JPH07123214B2 - D/a変換装置 - Google Patents
D/a変換装置Info
- Publication number
- JPH07123214B2 JPH07123214B2 JP3246713A JP24671391A JPH07123214B2 JP H07123214 B2 JPH07123214 B2 JP H07123214B2 JP 3246713 A JP3246713 A JP 3246713A JP 24671391 A JP24671391 A JP 24671391A JP H07123214 B2 JPH07123214 B2 JP H07123214B2
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Links
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 9
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000013139 quantization Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディジタルオーディオ
などのディジタルアナログ変換に用いて、特に微少レベ
ル時のSN比及び歪の改良に関するものである。
などのディジタルアナログ変換に用いて、特に微少レベ
ル時のSN比及び歪の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アナログ信号をADを介してディ
ジタルにて伝送、又は記録再生し、DA変換するもので
は、ディジタル段階では限られたビット長からなるサン
プルデーター列を用うるため、そのビット長に見合った
量子化歪をともなうこの改善には、AD時に微少の高域
ノイズを加えるいわゆるディザー等を用いるが、雑音が
増大する欠点がある。
ジタルにて伝送、又は記録再生し、DA変換するもので
は、ディジタル段階では限られたビット長からなるサン
プルデーター列を用うるため、そのビット長に見合った
量子化歪をともなうこの改善には、AD時に微少の高域
ノイズを加えるいわゆるディザー等を用いるが、雑音が
増大する欠点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような微少レベ
ルにおけるAD,DAシステムでは、AD以前のノイズ
が最少ビット(LSB)以下であっても、ADの各LS
Bのスレッショールド近くでノイズがあると1LSBの
ノイズとななって表われ、又ディザーを加えたものでは
ほとんど常に1LSB以上の高域ノイズがあり微少レベ
ルでは特に問題があり、これを除去し、S/Nの良い再
生をせんとするものである。
ルにおけるAD,DAシステムでは、AD以前のノイズ
が最少ビット(LSB)以下であっても、ADの各LS
Bのスレッショールド近くでノイズがあると1LSBの
ノイズとななって表われ、又ディザーを加えたものでは
ほとんど常に1LSB以上の高域ノイズがあり微少レベ
ルでは特に問題があり、これを除去し、S/Nの良い再
生をせんとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、これら微少レ
ベルのノイズ,歪を減少する微少レベルに作用するディ
ジタルローパスフィルターを形成させビット拡張を行い
DA変換するため入力サンプルデーターの変化点を検出
し、この変化点でLSB以下のデーター生成を変化サン
プル前及び後に行い、入力データーに加え、総合的に変
化点をゆるやかな変化とすることで実現する。
ベルのノイズ,歪を減少する微少レベルに作用するディ
ジタルローパスフィルターを形成させビット拡張を行い
DA変換するため入力サンプルデーターの変化点を検出
し、この変化点でLSB以下のデーター生成を変化サン
プル前及び後に行い、入力データーに加え、総合的に変
化点をゆるやかな変化とすることで実現する。
【0005】
【実施例】本発明の一実施例を説明する。全体を示すブ
ロツク図を図1に示す。まず入力のデーターをシフトレ
ジスター1-1で1サンプル遅らせ比較器1-2によって、
サンプル間の差が目的の微少レベルである1LSB変化
又は1〜2LSB変化,あるいは1LSB以上の時に正
方向の変化の場合+1,負方向の場合−1となるよう変
化方向を含むデーターとして出力する。この比較器1-2
は一般に広く知られており省略する。
ロツク図を図1に示す。まず入力のデーターをシフトレ
ジスター1-1で1サンプル遅らせ比較器1-2によって、
サンプル間の差が目的の微少レベルである1LSB変化
又は1〜2LSB変化,あるいは1LSB以上の時に正
方向の変化の場合+1,負方向の場合−1となるよう変
化方向を含むデーターとして出力する。この比較器1-2
は一般に広く知られており省略する。
【0006】この変化点に対応したデーターを元にデー
ター生成回路2によって微少レベル変化をゆるやかにす
るためのデーター生成を行う。図2にこの実施例を示
す。本実施例では図2(b)の波形説明図に示すように
入力データーDinが1LSBステップで変化した時に
Doutのように2サンプルにわたって変化するような
処理をする例を示す。この場合、図2(a)の入力に+
1が表れると、シフトレジスター2-1,2-2とサンプル
毎にシフトしこの時、+1に対応しシフトレジスター2
-1の出力に+1が表われると、Kの値に、次に2-2の出
力に表われると−Kとなり、これらを加算器2-5でサン
プル内のデーターを加算し加算出力を生成データーとす
る。
ター生成回路2によって微少レベル変化をゆるやかにす
るためのデーター生成を行う。図2にこの実施例を示
す。本実施例では図2(b)の波形説明図に示すように
入力データーDinが1LSBステップで変化した時に
Doutのように2サンプルにわたって変化するような
処理をする例を示す。この場合、図2(a)の入力に+
1が表れると、シフトレジスター2-1,2-2とサンプル
毎にシフトしこの時、+1に対応しシフトレジスター2
-1の出力に+1が表われると、Kの値に、次に2-2の出
力に表われると−Kとなり、これらを加算器2-5でサン
プル内のデーターを加算し加算出力を生成データーとす
る。
【0007】このデーター生成のKの値は、図2(b)
の場合4サンプルにわたり丁度、正弦波の1/2サイク
ルとなる場合KはLSBの1/4となる。入力−1の場
合には、b−3に示すように−K,+Kの順序で出力さ
れる。+1又は−1をオア回路2-7で変化点信号とし、
一方この時の+1をとり符号とする。すなわち+1と−
1は同時にはないため変化点で+1であれば正の変化,
−1であれば変化点と0,すなわち負としてシフトレジ
スターに入れDフリップフロップの出力2-1と2-2より
Kとして取り出す。
の場合4サンプルにわたり丁度、正弦波の1/2サイク
ルとなる場合KはLSBの1/4となる。入力−1の場
合には、b−3に示すように−K,+Kの順序で出力さ
れる。+1又は−1をオア回路2-7で変化点信号とし、
一方この時の+1をとり符号とする。すなわち+1と−
1は同時にはないため変化点で+1であれば正の変化,
−1であれば変化点と0,すなわち負としてシフトレジ
スターに入れDフリップフロップの出力2-1と2-2より
Kとして取り出す。
【0008】この時のSign出力を2−2の出力でイ
ンバーター2−6を介すると反転データーとなる。この
データーKは、絶対値でSignが極性を表す。すなわ
ちサインマグネチュード符号となり、もし加算入力が+
Kと−Kであれば出力は0となる。図2(b)で示した
ように、Kの値が1/4の場合にはLSBより2ビット
小さい値を出力すれば良く単に001(1LSBレベ
ル)とワイアリングするのみで良い。
ンバーター2−6を介すると反転データーとなる。この
データーKは、絶対値でSignが極性を表す。すなわ
ちサインマグネチュード符号となり、もし加算入力が+
Kと−Kであれば出力は0となる。図2(b)で示した
ように、Kの値が1/4の場合にはLSBより2ビット
小さい値を出力すれば良く単に001(1LSBレベ
ル)とワイアリングするのみで良い。
【0009】これらによる加算出力は、サインマグニチ
ュードであり、上位ビットの入力データーとそろえるた
めコード変換2−8で一般のバイナリーコードにコード
変換する。これは一般に知られているように、極性ビッ
トが0の時(負の時)下位ビットを反転し1(生成デー
ターの最少ビット)を加えることでできる。このデータ
ー出力を上位の入力データーと、シフトレジスター1−
3でタイミングを図2(b)のように合わせ加算するこ
とで目的のData outを得る。図3に出力の改善
状態を示す図を示す。従来のLSB内のノイズが除かれ
実線のなめらかな出力となり一般の大きなレベルでは、
何んら再生は変化せずごく微少レベル再生時のS/Nが
問題となるところでノイズが取り除かれる。
ュードであり、上位ビットの入力データーとそろえるた
めコード変換2−8で一般のバイナリーコードにコード
変換する。これは一般に知られているように、極性ビッ
トが0の時(負の時)下位ビットを反転し1(生成デー
ターの最少ビット)を加えることでできる。このデータ
ー出力を上位の入力データーと、シフトレジスター1−
3でタイミングを図2(b)のように合わせ加算するこ
とで目的のData outを得る。図3に出力の改善
状態を示す図を示す。従来のLSB内のノイズが除かれ
実線のなめらかな出力となり一般の大きなレベルでは、
何んら再生は変化せずごく微少レベル再生時のS/Nが
問題となるところでノイズが取り除かれる。
【0010】図2では2サンプルにわたるデーター生成
であったが、図4に示すように、シフトレジスターを増
加し、4サンプルにわたりデーター生成を行うことによ
り低い周波数までとり除かれる。この場合にはKに代え
K1,K2のデーターを出力し、加算する。以上説明し
たように、LSB変化程度の微少レベル変化領域のノイ
ズが除かれ又階段状の歪がなめらかになり、歪改善され
る効果が大きい。又一般の使用状態においては、データ
ー生成出力がLSB程度であるため、通常の出力信号レ
ベルのときは高域がフィルターに大きく影響されること
はない。又比較器出力が微少レベル変化の時(1LSB
〜2LSB)のみ出力するようにすれば大レベル領域で
は変わらない。
であったが、図4に示すように、シフトレジスターを増
加し、4サンプルにわたりデーター生成を行うことによ
り低い周波数までとり除かれる。この場合にはKに代え
K1,K2のデーターを出力し、加算する。以上説明し
たように、LSB変化程度の微少レベル変化領域のノイ
ズが除かれ又階段状の歪がなめらかになり、歪改善され
る効果が大きい。又一般の使用状態においては、データ
ー生成出力がLSB程度であるため、通常の出力信号レ
ベルのときは高域がフィルターに大きく影響されること
はない。又比較器出力が微少レベル変化の時(1LSB
〜2LSB)のみ出力するようにすれば大レベル領域で
は変わらない。
【0011】
【発明の効果】本発明によると、微少レベル変化領域で
サンプルデーターが変化する変化点の前後にわたりサン
プルデーターを上位ビツトとし、微少レベルデーター列
による下位ビツトをこれに加算して高域レベルを低下す
るようにしてDA変換されたときの波形を滑らかな変化
に成すので、高域ノイズが除かれ階段状の歪みをなめら
かにし、微少歪みを改善することができる。
サンプルデーターが変化する変化点の前後にわたりサン
プルデーターを上位ビツトとし、微少レベルデーター列
による下位ビツトをこれに加算して高域レベルを低下す
るようにしてDA変換されたときの波形を滑らかな変化
に成すので、高域ノイズが除かれ階段状の歪みをなめら
かにし、微少歪みを改善することができる。
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図。
【図2】データー生成回路のブロック図(a)と波形図
(b)。
(b)。
【図3】波形を説明するための図。
【図4】本発明の他の実施例を示すブロック図(a)と
波形図(b)。
波形図(b)。
1−1 レジスター 1−2 比較器 1−3 レジスター 1−4 加算 2 データー生成回路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−304474(JP,A) 特開 平4−354208(JP,A) 特開 平6−6217(JP,A) 特開 昭62−287717(JP,A) 特開 平1−164128(JP,A) 特公 昭60−17183(JP,B2)
Claims (1)
- 【請求項1】 所定のワード長よりなるサンプルデータ
ーをD/A変換する装置において、サンプルデーター間
の差が所定の微小レベル変化する変化点を検出する手段
と、前記変化点の少なくとも前後1サンプルにわたりデ
ーター変化率少なくする所定の微小レベルデーター列を
生成する手段と、前記サンプルデーターを上位ビツトと
し前記生成された微小レベルデーター列を前記検出され
た変化点の前後にわたり下位ビツトとして加算しビツト
長を拡張する手段を具備することを特徴とするD/A変
換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246713A JPH07123214B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | D/a変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3246713A JPH07123214B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | D/a変換装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH066216A JPH066216A (ja) | 1994-01-14 |
JPH07123214B2 true JPH07123214B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
ID=17152541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3246713A Expired - Lifetime JPH07123214B2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | D/a変換装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07123214B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4483980B2 (ja) | 2008-05-15 | 2010-06-16 | トヨタ自動車株式会社 | 内燃機関の制御装置 |
JP6216499B2 (ja) * | 2012-09-07 | 2017-10-18 | ローム株式会社 | データ分散回路、周波数測定回路 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62287717A (ja) * | 1986-06-06 | 1987-12-14 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | デイジタル・アナログ変換回路 |
JPH0773186B2 (ja) * | 1991-05-18 | 1995-08-02 | 日本コロムビア株式会社 | ディジタルアナログ変換装置 |
JPH0773187B2 (ja) * | 1991-05-30 | 1995-08-02 | 日本コロムビア株式会社 | ビット長拡張装置 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP3246713A patent/JPH07123214B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH066216A (ja) | 1994-01-14 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980908 |