JPH07126161A - 心不全治療剤 - Google Patents
心不全治療剤Info
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- JPH07126161A JPH07126161A JP5271652A JP27165293A JPH07126161A JP H07126161 A JPH07126161 A JP H07126161A JP 5271652 A JP5271652 A JP 5271652A JP 27165293 A JP27165293 A JP 27165293A JP H07126161 A JPH07126161 A JP H07126161A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 経口投与あるいは非経口投与においても優れ
た薬効を示す心不全治療剤を提供する。 【構成】 式 【化1】 に代表されるプロスタグランジン誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を有効成分とする心不全治療剤。
た薬効を示す心不全治療剤を提供する。 【構成】 式 【化1】 に代表されるプロスタグランジン誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を有効成分とする心不全治療剤。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプロスタグランジンI型
誘導体またはその塩を有効成分とする心不全治療剤に関
するものである。
誘導体またはその塩を有効成分とする心不全治療剤に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】強力な血小板凝集抑制作用及び末梢血管
拡張作用を有する物質として知られるプロスタグランジ
ンI2 (PGI2 、プロスタサイクリン)は(Nature、
268巻688頁1976年参照)、不安定なエキソエ
ノール構造を有しているため、中性の水溶液中でも極め
て不安定で、生理的に活性のほとんどない6−オキソP
GF1 αへと変換する。PGI2 のこの不安定性はこの
化合物を医薬として利用しようと考える場合に大きな欠
点となる。さらにPGI2 は生体内で不安定で、その生
理作用には持続性がないという欠点を有している。これ
らの欠点が大幅に改善された化合物として、PGI2 の
特徴的構造であるエキソエノールエーテル部分の構造を
インタ−m−フェニレン型に変換した骨格を有するPG
I2 誘導体が、特開昭57−32277号公報、特開昭
57−144276号公報、特開昭58−124778
号公報等に記載されている。しかしながら、これらには
PGI2 誘導体に左心不全に対して治療効果を有する旨
の示唆はなく、これらPGI2 誘導体が心不全に治療効
果を有することはいまだ知られていない。
拡張作用を有する物質として知られるプロスタグランジ
ンI2 (PGI2 、プロスタサイクリン)は(Nature、
268巻688頁1976年参照)、不安定なエキソエ
ノール構造を有しているため、中性の水溶液中でも極め
て不安定で、生理的に活性のほとんどない6−オキソP
GF1 αへと変換する。PGI2 のこの不安定性はこの
化合物を医薬として利用しようと考える場合に大きな欠
点となる。さらにPGI2 は生体内で不安定で、その生
理作用には持続性がないという欠点を有している。これ
らの欠点が大幅に改善された化合物として、PGI2 の
特徴的構造であるエキソエノールエーテル部分の構造を
インタ−m−フェニレン型に変換した骨格を有するPG
I2 誘導体が、特開昭57−32277号公報、特開昭
57−144276号公報、特開昭58−124778
号公報等に記載されている。しかしながら、これらには
PGI2 誘導体に左心不全に対して治療効果を有する旨
の示唆はなく、これらPGI2 誘導体が心不全に治療効
果を有することはいまだ知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、優れた
効力と実用性を有する心不全治療剤を開発する目的で広
範な研究を行った結果、後記一般式(I)で表される化
合物が経口的に投与されることにより顕著な心不全改善
効果をもたらすことを見いだし、本発明を完成するに至
った。
効力と実用性を有する心不全治療剤を開発する目的で広
範な研究を行った結果、後記一般式(I)で表される化
合物が経口的に投与されることにより顕著な心不全改善
効果をもたらすことを見いだし、本発明を完成するに至
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち上述の本発明の
目的は下記一般式(I)
目的は下記一般式(I)
【化2】 [式中、R1 は水素、カルボキシル基もしくはその機能
誘導体、−CH2 OH、または薬理学的に受け入れられ
る陽イオンであって、Aは −(CH2 )n −、 −(CH2 )m −CH=CH−(CH2 )p −、 −(CH2 )m −C三C−(CH2 )p −または −CH2 −O−CH2 −(ここでnは0〜3の整数、
mおよびpは独立して0または1である)であり、R2
は 炭素数5〜10の直鎖アルキル基または5〜10の分
岐アルキル基、 −Ct H2t−OR3 (ここでt は1〜5の整数を表
し、R3 は炭素数1〜5の直鎖または分岐アルキル基も
しくはフェニル基を表す)、 −Ct H2t−CH=C(R4 )(R5 ) (ここでt は前記定義に同じ、R4 、R5 は独立して水
素、メチル、エチル、プロピルまたはブチル基を表す)
または −Ct H2t−C三C−R6(ここでt は前記定義に同
じ、R6 は水素、メチル基またはエチル基を表す)を示
し、一般式(I)はd体、l体、dl体を表す]で表さ
れる5, 6, 7−トリノイル−4, 8−インタ−m−フ
ェニレンプロスタグランジンI2 誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を有効成分とする心不全治療剤によ
り達成される。
誘導体、−CH2 OH、または薬理学的に受け入れられ
る陽イオンであって、Aは −(CH2 )n −、 −(CH2 )m −CH=CH−(CH2 )p −、 −(CH2 )m −C三C−(CH2 )p −または −CH2 −O−CH2 −(ここでnは0〜3の整数、
mおよびpは独立して0または1である)であり、R2
は 炭素数5〜10の直鎖アルキル基または5〜10の分
岐アルキル基、 −Ct H2t−OR3 (ここでt は1〜5の整数を表
し、R3 は炭素数1〜5の直鎖または分岐アルキル基も
しくはフェニル基を表す)、 −Ct H2t−CH=C(R4 )(R5 ) (ここでt は前記定義に同じ、R4 、R5 は独立して水
素、メチル、エチル、プロピルまたはブチル基を表す)
または −Ct H2t−C三C−R6(ここでt は前記定義に同
じ、R6 は水素、メチル基またはエチル基を表す)を示
し、一般式(I)はd体、l体、dl体を表す]で表さ
れる5, 6, 7−トリノイル−4, 8−インタ−m−フ
ェニレンプロスタグランジンI2 誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を有効成分とする心不全治療剤によ
り達成される。
【0005】本発明者らは既に抗潰瘍剤、抗血栓剤、降
圧剤、さらに、抗喘息薬として有効なプロスタグランジ
ンI2 誘導体を見いだしている(特開昭57−3227
7号、特開昭57−144276号または特開昭58−
124778号公報)。
圧剤、さらに、抗喘息薬として有効なプロスタグランジ
ンI2 誘導体を見いだしている(特開昭57−3227
7号、特開昭57−144276号または特開昭58−
124778号公報)。
【0006】しかしながら、これら公報には、左心不全
に対して治療効果を有する旨の示唆はなく、これらプロ
スタグランジンI2 誘導体が心不全改善効果を有するこ
とはいまだ知られておらず、本発明者らによって、初め
て心不全治療剤としての有効性が見いだされたものであ
る。
に対して治療効果を有する旨の示唆はなく、これらプロ
スタグランジンI2 誘導体が心不全改善効果を有するこ
とはいまだ知られておらず、本発明者らによって、初め
て心不全治療剤としての有効性が見いだされたものであ
る。
【0007】一般式(I)で示される化合物の中でも、
好ましくは、R1 がカルボキシル基あるいはその機能誘
導体として−COOR7 で示されるものであり(ここで
R7はエステル残基であり、具体的にはメチル、エチ
ル、または薬理学的に受け入れられる陽イオンであっ
て、ナトリウム、カリウム、カルシウムのようなアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、あるいはモノ−、ジ−、ト
リメチルアミン、メチルピペリジン、モノ−、ジ−、ト
リエタノールアミン、リジンのようなアミン類、塩基性
アミノ酸などである)、Aとして好ましくは、 −(CH2 )n −、 −(CH2 )m −CH=CH−(CH2 )p −、 −(CH2 )m −C三C−(CH2 )p −または −CH2 −O−CH2 −(ここでnは2〜3の整数、
mおよびpは独立して0または1である)であり、R2
として好ましくは 炭素数5〜7の直鎖アルキル基または5〜7の分岐ア
ルキル基、 −Ct H2t−OR3 (ここでt は1〜3の整数を表
し、R3 は炭素数2〜4の直鎖または分岐アルキル基も
しくはフェニル基を表す)、 −Ct H2t−CH=C(R4 )(R5 ) (ここでt は1〜3の整数を表し、R4 、R5 は独立し
て水素、メチル、エチル、プロピルまたはブチル基を表
す) −Ct H2t−C三C−R6(ここでt は1〜3の整数
を表し、R6 は水素、メチル基またはエチル基を表す)
で示されるものであり、一般式(I)はd体、l体、d
l体を表す。またR2における−Ct H2t−は直鎖また
は分岐アルキレン基を意味する。
好ましくは、R1 がカルボキシル基あるいはその機能誘
導体として−COOR7 で示されるものであり(ここで
R7はエステル残基であり、具体的にはメチル、エチ
ル、または薬理学的に受け入れられる陽イオンであっ
て、ナトリウム、カリウム、カルシウムのようなアルカ
リ金属、アルカリ土類金属、あるいはモノ−、ジ−、ト
リメチルアミン、メチルピペリジン、モノ−、ジ−、ト
リエタノールアミン、リジンのようなアミン類、塩基性
アミノ酸などである)、Aとして好ましくは、 −(CH2 )n −、 −(CH2 )m −CH=CH−(CH2 )p −、 −(CH2 )m −C三C−(CH2 )p −または −CH2 −O−CH2 −(ここでnは2〜3の整数、
mおよびpは独立して0または1である)であり、R2
として好ましくは 炭素数5〜7の直鎖アルキル基または5〜7の分岐ア
ルキル基、 −Ct H2t−OR3 (ここでt は1〜3の整数を表
し、R3 は炭素数2〜4の直鎖または分岐アルキル基も
しくはフェニル基を表す)、 −Ct H2t−CH=C(R4 )(R5 ) (ここでt は1〜3の整数を表し、R4 、R5 は独立し
て水素、メチル、エチル、プロピルまたはブチル基を表
す) −Ct H2t−C三C−R6(ここでt は1〜3の整数
を表し、R6 は水素、メチル基またはエチル基を表す)
で示されるものであり、一般式(I)はd体、l体、d
l体を表す。またR2における−Ct H2t−は直鎖また
は分岐アルキレン基を意味する。
【0008】さらに上述の化合物の中でも特に下記化合
物が好ましく用いられる。
物が好ましく用いられる。
【0009】
【化3】 上記一般式(I)で表される化合物は、経口的あるいは
非経口的に投与することによって顕著な心不全治療効果
をもたらす。心不全は通常左心室の収縮障害によって起
こる病態である。
非経口的に投与することによって顕著な心不全治療効果
をもたらす。心不全は通常左心室の収縮障害によって起
こる病態である。
【0010】本発明で用いられる化合物の投与量は、一
般式(I)で表される化合物を成人に対して0.01〜
100mg/人を1日1〜3回投与する。
般式(I)で表される化合物を成人に対して0.01〜
100mg/人を1日1〜3回投与する。
【0011】本発明の心不全治療剤は、1種または数種
の一般式(I)の化合物またはその塩をそのまま用いて
も良いが、以下に示す添加剤を含む固形物の形で経口投
与することもできる。
の一般式(I)の化合物またはその塩をそのまま用いて
も良いが、以下に示す添加剤を含む固形物の形で経口投
与することもできる。
【0012】添加剤としては例えば賦形剤、例えば澱粉
類、ラクトース、スクロース、葡萄糖、マンニトール、
炭酸カルシウム、硫酸カルシウム等:結合剤、例えば、
澱粉類、デキストリン、アラビアゴム、トラガンド、メ
チルセルロース、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール等:崩壊剤、例えば、澱粉類、ポリ
ビニルピロリドン、結晶セルロース等、滑沢剤、例え
ば、ステアリン酸マグネシウム、タルク等:着色剤、香
料等があげられる。
類、ラクトース、スクロース、葡萄糖、マンニトール、
炭酸カルシウム、硫酸カルシウム等:結合剤、例えば、
澱粉類、デキストリン、アラビアゴム、トラガンド、メ
チルセルロース、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、ポ
リビニルアルコール等:崩壊剤、例えば、澱粉類、ポリ
ビニルピロリドン、結晶セルロース等、滑沢剤、例え
ば、ステアリン酸マグネシウム、タルク等:着色剤、香
料等があげられる。
【0013】具体的な剤形としては、錠剤、糖衣錠、粉
末、顆粒、トローチ剤、カプセル剤、丸剤、シロップ剤
などの従来用いられる剤形が挙げられる。
末、顆粒、トローチ剤、カプセル剤、丸剤、シロップ剤
などの従来用いられる剤形が挙げられる。
【0014】また、これらは殺菌溶液の形で非経口的に
投与しても良く、また他の溶質、例えば液を等張にする
のに十分な塩化ナトリウムまたはグルコース等を含んで
良い。
投与しても良く、また他の溶質、例えば液を等張にする
のに十分な塩化ナトリウムまたはグルコース等を含んで
良い。
【0015】本発明の心不全治療剤は、化学構造上の安
定性を有しているため、製剤上の難点はなく上記経口用
の製剤の他各種注射剤、座剤など幅広い投与法を応用で
きる。
定性を有しているため、製剤上の難点はなく上記経口用
の製剤の他各種注射剤、座剤など幅広い投与法を応用で
きる。
【0016】
【実施例】次に一般式(I)の化合物が、心不全治療効
果を有することについて実施例を挙げて説明する。
果を有することについて実施例を挙げて説明する。
【0017】実施例1 8 週齢のSD系雄性ラットにストレプトゾトシンを静脈内
投与し、投与4 週後から4 週間一般式(I)の化合物を
連日経口投与し、心不全治療効果を検討した。(ストレ
プトゾトシン誘発糖尿病ラットは心不全を起こすことが
広く知られている(J.Clin.Invest. 1
990,86:481)。)試験化合物としては、化合
物1を用いた。実験終了時、麻酔下に血圧および心拍数
をモニターしながら、左室内圧を測定した。左室内圧を
測定することにより求められる、左心室拡張期末圧は、
左心室の収縮弛緩プロセスの病的状態で上昇し、心機能
障害の指標として一般的で信頼の高いパラメータである
(J.Clin.Invest. 1990,86:4
81)。
投与し、投与4 週後から4 週間一般式(I)の化合物を
連日経口投与し、心不全治療効果を検討した。(ストレ
プトゾトシン誘発糖尿病ラットは心不全を起こすことが
広く知られている(J.Clin.Invest. 1
990,86:481)。)試験化合物としては、化合
物1を用いた。実験終了時、麻酔下に血圧および心拍数
をモニターしながら、左室内圧を測定した。左室内圧を
測定することにより求められる、左心室拡張期末圧は、
左心室の収縮弛緩プロセスの病的状態で上昇し、心機能
障害の指標として一般的で信頼の高いパラメータである
(J.Clin.Invest. 1990,86:4
81)。
【0018】
【化4】
【表1】 用いた化合物は、対照群に対して、血圧および心拍数に
おいて顕著な差を認めずに、第1表に示すように、左心
室拡張期終期圧の上昇を有意に抑制し、一般式(I)の
化合物が心不全治療効果を有することが確認された。
おいて顕著な差を認めずに、第1表に示すように、左心
室拡張期終期圧の上昇を有意に抑制し、一般式(I)の
化合物が心不全治療効果を有することが確認された。
【0019】実施例2 ウサギ(2.5-3.0kg )の心臓を摘出し、ランゲンドルフ
式に潅流した。潅流液を 25 分間遮断した後、再潅流す
る事により心筋障害を誘発し、再潅流後 30 分における
心機能低下に対する化合物1の抑制効果を検討した。心
機能は、左心室拡張期末圧および左心室内発生圧を測定
し指標とした(Arch.Gesamte.Physi
ol.1895.61:291)。
式に潅流した。潅流液を 25 分間遮断した後、再潅流す
る事により心筋障害を誘発し、再潅流後 30 分における
心機能低下に対する化合物1の抑制効果を検討した。心
機能は、左心室拡張期末圧および左心室内発生圧を測定
し指標とした(Arch.Gesamte.Physi
ol.1895.61:291)。
【0020】
【表2】 用いた化合物は、第2表に示すように、対照群に対して
左心室拡張期終期圧の上昇および左心室内発生圧の減少
を有意に抑制し、一般式(I)の化合物が心不全治療効
果を有することが確認された。
左心室拡張期終期圧の上昇および左心室内発生圧の減少
を有意に抑制し、一般式(I)の化合物が心不全治療効
果を有することが確認された。
【0021】実施例3 モルモット(300-400g)の心臓を摘出し、心房標本を作
成した。収縮力が安定した後、10-8〜10-4M の化合物1
を累積投与し、心収縮力に対する作用を検討した。
成した。収縮力が安定した後、10-8〜10-4M の化合物1
を累積投与し、心収縮力に対する作用を検討した。
【0022】
【表3】 用いた化合物は、第3表に示すように、濃度依存的に収
縮力を増強し、一般式(I)の化合物が心機能を改善
し、心不全治療効果を有することが確認された。
縮力を増強し、一般式(I)の化合物が心機能を改善
し、心不全治療効果を有することが確認された。
【0023】
【発明の効果】本発明の心不全治療剤は、経口投与ある
いは非経口投与において使用することが可能であり、優
れた薬効を提供する。
いは非経口投与において使用することが可能であり、優
れた薬効を提供する。
Claims (1)
- 【請求項1】一般式(I) 【化1】 [式中、R1 は水素、カルボキシル基もしくはその機能
誘導体、−CH2 OH、または薬理学的に受け入れられ
る陽イオンであって、Aは −(CH2 )n −、 −(CH2 )m −CH=CH−(CH2 )p −、 −(CH2 )m −C三C−(CH2 )p −または −CH2 −O−CH2 −(ここでnは0〜3の整数、
mおよびpは独立して0または1である)であり、R2
は 炭素数5〜10の直鎖アルキル基または5〜10の分
岐アルキル基、 −Ct H2t−OR3 (ここでt は1〜5の整数を表
し、R3 は炭素数1〜5の直鎖または分岐アルキル基も
しくはフェニル基を表す)、 −Ct H2t−CH=C(R4 )(R5 ) (ここでt は前記定義に同じ、R4 、R5 は独立して水
素、メチル、エチル、プロピルまたはブチル基を表す)
または −Ct H2t−C三C−R6{ここでt は前記定義に同
じ、R6 は水素、メチル基またはエチル基を表す}を示
し、一般式(I)はd体、l体、dl体を表す]で表さ
れる5, 6, 7−トリノイル−4, 8−インタ−m−フ
ェニレンプロスタグランジンI2 誘導体またはその薬理
学的に許容される塩を有効成分とする心不全治療剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271652A JPH07126161A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 心不全治療剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5271652A JPH07126161A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 心不全治療剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07126161A true JPH07126161A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17503028
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5271652A Pending JPH07126161A (ja) | 1993-10-29 | 1993-10-29 | 心不全治療剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07126161A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000009135A1 (fr) * | 1998-08-14 | 2000-02-24 | Toray Industries, Inc. | Agents de protection des cellules péridermiques |
WO2000009161A1 (fr) * | 1998-08-12 | 2000-02-24 | Toray Industries, Inc. | Agents qui regulent la production de l'inhibiteur 1 des activateurs du plasminogene |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5446773A (en) * | 1977-09-22 | 1979-04-12 | Ono Pharmaceut Co Ltd | Prostaglandin i2 analog and its preparation |
JPS57144276A (en) * | 1981-03-03 | 1982-09-06 | Toray Ind Inc | 5,6,7-trinor-4,8-inter-m-phenylene pgi2 derivative |
JPS58124778A (ja) * | 1982-01-20 | 1983-07-25 | Toray Ind Inc | 5,6,7−トリノル−4,8−インタ−m−フエニレンPGI↓2誘導体 |
-
1993
- 1993-10-29 JP JP5271652A patent/JPH07126161A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2000009161A1 (fr) * | 1998-08-12 | 2000-02-24 | Toray Industries, Inc. | Agents qui regulent la production de l'inhibiteur 1 des activateurs du plasminogene |
WO2000009135A1 (fr) * | 1998-08-14 | 2000-02-24 | Toray Industries, Inc. | Agents de protection des cellules péridermiques |
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