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JPH07148150A - 放射線コンピュータ断層撮影装置 - Google Patents

放射線コンピュータ断層撮影装置

Info

Publication number
JPH07148150A
JPH07148150A JP5297023A JP29702393A JPH07148150A JP H07148150 A JPH07148150 A JP H07148150A JP 5297023 A JP5297023 A JP 5297023A JP 29702393 A JP29702393 A JP 29702393A JP H07148150 A JPH07148150 A JP H07148150A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gantry
bed
subject
computed tomography
top plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5297023A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromi Hori
宏臣 堀
Yasuo Maruyama
泰生 丸山
Hideki Fujimoto
英樹 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5297023A priority Critical patent/JPH07148150A/ja
Publication of JPH07148150A publication Critical patent/JPH07148150A/ja
Priority to US08/703,057 priority patent/US5848126A/en
Priority to US08/703,088 priority patent/US5748696A/en
Priority to US08/804,574 priority patent/US5740222A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】術中CTにおいて医師が容易に患者の位置設定
及び放射線パスの位置決めを容易に行なることができる
放射線CT装置を提供すること。 【構成】被検体の投影データを収集する架台10と、前
記被検体を載置する寝台20と、寝台20上にスライド
自在に配置され前記被検体を架台10内に導入する天板
21と、前記被検体の断層像を得る手段と、可動部1
0,20,21を移動することにより前記被検体の断層
面を設定する手段を備えた放射線コンピュータ断層撮影
装置において、前記設定する手段は、前記可動部に加わ
る外力を検出する手段22a,28と、外力を検出する
手段22a,28により検出された外力と同方向に可動
部10,20,21を駆動する駆動手段とを備えてなる
ことを特徴とする放射線コンピュータ断層撮影装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線コンピュータ断
層撮影装置(以下、「放射線CT装置」と称する。)に
係り、特に医師が手術室内のモニタに表示されたほぼリ
アルタイムの断層像を見ながら手術を行なうこと(以
下、「術中CT」と称する。)が可能な放射線CT装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の放射線CT装置の一つであるX線
CT装置は、診断室に固定配置され治療計画装置として
被検者の断層像を透視及び撮影するために用いられてい
る。一般に、X線CT装置は、X線撮像装置等が収容さ
れた架台と、この架台の開口部と相対向する位置に配置
され被検者を載置する寝台と、この寝台上にスライド自
在に配置され被検者を架台内に導入する天板と、これら
架台,寝台,天板を制御する制御装置とから構成されて
いる。なお、架台にはチルト機構やスリュー機構が設け
られ、必要に応じて被検者の断層面の角度を変えること
が可能である。
【0003】また、最近では断層像の再構成時間が短縮
されたため、ほぼリアルタイムで断層像を表示すること
ができる。これに伴い、医師は術中CTが可能になっ
た。術中CTでは、患者の体内に挿入したカテーテルが
目的の位置に正確に到達しているかを容易に判断するこ
とが可能である。このような術中CTにおいて、患者の
位置設定は次のようにして行われている。
【0004】X線CT装置の架台1を図11に示すよう
な電動リフタ2に載置し、操作部3を操作することによ
って移動、チルト動作、スリュー動作等を行なうように
している。なお、この電動リフタ2は架台を手術室内に
出し入れできるようにするために用いられている。医師
は手術中は手術室内に設けられたモニタを見ながら、架
台の位置を調整したり、架台をチルト、スリューさせる
ようにしている。
【0005】また、図12に示すようなX線CT装置の
場合には医師は、X線パスの位置を設定する場合に架台
4と寝台5に載置された患者とが干渉しないように寝台
5の側方A、すなわち架台4の前方に立って、架台4及
び寝台5の移動操作を行なうようにしている。このと
き、患者のどの部位にX線パスがあるかを見ながら、架
台4をチルトさせたり、寝台5の天板を出し入れするよ
うにしていた。なお、患者の頭部の手術を行なう場合に
は架台4の後方Bに立つことになる。この場合には、手
術を行なう部位の断層像をモニタで確認した後、天板を
所定量だけ引き出して手術を行なうか、又は手術を行な
う部位をX線パス上に停止させたまま手術を行なうよう
にしていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のX線C
T装置にあっては、次のような問題があった。すなわ
ち、電動リフタ2により架台のチルト動作、スリュー動
作させる場合の操作は電動モータ等の補助動力を用いる
場合には操作部3により行なう。このため、操作できる
場所が限られることになり、迅速かつ精密な位置設定が
困難である。また、架台1や天板の移動を手動で行なう
場合には、各装置の重量が大きいことから操作力を要
し、オペレータの負担が大きくなるといった問題があっ
た。このため、患者を確実かつ安全に送ることが困難で
ある。さらに、患者の頭部等の手術を行なう場合は医師
は架台後面に位置するため、医師が手術中に単独で電動
リフタ2の操作部3直接操作することは不可能であっ
た。
【0007】一方、図12に示したX線CT装置におい
ては、架台4内のX線パスは一般に寝台5寄りに位置し
ているため、患者の頭部等の手術を行なう場合は医師は
架台4の開口部に体を入れて行なうこととなり、手術を
行ないにくいという問題があった。さらに、このような
問題を解決するためにモニタに手術を行なう部位の断層
像が表示されている場合に、手術を行ないやすい位置に
目的部位がくるように天板を引き出すと、上述の部位を
正確に特定できなくなったり、モニタの確認と天板の引
き出しを交互に行なうこととなり、時間のロスになった
りする。
【0008】そこで本発明は、術中CTにおいて医師が
容易に患者の位置設定及び放射線パスの位置決めを容易
に行なることができる放射線CT装置を提供することを
目的としている。また、本発明は、術中CTにおいて医
師が容易に放射線パスの位置にある部位の手術を行なう
ことのできる放射線CT装置を提供することを目的とし
ている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明は、被検体の投影データを収集
する架台と、この架台の開口部と相対向する位置に配置
され前記被検体を載置する寝台と、この寝台上にスライ
ド自在に配置され前記被検体を架台内に導入する天板
と、前記架台で得られた投影データを再構成して前記被
検体の断層像を得る手段と、前記架台または前記寝台ま
たは前記天板を備えた可動部を移動することにより前記
被検体の断層面を設定する手段を備えた放射線コンピュ
ータ断層撮影装置において、前記設定する手段は、前記
可動部に加わる外力を検出する手段と、この外力を検出
する手段により検出された外力と同方向に前記可動部を
駆動する駆動手段とを備えるようにした。
【0010】また、被検体の投影データを収集する架台
と、この架台の開口部と相対向する位置に配置され前記
被検体を載置する寝台と、この寝台上にスライド自在に
配置され前記被検体を架台内に導入する天板と、前記架
台で得られた投影データを再構成して前記被検体の断層
像を得る手段とを備えた放射線コンピュータ断層撮影装
置において、放射線パスが架台内で寝台と反対側に設け
られていることとした。
【0011】また、被検体の投影データを収集する架台
と、この架台の開口部と相対向する位置に配置され前記
被検体を載置する寝台と、この寝台上にスライド自在に
配置され前記被検体を架台内に導入する天板と、前記架
台で得られた投影データを再構成して前記被検体の断層
像を得る手段とを備えた放射線コンピュータ断層撮影装
置において、前記架台が鉛直な軸を中心とする回転機構
に支持されていることとした。
【0012】また、被検体の投影データを収集する架台
と、この架台の開口部と相対向する位置に配置され前記
被検体を載置する寝台と、この寝台上にスライド自在に
配置され前記被検体を架台内に導入する天板と、前記架
台で得られた投影データを再構成して前記被検体の断層
像を得る手段とを備えた放射線コンピュータ断層撮影装
置において、前記架台内の放射線パスが開口部の軸に沿
って移動可能であるようにした。
【0013】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。すなわち、オペレータが架台、寝台、天板等の可動
部に加えた力を検出し、加えた力と同方向に可動部を駆
動するので、オペレータの操作力を軽減し、誤動作を防
止することが可能となる。また、操作部の制約がないた
め、術中CTにおいて迅速かつ精密な患者位置設定及び
放射線パス設定が可能となる。
【0014】放射線パスの位置が架台の後方寄り、すな
わち寝台より離れた位置にあるため、術中CTにおい
て、患者の頭部の手術を医師が体を架台の開口部内に入
れることなく行なうことが可能となる。
【0015】なお、架台を鉛直軸を中心に回転させるこ
とにより、放射線パスを架台の後方寄りへ移動させるこ
とができる。また、架台内で放射線パスを開口部の軸に
沿って移動可能に構成することにより、放射線パスを架
台の後方寄りへ移動させることができる。
【0016】
【実施例】図1〜図5は本発明の第1実施例に係るX線
CT装置を示す図である。なお、図1は架台及び寝台の
側面図、図2は架台の正面図、図3は架台及び寝台の平
面図である。
【0017】本実施例のX線CT装置は、X線撮像装置
等が収容された架台10と、この架台10の開口部11
と相対向する位置に配置され被検者を載置する寝台20
と、この寝台20上にスライド自在に配置され被検者を
架台10内に導入する天板21と、これら架台10,寝
台20,天板21を制御する制御装置(不図示)とを備
えている。
【0018】架台10には、グリップ12a,12bが
設けられている。これらグリップ12a,12bには圧
力センサが設けられており、医師若しくはオペレータが
これらグリップ12a,12bを押したり引いたりして
場合に、架台10内に設けられた圧力検出部(不図示)
において圧力及び方向が検出され、架台10内の架台/
寝台駆動制御部(不図示)に入力されている。この架台
/寝台駆動制御部は架台10下部に設けられた架台駆動
部(不図示)に接続されている。架台駆動部は駆動モー
タ13と台車14a〜14dとベルト15を備えてお
り、駆動モータ13の回転力はベルト15を介して台車
14dに伝達される。また、駆動モータ13はエンコー
ダ16を介して位置検出部(不図示)に入力され、位置
が検出されている。台車14a〜14dは床面に配置さ
れたレール17に沿って移動し、駆動モータ13により
架台10全体は回転移動可能に構成されている。
【0019】寝台20の上側部には圧力センサ22aを
介してグリップ22が設けられている。圧力センサ22
aの出力は寝台/架台駆動制御部に入力されている。こ
の寝台/架台制御部は寝台20の下部に設けられた寝台
駆動部(不図示)を介して駆動モータ23に接続されて
いる。駆動モータ23の回転力はベルト24を介して寝
台20の下部に設けられた台車25に伝達されている。
また、寝台20の位置は位置検出部(不図示)によって
検出されている。
【0020】天板21の端部には、ベース26が設けら
れている。ベース26は図4に示すように寝台20に対
してスライド移動自在に設けられており、このベース2
6にはボルト27を介して天板21の端部が固定されて
いる。この天板21の端部とベース26との間に設けら
れた圧力センサ28から構成されている。また、ベース
26は寝台20に設けられた駆動モータ29によりチェ
ーン30を介して図4中矢印方向に駆動される。なお、
天板21と寝台20との間にはローラ31が配置されて
おり、このローラ31の回転軸にはエンコーダが接続さ
れており、位置検出部(不図示)により位置が検出され
ている。
【0021】図5はこのX線CT装置における患者位置
設定及びX線パス設定の制御ブロック図である。41は
装置全体を制御するシステム制御部、42はシステム制
御部に接続され、架台及び寝台の制御を行なう架台/寝
台駆動制御部を示している。また、43は架台/寝台駆
動制御部42に接続された寝台駆動部、44は寝台駆動
部43に接続された圧力検出部、45は寝台駆動部43
に接続された位置検出部を示している。46は架台/寝
台駆動制御部42に接続された架台駆動部、47は架台
駆動部46に接続された圧力検出部、48は架台駆動部
46に接続された位置検出部を示している。49は架台
/寝台駆動制御部42に接続された天板駆動部、50は
天板駆動部49に接続された圧力検出部、51は天板駆
動部49に接続された位置検出部を示している。なお、
圧力検出部44,47,50、位置検出部45,48,
51は架台/寝台駆動制御部42に接続されている。
【0022】このように構成されたX線CT装置では、
次のようにして患者の位置設定及びX線パス設定が行な
われる。すなわち、患者を寝台20上に載置し、寝台2
0のグリップ22を持って架台10の方向に押す。この
力が圧力センサ21を介して圧力検出部44で検出さ
れ、方向及び力の大きさが架台/寝台駆動制御部42に
入力される。架台/寝台駆動制御部42では寝台駆動部
43を介してオペレータが押した方向と同一の方向に寝
台が移動するように駆動モータ23を駆動する。なお、
オペレータがグリップ22から手を離すと、圧力センサ
21は力を検出しないので、駆動モータ23は停止す
る。さらに、反対方向に移動させる場合には反対方向に
グリップ22を押せばよい。
【0023】次に、患者を載置した天板21の端部に設
けられたベース26を架台10の方向に押す。この力が
圧力センサ28を介して圧力検出部47で検出され、方
向及び力の大きさが架台/寝台駆動制御部42に入力さ
れる。架台/寝台駆動制御部42では天板駆動部49を
介してオペレータが押した方向と同一の方向に天板21
が移動するように駆動モータ29を駆動する。なお、オ
ペレータはX線パスを示す投光器の光線が患者の所定の
部位にほぼ到達した時点でベース26から手を離すと、
圧力センサ28は力を検出しないので、駆動モータ29
は停止する。さらに、反対方向に移動させる場合には反
対方向にベース26を押せばよい。
【0024】次に、架台10のグリップ12a又は12
bを押す。この力が圧力センサを介して圧力検出部47
で検出され、方向及び力の大きさが架台/寝台駆動制御
部42に入力される。架台/寝台駆動制御部42では架
台駆動部46を介してオペレータが押した方向と同一の
方向に架台10が回転するように駆動モータ13を駆動
する。駆動モータ13に駆動された台車14dはレール
17に沿って回転移動する。なお、オペレータはX線パ
スを示す投光器の光線が患者の所定の断層面に到達した
時点でグリップ12a又は12bから手を離すと、圧力
センサは力を検出しないので、駆動モータ13は停止す
る。さらに、反対方向に移動させる場合には反対方向に
グリップ12a又は12bを押せばよい。
【0025】上述したように本実施例に係るX線CT装
置では、架台10のグリップ12a,12b、寝台20
のグリップ22、天板21のベース26に設けられた圧
力センサにより、オペレータの所望する架台10、寝台
20、天板21の移動方向が検出され、検出された方向
へ駆動モータ13,23,29により動力が補助され
る。このため、オペレータは小さい力で容易に患者の位
置設定やX線パス設定が可能となる。また、操作ボタン
の押し間違いによる誤動作が生じることがない。
【0026】図6は本発明の第2実施例に係るX線CT
装置の平面図である。また、図7は架台の下部スタンド
を拡大して示す断面図、図8は架台をチルトさせた場合
のX線パスの位置変化を示す図である。
【0027】本実施例のX線CT装置は、X線撮像装置
等が収容された架台60と、この架台60の開口部61
と相対向する位置に配置され被検者を載置する寝台62
と、この寝台62上にスライド自在に配置され被検者を
架台60内に導入する天板63と、これら架台60,寝
台62,天板63を制御する制御装置(不図示)とを備
えている。なお、X線パスは通常図中二点鎖線で示す位
置にある。
【0028】図6中70は架台60を床面上に支持する
スタンドを示している。スタンド70は上部スタンド7
1と下部スタンド72の組み合わせからなる二重構造で
ある。下部スタンド72はアンカーボルトにて床面に固
定される。上部スタンド71は回転中心上にギア73を
持ち、下部スタンド72に設けられたモータ74によ
り、チェーン75を介して駆動される。モータ74には
エンコーダ76が組み込まれ、回転後の架台位置を検出
する。
【0029】このように構成されたX線CT装置におい
ては、モータ74を駆動することにより、架台60全体
を回転させることができる。このため、図8の(a)に
示すように架台が180度回転した時点でX線パスは架
台60の中心より後方に位置することになり、医師は架
台60の後側から手術を行なうことができる。
【0030】上述したように本実施例によれば、術中C
Tにおいて、医師が患者の頭部を手術する場合には、架
台60の開口部に体を入れることなく手術が可能とな
る。なお、架台60にチルト機構が設けられていれば図
8の(b)に示すようにX線パスの方向を移動させるこ
とが可能である。また、回転角度を180度から若干ず
らすことによりスリュー時と同様の断面をスキャンする
ことも可能となる。
【0031】図9は本発明の第3実施例に係るX線CT
装置の架台を示す要部断面図である。本実施例の架台8
0は、中央に円柱状の開口部を有する架台カバー81
と、この架台カバー81の底面に固定された第1ステー
タ82と、この第1ステータ82の上部に固定されたモ
ータ83と、このモータ83の回転軸に設けられたリー
ドスクリュ84と、このリードスクリュ84のねじ部に
螺合した第2ステータ85と、この第2ステータ85に
ベアリング86を介して支持され管球・検出器を載せた
ロータ87を備えている。なお、第2ステータ85の下
端はリニアスライダ88を介して第1ステータ82に開
口部の軸方向にスライド自在に接続されている。
【0032】このように構成された架台を備えたX線C
T装置においては、モータ83の回転に伴って第2ステ
ータ85及びロータ87が架台の前後方向に移動する。
これに伴いX線パスも移動する。このため、通常はX線
パスは図10中のX0 で示す位置にあるが、術中CTに
おいて医師が患者の頭部を手術する場合には、図中X1
〜X4 で示す位置にX線パスを移動させることになり、
医師は架台80の後側から手術を行なうことができる。
【0033】上述したように本実施例によれば、医師は
架台の開口部に体を入れることなく手術が可能となる。
また、X線パスは連続的に移動させることができるた
め、精密なX線パス設定が可能となるとともに、X線を
曝射させながらX線パスを移動させると、スキャノ像を
作成することも可能である。さらに、患者にカテーテル
や点滴のチューブ等がつけられている場合においては、
天板を動かさずにX線パスの位置を変えることができる
ので、器具がはずれることなく、患者の安全を確保でき
る。また、架台を動かす際、大まかな動作を架台本体そ
のもので行ない、微小な動作をX線パスの制御で行な
い、精密な位置決めをすることもできる。さらに、術中
に患者が動いてしまった場合でもこの方法により微妙な
制御をすることにより再び所望のスライス面を早く探し
出すことができる。
【0034】なお、本実施例ではX線パスがスライス方
向に移動する例を示したが、チルト機構、スリュー機構
等の機構を付加するようにしてもよい。なお、本発明は
前記各実施例に限定されるものではない。すなわち上記
実施例では術中CTについて述べたが、通常の断層像の
検査に用いてもよい。特に第3実施例において架台内で
X線パスを連続移動させることにより、天板を動かすこ
となく被検体の断層像を多数得ることが可能である。こ
のほか本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可
能であるのは勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、以下のことが可能とな
る。すなわち、オペレータが架台、寝台、天板に加えた
力を検出し、加えた力と同方向に架台等を駆動するの
で、オペレータの操作力を軽減し、誤動作を防止するこ
とが可能となる。また、操作部の制約がないため、術中
CTにおいて迅速かつ精密な被検体位置設定及び放射線
パス設定が可能となる。
【0036】放射線パスの位置が架台の後方寄り、すな
わち寝台より離れた位置にあるため、術中CTにおい
て、被検体の頭部の手術を医師が体を架台の開口部内に
入れることなく行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るX線CT装置を示す
側面図。
【図2】同装置の架台を後方から示す正面図。
【図3】同装置を示す平面図。
【図4】同装置の寝台に組み込まれたベースを拡大して
示す断面図。
【図5】同装置の架台/寝台駆動制御部を示すブロック
図。
【図6】本発明の第2実施例に係るX線CT装置の平面
図。
【図7】同装置の架台に組み込まれた回転機構を示す断
面図。
【図8】同装置における術中CT時の架台を示す側面
図。
【図9】本発明の第3実施例に係るX線CT装置の架台
の要部を示す断面図。
【図10】同装置におけるX線パス移動時の架台の側面
図。
【図11】従来のX線CT装置の架台を移動させる電動
リフタを示す斜視図。
【図12】従来のX線CT装置を示す平面図。
【符号の説明】
10,60,80…架台 11…開口部 12a,12b,22…グリップ 13,23,29
…駆動モータ 14a〜14d,25…台車 16,76…エン
コーダ 17…レール 20…寝台 22a,28…圧力センサ 26…台車 30,75…チェーン 31…ローラ 70…スタンド 71…上部スタン
ド 72…下部スタンド 73…ギア 74,83…モータ 81…架台カバー 82…第1ステータ 84…リードスク
リュ 85…第2ステータ 86…ベアリング 87…ロータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体の投影データを収集する架台と、こ
    の架台の開口部と相対向する位置に配置され前記被検体
    を載置する寝台と、この寝台上にスライド自在に配置さ
    れ前記被検体を架台内に導入する天板と、前記架台で得
    られた投影データを再構成して前記被検体の断層像を得
    る手段と、前記架台または前記寝台または前記天板を備
    えた可動部を移動することにより前記被検体の断層面を
    設定する手段を備えた放射線コンピュータ断層撮影装置
    において、 前記設定する手段は、前記可動部に加わる外力を検出す
    る手段と、この外力を検出する手段により検出された外
    力と同方向に前記可動部を駆動する駆動手段とを備えて
    なることを特徴とする放射線コンピュータ断層撮影装
    置。
  2. 【請求項2】被検体の投影データを収集する架台と、こ
    の架台の開口部と相対向する位置に配置され前記被検体
    を載置する寝台と、この寝台上にスライド自在に配置さ
    れ前記被検体を架台内に導入する天板と、前記架台で得
    られた投影データを再構成して前記被検体の断層像を得
    る手段とを備えた放射線コンピュータ断層撮影装置にお
    いて、 放射線パスが架台内で寝台と反対側に設けられているこ
    とを特徴とする放射線コンピュータ断層撮影装置。
  3. 【請求項3】被検体の投影データを収集する架台と、こ
    の架台の開口部と相対向する位置に配置され前記被検体
    を載置する寝台と、この寝台上にスライド自在に配置さ
    れ前記被検体を架台内に導入する天板と、前記架台で得
    られた投影データを再構成して前記被検体の断層像を得
    る手段とを備えた放射線コンピュータ断層撮影装置にお
    いて、 前記架台が鉛直な軸を中心とする回転機構に支持されて
    いることを特徴とする放射線コンピュータ断層撮影装
    置。
  4. 【請求項4】被検体の投影データを収集する架台と、こ
    の架台の開口部と相対向する位置に配置され前記被検体
    を載置する寝台と、この寝台上にスライド自在に配置さ
    れ前記被検体を架台内に導入する天板と、前記架台で得
    られた投影データを再構成して前記被検体の断層像を得
    る手段とを備えた放射線コンピュータ断層撮影装置にお
    いて、 前記架台内の放射線パスが開口部の軸に沿って移動可能
    であることを特徴とする放射線コンピュータ断層撮影装
    置。
JP5297023A 1993-11-26 1993-11-26 放射線コンピュータ断層撮影装置 Pending JPH07148150A (ja)

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US08/703,088 US5748696A (en) 1993-11-26 1996-08-26 Radiation computed tomography apparatus
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000312674A (ja) * 1999-04-30 2000-11-14 Hitachi Medical Corp X線撮影装置
JP2001120525A (ja) * 1999-10-29 2001-05-08 Toshiba Medical System Co Ltd Ivr−ct装置
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