JPH07122167B2 - 紡績装置の糸継ぎ方法 - Google Patents
紡績装置の糸継ぎ方法Info
- Publication number
- JPH07122167B2 JPH07122167B2 JP4090242A JP9024292A JPH07122167B2 JP H07122167 B2 JPH07122167 B2 JP H07122167B2 JP 4090242 A JP4090242 A JP 4090242A JP 9024292 A JP9024292 A JP 9024292A JP H07122167 B2 JPH07122167 B2 JP H07122167B2
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- JP
- Japan
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- spindle
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- spinning device
- air
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- 238000009987 spinning Methods 0.000 title claims description 34
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 15
- 239000000835 fiber Substances 0.000 claims description 26
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 3
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 3
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H4/00—Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques
- D01H4/02—Open-end spinning machines or arrangements for imparting twist to independently moving fibres separated from slivers; Piecing arrangements therefor; Covering endless core threads with fibres by open-end spinning techniques imparting twist by a fluid, e.g. air vortex
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H1/00—Spinning or twisting machines in which the product is wound-up continuously
- D01H1/11—Spinning by false-twisting
- D01H1/115—Spinning by false-twisting using pneumatic means
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H15/00—Piecing arrangements ; Automatic end-finding, e.g. by suction and reverse package rotation; Devices for temporarily storing yarn during piecing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ドラフト装置によっ
てドラフトされた無撚の短繊維束に旋回気流を作用させ
て加撚することにより紡績糸を製造する装置における糸
継ぎ方法に関するものである。
てドラフトされた無撚の短繊維束に旋回気流を作用させ
て加撚することにより紡績糸を製造する装置における糸
継ぎ方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、スピンドル及びその入口へ
先端を向けて突出するガイド部材を有し、ドラフト装置
によってドラフトされた無撚の短繊維束に旋回気流を作
用させて加撚することにより紡績糸を製造する装置を提
案し、別途出願している。
先端を向けて突出するガイド部材を有し、ドラフト装置
によってドラフトされた無撚の短繊維束に旋回気流を作
用させて加撚することにより紡績糸を製造する装置を提
案し、別途出願している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような空気式紡績
装置における糸継ぎ方法としては、ノッターによる糸結
び、スプライサーによる糸継ぎ、種糸を入れて引き出す
ピーシングの三通りが考えられる。ところで上記の紡績
装置における紡績速度は300m/min もの高速である
ので、ピーシング以外の糸継ぎ方法では連続紡糸の糸た
るみを吸収することが困難である。しかも、そのピーシ
ングですら自動的に実施する方法が未だ確立されていな
い。
装置における糸継ぎ方法としては、ノッターによる糸結
び、スプライサーによる糸継ぎ、種糸を入れて引き出す
ピーシングの三通りが考えられる。ところで上記の紡績
装置における紡績速度は300m/min もの高速である
ので、ピーシング以外の糸継ぎ方法では連続紡糸の糸た
るみを吸収することが困難である。しかも、そのピーシ
ングですら自動的に実施する方法が未だ確立されていな
い。
【0004】この発明は、無撚の短繊維束に旋回気流を
作用させて加撚することにより紡績糸を高速で製造する
装置に実施し得る糸継ぎ方法を提供することを目的とし
ている。
作用させて加撚することにより紡績糸を高速で製造する
装置に実施し得る糸継ぎ方法を提供することを目的とし
ている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の紡績装置の糸継ぎ方法は、スピンドル部
と、その入口へ先端を向けて突出するガイド部材及びド
ラフト装置を出た繊維束に旋回気流を作用させるノズル
を有するノズル部とよりなる紡績装置のスピンドル部か
らノズル部にパッケージ側糸端を導入し、解繊状態に
し、該糸端を前記ノズルより低圧空気を噴出させてスピ
ンドルの回りに旋回させ、ドラフトされた繊維をノズル
部より供給して糸継ぎするものである。
に、この発明の紡績装置の糸継ぎ方法は、スピンドル部
と、その入口へ先端を向けて突出するガイド部材及びド
ラフト装置を出た繊維束に旋回気流を作用させるノズル
を有するノズル部とよりなる紡績装置のスピンドル部か
らノズル部にパッケージ側糸端を導入し、解繊状態に
し、該糸端を前記ノズルより低圧空気を噴出させてスピ
ンドルの回りに旋回させ、ドラフトされた繊維をノズル
部より供給して糸継ぎするものである。
【0006】
【作 用】上記のように構成された紡績装置の糸継ぎ方
法においては、紡績装置のスピンドル部からノズル部に
先端の解繊されたパッケージ側糸端が導入され、紡績装
置ノズル部のノズルより低圧空気が噴出されてスピンド
ルの回りを旋回する。そこへノズル部からドラフトされ
た繊維が供給されると、その繊維が旋回中の糸端に絡ま
って撚りが掛り、糸が継がれる。
法においては、紡績装置のスピンドル部からノズル部に
先端の解繊されたパッケージ側糸端が導入され、紡績装
置ノズル部のノズルより低圧空気が噴出されてスピンド
ルの回りを旋回する。そこへノズル部からドラフトされ
た繊維が供給されると、その繊維が旋回中の糸端に絡ま
って撚りが掛り、糸が継がれる。
【0007】
【実施例】図1を参照し、この発明の糸継ぎ方法の適用
対象となる紡績装置の一例を説明する。
対象となる紡績装置の一例を説明する。
【0008】この紡績装置は、ドラフト装置に続くケー
シング1の内部に配された、ノズル3を有するノズルブ
ロック2と、その入口部に位置し、ガイド部材5を有す
るガイド部材支持体4と、入口側がケーシング1内に挿
入された回転スピンドル6とよりなり、スピンドル部と
その他の部分は分離が可能である。
シング1の内部に配された、ノズル3を有するノズルブ
ロック2と、その入口部に位置し、ガイド部材5を有す
るガイド部材支持体4と、入口側がケーシング1内に挿
入された回転スピンドル6とよりなり、スピンドル部と
その他の部分は分離が可能である。
【0009】スピンドル6の中心には繊維束通路7が貫
通形成してあり、入口6aの外径は充分に小さく、入口
6aに続く部分は、外径が下流側に向けて増大する円錐
状部6bとしている。
通形成してあり、入口6aの外径は充分に小さく、入口
6aに続く部分は、外径が下流側に向けて増大する円錐
状部6bとしている。
【0010】ノズルブロック2のスピンドル入口6a近
傍を覆う部分は、その外形に沿った小径円筒状の中空室
8としており、その前方は、ノズルブロック2によって
スピンドル6の先端径よりも僅かに大径の円筒状にして
ある。中空室8に続く部分は、下部ケーシング1aに形
成された環状の中空室9と、それに続く接線方向の空気
逃し孔10が形成してある。
傍を覆う部分は、その外形に沿った小径円筒状の中空室
8としており、その前方は、ノズルブロック2によって
スピンドル6の先端径よりも僅かに大径の円筒状にして
ある。中空室8に続く部分は、下部ケーシング1aに形
成された環状の中空室9と、それに続く接線方向の空気
逃し孔10が形成してある。
【0011】上部ケーシング1bの内部には、ノズルブ
ロック2との間に中空の空気溜11を形成している。ノ
ズルブロック2には、空気溜11に連通し、スピンドル
6の入口6aから僅か離れた下流に向き、かつ中空室8
に対して接線方向を向いた4つの空気噴射ノズル3が形
成してあり、空気溜11には、孔12を介して図示しな
いホースが接続してある。ノズル3の向きは、スピンド
ル6の回転方向と同一に設定してある。
ロック2との間に中空の空気溜11を形成している。ノ
ズルブロック2には、空気溜11に連通し、スピンドル
6の入口6aから僅か離れた下流に向き、かつ中空室8
に対して接線方向を向いた4つの空気噴射ノズル3が形
成してあり、空気溜11には、孔12を介して図示しな
いホースが接続してある。ノズル3の向きは、スピンド
ル6の回転方向と同一に設定してある。
【0012】ホースから供給される圧縮空気は、空気溜
11に流入した後、ノズル3から中空室8内に噴出し、
スピンドル入口6aの近傍に高速の旋回気流を生じさせ
る。この空気流は、中空室8内部で旋回した後、中空室
9内をゆるく旋回しながらが外方へ拡散し、逃し孔10
方向へと導かれ、排出される。同時に、この空気流は、
フロントローラーのニップ点からケーシング1の中空部
内へと流入する吸引空気流を発生させる。
11に流入した後、ノズル3から中空室8内に噴出し、
スピンドル入口6aの近傍に高速の旋回気流を生じさせ
る。この空気流は、中空室8内部で旋回した後、中空室
9内をゆるく旋回しながらが外方へ拡散し、逃し孔10
方向へと導かれ、排出される。同時に、この空気流は、
フロントローラーのニップ点からケーシング1の中空部
内へと流入する吸引空気流を発生させる。
【0013】ガイド部材支持体4は、中心から外れた上
部に繊維束導入孔13を有するキャップ状をしており、
上部中心は、ピン状のガイド部材5が固定されている。
部に繊維束導入孔13を有するキャップ状をしており、
上部中心は、ピン状のガイド部材5が固定されている。
【0014】ガイド部材5は、ガイド部材支持体4の上
部中心から突出して先端をフリー状態とし、スピンドル
6の入口6aに臨ませている。
部中心から突出して先端をフリー状態とし、スピンドル
6の入口6aに臨ませている。
【0015】スピンドル駆動部は、軸受ケーシング14
の内部に空気軸受よって支持され、駆動はノズル3から
噴出する旋回気流によるものである。
の内部に空気軸受よって支持され、駆動はノズル3から
噴出する旋回気流によるものである。
【0016】空気軸受は、軸受ケーシング14内に空気
溜17aに続いて空気噴出孔17bを有する円筒状のブ
ッシュ17が嵌め込まれ、軸受ケーシング14にも空気
溜17aに連通する圧縮空気供給孔14cが設けられた
ものである。
溜17aに続いて空気噴出孔17bを有する円筒状のブ
ッシュ17が嵌め込まれ、軸受ケーシング14にも空気
溜17aに連通する圧縮空気供給孔14cが設けられた
ものである。
【0017】この空気軸受において、圧縮空気供給孔1
4cに接続された図示しないホースから圧縮空気が供給
されると、その圧縮空気は、空気溜17a、空気噴出孔
17bを通ってスピンドル6とブッシュ17との僅かの
間隙を通って排出され、スピンドル6はブッシュ17に
対して非接触状態となる。圧縮空気がスピンドル6とブ
ッシュ17との間隙を出るときには、断熱膨張して温度
が低下し、周囲が冷却される。
4cに接続された図示しないホースから圧縮空気が供給
されると、その圧縮空気は、空気溜17a、空気噴出孔
17bを通ってスピンドル6とブッシュ17との僅かの
間隙を通って排出され、スピンドル6はブッシュ17に
対して非接触状態となる。圧縮空気がスピンドル6とブ
ッシュ17との間隙を出るときには、断熱膨張して温度
が低下し、周囲が冷却される。
【0018】このスピンドル駆動部は、スピンドル6専
用の駆動装置を設けていないが、空気軸受の採用によっ
てその回転抵抗が極めて小さいので、各部材の寸法精度
を正確にすれば、ノズル3から噴出する旋回気流によっ
て9万rpmもの高速回転を達成することができる。
用の駆動装置を設けていないが、空気軸受の採用によっ
てその回転抵抗が極めて小さいので、各部材の寸法精度
を正確にすれば、ノズル3から噴出する旋回気流によっ
て9万rpmもの高速回転を達成することができる。
【0019】このように構成された紡績装置において
は、ドラフト装置を出た繊維束は、ノズルから噴出する
空気流の作用によって装置内に引き込まれ、繊維束の全
ての繊維の前端は、ガイド部材の周囲から、糸に形成さ
れつつある繊維束に引かれて回転するスピンドル内に導
かれる。また、繊維の後端側は、スピンドル入口から反
転すると共に各繊維に分離される。後端の分離した繊維
は、ノズルから噴出する旋回気流にさらされ、糸の走行
に伴って、糸に形成されつつある繊維束の周囲にらせん
状に巻き付いて実撚状の紡績糸となる。その際、スピン
ドル駆動部は、その空気流が断熱膨張することによって
冷却される。
は、ドラフト装置を出た繊維束は、ノズルから噴出する
空気流の作用によって装置内に引き込まれ、繊維束の全
ての繊維の前端は、ガイド部材の周囲から、糸に形成さ
れつつある繊維束に引かれて回転するスピンドル内に導
かれる。また、繊維の後端側は、スピンドル入口から反
転すると共に各繊維に分離される。後端の分離した繊維
は、ノズルから噴出する旋回気流にさらされ、糸の走行
に伴って、糸に形成されつつある繊維束の周囲にらせん
状に巻き付いて実撚状の紡績糸となる。その際、スピン
ドル駆動部は、その空気流が断熱膨張することによって
冷却される。
【0020】次に、図2を参照し、この発明の紡績装置
の糸継ぎに採用される糸継ぎ装置の概要を説明する。
の糸継ぎに採用される糸継ぎ装置の概要を説明する。
【0021】この発明の紡績装置における糸継ぎは、紡
績装置の機台内又は前面を走行するピーシングキャリッ
ジCによってなされるが、そのピーシングキャリッジC
には、製造される紡績糸が巻き取られるパッケージP側
の糸端を吸引口出しするサクションマウス19、紡績装
置のスピンドル部S以外の部分(以下単に紡績装置ノズ
ル部という)をスピンドル部Sより開閉する図示省略し
たノズルオープナー(紡績装置側に設けることもでき
る)、紡績装置ノズル部やスピンドル部S、特に問題と
なるガイド部材5をクリーニングするための図示省略し
た空気噴出装置(紡績装置のノズルを利用することもで
きる)、パッケージP側の糸端を解繊する解撚装置2
1、サクションマウス19によって口出しされたパッケ
ージP側の糸端を把持してスピンドル部Sに案内するヤ
ーンガイド22、パッケージP側の糸端を切断するヤー
ンカッター20及びヤーンガイド22により案内され、
解撚装置21の吸引力により力により緊張されたパッケ
ージP側の糸端を適当な長さに切断する図示省略したカ
ッター、パッケージPを逆転させるパッケージ逆転ロー
ラー23、ピーシングキャリッジCを紡績装置の機台に
沿って走行させる図示省略したモーターが装備されてい
る。そして、これら各部の運動は、シーケンス制御され
るカム機構によってなされる。なお、図2中の24は、
パッケージ巻取り用のタッチローラーである。
績装置の機台内又は前面を走行するピーシングキャリッ
ジCによってなされるが、そのピーシングキャリッジC
には、製造される紡績糸が巻き取られるパッケージP側
の糸端を吸引口出しするサクションマウス19、紡績装
置のスピンドル部S以外の部分(以下単に紡績装置ノズ
ル部という)をスピンドル部Sより開閉する図示省略し
たノズルオープナー(紡績装置側に設けることもでき
る)、紡績装置ノズル部やスピンドル部S、特に問題と
なるガイド部材5をクリーニングするための図示省略し
た空気噴出装置(紡績装置のノズルを利用することもで
きる)、パッケージP側の糸端を解繊する解撚装置2
1、サクションマウス19によって口出しされたパッケ
ージP側の糸端を把持してスピンドル部Sに案内するヤ
ーンガイド22、パッケージP側の糸端を切断するヤー
ンカッター20及びヤーンガイド22により案内され、
解撚装置21の吸引力により力により緊張されたパッケ
ージP側の糸端を適当な長さに切断する図示省略したカ
ッター、パッケージPを逆転させるパッケージ逆転ロー
ラー23、ピーシングキャリッジCを紡績装置の機台に
沿って走行させる図示省略したモーターが装備されてい
る。そして、これら各部の運動は、シーケンス制御され
るカム機構によってなされる。なお、図2中の24は、
パッケージ巻取り用のタッチローラーである。
【0022】解撚装置21は、下流、且つ、接線方向を
向いた空気噴射ノズル21bを有し、入口内部にゴム等
のリング21cを装填した筒状体21aよりなり、ピー
シングキャリッジCに回動可能に支持されており、紡績
装置ノズル部をスピンドル部Sより開いた後に、スピン
ドル入口に当接するように回動する。空気噴射ノズル2
1bから噴出する空気の圧力は1〜1.5Kg/cm2 であ
る。この解撚装置21は、継ぎ目部分の糸強力を確保す
るために必用となるものである。
向いた空気噴射ノズル21bを有し、入口内部にゴム等
のリング21cを装填した筒状体21aよりなり、ピー
シングキャリッジCに回動可能に支持されており、紡績
装置ノズル部をスピンドル部Sより開いた後に、スピン
ドル入口に当接するように回動する。空気噴射ノズル2
1bから噴出する空気の圧力は1〜1.5Kg/cm2 であ
る。この解撚装置21は、継ぎ目部分の糸強力を確保す
るために必用となるものである。
【0023】ヤーンガイド22は、接離及び回転可能の
一対のローラーよりなり、実線の位置にあるサクション
マウス19に吸引口出しされているパッケージP側の糸
端を一点鎖線で示す位置で把持し、その後実線で示すス
ピンドル部Sの出口付近まで回動し、そのローラーを回
転させて所定長の糸を引き出すものである。ローラーの
手前に空気噴射ノズルを装備してローラーより繰り出さ
れる糸をスピンドル部S内に飛ばすようにするとなおよ
い。
一対のローラーよりなり、実線の位置にあるサクション
マウス19に吸引口出しされているパッケージP側の糸
端を一点鎖線で示す位置で把持し、その後実線で示すス
ピンドル部Sの出口付近まで回動し、そのローラーを回
転させて所定長の糸を引き出すものである。ローラーの
手前に空気噴射ノズルを装備してローラーより繰り出さ
れる糸をスピンドル部S内に飛ばすようにするとなおよ
い。
【0024】この発明の紡績装置の糸継ぎ方法は、概
ね、パッケージ側の糸を種糸として用い、その糸を紡績
装置ノズル部に導入して解繊し、その糸端を紡績装置ノ
ズル部のノズル3から噴出する低圧空気によってスピン
ドル入口6aの回りに旋回させて待機させ、そこへ、ド
ラフトされた繊維を供給して糸継ぎするものである。
ね、パッケージ側の糸を種糸として用い、その糸を紡績
装置ノズル部に導入して解繊し、その糸端を紡績装置ノ
ズル部のノズル3から噴出する低圧空気によってスピン
ドル入口6aの回りに旋回させて待機させ、そこへ、ド
ラフトされた繊維を供給して糸継ぎするものである。
【0025】この糸継ぎ方法の手順を説明する。先ず、
パッケージP側にサクションマウス19を回動させて吸
引すると共に逆転ローラー23を駆動してパッケージ側
の糸端を口出しする。その糸Yをヤーンガイド22によ
って把持すると共に、ヤーンガイド22とサクションマ
ウス19との間でカッター20によって切断する。次
に、紡績装置ノズル部をスピンドル部Sから開放し、紡
績装置ノズル部及びスピンドル部Sをクリーニングす
る。その後、スピンドル部S入口に解撚装置21を近付
けると共に、ヤーンガイド22をスピンドル部S出口に
移動させ、ヤーンガイド22に把持していたパッケージ
P側糸端がスピンドルの前方に引出される。その後、ヤ
ーンガイド20を一旦開いて解撚装置21の吸引力によ
り糸を緊張させた後、再度把持する。そして、解撚装置
21をスピンドル部Sから離すと同時に糸を適当な長さ
に切断し、再び解撚装置21を切断された糸に近付けて
吸引すると同時に解繊する。解繊された糸端がスピンド
ル部S入口端にくるようヤーンガイド22で引き戻す。
その後、紡績装置ノズル部を閉じて再セットし、そのノ
ズル3より低圧空気を噴出して解繊された糸端をスピン
ドル6の回りにゆるく回転させる。このときスピンドル
6の繊維束通路7に負圧が発生して糸に適当な張力が付
与される。その後、ドラフト装置を駆動させると同時に
デリベリローラーを駆動させてスピンドル6内の糸を引
き出すと、ドラフトされた繊維が旋回中の糸端に絡まっ
て撚りが掛り、糸が継がれ、紡糸が再開される。
パッケージP側にサクションマウス19を回動させて吸
引すると共に逆転ローラー23を駆動してパッケージ側
の糸端を口出しする。その糸Yをヤーンガイド22によ
って把持すると共に、ヤーンガイド22とサクションマ
ウス19との間でカッター20によって切断する。次
に、紡績装置ノズル部をスピンドル部Sから開放し、紡
績装置ノズル部及びスピンドル部Sをクリーニングす
る。その後、スピンドル部S入口に解撚装置21を近付
けると共に、ヤーンガイド22をスピンドル部S出口に
移動させ、ヤーンガイド22に把持していたパッケージ
P側糸端がスピンドルの前方に引出される。その後、ヤ
ーンガイド20を一旦開いて解撚装置21の吸引力によ
り糸を緊張させた後、再度把持する。そして、解撚装置
21をスピンドル部Sから離すと同時に糸を適当な長さ
に切断し、再び解撚装置21を切断された糸に近付けて
吸引すると同時に解繊する。解繊された糸端がスピンド
ル部S入口端にくるようヤーンガイド22で引き戻す。
その後、紡績装置ノズル部を閉じて再セットし、そのノ
ズル3より低圧空気を噴出して解繊された糸端をスピン
ドル6の回りにゆるく回転させる。このときスピンドル
6の繊維束通路7に負圧が発生して糸に適当な張力が付
与される。その後、ドラフト装置を駆動させると同時に
デリベリローラーを駆動させてスピンドル6内の糸を引
き出すと、ドラフトされた繊維が旋回中の糸端に絡まっ
て撚りが掛り、糸が継がれ、紡糸が再開される。
【0027】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
れているので、以下に記載するような効果を奏する。
【0028】即ち、無撚の短繊維束に旋回気流を作用さ
せて加撚することにより紡績糸を製造する装置における
糸継ぎを特別なタイミング調整を要することなく、簡
単、且つ、自動的に実施することができるようになっ
た。しかも、その継ぎ目の強度は充分に強く、また、紡
績速度が高速であっても糸継ぎ中の糸の糸たるみを吸収
することもできる。
せて加撚することにより紡績糸を製造する装置における
糸継ぎを特別なタイミング調整を要することなく、簡
単、且つ、自動的に実施することができるようになっ
た。しかも、その継ぎ目の強度は充分に強く、また、紡
績速度が高速であっても糸継ぎ中の糸の糸たるみを吸収
することもできる。
【図1】この発明の糸継ぎ方法の適用対象である紡績装
置の断面図である。
置の断面図である。
【図2】この発明の紡績装置の糸継ぎに採用される糸継
ぎ装置の概略図である。
ぎ装置の概略図である。
2 ノズルブロック 3 ノズル 5 ガイド部材 6 スピンドル 19 サクションマウス 21 解撚装置 22 ヤーンガイド 23 逆転ローラー C ピーシングキャリッジ P パッケージ S スピンドル部
Claims (1)
- 【請求項1】 スピンドル部と、ドラフト装置を出た繊
維束に旋回気流を作用させるノズルを有するノズル部と
よりなる紡績装置のスピンドル部からノズル部にパッケ
ージ側糸端を導入し、解繊状態にし、該糸端を前記ノズ
ルより低圧空気を噴出させてスピンドルの回りに旋回さ
せ、ドラフトされた繊維をノズル部より供給して糸継ぎ
する紡績装置の糸継ぎ方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4090242A JPH07122167B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 紡績装置の糸継ぎ方法 |
US08/030,565 US5419110A (en) | 1992-03-16 | 1993-03-12 | Piecing method and apparatus in a spinning machine |
DE4308392A DE4308392A1 (en) | 1992-03-16 | 1993-03-16 | Airjet spinning frame - utilises the pneumatic device to perform jointing operation following yarn break |
ITRM930159A IT1261414B (it) | 1992-03-16 | 1993-03-16 | Metodo ed apparecchio di giunzione in una macchina di filatura. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4090242A JPH07122167B2 (ja) | 1992-03-16 | 1992-03-16 | 紡績装置の糸継ぎ方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06287819A JPH06287819A (ja) | 1994-10-11 |
JPH07122167B2 true JPH07122167B2 (ja) | 1995-12-25 |
Family
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