JPH07129110A - 映像出力回路 - Google Patents
映像出力回路Info
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- JPH07129110A JPH07129110A JP5276401A JP27640193A JPH07129110A JP H07129110 A JPH07129110 A JP H07129110A JP 5276401 A JP5276401 A JP 5276401A JP 27640193 A JP27640193 A JP 27640193A JP H07129110 A JPH07129110 A JP H07129110A
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- JP
- Japan
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- output
- amplifier
- crt
- signal
- grid
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明はCRTを用いたディスプレイ装置の
映像出力回路に関するもので、電源電圧が低電圧の場合
でも十分なダイナミックレンジが得られ、かつ消費電力
および発熱の低減、高周波特性の改善等をはかることが
できる映像出力回路を提供することを目的とする。 【構成】 カソード電極および少なくとも1つのグリッ
ド電極を有するCRT37のカソード電極33に、入力
映像信号を増幅し印加する第1の映像増幅回路と、前記
CRTのグリッド電極34に、補正信号を増幅し、印加
する第2の映像増幅回路を具備する構成である。
映像出力回路に関するもので、電源電圧が低電圧の場合
でも十分なダイナミックレンジが得られ、かつ消費電力
および発熱の低減、高周波特性の改善等をはかることが
できる映像出力回路を提供することを目的とする。 【構成】 カソード電極および少なくとも1つのグリッ
ド電極を有するCRT37のカソード電極33に、入力
映像信号を増幅し印加する第1の映像増幅回路と、前記
CRTのグリッド電極34に、補正信号を増幅し、印加
する第2の映像増幅回路を具備する構成である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CRTを用いたディス
プレイ装置の映像出力回路に関する。
プレイ装置の映像出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機あるいはディスプレ
イ装置等に用いられているCRTによって画像を表示す
るためには、CRTのカソードから蛍光面にむけて放出
される電子ビームの量を画像信号により変調する必要が
ある。
イ装置等に用いられているCRTによって画像を表示す
るためには、CRTのカソードから蛍光面にむけて放出
される電子ビームの量を画像信号により変調する必要が
ある。
【0003】図3は、従来の映像出力回路を示したもの
である。図3の回路においては、ビデオ信号入力端子3
01に印加された画像信号あるいはデータ信号等を含む
映像信号が前置増幅回路1によって電圧増幅された後、
トランジスタ2および抵抗3、4によって構成される映
像出力回路によって、大きな電圧振幅の駆動用映像信号
が増幅されてCRT7のカソード5に印加される。
である。図3の回路においては、ビデオ信号入力端子3
01に印加された画像信号あるいはデータ信号等を含む
映像信号が前置増幅回路1によって電圧増幅された後、
トランジスタ2および抵抗3、4によって構成される映
像出力回路によって、大きな電圧振幅の駆動用映像信号
が増幅されてCRT7のカソード5に印加される。
【0004】そして、入力される信号にブランキングが
かかっている場合、または映像出力回路1でブランキン
グがかけられる場合には、CRT7の第1グリッド6に
は直流電圧DCが印加され、トランジスタ2の出力にブ
ランキングがかかっていない場合には第1グリッド6に
ブランキング信号が印加される。これによって、CRT
7においてカソード5から第1グリッド6を通り蛍光面
8に向かう電子ビームの量が映像信号によって変調され
所望の画像が表示される。
かかっている場合、または映像出力回路1でブランキン
グがかけられる場合には、CRT7の第1グリッド6に
は直流電圧DCが印加され、トランジスタ2の出力にブ
ランキングがかかっていない場合には第1グリッド6に
ブランキング信号が印加される。これによって、CRT
7においてカソード5から第1グリッド6を通り蛍光面
8に向かう電子ビームの量が映像信号によって変調され
所望の画像が表示される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな従来の構成では、映像駆動信号をカソードのみに印
加するため、輪郭補正等の強調処理を施した振幅の大き
な信号を入力した場合には、必要なダイナッミクレンジ
を得るために、駆動用の映像出力回路の電源電圧をかな
り大きくしなければならず、輪郭補正を施した映像信号
も忠実に再現されないという不都合があった。
うな従来の構成では、映像駆動信号をカソードのみに印
加するため、輪郭補正等の強調処理を施した振幅の大き
な信号を入力した場合には、必要なダイナッミクレンジ
を得るために、駆動用の映像出力回路の電源電圧をかな
り大きくしなければならず、輪郭補正を施した映像信号
も忠実に再現されないという不都合があった。
【0006】そして、映像出力回路は通常A級増幅器で
構成されるため、この出力回路の消費電力が極めて大き
くなり、電力損失の増大による大きな発熱量が問題とな
っていた。また、映像出力回路を構成するトランジスタ
として高周波高耐圧かつ高電力のものを使用する必要が
あるため、回路のコストが上昇し、かつ信頼性が低下す
るという不都合があった。
構成されるため、この出力回路の消費電力が極めて大き
くなり、電力損失の増大による大きな発熱量が問題とな
っていた。また、映像出力回路を構成するトランジスタ
として高周波高耐圧かつ高電力のものを使用する必要が
あるため、回路のコストが上昇し、かつ信頼性が低下す
るという不都合があった。
【0007】本発明はかかる点に鑑み、映像出力回路の
電源電圧が低電圧の場合でも十分なダイナミックレンジ
が得らると共に、信号の強調処理を効果的に行い、かつ
消費電力および発熱の低減、高周波特性の改善等をはか
ることを目的とする。
電源電圧が低電圧の場合でも十分なダイナミックレンジ
が得らると共に、信号の強調処理を効果的に行い、かつ
消費電力および発熱の低減、高周波特性の改善等をはか
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、カソード電極
および少なくとも1つのグリッド電極を有するCRTの
カソード電極に、入力映像信号を増幅し印加する第1の
映像増幅回路と、前記CRTのグリッド電極に、補正信
号を増幅し、印加する第2の映像増幅回路を具備する構
成である。
および少なくとも1つのグリッド電極を有するCRTの
カソード電極に、入力映像信号を増幅し印加する第1の
映像増幅回路と、前記CRTのグリッド電極に、補正信
号を増幅し、印加する第2の映像増幅回路を具備する構
成である。
【0009】また本発明は、前記第1の映像増幅回路の
出力を前記CRTのグリッド電極に、前記第2の映像増
幅回路の出力を前記CRTのカソードに印加する構成で
ある。
出力を前記CRTのグリッド電極に、前記第2の映像増
幅回路の出力を前記CRTのカソードに印加する構成で
ある。
【0010】
【作用】本発明は前記した構成により、第1の映像出力
回路は入力映像信号を増幅して映像出力信号を生成して
CRTのカソードに印加する。また、第2の映像出力回
路は補正信号を増幅し、CRTのグリッドに印加する。
または、第1の映像出力回路は入力映像信号を増幅して
映像出力信号を生成してCRTのグリッドに印加し、第
2の映像出力回路は補正信号を増幅し、CRTのカソー
ドに印加する。CRTカソードから放出される電子ビー
ムの量は、カソードとグリッドの相対電位差によって制
御できるから、このようにカソードとグリッドに別々の
信号を印加することにより、電子ビームを差動的に変調
する。
回路は入力映像信号を増幅して映像出力信号を生成して
CRTのカソードに印加する。また、第2の映像出力回
路は補正信号を増幅し、CRTのグリッドに印加する。
または、第1の映像出力回路は入力映像信号を増幅して
映像出力信号を生成してCRTのグリッドに印加し、第
2の映像出力回路は補正信号を増幅し、CRTのカソー
ドに印加する。CRTカソードから放出される電子ビー
ムの量は、カソードとグリッドの相対電位差によって制
御できるから、このようにカソードとグリッドに別々の
信号を印加することにより、電子ビームを差動的に変調
する。
【0011】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わるCRT用映像出
力回路の一例である。
る。図1は、本発明の一実施例に係わるCRT用映像出
力回路の一例である。
【0012】図1の回路は、映像信号入力端子から映像
入力信号を受ける非反転増幅器22と、その出力を増幅
する出力増幅器24と、補正信号入力端子から補正入力
信号を受ける反転増幅器9と、その出力を受ける出力増
幅器15とによって構成される。
入力信号を受ける非反転増幅器22と、その出力を増幅
する出力増幅器24と、補正信号入力端子から補正入力
信号を受ける反転増幅器9と、その出力を受ける出力増
幅器15とによって構成される。
【0013】反転増幅器9の出力に接続されたCRT駆
動用の出力増幅器15は、いわゆるカスコードアンプに
なっており、カスコード接続されたトランジスタ16、
17、エミッタ抵抗14、コレクタ抵抗18、ベースバ
イアス抵抗11、13、コンデンサ12等によって構成
される。また、この出力増幅器15の出力、すなわちト
ランジスタ17のコレクタはコンデンサ19、ダイオー
ド20、抵抗21を有するクランプ回路38を介してC
RT37の第1グリッド34に接続されている。
動用の出力増幅器15は、いわゆるカスコードアンプに
なっており、カスコード接続されたトランジスタ16、
17、エミッタ抵抗14、コレクタ抵抗18、ベースバ
イアス抵抗11、13、コンデンサ12等によって構成
される。また、この出力増幅器15の出力、すなわちト
ランジスタ17のコレクタはコンデンサ19、ダイオー
ド20、抵抗21を有するクランプ回路38を介してC
RT37の第1グリッド34に接続されている。
【0014】非反転増幅器22の出力に接続されたCR
T駆動用の出力増幅器24は、出力増幅器15と同様に
カスコードアンプになっており、カスコード接続された
トランジスタ26、27、エミッタ抵抗25、コレクタ
抵抗31、ベースバイアス抵抗29、30、コンデンサ
28等によって構成される。また、この出力増幅器24
の出力、すなわちトランジスタ27のコレクタはCRT
37のカソード33に接続されている。非反転増幅器2
2、反転増幅器9はそれぞれ利得調整端子23、10を
もっており、増幅利得の調整が可能となっている。
T駆動用の出力増幅器24は、出力増幅器15と同様に
カスコードアンプになっており、カスコード接続された
トランジスタ26、27、エミッタ抵抗25、コレクタ
抵抗31、ベースバイアス抵抗29、30、コンデンサ
28等によって構成される。また、この出力増幅器24
の出力、すなわちトランジスタ27のコレクタはCRT
37のカソード33に接続されている。非反転増幅器2
2、反転増幅器9はそれぞれ利得調整端子23、10を
もっており、増幅利得の調整が可能となっている。
【0015】なお、本実施例では、カスコードアンプの
出力が直接CRTのカソード、グリッドに接続されてい
るが、間にエミッタフォロワ等のバッファを設けたり、
カスコードアンプ以外の構成のアンプを用いてもよい。
出力が直接CRTのカソード、グリッドに接続されてい
るが、間にエミッタフォロワ等のバッファを設けたり、
カスコードアンプ以外の構成のアンプを用いてもよい。
【0016】また、CRT37は、前述のカソード3
3、第1グリッド34、第2グリッド35、第3グリッ
ド36等を有するものが示されているが、これは一例に
すぎずグリッド電極の数および形式等は任意のものでよ
い。また、出力増幅器15の出力は図1では第1グリッ
ド34に接続しているが、これは他のグリッドとするこ
とも可能である。
3、第1グリッド34、第2グリッド35、第3グリッ
ド36等を有するものが示されているが、これは一例に
すぎずグリッド電極の数および形式等は任意のものでよ
い。また、出力増幅器15の出力は図1では第1グリッ
ド34に接続しているが、これは他のグリッドとするこ
とも可能である。
【0017】図1において、映像信号入力端子に印加さ
れた映像信号は非反転増幅器22によって増幅されて出
力増幅器24の入力端子すなわちトランジスタ26のベ
ースに印加される。出力増幅器24はカスコードアンプ
になっており、周波数特性の優れた増幅器を構成でき
る。出力増幅器24は非反転増幅器22の出力を増幅
し、CRT37のカソード33に印加する。補正信号入
力端子に印加された輪郭補正信号は反転増幅器9によっ
て増幅されて出力増幅器15の入力に印加される。
れた映像信号は非反転増幅器22によって増幅されて出
力増幅器24の入力端子すなわちトランジスタ26のベ
ースに印加される。出力増幅器24はカスコードアンプ
になっており、周波数特性の優れた増幅器を構成でき
る。出力増幅器24は非反転増幅器22の出力を増幅
し、CRT37のカソード33に印加する。補正信号入
力端子に印加された輪郭補正信号は反転増幅器9によっ
て増幅されて出力増幅器15の入力に印加される。
【0018】出力増幅器15は出力増幅器24と同様に
カスコードアンプになっており、周波数特性の優れた増
幅器を構成できる。出力増幅器15は反転増幅器9の出
力を増幅し、クランプ回路38にに印加される。クラン
プ回路38ではコンデンサ19、およびダイオード2
0、抵抗21等の働きにより、出力増幅器15から出力
された映像信号の周期先端部分をたとえば、−20Vに
クランプした後、CRT37のグリッド34に印加す
る。
カスコードアンプになっており、周波数特性の優れた増
幅器を構成できる。出力増幅器15は反転増幅器9の出
力を増幅し、クランプ回路38にに印加される。クラン
プ回路38ではコンデンサ19、およびダイオード2
0、抵抗21等の働きにより、出力増幅器15から出力
された映像信号の周期先端部分をたとえば、−20Vに
クランプした後、CRT37のグリッド34に印加す
る。
【0019】この様にして、カソード33に印加される
増幅された映像信号と、グリッド34に印加される増幅
された輪郭補正信号とでCRT37の電子ビームを差動
変調することで、信号を効率よく高精度に加算し、蛍光
面に表示する。
増幅された映像信号と、グリッド34に印加される増幅
された輪郭補正信号とでCRT37の電子ビームを差動
変調することで、信号を効率よく高精度に加算し、蛍光
面に表示する。
【0020】以下、本発明の第2の実施例について、図
面を参照しながら説明する。図2はカソード63に補正
信号、第1グリッド64に映像信号を印加した場合の第
2の実施例である。
面を参照しながら説明する。図2はカソード63に補正
信号、第1グリッド64に映像信号を印加した場合の第
2の実施例である。
【0021】図2に示す回路は、映像信号入力端子から
映像入力信号を受ける非反転増幅器39、その出力を増
幅する出力増幅器45、補正信号入力端子から補正入力
信号を受ける反転増幅器52、その出力を受ける出力増
幅器54によって構成される。非反転増幅器39の出力
に接続されたCRT駆動用の出力増幅器45は、図1と
同様にカスコードアンプになっており、カスコード接続
されたトランジスタ46、47、エミッタ抵抗44、コ
レクタ抵抗48、ベースバイアス抵抗41、43、コン
デンサ12等によって構成される。
映像入力信号を受ける非反転増幅器39、その出力を増
幅する出力増幅器45、補正信号入力端子から補正入力
信号を受ける反転増幅器52、その出力を受ける出力増
幅器54によって構成される。非反転増幅器39の出力
に接続されたCRT駆動用の出力増幅器45は、図1と
同様にカスコードアンプになっており、カスコード接続
されたトランジスタ46、47、エミッタ抵抗44、コ
レクタ抵抗48、ベースバイアス抵抗41、43、コン
デンサ12等によって構成される。
【0022】また、この出力増幅器45の出力、すなわ
ちトランジスタ47のコレクタはコンデンサ49、ダイ
オード50、抵抗51を有するクランプ回路68を介し
てCRT67のカソード63に接続されている。反転増
幅器52の出力に接続されたCRT駆動用の出力増幅器
54は、出力増幅器45と同様にカスコードアンプにな
っており、カスコード接続されたトランジスタ56、5
7、エミッタ抵抗55、コレクタ抵抗61、ベースバイ
アス抵抗59、60、コンデンサ58等によって構成さ
れる。また、この出力増幅器54の出力、すなわちトラ
ンジスタ57のコレクタはCRT37の第1グリッド6
4に接続されている。
ちトランジスタ47のコレクタはコンデンサ49、ダイ
オード50、抵抗51を有するクランプ回路68を介し
てCRT67のカソード63に接続されている。反転増
幅器52の出力に接続されたCRT駆動用の出力増幅器
54は、出力増幅器45と同様にカスコードアンプにな
っており、カスコード接続されたトランジスタ56、5
7、エミッタ抵抗55、コレクタ抵抗61、ベースバイ
アス抵抗59、60、コンデンサ58等によって構成さ
れる。また、この出力増幅器54の出力、すなわちトラ
ンジスタ57のコレクタはCRT37の第1グリッド6
4に接続されている。
【0023】反転増幅器52、非反転増幅器39はそれ
ぞれ53、40という利得調整端子をもっており、増幅
利得の調整が可能となっている。また、CRT37は、
前述のカソード63、第1グリッド64、第2グリッド
65、第3グリッド66等を有するものが示されている
が、これは一例にすぎず、グリッド電極の数および形式
等は任意のものでよい。また、出力増幅器45の出力は
図2では第1グリッド64に接続しているが、これは他
のグリッドとすることも可能である。
ぞれ53、40という利得調整端子をもっており、増幅
利得の調整が可能となっている。また、CRT37は、
前述のカソード63、第1グリッド64、第2グリッド
65、第3グリッド66等を有するものが示されている
が、これは一例にすぎず、グリッド電極の数および形式
等は任意のものでよい。また、出力増幅器45の出力は
図2では第1グリッド64に接続しているが、これは他
のグリッドとすることも可能である。
【0024】図2において、映像信号入力端子に印加さ
れた映像信号は反転増幅器52によって増幅されて出力
増幅器54の入力端子すなわちトランジスタ56のベー
スに印加される。出力増幅器54はカスコードアンプに
なっており、周波数特性の優れた増幅器を構成できる。
出力増幅器54は反転増幅器52の出力を増幅し、CR
T67の第1グリッド64に印加する。補正信号入力端
子に印加された輪郭補正信号は非反転増幅器39によっ
て増幅されて出力増幅器45の入力に印加される。出力
増幅器45は出力増幅器54と同様にカスコードアンプ
になっており、周波数特性の優れた増幅器を構成でき
る。
れた映像信号は反転増幅器52によって増幅されて出力
増幅器54の入力端子すなわちトランジスタ56のベー
スに印加される。出力増幅器54はカスコードアンプに
なっており、周波数特性の優れた増幅器を構成できる。
出力増幅器54は反転増幅器52の出力を増幅し、CR
T67の第1グリッド64に印加する。補正信号入力端
子に印加された輪郭補正信号は非反転増幅器39によっ
て増幅されて出力増幅器45の入力に印加される。出力
増幅器45は出力増幅器54と同様にカスコードアンプ
になっており、周波数特性の優れた増幅器を構成でき
る。
【0025】出力増幅器45は非反転増幅器39の出力
を増幅し、クランプ回路68に印加される。クランプ回
路68ではコンデンサ49、およびダイオード50、抵
抗51等の働きにより、出力増幅器45から出力された
映像信号の周期先端部分をクランプした後、CRT67
のカソード63に印加する。
を増幅し、クランプ回路68に印加される。クランプ回
路68ではコンデンサ49、およびダイオード50、抵
抗51等の働きにより、出力増幅器45から出力された
映像信号の周期先端部分をクランプした後、CRT67
のカソード63に印加する。
【0026】この様にして、第1グリッド64に印加さ
れる増幅された映像信号と、カソード63に印加される
増幅された輪郭補正信号とでCRT67の電子ビームを
差動変調することで、信号を効率よく高精度に加算し、
蛍光面に表示する。
れる増幅された映像信号と、カソード63に印加される
増幅された輪郭補正信号とでCRT67の電子ビームを
差動変調することで、信号を効率よく高精度に加算し、
蛍光面に表示する。
【0027】図4(a)は映像信号に輪郭強調処理を施
したものである。このような信号が入力された場合、図
2のような構成の映像出力回路では、輪郭強調分だけ映
像出力回路のダイナミックレンジが狭くなり、コントラ
ストおよびブライトネス制御の範囲が狭くなる。しかし
ながら、本発明の実施例では、前述のような構成によ
り、図4(b)に図示したように、出力増幅器54には
通常の映像信号、出力増幅器45には輪郭補正信号が入
力されるので、出力増幅器54は輪郭補正分を増幅せず
にすむので、ダイナミックレンジを有効に活用でき、輪
郭強調信号も忠実に増幅される。いいかえれば、比較的
低い電源電圧で同等のダイナミックレンジを確保でき、
消費電力を低減できる。また、出力増幅器45は輪郭補
正信号のみを増幅するので、低電源電圧で性能のよいト
ランジスタを使用して比較的簡単に構成できる。図3に
示した実施例でも同様である。
したものである。このような信号が入力された場合、図
2のような構成の映像出力回路では、輪郭強調分だけ映
像出力回路のダイナミックレンジが狭くなり、コントラ
ストおよびブライトネス制御の範囲が狭くなる。しかし
ながら、本発明の実施例では、前述のような構成によ
り、図4(b)に図示したように、出力増幅器54には
通常の映像信号、出力増幅器45には輪郭補正信号が入
力されるので、出力増幅器54は輪郭補正分を増幅せず
にすむので、ダイナミックレンジを有効に活用でき、輪
郭強調信号も忠実に増幅される。いいかえれば、比較的
低い電源電圧で同等のダイナミックレンジを確保でき、
消費電力を低減できる。また、出力増幅器45は輪郭補
正信号のみを増幅するので、低電源電圧で性能のよいト
ランジスタを使用して比較的簡単に構成できる。図3に
示した実施例でも同様である。
【0028】なお、本実施例では、カスコードアンプの
出力が直接CRTのカソード、グリッドに接続されてい
るが、間にエミッタフォロワ等のバッファを設けたり、
カスコードアンプ以外の構成のアンプを用いてもよい。
また、図1、図2のCRT37および67は、前述のカ
ソード33、63、第1グリッド34、64、第2グリ
ッド35、65、第3グリッド36、66等を有するも
のが示されているが、これは一例にすぎずグリッド電極
の数および形式等は任意のものでよい。図1の出力増幅
器15の出力は第1グリッド34に、図2の出力増幅器
54の出力は第1グリッド64に、接続しているが、こ
れは他のグリッドとすることも可能である。
出力が直接CRTのカソード、グリッドに接続されてい
るが、間にエミッタフォロワ等のバッファを設けたり、
カスコードアンプ以外の構成のアンプを用いてもよい。
また、図1、図2のCRT37および67は、前述のカ
ソード33、63、第1グリッド34、64、第2グリ
ッド35、65、第3グリッド36、66等を有するも
のが示されているが、これは一例にすぎずグリッド電極
の数および形式等は任意のものでよい。図1の出力増幅
器15の出力は第1グリッド34に、図2の出力増幅器
54の出力は第1グリッド64に、接続しているが、こ
れは他のグリッドとすることも可能である。
【0029】本実施例は白黒用のCRTについて説明し
たが、、本発明はカラー用CRTであっても第一グリッ
ド等が、カソードに対応して設けられているものであれ
ば適用可能である。
たが、、本発明はカラー用CRTであっても第一グリッ
ド等が、カソードに対応して設けられているものであれ
ば適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
映像出力回路の電源電圧を上げずにダイナミックレンジ
を拡大でき、補正信号を忠実に再現できる。また、消費
電力を低減できるためヒートシンクおよび電源装置の小
型化することができ、映像駆動信号の電圧振幅が減るの
でEMI対策が容易になる。
映像出力回路の電源電圧を上げずにダイナミックレンジ
を拡大でき、補正信号を忠実に再現できる。また、消費
電力を低減できるためヒートシンクおよび電源装置の小
型化することができ、映像駆動信号の電圧振幅が減るの
でEMI対策が容易になる。
【0031】さらに、低耐圧のトランジスタを使用する
ことができるため、遮断周波数fT、コレクタ容量Co
b等の優れた部品を使用できるので、低価格で周波数特
性の優れた映像出力回路が実現でき、その実用的効果は
大きい。
ことができるため、遮断周波数fT、コレクタ容量Co
b等の優れた部品を使用できるので、低価格で周波数特
性の優れた映像出力回路が実現でき、その実用的効果は
大きい。
【図1】本発明の一実施例におけるCRT用映像出力回
路の回路図
路の回路図
【図2】本発明の1実施例におけるCRT用映像出力回
路の回路図
路の回路図
【図3】従来のCRT用映像出力回路の概略図
【図4】(a)は映像信号に輪郭強調処理を施した信号
を示す波形図 (b)は本実施例のCRT用映像出力回路への入力信号
を示す波形図
を示す波形図 (b)は本実施例のCRT用映像出力回路への入力信号
を示す波形図
9、52 反転増幅器 10、23、40、53 利得調整端子 11、13、14、18、21、25、29、30、3
1、41、 12、19、28、42、49、58 コンデンサ 15、24、45、54 出力増幅器 16、17、26、27、46、47、56、57 ト
ランジスタ 20、50 ダイオード 22、39 非反転増幅器 32、62 ヒータ 33、63 カソード 34、64 第1グリッド 35、65 第2グリッド 36、66 第3グリッド 37、67 CRT 38、68 クランプ回路 43、44、48、51、55、59、60、61 抵
抗
1、41、 12、19、28、42、49、58 コンデンサ 15、24、45、54 出力増幅器 16、17、26、27、46、47、56、57 ト
ランジスタ 20、50 ダイオード 22、39 非反転増幅器 32、62 ヒータ 33、63 カソード 34、64 第1グリッド 35、65 第2グリッド 36、66 第3グリッド 37、67 CRT 38、68 クランプ回路 43、44、48、51、55、59、60、61 抵
抗
Claims (4)
- 【請求項1】カソード電極および少なくとも1つのグリ
ッド電極を有するCRTのカソード電極に入力映像信号
を増幅し印加する第1の映像増幅回路と、前記CRTの
グリッド電極に、補正信号を増幅し印加する第2の映像
増幅回路を具備することを特徴とする映像出力回路。 - 【請求項2】カソード電極および少なくとも1つのグリ
ッド電極を有するCRTのグリッド電極に入力映像信号
を増幅し印加する第1の映像増幅回路と、前記CRTの
カソード電極に、補正信号を増幅し印加する第2の映像
増幅回路を具備することを特徴とする映像出力回路。 - 【請求項3】補正信号は輪郭強調信号である請求項1記
載の映像出力回路。 - 【請求項4】補正信号は輪郭強調信号である請求項2記
載の映像出力回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276401A JPH07129110A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 映像出力回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5276401A JPH07129110A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 映像出力回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07129110A true JPH07129110A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17568898
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5276401A Pending JPH07129110A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 映像出力回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07129110A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100314055B1 (ko) * | 1999-08-27 | 2001-11-15 | 구자홍 | 모니터의 영상 선명도 조정 회로 |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP5276401A patent/JPH07129110A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100314055B1 (ko) * | 1999-08-27 | 2001-11-15 | 구자홍 | 모니터의 영상 선명도 조정 회로 |
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