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JPH07137119A - ブロー成形方法 - Google Patents

ブロー成形方法

Info

Publication number
JPH07137119A
JPH07137119A JP5289060A JP28906093A JPH07137119A JP H07137119 A JPH07137119 A JP H07137119A JP 5289060 A JP5289060 A JP 5289060A JP 28906093 A JP28906093 A JP 28906093A JP H07137119 A JPH07137119 A JP H07137119A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parison
pressure
air
blow molding
gas
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5289060A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadayoshi Takahara
忠良 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP5289060A priority Critical patent/JPH07137119A/ja
Publication of JPH07137119A publication Critical patent/JPH07137119A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/08Biaxial stretching during blow-moulding
    • B29C49/16Biaxial stretching during blow-moulding using pressure difference for pre-stretching, e.g. pre-blowing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding
    • B29C49/04106Means for moving the extruder head up and down, e.g. to continue extruding the next parison while blow-moulding the previous parison in the blow-mould
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
    • B29C49/04Extrusion blow-moulding
    • B29C49/0411Means for defining the wall or layer thickness
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
    • B29C49/42Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C49/48Moulds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2791/00Shaping characteristics in general
    • B29C2791/004Shaping under special conditions
    • B29C2791/007Using fluid under pressure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エアクッションブロー成形におけるエアクッ
ション圧に起因するパリソンの局部変形とそれによる偏
肉を軽減する。 【構成】 パリソン1を分割型12、13によって左右
方向から挾み、パリソン1の内側にガスG1 を吹き込む
ことによりパリソン1を分割型12、13のキャビティ
面12a、13aに向けて膨出させ、分割型12、13
のキャビティ面12a、13aからパリソン1のキャビ
ティ面12a、13aへの早期接触しやすい部位に向け
てガスG2 を噴出するブロー成形方法において、パリソ
ン1の内側に吹き込まれたガスG1 の圧力上昇に基づ
き、パリソン1のキャビティ面12a、13aへの早期
接触しやすい部位に向けて噴出されるガスG2 の圧力を
上昇させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空状の樹脂成形体を
製造するためのブロー成形方法に関し、とくに成形時に
おけるパリソンの肉厚を均一化することが可能なブロー
成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、金型へ初期に接触したパリソンが
厚肉のまま残るのを防止するために、金型の内面からエ
アを吹き出すエアクッション法が知られている。たとえ
ば、「プラスチック加工技術便覧」昭和44年12月5
日初版発行、日刊工業新聞社、第440頁に、真空成形
におけるエアクッション法であるが、ブロー成形におい
ても同様である。
【0003】図12は、従来のエアクッション法による
ブロー成形の一例を示している。図12に示すように、
分割型51、52のキャビティ面53からの吹き出しエ
アG 2 により、エア吹き出し孔周辺のパリソン50に容
易に局所的変形(くぼみ)が発生し、その部分に偏肉を
ひき起す。より詳しくは、溶融パリソン50は低粘度化
しているために、吹き出しエアの圧力を受けて、その近
傍に応力が生じると、その部位のみが変形し、肉厚の不
均一化を生じる。
【0004】この肉厚の不均一化を防止するための対策
の一つとして、特願平5−75582号が先に本出願人
により提案されている。このブロー成形方法では、分割
型の間に主パリソンとその外側に高粘度の副パリソンを
押し出し、型閉じ後、キャビティ面より副パリソンに向
けてガスを吹き出してブロー成形するようにしている。
この場合、ガス吹出しによる荷重は高粘度の副パリソン
の広範囲の部分に伝わって広範囲で受けられるので、パ
リソンの局部的変形とそれによる偏肉が軽減される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、特願平5−7
5582号のブロー成形方法の場合は、副パリソンが必
要となり、製造過程が複雑になるとともに、製造設備も
高価になるという問題がある。したがって、副パリソン
を用いることなく成形時におけるパリソンの肉厚の均一
化を実現できるブロー成形方法の開発が望まれる。
【0006】また、パリソン50の内側に吹き込まれる
ガスG1 の圧力はパリソン50が膨出するにつれて徐々
に高くなるが、エアクッション効果を高めるためガスG
2 の噴出によるエアクッション圧を成形初期から高く設
定すると、図13に示すように、分割型51、52のキ
ャビティ面がパリソン側に突する形状の場合はパリソン
50の内側への変位が大きくなり、パリソン50同士が
接着してしまうという問題がある。
【0007】本発明は、エアクッションブロー成形にお
けるエアクッション圧に起因するパリソンの局部変形と
それによる偏肉の軽減およびパリソン同士の接着を解消
することが可能なブロー成形方法を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係るブロー成形方法は、パリソンを分割型に
よって左右方向から挾み、該パリソンの内側にガスを吹
き込むことによりパリソンを分割型のキャビティ面に向
けて膨出させ、前記分割型のキャビティ面からパリソン
のキャビティ面への早期接触しやすい部位に向けてガス
を噴出するブロー成形方法において、前記パリソンの内
側に吹き込まれたガスの圧力上昇に基づき、前記パリソ
ンのキャビティ面への早期接触しやすい部位に向けて噴
出されるガスの圧力を上昇させる方法からなる。
【0009】
【作用】このように構成されたブロー成形においては、
パリソンの内側に供給されるガスの圧力の上昇に基づい
てキャビティ面から噴出するガスの圧力が上昇するの
で、パリソンの内側の圧力が低いときには、キャビティ
面からのエアの噴出によるエアクッション圧も低く抑え
られる。したがって、パリソンがエアクッション圧によ
って局部的に変形することもなくなり、パリソンの肉厚
が均一化される。また、成形初期からエアクッション圧
が高くならないので、分割型のキャビティ面がパリソン
側に突出する形状であっても、エアクッション圧による
パリソン同士の接着も防止される。
【0010】
【実施例】以下に、本発明に係るブロー成形方法の望ま
しい実施例を、図面を参照して説明する。
【0011】第1実施例 図1ないし図9は、本発明の第1実施例を示している。
まず、本発明が適用されるブロー成形装置について説明
する。図1において、11は溶融樹脂が押し出される成
形機のダイヘッドを示している。ダイヘッド11の下方
には、分割型12、13が配置されている。分割型1
2、13は、ダイヘッド11から押出されたパリソン1
を中心として対向するように配置されている。分割型1
2、13は、図示しない駆動装置と連結されている。分
割型12、13は、駆動装置によって水平方向に型閉じ
動作または型開き動作するようになっている。各分割型
12、13は、冷却管をそれぞれ有している。
【0012】分割型12と分割型13との間には、ブロ
ーノズル21が配置されている。ブローノズル21は、
図示しない昇降装置によって昇降動作するようになって
いる。ブローノズル21が上昇した状態では、ブローノ
ズル21の上端部が分割型12、13内に進入するよう
になっている。ブローノズル21が下降した状態では、
ブローノズル21の上端部が分割型12、13から抜け
出るようになっている。ブローノズル21には、圧縮エ
アG1 を供給するエア供給源(図示略)が接続されてい
る。
【0013】分割型12、13には、複数のエア噴出孔
15が形成されている。エア噴出孔15は、分割型1
2、13のキャビティ面12a、13aに開口してい
る。エア噴出孔15は、パリソン1のキャビティ面12
a、13aへの早期接触しやすい部位に対向して配置さ
れている。すなわち、エア噴出孔15は、キャビティ面
12a、13aにおけるパリソン1が最も早く接触する
と思われる位置に配置されている。また、分割型12、
13には、エア抜き孔16が形成されている。エア抜き
孔16は、パリソン1が最も遅く接触すると思われる位
置に配置されている。
【0014】分割型12、13には、エア噴出孔15と
接続されるエア通路17が接続されている。エア通路1
7の上流には、圧縮エアG2 を供給するエア供給源(図
示略)が接続されている。ブローノズル21には、パリ
ソン1の内側に吹き込まれる圧縮エアG1 の圧力を測定
する圧力計31が設けられている。すなわち、パリソン
1の内側の圧力は、圧力計31によって測定される。圧
力計31は、測定した圧力を電気信号に変換する機能を
有している。
【0015】エア通路17の途中には、制御弁32が設
けられている。制御弁32は、制御手段33と接続され
ている。制御手段33には、圧力計31からの電気信号
が入力されている。制御手段33は、パリソン1の内側
に吹き込まれた圧縮エアG1の圧力の上昇に基づき、キ
ャビティ面12a、13aのエア噴出孔15から噴出さ
れる圧縮エアG2 の圧力を上昇させる機能を有してい
る。エア通路17には、制御弁32によって制御される
圧縮エアG2 の圧力を測定する圧力計34が取付けられ
ている。
【0016】図4は、エア噴出孔15のキャビティ面1
2aへの開口部を示している。エア噴出孔15の開口部
には、焼結金属18が嵌合されている。焼結金属18
は、図5に示すように、たとえば直径12mmの円板状
に形成され、0.5mmの直径の細孔を約340個程度
有している。制御弁32からの圧縮エアG2 は、焼結金
属18を介してキャビティ面12a、13bからパリソ
ン1の表面に向けて噴出するようになっている。なお、
エア抜き孔16の開口部にも同様に焼結金属18が嵌合
されている。
【0017】つぎに、第1実施例におけるブロー成形方
法およびその作用について説明する。成形開始時には、
分割型12、13は型開きされており、ダイヘッド11
からパリソン1が下方に押出される。パリソン1が所定
の長さだけ押出されると、ブローノズル21が上昇し、
ブローノズル21がパリソン1の内側に進入する。ブロ
ーノズル21のパリソン1への挿入が確認されると、ブ
ローノズル21からパリソン1内に圧縮エアG1 が吹き
込まれる。これと同時に、分割型12、13の型閉じが
開始される。
【0018】分割型12、13の型閉じが完了した後
も、ブローノズル21からのパリソン1内への圧縮エア
1 の供給が続行され、パリソン1は分割型12、13
のキャビティ面12a、13aに向けて膨出する。パリ
ソン1の内側の圧力は、パリソン1が膨出するにつれて
上昇し、このパリソン1の内側の圧力は圧力計31によ
って測定される。パリソン1の膨出初期には、圧力計3
1により測定されるパリソン1の内側の圧力も低いの
で、キャビティ面12a、13bに開口するエア噴出孔
15から噴出される圧縮エアG2 の圧力も制御弁32に
よって低い値に制御される。そのため、パリソン1が低
粘度化していても、圧縮エアG2 の噴出によって局部的
に変形することはなくなる。
【0019】パリソン1の膨出量が大きくなると、パリ
ソン1の内側の圧力も高くなり、エア噴出孔15から噴
出される圧縮エアG2 の圧力も制御弁32によって上昇
される。そのため、早期にキャビティ面12a、13b
に接触すると思われるパリソン1の部位の膨出が抑制さ
れ、圧縮エアG2 が直接当たらないパリソン1の部位の
伸長が促進される。したがって、パリソン1全体が均一
に伸長し、局所変形することなくパリソン1は分割型1
2、13のキャビティ面12a、13aに密着する。
【0020】図3は、ブローノズル21からの圧縮エア
1 の吹き込みによってパリソン1がキャビティ面12
a、13aの全面に密着した状態を示している。パリソ
ン1がキャビティ面12a、13aの全面に密着した状
態では、エア噴出孔15からの圧縮エアG2 の噴出は停
止される。パリソン1が分割型12、13との熱交換に
より冷却され固化した後は、分割型12、13の型開き
が行われ、成形品の取出しが行われる。
【0021】図6は、第1実施例におけるブロー成形の
各作業工程の関係を示している。図6に示すように、圧
縮エアG2 によるエアクッション圧の付与は、パリソン
1の予備伸張開始前から開始され、パリソン1が分割型
12、13のキャビティ面12a、13aに密着するま
で行われる。図7は、パリソン1の内側の圧力(パリソ
ン内圧)とエアクッション圧力との関係を示している。
図7に示すように、パリソン内圧が上昇するにつれて、
エアクッション圧力が高く設定されることがわかる。な
お、本実施例では、エアクッション圧力を段階的に上昇
させるようにしたが、エアクッション圧力を直線的に上
昇させる構成としてもよい。
【0022】図8は、本発明の作用効果を確認するため
の試験により得られた成形品を示している。成形品は、
図8に示すように、500mm×430mm×250m
m、角部R200mmの箱型形状とした。樹脂は高分子
量高密度ポリエチレン樹脂(東燃化学製B5732V
X)を使用した。予備伸張ガス圧力は150KPaであ
り、本成形時ガス圧力は540KPaであった。
【0023】試験結果を図9に示す。図9の横軸は、図
8の側部中心Aから1cmピッチで肉厚を測定し、25
cmのところで角部を介して頂部に移行し、37cmの
ところで頂部中心Bに到るまでの肉厚を測定した。図9
の縦軸は肉厚(mm)を示している。図9の特性(イ)
は本発明であり、特性(ロ)は図12に示す従来法であ
り、特性(ハ)は特願平5−75582号の二重パリソ
ンによるものである。図9からわかるように、特性
(ロ)の従来法では肉厚の変動が大きく、本発明の特性
(イ)と特願平5−75582号の特性(ハ)はほぼ同
様の結果となった。したがって、副パリソンを用いない
本発明のほうが製作が容易であり、ブロー成形としては
優れている。
【0024】第2実施例 図10は、本発明の第2実施例を示している。第2実施
例が第1実施例と異なるところは、分割型のキャビティ
面の形状のみであり、その他の部分は第1実施例に準じ
るので、準じる部分に第1実施例と同一の符号を付すこ
とにより、準じる部分の説明を省略し、異なる部分につ
いてのみ説明する。後述する他の実施例も同様とする。
【0025】第1実施例では、分割型12、13のキャ
ビティ面12a、13aは平面であったが、本実施例で
は分割型12のキャビティ面13aの一部に凸部13b
が形成されている。凸部13bには、複数のエア噴出孔
15が形成されている。凸部13bのエア噴出孔15
は、圧縮エアG2 を供給するエア通路17と接続されて
いる。凸部13b側のエア通路17の途中には、制御弁
35が設けられている。制御弁35は、パリソン1の内
側の圧力を測定する圧力計31と接続される制御手段3
3によって制御されるようになっている。
【0026】このように構成された第2実施例において
は、パリソン1の圧縮エアG1 による膨出時に、キャビ
ティ面12a側のエア噴出孔15と、キャビティ面13
a側のエア噴出孔15とからそれぞれ圧縮エアG2 がパ
リソン1の表面に向けて噴出される。本実施例では、た
とえば分割型12側の制御弁32によるエアクッション
圧の制御特性と、分割型13側の制御弁35によるエア
クッション圧の制御特性が異なっており、キャビティ面
13aの凸部13bにパリソン1が接触するのが遅延さ
れる。そのため、キャビティ面13a側の凸部13bと
対向しない部位のパリソン1の伸長が促進され、パリソ
ン1の肉厚の均一化が図れる。
【0027】第3実施例 図11は、本発明の第3実施例を示している。図11に
示すように、一方の分割型12には、可動入子40が設
けられている。可動入子40は、分割型12に摺動自在
に嵌合されており、図示しない駆動装置により往復動可
能となっている。可動入子40には、エア噴出孔15が
形成されている。エア噴出孔15は、エア通路17と接
続されている。可動入子40の動作タイミングは、可動
入子自体の形状、分割型の形状、ブロー圧力を考慮して
設定される。本実施例では、本成形開始と同時に可動入
子40が動作するようになっている。エアクッションの
開始タイミングは、パリソン1が可動入子40に接触す
るまでであればいつでもよいが、本実施例では可動入子
40の移動開始と同じになっている。
【0028】このように構成された第3実施例において
は、可動入子40のパリソン1側への移動開始時に可動
入子40のエア噴出孔15から圧縮エアG2 が噴出され
るので、パリソン1と可動入子40との接触が遅延され
る。したがって、パリソン1の他の部位における伸長が
促進され、キャビティ面12a、13bに密着したパリ
ソン1の肉厚の均一化が図れる。上述した特願平5−7
5582号のブロー成形方法においては、外側パリソン
の粘度が低いので、従来の可動入子の移動時にはパリソ
ンが破れるおそれがあるが、本実施例のように可動入子
40からの圧縮エアの噴出を行うことにより、より深い
形状のブロー成形が可能となる。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、つぎの効果が得られ
る。 (1)パリソンの内側に吹き込まれたガスの圧力上昇に
基づき、パリソンのキャビティ面への早期接触しやすい
部位に向けて噴出されるガスの圧力を上昇させるように
したので、パリソンの内側の圧力が低いときは、キャビ
ティ面から噴出されるガスによるエアクッション圧も低
く抑えられ、パリソンがエアクッション圧によって局部
的に変形することもなくなり、肉厚の均一化が図れる。 (2)成形初期からエアクッション圧は高くならないの
で、分割型のキャビティ面がパリソン側に突出する形状
であっても、エアクッション圧によってパリソンが過度
に変形することはなくなり、エアクッション圧によりパ
リソン同士が接着するのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るブロー成形方法にお
ける予備成形開始直後の状態を示す断面図である。
【図2】図1のブロー成形方法における本成形開始直後
の状態を示す断面図である。
【図3】図1のブロー成形方法におけるエアクッション
終了直後の状態を示す断面図である。
【図4】図1のエア噴出孔近傍の拡大断面図である。
【図5】図4における焼結金属の斜視図である。
【図6】図1のブロー成形方法におけるタイムチャート
である。
【図7】図1におけるパリソン内圧とエアクッション圧
との関係を示す特性図である。
【図8】本発明の試験で用いた樹脂成形品の斜視図であ
る。
【図9】図8の成形品を本発明方法と従来法でブロー成
形した場合の肉厚分布図である。
【図10】本発明の第2実施例に係るブロー成形方法に
おける成形状態を示す断面図である。
【図11】本発明の第3実施例に係るブロー成形方法に
おける成形状態を示す断面図である。
【図12】従来のブロー成形方法の本成形工程の断面図
である。
【図13】従来のブロー成形方法によるパリソンの接着
状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 パリソン 12 分割型 12a キャビティ面 13 分割型 13a キャビティ面 15 エア噴出孔 21 ブローノズル 31 圧力計 32 制御弁

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パリソンを分割型によって左右方向から
    挾み、該パリソンの内側にガスを吹き込むことによりパ
    リソンを分割型のキャビティ面に向けて膨出させ、前記
    分割型のキャビティ面からパリソンのキャビティ面への
    早期接触しやすい部位に向けてガスを噴出するブロー成
    形方法において、前記パリソンの内側に吹き込まれたガ
    スの圧力上昇に基づき、前記パリソンのキャビティ面へ
    の早期接触しやすい部位に向けて噴出されるガスの圧力
    を上昇させることを特徴とするブロー成形方法。
JP5289060A 1993-11-18 1993-11-18 ブロー成形方法 Pending JPH07137119A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5289060A JPH07137119A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 ブロー成形方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5289060A JPH07137119A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 ブロー成形方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07137119A true JPH07137119A (ja) 1995-05-30

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ID=17738307

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JP5289060A Pending JPH07137119A (ja) 1993-11-18 1993-11-18 ブロー成形方法

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JP (1) JPH07137119A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1407874A1 (de) * 2002-10-12 2004-04-14 Dr. Reinold Hagen Stiftung Verfahren zum Blasformen von unrunden Hohlkörpern mit gleichförmiger Wanddickenverteilung unter Verwendung von gesteuertem Unter- und Überdruck zwischen dem Vorformling und der Werkzeugwandung
JP2015535499A (ja) * 2012-11-30 2015-12-14 イナジー・オートモーティブ・システムズ・リサーチ・(ソシエテ・アノニム) ブロー成形によって燃料タンクを製造する方法

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