JPH07131106A - 半導体レーザモジュール - Google Patents
半導体レーザモジュールInfo
- Publication number
- JPH07131106A JPH07131106A JP27185293A JP27185293A JPH07131106A JP H07131106 A JPH07131106 A JP H07131106A JP 27185293 A JP27185293 A JP 27185293A JP 27185293 A JP27185293 A JP 27185293A JP H07131106 A JPH07131106 A JP H07131106A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- semiconductor laser
- package
- laser module
- stem
- cooling element
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造コストを安く抑えることができ、しかも
冷却能力や熱応答特性が優れた半導体レーザモジュール
を実現する。 【構成】 コンパクトディスク等に共用できる半導体レ
ーザパッケージ14のステム12には金属部材34が接
合され、これに電子冷却素子22の冷却面26が接合し
ている。電子冷却素子22の放熱面24は、半導体レー
ザモジュールパッケージ21の内面に固定されている。
半導体レーザ11の熱は、固定具36からステム12を
介して電子冷却素子22に流れる。半導体レーザパッケ
ージ14のキャップ13の円板状の面に、光学系を収容
したホルダが固定されており、半導体レーザ11から射
出された光が光ファイバ19に光学的に結合するように
なっている。
冷却能力や熱応答特性が優れた半導体レーザモジュール
を実現する。 【構成】 コンパクトディスク等に共用できる半導体レ
ーザパッケージ14のステム12には金属部材34が接
合され、これに電子冷却素子22の冷却面26が接合し
ている。電子冷却素子22の放熱面24は、半導体レー
ザモジュールパッケージ21の内面に固定されている。
半導体レーザ11の熱は、固定具36からステム12を
介して電子冷却素子22に流れる。半導体レーザパッケ
ージ14のキャップ13の円板状の面に、光学系を収容
したホルダが固定されており、半導体レーザ11から射
出された光が光ファイバ19に光学的に結合するように
なっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光通信用の光源として用
いる半導体レーザモジュールに係わり、特に電子冷却素
子を使用して半導体レーザの冷却を行うようにした半導
体レーザモジュールに関する。
いる半導体レーザモジュールに係わり、特に電子冷却素
子を使用して半導体レーザの冷却を行うようにした半導
体レーザモジュールに関する。
【0002】
【従来の技術】ペルチエ効果素子等の電子冷却素子を用
いて半導体レーザの温度を一定に保つようにした半導体
レーザモジュールは、環境温度の変化に対して例えば光
出力や波長の変動が少ない安定した特性を得ることがで
きる。そこで、このような半導体レーザモジュールは、
中速から高速および中距離から長距離の光通信装置用の
光源として広く用いられている。特に、600Mb/s
(メガバイト/秒)程度以下の中速、中距離光伝送装置
で使用される半導体レーザモジュールには、低コストで
あると共に厳しい使用環境条件を考慮した優れた冷却特
性が求められている。
いて半導体レーザの温度を一定に保つようにした半導体
レーザモジュールは、環境温度の変化に対して例えば光
出力や波長の変動が少ない安定した特性を得ることがで
きる。そこで、このような半導体レーザモジュールは、
中速から高速および中距離から長距離の光通信装置用の
光源として広く用いられている。特に、600Mb/s
(メガバイト/秒)程度以下の中速、中距離光伝送装置
で使用される半導体レーザモジュールには、低コストで
あると共に厳しい使用環境条件を考慮した優れた冷却特
性が求められている。
【0003】従来では、例えば特開昭60−17200
7号公報、特開平2−299281号公報、特開平2−
247093号公報に開示された技術に見られるよう
に、電子冷却素子を使用して半導体レーザの冷却を行っ
ているものの、半導体レーザモジュール内にこれらをそ
れぞれ独自の設計態様で組み込んで製造を行っていた。
このため、半導体レーザモジュールとしては構成部品と
して共通するものが少なく、製品の価格が比較的高価に
なるという問題があった。そこで、例えばコンパクトデ
ィスク(CD)に使用される半導体レーザを半導体レー
ザモジュールに使用することで、部品の共通化を図り、
コストダウンを行うようにした装置が提案されている。
7号公報、特開平2−299281号公報、特開平2−
247093号公報に開示された技術に見られるよう
に、電子冷却素子を使用して半導体レーザの冷却を行っ
ているものの、半導体レーザモジュール内にこれらをそ
れぞれ独自の設計態様で組み込んで製造を行っていた。
このため、半導体レーザモジュールとしては構成部品と
して共通するものが少なく、製品の価格が比較的高価に
なるという問題があった。そこで、例えばコンパクトデ
ィスク(CD)に使用される半導体レーザを半導体レー
ザモジュールに使用することで、部品の共通化を図り、
コストダウンを行うようにした装置が提案されている。
【0004】図3は従来提案されたこのような冷却型の
半導体レーザモジュールの縦断面構造を原理的に示した
ものである。半導体レーザ11はステム12に実装され
ている。このステム12には窓ガラス付きのキャップ1
3が半導体レーザ11を覆うように固着されていて、気
密封止され、これら全体が半導体レーザパッケージ14
を構成している。この半導体レーザパッケージ14は例
えばコンパクトディスクに使用されるものと同一のもの
である。半導体レーザパッケージ14のステム12の部
分は、ネジ15によって円筒状のホルダ16に固定され
ている。円筒状のホルダ16の内部には、図示しない光
学結合用レンズ17やこれを固定するための固定具18
等が内蔵されている。ステム12の部分の固定に際して
は、半導体レーザ11の出射光が光ファイバ19に光学
的に結合するように位置調整を行う。このようにして半
導体レーザモジュールユニット20が構成される。
半導体レーザモジュールの縦断面構造を原理的に示した
ものである。半導体レーザ11はステム12に実装され
ている。このステム12には窓ガラス付きのキャップ1
3が半導体レーザ11を覆うように固着されていて、気
密封止され、これら全体が半導体レーザパッケージ14
を構成している。この半導体レーザパッケージ14は例
えばコンパクトディスクに使用されるものと同一のもの
である。半導体レーザパッケージ14のステム12の部
分は、ネジ15によって円筒状のホルダ16に固定され
ている。円筒状のホルダ16の内部には、図示しない光
学結合用レンズ17やこれを固定するための固定具18
等が内蔵されている。ステム12の部分の固定に際して
は、半導体レーザ11の出射光が光ファイバ19に光学
的に結合するように位置調整を行う。このようにして半
導体レーザモジュールユニット20が構成される。
【0005】この半導体レーザモジュールユニット20
は、図示しない配線用リード端子を備えた半導体レーザ
モジュールパッケージ21内に収容されている。半導体
レーザモジュールパッケージ21には、電子冷却素子2
2も収容されている。電子冷却素子22の放熱面24
は、半導体レーザモジュールパッケージ21の内面に半
田25によって固定されており、もう一方の冷却面26
は半導体レーザモジュールユニット20のホルダ部分が
半田27によって固定されている。このように半導体レ
ーザモジュールパッケージ21に半導体レーザモジュー
ルユニット20および電子冷却素子22の取り付けを行
った後に、カバー29をシーム溶接によって固着して、
冷却型の半導体レーザモジュールが製造されるようにな
っている。
は、図示しない配線用リード端子を備えた半導体レーザ
モジュールパッケージ21内に収容されている。半導体
レーザモジュールパッケージ21には、電子冷却素子2
2も収容されている。電子冷却素子22の放熱面24
は、半導体レーザモジュールパッケージ21の内面に半
田25によって固定されており、もう一方の冷却面26
は半導体レーザモジュールユニット20のホルダ部分が
半田27によって固定されている。このように半導体レ
ーザモジュールパッケージ21に半導体レーザモジュー
ルユニット20および電子冷却素子22の取り付けを行
った後に、カバー29をシーム溶接によって固着して、
冷却型の半導体レーザモジュールが製造されるようにな
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように図3に示し
た半導体レーザモジュールでは、比較的大きな円筒状の
ホルダに半導体レーザパッケージ14および光ファイバ
19を含めた光学系ユニットを収容している。したがっ
て、半導体レーザ11の温度を電子冷却素子22によっ
て制御しようとすると、熱容量の大きなホルダ全体を冷
却しなければならなくなる。このため、冷却能力や熱応
答特性が劣り、また装置の消費電力が大きくなるといっ
た問題もあった。
た半導体レーザモジュールでは、比較的大きな円筒状の
ホルダに半導体レーザパッケージ14および光ファイバ
19を含めた光学系ユニットを収容している。したがっ
て、半導体レーザ11の温度を電子冷却素子22によっ
て制御しようとすると、熱容量の大きなホルダ全体を冷
却しなければならなくなる。このため、冷却能力や熱応
答特性が劣り、また装置の消費電力が大きくなるといっ
た問題もあった。
【0007】そこで本発明の目的は、製造コストを安く
抑えることができ、しかも冷却能力や熱応答特性が優れ
た半導体レーザモジュールを提供することにある。
抑えることができ、しかも冷却能力や熱応答特性が優れ
た半導体レーザモジュールを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)半導体レーザを実装したステムとこのステム
に固着された円筒状のキャップからなる半導体レーザパ
ッケージと、(ロ)ステムに接合された金属部材と、
(ハ)この金属部材にその冷却面を接合した電子冷却素
子と、(ニ)筒状のパッケージから構成され、その一端
に光ファイバ端末を配置しパッケージ内部に前記半導体
レーザから射出された光をこの光ファイバ端末に光学的
に結合させる光学系を配置すると共に、このパッケージ
の他端を前記キャップの円板状の上面に接合した光学系
パッケージと、(ホ)これら半導体レーザパッケージ、
金属部材、電子冷却素子および光学系パッケージを収容
しその内面の所定箇所に電子冷却素子の放熱面を接合し
た半導体レーザモジュールパッケージとを半導体レーザ
モジュールに具備させる。
は、(イ)半導体レーザを実装したステムとこのステム
に固着された円筒状のキャップからなる半導体レーザパ
ッケージと、(ロ)ステムに接合された金属部材と、
(ハ)この金属部材にその冷却面を接合した電子冷却素
子と、(ニ)筒状のパッケージから構成され、その一端
に光ファイバ端末を配置しパッケージ内部に前記半導体
レーザから射出された光をこの光ファイバ端末に光学的
に結合させる光学系を配置すると共に、このパッケージ
の他端を前記キャップの円板状の上面に接合した光学系
パッケージと、(ホ)これら半導体レーザパッケージ、
金属部材、電子冷却素子および光学系パッケージを収容
しその内面の所定箇所に電子冷却素子の放熱面を接合し
た半導体レーザモジュールパッケージとを半導体レーザ
モジュールに具備させる。
【0009】すなわち請求項1記載の発明では、半導体
レーザを実装したステムとこのステムに固着された円筒
状のキャップからなる半導体レーザパッケージを他の製
品でも共用できる部品として大量生産を行うことによっ
て、製造コストのダウンを図っている。そして、この半
導体レーザパッケージのステムに金属部材を接合し、こ
の金属部材を電子冷却素子の冷却面に接合することで、
ステムを介して半導体レーザの冷却が効率的に行われる
ようにして、冷却能力や熱応答特性が優れた半導体レー
ザモジュールを提供するようにしている。
レーザを実装したステムとこのステムに固着された円筒
状のキャップからなる半導体レーザパッケージを他の製
品でも共用できる部品として大量生産を行うことによっ
て、製造コストのダウンを図っている。そして、この半
導体レーザパッケージのステムに金属部材を接合し、こ
の金属部材を電子冷却素子の冷却面に接合することで、
ステムを介して半導体レーザの冷却が効率的に行われる
ようにして、冷却能力や熱応答特性が優れた半導体レー
ザモジュールを提供するようにしている。
【0010】請求項2記載の発明では、半導体レーザパ
ッケージは、ステムと半導体レーザとを金属製の固定具
で固定すると共にキャップにより気密封止されているこ
とを特徴としている。前者の場合には、電子冷却素子に
よる冷却がステムと金属製の固定具を介して効果的に行
われることになる。後者の場合には、半導体レーザパッ
ケージが気密封止されているので、その信頼性が高くな
る。
ッケージは、ステムと半導体レーザとを金属製の固定具
で固定すると共にキャップにより気密封止されているこ
とを特徴としている。前者の場合には、電子冷却素子に
よる冷却がステムと金属製の固定具を介して効果的に行
われることになる。後者の場合には、半導体レーザパッ
ケージが気密封止されているので、その信頼性が高くな
る。
【0011】請求項3記載の発明では、光学系パッケー
ジは、キャップの円板状の上面をすり合わせ面とし、光
学系の調整を行ってからキャップに溶接固定されること
を特徴としているので、光学系の調整が容易である。
ジは、キャップの円板状の上面をすり合わせ面とし、光
学系の調整を行ってからキャップに溶接固定されること
を特徴としているので、光学系の調整が容易である。
【0012】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0013】図1は本発明の一実施例における半導体レ
ーザモジュールの縦断面構造を原理的に示したものであ
る。図3と同一部分には同一の符号を付しており、これ
らの説明を適宜省略する。本実施例の半導体レーザ11
もステム12に実装されている。ステム12には窓ガラ
ス付きのキャップ13が固着されていて気密封止されて
おり、これら全体が半導体レーザパッケージ14を構成
している。この半導体レーザパッケージ14は例えばコ
ンパクトディスクに使用されるものと同一部品を共用し
ている。キャップ13の上面(図で右側に向いた面)に
は円筒状のホルダ31の端部がこれに密着して固定され
ている。この円筒状のホルダ31には、この図には示し
ていないレンズが収容されている。ホルダ31における
半導体レーザパッケージ14が固着された面とは反対側
の面には光ファイバ19が接続されており、半導体レー
ザ11から射出したレーザ光は前記したレンズを通して
光ファイバに光学的に結合するようにキャップ13とホ
ルダ31の位置関係が調整されている。
ーザモジュールの縦断面構造を原理的に示したものであ
る。図3と同一部分には同一の符号を付しており、これ
らの説明を適宜省略する。本実施例の半導体レーザ11
もステム12に実装されている。ステム12には窓ガラ
ス付きのキャップ13が固着されていて気密封止されて
おり、これら全体が半導体レーザパッケージ14を構成
している。この半導体レーザパッケージ14は例えばコ
ンパクトディスクに使用されるものと同一部品を共用し
ている。キャップ13の上面(図で右側に向いた面)に
は円筒状のホルダ31の端部がこれに密着して固定され
ている。この円筒状のホルダ31には、この図には示し
ていないレンズが収容されている。ホルダ31における
半導体レーザパッケージ14が固着された面とは反対側
の面には光ファイバ19が接続されており、半導体レー
ザ11から射出したレーザ光は前記したレンズを通して
光ファイバに光学的に結合するようにキャップ13とホ
ルダ31の位置関係が調整されている。
【0014】以上のような構成部品からなる半導体レー
ザモジュールユニット32は、そのステム12の外周に
金属部材34が接合されている。この金属部材34は、
図示しない配線用リード端子を備えた半導体レーザモジ
ュールパッケージ21内に電子冷却素子22と共に収容
されている。電子冷却素子22の放熱面24は、半導体
レーザモジュールパッケージ21の内面に半田25によ
って固定されており、もう一方の冷却面26は金属部材
34に半田35によって固定されている。半導体レーザ
11はステム12に一端を接合した金属製の固定具36
上に固定されている。半導体レーザモジュールパッケー
ジ21に半導体レーザモジュールユニット32および電
子冷却素子22の取り付けを行った後に、カバー29を
シーム溶接によって固着して、冷却型の半導体レーザモ
ジュールが製造されるようになっている。
ザモジュールユニット32は、そのステム12の外周に
金属部材34が接合されている。この金属部材34は、
図示しない配線用リード端子を備えた半導体レーザモジ
ュールパッケージ21内に電子冷却素子22と共に収容
されている。電子冷却素子22の放熱面24は、半導体
レーザモジュールパッケージ21の内面に半田25によ
って固定されており、もう一方の冷却面26は金属部材
34に半田35によって固定されている。半導体レーザ
11はステム12に一端を接合した金属製の固定具36
上に固定されている。半導体レーザモジュールパッケー
ジ21に半導体レーザモジュールユニット32および電
子冷却素子22の取り付けを行った後に、カバー29を
シーム溶接によって固着して、冷却型の半導体レーザモ
ジュールが製造されるようになっている。
【0015】このように本実施例の半導体レーザモジュ
ールでは、キャップ13の上面に、レンズを配置した円
筒状のホルダ31を密着させて固定することで小型の同
軸型の半導体レーザモジュールユニット32を構成し、
ステム12に接合した金属部材34を介して電子冷却素
子22に半田付け接合することにより、冷却特性に優れ
た冷却型の半導体レーザモジュールを構成している。こ
のような半導体レーザモジュールは、小型の同軸型半導
体レーザモジュールの製造技術が確立したことと併せて
実現が可能となったものである。これに関しては、例え
ば平成4年11月に発行されたNEC技報第45巻第1
0号の第3ページから第11ページにかけて記載があ
る。
ールでは、キャップ13の上面に、レンズを配置した円
筒状のホルダ31を密着させて固定することで小型の同
軸型の半導体レーザモジュールユニット32を構成し、
ステム12に接合した金属部材34を介して電子冷却素
子22に半田付け接合することにより、冷却特性に優れ
た冷却型の半導体レーザモジュールを構成している。こ
のような半導体レーザモジュールは、小型の同軸型半導
体レーザモジュールの製造技術が確立したことと併せて
実現が可能となったものである。これに関しては、例え
ば平成4年11月に発行されたNEC技報第45巻第1
0号の第3ページから第11ページにかけて記載があ
る。
【0016】図2は、本実施例の半導体レーザモジュー
ルの構成を具体的に表わしたものである。図1と同一部
分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省
略する。ステム12には半導体レーザ11(図1参照)
が実装されている。このステム12には円筒状のキャッ
プ13が固着されており、半導体レーザパッケージ14
が構成されている。キャップ13の上面には、円筒状の
ホルダ37がこれに密着して固定されている。円筒状の
ホルダ37には、光ファイバ端末38と光学的に結合さ
せるためのレンズ39が収容されている。また、円筒状
のホルダ37における半導体レーザパッケージ14が固
着された面とは反対側の面(図で左側の面)には、光フ
ァイバ端末38がフランジ付きサポート40を介して接
続されている。半導体レーザ11(図1)から出射され
る光は、レンズ39を介して光ファイバ端末38に光学
的に結合するようにキャップ13の上面におけるホルダ
37の固定位置が調整され、レーザによる溶接・固定が
行われて、半導体レーザモジュールユニット41が構成
される。
ルの構成を具体的に表わしたものである。図1と同一部
分には同一の符号を付しており、これらの説明を適宜省
略する。ステム12には半導体レーザ11(図1参照)
が実装されている。このステム12には円筒状のキャッ
プ13が固着されており、半導体レーザパッケージ14
が構成されている。キャップ13の上面には、円筒状の
ホルダ37がこれに密着して固定されている。円筒状の
ホルダ37には、光ファイバ端末38と光学的に結合さ
せるためのレンズ39が収容されている。また、円筒状
のホルダ37における半導体レーザパッケージ14が固
着された面とは反対側の面(図で左側の面)には、光フ
ァイバ端末38がフランジ付きサポート40を介して接
続されている。半導体レーザ11(図1)から出射され
る光は、レンズ39を介して光ファイバ端末38に光学
的に結合するようにキャップ13の上面におけるホルダ
37の固定位置が調整され、レーザによる溶接・固定が
行われて、半導体レーザモジュールユニット41が構成
される。
【0017】配線用リード端子42は、半導体レーザモ
ジュールパッケージ21の底板部21Aに植設されてい
る。この底板部21Aの内側の面には、電子冷却素子2
2の放熱面24が、半田25によって固定されている。
電子冷却素子22の他方の面である冷却面26には、金
属部材34が半田35によって固定されている。この固
定に際しては、半導体レーザパッケージ14のステム1
2に予め金属部材34をYAG溶接等の手法で固定して
おく。そして、半導体レーザならびに図示しないモニタ
用フォトダイオード用のリード端子44を配線用リード
端子42のそれぞれに対応させて配線する。この後、半
導体レーザモジュールパッケージ21の上部にカバー2
9をシーム溶接によって固着すると、冷却型の半導体レ
ーザモジュールの製造が完了する。
ジュールパッケージ21の底板部21Aに植設されてい
る。この底板部21Aの内側の面には、電子冷却素子2
2の放熱面24が、半田25によって固定されている。
電子冷却素子22の他方の面である冷却面26には、金
属部材34が半田35によって固定されている。この固
定に際しては、半導体レーザパッケージ14のステム1
2に予め金属部材34をYAG溶接等の手法で固定して
おく。そして、半導体レーザならびに図示しないモニタ
用フォトダイオード用のリード端子44を配線用リード
端子42のそれぞれに対応させて配線する。この後、半
導体レーザモジュールパッケージ21の上部にカバー2
9をシーム溶接によって固着すると、冷却型の半導体レ
ーザモジュールの製造が完了する。
【0018】このように本実施例では、小型の同軸型の
半導体レーザモジュールを、半導体レーザパッケージ1
4のステム12に接合した金属部材34を介して、電子
冷却素子22に半田付けで接合している。したがって、
図3で示した従来の半導体レーザモジュールが半導体レ
ーザモジュールユニット20に電子冷却素子22の取り
付けを行ったのと異なり、ホルダ部分の熱容量が小さく
なり、また半導体レーザパッケージ14内の半導体レー
ザ11から発生する熱が半導体レーザ11を固定する金
属製の固定具36からステム12および金属部材34を
介して電子冷却素子22にダイレクトに伝わるので、冷
却特性に優れた半導体レーザモジュールを構成すること
ができる。
半導体レーザモジュールを、半導体レーザパッケージ1
4のステム12に接合した金属部材34を介して、電子
冷却素子22に半田付けで接合している。したがって、
図3で示した従来の半導体レーザモジュールが半導体レ
ーザモジュールユニット20に電子冷却素子22の取り
付けを行ったのと異なり、ホルダ部分の熱容量が小さく
なり、また半導体レーザパッケージ14内の半導体レー
ザ11から発生する熱が半導体レーザ11を固定する金
属製の固定具36からステム12および金属部材34を
介して電子冷却素子22にダイレクトに伝わるので、冷
却特性に優れた半導体レーザモジュールを構成すること
ができる。
【0019】また、本実施例では、光学系ユニットの製
造を行うときに、一般の同軸型半導体レーザモジュール
と共通の製造装置を使用することができる。このため、
量産性に優れた低コストの冷却型半導体レーザモジュー
ルを実現することができる。
造を行うときに、一般の同軸型半導体レーザモジュール
と共通の製造装置を使用することができる。このため、
量産性に優れた低コストの冷却型半導体レーザモジュー
ルを実現することができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、コンパクトディスク等の他の用途に使用でき
る半導体レーザパッケージを用いて半導体レーザモジュ
ールを構成するようにしたので、複数の製品の間で製造
工程が共通化され、製造コストを低下させることができ
る。また、半導体レーザパッケージは量産できるので、
安価に製造でき、半導体レーザモジュール自体のコスト
ダウンを図ることができる。更に、この発明では金属部
材およびステムを介して半導体レーザパッケージを冷却
するので、冷却能力や熱応答特性が優れた半導体レーザ
モジュールを容易に得ることができる。
によれば、コンパクトディスク等の他の用途に使用でき
る半導体レーザパッケージを用いて半導体レーザモジュ
ールを構成するようにしたので、複数の製品の間で製造
工程が共通化され、製造コストを低下させることができ
る。また、半導体レーザパッケージは量産できるので、
安価に製造でき、半導体レーザモジュール自体のコスト
ダウンを図ることができる。更に、この発明では金属部
材およびステムを介して半導体レーザパッケージを冷却
するので、冷却能力や熱応答特性が優れた半導体レーザ
モジュールを容易に得ることができる。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、半導
体レーザパッケージは、ステムと半導体レーザとを金属
製の固定具で固定すると共にキャップにより気密封止さ
れているので、前者の場合には、電子冷却素子による冷
却がステムと金属製の固定具を介して効果的に行われ
る。また後者の場合には、半導体レーザパッケージが気
密封止されているので、長期間にわたって信頼性の良い
半導体レーザモジュールを実現することができる。
体レーザパッケージは、ステムと半導体レーザとを金属
製の固定具で固定すると共にキャップにより気密封止さ
れているので、前者の場合には、電子冷却素子による冷
却がステムと金属製の固定具を介して効果的に行われ
る。また後者の場合には、半導体レーザパッケージが気
密封止されているので、長期間にわたって信頼性の良い
半導体レーザモジュールを実現することができる。
【0022】更に請求項3記載の発明では、光学系パッ
ケージは、キャップの円板状の上面をすり合わせ面と
し、光学系の調整を行ってからキャップに溶接固定され
るので光学系の調整を容易に行うことができるという利
点がある。
ケージは、キャップの円板状の上面をすり合わせ面と
し、光学系の調整を行ってからキャップに溶接固定され
るので光学系の調整を容易に行うことができるという利
点がある。
【図1】本発明の一実施例における半導体レーザモジュ
ールの要部を示す縦断面図である。
ールの要部を示す縦断面図である。
【図2】本実施例の半導体レーザモジュールの一部を切
り欠いて示した斜視図である。
り欠いて示した斜視図である。
【図3】従来提案された冷却型の半導体レーザモジュー
ルの縦断面図である。
ルの縦断面図である。
11 半導体レーザ 12 ステム 13 キャップ 14 半導体レーザパッケージ 19 光ファイバ 20 半導体レーザモジュールユニット 21 半導体レーザモジュールパッケージ 22 電子冷却素子 24 (電子冷却素子の)放熱面 25、27、35 半田 26 (電子冷却素子の)冷却面 29 カバー 31 ホルダ 32 半導体レーザモジュールユニット 34 金属部材 36 固定具 39 レンズ
Claims (3)
- 【請求項1】 半導体レーザを実装したステムとこのス
テムに固着された円筒状のキャップからなる半導体レー
ザパッケージと、 前記ステムに接合された金属部材と、 この金属部材にその冷却面を接合した電子冷却素子と、 筒状のパッケージから構成され、その一端に光ファイバ
端末を配置しパッケージ内部に前記半導体レーザから射
出された光をこの光ファイバ端末に光学的に結合させる
光学系を配置すると共に、このパッケージの他端を前記
キャップの円板状の上面に接合した光学系パッケージ
と、 これら半導体レーザパッケージ、金属部材、電子冷却素
子および光学系パッケージを収容しその内面の所定箇所
に電子冷却素子の放熱面を接合した半導体レーザモジュ
ールパッケージとを具備することを特徴とする半導体レ
ーザモジュール。 - 【請求項2】 前記半導体レーザパッケージは、前記ス
テムと半導体レーザとを金属製の固定具で固定すると共
に前記キャップにより気密封止されていることを特徴と
する請求項1記載の半導体レーザモジュール。 - 【請求項3】 光学系パッケージは、前記円板状の上面
をすり合わせ面とし、光学系の調整を行って前記キャッ
プに溶接固定されていることを特徴とする請求項1記載
の半導体レーザモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27185293A JPH07131106A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 半導体レーザモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27185293A JPH07131106A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 半導体レーザモジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07131106A true JPH07131106A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17505781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27185293A Pending JPH07131106A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 半導体レーザモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07131106A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6116792A (en) * | 1997-10-24 | 2000-09-12 | Nec Corporation | Semiconductor laser module |
JP2001358398A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザー素子ユニットおよび半導体レーザーモジュール |
JP2002050824A (ja) * | 2000-05-26 | 2002-02-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザーモジュール |
JP2005302793A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Noritsu Koki Co Ltd | 光源装置 |
JP2008211025A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Yamaha Corp | 電子モジュール |
JP4609818B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2011-01-12 | 古河電気工業株式会社 | 半導体レーザモジュール |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH058511B2 (ja) * | 1983-12-16 | 1993-02-02 | Denki Kagaku Kogyo Kk | |
JPH05121841A (ja) * | 1991-10-25 | 1993-05-18 | Nec Corp | 半導体レーザモジユール |
JPH05218572A (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-27 | Nec Corp | 半導体レーザモジュール |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP27185293A patent/JPH07131106A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH058511B2 (ja) * | 1983-12-16 | 1993-02-02 | Denki Kagaku Kogyo Kk | |
JPH05121841A (ja) * | 1991-10-25 | 1993-05-18 | Nec Corp | 半導体レーザモジユール |
JPH05218572A (ja) * | 1992-02-07 | 1993-08-27 | Nec Corp | 半導体レーザモジュール |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6116792A (en) * | 1997-10-24 | 2000-09-12 | Nec Corporation | Semiconductor laser module |
JP4609818B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2011-01-12 | 古河電気工業株式会社 | 半導体レーザモジュール |
JP2002050824A (ja) * | 2000-05-26 | 2002-02-15 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザーモジュール |
JP2001358398A (ja) * | 2000-06-13 | 2001-12-26 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 半導体レーザー素子ユニットおよび半導体レーザーモジュール |
JP2005302793A (ja) * | 2004-04-07 | 2005-10-27 | Noritsu Koki Co Ltd | 光源装置 |
JP2008211025A (ja) * | 2007-02-27 | 2008-09-11 | Yamaha Corp | 電子モジュール |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5706302A (en) | Temperature control type semiconductor laser device | |
JP2006210935A (ja) | 一体化された熱電クーラー及び光学構成要素を備えた同軸冷却レーザモジュール | |
US6404042B1 (en) | Subcarrier and semiconductor device | |
JP3076246B2 (ja) | ペルチェクーラ内蔵半導体レーザモジュール | |
JP2003262766A (ja) | 光結合装置 | |
JP5636877B2 (ja) | 半導体レーザ装置及びその製造方法 | |
JPWO2021014568A1 (ja) | To−can型光送信モジュール | |
US5974065A (en) | Semiconductor laser module | |
JP2002134825A (ja) | レーザダイオードモジュールおよび実装基板 | |
JP2001358398A (ja) | 半導体レーザー素子ユニットおよび半導体レーザーモジュール | |
JPH07131106A (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JP3116777B2 (ja) | 半導体レーザモジュール | |
US6116792A (en) | Semiconductor laser module | |
JP3246519B2 (ja) | 光半導体モジュール | |
JP2814987B2 (ja) | 半導体レーザモジュール | |
WO2021010424A1 (ja) | 光モジュール及び光モジュール用部品の製造方法 | |
JP2868353B2 (ja) | 光半導体モジュールの製造方法 | |
JP2001284700A (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JPH08213688A (ja) | 光モジュールの製造方法および光モジュール | |
JP3116900B2 (ja) | 電子冷却器およびこれを用いた光部品モジュール | |
JP2002329920A (ja) | 光モジュール | |
JPH07287130A (ja) | 光ファイバモジュール | |
JPH0567844A (ja) | 半導体レーザモジユール | |
JPH07202345A (ja) | 半導体レーザモジュール | |
JPH0376036B2 (ja) |