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JPH07143301A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JPH07143301A
JPH07143301A JP5309677A JP30967793A JPH07143301A JP H07143301 A JPH07143301 A JP H07143301A JP 5309677 A JP5309677 A JP 5309677A JP 30967793 A JP30967793 A JP 30967793A JP H07143301 A JPH07143301 A JP H07143301A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
level
time
transmission
preamble
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5309677A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kasai
秀樹 河西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP5309677A priority Critical patent/JPH07143301A/ja
Publication of JPH07143301A publication Critical patent/JPH07143301A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 原稿情報の送受信に先立って行われる通信制
御手順を確実に行えるようにする。 【構成】 相手局から送出された信号の受信レベルと、
相手局へ送出するプリアンブルの送出時間との対応関係
を示すデータテーブルを予め作成しておき、受信した信
号のレベルが低いと、送出するプリアンブルの長さを長
くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に係
り、特に、送出した信号が相手局で確実に受信されるよ
うに、送出する信号の長さを通信回線の状態に応じて調
整できるようにしたファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ファクシミリ装置が数多く普及
し、多くの国々で使用されている。また、各国間のネッ
トワークの接続も普及し、他国のファクシミリ装置との
通信も頻繁に行われるようになってきた。一般にファク
シミリ通信においては、通信に先立って通信方式、符号
化方式、通信速度等を最適な方法あるいは値に設定する
ために、各種の制御信号を授受する制御手順が実行され
るが、海外のファクシミリ装置と通信を行うと、回線状
態が悪いために、送出した制御信号を受信側で確実に受
信できない場合がある。
【0003】このような問題を解決するために、例え
ば、実開昭57−23071号公報では、受信信号のレ
ベルを検出するレベル検出部を備え、検出された信号レ
ベルに対応したレベルの制御信号を出力するデータ受信
装置が提案されている。
【0004】また、特開平2−31553号公報では、
受信信号レベルを検出するA/D変換部、この変換デー
タを記憶するメモリ、このメモリのデータにしたがって
信号送出レベルを自動的に設定するD/A変換器、およ
び可変利得制御部を備えたファクシミリ装置が提案され
ている。
【0005】さらに、特開平2−234559号公報で
は、交換器から供給される発信音や呼出信号のレベルを
測定し、その測定結果に応じて送出信号の増幅率を制御
することにより送出信号のレベルを自動的に調節するよ
うにしたファクシミリ装置が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術は、
いずれも受信信号のレベルに応じて送出信号のレベルを
調整するものであるが、特に国際通信等の長距離通信で
は、伝送損失による信号の減衰や、ホワイトノイズ、イ
ンパルスノイズ等のノイズによって制御信号が時間軸方
向に破壊され、制御信号の有効長が短くなってしまう場
合がある。
【0007】このように制御信号の有効長が短くなる
と、受信した制御信号の識別を、その周波数と信号の長
さとに基づいて行うような装置では、従来技術のように
送信側が制御信号を増幅して送出したとしても、受信側
では、検出に必要な長さの制御信号を受け取ることがで
きず、当該信号を検出できない場合があるという問題が
あった。
【0008】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、伝送損失やノイズにより信号が時間軸方向
に破壊され、その有効長が短くなりやすい環境下におい
ても、相手局が信号を確実に検出できるようにしたファ
クシミリ装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、信号の送出時間を相手局に応じて
調整する機能を備えたファクシミリ装置において、以下
のような手段を講じた点に特徴がある。 (1) 相手局から送出された信号のレベルを検出する手段
と、前記検出されたレベルに基づいて、信号の送出時間
を設定する手段と、設定された送出時間だけ信号を送出
する手段とを具備した。 (2) 相手局の発呼に必要なダイヤル情報を入力する手段
と、入力されたダイヤル情報に基づいて相手局を選別す
る手段と、前記選別結果に基づいて、信号の送出時間を
設定する手段と、設定された送出時間だけ信号を送出す
る手段とを具備した。 (3) 中断された送信動作を再試行する手段と、前記再試
行時には、信号の送出時間を長くする手段とを具備し
た。 (4) 送信した信号に応答して相手局から返送されるべき
制御信号が検出できないと、当該信号の送信を繰り返す
手段と、前記繰り返し送出時には、信号の送出時間を長
くする手段とを具備した。
【0010】
【作用】上記した構成(1) においては、相手局から送出
された信号のレベルが低下している場合、上記した構成
(2) においては、入力されたダイヤル情報から判断でき
る、例えば相手局と自局との距離が長い場合、上記した
構成(3) においては、送信動作が中断された場合、上記
した構成(4) においては、送信した信号に応答して相手
局から返送されるべき制御信号が検出できない場合に
は、いずれも伝送損失が大きく、送出した信号の受信側
での有効長が短くなってしまう可能性が高いが、信号の
送出時間を長くすることにより、伝送損失が大きくても
受信側では十分な有効長を確保できるようになるので、
相手側での信号検出が確実に行えるようになる。
【0011】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図2は、本発明が適用されるファクシミリ
装置の主要部の構成を示したブロック図である。CPU
1は、システム制御部8に格納されたプログラムに従っ
て当該ファクシミリ装置全体の制御処理やファクシミリ
伝送制御手順処理を行う。RAM2は、制御プログラム
のワークエリヤとして使用されるメモリである。操作表
示装置3は、テンキーを含むキーボードからなる操作部
と液晶パネル(CRT画面でもよい)の表示部とを有
し、ファクシミリ装置の動作を指示したり、その指示や
動作状態を表示する。読取装置4は、例えばCCDイメ
ージセンサ等を用いて送信原稿を読み取り、これを電気
信号の画情報に変換する。読取装置4で読取られた画情
報や受信した画情報は画像蓄積装置7に蓄積される。印
字装置5は受信画像データ等をプリントする。画像処理
装置6は、画像信号と伝送用符号間の符号化、復号化
(圧縮、伸張)を行う。
【0012】システム制御部8は、ファクシミリ全体を
制御するプログラムが格納されたROMからなる。通信
制御部9は、G3のファクシミリの通信制御プログラ
ム、およびモデム10や網制御装置11とのインターフ
ェース回路からなる。モデム10は、伝送手順信号用の
低速モデム(V21)と画情報の送受信用の高速モデム
(V27ter 、V29、V33、V17など)機能を備
えた変復調装置である。網制御装置11は、公衆電話回
線とのインターフェース回路であり、自動発着信機能を
備えている。装置内の各回路1〜9は、システムバス1
2を介してデータの送受を行う。
【0013】図1は、本発明の説明に必要な構成のみを
具体的に示したブロック図であり、前記と同一の符号は
同一または同等部分を表している。
【0014】網制御装置11は、電話回線40上の交換
機20をファクシミリ外付電話機13またはファクシミ
リ装置(2線/4線変換回路112側)に選択的に接続
する回線切替回路113と、2線/4線変換回路112
とを具備している。回線切替回路113は、常時はファ
クシミリ外付電話機13側に切り替えられている。
【0015】モデム10としては、例えばロックウエル
(Rockwell)社製のモデムR144EFXを使用するこ
とができる。当該モデム10は、減衰している受信信号
を予定のレベルまで増幅するAGC(オート・ゲイン・
コントローラ)101と、RAM2上に記憶されたダイ
ヤル番号を自動発呼するダイヤラ102と、RAM2上
に記憶されたプログラムにしたがって、予定のレベル、
長さ、および周波数を有する信号を発生する信号発生部
103を具備している。
【0016】前記AGC10のレジスタ1011は、そ
の増幅率に応じて予定のビット(F1 、F2 、…)が立
つように構成されているので、AGC10による受信信
号の増幅率は、AGC10内のレジスタ1011を参照
することによって確認することができる。
【0017】図3は、G3モード通信のプロトコルシー
ケンス図であり、CED以外のオプション信号(NS
S、NSF等)は省略してある。発呼局(送信局)がダ
イヤリングをすると、網は送信局に対してRBT(リン
グバックトーン)を返すと共に、着呼局(受信局)に対
してはIR(呼出し信号)を送出する。発呼局がCNG
信号(呼び出し音)を送出すると、着信を検出した着呼
局は、まずCED(被呼局識別)信号を送出し、次い
で、PA(プリアンブル)と共にDIS(デジタル識
別)信号を送出する。
【0018】DIS信号を受信した送信局は、PAと共
にDCS(デジタル命令)信号を送出し、次いでTR
(トレーニング)信号およびTCS(トレーニングチェ
ック)信号を送出する。着呼局は、トレーニングが正常
に終了したならば、PAと共にCFR(受信準備確認)
信号を送出する。
【0019】発呼局は、CFR(受信準備確認)信号を
受けてTR信号を送出し、さらにPIX(画情報)を送
信する。画情報の送信が終了すると、RTC(制御復
帰)信号を送出し、さらにPAと共にEOP(手順終
了)信号を送出する。受信局は、正常に画情報を受信し
たならば、PAと共にMCF(メッセージ確認)信号を
送出する。最後に、送信局はPAと共にDCN(回線切
断命令)信号を送出して回線が解放される。
【0020】以下、図4、5のフローチャートを参照し
ながら本実施例の動作を説明する。図4は、当該ファク
シミリ装置が受信局として機能する場合の動作を示した
フローチャートである。
【0021】ステップS101では、着信が検出された
か否かが判断され、着信が検出されると、ステップS1
02では、送信局から送出されるべきCNG(図3参
照)が検出されたか否かが判断される。CNGが検出さ
れると、ステップS104では、CNGに基づいて受信
信号の信号レベルを検出する旨が指示されているか否か
が判断される。当該指示が予めなされていると、ステッ
プS105では、CPU1によってAGC101のレジ
スタ1011のビット情報が読み取られ、当該ビット情
報に基づいて受信信号(CNG)の信号レベルが判断さ
れる。すなわち、AGC101は減衰している受信信号
を予定の一定レベルまで増幅するように作用するので、
AGCのゲインは受信信号レベルが低いほど高くなる。
したがって、AGCのゲインを測定すれば、当該ゲイン
に基づいて受信信号(CNG)の信号レベルを判断する
ことができる。
【0022】一方、CNGではなくプリアンブル(P
A)に基づいて信号レベルを判断する場合には、当該処
置はステップS106からステップS107へ進み、前
記DCSと共に受信されるプリアンブルPA受信時のA
GC101のゲインに基づいて、前記と同様にして受信
信号の信号レベルが判断される。
【0023】このようにして、CNGあるいはプリアン
ブルに基づいて受信信号の信号レベルが判断されると、
ステップS108では、前記測定された信号レベルを検
索キーとして、RAM2に予め格納されている図6の
“受信信号レベル/送出時間・対応テーブル”が検索さ
れる。当該“受信信号レベル/送出時間・対応テーブ
ル”は、受信した信号のレベルと、送出するプリアンブ
ルの信号送出時間との関係を規定したデータテーブル
で、プリアンブルは勧告で1秒±15%以内と規定され
ているので、受信信号のレベルに応じて、0.85(−
15%)〜1.15(+15%)秒の範囲で最適な時間
が割り当てられている。
【0024】例えば、測定された信号レベルが−33d
Bmであれば、プリアンブルの送出時間として0.9秒
が読み出され、−37dBmであれば1.0秒が読み出
される。ステップS109では、当該読み出された信号
送出時間がモデム10の信号発生部103へ転送されて
プリアンブルの送出時間が確定する。また、前記ステッ
プS106の判断が否定になると、ステップS110、
S111において、通常の信号送出時間(1.0秒)が
採用される。このようにして信号送出時間が確定する
と、これ以降のプリアンブル信号は当該確定した時間
(長さ)で送出されるようになる。
【0025】図5は、当該ファクシミリ装置が送信局と
して機能する場合の動作を示したフローチャートであ
る。
【0026】ステップS201では、操作者が操作表示
装置3から入力したダイヤル番号、あるいはRAM2に
保持されているダイヤル番号がモデム10のダイヤラ1
02へ転送されて当該ダイヤル番号が自動発呼される。
ステップS202では、交換器から出力されるRBT
(リング・バック・トーン)が検出されたか否かが判断
される。RBTが検出されると、ステップS203で
は、RBTに基づいて受信信号の信号レベルを検出する
旨の指示がなされているか否かが判断される。RBTに
基づく信号レベル検出が指示されていると、ステップS
204では、CPU1によってAGC101のレジスタ
1011のビット情報が読取られてAGC101のゲイ
ンが判断され、当該ゲインに基づいて、前記と同様に受
信信号の信号レベルが判断される。
【0027】また、RBTではなくCEDに基づいて受
信信号の信号レベルを検出する旨の設定がなされている
と、当該処理はステップS205、S206を経てステ
ップS207へ進み、前記と同様に、CED受信時にお
けるAGCのゲインに基づいて受信信号の信号レベルが
判断される。
【0028】さらに、RBTやCEDではなく、プリア
ンブルに基づいて受信信号の信号レベルを検出する旨の
設定がなされていると、当該処理はステップS209か
らステップS210へ進み、前記と同様に、プリアンブ
ル受信時におけるAGCのゲインに基づいて受信信号の
信号レベルが判断される。
【0029】このように、RBT、CED、あるいはプ
リアンブルのいずれかに基づいて受信信号の信号レベル
が判断されると、ステップS211では、測定された信
号レベルを検索キーとして、前記図6に関して説明した
ような“受信信号レベル/送出時間・対応テーブル”が
検索され、当該信号レベルに応じたプリアンブル送出時
間が前記と同様に読み出される。ステップS212で
は、当該読み出された信号送出時間がモデム10の信号
発生部103へ転送されてプリアンブル送出時間が確定
する。また、前記ステップS209の判断が否定になる
と、ステップS213、S214において、通常の信号
送出時間が採用される。このようにして信号送出時間が
確定すると、これ以降のプリアンブル信号は、当該確定
した時間(長さ)で送出されるようになる。
【0030】本実施例によれば、受信したプリアンブル
信号や各種制御信号のレベルに基づいて信号の伝送状態
を判断し、受信信号レベルが低くて伝送状態が悪い可能
性の高い場合には、送出するプリアンブルの時間(長
さ)を長くして信号の有効長を実質的に長くしたので、
伝送途中で伝送損失やノイズによりプリアンブルが時間
軸方向に破壊されても、受信側では、検出に必要な十分
な長さのプリアンブルを受け取ることができ、プリアン
ブルに続いて受信される、DIS、DCS、TCF、C
FR、EOP、MCF、DCN等の各種の制御信号を確
実に検出できるようになる。
【0031】なお、上記した実施例では、測定対象とな
った受信信号の種類にかかわらず、その信号レベルのみ
に基づいてプリアンブルの送出時間を決定するものとし
て説明したが、例えば図7に示したように、受信信号ご
とに信号レベルと信号送出時間との対応関係を規定した
データテーブルを用意し、信号の種類と信号レベルとに
基づいて信号送出時間を決定するようにしても良い。
【0032】次いで、図8のフローチャートを参照しな
がら本発明の第2実施例について説明する。本実施例で
は、ダイヤル番号の一部と信号送出時間との対応関係を
示すデータテーブルを予め作成し、送信に際して入力さ
れた電話番号に基づいて信号送出時間を自動的に設定す
るようにした点に特徴がある。
【0033】すなわち、ファクシミリ通信のために入力
されるダイヤル情報すなわち電話番号は、国際電話であ
ることを示す国際識別番号、各国に割り当てられた国番
号、各国のそれぞれの地域に割り当てられた地域番号、
および加入者毎に個別に与えられた加入者番号(市内局
番)からなる。例えば日本では、国際識別番号として、
「001」,「0041」,「0061」等の数字が割
り当てられている。また、国番号としては、日本には
「81」、米国には「1」、フランスには「33」がそ
れぞれ割り当てられている。一方、ファクシミリ通信に
おける伝送損失は、送信局と受信局との間に形成される
通信回線が長くなるほど問題となることから、送信局と
受信局との距離が離れているほど、信号送出時間を長く
することが望ましい。
【0034】そこで本実施例では、国番号等から推測さ
れる両者間の距離に応じて信号送出時間が調整されるよ
う、あらかじめ国際識別番号や国番号と信号送出時間と
の対応テーブルをROM2またはRAM31に記述して
おき、国番号等を検索キーとして対応テーブルを検索す
ることにより信号送出時間を決定するようにした。
【0035】ステップS301では、相手局の識別情報
としての電話番号が前記入力装置4から入力されたか否
かが判断される。電話番号が入力されると、ステップS
302では、その電話番号に国際識別番号(例えば、0
01)が含まれているか否かが判断される。
【0036】ここで、電話番号に国際識別番号が含まれ
ていると判断されると、ステップS303では、国番号
に基づく判別が更に必要であるか否かが判断される。国
番号に基づく判別が不必要であると、ステップS304
では、図9に示したような国際識別番号/信号送出時間
・対応テーブルを利用して当該国際識別番号に応じた信
号送出時間を決定するプログラムが、CPU1によって
RAM2の中から選択される。
【0037】また、前記ステップS303において、国
番号に基づく判別が必要であると判断されると、ステッ
プS305では、地域番号に基づく判別が更に必要であ
るか否かが判断され、不必要であれば、ステップS30
7では、図10に示したような国番号/信号送出時間・
対応テーブルを利用して当該国番号に応じた信号送出時
間を決定するプログラムが、RAM2の中から選択され
る。
【0038】さらに、前記ステップS305において、
地域番号に基づく判別が必要であると判断されると、ス
テップS308では、図11に示した国番号/地域番号
/信号送出時間・対応テーブルを利用して当該国番号お
よび地域番号に応じた信号送出時間を決定するプログラ
ムが、RAM2の中から選択される。
【0039】なお、前記ステップS302において、電
話番号に国際識別番号が含まれていないと判断される
と、ステップS306では、地域番号に基づく判別が必
要であるか否かが判断される。当該判別が必要であると
判断されると、ステップS309では、地域番号に応じ
た信号送出時間を決定するプログラムが前記と同様にし
てRAM2の中から選択される。
【0040】以上のようにして、信号送出時間を決定す
るためのプログラムが選択されると、ステップS311
では、プログラムが実行されてプリアンブルの送出時間
が決定され、当該信号送出時間がモデム10の信号発生
部103に登録される。
【0041】本実施例によれば、相手局を発呼するため
のダイヤル番号に基づいて信号の伝送状態を予測し、伝
送状態が悪い可能性の高い場合には、送出する信号(プ
リアンブル)の時間(長さ)を長くして信号の有効長を
実質的に長くしたので、伝送途中で伝送損失やノイズに
より信号が時間軸方向に破壊されても、受信側では、検
出に必要な十分な長さの信号を受け取ることができるよ
うになる。
【0042】次いで、図12のフローチャートを参照し
ながら、本発明の第3実施例について説明する。本実施
例では、通信中断後の再発呼時には、初めの発呼時より
も信号送出時間を長くするようにした点に特徴がある。
【0043】通信が成功することなく中断し、ステップ
S401において再発呼をする旨の判断がなされると、
ステップS402では、自動再発呼モードが起動されて
相手局が改めて発呼される。ステップS403では、信
号送出時間を通常より長くするプログラムがRAM2の
中から選択される。ステップS404では、上記プログ
ラムを実行した結果得られた信号送出時間が、モデム1
0の信号発生部103に登録される。
【0044】本実施例によれば、通信中断後の再発呼時
には、最初の発呼時よりもプリアンブルの送出時間が長
くなるので、当該中断が、伝送途中での制御信号の時間
軸方向に関する破壊に起因したものであれば、再発呼に
より送信の成功する可能性が高くなる。
【0045】さらに、本実施例によれば、再発呼時のよ
うに先の通信が実際に失敗した場合のみプリアンブルの
送出時間を長くするようにしたので、送出時間を長くす
る必要のない最初の発呼時までも制御手順に要する時間
を長くしてしまうことが防止され、通信時間の不要な延
長を防止できるようになる。
【0046】次いで、図13のフローチャートを参照し
ながら、本発明の第4実施例について説明する。本実施
例では、送信した制御信号に応答して相手局から返送さ
れるべき制御信号が検出できずに、当該制御送信を繰り
返し送出する場合には、この繰り返し送出する制御信号
に付加されるプリアンブルの時間を長くして信号の有効
長を長くするようにした点に特徴がある。
【0047】同図において、ステップS501において
制御信号を送出した後、ステップS502では、当該信
号に応答して相手局から返送されるべき制御信号の有無
が判断される。制御信号が検出できないと、ステップS
504、S505の各処理を経た後、ステップS503
では、プリアンブルの送出時間を長くするための処理が
実行される。そして、プリアンブルの送出時間を長くし
たにもかかわらず相手局から返送されるべき制御信号が
検出できずにn回だけ試行が繰り返されるか、あるいは
n秒が経過すると、当該処理はステップS506、S5
07へ進んで回線を断じる。
【0048】本実施例によれば、相手局へ制御信号を送
出した後に当該相手局から返送されるべき制御信号が検
出できずに当該送信を繰り返す場合には、繰り返し送出
する制御信号に付加されるプリアンブルの送出時間を長
くしたので、伝送途中での信号の時間軸方向に関する破
壊により相手局が信号を検出できていないような場合に
は、繰り返し送信により送信の成功する可能性が高くな
る。
【0049】
【発明の効果】上記したように、本発明によれば以下の
ような効果が達成される。 (1) 請求項1の発明では、受信信号のレベルが低くて信
号の伝送状態が悪い可能性の高い場合には、送出する信
号の時間(長さ)を長くして当該信号の有効長を長くす
るようにしたので、伝送途中で信号が時間軸方向に破壊
されて短くなっても、受信側では、検出に必要な十分な
長さの信号を受け取ることができ、信号を確実に検出で
きるようになる。 (2) 請求項2の発明では、相手局との地理的条件により
信号の伝送状態が悪い可能性の高い場合には、送出する
信号の時間を長くして信号の有効長を長くするようにし
たので、伝送途中で信号が時間軸方向に破壊されて短く
なっても、受信側では、検出に必要な十分な長さの信号
を受け取ることができ、信号を確実に検出できるように
なる。 (3) 請求項3の発明では、通信が途中で中断して再発呼
する場合には、再送出する信号の時間を長くして信号の
有効長を長くするようにしたので、当該中断が、伝送途
中での信号の時間軸方向に関する破壊に起因したもので
あれば、再送信の成功する可能性が高くなる。 (4) 請求項4の発明では、送信した信号に応答して相手
局から返送されるべき制御信号が検出できずに、当該送
信を繰り返す場合には、繰り返し送出する信号の時間を
長くして信号の有効長を長くするようにしたので、伝送
途中での信号の時間軸方向に関する破壊により相手局が
信号を検出できていないような場合には、繰り返し送信
により送信の成功する可能性が高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるファクシミリ装置の
主要部の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明を適用したファクシミリ装置の主要部
の構成を示すブロック図である。
【図3】 G3モード通信のプロトコルシーケンス図で
ある。
【図4】 本発明の第1実施例の動作(送信動作時)を
示したフローチャートである。
【図5】 本発明の第1実施例の動作(受信動作時)を
示したフローチャートである。
【図6】 受信信号レベル/信号送出時間・対応テーブ
ルの一例の示した図である。
【図7】 受信信号レベル/信号送出時間・対応テーブ
ルの他の例の示した図である。
【図8】 本発明の第2実施例の動作を示したフローチ
ャートである。
【図9】 国際識別番号/信号送出時間・対応テーブル
の一例の示した図である。
【図10】 国番号/信号送出時間・対応テーブルの一
例の示した図である。
【図11】 国番号/地域番号/信号送出時間・対応テ
ーブルの一例の示した図である。
【図12】 本発明の第3実施例の動作を示したフロー
チャートである。
【図13】 本発明の第4実施例の動作を示したフロー
チャートである。
【符号の説明】
1…CPU、2…RAM、3…操作表示装置、4…読取
装置、5…印字装置、6…画像処理装置、7…画像蓄積
装置、8…システム制御部、9…通信制御部、10…モ
デム、11…網制御装置、12…システムバス、13…
ファクシミリ外付け電話、20…交換器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号の送出時間を相手局に応じて調整す
    る機能を備えたファクシミリ装置において、 相手局から送出された信号のレベルを検出する手段と、 前記検出された信号レベルに基づいて、信号の送出時間
    を設定する手段と、 設定された送出時間だけ信号を送出する手段とを具備し
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 信号の送出時間を相手局に応じて調整す
    る機能を備えたファクシミリ装置において、 相手局の発呼に必要なダイヤル情報を入力する手段と、 入力されたダイヤル情報に基づいて相手局を選別する手
    段と、 前記選別結果に基づいて、信号の送出時間を設定する手
    段と、 設定された送出時間だけ信号を送出する手段とを具備し
    たことを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 信号の送出時間を相手局に応じて調整す
    る機能を備えたファクシミリ装置において、 中断された送信動作を再試行する手段と、 前記再試行時には、信号の送出時間を長くする手段とを
    具備したことを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 信号の送出時間を相手局に応じて調整す
    る機能を備えたファクシミリ装置において、 送信した信号に応答して相手局から返送されるべき制御
    信号が検出できないと、当該信号の送信を繰り返す手段
    と、 前記繰り返し送出時には、信号の送出時間を長くする手
    段とを具備したことを特徴とするファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008099298A (ja) * 2007-10-17 2008-04-24 Hitachi Communication Technologies Ltd 光信号送信タイミング調整方法
WO2011001466A1 (ja) * 2009-06-30 2011-01-06 株式会社 東芝 通信装置

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