D 10 の脂肪族付加物) C(酢酸ナトリウム) 9D 6D 7D D(ジエチレントリアミン 6D 6D 10 の脂肪族付加物、 および酢酸ナトリウム) E(Z−6020) 10 10 10 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)の利用は、耐ブリスター性に影響を与えず、
ジエチレントリアミンの脂肪族付加物及び/又は酢酸ナ
トリウムの利用は、耐ブリスター性を損なう。
6020)の利用は、耐ブリスター性に影響を与えず、
ジエチレントリアミンの脂肪族付加物及び/又は酢酸ナ
トリウムの利用は、耐ブリスター性を損なう。
【0030】実施例5 − 種々の支持体上における改質
ペイントの接着を剥離させる力 ペインティング手順:11平方インチ当たりコーティン
グ2.5gで、ペイントの初期コートを支持体に適用し
た。次に、4層チーズクロスの2インチ断片を、ペイン
トの初期コート上に平らに置いた。更に又、ペイント
5.0gを、できるだけ平滑に、ペイントで満たされて
いる前記チーズクロスの上に塗布した。そのパネルを1
週間乾燥させた。乾燥後に、試験部位のそれぞれの上
に、チーズクロスに線を入れ、幅1インチの小片を得
た。次に、それを、ウォータースプレーボックスの中に
1時間暴露してから取り出した。パネルを水平に支持
し、重りをチーズクロスの一端に取り付けた。様々な重
量(g)を適用して、一定速度の引張り(5秒当たり約
3/8インチ)を達成した。より大きな値は、より良い
接着を示している。
ペイントの接着を剥離させる力 ペインティング手順:11平方インチ当たりコーティン
グ2.5gで、ペイントの初期コートを支持体に適用し
た。次に、4層チーズクロスの2インチ断片を、ペイン
トの初期コート上に平らに置いた。更に又、ペイント
5.0gを、できるだけ平滑に、ペイントで満たされて
いる前記チーズクロスの上に塗布した。そのパネルを1
週間乾燥させた。乾燥後に、試験部位のそれぞれの上
に、チーズクロスに線を入れ、幅1インチの小片を得
た。次に、それを、ウォータースプレーボックスの中に
1時間暴露してから取り出した。パネルを水平に支持
し、重りをチーズクロスの一端に取り付けた。様々な重
量(g)を適用して、一定速度の引張り(5秒当たり約
3/8インチ)を達成した。より大きな値は、より良い
接着を示している。
【0031】 サンプル アルキト゛ チョークラテックス チョークオイル ヘ゜イント ヘ゜イント ヘ゜イント A(対照) 50g 350 150 B(ジエチレントリアミン 50 300 50 の脂肪族付加物) C(酢酸ナトリウム) 50 150 50 D(ジエチレントリアミンの 50 150 50 脂肪族付加物および 酢酸ナトリウム) E(Z−6020) 300 700 350 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)で改質されたペイントは、未改質ペイント、
又はジエチレントリアミンの脂肪族付加物及び/又は酢
酸ナトリウムで改質されたペイントのいずれかと比較し
て、接着が向上した。
6020)で改質されたペイントは、未改質ペイント、
又はジエチレントリアミンの脂肪族付加物及び/又は酢
酸ナトリウムで改質されたペイントのいずれかと比較し
て、接着が向上した。
【0032】実施例6 − シーダー上無着色プライマー
のタンニン汚染ブロッキング ポリマー組成は、実施例1と同じである。 サンプル 「b」値 タンニン汚染ブロッキング% A(対照) 5.8 29 B(3% Z-6020) -0.8 109 C(3% ジエチレントリアミン 4.2 48 の脂肪族付加物) アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)で改質された無着色クリアコートは、未改質
対照、又はジエチレントリアミンの脂肪族付加物で改質
されたコーティングに対して、タンニン汚染ブロッキン
グが向上した。
のタンニン汚染ブロッキング ポリマー組成は、実施例1と同じである。 サンプル 「b」値 タンニン汚染ブロッキング% A(対照) 5.8 29 B(3% Z-6020) -0.8 109 C(3% ジエチレントリアミン 4.2 48 の脂肪族付加物) アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)で改質された無着色クリアコートは、未改質
対照、又はジエチレントリアミンの脂肪族付加物で改質
されたコーティングに対して、タンニン汚染ブロッキン
グが向上した。
【0033】実施例7 −(シーダー又はレッドウッド
上)改質無着色プライマーのタンニン汚染ブロッキング 対照#1用に用いられたエマルションは、51.5 B
A/46.0 MMA/2.5 MAA/0 − 5% 接
着促進剤であり、接着促進剤はモノマーの幾つかの組合
せの代わりに用いている;対照#2において用いられた
エマルションポリマーは、51.6 BA/47.1 M
MA/1.3 MAA/0 − 5% 接着モノマーであ
り、接着モノマーはモノマーの幾つかの組合せの代わり
に用いている。 サンプル 試験1 試験2 「b」値/ブロック% 「b」値/ブロック% A(対照#1) 5.3/29 5.6/35 B(3% Z-6020) 0.4/54 1.7/80 C(3% バーサミンA50) 6.7/10 5.3/39 D(対照#2) 3.7/51 5.2/30 E(3% Z-6020) -1.0/113 -0.9/110 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)で改質された無着色プライマーは、「b」値
の減少及びタンニンブロッキング%の増加によって示さ
れているように、未改質のもの、又はジエチレントリア
ミンの脂肪族付加物で改質されたコーティングに比べ
て、より良いタンニン汚染ブロッキングを有する。
上)改質無着色プライマーのタンニン汚染ブロッキング 対照#1用に用いられたエマルションは、51.5 B
A/46.0 MMA/2.5 MAA/0 − 5% 接
着促進剤であり、接着促進剤はモノマーの幾つかの組合
せの代わりに用いている;対照#2において用いられた
エマルションポリマーは、51.6 BA/47.1 M
MA/1.3 MAA/0 − 5% 接着モノマーであ
り、接着モノマーはモノマーの幾つかの組合せの代わり
に用いている。 サンプル 試験1 試験2 「b」値/ブロック% 「b」値/ブロック% A(対照#1) 5.3/29 5.6/35 B(3% Z-6020) 0.4/54 1.7/80 C(3% バーサミンA50) 6.7/10 5.3/39 D(対照#2) 3.7/51 5.2/30 E(3% Z-6020) -1.0/113 -0.9/110 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)で改質された無着色プライマーは、「b」値
の減少及びタンニンブロッキング%の増加によって示さ
れているように、未改質のもの、又はジエチレントリア
ミンの脂肪族付加物で改質されたコーティングに比べ
て、より良いタンニン汚染ブロッキングを有する。
【0034】実施例8 − 種々の支持体上における改質
ペイントの耐ブリスター性 評価方法: 数値等級評価をブリスターのサイズに対して適用する:
10=ブリスターなし、9は最も小さく、1は最も大き
い。発達するブリスターの密度に対しては、以下の非数
値等級評価を適用する: 低密度又は殆どなし(「F」) 中程度(「M」) 中稠密(「MD」) 高密度又は高稠密(「D」) 改質ペイントの耐ブリスター性 サンプル アルキト゛ チョークラテックス チョークオイル ヘ゜イント ヘ゜イント ヘ゜イント A(対照#1) 10 7D 8MD B(1.5% Z-6020) 10 5D 8MD C(1.5% ハ゛ーサミン A-50) 不合格 不合格 不合格 D(1.5% ワッカー F-756*) 不合格 不合格 不合格 *ワッカー F-756 −約1350の分子量を有するアル
キレンジアミノ官能性ポリジメチルシロキサン流体であ
るシリコーン流体。 ポリマー組成は、実施例7の対照2と同じである。ペイ
ントの配合は、実施例2と同じである。サンプルC及び
Dにおいては、フィルムが不良であり、評価することが
できなかった。アミノエチルアミノプロピルトリメトキ
シシラン(Z−6020)によるペイントの改質は、耐
ブリスター性に関して効果があるが、ジエチレントリア
ミンの脂肪族付加物及びワッカーF−756によるペイ
ントの改質では、ペイントフィルム全体にわたって膨潤
が起こった。
ペイントの耐ブリスター性 評価方法: 数値等級評価をブリスターのサイズに対して適用する:
10=ブリスターなし、9は最も小さく、1は最も大き
い。発達するブリスターの密度に対しては、以下の非数
値等級評価を適用する: 低密度又は殆どなし(「F」) 中程度(「M」) 中稠密(「MD」) 高密度又は高稠密(「D」) 改質ペイントの耐ブリスター性 サンプル アルキト゛ チョークラテックス チョークオイル ヘ゜イント ヘ゜イント ヘ゜イント A(対照#1) 10 7D 8MD B(1.5% Z-6020) 10 5D 8MD C(1.5% ハ゛ーサミン A-50) 不合格 不合格 不合格 D(1.5% ワッカー F-756*) 不合格 不合格 不合格 *ワッカー F-756 −約1350の分子量を有するアル
キレンジアミノ官能性ポリジメチルシロキサン流体であ
るシリコーン流体。 ポリマー組成は、実施例7の対照2と同じである。ペイ
ントの配合は、実施例2と同じである。サンプルC及び
Dにおいては、フィルムが不良であり、評価することが
できなかった。アミノエチルアミノプロピルトリメトキ
シシラン(Z−6020)によるペイントの改質は、耐
ブリスター性に関して効果があるが、ジエチレントリア
ミンの脂肪族付加物及びワッカーF−756によるペイ
ントの改質では、ペイントフィルム全体にわたって膨潤
が起こった。
【0035】実施例9 − 改質ペイントの接着を剥離さ
せる力 サンプル アルキト゛ チョークラテックス チョークオイル ヘ゜イント ヘ゜イント ヘ゜イント A(対照#1) 250g 400 750 B(1.5% Z-6020) 1500 1050 350 C(1.5% シ゛エチレントリアミン 150 400 900 の脂肪族付加物) D(1.5% ワッカー F-756) 400 700 400 添加量は、ペイントの総重量を基準として、1.5%で
ある。アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン
(Z−6020)によるペイントの改質は、接着性を向
上させる。 評価法:一定速度の引張りを達成するための重量を用い
て、接着性能(高い値が良い)を測定した。
せる力 サンプル アルキト゛ チョークラテックス チョークオイル ヘ゜イント ヘ゜イント ヘ゜イント A(対照#1) 250g 400 750 B(1.5% Z-6020) 1500 1050 350 C(1.5% シ゛エチレントリアミン 150 400 900 の脂肪族付加物) D(1.5% ワッカー F-756) 400 700 400 添加量は、ペイントの総重量を基準として、1.5%で
ある。アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン
(Z−6020)によるペイントの改質は、接着性を向
上させる。 評価法:一定速度の引張りを達成するための重量を用い
て、接着性能(高い値が良い)を測定した。
【0036】実施例10 − 改質無着色クリアコートの
タンニン汚染ブロッキング サンプル 「b」値 タンニン汚染ブロック% A(対照#1) 5.8 29 B(Z-6020) -0.8 109 C(ジエチレントリアミン 4.2 48 の脂肪族付加物) D(ワッカー F756) -0.2 102 ワッカーF756で改質されたコーティングのフィルム
の質は、不良であった。
タンニン汚染ブロッキング サンプル 「b」値 タンニン汚染ブロック% A(対照#1) 5.8 29 B(Z-6020) -0.8 109 C(ジエチレントリアミン 4.2 48 の脂肪族付加物) D(ワッカー F756) -0.2 102 ワッカーF756で改質されたコーティングのフィルム
の質は、不良であった。
【0037】実施例11 − 改質無着色クリアコートの
タンニン汚染ブロッキング サンプル シーダー レッドウッド ブロック% ブロック% A(対照#2) 50 45 B(Z-6020 無着色) 119 101 C(ジエチレントリアミン 65 31 の脂肪族付加物 無着色) D(ワッカー F756 無着色) 76 63 使用レベルは、総重量を基準として、1.3%である。
タンニン汚染ブロッキング サンプル シーダー レッドウッド ブロック% ブロック% A(対照#2) 50 45 B(Z-6020 無着色) 119 101 C(ジエチレントリアミン 65 31 の脂肪族付加物 無着色) D(ワッカー F756 無着色) 76 63 使用レベルは、総重量を基準として、1.3%である。
【0038】実施例12 − 改質無着色クリアコートの
耐水白化性 サンプル 耐水白化性 質 測定された耐白化性% 10 = 最上 最高値 = 最上 A(対照#2 無着色) 2 50 B(1.5% Z-6020) 10 119 C(1.5% ジエチレントリアミン 2 65 の脂肪族付加物) D(1.5% ワッカー F-756) 5 76 E(3.0% Z-6020) 7.5 F(3.0% ジエチレントリアミン 3 10 の脂肪族付加物) G(3.0% ワッカー F756) 4 106 (対照#1 無着色) 2 H(3% Z-6020) 5 I(3% ジエチレントリアミン 2 の脂肪族付加物) J(3% ワッカー F-756) 1 活性材料の使用レベルは、バインダー固形分基準(又は
総重量を基準として1.3%)である。
耐水白化性 サンプル 耐水白化性 質 測定された耐白化性% 10 = 最上 最高値 = 最上 A(対照#2 無着色) 2 50 B(1.5% Z-6020) 10 119 C(1.5% ジエチレントリアミン 2 65 の脂肪族付加物) D(1.5% ワッカー F-756) 5 76 E(3.0% Z-6020) 7.5 F(3.0% ジエチレントリアミン 3 10 の脂肪族付加物) G(3.0% ワッカー F756) 4 106 (対照#1 無着色) 2 H(3% Z-6020) 5 I(3% ジエチレントリアミン 2 の脂肪族付加物) J(3% ワッカー F-756) 1 活性材料の使用レベルは、バインダー固形分基準(又は
総重量を基準として1.3%)である。
【0039】実施例13 − レッドオークプライウッド
上タンニン汚染ブロッキングのためのクリアコート B値 タンニン汚染ブロッキング% 対照#1 無着色 5.2 13 3% Z-6020 4.7 22 対照#2 無着色 +3% Z-6020 1.7 72 活性材料のアミノエチルアミノプロピルトリメトキシシ
ラン(Z−6020)のレベルは、バインダー固形分基
準である。
上タンニン汚染ブロッキングのためのクリアコート B値 タンニン汚染ブロッキング% 対照#1 無着色 5.2 13 3% Z-6020 4.7 22 対照#2 無着色 +3% Z-6020 1.7 72 活性材料のアミノエチルアミノプロピルトリメトキシシ
ラン(Z−6020)のレベルは、バインダー固形分基
準である。
【0040】実施例14 − 無着色クリアコートの耐食
性 各試験部位に取り付けられた6つのボックスネイル(bo
x nail)を有するパネルに対して、1ガロン当たり45
0平方フィートの等しい塗布速度で、コーティングをは
け塗りで適用した。そのコーティングを1時間乾燥さ
せ、次に標準着色ペイントでトップコートした。トップ
コート後直ぐに、そのパネルを、密封可能な高湿度キャ
ビネット中に16時間置いた。そしてそれを取り出し
て、1日乾燥させ、ネイルヘッドラスティング(nailhe
ad rusting)について評価した(10= 最高;1 =
最低)。 サンプル 等級 A(対照#1) 6 B(1.5% Z-6020) 10 C(3.0% Z-6020) 7.5 D(3.0% ジエチレントリアミン 3 の脂肪族付加物) E(対照#2) 5 G(1.5% Z-6020) 8 H(3.0% Z-6020) 7.5 I(3.0% ジエチレントリアミン 5.5 の脂肪族付加物)
性 各試験部位に取り付けられた6つのボックスネイル(bo
x nail)を有するパネルに対して、1ガロン当たり45
0平方フィートの等しい塗布速度で、コーティングをは
け塗りで適用した。そのコーティングを1時間乾燥さ
せ、次に標準着色ペイントでトップコートした。トップ
コート後直ぐに、そのパネルを、密封可能な高湿度キャ
ビネット中に16時間置いた。そしてそれを取り出し
て、1日乾燥させ、ネイルヘッドラスティング(nailhe
ad rusting)について評価した(10= 最高;1 =
最低)。 サンプル 等級 A(対照#1) 6 B(1.5% Z-6020) 10 C(3.0% Z-6020) 7.5 D(3.0% ジエチレントリアミン 3 の脂肪族付加物) E(対照#2) 5 G(1.5% Z-6020) 8 H(3.0% Z-6020) 7.5 I(3.0% ジエチレントリアミン 5.5 の脂肪族付加物)
【0041】実施例15 − 無着色コーティングの火炎
及び煤煙汚染ブロッキング 火炎及び煤煙によって損なわれているシロマツパネル
(white pine panel)に対して、1ガロン当たり450
平方フィートの等しい塗布速度で、オルガノシランを含
んでいない対照コーティングと、アミノエチルアミノプ
ロピルトリメトキシシラン(Z−6020)を含むコー
ティングとを、はけ塗りで適用した。そのコーティング
を乾燥させ、次に標準無着色ペイントでトップコートし
た。そのパネルを、1日乾燥させてから、火炎及び煤煙
汚染ブロッキングについて評価した(10 = 最高;1
= 最低)。 サンプル 火炎及び煤煙汚染ブロッキング A(対照) 8 B(1.5% Z-6020) 10
及び煤煙汚染ブロッキング 火炎及び煤煙によって損なわれているシロマツパネル
(white pine panel)に対して、1ガロン当たり450
平方フィートの等しい塗布速度で、オルガノシランを含
んでいない対照コーティングと、アミノエチルアミノプ
ロピルトリメトキシシラン(Z−6020)を含むコー
ティングとを、はけ塗りで適用した。そのコーティング
を乾燥させ、次に標準無着色ペイントでトップコートし
た。そのパネルを、1日乾燥させてから、火炎及び煤煙
汚染ブロッキングについて評価した(10 = 最高;1
= 最低)。 サンプル 火炎及び煤煙汚染ブロッキング A(対照) 8 B(1.5% Z-6020) 10
【0042】実施例16 − クリアコートにおけるタン
ニン汚染ブロッキング 無着色ポリマーサンプルを、様々な量のアミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン(ヒュルス(H@ls)ア
メリカから市販されているAO−700)又はアミノプ
ロピルメチルジエトキシシラン(ヒュルスアメリカから
市販されているAO−742)で改質し、節付きパイン
ボードに関してタンニン汚染ブロッキングを目視で評価
した。ポリマー組成は、サンプルA − Cに関しては、
52 BA/44.5 MMA/2.5 MAA/1.0
接着モノマーであり、 サンプルD − Jに関しては、
45.6 BA/52.4 MMA/1.0 MAA/
1.0 接着モノマーである。サンプルは、ポリマーに
対して、オルガノシランを加え、配合し、一晩平衡させ
て調製した。配合物を節付きパインボードに1回塗り
し、一晩乾燥させてから、光沢トップコートペイントで
トップコートした。25℃、相対湿度50%で1週間乾
燥させた後、コートしたボードを、40℃の一定温度、
周囲湿度条件で、最大8週間加熱した。節領域の汚染に
関して、1週間毎に、サンプルを目視で評価した(0
− 5、0が最上)。
ニン汚染ブロッキング 無着色ポリマーサンプルを、様々な量のアミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン(ヒュルス(H@ls)ア
メリカから市販されているAO−700)又はアミノプ
ロピルメチルジエトキシシラン(ヒュルスアメリカから
市販されているAO−742)で改質し、節付きパイン
ボードに関してタンニン汚染ブロッキングを目視で評価
した。ポリマー組成は、サンプルA − Cに関しては、
52 BA/44.5 MMA/2.5 MAA/1.0
接着モノマーであり、 サンプルD − Jに関しては、
45.6 BA/52.4 MMA/1.0 MAA/
1.0 接着モノマーである。サンプルは、ポリマーに
対して、オルガノシランを加え、配合し、一晩平衡させ
て調製した。配合物を節付きパインボードに1回塗り
し、一晩乾燥させてから、光沢トップコートペイントで
トップコートした。25℃、相対湿度50%で1週間乾
燥させた後、コートしたボードを、40℃の一定温度、
周囲湿度条件で、最大8週間加熱した。節領域の汚染に
関して、1週間毎に、サンプルを目視で評価した(0
− 5、0が最上)。
【0043】 サンプル 初期 2週 4週 6週 8週 A(対照 0% 0 3 4-5 5 5 オルガノシラン) B(1% AO-700) 0 0 0-1 1 2 C(2% AO-700) 0 0 0 1 1 D(対照 0% 0 4 4 5 5 オルガノシラン) E(1% AO-700) 0 0 0 1 1 F(1% AO-700) 0 0 0 0-1 3 G(2% AO-700) 0 0 0-1 1 1 H(2% AO-700) 0 0 1 2 3 I(1.5% AO-742) 0 0 3 4 - J(3% AO-742) 0 0 0 0 0 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(ヒュ
ルスアメリカから市販のAO−700)又はアミノプロ
ピルメチルジエトキシシラン(ヒュルスアメリカから市
販のAO−742)を添加すると、対照と比較して、節
付き木材上無着色クリアコートのタンニン汚染ブロッキ
ングが向上した。
ルスアメリカから市販のAO−700)又はアミノプロ
ピルメチルジエトキシシラン(ヒュルスアメリカから市
販のAO−742)を添加すると、対照と比較して、節
付き木材上無着色クリアコートのタンニン汚染ブロッキ
ングが向上した。
【0044】実施例17 − 耐ホットブロック性 無着色ポリマーサンプルを、様々な量のアミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン(ヒュルスアメリカか
ら市販のAO−700)又はアミノプロピルメチルジエ
トキシシラン(ヒュルスアメリカから市販のAO−74
2)で改質し、耐ホットブロック性について評価した。
ポリマー組成は、67(70.2 2−EHA/24.
3 MMA/3.5 MAA/2.0 MAA/2.0接
着促進剤)//33(7.8 2−EHA/87.2
MMA/3.0 MAA/2.0接着促進剤)である。
サンプルは、ポリマーに対して、オルガノシランを加
え、配合し、一晩平衡させて調製した。配合物を、4イ
ンチ x 8インチ x 1/8インチの焼戻しドュロン
(Duron、登録商標)ハードボードのパネルに1回塗り
し、25℃、 相対湿度50%で1週間乾燥させた。そ
のパネルを、4インチ x 2インチの断片に切断した。
その断片を、2インチ x 2インチ平方の場所に、直行
するように向かい合わせに(face-to-face)配置した。
その試験標本を、50℃及び70℃において 5 kg(1
平方インチ当たり 1.25 kg)の荷重でブロックにし
た。短い無荷重時間の後、その断片を、手で分離させ
て、粘着及び塗膜の損傷について評価した。試験標本
は、粘着に関して、0 − 5(0が最上)の等級で評価
し、塗膜損傷に関しては、損傷を受けた領域の割合で評
価した(0% = 最も良い)。
ミノプロピルトリメトキシシラン(ヒュルスアメリカか
ら市販のAO−700)又はアミノプロピルメチルジエ
トキシシラン(ヒュルスアメリカから市販のAO−74
2)で改質し、耐ホットブロック性について評価した。
ポリマー組成は、67(70.2 2−EHA/24.
3 MMA/3.5 MAA/2.0 MAA/2.0接
着促進剤)//33(7.8 2−EHA/87.2
MMA/3.0 MAA/2.0接着促進剤)である。
サンプルは、ポリマーに対して、オルガノシランを加
え、配合し、一晩平衡させて調製した。配合物を、4イ
ンチ x 8インチ x 1/8インチの焼戻しドュロン
(Duron、登録商標)ハードボードのパネルに1回塗り
し、25℃、 相対湿度50%で1週間乾燥させた。そ
のパネルを、4インチ x 2インチの断片に切断した。
その断片を、2インチ x 2インチ平方の場所に、直行
するように向かい合わせに(face-to-face)配置した。
その試験標本を、50℃及び70℃において 5 kg(1
平方インチ当たり 1.25 kg)の荷重でブロックにし
た。短い無荷重時間の後、その断片を、手で分離させ
て、粘着及び塗膜の損傷について評価した。試験標本
は、粘着に関して、0 − 5(0が最上)の等級で評価
し、塗膜損傷に関しては、損傷を受けた領域の割合で評
価した(0% = 最も良い)。
【0045】 サンプル 50℃ 70℃ A(対照 0% 1.5/1% 4.5/92% オルガノシラン) B(3% AO-700) 1 /0% 1.3/4% C(対照 0% 2.5/33% 5/93% オルガノシラン) D(1% AO-742) 2 /5% 4.1/60% E(3% AO-742) 1.7/4% 5/93% F(5% AO-742) 1.2/1% 5/83% アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(ヒュ
ルスアメリカから市販のAO−700)又はアミノプロ
ピルメチルジエトキシシラン(ヒュルスアメリカから市
販のAO−742)を添加すると、対照と比較して、耐
ホットブロック性が向上した。
ルスアメリカから市販のAO−700)又はアミノプロ
ピルメチルジエトキシシラン(ヒュルスアメリカから市
販のAO−742)を添加すると、対照と比較して、耐
ホットブロック性が向上した。
【0046】実施例18 − 水汚染ブロッキング 無着色ポリマーサンプルを、様々な量のアミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コーニングか
ら市販のZ−6020)で改質し、水汚染ブロッキング
について評価した。ポリマー組成は、51.5 BA/
46.0 MMA/2.5 MAA/0 − 5% 接着促
進剤 である。サンプルは、ポリマーサンプルに対し
て、ラテックス固体の固形分を基準として、最初に添加
及び混合してある2%トリトン(Triton 、 登録商標)
X−405界面活性剤を加えることによって調製した。
次に、その混合物に、ラテックス固形分の活性成分を基
準として3%アミノエチルアミノプロピルトリメトキシ
シラン(対照では0%)を加え、一晩平衡させた。その
混合物を、水で汚染された天井タイルに1回塗りし、乾
燥させた。内装平壁ペイント(interior flat wall pai
nt)をトップコートとして1回または2回塗りし、乾燥
させた。試験標本を、水汚染ブロッキングについて、0
− 10(0が最上)の等級(10 = 最上)で評価し
た。 サンプル 1回塗り 2回塗り A(対照 0% 2 2 オルガノシラン) B(3% Z-6020) 8 7 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加することにより、対照と比較して、水
汚染ブロッキングが向上した。
ミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コーニングか
ら市販のZ−6020)で改質し、水汚染ブロッキング
について評価した。ポリマー組成は、51.5 BA/
46.0 MMA/2.5 MAA/0 − 5% 接着促
進剤 である。サンプルは、ポリマーサンプルに対し
て、ラテックス固体の固形分を基準として、最初に添加
及び混合してある2%トリトン(Triton 、 登録商標)
X−405界面活性剤を加えることによって調製した。
次に、その混合物に、ラテックス固形分の活性成分を基
準として3%アミノエチルアミノプロピルトリメトキシ
シラン(対照では0%)を加え、一晩平衡させた。その
混合物を、水で汚染された天井タイルに1回塗りし、乾
燥させた。内装平壁ペイント(interior flat wall pai
nt)をトップコートとして1回または2回塗りし、乾燥
させた。試験標本を、水汚染ブロッキングについて、0
− 10(0が最上)の等級(10 = 最上)で評価し
た。 サンプル 1回塗り 2回塗り A(対照 0% 2 2 オルガノシラン) B(3% Z-6020) 8 7 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加することにより、対照と比較して、水
汚染ブロッキングが向上した。
【0047】実施例19 − ペン描き汚染ブロッキング 無着色ポリマーサンプルを、様々な量のアミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コーニングか
ら市販のZ−6020)で改質し、ペン描き汚染ブロッ
キングについて評価した。ポリマー組成は、51.5
BA/46.0MMA/2.5 MAA/0 − 5% 接
着促進剤である。サンプルは、ポリマーサンプルに対し
て、ラテックス固体の固形分を基準として、最初に添加
及び混合してある2%トリトンX−405界面活性剤を
加えることによって調製した。次に、その混合物に、ラ
テックス固形分の活性成分を基準として3%アミノエチ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン(対照では0%)
を加え、一晩平衡させた。その混合物を、異なるペン描
きマーキングでマークされたレネタ(Leneta)5Cパネ
ルに1回塗りし(7.0ミル ドローダウン)、2時間
乾燥させた。 内装平壁ペイントを、 第一の被膜の上に
1回塗りし(7.0ミル ドローダウン)、24時間乾
燥させた。試験パネルを、ペン描き汚染ブロッキングに
ついて、0− 10の等級(10 = 最上)で評価し
た。 サンプル 試験1 試験2 A(対照 0% 2.7 1 オルガノシラン) B(3% Z-6020) 4.7 8 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、対照と比較して、ペン描き汚
染ブロッキングが向上した。
ミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コーニングか
ら市販のZ−6020)で改質し、ペン描き汚染ブロッ
キングについて評価した。ポリマー組成は、51.5
BA/46.0MMA/2.5 MAA/0 − 5% 接
着促進剤である。サンプルは、ポリマーサンプルに対し
て、ラテックス固体の固形分を基準として、最初に添加
及び混合してある2%トリトンX−405界面活性剤を
加えることによって調製した。次に、その混合物に、ラ
テックス固形分の活性成分を基準として3%アミノエチ
ルアミノプロピルトリメトキシシラン(対照では0%)
を加え、一晩平衡させた。その混合物を、異なるペン描
きマーキングでマークされたレネタ(Leneta)5Cパネ
ルに1回塗りし(7.0ミル ドローダウン)、2時間
乾燥させた。 内装平壁ペイントを、 第一の被膜の上に
1回塗りし(7.0ミル ドローダウン)、24時間乾
燥させた。試験パネルを、ペン描き汚染ブロッキングに
ついて、0− 10の等級(10 = 最上)で評価し
た。 サンプル 試験1 試験2 A(対照 0% 2.7 1 オルガノシラン) B(3% Z-6020) 4.7 8 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、対照と比較して、ペン描き汚
染ブロッキングが向上した。
【0048】実施例20 − ニコチン及び煤煙汚染ブロ
ッキング 無着色ポリマーサンプルを、様々な量のアミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コーニングか
ら市販のZ−6020)で改質し、ニコチン及び煤煙汚
染ブロッキングについて評価した。ポリマー組成は、
51.5 BA/46.0 MMA/2.5 MAA/0
− 5% 接着促進剤である。サンプルは、ポリマーサン
プルに対して、ラテックス固体の固形分を基準として、
最初に添加及び混合してある2%トリトンX−405界
面活性剤を加えることによって調製した。次に、その混
合物に、ラテックス固形分の活性成分を基準として、3
%アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(対
照では0%)を加え、一晩平衡させた。タバコ/ニコチ
ン汚染溶液は、アルコール溶液中30本のタバコから、
ニコチン及び煤煙残留物を抽出することによって、調製
した。その汚染溶液を、白色ビニルチャート(white vi
nyl chart)に適用し、1週間乾燥させた。 汚染の度合
いは、白色ビニルチャート上への汚染溶液のコーティン
グ回数によって調節した。
ッキング 無着色ポリマーサンプルを、様々な量のアミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン(ダウ・コーニングか
ら市販のZ−6020)で改質し、ニコチン及び煤煙汚
染ブロッキングについて評価した。ポリマー組成は、
51.5 BA/46.0 MMA/2.5 MAA/0
− 5% 接着促進剤である。サンプルは、ポリマーサン
プルに対して、ラテックス固体の固形分を基準として、
最初に添加及び混合してある2%トリトンX−405界
面活性剤を加えることによって調製した。次に、その混
合物に、ラテックス固形分の活性成分を基準として、3
%アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(対
照では0%)を加え、一晩平衡させた。タバコ/ニコチ
ン汚染溶液は、アルコール溶液中30本のタバコから、
ニコチン及び煤煙残留物を抽出することによって、調製
した。その汚染溶液を、白色ビニルチャート(white vi
nyl chart)に適用し、1週間乾燥させた。 汚染の度合
いは、白色ビニルチャート上への汚染溶液のコーティン
グ回数によって調節した。
【0049】ポリマーとオルガノシランとの混合物を、
汚染されたチャートに1回塗りし(7.0ミルドローダ
ウン)、2時間乾燥させた。内装平壁ペイントを、第一
の被膜の上に1回塗りし(7.0ミルドローダウン)、
24時間乾燥させた。試験パネルを、0 − 10の等級
(10 = 最上)で、ニコチン及び煤煙汚染ブロッキン
グに関して3つのパネルを評価し、その平均を取った。 サンプル 中程度ニコチン汚染 重度ニコチン汚染 A(対照 0% 8.8 5.5 オルガノシラン) B(3% Z-6020) 10 9.8 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、対照と比較して、ニコチン及
び煤煙汚染ブロッキングが向上した。
汚染されたチャートに1回塗りし(7.0ミルドローダ
ウン)、2時間乾燥させた。内装平壁ペイントを、第一
の被膜の上に1回塗りし(7.0ミルドローダウン)、
24時間乾燥させた。試験パネルを、0 − 10の等級
(10 = 最上)で、ニコチン及び煤煙汚染ブロッキン
グに関して3つのパネルを評価し、その平均を取った。 サンプル 中程度ニコチン汚染 重度ニコチン汚染 A(対照 0% 8.8 5.5 オルガノシラン) B(3% Z-6020) 10 9.8 アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(Z−
6020)を添加すると、対照と比較して、ニコチン及
び煤煙汚染ブロッキングが向上した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 5/00 PSD 201/06 PDF (72)発明者 ケニス・マイケル・ダネリー アメリカ合衆国ペンシルバニア州19020、 ベンサレム、ベンサレム・ブルバール 3806 アパートメント183 (72)発明者 ロバート・ローランド・クーン アメリカ合衆国ペンシルバニア州19446、 ランスデイル、ウッドランド・ドライブ 118
Claims (16)
- 【請求項1】 タンニンを含む支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含む、タンニン
を含む支持体におけるタンニン汚染ブロッキングを向上
させる方法。 - 【請求項2】 該オルガノシランが、アミノシラン、エ
ポキシシラン、メルカプトシラン、ビニルシラン、及び
メタクリルオキシシランから成る群より選択される化合
物である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 該アミノ官能シランが、アミノエチルア
ミノプロピルメチルジメトキシシラン、アミノエチルア
ミノプロピルトリメトキシシラン、アミノプロピルメチ
ルジメトキシシラン、アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、ポリアミノアルキルシリコーン、アミノエチルアミ
ノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン、N−(ベ
ータアミノエチル)ガンマメチルアミノプロピルトリメ
トキシシラン、トリメトキシシリプロピルジエチレント
リアミン、及びN−メチルアミノプロピルトリメトキシ
シランから成る群より選択される化合物である請求項2
記載の方法。 - 【請求項4】 該酸官能シランが、アミノエチルアミノ
プロピルトリメトキシシランである請求項3記載の方
法。 - 【請求項5】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含む耐摩耗性を
向上させる方法。 - 【請求項6】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含む耐水白化性
を向上させる方法。 - 【請求項7】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含む耐食性を向
上させる方法。 - 【請求項8】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含む耐ホットブ
ロック性を向上させる方法。 - 【請求項9】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含む火炎及び煤
煙汚染ブロッキングを向上させる方法。 - 【請求項10】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含むニコチン汚
染ブロッキングを向上させる方法。 - 【請求項11】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含むペン描き汚
染ブロッキングを向上させる方法。 - 【請求項12】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含む水汚染ブロ
ッキングを向上させる方法。 - 【請求項13】 支持体に対して: (1)酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1か
ら約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノマーから
形成された該酸官能ポリマー;及び (2)該酸官能ポリマーの総重量を基準として約0.1
から約20重量%の含量の約100から約10,000
の数平均分子量を有する少なくとも1つのオルガノシラ
ンを含むコーティングを適用する工程を含むコーティン
グの接着を向上させる方法。 - 【請求項14】 (a)タンニンを含む支持体;及び
(b)(i)酸官能ポリマーの総重量を基準として約
0.1から約20重量%の少なくとも1つの酸官能モノ
マーから形成された該酸官能ポリマーと、(ii)該酸
官能ポリマーの総重量を基準として約0.1から約20
重量%の含量の約100から約10,000の数平均分
子量を有する少なくとも1つのオルガノシランとを含む
コーティングを含む被覆された支持体。 - 【請求項15】 タンニンを含む支持体が、木材、紙、
カードボード、プライウッド、パーティクルボード、チ
ップボード、ストランドボード、メゾナイトから成る群
より選択される材料である請求項14記載の被覆された
支持体。 - 【請求項16】 該タンニンを含む木材支持体が、レッ
ドウッド、シーダー、ストローブマツ、黄色材マツ、及
びオークから成る群より選択される木材である請求項1
5記載の被覆された支持体。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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US5307193A | 1993-04-26 | 1993-04-26 | |
US210,349 | 1994-03-23 | ||
US08/210,349 US5527619A (en) | 1993-04-26 | 1994-03-23 | Tannin stain blocking coated substrate |
US053,071 | 1994-03-23 |
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CA (1) | CA2121766A1 (ja) |
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PH (1) | PH30700A (ja) |
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