JPH07146197A - 圧力センサ - Google Patents
圧力センサInfo
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- JPH07146197A JPH07146197A JP32095193A JP32095193A JPH07146197A JP H07146197 A JPH07146197 A JP H07146197A JP 32095193 A JP32095193 A JP 32095193A JP 32095193 A JP32095193 A JP 32095193A JP H07146197 A JPH07146197 A JP H07146197A
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- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 11
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 abstract description 15
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 7
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 7
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 description 4
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000008878 coupling Effects 0.000 description 2
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 2
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Landscapes
- Measuring Fluid Pressure (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 簡単な構造で、かつ、高信頼性の圧力センサ
を提供する。 【構成】 圧力変化に応じて変位するダイヤフラム1を
一方の電極とし、ダイヤフラム1に対向した固定電極2
を他方の電極としたコンデンサ3と、コイル4とによっ
て閉回路を構成した共振回路5と、この共振回路5のコ
イル4に非接触状態で電磁結合されたピックアップコイ
ルとを備え、共振回路5のコンデンサ3の静電容量の変
化による共振周波数をピックアップコイルで測定するこ
とによって、圧力の変化を検出するように構成されてい
る。
を提供する。 【構成】 圧力変化に応じて変位するダイヤフラム1を
一方の電極とし、ダイヤフラム1に対向した固定電極2
を他方の電極としたコンデンサ3と、コイル4とによっ
て閉回路を構成した共振回路5と、この共振回路5のコ
イル4に非接触状態で電磁結合されたピックアップコイ
ルとを備え、共振回路5のコンデンサ3の静電容量の変
化による共振周波数をピックアップコイルで測定するこ
とによって、圧力の変化を検出するように構成されてい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のタイヤやタン
クなどの圧力を測定する圧力センサに係り、特に、ダイ
ヤフラム等の変換素子を使って圧力を変位に変換し、こ
れを電気的に検出する圧力センサに関する。
クなどの圧力を測定する圧力センサに係り、特に、ダイ
ヤフラム等の変換素子を使って圧力を変位に変換し、こ
れを電気的に検出する圧力センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の圧力センサとして、例え
ば、静電容量式圧力センサ、あるいは差動変圧器形圧力
センサ等が知られている。前者はダイヤフラムと、これ
に対向して設置した電極との間の静電容量がダイヤフラ
ムの変位に伴って変化することを利用する方法である。
また、後者はダイヤフラムの中心部に可動鉄心を固定
し、その変化を圧力シールした円筒の外側に巻いたコイ
ルによって検出するものである。
ば、静電容量式圧力センサ、あるいは差動変圧器形圧力
センサ等が知られている。前者はダイヤフラムと、これ
に対向して設置した電極との間の静電容量がダイヤフラ
ムの変位に伴って変化することを利用する方法である。
また、後者はダイヤフラムの中心部に可動鉄心を固定
し、その変化を圧力シールした円筒の外側に巻いたコイ
ルによって検出するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の圧力センサには、次のような問題がある。上記
いずれの圧力センサもリード線を介して発振器等に接続
される必要があり、そのため、測定対象が回転体の内部
圧力(例えば、自動車のタイヤの空気圧)のような場合
に、適用することが困難であった。本発明は、このよう
な事情に鑑みてなされたものであって、測定対象の内部
圧力を非接触で容易に測定することができる圧力センサ
を提供することを目的とする。
た従来の圧力センサには、次のような問題がある。上記
いずれの圧力センサもリード線を介して発振器等に接続
される必要があり、そのため、測定対象が回転体の内部
圧力(例えば、自動車のタイヤの空気圧)のような場合
に、適用することが困難であった。本発明は、このよう
な事情に鑑みてなされたものであって、測定対象の内部
圧力を非接触で容易に測定することができる圧力センサ
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、圧力変化に応じて変位す
るダイヤフラムを一方の電極とし、前記ダイヤフラムに
対向した固定電極を他方の電極としたコンデンサと、コ
イルとによって閉回路を構成した共振回路と、前記共振
回路のコイルに非接触状態で電磁結合されたピックアッ
プコイルと、を備えたものである。
的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、請求項1に記載の発明は、圧力変化に応じて変位す
るダイヤフラムを一方の電極とし、前記ダイヤフラムに
対向した固定電極を他方の電極としたコンデンサと、コ
イルとによって閉回路を構成した共振回路と、前記共振
回路のコイルに非接触状態で電磁結合されたピックアッ
プコイルと、を備えたものである。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、圧力変化
に応じて変位するダイヤフラムに連結されることによ
り、内部鉄芯との相対的な位置関係が変化するコイル
と、コンデンサとによって閉回路を構成した共振回路
と、前記共振回路のコイルに非接触状態で電磁結合され
たピックアップコイルと、を備えたものである。
に応じて変位するダイヤフラムに連結されることによ
り、内部鉄芯との相対的な位置関係が変化するコイル
と、コンデンサとによって閉回路を構成した共振回路
と、前記共振回路のコイルに非接触状態で電磁結合され
たピックアップコイルと、を備えたものである。
【0006】
【作用】本発明の作用は次のとおりである。請求項1に
記載の発明によれば、圧力変化に応じて変位するダイヤ
フラムを一方の電極とし、このダイヤフラムに対向した
固定電極を他方の電極としたコンデンサと、コイルとに
よって閉回路を構成した共振回路により、圧力の変化を
静電容量の変位に変換し、これに応じて変化する共振周
波数を、共振回路のコイルに非接触状態で電磁結合され
たピックアップコイルで検出することによって、圧力が
検出される。
記載の発明によれば、圧力変化に応じて変位するダイヤ
フラムを一方の電極とし、このダイヤフラムに対向した
固定電極を他方の電極としたコンデンサと、コイルとに
よって閉回路を構成した共振回路により、圧力の変化を
静電容量の変位に変換し、これに応じて変化する共振周
波数を、共振回路のコイルに非接触状態で電磁結合され
たピックアップコイルで検出することによって、圧力が
検出される。
【0007】また、請求項2に記載の発明によれば、圧
力変化に応じて変位するダイヤフラムに連結されること
により、内部鉄心との相対的な位置関係が変化するコイ
ルと、コンデンサとによって閉回路を構成した共振回路
によって、圧力の変化をコイルのインダクタンスの変位
に変換し、これに応じて変化する共振周波数を、共振回
路のコイルに非接触状態で電磁結合されたピックアップ
コイルで検出することによって、圧力が検出される。
力変化に応じて変位するダイヤフラムに連結されること
により、内部鉄心との相対的な位置関係が変化するコイ
ルと、コンデンサとによって閉回路を構成した共振回路
によって、圧力の変化をコイルのインダクタンスの変位
に変換し、これに応じて変化する共振周波数を、共振回
路のコイルに非接触状態で電磁結合されたピックアップ
コイルで検出することによって、圧力が検出される。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例のいく
つかを説明する。 〔第一実施例〕本発明の第一実施例に係る圧力センサ1
0の構成を図1、図2を参照して説明する。図1は第一
実施例の圧力検出部の概略縦断面図である。圧力検出部
は、外圧(図1中に矢印で示す)によって弾性変形する
ダイヤフラム1と、このダイヤフラム1と対向する固定
電極2とで形成されたコンデンサ3と、このコンデンサ
3に並列接続された補助コンデンサC0 と、コンデンサ
3およびC0 に直列に接続されたコイル4とを備え、閉
回路の共振回路5を構成している。
つかを説明する。 〔第一実施例〕本発明の第一実施例に係る圧力センサ1
0の構成を図1、図2を参照して説明する。図1は第一
実施例の圧力検出部の概略縦断面図である。圧力検出部
は、外圧(図1中に矢印で示す)によって弾性変形する
ダイヤフラム1と、このダイヤフラム1と対向する固定
電極2とで形成されたコンデンサ3と、このコンデンサ
3に並列接続された補助コンデンサC0 と、コンデンサ
3およびC0 に直列に接続されたコイル4とを備え、閉
回路の共振回路5を構成している。
【0009】圧力センサ10は、上述した共振回路5
と、この共振回路5中のコイル4に非接触で電磁結合す
るピックアップコイル6とを備え、共振回路5のコンデ
ンサ3の静電容量の変化による共振周波数の変化をピッ
クアップコイル6で測定することによって、圧力の変化
を検出するように構成されている。
と、この共振回路5中のコイル4に非接触で電磁結合す
るピックアップコイル6とを備え、共振回路5のコンデ
ンサ3の静電容量の変化による共振周波数の変化をピッ
クアップコイル6で測定することによって、圧力の変化
を検出するように構成されている。
【0010】つぎに、圧力センサ10を用いた圧力の検
出について図2と図3を参照して説明する。図2は圧力
センサ10を用いた圧力測定装置の全体概略ブロック図
であり、図3は各部の波形図である。周波数f1を発生さ
せる発振器7に接続されたピックアップコイル6を、共
振回路5のコイル4に近づけると、電磁誘導によって共
振回路5に電流が流れ共振周波数f1が発生するととも
に、ピックアップコイル6から共振回路5へのエネルギ
ーの吸収が起こり、ピックアップコイル6の電圧が低下
するようになる。このエネルギーの吸収はコンデンサ3
の容量変位に伴って変化するので、この変化をab間の
電圧を測定することによって、圧力を検出するものであ
る。以下、詳細に説明する。
出について図2と図3を参照して説明する。図2は圧力
センサ10を用いた圧力測定装置の全体概略ブロック図
であり、図3は各部の波形図である。周波数f1を発生さ
せる発振器7に接続されたピックアップコイル6を、共
振回路5のコイル4に近づけると、電磁誘導によって共
振回路5に電流が流れ共振周波数f1が発生するととも
に、ピックアップコイル6から共振回路5へのエネルギ
ーの吸収が起こり、ピックアップコイル6の電圧が低下
するようになる。このエネルギーの吸収はコンデンサ3
の容量変位に伴って変化するので、この変化をab間の
電圧を測定することによって、圧力を検出するものであ
る。以下、詳細に説明する。
【0011】まず、タイヤ圧が正常時、一定圧力が掛け
られ、図1の示すように、ダイヤフラム1aが変形した
状態で、共振回路5の共振周波数と発振器7の発振周波
数が同じであるとした場合、ピックアップコイル6から
共振回路5へのエネルギーの吸収が起こり、ab間の電
圧Vabは、図3(a)のようになる。電圧Vabのレベル
変化を検出するために、ダイオード11で半波整流に変
換した後、これを平滑化回路12で図3(b)に示すよ
うに平滑化する。さらに比較器13で平滑化された波形
を予め規定レベルの圧力に設定された基準電圧VREFと
比較し、その信号を警報器14へ送る。
られ、図1の示すように、ダイヤフラム1aが変形した
状態で、共振回路5の共振周波数と発振器7の発振周波
数が同じであるとした場合、ピックアップコイル6から
共振回路5へのエネルギーの吸収が起こり、ab間の電
圧Vabは、図3(a)のようになる。電圧Vabのレベル
変化を検出するために、ダイオード11で半波整流に変
換した後、これを平滑化回路12で図3(b)に示すよ
うに平滑化する。さらに比較器13で平滑化された波形
を予め規定レベルの圧力に設定された基準電圧VREFと
比較し、その信号を警報器14へ送る。
【0012】次に、タイヤ圧が異常時、圧力が低下する
と、ダイヤフラム1aと固定電極2との間隙が広がり、
コンデンサ3の静電容量が小さくなることによって、共
振回路5の共振周波数がf1からf2に変わる。その結果、
ピックアップコイル6から共振回路5へのエネルギーの
吸収が起こりにくくなる。これによって、ab間の電圧
Vabが高くなる。そして、図3(c)に示すように基準
電圧VREF より高くなると、比較器13から信号が警報
器14へ送られ、この警報器14に例えばブザーあるい
はLEDなどを設けて圧力の異常を知らせるように構成
されている。
と、ダイヤフラム1aと固定電極2との間隙が広がり、
コンデンサ3の静電容量が小さくなることによって、共
振回路5の共振周波数がf1からf2に変わる。その結果、
ピックアップコイル6から共振回路5へのエネルギーの
吸収が起こりにくくなる。これによって、ab間の電圧
Vabが高くなる。そして、図3(c)に示すように基準
電圧VREF より高くなると、比較器13から信号が警報
器14へ送られ、この警報器14に例えばブザーあるい
はLEDなどを設けて圧力の異常を知らせるように構成
されている。
【0013】〔第二実施例〕本発明の第二実施例に係る
圧力センサ20の構成を図4を参照して説明する。図4
は第二実施例の圧力検出部の概略縦断面図である。圧力
検出部は、外圧によって弾性変形するダイヤフラム21
の中央部に取付けた可動鉄芯22と、筒状部材23を介
して可動鉄芯22の外周に巻き付けたコイル24にコン
デンサ25を接続し構成した閉回路の共振回路26とを
備え構成されている。その他の構成は第一実施例と同様
であり、以下、図2を参照して説明する。
圧力センサ20の構成を図4を参照して説明する。図4
は第二実施例の圧力検出部の概略縦断面図である。圧力
検出部は、外圧によって弾性変形するダイヤフラム21
の中央部に取付けた可動鉄芯22と、筒状部材23を介
して可動鉄芯22の外周に巻き付けたコイル24にコン
デンサ25を接続し構成した閉回路の共振回路26とを
備え構成されている。その他の構成は第一実施例と同様
であり、以下、図2を参照して説明する。
【0014】圧力センサ20は、上記の共振回路26
と、共振回路26のコイル24に非接触で電磁結合する
ピックアップコイル6とを備え、圧力の変動を可動鉄芯
22の変位に変換し、この可動鉄芯22がコイル24内
を変位することによってインダクタンスが変化する。こ
れに応じて変化する共振周波数を、ピックアップコイル
6で検出することによって、圧力の変化を検出するよう
に構成されている。なお、圧力変化の検出は第一実施例
と同様に行われるので、ここでの詳細な説明は省略す
る。
と、共振回路26のコイル24に非接触で電磁結合する
ピックアップコイル6とを備え、圧力の変動を可動鉄芯
22の変位に変換し、この可動鉄芯22がコイル24内
を変位することによってインダクタンスが変化する。こ
れに応じて変化する共振周波数を、ピックアップコイル
6で検出することによって、圧力の変化を検出するよう
に構成されている。なお、圧力変化の検出は第一実施例
と同様に行われるので、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0015】なお、上述した第二実施例では、ダイヤフ
ラム21に可動鉄芯22を連結したが、これは逆に、ダ
イヤフラム21にコイル24の筒状部材23を連結し、
鉄心を固定するように構成してもよい。
ラム21に可動鉄芯22を連結したが、これは逆に、ダ
イヤフラム21にコイル24の筒状部材23を連結し、
鉄心を固定するように構成してもよい。
【0016】〔第三実施例〕本発明の第三実施例に係る
タイヤの圧力検出装置の構成を図5を参照して説明す
る。図5は第三実施例のタイヤの圧力検出装置の概略縦
断面図である。なお、第三実施例は、車のタイヤに上記
した圧力センサ10を用いて、タイヤのパンク等による
空気圧の異常を検出するように構成されている。以下、
詳細に説明する。
タイヤの圧力検出装置の構成を図5を参照して説明す
る。図5は第三実施例のタイヤの圧力検出装置の概略縦
断面図である。なお、第三実施例は、車のタイヤに上記
した圧力センサ10を用いて、タイヤのパンク等による
空気圧の異常を検出するように構成されている。以下、
詳細に説明する。
【0017】タイヤ30のホイール31に圧力センサ1
0の共振回路5をダイヤフラム1がタイヤ内部に貫通す
るように取り付ける。一方、共振回路5のコイル4に電
磁結合可能にピックアップコイル6を車体側のプレート
32に取り付ける。
0の共振回路5をダイヤフラム1がタイヤ内部に貫通す
るように取り付ける。一方、共振回路5のコイル4に電
磁結合可能にピックアップコイル6を車体側のプレート
32に取り付ける。
【0018】また、共振回路5とピックアップコイル6
と、そして、検出回路15は、タイヤ毎に設けられ、運
転席に設けられた警報器14へと接続することによっ
て、各タイヤの空気圧の異常時が検出されるように構成
されている。
と、そして、検出回路15は、タイヤ毎に設けられ、運
転席に設けられた警報器14へと接続することによっ
て、各タイヤの空気圧の異常時が検出されるように構成
されている。
【0019】つぎに、圧力センサ10を用いた圧力の検
出について図2と図6を参照して説明する。図6はピッ
クアップコイル6の両端の波形図である。まず、正常
時、一定圧力が掛けられている場合、タイヤが回転し、
共振回路5のコイル4とピックアップコイル6とが近接
して電磁結合すると、ピックアップコイル6から共振回
路5へのエネルギーの吸収が起こり、ab間の電圧Vab
は、図6に示すように、電磁結合するc間だけ低下す
る。
出について図2と図6を参照して説明する。図6はピッ
クアップコイル6の両端の波形図である。まず、正常
時、一定圧力が掛けられている場合、タイヤが回転し、
共振回路5のコイル4とピックアップコイル6とが近接
して電磁結合すると、ピックアップコイル6から共振回
路5へのエネルギーの吸収が起こり、ab間の電圧Vab
は、図6に示すように、電磁結合するc間だけ低下す
る。
【0020】これを第一実施例と同様に、ダイオード1
1で半波整流に変換した後、これを平滑化回路12で図
3(b)に示すように平滑化する。さらに、比較器13
で平滑化された波形を予め規定レベルの圧力に設定され
た基準電圧VREF と比較し、その信号を警報器14へ送
る。
1で半波整流に変換した後、これを平滑化回路12で図
3(b)に示すように平滑化する。さらに、比較器13
で平滑化された波形を予め規定レベルの圧力に設定され
た基準電圧VREF と比較し、その信号を警報器14へ送
る。
【0021】次に、異常時、パンク等により圧力が低下
すると、第一実施例と同様に、ピックアップコイル6か
ら共振回路5へのエネルギーの吸収が起こりにくくな
る。これによって、ab間の電圧Vabが高くなる。そし
て、図3(c)に示すように基準電圧VREF より高くな
ると、比較器13から信号が警報器14に送られ、運転
者に圧力の異常を知らせるように構成されている。
すると、第一実施例と同様に、ピックアップコイル6か
ら共振回路5へのエネルギーの吸収が起こりにくくな
る。これによって、ab間の電圧Vabが高くなる。そし
て、図3(c)に示すように基準電圧VREF より高くな
ると、比較器13から信号が警報器14に送られ、運転
者に圧力の異常を知らせるように構成されている。
【0022】以上のように、共振回路5とピックアップ
コイル6とが電磁結合によって非接触であるので、走行
時にもタイヤ30の異常がリアルタイムに運転者に伝え
られる。タイヤのバースト等による事故を回避すること
ができる。また、無線であるので、コードの断線等によ
る検出不良もなく信頼性が高い、また、耐久性に優れた
圧力センサである。
コイル6とが電磁結合によって非接触であるので、走行
時にもタイヤ30の異常がリアルタイムに運転者に伝え
られる。タイヤのバースト等による事故を回避すること
ができる。また、無線であるので、コードの断線等によ
る検出不良もなく信頼性が高い、また、耐久性に優れた
圧力センサである。
【0023】なお、第三実施例では、第一実施例の圧力
センサ10を用いたが、第二実施例の圧力センサ20を
用いても良い。
センサ10を用いたが、第二実施例の圧力センサ20を
用いても良い。
【0024】また、第三実施例では、共振回路5をタイ
ヤ30のホイール31に取り付けたが、これに限定され
るものではない。
ヤ30のホイール31に取り付けたが、これに限定され
るものではない。
【0025】また、第三実施例では、発振器7および検
出回路15をタイヤ毎に設けたが、これらの各々一つに
して4輪共用としてもよい。この場合、発振器および検
出回路と、各タイヤごとのピックアップコイルとの間に
電子式の切り換えスイッチを介在させ、このスイッチを
切り換えて各ピックアップコイルの端子間電圧の変化を
順に監視することにより、どのタイヤがバーストしたか
を検出することも可能である。
出回路15をタイヤ毎に設けたが、これらの各々一つに
して4輪共用としてもよい。この場合、発振器および検
出回路と、各タイヤごとのピックアップコイルとの間に
電子式の切り換えスイッチを介在させ、このスイッチを
切り換えて各ピックアップコイルの端子間電圧の変化を
順に監視することにより、どのタイヤがバーストしたか
を検出することも可能である。
【0026】さらに、図6に示したピックアップコイル
の端子間電圧Vabの変動回数(パルスcの個数)を計数
するようにすれば、タイヤの回転数を知ることができる
ので、速度検出やタイヤの寿命を算定することも可能で
ある。
の端子間電圧Vabの変動回数(パルスcの個数)を計数
するようにすれば、タイヤの回転数を知ることができる
ので、速度検出やタイヤの寿命を算定することも可能で
ある。
【0027】〔第四実施例〕本発明の第四実施例に係る
タイヤの圧力検出装置の構成を図7を参照して説明す
る。図7は第四実施例のタイヤの圧力検出装置の概略縦
断面図である。第三実施例と同様にホイール31に圧力
センサ10の共振回路5を取り付ける。但し、コイル4
をホイール31の内周面に巻回配設する。一方、コイル
4に隣接するようにピックアップコイル6を車体側のプ
レート32に巻回する。これによって、回転するホイー
ル31に取り付けられたコイル4が常にピックアップコ
イル6に電磁結合するように構成されている。本実施例
によれば、共振回路5のコイル4と、ピックアップコイ
ル6とが常に電磁結合されているので、タイヤ内の圧力
が低下すると、電圧Vabは、図8に示すように、全体的
に変化するので、第三実施例の装置よりも、圧力検出精
度が高くなる。なお、その他の構成は第一実施例と同様
であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
タイヤの圧力検出装置の構成を図7を参照して説明す
る。図7は第四実施例のタイヤの圧力検出装置の概略縦
断面図である。第三実施例と同様にホイール31に圧力
センサ10の共振回路5を取り付ける。但し、コイル4
をホイール31の内周面に巻回配設する。一方、コイル
4に隣接するようにピックアップコイル6を車体側のプ
レート32に巻回する。これによって、回転するホイー
ル31に取り付けられたコイル4が常にピックアップコ
イル6に電磁結合するように構成されている。本実施例
によれば、共振回路5のコイル4と、ピックアップコイ
ル6とが常に電磁結合されているので、タイヤ内の圧力
が低下すると、電圧Vabは、図8に示すように、全体的
に変化するので、第三実施例の装置よりも、圧力検出精
度が高くなる。なお、その他の構成は第一実施例と同様
であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0028】また、上記各実施例では、測定対象の内部
圧力が正常であるときの共振回路の共振周波数が、ピッ
クアップコイルに接続された発振回路の発振周波数に一
致するように構成したが、本発明はこれに限らず、圧力
が異常値になったときの共振回路の共振周波数が、発振
回路の発振周波数に一致するように構成してもよい。
圧力が正常であるときの共振回路の共振周波数が、ピッ
クアップコイルに接続された発振回路の発振周波数に一
致するように構成したが、本発明はこれに限らず、圧力
が異常値になったときの共振回路の共振周波数が、発振
回路の発振周波数に一致するように構成してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の効果は次のとおりである。請求項1に記載の発明によ
れば、圧力の変化を静電容量の変化に変換し、これに応
じて変化する共振周波数を、共振回路のコイルに非接触
状態で電磁結合されたピックアップコイルで検出するこ
とによって、圧力が検出されるので、圧力検出部に直接
取り付けられる共振回路に発振回路等を接続する必要が
なく、簡単な構造でしかも小型軽量化することができ
る。
の効果は次のとおりである。請求項1に記載の発明によ
れば、圧力の変化を静電容量の変化に変換し、これに応
じて変化する共振周波数を、共振回路のコイルに非接触
状態で電磁結合されたピックアップコイルで検出するこ
とによって、圧力が検出されるので、圧力検出部に直接
取り付けられる共振回路に発振回路等を接続する必要が
なく、簡単な構造でしかも小型軽量化することができ
る。
【0030】また、非接触で圧力が検出されるので、接
点の信頼性が向上し、回転体などの駆動している物の圧
力検出が連続的に行うことができ、汎用性に優れてい
る。
点の信頼性が向上し、回転体などの駆動している物の圧
力検出が連続的に行うことができ、汎用性に優れてい
る。
【0031】また、請求項2に記載の発明によれば、圧
力の変化をコイルのインダクタンスの変化に変換し、こ
れに応じて変化する共振周波数を、共振回路のコイルに
非接触状態で電磁結合されたピックアップコイルで検出
することによって、圧力が検出されるので、上記した請
求項1と同様の効果がある。
力の変化をコイルのインダクタンスの変化に変換し、こ
れに応じて変化する共振周波数を、共振回路のコイルに
非接触状態で電磁結合されたピックアップコイルで検出
することによって、圧力が検出されるので、上記した請
求項1と同様の効果がある。
【図1】第一実施例の圧力検出部の概略縦断面図であ
る。
る。
【図2】圧力検出装置の概略構成を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】圧力検出装置の各部の波形図である。
【図4】第二実施例の圧力検出部の概略縦断面図であ
る。
る。
【図5】第三実施例のタイヤの圧力検出装置の概略縦断
面図である。
面図である。
【図6】ピックアップコイルの両端の波形図である。
【図7】第四実施例のタイヤの圧力検出装置の概略縦断
面図である。
面図である。
【図8】ピックアップコイルの両端の波形図である。
1,21 … ダイヤフラム 2 … 固定電極 3,25 … コンデンサ 4,24 … コイル 5,26 … 共振回路 6 … ピックアップコイル 7 … 発振器 10,20 … 圧力センサ 15 … 検出回路 22 … 可動鉄芯 30 … タイヤ
Claims (2)
- 【請求項1】 圧力変化に応じて変位するダイヤフラム
を一方の電極とし、前記ダイヤフラムに対向した固定電
極を他方の電極としたコンデンサと、コイルとによって
閉回路を構成した共振回路と、 前記共振回路のコイルに非接触状態で電磁結合されたピ
ックアップコイルと、 を備えたことを特徴とする圧力センサ。 - 【請求項2】 圧力変化に応じて変位するダイヤフラム
に連結されることにより、内部鉄芯との相対的な位置関
係が変化するコイルと、コンデンサとによって閉回路を
構成した共振回路と、 前記共振回路のコイルに非接触状態で電磁結合されたピ
ックアップコイルと、 を備えたことを特徴とする圧力センサ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32095193A JPH07146197A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 圧力センサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32095193A JPH07146197A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 圧力センサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07146197A true JPH07146197A (ja) | 1995-06-06 |
Family
ID=18127116
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32095193A Pending JPH07146197A (ja) | 1993-11-25 | 1993-11-25 | 圧力センサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07146197A (ja) |
-
1993
- 1993-11-25 JP JP32095193A patent/JPH07146197A/ja active Pending
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