JPH07130349A - 電池用セパレータの製造方法 - Google Patents
電池用セパレータの製造方法Info
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- JPH07130349A JPH07130349A JP5276519A JP27651993A JPH07130349A JP H07130349 A JPH07130349 A JP H07130349A JP 5276519 A JP5276519 A JP 5276519A JP 27651993 A JP27651993 A JP 27651993A JP H07130349 A JPH07130349 A JP H07130349A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 多孔質フィルムと任意の融点の低分子量ポリ
オレフィンとを組み合わせて、任意の温度で該フィルム
の微孔を閉塞するセパレータを、非常に単純且つ短時間
に精密に作製する。 【構成】 多孔質フィルム12上に熱圧着する後述の低
分子量ポリオレフィンのワックス微粒子13の融解温度
より0.5〜数℃低い温度に設定されたヒーターローラ
ー3に、帯電した多孔質フィルム12を送り、このヒー
ターローラー3によって帯電した多孔質フィルム12を
ワックス微粒子13で満たされたワックス微粒子攪拌槽
4中にその開口部4aから送り込むことで、該ワックス
微粒子13が帯電した多孔質フィルム12上に静電気力
にて付着し、このワックス微粒子13は直ちに軟化して
多孔質フィルム12上に融着する。
オレフィンとを組み合わせて、任意の温度で該フィルム
の微孔を閉塞するセパレータを、非常に単純且つ短時間
に精密に作製する。 【構成】 多孔質フィルム12上に熱圧着する後述の低
分子量ポリオレフィンのワックス微粒子13の融解温度
より0.5〜数℃低い温度に設定されたヒーターローラ
ー3に、帯電した多孔質フィルム12を送り、このヒー
ターローラー3によって帯電した多孔質フィルム12を
ワックス微粒子13で満たされたワックス微粒子攪拌槽
4中にその開口部4aから送り込むことで、該ワックス
微粒子13が帯電した多孔質フィルム12上に静電気力
にて付着し、このワックス微粒子13は直ちに軟化して
多孔質フィルム12上に融着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多孔質フィルムを用い
てなる電池用セパレータの製造方法に関するものであ
る。
てなる電池用セパレータの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年の電子技術のめざましい進歩は、電
子機器の小型・軽量化を次々と実現させている。それに
伴い、移動用電源としての電池に対しても益々小型・軽
量且つ高エネルギー密度であることが求められるように
なっている。
子機器の小型・軽量化を次々と実現させている。それに
伴い、移動用電源としての電池に対しても益々小型・軽
量且つ高エネルギー密度であることが求められるように
なっている。
【0003】このことに対処するための方法の一つとし
て、電池の構成要素であるセパレータの改良が行われて
いる。即ち、活物質量の増大や内部抵抗の低減による電
池性能の向上や電池薄型化の要求に答えるために、多孔
質フィルムを電池セパレータに用いる方法がある。例え
ば、セパレータとして微孔性のポリエチレンやポリプロ
ピレンのフィルムを用いて、液体電解質や半固体電解質
を含浸させる方法が報告されている。
て、電池の構成要素であるセパレータの改良が行われて
いる。即ち、活物質量の増大や内部抵抗の低減による電
池性能の向上や電池薄型化の要求に答えるために、多孔
質フィルムを電池セパレータに用いる方法がある。例え
ば、セパレータとして微孔性のポリエチレンやポリプロ
ピレンのフィルムを用いて、液体電解質や半固体電解質
を含浸させる方法が報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな例で示される微孔性のポリエチレンやポリプロピレ
ンのフィルムをセパレータとして用いる場合では、電池
に何らかの事故が発生した際に不都合が生じる。例え
ば、何らかの不慮の事故によって電池内部の正及び負電
極間でイオン電流制御が不能となり、セパレータの微孔
を通じて短絡が発生し、電池内部で電池温度の急激な上
昇を伴う化学反応が生じると、電池の内容物が外部に噴
出したり、さらには爆発が起こることも有り得る。
うな例で示される微孔性のポリエチレンやポリプロピレ
ンのフィルムをセパレータとして用いる場合では、電池
に何らかの事故が発生した際に不都合が生じる。例え
ば、何らかの不慮の事故によって電池内部の正及び負電
極間でイオン電流制御が不能となり、セパレータの微孔
を通じて短絡が発生し、電池内部で電池温度の急激な上
昇を伴う化学反応が生じると、電池の内容物が外部に噴
出したり、さらには爆発が起こることも有り得る。
【0005】この問題に対処するために、従来から、任
意の温度で融解して上記セパレータの微孔を塞ぐ、いわ
ゆるヒューズ剤をこのセパレータの表面上に添着する方
法と、多孔質のセパレータ自体の性質として、温度が上
昇することでその結晶融解が生じて微孔を塞ぐものを用
いる方法との2種の方法で研究が進められている。
意の温度で融解して上記セパレータの微孔を塞ぐ、いわ
ゆるヒューズ剤をこのセパレータの表面上に添着する方
法と、多孔質のセパレータ自体の性質として、温度が上
昇することでその結晶融解が生じて微孔を塞ぐものを用
いる方法との2種の方法で研究が進められている。
【0006】例えば、前者のヒューズ剤を用いる方法と
しては、このヒューズ剤自体が多孔質のものを用い、界
面活性剤と組み合わせて、印刷等の方法により該セパレ
ータ上に幾何学パターンを形成し、このヒューズ剤の被
覆率を規定する方法や、このセパレータ上に可融性不織
布をいわゆるメルトブロー法で形成し、熱プレスで圧着
する方法や、可融性微粒子を多孔質膜で両側から挟み、
プレスして圧着する方法等がある。
しては、このヒューズ剤自体が多孔質のものを用い、界
面活性剤と組み合わせて、印刷等の方法により該セパレ
ータ上に幾何学パターンを形成し、このヒューズ剤の被
覆率を規定する方法や、このセパレータ上に可融性不織
布をいわゆるメルトブロー法で形成し、熱プレスで圧着
する方法や、可融性微粒子を多孔質膜で両側から挟み、
プレスして圧着する方法等がある。
【0007】一方、後者のセパレータ自体が熱融解して
その微孔を塞ぐ方法としては、いわゆるメルトブロー法
やフラッシュ防糸法によって形成した不織布を熱プレス
製膜して上記セパレータの微孔の孔径を制御する方法
や、ポリエチレンを材料とするいわゆるゲル延伸法等が
ある。
その微孔を塞ぐ方法としては、いわゆるメルトブロー法
やフラッシュ防糸法によって形成した不織布を熱プレス
製膜して上記セパレータの微孔の孔径を制御する方法
や、ポリエチレンを材料とするいわゆるゲル延伸法等が
ある。
【0008】ところが、前者のヒューズ剤を用いる方法
では、この方法が電池の事故を防止するものとしては非
常に有効であるにもかかわらず、その作製工程が非常に
複雑且つ高精度を必要とするものであり、また一部特殊
な材料を要するために、歩溜りが低く、その上製造コス
トの著しい増大を招き、製品の信頼性にも大きな問題を
有している。
では、この方法が電池の事故を防止するものとしては非
常に有効であるにもかかわらず、その作製工程が非常に
複雑且つ高精度を必要とするものであり、また一部特殊
な材料を要するために、歩溜りが低く、その上製造コス
トの著しい増大を招き、製品の信頼性にも大きな問題を
有している。
【0009】さらに、後者のセパレータ自体が熱融解し
てその微孔を塞ぐ方法では、上記不織布を用いる方法の
場合、基材が不織布であるために微孔の孔径が大きく、
熱融解して該微孔を塞ぐまでに時間がかかり、またその
閉塞も十分であるとは言い難い。また、ゲル延伸法の場
合、材料のポリエチレンが低融点のために通常使用温度
での材料強度が十分でなく、更にこの温度領域で弾性率
緩和が生じる等の問題がある。
てその微孔を塞ぐ方法では、上記不織布を用いる方法の
場合、基材が不織布であるために微孔の孔径が大きく、
熱融解して該微孔を塞ぐまでに時間がかかり、またその
閉塞も十分であるとは言い難い。また、ゲル延伸法の場
合、材料のポリエチレンが低融点のために通常使用温度
での材料強度が十分でなく、更にこの温度領域で弾性率
緩和が生じる等の問題がある。
【0010】本発明は、上述の様々な課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、多孔質フィ
ルムと任意の融点の低分子量ポリオレフィンとを組み合
わせて、任意の温度で該多孔質フィルムの微孔を閉塞す
るセパレータを、非常に単純且つ短時間に精密に作製す
ることが可能となり、製造コストを大幅に削減させ、製
品の歩溜り及び信頼性を大幅に向上させることが可能と
なる電池用セパレータの製造方法を提供することにあ
る。
れたものであり、その目的とするところは、多孔質フィ
ルムと任意の融点の低分子量ポリオレフィンとを組み合
わせて、任意の温度で該多孔質フィルムの微孔を閉塞す
るセパレータを、非常に単純且つ短時間に精密に作製す
ることが可能となり、製造コストを大幅に削減させ、製
品の歩溜り及び信頼性を大幅に向上させることが可能と
なる電池用セパレータの製造方法を提供することにあ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明では、低分子量ポ
リオレフィン微粒子を、多孔質フィルム上に静電的に付
着させ、熱圧着することで電池用セパレータを作製す
る。
リオレフィン微粒子を、多孔質フィルム上に静電的に付
着させ、熱圧着することで電池用セパレータを作製す
る。
【0012】この場合、前記多孔質フィルムにおいて
は、ポリプロピレンを材料として用いる。
は、ポリプロピレンを材料として用いる。
【0013】
【作用】本発明に係る電池用セパレータの製造方法にお
いては、荷電ローラーを用いて常温付近で弾性率緩和強
度が非常に安定であるポリプロピレンよりなる多孔質フ
ィルム上に静電気を帯電させ、その後低分子量ポリオレ
フィン微粒子をヒーターローラーを用いて帯電した静電
気力を利用して該多孔質フィルム上に付着させ、次いで
圧着用ローラーを用いて該ポリオレフィン微粒子を熱圧
着することで電池用セパレータを作製するので、電池に
不慮の事故が発生して電池の温度が所定値を越えた際
に、該セパレータ上に圧着された上記ポリオレフィン微
粒子が溶融することで電池用セパレータの微孔を閉塞し
て電池の正極と負極との間に生じる短絡を遮断するセパ
レータが、極めて簡単且つ確実に、しかも短時間で作製
されることとなる。
いては、荷電ローラーを用いて常温付近で弾性率緩和強
度が非常に安定であるポリプロピレンよりなる多孔質フ
ィルム上に静電気を帯電させ、その後低分子量ポリオレ
フィン微粒子をヒーターローラーを用いて帯電した静電
気力を利用して該多孔質フィルム上に付着させ、次いで
圧着用ローラーを用いて該ポリオレフィン微粒子を熱圧
着することで電池用セパレータを作製するので、電池に
不慮の事故が発生して電池の温度が所定値を越えた際
に、該セパレータ上に圧着された上記ポリオレフィン微
粒子が溶融することで電池用セパレータの微孔を閉塞し
て電池の正極と負極との間に生じる短絡を遮断するセパ
レータが、極めて簡単且つ確実に、しかも短時間で作製
されることとなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明に係る電池用セパレータの製造
方法の実施例を図面を参照しながら説明する。
方法の実施例を図面を参照しながら説明する。
【0015】電池用セパレータを用いた高性能を有する
電池の一例として、非水電解液二次電池が挙げられる。
この非水電解液二次電池は、リチウムやリチウム合金さ
らには炭素材料のようなリチウムイオンをドープ且つ脱
ドープが可能な物質を負極として使用し、また、正極に
リチウムコバルト複合酸化物等のリチウム複合酸化物を
使用するものである。この電池は、電池電圧が高く、高
エネルギー密度を有し、サイクル特性に優れた電池であ
る。
電池の一例として、非水電解液二次電池が挙げられる。
この非水電解液二次電池は、リチウムやリチウム合金さ
らには炭素材料のようなリチウムイオンをドープ且つ脱
ドープが可能な物質を負極として使用し、また、正極に
リチウムコバルト複合酸化物等のリチウム複合酸化物を
使用するものである。この電池は、電池電圧が高く、高
エネルギー密度を有し、サイクル特性に優れた電池であ
る。
【0016】上記非水電解液二次電池の電極は、該電池
が円筒形状を有する場合を例にとると、リチウムのドー
プ・脱ドープが可能な炭素材料であるKHカーボンより
なる負極と、リチウムと遷移金属の複合酸化物であるL
iCoO2 よりなる正極とで構成される電極部が、セパ
レータを介して巻芯体に複数回巻回されて巻回電極体と
して形成され構成されている。
が円筒形状を有する場合を例にとると、リチウムのドー
プ・脱ドープが可能な炭素材料であるKHカーボンより
なる負極と、リチウムと遷移金属の複合酸化物であるL
iCoO2 よりなる正極とで構成される電極部が、セパ
レータを介して巻芯体に複数回巻回されて巻回電極体と
して形成され構成されている。
【0017】ところで、電池に不慮の事故が発生して電
池内部の正及び負電極間でセパレータの微孔を通じて短
絡が起こり、電池内部で電池温度の急激な上昇を伴う制
御不能な化学反応が生じると、電池の爆発等の危険が生
じることがある。このことに対する好適な対策の一つと
して、電池に不慮の事故が発生して電池の温度が所定値
を越えた際に、上記ポリオレフィン微粒子が溶融して電
池用セパレータの微孔を閉塞して電池の正極と負極との
間に生じる短絡を遮断するセパレータを電池用セパレー
タとして用いるというものがある。
池内部の正及び負電極間でセパレータの微孔を通じて短
絡が起こり、電池内部で電池温度の急激な上昇を伴う制
御不能な化学反応が生じると、電池の爆発等の危険が生
じることがある。このことに対する好適な対策の一つと
して、電池に不慮の事故が発生して電池の温度が所定値
を越えた際に、上記ポリオレフィン微粒子が溶融して電
池用セパレータの微孔を閉塞して電池の正極と負極との
間に生じる短絡を遮断するセパレータを電池用セパレー
タとして用いるというものがある。
【0018】本実施例は、このセパレータを作製する好
適な製造方法である。
適な製造方法である。
【0019】本実施例に係る電池用セパレータの製造方
法において、該電池用セパレータの作製に用いる製造装
置は、図1に示すように、セパレータ送り出しローラー
1と、帯電用高電圧の荷電ローラー2と、ヒーターロー
ラー3と、攪拌用歯車11を有するワックス微粒子攪拌
槽4と、このワックス微粒子攪拌槽4の下部に接触して
設置されている冷却槽5と、圧着用ローラー6と、セパ
レータ巻き取りローラー7とで構成されている。
法において、該電池用セパレータの作製に用いる製造装
置は、図1に示すように、セパレータ送り出しローラー
1と、帯電用高電圧の荷電ローラー2と、ヒーターロー
ラー3と、攪拌用歯車11を有するワックス微粒子攪拌
槽4と、このワックス微粒子攪拌槽4の下部に接触して
設置されている冷却槽5と、圧着用ローラー6と、セパ
レータ巻き取りローラー7とで構成されている。
【0020】本実施例に係る電池用セパレータの製造方
法は、後述の低分子量ポリオレフィンのワックス微粒子
を用い、図1に示した製造装置によって、後述の多孔質
フィルムと上記ワックス微粒子を組み合わせて電池用セ
パレータを作製するものである。
法は、後述の低分子量ポリオレフィンのワックス微粒子
を用い、図1に示した製造装置によって、後述の多孔質
フィルムと上記ワックス微粒子を組み合わせて電池用セ
パレータを作製するものである。
【0021】すなわち、上記実施例では、先ず、後述す
る多孔質フィルム12をセパレータ送り出しローラー1
よりフィードし、次に1〜数kVに荷電された帯電用高
電圧の荷電ローラー2によってこのフィードされた多孔
質フィルム12に電荷を帯電させる。
る多孔質フィルム12をセパレータ送り出しローラー1
よりフィードし、次に1〜数kVに荷電された帯電用高
電圧の荷電ローラー2によってこのフィードされた多孔
質フィルム12に電荷を帯電させる。
【0022】その後、該多孔質フィルム12上に熱圧着
する後述の低分子量ポリオレフィンのワックス微粒子1
3の融解温度より0.5〜数℃低い温度に設定されたヒ
ーターローラー3に、帯電した多孔質フィルム12を送
り、このヒーターローラー3によって、帯電した多孔質
フィルム12をワックス微粒子13で満たされたワック
ス微粒子攪拌槽4中に送り込むことで、該ワックス微粒
子13が帯電した多孔質フィルム12上に静電気力にて
付着し、このワックス微粒子13は直ちに軟化して多孔
質フィルム12上に融着する。
する後述の低分子量ポリオレフィンのワックス微粒子1
3の融解温度より0.5〜数℃低い温度に設定されたヒ
ーターローラー3に、帯電した多孔質フィルム12を送
り、このヒーターローラー3によって、帯電した多孔質
フィルム12をワックス微粒子13で満たされたワック
ス微粒子攪拌槽4中に送り込むことで、該ワックス微粒
子13が帯電した多孔質フィルム12上に静電気力にて
付着し、このワックス微粒子13は直ちに軟化して多孔
質フィルム12上に融着する。
【0023】ここで、ワックス微粒子攪拌槽4中では、
攪拌用歯車11が回転して常時該ワックスを均一な状態
としている。また、このワックス微粒子攪拌槽4下部に
接触して設置されている冷却槽5は、ワックス微粒子攪
拌槽4中のワックスの温度上昇を抑えて絶えず一定の温
度に保つためのものである。
攪拌用歯車11が回転して常時該ワックスを均一な状態
としている。また、このワックス微粒子攪拌槽4下部に
接触して設置されている冷却槽5は、ワックス微粒子攪
拌槽4中のワックスの温度上昇を抑えて絶えず一定の温
度に保つためのものである。
【0024】そして、圧着用ローラー6によって該ワッ
クス微粒子13を多孔質フィルム12上に圧着して平滑
化し、セパレータ巻き取りローラー7へ送ることで、電
池用セパレータが完成する。
クス微粒子13を多孔質フィルム12上に圧着して平滑
化し、セパレータ巻き取りローラー7へ送ることで、電
池用セパレータが完成する。
【0025】ここで、多孔質フィルム12の材質につい
て説明する。この多孔質フィルム12の材質としては、
ポリエチレンとポリプロピレンの2種が考えられる。そ
こで、実験例1として、これらの2種について各々を材
料とする電池用セパレータを、上記実施例に係る電池用
セパレータの製造方法によって作製し、それぞれの弾性
率の温度依存性について調べた。
て説明する。この多孔質フィルム12の材質としては、
ポリエチレンとポリプロピレンの2種が考えられる。そ
こで、実験例1として、これらの2種について各々を材
料とする電池用セパレータを、上記実施例に係る電池用
セパレータの製造方法によって作製し、それぞれの弾性
率の温度依存性について調べた。
【0026】上記実験例1の結果を図2及び図3に示
す。これらの図2及び図3においては、複素弾性率Eを
E=E’+iE”と表した際の弾性率E’及び弾性率緩
和強度E”(どちらも測定値、図中目盛りは対数表示で
あり、単位はPa)と、複素平面上において弾性率E’
に対する弾性率緩和強度E”の勾配である弾性損失率t
anδ(上記測定値から算出した計算値)とを示す。
す。これらの図2及び図3においては、複素弾性率Eを
E=E’+iE”と表した際の弾性率E’及び弾性率緩
和強度E”(どちらも測定値、図中目盛りは対数表示で
あり、単位はPa)と、複素平面上において弾性率E’
に対する弾性率緩和強度E”の勾配である弾性損失率t
anδ(上記測定値から算出した計算値)とを示す。
【0027】先ず、ポリエチレン製の多孔質フィルムに
ついては、図2に示すように、常温(25℃前後)にお
いて弾性損失率の増加率が非常に大きく、従って常温で
更に温度が僅かでも上昇すると、急激にその弾性を失う
こととなる。一方、ポリプロピレン製の多孔質フィルム
(ヘキスト−セラニーズ社製、商品名セルガード250
2)については、上記ポリエチレン製と異なり、図3に
示すように、常温において弾性損失率の変化率が小さ
く、従って常温で更に温度が変化してもその弾性率が殆
ど変わらない。
ついては、図2に示すように、常温(25℃前後)にお
いて弾性損失率の増加率が非常に大きく、従って常温で
更に温度が僅かでも上昇すると、急激にその弾性を失う
こととなる。一方、ポリプロピレン製の多孔質フィルム
(ヘキスト−セラニーズ社製、商品名セルガード250
2)については、上記ポリエチレン製と異なり、図3に
示すように、常温において弾性損失率の変化率が小さ
く、従って常温で更に温度が変化してもその弾性率が殆
ど変わらない。
【0028】以上の結果から、多孔質フィルム12の材
料としては、ポリプロピレンが好ましいことがわかる。
料としては、ポリプロピレンが好ましいことがわかる。
【0029】なお、上記実施例1では、ワックス微粒子
13として下記の表1に示すワックスのうちから1種を
選択して使用する。
13として下記の表1に示すワックスのうちから1種を
選択して使用する。
【0030】
【表1】
【0031】この表1において、Aは分子量、Bは粘度
(cps)、CはDSC副ピーク温度(℃)、DはDS
C主ピーク温度(℃)、Eは軟化点温度(℃)、Fは目
視溶融温度(℃)を示す。また、表中Sは三洋化成株式
会社製の商品名サンワックスを、Bはビスコールを表す
(例えば、S−131Pはサンワックス131Pを示
す)。ここで、分子量、粘度、及び軟化点温度はメーカ
ー公表値である。また、商品名サンワックスはエチレン
系、商品名ビスコースはプロピレン系のものである。
(cps)、CはDSC副ピーク温度(℃)、DはDS
C主ピーク温度(℃)、Eは軟化点温度(℃)、Fは目
視溶融温度(℃)を示す。また、表中Sは三洋化成株式
会社製の商品名サンワックスを、Bはビスコールを表す
(例えば、S−131Pはサンワックス131Pを示
す)。ここで、分子量、粘度、及び軟化点温度はメーカ
ー公表値である。また、商品名サンワックスはエチレン
系、商品名ビスコースはプロピレン系のものである。
【0032】ここで、上記実施例によって作製した電池
用セパレータの、温度が上昇した際のイオン電流遮断特
性(即ち、多孔質フィルム12上のワックス微粒子13
が溶融して多孔質フィルム12の微孔を塞ぎ、電解液中
のイオン電流を遮断する特性、以下、SD特性と記す)
について調べた実験例2について説明する。なお、上記
実験例2では、上記イオン電流遮断特性を、温度変化に
対する該セパレータの電気抵抗値の変化として測定し
た。
用セパレータの、温度が上昇した際のイオン電流遮断特
性(即ち、多孔質フィルム12上のワックス微粒子13
が溶融して多孔質フィルム12の微孔を塞ぎ、電解液中
のイオン電流を遮断する特性、以下、SD特性と記す)
について調べた実験例2について説明する。なお、上記
実験例2では、上記イオン電流遮断特性を、温度変化に
対する該セパレータの電気抵抗値の変化として測定し
た。
【0033】この実験例2では、上記実施例により作製
した電池用セパレータのサンプルの多孔質フィルム12
としては、上述のヘキスト−セラニーズ社製の商品名セ
ルガード2502と膜厚の異なる商品名セルガード25
00(膜厚25μm)を用い、ワックス微粒子13とし
ては、上述のポリプロピレン製のものを用いた。また、
上記実験例2では、上記サンプルに対する比較例とし
て、上述の商品名セルガード2502のみで電池用セパ
レータとして各温度における抵抗値を測定した。
した電池用セパレータのサンプルの多孔質フィルム12
としては、上述のヘキスト−セラニーズ社製の商品名セ
ルガード2502と膜厚の異なる商品名セルガード25
00(膜厚25μm)を用い、ワックス微粒子13とし
ては、上述のポリプロピレン製のものを用いた。また、
上記実験例2では、上記サンプルに対する比較例とし
て、上述の商品名セルガード2502のみで電池用セパ
レータとして各温度における抵抗値を測定した。
【0034】上記実験例2の結果を図4及び図5に示す
(図中、抵抗値は対数表示されている)。上記サンプル
については、図4に示すように、温度が120℃を越え
ると抵抗値が急激に増大し、155℃では常温における
抵抗値より5桁近く上昇している。このことから、温度
が120℃を越えたあたりから多孔質フィルム12上の
ワックス微粒子13が溶融して多孔質フィルム12の微
孔を塞ぎ始め、更に温度が上昇するにつれてこの微孔が
ほぼ確実に閉塞されていくことがわかる。
(図中、抵抗値は対数表示されている)。上記サンプル
については、図4に示すように、温度が120℃を越え
ると抵抗値が急激に増大し、155℃では常温における
抵抗値より5桁近く上昇している。このことから、温度
が120℃を越えたあたりから多孔質フィルム12上の
ワックス微粒子13が溶融して多孔質フィルム12の微
孔を塞ぎ始め、更に温度が上昇するにつれてこの微孔が
ほぼ確実に閉塞されていくことがわかる。
【0035】一方、上記比較例については、図5に示す
ように、155℃付近まで抵抗値に殆ど変化がなく、1
60℃を越えても約2桁程の上昇が見られる程度であ
る。このことは、多孔質フィルム12のみでは高温時に
おける多孔質フィルム12の微孔の閉塞が十分ではな
く、高い上記SD特性を得ることが困難であるというこ
とを示している。
ように、155℃付近まで抵抗値に殆ど変化がなく、1
60℃を越えても約2桁程の上昇が見られる程度であ
る。このことは、多孔質フィルム12のみでは高温時に
おける多孔質フィルム12の微孔の閉塞が十分ではな
く、高い上記SD特性を得ることが困難であるというこ
とを示している。
【0036】以上から、上記実施例によって作製した電
池用セパレータは、非常に高い上記SD特性を示すこと
がわかる。
池用セパレータは、非常に高い上記SD特性を示すこと
がわかる。
【0037】本実施例に係る電池用セパレータの製造方
法においては、荷電ローラー1を用いて常温付近で弾性
率緩和強度が非常に安定であるポリプロピレンよりなる
多孔質フィルム12上に静電気を帯電させ、その後低分
子量ポリオレフィン微粒子であるワックス微粒子13を
ヒーターローラー3を用いて帯電した静電気力を利用し
て該多孔質フィルム12上に付着させ、次いで圧着用ロ
ーラー5を用いてワックス微粒子13を熱圧着すること
で電池用セパレータを作製するので、電池に不慮の事故
が発生して電池の温度が所定値を越えた際に、該セパレ
ータ上に圧着されたワックス微粒子13が溶融すること
で電池用セパレータの微孔を閉塞して電池の正極と負極
との間に生じる短絡イオン電流を遮断するセパレータ
が、極めて簡単且つ確実に、しかも短時間で作製される
こととなる。
法においては、荷電ローラー1を用いて常温付近で弾性
率緩和強度が非常に安定であるポリプロピレンよりなる
多孔質フィルム12上に静電気を帯電させ、その後低分
子量ポリオレフィン微粒子であるワックス微粒子13を
ヒーターローラー3を用いて帯電した静電気力を利用し
て該多孔質フィルム12上に付着させ、次いで圧着用ロ
ーラー5を用いてワックス微粒子13を熱圧着すること
で電池用セパレータを作製するので、電池に不慮の事故
が発生して電池の温度が所定値を越えた際に、該セパレ
ータ上に圧着されたワックス微粒子13が溶融すること
で電池用セパレータの微孔を閉塞して電池の正極と負極
との間に生じる短絡イオン電流を遮断するセパレータ
が、極めて簡単且つ確実に、しかも短時間で作製される
こととなる。
【0038】従って、歩溜りを増加させ、製品の信頼性
の大幅な向上を図ることが可能となる。
の大幅な向上を図ることが可能となる。
【0039】次に、上記実施例の変形例を図面を参照し
ながら説明する。なお、図1と対応するものについては
同符号を記す。
ながら説明する。なお、図1と対応するものについては
同符号を記す。
【0040】この変形例は、上記実施例とほぼ同様の構
成及び機能を有するが、電池用セパレータの作製工程に
おいて、その製造装置を複数台用いる点で異なる。
成及び機能を有するが、電池用セパレータの作製工程に
おいて、その製造装置を複数台用いる点で異なる。
【0041】すなわち、この変形例においては、図6に
示すように、図1で示した製造装置が複数台(図示の例
では3台)設けられ、各製造装置において各々上記表1
に掲げたワックスの中のうち異なるものを多孔質フィル
ム12上に融着する。即ち、上記変形例では、上記各製
造装置を多孔質フィルム12が経ることにより、この多
孔質フィルム12に各々異なる複数種(図示の例では3
種)のワックス微粒子13が融着することとなる。
示すように、図1で示した製造装置が複数台(図示の例
では3台)設けられ、各製造装置において各々上記表1
に掲げたワックスの中のうち異なるものを多孔質フィル
ム12上に融着する。即ち、上記変形例では、上記各製
造装置を多孔質フィルム12が経ることにより、この多
孔質フィルム12に各々異なる複数種(図示の例では3
種)のワックス微粒子13が融着することとなる。
【0042】なお、ここで、上記各製造装置に配置する
ワックス微粒子13は、図中右へ向かうにつれて溶融温
度が低いものをそれぞれ配置するものとする。
ワックス微粒子13は、図中右へ向かうにつれて溶融温
度が低いものをそれぞれ配置するものとする。
【0043】この変形例においても、上記実施例と同様
に、荷電ローラー1を用いて常温付近で弾性率緩和強度
が非常に安定であるポリプロピレンよりなる多孔質フィ
ルム12上に静電気を帯電させ、その後低分子量ポリオ
レフィン微粒子であるワックス微粒子13をヒーターロ
ーラー3を用いて帯電した静電気力を利用して該多孔質
フィルム12上に付着させ、次いで圧着用ローラー5を
用いてワックス微粒子13を熱圧着することで電池用セ
パレータを作製するので、電池に不慮の事故が発生して
電池の温度が所定値を越えた際に、該セパレータ上に圧
着されたワックス微粒子13が溶融することで電池用セ
パレータの微孔を閉塞して電池の正極と負極との間に生
じる短絡を遮断するセパレータが、極めて簡単且つ確実
に、しかも短時間で作製されることとなる。
に、荷電ローラー1を用いて常温付近で弾性率緩和強度
が非常に安定であるポリプロピレンよりなる多孔質フィ
ルム12上に静電気を帯電させ、その後低分子量ポリオ
レフィン微粒子であるワックス微粒子13をヒーターロ
ーラー3を用いて帯電した静電気力を利用して該多孔質
フィルム12上に付着させ、次いで圧着用ローラー5を
用いてワックス微粒子13を熱圧着することで電池用セ
パレータを作製するので、電池に不慮の事故が発生して
電池の温度が所定値を越えた際に、該セパレータ上に圧
着されたワックス微粒子13が溶融することで電池用セ
パレータの微孔を閉塞して電池の正極と負極との間に生
じる短絡を遮断するセパレータが、極めて簡単且つ確実
に、しかも短時間で作製されることとなる。
【0044】従って、歩溜りを増加させ、製品の信頼性
の大幅な向上を図ることが可能となる。また、複数種の
ワックス微粒子13を多孔質フィルム12上に融着する
ことが可能であるので、上記SD特性を相乗的に向上さ
せることが可能となる。
の大幅な向上を図ることが可能となる。また、複数種の
ワックス微粒子13を多孔質フィルム12上に融着する
ことが可能であるので、上記SD特性を相乗的に向上さ
せることが可能となる。
【0045】
【発明の効果】本発明に係る電池用セパレータの製造方
法によれば、低分子量ポリオレフィン微粒子を、多孔質
フィルム上に静電的に付着させ、熱圧着することで電池
用セパレータを作製するので、多孔質フィルムと任意の
融点の低分子量ポリオレフィンとを組み合わせて、任意
の温度で該多孔質フィルムの微孔を閉塞するセパレータ
を、非常に単純且つ短時間に精密に作製することが可能
となり、製造コストを大幅に削減させ、製品の歩溜り及
び信頼性を大幅に向上させることが可能となる。
法によれば、低分子量ポリオレフィン微粒子を、多孔質
フィルム上に静電的に付着させ、熱圧着することで電池
用セパレータを作製するので、多孔質フィルムと任意の
融点の低分子量ポリオレフィンとを組み合わせて、任意
の温度で該多孔質フィルムの微孔を閉塞するセパレータ
を、非常に単純且つ短時間に精密に作製することが可能
となり、製造コストを大幅に削減させ、製品の歩溜り及
び信頼性を大幅に向上させることが可能となる。
【図1】本発明の実施例に係る電池用セパレータの製造
方法を示す模式図である。
方法を示す模式図である。
【図2】ポリエチレン製の多孔質フィルムの弾性率の温
度依存性を示す特性図である。
度依存性を示す特性図である。
【図3】本実施例に用いるポリプロピレン製の多孔質フ
ィルムの弾性率の温度依存性を示す特性図である。
ィルムの弾性率の温度依存性を示す特性図である。
【図4】本実施例により作製した電池用セパレータの電
気抵抗の温度依存性を示す特性図である。
気抵抗の温度依存性を示す特性図である。
【図5】本実施例に用いる多孔質フィルムのみを電池用
セパレータとして使用し、その電気抵抗の温度依存性を
示す特性図である。
セパレータとして使用し、その電気抵抗の温度依存性を
示す特性図である。
【図6】本発明の実施例に係る電池用セパレータの製造
方法の変形例を示す模式図である。
方法の変形例を示す模式図である。
1・・・セパレータ送り出しローラー 2・・・荷電ローラー 3・・・ヒーターローラー 4・・・ワックス微粒子攪拌槽 5・・・冷却槽 6・・・圧着用ローラー 7・・・セパレータ巻き取りローラー 12・・・多孔質フィルム 13・・・ワックス微粒子
Claims (2)
- 【請求項1】 低分子量ポリオレフィン微粒子を、多孔
質フィルム上に静電的に付着させ、熱圧着することを特
徴とする電池用セパレータの製造方法。 - 【請求項2】 前記多孔質フィルムが、ポリプロピレン
よりなることを特徴とする請求項1記載の電池用セパレ
ータの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276519A JPH07130349A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 電池用セパレータの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276519A JPH07130349A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 電池用セパレータの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130349A true JPH07130349A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17570607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5276519A Withdrawn JPH07130349A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 電池用セパレータの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07130349A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1047145A1 (de) * | 1999-04-22 | 2000-10-25 | NBT GmbH | Verfahren zur Herstellung einer sekundären Lithium-Zelle mit einem wärmeempfindlichen Schutzmechanismus |
US6586912B1 (en) | 2002-01-09 | 2003-07-01 | Quallion Llc | Method and apparatus for amplitude limiting battery temperature spikes |
JP2004095197A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Toshiba Corp | 非水電解質二次電池 |
US6891353B2 (en) | 2001-11-07 | 2005-05-10 | Quallion Llc | Safety method, device and system for an energy storage device |
CN1311535C (zh) * | 2002-03-25 | 2007-04-18 | 索尼化学&信息部件株式会社 | 膜状粘合剂的粘贴装置 |
US7443136B2 (en) | 2002-01-09 | 2008-10-28 | Quallion Llc | Method and device employing heat absorber for limiting battery temperature spikes |
US7592776B2 (en) | 2001-11-07 | 2009-09-22 | Quallion Llc | Energy storage device configured to discharge energy in response to unsafe conditions |
KR101115385B1 (ko) * | 2006-11-13 | 2012-02-15 | 주식회사 엘지화학 | 정전기에 의해 전극과 분리막의 밀착력을 강화시킨젤리-롤형 전극조립체의 제조방법 |
JP2014032935A (ja) * | 2012-08-06 | 2014-02-20 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池の製造方法 |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP5276519A patent/JPH07130349A/ja not_active Withdrawn
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1047145A1 (de) * | 1999-04-22 | 2000-10-25 | NBT GmbH | Verfahren zur Herstellung einer sekundären Lithium-Zelle mit einem wärmeempfindlichen Schutzmechanismus |
US6511517B1 (en) * | 1999-04-22 | 2003-01-28 | Nbt Gmbh | Method for producing a secondary lithium cell comprising a heat-sensitive protective mechanism |
US6891353B2 (en) | 2001-11-07 | 2005-05-10 | Quallion Llc | Safety method, device and system for an energy storage device |
US7592776B2 (en) | 2001-11-07 | 2009-09-22 | Quallion Llc | Energy storage device configured to discharge energy in response to unsafe conditions |
US6586912B1 (en) | 2002-01-09 | 2003-07-01 | Quallion Llc | Method and apparatus for amplitude limiting battery temperature spikes |
US7443136B2 (en) | 2002-01-09 | 2008-10-28 | Quallion Llc | Method and device employing heat absorber for limiting battery temperature spikes |
US7893659B2 (en) | 2002-01-09 | 2011-02-22 | Quallion Llc | Method and apparatus for amplitude limiting battery temperature spikes |
CN1311535C (zh) * | 2002-03-25 | 2007-04-18 | 索尼化学&信息部件株式会社 | 膜状粘合剂的粘贴装置 |
JP2004095197A (ja) * | 2002-08-29 | 2004-03-25 | Toshiba Corp | 非水電解質二次電池 |
KR101115385B1 (ko) * | 2006-11-13 | 2012-02-15 | 주식회사 엘지화학 | 정전기에 의해 전극과 분리막의 밀착력을 강화시킨젤리-롤형 전극조립체의 제조방법 |
JP2014032935A (ja) * | 2012-08-06 | 2014-02-20 | Toyota Motor Corp | リチウムイオン二次電池の製造方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010130 |