JPH07128545A - 光導波路と光ファイバとの接続方法 - Google Patents
光導波路と光ファイバとの接続方法Info
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- JPH07128545A JPH07128545A JP27635393A JP27635393A JPH07128545A JP H07128545 A JPH07128545 A JP H07128545A JP 27635393 A JP27635393 A JP 27635393A JP 27635393 A JP27635393 A JP 27635393A JP H07128545 A JPH07128545 A JP H07128545A
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- optical fiber
- fused
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- optical waveguide
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 接続が容易で工程数が少なく、しかも光ファ
イバの性能を劣化させることがない光導波路と光ファイ
バとの接続方法を提供する。 【構成】 導波路基板26に並置された複数の光導波路
27,28と複数の光ファイバ20,23とを光学的に
結合する接続方法において、光ファイバ20,23同士
を融着させると共に、融着部で切断して端面を形成し、
他方光導波路27,28を、融着した光ファイバ20,
23のコア21,25と接続界面において同一間隔にな
るよう形成し、その光導波路の端面に融着部の光端面を
光学的に結合することを特徴としている。
イバの性能を劣化させることがない光導波路と光ファイ
バとの接続方法を提供する。 【構成】 導波路基板26に並置された複数の光導波路
27,28と複数の光ファイバ20,23とを光学的に
結合する接続方法において、光ファイバ20,23同士
を融着させると共に、融着部で切断して端面を形成し、
他方光導波路27,28を、融着した光ファイバ20,
23のコア21,25と接続界面において同一間隔にな
るよう形成し、その光導波路の端面に融着部の光端面を
光学的に結合することを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導波路基板に並置され
た複数の光導波路と複数の光ファイバとを光学的に結合
する接続方法に関する。
た複数の光導波路と複数の光ファイバとを光学的に結合
する接続方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示すように導波路基板1に並置さ
れた2本の光導波路2,3と2本の光ファイバ4,5と
を光学的に結合する場合、表面にV溝6,7が形成され
たシリコン基板8に、予め被覆を除去した2本の光ファ
イバ4,5を載置した後樹脂で固定することにより光フ
ァイバアレイを形成し、光ファイバ4(5)のコアと光
導波路2(3)とが光結合するように導波路基板1とシ
リコン基板8とを接続している。
れた2本の光導波路2,3と2本の光ファイバ4,5と
を光学的に結合する場合、表面にV溝6,7が形成され
たシリコン基板8に、予め被覆を除去した2本の光ファ
イバ4,5を載置した後樹脂で固定することにより光フ
ァイバアレイを形成し、光ファイバ4(5)のコアと光
導波路2(3)とが光結合するように導波路基板1とシ
リコン基板8とを接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4に
示すような構造の接続部において、光ファイバ4,5を
並置して光ファイバアレイを作製するにあたっては、シ
リコン基板8に光導波路2,3の間隔に合わせてV溝
6,7を形成し、V溝6,7に光ファイバ4,5を配置
し、さらに端面を形成しなければならず都合3工程を要
するために低コスト化が困難である。
示すような構造の接続部において、光ファイバ4,5を
並置して光ファイバアレイを作製するにあたっては、シ
リコン基板8に光導波路2,3の間隔に合わせてV溝
6,7を形成し、V溝6,7に光ファイバ4,5を配置
し、さらに端面を形成しなければならず都合3工程を要
するために低コスト化が困難である。
【0004】すなわち、V溝加工は複数のファイバ4,
5を整列させるためシリコン基板8に個々にV溝6,7
を加工するので光ファイバ4,5がV溝6,7に埋まる
深さが不均等になりやすい。V溝6,7はほとんど鋭角
に削られるため、ごみが除去されにくく、このごみが位
置精度に大きく影響する。また光ファイバ4,5の固定
には樹脂が用いられるため、信頼性、特に温度特性が悪
くなってしまう。さらに、V溝6,7に光ファイバ4,
5を配置する際に光ファイバ4,5のコアの間隔をV溝
6,7の間隔に合致させるため、光ファイバ4,5の外
周がV溝6,7の2辺と接するように平板9等を用いて
光ファイバ4,5を上からV溝6,7内に押付けつつ固
定することが行われている。このとき光ファイバ4,5
は被覆が除去されているために折れてしまうことがあ
り、さらに光ファイバ4,5が偏波面保存光ファイバで
ある場合には、固定時の応力のために見かけ上の複屈折
の主軸が元の位置から回転してしまったり偏光クロスト
ークが劣化してしまい、歩留まりが低下するといった問
題が生じている。
5を整列させるためシリコン基板8に個々にV溝6,7
を加工するので光ファイバ4,5がV溝6,7に埋まる
深さが不均等になりやすい。V溝6,7はほとんど鋭角
に削られるため、ごみが除去されにくく、このごみが位
置精度に大きく影響する。また光ファイバ4,5の固定
には樹脂が用いられるため、信頼性、特に温度特性が悪
くなってしまう。さらに、V溝6,7に光ファイバ4,
5を配置する際に光ファイバ4,5のコアの間隔をV溝
6,7の間隔に合致させるため、光ファイバ4,5の外
周がV溝6,7の2辺と接するように平板9等を用いて
光ファイバ4,5を上からV溝6,7内に押付けつつ固
定することが行われている。このとき光ファイバ4,5
は被覆が除去されているために折れてしまうことがあ
り、さらに光ファイバ4,5が偏波面保存光ファイバで
ある場合には、固定時の応力のために見かけ上の複屈折
の主軸が元の位置から回転してしまったり偏光クロスト
ークが劣化してしまい、歩留まりが低下するといった問
題が生じている。
【0005】また、図5に示すようにスラブ型光導波路
10と光ファイバアレイ11とを接続するにおいて、光
導波路10a,10bとコア部11a,11bとの間隔
がずれていると、伝搬する光の損失が大きくなる。例え
ば光ファイバとして楕円コア型ファイバを用いたとする
と、コア径はその長径が5μm、短径が1μmしかな
く、光学的に接続するにはそれ以上の位置精度が必要と
なる。
10と光ファイバアレイ11とを接続するにおいて、光
導波路10a,10bとコア部11a,11bとの間隔
がずれていると、伝搬する光の損失が大きくなる。例え
ば光ファイバとして楕円コア型ファイバを用いたとする
と、コア径はその長径が5μm、短径が1μmしかな
く、光学的に接続するにはそれ以上の位置精度が必要と
なる。
【0006】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、接続が容易で工程数が少なく、しかも光ファイバの
性能を劣化させることがない光導波路と光ファイバとの
接続方法を提供することにある。
し、接続が容易で工程数が少なく、しかも光ファイバの
性能を劣化させることがない光導波路と光ファイバとの
接続方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、導波路基板に並置された複数の光導波路と
複数の光ファイバとを光学的に結合する接続方法におい
て、光ファイバ同士を融着させると共に、融着部で切断
して端面を形成し、他方光導波路を、融着した光ファイ
バのコアと接続界面において同一間隔になるように形成
し、その光導波路の端面に融着部の光端面を光学的に結
合するものである。
に本発明は、導波路基板に並置された複数の光導波路と
複数の光ファイバとを光学的に結合する接続方法におい
て、光ファイバ同士を融着させると共に、融着部で切断
して端面を形成し、他方光導波路を、融着した光ファイ
バのコアと接続界面において同一間隔になるように形成
し、その光導波路の端面に融着部の光端面を光学的に結
合するものである。
【0008】
【作用】上記構成によれば、並置された光ファイバ同士
を融着すると共に、融着部で切断して端面を形成するの
で、コアの間隔が安定した光ファイバアレイが形成され
る。この光ファイバアレイを形成するにあたり、V溝に
光ファイバを樹脂等で固定する工程と、平板等を用いて
光ファイバをV溝に固定する工程とが不要となるので、
工数が減少する。また平板等でコアをV溝に押圧する必
要がなく、平板の応力がコアに加わることがなくなるの
で、光ファイバの破損が防止され、偏光クロストークの
劣化が生じ難くなり歩留まりや信頼性が向上する。さら
に光導波路を、融着した光ファイバのコアと接続界面に
おいて同一間隔になるように形成し、その光導波路の端
面に融着部の光端面を光学的に結合することにより、位
置合わせが容易となる。
を融着すると共に、融着部で切断して端面を形成するの
で、コアの間隔が安定した光ファイバアレイが形成され
る。この光ファイバアレイを形成するにあたり、V溝に
光ファイバを樹脂等で固定する工程と、平板等を用いて
光ファイバをV溝に固定する工程とが不要となるので、
工数が減少する。また平板等でコアをV溝に押圧する必
要がなく、平板の応力がコアに加わることがなくなるの
で、光ファイバの破損が防止され、偏光クロストークの
劣化が生じ難くなり歩留まりや信頼性が向上する。さら
に光導波路を、融着した光ファイバのコアと接続界面に
おいて同一間隔になるように形成し、その光導波路の端
面に融着部の光端面を光学的に結合することにより、位
置合わせが容易となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
て詳述する。
【0010】図1は本発明の光導波路と光ファイバとの
接続方法を適用した接続部の一実施例の概念図である。
接続方法を適用した接続部の一実施例の概念図である。
【0011】同図において20は、コア21とクラッド
22からなる楕円コア型偏波面保存光ファイバであり、
23もコア25とクラッド24からなる楕円コア型偏波
面保存光ファイバであり、それらの外周は図にはない被
覆で覆われているが除去されている。
22からなる楕円コア型偏波面保存光ファイバであり、
23もコア25とクラッド24からなる楕円コア型偏波
面保存光ファイバであり、それらの外周は図にはない被
覆で覆われているが除去されている。
【0012】光ファイバ20,23の一端側(図の中
央)のクラッド22,24同士は互いに融着されてお
り、両光ファイバ20,23の端面はニオブ酸リチウム
基板26に接続されている。ニオブ酸リチウム基板26
には2本の光導波路27,28が並置されている。光導
波路27,28は、その間隔が光ファイバ20,23の
クラッド22,24の外径に概略等しくなるように形成
されており、光ファイバ20,23はコア21,25と
光導波路27,28が同一間隔になるよう融着されてい
る。光ファイバ20のコア21と光導波路27とは光学
的に結合しており、かつ光ファイバ23のコア25と光
導波路28とは光学的に結合している。
央)のクラッド22,24同士は互いに融着されてお
り、両光ファイバ20,23の端面はニオブ酸リチウム
基板26に接続されている。ニオブ酸リチウム基板26
には2本の光導波路27,28が並置されている。光導
波路27,28は、その間隔が光ファイバ20,23の
クラッド22,24の外径に概略等しくなるように形成
されており、光ファイバ20,23はコア21,25と
光導波路27,28が同一間隔になるよう融着されてい
る。光ファイバ20のコア21と光導波路27とは光学
的に結合しており、かつ光ファイバ23のコア25と光
導波路28とは光学的に結合している。
【0013】このような接続部の接続方法について図1
及び図2を参照して説明する。尚、図2は図1に示した
接続部を形成するために用いられる光ファイバ融着治具
の概略図である。
及び図2を参照して説明する。尚、図2は図1に示した
接続部を形成するために用いられる光ファイバ融着治具
の概略図である。
【0014】部分的に被覆が除去された2本の光ファイ
バ20,23を並行に配置し、光ファイバ融着治具29
〜32を用いて保持する。そしてアーク放電により光フ
ァイバ20,23の並行部33を加熱すると、表面のガ
ラスが溶け互いに固定(融着)される。尚、このとき加
熱が不十分だと光ファイバ20,23は固定されず、過
度に加熱されると光の損失が大きくなったり、一方の光
が他方に漏れ込んだりするため注意が必要である。
バ20,23を並行に配置し、光ファイバ融着治具29
〜32を用いて保持する。そしてアーク放電により光フ
ァイバ20,23の並行部33を加熱すると、表面のガ
ラスが溶け互いに固定(融着)される。尚、このとき加
熱が不十分だと光ファイバ20,23は固定されず、過
度に加熱されると光の損失が大きくなったり、一方の光
が他方に漏れ込んだりするため注意が必要である。
【0015】光ファイバ20,23の融着が終了した
後、融着部を垂直に切断すると、2組の光ファイバアレ
イが形成される。
後、融着部を垂直に切断すると、2組の光ファイバアレ
イが形成される。
【0016】他方、あらかじめ光導波路27,28を、
その間隔が光ファイバ20,23のクラッド22,24
の外径に概略等しくなるようニオブ酸リチウム基板26
に形成しておく。光ファイバ20,23はそのコア2
1,25が光導波路27,28の間隔とほぼ同一間隔に
なるように(接続損失が許容範囲に収まる程度に)融着
されており、切断して形成された2組のうち、いずれか
一方の光ファイバアレイの端面を、コア21と光導波路
27、コア25と光導波路28とが結合するようにニオ
ブ酸リチウム基板26の端面に接続することにより接続
部が形成される。
その間隔が光ファイバ20,23のクラッド22,24
の外径に概略等しくなるようニオブ酸リチウム基板26
に形成しておく。光ファイバ20,23はそのコア2
1,25が光導波路27,28の間隔とほぼ同一間隔に
なるように(接続損失が許容範囲に収まる程度に)融着
されており、切断して形成された2組のうち、いずれか
一方の光ファイバアレイの端面を、コア21と光導波路
27、コア25と光導波路28とが結合するようにニオ
ブ酸リチウム基板26の端面に接続することにより接続
部が形成される。
【0017】次に作用について述べる。
【0018】並置された2本の光ファイバ20,23の
被覆が除去された部分同士をアーク放電で融着すると共
に、融着部で切断して端面を形成するので、コア21,
25の間隔が安定した光ファイバアレイが2組形成され
る。この光ファイバアレイを形成するにあたり、V溝
6,7に光ファイバを樹脂等で固定する工程と、平板9
等を用いて光ファイバをV溝6,7に固定する工程とが
不要となるので(図4)、工数が減少する。また平板9
による応力がコア21,25に加わることがなくなるの
で、光ファイバの破損が防止されて歩留まりや信頼性が
向上し、高精度の接続部が形成される。さらに光導波路
を、融着した光ファイバのコアと同一間隔に形成し、そ
の光導波路の端面に融着部の光端面を光学的に結合する
ことにより、位置合わせが容易となる。
被覆が除去された部分同士をアーク放電で融着すると共
に、融着部で切断して端面を形成するので、コア21,
25の間隔が安定した光ファイバアレイが2組形成され
る。この光ファイバアレイを形成するにあたり、V溝
6,7に光ファイバを樹脂等で固定する工程と、平板9
等を用いて光ファイバをV溝6,7に固定する工程とが
不要となるので(図4)、工数が減少する。また平板9
による応力がコア21,25に加わることがなくなるの
で、光ファイバの破損が防止されて歩留まりや信頼性が
向上し、高精度の接続部が形成される。さらに光導波路
を、融着した光ファイバのコアと同一間隔に形成し、そ
の光導波路の端面に融着部の光端面を光学的に結合する
ことにより、位置合わせが容易となる。
【0019】図3(a)〜(c)は本発明の他の実施例
の概念図である。
の概念図である。
【0020】図1に示した実施例との相違点は、光ファ
イバの融着部が光ファイバに対して傾斜して切断される
と共に光導波路の端面も光導波路に対して傾斜して形成
されている点であり、接続界面においてスネルの法則を
満足するようにこれらの傾斜角度が設定されている。
イバの融着部が光ファイバに対して傾斜して切断される
と共に光導波路の端面も光導波路に対して傾斜して形成
されている点であり、接続界面においてスネルの法則を
満足するようにこれらの傾斜角度が設定されている。
【0021】部分的に被覆50,51を除去した2本の
光ファイバ52,53を並行に配置し、押さえ治具34
〜37を用いて保持する。そしてガスバーナー38で光
ファイバ32,33の並行部39を加熱すると、表面の
ガラスが溶けて互いに融着される(図3(a))。
光ファイバ52,53を並行に配置し、押さえ治具34
〜37を用いて保持する。そしてガスバーナー38で光
ファイバ32,33の並行部39を加熱すると、表面の
ガラスが溶けて互いに融着される(図3(a))。
【0022】光ファイバ52,53の融着が終了した
ら、約15°の角度をもたせて融着部39aを切断する
と光ファイバアレイが2組形成される。尚、端面が傾斜
しているのは、反射戻り光を抑制するためであり同時
に、光ファイバ52,53と光導波路とを伝搬する光波
に対してスネルの法則が満たされる角度を得るためであ
る。このため反射戻り光抑制に有効であって、かつスネ
ルの法則が成り立てば他の角度でもよい(図3
(b))。
ら、約15°の角度をもたせて融着部39aを切断する
と光ファイバアレイが2組形成される。尚、端面が傾斜
しているのは、反射戻り光を抑制するためであり同時
に、光ファイバ52,53と光導波路とを伝搬する光波
に対してスネルの法則が満たされる角度を得るためであ
る。このため反射戻り光抑制に有効であって、かつスネ
ルの法則が成り立てば他の角度でもよい(図3
(b))。
【0023】他方、あらかじめ光導波路40,41を、
融着した光ファイバ52,53のコアの間隔と接続界面
において同一間隔になるように基板42に形成してお
き、光アレイの端面を、コアと光導波路40,41とが
結合するように光導波路基板の端面に接続することによ
り接続部が形成される(図3(c))。
融着した光ファイバ52,53のコアの間隔と接続界面
において同一間隔になるように基板42に形成してお
き、光アレイの端面を、コアと光導波路40,41とが
結合するように光導波路基板の端面に接続することによ
り接続部が形成される(図3(c))。
【0024】以上において図1、図3に示した実施例で
は、光ファイバ同士を融着させると共に、融着部で切断
して端面を形成し、他方光導波路を、融着した光ファイ
バのコアと接続界面において同一間隔になるように形成
し、その光導波路の端面に融着部の光端面を光学的に結
合するので、接続が容易で工程数が少なく、しかも光フ
ァイバの性能を劣化させることがない光導波路と光ファ
イバとの接続方法を実現することができる。
は、光ファイバ同士を融着させると共に、融着部で切断
して端面を形成し、他方光導波路を、融着した光ファイ
バのコアと接続界面において同一間隔になるように形成
し、その光導波路の端面に融着部の光端面を光学的に結
合するので、接続が容易で工程数が少なく、しかも光フ
ァイバの性能を劣化させることがない光導波路と光ファ
イバとの接続方法を実現することができる。
【0025】尚、上述した実施例に限定されるものでは
なく、光導波路は基板の深さ方向に並置(積層)されて
いてもよく、ニオブ酸リチウム基板に形成されたプロト
ン交換光導波路、タンタル酸リチウム基板に形成された
プロトン交換光導波路、亜鉛拡散光導波路、石英ガラス
光導波路、多成分ガラス光導波路、半導体光導波路、有
機物光導波路を用いてもよい。並置された光導波路の数
は3本以上でもよく、融着される光ファイバの本数も3
本以上でもよい。光ファイバは、偏波面保存光ファイ
バ、単一モード光ファイバ、マルチモード光ファイバ、
プラスチック光ファイバのいずれでもよい。また、光フ
ァイバの端面と光導波路の端面とを紫外線硬化型以外の
接着剤を用いて固定してもよく、端面同士の融着や石英
ガラス、低融点ガラス、多成分ガラス、プラスチック等
を端面周辺に付着させて固定してもよい。接続部分の機
械的強度を増強するために光ファイバの周囲に保持用の
部材を配置して接続固定してもよい。光ファイバ同士の
融着にはガスバーナー、アーク放電以外の手法、例え
ば、ヒータ、レーザ光等を用いてもよく、光ファイバ周
辺に石英ガラス、低融点ガラス、多成分ガラス、プラス
チック等を付着させて融着してもよい。
なく、光導波路は基板の深さ方向に並置(積層)されて
いてもよく、ニオブ酸リチウム基板に形成されたプロト
ン交換光導波路、タンタル酸リチウム基板に形成された
プロトン交換光導波路、亜鉛拡散光導波路、石英ガラス
光導波路、多成分ガラス光導波路、半導体光導波路、有
機物光導波路を用いてもよい。並置された光導波路の数
は3本以上でもよく、融着される光ファイバの本数も3
本以上でもよい。光ファイバは、偏波面保存光ファイ
バ、単一モード光ファイバ、マルチモード光ファイバ、
プラスチック光ファイバのいずれでもよい。また、光フ
ァイバの端面と光導波路の端面とを紫外線硬化型以外の
接着剤を用いて固定してもよく、端面同士の融着や石英
ガラス、低融点ガラス、多成分ガラス、プラスチック等
を端面周辺に付着させて固定してもよい。接続部分の機
械的強度を増強するために光ファイバの周囲に保持用の
部材を配置して接続固定してもよい。光ファイバ同士の
融着にはガスバーナー、アーク放電以外の手法、例え
ば、ヒータ、レーザ光等を用いてもよく、光ファイバ周
辺に石英ガラス、低融点ガラス、多成分ガラス、プラス
チック等を付着させて融着してもよい。
【0026】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
な優れた効果を発揮する。
【0027】光ファイバ同士を融着させると共に、融着
部で切断して端面を形成し、他方光導波路を、融着した
光ファイバのコアと同一間隔に形成し、その光導波路の
端面に融着部の光端面を光学的に結合するので、接続が
容易で工程数が少なく、しかも光ファイバの性能を劣化
させることがない光導波路と光ファイバとの接続方法を
実現することができる。
部で切断して端面を形成し、他方光導波路を、融着した
光ファイバのコアと同一間隔に形成し、その光導波路の
端面に融着部の光端面を光学的に結合するので、接続が
容易で工程数が少なく、しかも光ファイバの性能を劣化
させることがない光導波路と光ファイバとの接続方法を
実現することができる。
【図1】本発明の光導波路と光ファイバとの接続方法を
適用した接続部の一実施例の概念図である。
適用した接続部の一実施例の概念図である。
【図2】図1に示した接続部を形成するために用いられ
る光ファイバ融着治具の概略図である。
る光ファイバ融着治具の概略図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の他の実施例の概念図
である。
である。
【図4】光導波路と光ファイバとの接続方法の従来例を
示す図である。
示す図である。
【図5】光導波路と光ファイバとの接続方法の他の従来
例を示す図である。
例を示す図である。
20,23 光ファイバ 21,25 コ ア 26 導波路基板(ニオブ酸リチウム基板) 27,28 光導波路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 飯塚 寿夫 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日立 電線株式会社日高工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 導波路基板に並置された複数の光導波路
と複数の光ファイバとを光学的に結合する接続方法にお
いて、上記光ファイバ同士を融着させると共に、融着部
で切断して端面を形成し、他方光導波路を、上記融着し
た光ファイバのコアと接続界面と同一間隔になるように
形成し、その光導波路の端面に融着部の光端面を光学的
に結合することを特徴とする光導波路と光ファイバとの
接続方法。 - 【請求項2】 上記光ファイバの融着部が上記光ファイ
バに対して傾斜して切断されると共にその切断端面が上
記光導波路に結合されることを特徴とする請求項1記載
の光導波路と光ファイバとの接続方法。 - 【請求項3】 上記光導波路が多層スラブ型に形成され
たことを特徴とする請求項1又は2記載の光導波路と光
ファイバとの接続方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27635393A JPH07128545A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 光導波路と光ファイバとの接続方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP27635393A JPH07128545A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 光導波路と光ファイバとの接続方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07128545A true JPH07128545A (ja) | 1995-05-19 |
Family
ID=17568255
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27635393A Pending JPH07128545A (ja) | 1993-11-05 | 1993-11-05 | 光導波路と光ファイバとの接続方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07128545A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11263921A (ja) * | 1997-12-17 | 1999-09-28 | Bayer Corp | 有機顔料の調整法 |
JP2008180995A (ja) * | 2007-01-25 | 2008-08-07 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 融着接続方法 |
JP5058798B2 (ja) * | 2005-07-11 | 2012-10-24 | 三菱電機株式会社 | 照明装置 |
JP2017203966A (ja) * | 2016-05-13 | 2017-11-16 | Nttエレクトロニクス株式会社 | 光回路 |
-
1993
- 1993-11-05 JP JP27635393A patent/JPH07128545A/ja active Pending
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