JPH07137612A - バッテリ診断装置 - Google Patents
バッテリ診断装置Info
- Publication number
- JPH07137612A JPH07137612A JP5311288A JP31128893A JPH07137612A JP H07137612 A JPH07137612 A JP H07137612A JP 5311288 A JP5311288 A JP 5311288A JP 31128893 A JP31128893 A JP 31128893A JP H07137612 A JPH07137612 A JP H07137612A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- battery
- voltage
- abnormality
- group
- voltages
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/50—Testing of electric apparatus, lines, cables or components for short-circuits, continuity, leakage current or incorrect line connections
- G01R31/52—Testing for short-circuits, leakage current or ground faults
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)
- Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バッテリスタックの異常を検出すると共に、
異常となったバッテリセルの特定が容易なバッテリ診断
装置を提供する。 【構成】 バッテリ診断装置は、ECU18、電圧セン
サ21〜24、電流センサ29を備えている。バッテリ
スタック12は、各5つのバッテリセルからなる第1グ
ールプ25〜第4グールプ28の4つのグループに分け
られ、各グループの電圧V1、V2、V3、V4が、電
圧センサ21〜24で測定される。バッテリスタックの
各グループが正常であれば、各電圧V1〜V4は同一の
値が検出され、異常が発生していれば、他のグループの
電圧と異なる値が検出される。異常が内部短絡の場合、
他の正常な電圧よりも常時低い電圧が検出される。一
方、内部抵抗の増加の場合、停止時に他の電圧と同一、
駆動時に他の電圧よりも低く、回生時に他の電圧よりも
高くなる。
異常となったバッテリセルの特定が容易なバッテリ診断
装置を提供する。 【構成】 バッテリ診断装置は、ECU18、電圧セン
サ21〜24、電流センサ29を備えている。バッテリ
スタック12は、各5つのバッテリセルからなる第1グ
ールプ25〜第4グールプ28の4つのグループに分け
られ、各グループの電圧V1、V2、V3、V4が、電
圧センサ21〜24で測定される。バッテリスタックの
各グループが正常であれば、各電圧V1〜V4は同一の
値が検出され、異常が発生していれば、他のグループの
電圧と異なる値が検出される。異常が内部短絡の場合、
他の正常な電圧よりも常時低い電圧が検出される。一
方、内部抵抗の増加の場合、停止時に他の電圧と同一、
駆動時に他の電圧よりも低く、回生時に他の電圧よりも
高くなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バッテリ診断装置に係
り、詳細には、電気自動車等のモータを駆動するための
バッテリの異常状態を診断する診断装置に関する。
り、詳細には、電気自動車等のモータを駆動するための
バッテリの異常状態を診断する診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】モータを駆動源とする電気自動車や、こ
のモータと従来の内燃機関とを駆動源とするハイブリッ
ト車が開発され実用化されるようになっている。この電
気自動車やハイブリット車では、その駆動源としてのモ
ータを駆動するための直流電源として、例えば、240
ボルト程度のバッテリが搭載されている。そして、加速
または定速走行時にバッテリから電力を取り出し、運転
者の走行要求に応じた電流をインバータを介してモータ
に供給することで、モータを駆動している。一方、電気
自動車の減速時には、モータによって駆動したエネルギ
を有効に回収するために、モータで発生する電力をバッ
テリに回生するようにしている。
のモータと従来の内燃機関とを駆動源とするハイブリッ
ト車が開発され実用化されるようになっている。この電
気自動車やハイブリット車では、その駆動源としてのモ
ータを駆動するための直流電源として、例えば、240
ボルト程度のバッテリが搭載されている。そして、加速
または定速走行時にバッテリから電力を取り出し、運転
者の走行要求に応じた電流をインバータを介してモータ
に供給することで、モータを駆動している。一方、電気
自動車の減速時には、モータによって駆動したエネルギ
を有効に回収するために、モータで発生する電力をバッ
テリに回生するようにしている。
【0003】このようなバッテリでは、240ボルトの
電圧を得るために、例えば1個12ボルトのバッテリセ
ルを20個直列に接続したスタックとして用いられてい
る。このため、各バッテリセルのいずれかに異常が発生
した場合、電気自動車やハイブリッド車の出力に影響を
及ぼすだけでなく、放電および回生による充電を繰り返
すうちに、他のバッテリセルにまで支障をきたす場合が
ある。そこで、従来からバッテリに対する異常や故障を
診断することが行われている。この異常診断は、バッテ
リスタック全体の電圧や電流を検出することで、通常の
バッテリ放電、充電曲線からずれた充・放電が行われて
いないかについて検出することによっている。
電圧を得るために、例えば1個12ボルトのバッテリセ
ルを20個直列に接続したスタックとして用いられてい
る。このため、各バッテリセルのいずれかに異常が発生
した場合、電気自動車やハイブリッド車の出力に影響を
及ぼすだけでなく、放電および回生による充電を繰り返
すうちに、他のバッテリセルにまで支障をきたす場合が
ある。そこで、従来からバッテリに対する異常や故障を
診断することが行われている。この異常診断は、バッテ
リスタック全体の電圧や電流を検出することで、通常の
バッテリ放電、充電曲線からずれた充・放電が行われて
いないかについて検出することによっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、バッテリスタ
ック全体の電圧と電流から異常を検出する従来の方法で
は、バッテリセルの1つが故障し電圧が降下したとして
も、スタック全体の電圧に対し電圧降下分が小さすぎる
為、異常であるとの判断が困難であった。また、全体の
電圧降下分が小さいため、異常による電圧降下と、バッ
テリ容量による電圧変化及び経時劣化による電圧降下と
の区別がつきにくいため、バッテリセル毎の異常や故障
を検知することが困難であった。
ック全体の電圧と電流から異常を検出する従来の方法で
は、バッテリセルの1つが故障し電圧が降下したとして
も、スタック全体の電圧に対し電圧降下分が小さすぎる
為、異常であるとの判断が困難であった。また、全体の
電圧降下分が小さいため、異常による電圧降下と、バッ
テリ容量による電圧変化及び経時劣化による電圧降下と
の区別がつきにくいため、バッテリセル毎の異常や故障
を検知することが困難であった。
【0005】そこで、本発明はこのような課題を解決す
るためになされたもので、バッテリスタックの異常を検
出すると共に、異常となったバッテリセルの特定が容易
なバッテリ診断装置を提供することを目的とする。
るためになされたもので、バッテリスタックの異常を検
出すると共に、異常となったバッテリセルの特定が容易
なバッテリ診断装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、複数のバッテリセルが直列に接続されたバッテリス
タックと、このバッテリスタックを同数のバッテリセル
からなる複数のブロックに分割し、各ブロック毎の電圧
を測定する電圧測定手段と、この電圧測定手段で測定さ
れた各ブロックの電圧値から、前記バッテリスタックの
異常を診断する異常診断手段とを、バッテリ診断装置に
具備させて前記目的を達成する。
は、複数のバッテリセルが直列に接続されたバッテリス
タックと、このバッテリスタックを同数のバッテリセル
からなる複数のブロックに分割し、各ブロック毎の電圧
を測定する電圧測定手段と、この電圧測定手段で測定さ
れた各ブロックの電圧値から、前記バッテリスタックの
異常を診断する異常診断手段とを、バッテリ診断装置に
具備させて前記目的を達成する。
【0007】
【作用】請求項1記載のバッテリ診断装置では、電圧測
定手段で、複数に分割された各ブロック毎の電圧が測定
され、その電圧値からバッテリスタックの異常を診断す
る。例えば、各ブロックの電圧の最大値と最小値との差
が所定値以上になった場合等にバッテリの異常を診断す
る。
定手段で、複数に分割された各ブロック毎の電圧が測定
され、その電圧値からバッテリスタックの異常を診断す
る。例えば、各ブロックの電圧の最大値と最小値との差
が所定値以上になった場合等にバッテリの異常を診断す
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明のバッテリ診断装置における一
実施例を図1ないし図8を参照して詳細に説明する。図
1は本実施例のバッテリ診断装置を用いた電気自動車の
駆動制御回路を示すブロック図である。駆動制御回路
は、バッテリスタック12と、このバッテリスタック1
2からの直流をモータ13を駆動するための交流に変換
するインバータ14と、インターフェイス15を介して
バッテリスタック12の充電を行う充電器16を備えて
いる。ここで、モータ13は、例えばDCブラシレスモ
ータが使用される。インバータ14は例えばトランジス
タとダイオードを用いたブリッジ回路と平滑コンデンサ
とを有し、バッテリ診断装置からの直流を三相交流に変
換するものである。またバッテリスタック12は、12
ボルトのバッテリセル17が20個互いに直列に接続さ
れて構成されている。このバッテリセル17としては、
鉛酸蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ナトリウム硫黄
電池、リチウム2次電池、水素2次電池、レドックス型
電池等の各種2次電池が使用される。充電器16は、外
部に接続された充電器、シリーズ型のハイブリッド型車
両の場合にはジェネレータ(発電器)とエンジン、ま
た、燃料電池等が該当する。
実施例を図1ないし図8を参照して詳細に説明する。図
1は本実施例のバッテリ診断装置を用いた電気自動車の
駆動制御回路を示すブロック図である。駆動制御回路
は、バッテリスタック12と、このバッテリスタック1
2からの直流をモータ13を駆動するための交流に変換
するインバータ14と、インターフェイス15を介して
バッテリスタック12の充電を行う充電器16を備えて
いる。ここで、モータ13は、例えばDCブラシレスモ
ータが使用される。インバータ14は例えばトランジス
タとダイオードを用いたブリッジ回路と平滑コンデンサ
とを有し、バッテリ診断装置からの直流を三相交流に変
換するものである。またバッテリスタック12は、12
ボルトのバッテリセル17が20個互いに直列に接続さ
れて構成されている。このバッテリセル17としては、
鉛酸蓄電池、ニッケルカドミウム電池、ナトリウム硫黄
電池、リチウム2次電池、水素2次電池、レドックス型
電池等の各種2次電池が使用される。充電器16は、外
部に接続された充電器、シリーズ型のハイブリッド型車
両の場合にはジェネレータ(発電器)とエンジン、ま
た、燃料電池等が該当する。
【0009】駆動制御回路は、また、ECU18を備え
ており、このECU18は、図示しない各種センサから
の検出値に応じて各部を制御すると共に、本実施例にお
けるバッテリ診断装置の一部を構成している。バッテリ
診断装置は、このECU18の他に電圧センサ21、2
2、23、24、および、バッテリスタック12からイ
ンバータ14に供給される電流値を検出する電流センサ
29を備えている。バッテリスタック12は、各5つの
バッテリセルからなる第1グールプ25〜第4グールプ
28の4つのグループに分けられており、これら各グル
ープの電圧V1、V2、V3、V4を、電圧センサ21
〜24で測定するようになっている。
ており、このECU18は、図示しない各種センサから
の検出値に応じて各部を制御すると共に、本実施例にお
けるバッテリ診断装置の一部を構成している。バッテリ
診断装置は、このECU18の他に電圧センサ21、2
2、23、24、および、バッテリスタック12からイ
ンバータ14に供給される電流値を検出する電流センサ
29を備えている。バッテリスタック12は、各5つの
バッテリセルからなる第1グールプ25〜第4グールプ
28の4つのグループに分けられており、これら各グル
ープの電圧V1、V2、V3、V4を、電圧センサ21
〜24で測定するようになっている。
【0010】図2は、ECU18の構成を表したもので
ある。本実施例のバッテリ診断装置としても機能するE
CU18は、各種処理や判断および制御を行うCPU
(中央処理装置)31を備えており、このCPU31
は、データバス等のバスライン32を介して、ROM3
3、RAM34、各電圧センサ21〜24、電流センサ
29、ウーォニングランプ35、表示装置36、アクセ
ルセンサ37、車速センサ38、通信I/Fと接続さ
れ、また、充電器16、インバータ14等とも接続され
ている。
ある。本実施例のバッテリ診断装置としても機能するE
CU18は、各種処理や判断および制御を行うCPU
(中央処理装置)31を備えており、このCPU31
は、データバス等のバスライン32を介して、ROM3
3、RAM34、各電圧センサ21〜24、電流センサ
29、ウーォニングランプ35、表示装置36、アクセ
ルセンサ37、車速センサ38、通信I/Fと接続さ
れ、また、充電器16、インバータ14等とも接続され
ている。
【0011】ROM33は、CPUで行う処理、判断、
制御のための各種プログラムが格納されたリード・オン
リ・メモリである。このROM33には、本実施例によ
るバッテリ診断処理を行うためのプログラムも格納さ
れ、電気自動車の各制御を行うメインルーチンに対する
サブルーチンを行うプログラムとして、異常状態検出処
理プログラム、異常対応処理プログラム、異常モニタ処
理プログラムが格納されている。RAM34は、CPU
31のワーキングメモリとしてのランダム・アクセス・
メモリである。このRAM34は、異常状態検出処理に
おいて検出される各電圧センサ21〜24の電圧値を格
納する電圧格納エリアと、異常モニタ処理において検出
される回帰曲線データが格納される回帰曲線格納エリア
とを備えている。
制御のための各種プログラムが格納されたリード・オン
リ・メモリである。このROM33には、本実施例によ
るバッテリ診断処理を行うためのプログラムも格納さ
れ、電気自動車の各制御を行うメインルーチンに対する
サブルーチンを行うプログラムとして、異常状態検出処
理プログラム、異常対応処理プログラム、異常モニタ処
理プログラムが格納されている。RAM34は、CPU
31のワーキングメモリとしてのランダム・アクセス・
メモリである。このRAM34は、異常状態検出処理に
おいて検出される各電圧センサ21〜24の電圧値を格
納する電圧格納エリアと、異常モニタ処理において検出
される回帰曲線データが格納される回帰曲線格納エリア
とを備えている。
【0012】ウォーニングランプ35は、異常状態が検
出された場合に、運転者に対してバッテリに異常が発生
したことを知らせるためのランプである。表示装置36
は、異常が発生したバッテリのグループと、異常の内容
が表示されるようになっている。アクセルセンサ37は
アクセルペダルの踏み込みによるアクセル開度を検出
し、車速センサ38はモータ13の出力軸の回転数から
車速Vを検出する。アクセルセンサ37と車速センサ3
8は、本実施例における異常状態検出処理を行う場合
に、予め設定された走行状態か否かを判断するために使
用される。通信I/F39は、異常モニタ処理において
RAM34の回帰曲線格納エリアに格納された、回帰曲
線のデータをフロッピーディスク、メモリカード等の記
憶媒体や、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置
その他の外部装置に対して出力するためのインタフェー
スである。
出された場合に、運転者に対してバッテリに異常が発生
したことを知らせるためのランプである。表示装置36
は、異常が発生したバッテリのグループと、異常の内容
が表示されるようになっている。アクセルセンサ37は
アクセルペダルの踏み込みによるアクセル開度を検出
し、車速センサ38はモータ13の出力軸の回転数から
車速Vを検出する。アクセルセンサ37と車速センサ3
8は、本実施例における異常状態検出処理を行う場合
に、予め設定された走行状態か否かを判断するために使
用される。通信I/F39は、異常モニタ処理において
RAM34の回帰曲線格納エリアに格納された、回帰曲
線のデータをフロッピーディスク、メモリカード等の記
憶媒体や、パーソナルコンピュータ等のデータ処理装置
その他の外部装置に対して出力するためのインタフェー
スである。
【0013】次に、このように構成された実施例による
バッテリ診断の動作について説明する。図3は、車両停
止時における異常診断の原理を説明したものである。こ
の図3(a)に示すように、各バッテリセルに異常がな
い場合、各電圧センサ21〜24で検出される第1〜第
4グループ25〜28の電圧V1〜V4は、等しい値と
なる。一方、例えば第4グループ28のいずれかのバッ
テリセルが内部短絡を起こしている場合、該当バッテリ
セルからの出力はゼロであるため、図3(b)に示すよ
うに、他のグループの電圧V1、V2、V3よりも、低
い電圧V4が電圧センサ24で検出される。
バッテリ診断の動作について説明する。図3は、車両停
止時における異常診断の原理を説明したものである。こ
の図3(a)に示すように、各バッテリセルに異常がな
い場合、各電圧センサ21〜24で検出される第1〜第
4グループ25〜28の電圧V1〜V4は、等しい値と
なる。一方、例えば第4グループ28のいずれかのバッ
テリセルが内部短絡を起こしている場合、該当バッテリ
セルからの出力はゼロであるため、図3(b)に示すよ
うに、他のグループの電圧V1、V2、V3よりも、低
い電圧V4が電圧センサ24で検出される。
【0014】図4は、車両走行時における異常診断の原
理を説明したものである。いま、図4(a)に示すよう
に、停止、駆動、回生が行われるように走行したものと
する。この場合、第1〜第4グループ25〜28の各々
が正常である場合、図4(b)に示すような電圧が検出
され、各電圧V1〜V4は同一の値となる。一方、例え
ば第4グループ28のバッテリセルに異常が発生してい
る場合、電圧センサ24で検出される電圧V4は、他の
グループの電圧V1〜V3と異なる値になる。すなわ
ち、第4グループ28のバッテリセルで発生した異常の
内容が内部短絡である場合、図4(c)の点線で示すよ
うに、電圧V4は、常時他の正常な電圧V1〜V3より
も低い値となる。
理を説明したものである。いま、図4(a)に示すよう
に、停止、駆動、回生が行われるように走行したものと
する。この場合、第1〜第4グループ25〜28の各々
が正常である場合、図4(b)に示すような電圧が検出
され、各電圧V1〜V4は同一の値となる。一方、例え
ば第4グループ28のバッテリセルに異常が発生してい
る場合、電圧センサ24で検出される電圧V4は、他の
グループの電圧V1〜V3と異なる値になる。すなわ
ち、第4グループ28のバッテリセルで発生した異常の
内容が内部短絡である場合、図4(c)の点線で示すよ
うに、電圧V4は、常時他の正常な電圧V1〜V3より
も低い値となる。
【0015】また、異常の内容が内部抵抗の増加したバ
ッテリセルによるものである場合、図4(d)の一点鎖
線で示すように、電圧V4は、停止時に他の電圧と同一
になり、駆動時に他の電圧よりも低くなり、回生時に他
の電圧よりも高くなる。これは、バッテリセルの電圧を
E、内部抵抗をR、駆動、回生時の電流をIとした場
合、バッテリの内部抵抗が増加した場合の出力電圧V
が、駆動時に式(1)で、回生時に式(2)でそれぞれ
表されるからである。 V=E−IR…(1) V=E+IR…(2)
ッテリセルによるものである場合、図4(d)の一点鎖
線で示すように、電圧V4は、停止時に他の電圧と同一
になり、駆動時に他の電圧よりも低くなり、回生時に他
の電圧よりも高くなる。これは、バッテリセルの電圧を
E、内部抵抗をR、駆動、回生時の電流をIとした場
合、バッテリの内部抵抗が増加した場合の出力電圧V
が、駆動時に式(1)で、回生時に式(2)でそれぞれ
表されるからである。 V=E−IR…(1) V=E+IR…(2)
【0016】このように、各グループの電圧の比較によ
ってバッテリの異常が検出されると、ECU18は、異
常対応処理を行う。すなわち、ECU18は、ウォーニ
ングランプ35を点灯させると共に、異常バッテリグル
ープの表示を表示装置36に表示する。そして、モータ
13に供給する駆動電流の制限、モータ13からの走行
時回生電流の制限、および、充電器16による充電を行
う場合の充電電流の各々の各電流を、予め設定した値の
電流となるように制限する。各電流を制限するのは、異
常状態が発生した場合に、発生した異常が他のバッテリ
セルに対して過充電等による劣化等の影響を与えないよ
うにするためである。また、異常が発生した場合に直ち
に走行を停止しないのは、高速道路であれば非難地点に
移動し、一般走行道路であれば修理工場等まで、電気自
動車を移動することを可能にするためである。
ってバッテリの異常が検出されると、ECU18は、異
常対応処理を行う。すなわち、ECU18は、ウォーニ
ングランプ35を点灯させると共に、異常バッテリグル
ープの表示を表示装置36に表示する。そして、モータ
13に供給する駆動電流の制限、モータ13からの走行
時回生電流の制限、および、充電器16による充電を行
う場合の充電電流の各々の各電流を、予め設定した値の
電流となるように制限する。各電流を制限するのは、異
常状態が発生した場合に、発生した異常が他のバッテリ
セルに対して過充電等による劣化等の影響を与えないよ
うにするためである。また、異常が発生した場合に直ち
に走行を停止しないのは、高速道路であれば非難地点に
移動し、一般走行道路であれば修理工場等まで、電気自
動車を移動することを可能にするためである。
【0017】次に、第1の実施例におけるバッテリ診断
処理について説明する。このバッテリ診断処理では、異
常状態検出処理の中で異常対応処理が行われる。図5は
異常状態検出処理の動作を表したものである。ECU1
8のCPU31は、異常状態検出処理のサブルーチンが
開始すると、バッテリ電流Iaが、予め設定された充電
電流または放電電流であるか否かを、電流センサ29の
検出値から判断し(ステップ11)、Iaでない場合に
は(N)メインルーチンにリターンする。バッテリ電流
=Iaである場合(ステップ11;Y)、各電圧センサ
21〜24によって第1〜第4グループ25〜28の電
圧V1〜V4を測定する(ステップ12)。
処理について説明する。このバッテリ診断処理では、異
常状態検出処理の中で異常対応処理が行われる。図5は
異常状態検出処理の動作を表したものである。ECU1
8のCPU31は、異常状態検出処理のサブルーチンが
開始すると、バッテリ電流Iaが、予め設定された充電
電流または放電電流であるか否かを、電流センサ29の
検出値から判断し(ステップ11)、Iaでない場合に
は(N)メインルーチンにリターンする。バッテリ電流
=Iaである場合(ステップ11;Y)、各電圧センサ
21〜24によって第1〜第4グループ25〜28の電
圧V1〜V4を測定する(ステップ12)。
【0018】そして、測定した各電圧値V1〜V4から
最大値と最小値の差をとることで、電圧のバラツキが許
容範囲内にあるか否かを判断し(ステップ13)、許容
範囲内である場合(Y)、異常は発生していないのでメ
インルーチンにリターンする。一方、電圧のバラツキが
許容範囲を越えている場合(ステップ13;N)、CP
U31は、異常対応処理を行い(ステップ14)、メイ
ンルーチンにリターンする。異常対応処理では、上述し
たウォーニングランプ35を点灯することで運転者に異
常対応処理に移行したことを知らせ、異常バッテリグル
ープを表示装置36に表示すると共に、以後駆動、回
生、充電の各電流を所定値に制限する。
最大値と最小値の差をとることで、電圧のバラツキが許
容範囲内にあるか否かを判断し(ステップ13)、許容
範囲内である場合(Y)、異常は発生していないのでメ
インルーチンにリターンする。一方、電圧のバラツキが
許容範囲を越えている場合(ステップ13;N)、CP
U31は、異常対応処理を行い(ステップ14)、メイ
ンルーチンにリターンする。異常対応処理では、上述し
たウォーニングランプ35を点灯することで運転者に異
常対応処理に移行したことを知らせ、異常バッテリグル
ープを表示装置36に表示すると共に、以後駆動、回
生、充電の各電流を所定値に制限する。
【0019】次に第2の実施例におけるバッテリ診断処
理について説明する。図6は、第2の実施例における異
常状態検出処理の流れを表したものである。なお、第1
の実施例における異常状態検出処理と同一の処理動作に
は同一のステップ番号を付して、その説明を適宜省略す
ることとする。この第2の実施例の異常状態対応処理で
は、各第1〜第4グループ25〜28の各端子電圧V1
〜V4のバラツキが許容値を越えている場合、すなわ
ち、電圧の最大値と最小値の差ΔVdが予め設定された
ΔVd1を越えている場合(ステップ13;Y)、異常
モニタ処理に移行する(ステップ14)。以後、異常状
態対応処理のサブルーチンに代えて、異常モニタ処理の
サブルーチンが実行されることになる。
理について説明する。図6は、第2の実施例における異
常状態検出処理の流れを表したものである。なお、第1
の実施例における異常状態検出処理と同一の処理動作に
は同一のステップ番号を付して、その説明を適宜省略す
ることとする。この第2の実施例の異常状態対応処理で
は、各第1〜第4グループ25〜28の各端子電圧V1
〜V4のバラツキが許容値を越えている場合、すなわ
ち、電圧の最大値と最小値の差ΔVdが予め設定された
ΔVd1を越えている場合(ステップ13;Y)、異常
モニタ処理に移行する(ステップ14)。以後、異常状
態対応処理のサブルーチンに代えて、異常モニタ処理の
サブルーチンが実行されることになる。
【0020】図7は、異常モニタ処理において、異常状
態を判断するための回帰曲線の例を表したものである。
この図7に示すように、端子電圧V1〜V4の最大値で
ある第1グループ25の端子電圧V1と最小値である第
4グループ28の端子電圧V4との差ΔVdがΔV1を
越えた時点で異常モニタが開始される。なお、異常モニ
タが開始されても、電気自動車の走行は、通常通り運転
者の走行要求に応じた速度で行われる。異常モニタが開
始されると、所定時間毎に各端子電圧V1〜V4が測定
されRAM34に格納すると共に、ΔVdの値を監視す
る。そして、ΔVdが所定の許容値ΔVd2を越えた時
点で異常対応処理を行う。この異常対応処理が開始した
時点で、電気自動車の走行は、走行電流が制限された状
態での走行に移行する。
態を判断するための回帰曲線の例を表したものである。
この図7に示すように、端子電圧V1〜V4の最大値で
ある第1グループ25の端子電圧V1と最小値である第
4グループ28の端子電圧V4との差ΔVdがΔV1を
越えた時点で異常モニタが開始される。なお、異常モニ
タが開始されても、電気自動車の走行は、通常通り運転
者の走行要求に応じた速度で行われる。異常モニタが開
始されると、所定時間毎に各端子電圧V1〜V4が測定
されRAM34に格納すると共に、ΔVdの値を監視す
る。そして、ΔVdが所定の許容値ΔVd2を越えた時
点で異常対応処理を行う。この異常対応処理が開始した
時点で、電気自動車の走行は、走行電流が制限された状
態での走行に移行する。
【0021】図8は、異常モニタ処理の流れを表したも
のである。CPU31は、、異常モニタ処理のサブルー
チンが開始すると、バッテリ電流Iaが、予め設定され
た充電電流または放電電流であるか否かを、電流センサ
29の検出値から判断し(ステップ21)、Iaでない
場合には(N)メインルーチンにリターンする。バッテ
リ電流がIaである場合(ステップ21;Y)、各電圧
センサ21〜24によって第1〜第4グループ25〜2
8の電圧V1〜V4を測定する(ステップ22)と共
に、測定した各電圧値を順次RAM34の電圧格納エリ
アに格納する(ステップ23)。そして、RAM34に
順次格納された各電圧V1〜V4から、電圧特性経時変
化の回帰曲線を算出し回帰曲線格納エリアに格納する
(ステップ24)。
のである。CPU31は、、異常モニタ処理のサブルー
チンが開始すると、バッテリ電流Iaが、予め設定され
た充電電流または放電電流であるか否かを、電流センサ
29の検出値から判断し(ステップ21)、Iaでない
場合には(N)メインルーチンにリターンする。バッテ
リ電流がIaである場合(ステップ21;Y)、各電圧
センサ21〜24によって第1〜第4グループ25〜2
8の電圧V1〜V4を測定する(ステップ22)と共
に、測定した各電圧値を順次RAM34の電圧格納エリ
アに格納する(ステップ23)。そして、RAM34に
順次格納された各電圧V1〜V4から、電圧特性経時変
化の回帰曲線を算出し回帰曲線格納エリアに格納する
(ステップ24)。
【0022】そして、CPU31は、RAM34に格納
された、回帰曲線格納エリアの最新データ、または、電
圧格納エリアに格納された各電圧値V1〜V4から、異
常状態か否かを判断する(ステップ25)。この異常状
態か否かの判断は、測定された端子電圧V1〜V4の最
大値と最小値との差ΔVdが、その許容範囲ΔVd2を
越えたか否かを判断することで行われる。ΔVd=ΔV
d2を越えていない場合、すなわち異常でないと判断さ
れた場合(ステップ25;N)、CPU31は、端子電
圧の差ΔVdの値が許容範囲内であると判断して、メイ
ンルーチンにリターンしてそのままの走行を継続する。
一方、ΔVd=ΔVd2を越えて異常状態であると判断
された場合(ステップ25;Y)、CPU31は、ウォ
ーニングランプ35の点灯、表示装置36への異常バッ
テリグループの表示、駆動、回生、充電の各電流の制
限、による異常対応処理を行い(ステップ26)、メイ
ンルーチンにリターンする。
された、回帰曲線格納エリアの最新データ、または、電
圧格納エリアに格納された各電圧値V1〜V4から、異
常状態か否かを判断する(ステップ25)。この異常状
態か否かの判断は、測定された端子電圧V1〜V4の最
大値と最小値との差ΔVdが、その許容範囲ΔVd2を
越えたか否かを判断することで行われる。ΔVd=ΔV
d2を越えていない場合、すなわち異常でないと判断さ
れた場合(ステップ25;N)、CPU31は、端子電
圧の差ΔVdの値が許容範囲内であると判断して、メイ
ンルーチンにリターンしてそのままの走行を継続する。
一方、ΔVd=ΔVd2を越えて異常状態であると判断
された場合(ステップ25;Y)、CPU31は、ウォ
ーニングランプ35の点灯、表示装置36への異常バッ
テリグループの表示、駆動、回生、充電の各電流の制
限、による異常対応処理を行い(ステップ26)、メイ
ンルーチンにリターンする。
【0023】以上説明したように本実施例によれば、異
常モニタ処理によってRAM34の回帰曲線格納エリア
に格納された回帰曲線のデータを、通信I/F39から
取り出すことが可能となる。すなわち、通信I/F39
から、例えばフロッピーディスクやICカードに回帰曲
線のデータを取り込み、これをプリンタに出力すること
で異常の内容を詳細に分析し、また、パーソナルコンピ
ュータ等によって異常内容を分析しすることも可能とな
る。
常モニタ処理によってRAM34の回帰曲線格納エリア
に格納された回帰曲線のデータを、通信I/F39から
取り出すことが可能となる。すなわち、通信I/F39
から、例えばフロッピーディスクやICカードに回帰曲
線のデータを取り込み、これをプリンタに出力すること
で異常の内容を詳細に分析し、また、パーソナルコンピ
ュータ等によって異常内容を分析しすることも可能とな
る。
【0024】以上説明した実施例では、異常状態検出処
理のサブルーチンにおいて、予め設定された充電電流ま
たは放電電流であるか否かを、電流センサ29の検出値
から判断したが(ステップ11、21)、本発明では、
これに限定されるものではなく、他の変形が可能であ
る。すなわち、車両が所定の走行状態か否かを検出する
ことで行うようにしてもよい。例えば、車速センサ38
で検出される車速や、アクセルセンサ37で検出される
アクセル開度が、所定の値であるか否かを判断するよう
にしてもよい。また、回帰曲線については、異常の内容
が内部短絡の場合について示したが、内部抵抗の増加で
ある場合には、図4(d)に示すように、異常が発生し
たグループの電圧が駆動時に低く、回生時に高くなるた
め、駆動時と回生時の両回帰曲線のデータをRAM34
の回帰曲線格納エリアに格納するようにしてもよい。
理のサブルーチンにおいて、予め設定された充電電流ま
たは放電電流であるか否かを、電流センサ29の検出値
から判断したが(ステップ11、21)、本発明では、
これに限定されるものではなく、他の変形が可能であ
る。すなわち、車両が所定の走行状態か否かを検出する
ことで行うようにしてもよい。例えば、車速センサ38
で検出される車速や、アクセルセンサ37で検出される
アクセル開度が、所定の値であるか否かを判断するよう
にしてもよい。また、回帰曲線については、異常の内容
が内部短絡の場合について示したが、内部抵抗の増加で
ある場合には、図4(d)に示すように、異常が発生し
たグループの電圧が駆動時に低く、回生時に高くなるた
め、駆動時と回生時の両回帰曲線のデータをRAM34
の回帰曲線格納エリアに格納するようにしてもよい。
【0025】更に、第1の実施例におけるバッテリ診断
処理では、電圧のバラツキが許容範囲を越えた場合(ス
テップ13;N)に異常対応処理を行ったが、許容範囲
を越えた場合に、複数回の判定を行うようにしてもよ
い。例えば、継続的にn回(例えば3回)許容範囲を越
えていると判断された場合に、異常が発生していると判
断してステップ14の異常対応処理に移行するようにし
てもよい。
処理では、電圧のバラツキが許容範囲を越えた場合(ス
テップ13;N)に異常対応処理を行ったが、許容範囲
を越えた場合に、複数回の判定を行うようにしてもよ
い。例えば、継続的にn回(例えば3回)許容範囲を越
えていると判断された場合に、異常が発生していると判
断してステップ14の異常対応処理に移行するようにし
てもよい。
【0026】また、以上説明した実施例では、バッテリ
スタックを第1〜第4グループ25〜28に分けて、そ
のグループ内のバッテリセルに発生した異常を診断する
ようにしたが、本発明では、各グループに含まれるバッ
テリセルの数が同一であればよく、4つのグループに限
定されるものではない。例えば、バッテリセルを20の
グループ、すなわち、各バッテリセル単位に分けけもよ
い。この場合には、異常が発生したバッテリセルそのも
のを判定することが可能となる。
スタックを第1〜第4グループ25〜28に分けて、そ
のグループ内のバッテリセルに発生した異常を診断する
ようにしたが、本発明では、各グループに含まれるバッ
テリセルの数が同一であればよく、4つのグループに限
定されるものではない。例えば、バッテリセルを20の
グループ、すなわち、各バッテリセル単位に分けけもよ
い。この場合には、異常が発生したバッテリセルそのも
のを判定することが可能となる。
【0027】以上説明したように、本実施例によれば、
簡単な構成で低コストのバッテリ診断装置とすることが
でき、また、正確な診断が可能となる。また、異常状態
対応処理により、駆動電流等の電流制限を行うので、あ
る特定のバッテリセルの故障に起因して、走行不能にな
ることを未然に回避することができる。また、他のバッ
テリや電気系統への二次的災害も未然に回避することが
できる。また、第2の実施例によれば、異常モニタ処理
において、異常と疑わしいグループを発見してから電圧
データをモニタし、その経時変化をみることで、より確
実に異常判断を行うことができる。また、本実施例によ
れば、バッテリセルに生じた異常の内容が、内部短絡に
よるものか、または、内部抵抗の増加によるものかを区
別することができる。
簡単な構成で低コストのバッテリ診断装置とすることが
でき、また、正確な診断が可能となる。また、異常状態
対応処理により、駆動電流等の電流制限を行うので、あ
る特定のバッテリセルの故障に起因して、走行不能にな
ることを未然に回避することができる。また、他のバッ
テリや電気系統への二次的災害も未然に回避することが
できる。また、第2の実施例によれば、異常モニタ処理
において、異常と疑わしいグループを発見してから電圧
データをモニタし、その経時変化をみることで、より確
実に異常判断を行うことができる。また、本実施例によ
れば、バッテリセルに生じた異常の内容が、内部短絡に
よるものか、または、内部抵抗の増加によるものかを区
別することができる。
【0028】本実施例では、各電圧値V1〜V4の最大
値と最小値との差ΔVdとからバッテリの異常を検出
し、または、異常モニタの開始と異常の検出を行った
が、例えば、予め設定したバッテリの放電曲線等の特性
曲線と各バッテリの電圧値V1〜V4を比較すること
で、異常を診断するようにしてもよい。この場合、バッ
テリの経時的な劣化も考慮されることとなる。
値と最小値との差ΔVdとからバッテリの異常を検出
し、または、異常モニタの開始と異常の検出を行った
が、例えば、予め設定したバッテリの放電曲線等の特性
曲線と各バッテリの電圧値V1〜V4を比較すること
で、異常を診断するようにしてもよい。この場合、バッ
テリの経時的な劣化も考慮されることとなる。
【0029】
【発明の効果】本発明のバッテリ診断装置によれば、バ
ッテリスタックの異常を検出すると共に、異常となった
バッテリセルの特定を容易に行うことができる。
ッテリスタックの異常を検出すると共に、異常となった
バッテリセルの特定を容易に行うことができる。
【図1】本発明の一実施例におけるバッテリ診断装置を
用いた電気自動車の駆動制御回路を示すブロック図であ
る。
用いた電気自動車の駆動制御回路を示すブロック図であ
る。
【図2】同上、バッテリ診断装置のECU18の構成図
である。
である。
【図3】同上、バッテリ診断装置の車両停止時における
異常診断の原理を説明する説明図である。
異常診断の原理を説明する説明図である。
【図4】同上、バッテリ診断装置の車両走行時における
異常診断の原理を説明する説明図である。
異常診断の原理を説明する説明図である。
【図5】同上、第1の実施例における異常状態検出処理
の動作示すフローチャートである。
の動作示すフローチャートである。
【図6】同上、第2の実施例における異常状態検出処理
の動作を示すフローチャートである。
の動作を示すフローチャートである。
【図7】同上、第2の実施例における異常モニタ処理に
おいて、異常状態を判断するための回帰曲線の例を示す
説明図である。
おいて、異常状態を判断するための回帰曲線の例を示す
説明図である。
【図8】同上、第2の実施例における異常モニタ処理の
流れを示すフローチャートである。
流れを示すフローチャートである。
12 バッテリスタック 13 モータ 14 インバータ 18 ECU 21〜24 電圧センサ 25〜28 第1〜第4グループ 29 電流センサ 31 CPU 33 ROM 34 RAM 35 ウォーニングランプ 36 表示装置 37 アクセルセンサ 38 車速センサ 39 通信I/F
Claims (1)
- 【請求項1】 複数のバッテリセルが直列に接続された
バッテリスタックと、 このバッテリスタックを同数のバッテリセルからなる複
数のブロックに分割し、各ブロック毎の電圧を測定する
電圧測定手段と、 この電圧測定手段で測定された各ブロックの電圧値か
ら、前記バッテリスタックの異常を診断する異常診断手
段とを具備することを特徴とするバッテリ診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5311288A JPH07137612A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | バッテリ診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5311288A JPH07137612A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | バッテリ診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07137612A true JPH07137612A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=18015334
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5311288A Pending JPH07137612A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | バッテリ診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07137612A (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6133707A (en) * | 1998-06-25 | 2000-10-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Battery charging and discharging control apparatus for hybrid powered vehicle |
JP2002075387A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電池チェック装置 |
KR20020049282A (ko) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | 이계안 | 전자제어유닛의 배터리 백업 라인의 고장 감지방법 |
US6608469B2 (en) * | 2001-07-30 | 2003-08-19 | Fujitsu Limited | Device and method for charging a secondary battery |
US6812670B2 (en) | 2001-08-31 | 2004-11-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Battery control device |
JP2009284717A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Mazda Motor Corp | 自動車のバッテリ制御方法及びその装置 |
WO2010090110A1 (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-12 | 日本碍子株式会社 | ナトリウム-硫黄電池の容量低下判定方法 |
KR101418176B1 (ko) * | 2012-12-20 | 2014-07-09 | 현대오트론 주식회사 | 다중 주파수의 전류 흡입 방식을 이용한 연료전지 스택의 고장 진단 장치 및 방법 |
KR101418175B1 (ko) * | 2012-12-20 | 2014-07-16 | 현대오트론 주식회사 | 스택 전류 측정에 기반한 연료전지 스택의 고장 진단 장치 및 방법 |
JP2016217900A (ja) * | 2015-05-21 | 2016-12-22 | 日産自動車株式会社 | バッテリ異常診断装置および異常診断方法 |
-
1993
- 1993-11-16 JP JP5311288A patent/JPH07137612A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6133707A (en) * | 1998-06-25 | 2000-10-17 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Battery charging and discharging control apparatus for hybrid powered vehicle |
JP2002075387A (ja) * | 2000-08-29 | 2002-03-15 | Fuji Photo Film Co Ltd | 電池チェック装置 |
KR20020049282A (ko) * | 2000-12-19 | 2002-06-26 | 이계안 | 전자제어유닛의 배터리 백업 라인의 고장 감지방법 |
US6608469B2 (en) * | 2001-07-30 | 2003-08-19 | Fujitsu Limited | Device and method for charging a secondary battery |
US6812670B2 (en) | 2001-08-31 | 2004-11-02 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Battery control device |
JP2009284717A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Mazda Motor Corp | 自動車のバッテリ制御方法及びその装置 |
WO2010090110A1 (ja) * | 2009-02-06 | 2010-08-12 | 日本碍子株式会社 | ナトリウム-硫黄電池の容量低下判定方法 |
JP5483736B2 (ja) * | 2009-02-06 | 2014-05-07 | 日本碍子株式会社 | ナトリウム−硫黄電池の容量低下判定方法 |
US9026388B2 (en) | 2009-02-06 | 2015-05-05 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for determining drop in capacity of sodium—sulfur battery |
KR101418176B1 (ko) * | 2012-12-20 | 2014-07-09 | 현대오트론 주식회사 | 다중 주파수의 전류 흡입 방식을 이용한 연료전지 스택의 고장 진단 장치 및 방법 |
KR101418175B1 (ko) * | 2012-12-20 | 2014-07-16 | 현대오트론 주식회사 | 스택 전류 측정에 기반한 연료전지 스택의 고장 진단 장치 및 방법 |
JP2016217900A (ja) * | 2015-05-21 | 2016-12-22 | 日産自動車株式会社 | バッテリ異常診断装置および異常診断方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8423233B2 (en) | Degradation determining apparatus for power storage device and degradation determining method for power storage device | |
US6377880B1 (en) | Cooling fan failure detection apparatus for hybrid vehicle | |
US9335362B2 (en) | Battery tester for electric vehicle | |
US7964985B2 (en) | Power supply control device and method of detecting abnormality of relay | |
US9274157B2 (en) | Battery tester for electric vehicle | |
US7813849B2 (en) | Vehicle control system | |
CN107923942B (zh) | 用于监测电池组中的多个电池单体的状态的方法 | |
CN114523877A (zh) | 用于管理车辆电池的系统和方法 | |
US20100052617A1 (en) | Degradation determination method for lithium-ion battery, control method for lithium-ion battery, degradation determination apparatus for lithium-ion battery, control apparatus for lithium-ion battery, and vehicle | |
JP6603888B2 (ja) | バッテリ種別判定装置およびバッテリ種別判定方法 | |
CN105452050B (zh) | 用于平衡能量存储系统的方法和装置 | |
WO1997047491A1 (fr) | Regulateur pour batterie de vehicule | |
EP3149499B1 (en) | A method and system for monitoring the status of battery cells | |
JP2004031120A (ja) | 組電池の異常診断装置および方法 | |
JP2002243813A (ja) | 二次電池の電池容量劣化演算装置 | |
US11624783B2 (en) | Battery diagnosis apparatus and vehicle | |
CN109964138B (zh) | 对电气存储系统中的电压故障状况进行分类的方法及装置 | |
JP2000357541A (ja) | バッテリ管理装置 | |
CN106610481A (zh) | 诊断环境友好车辆的电流传感器的装置和方法 | |
CN113533993A (zh) | 电池组的状态判定装置及状态判定方法 | |
JPH07137612A (ja) | バッテリ診断装置 | |
JP4012644B2 (ja) | バッテリの充電状態検出装置 | |
JP2003319503A (ja) | 車両用電源管理方法、車両用電源管理装置、車両用電源管理プログラム | |
JPH08313606A (ja) | バッテリ状態監視装置 | |
JP3772730B2 (ja) | 車両用バッテリの劣化診断装置 |