JPH07120217B2 - モータ制御回路 - Google Patents
モータ制御回路Info
- Publication number
- JPH07120217B2 JPH07120217B2 JP2216316A JP21631690A JPH07120217B2 JP H07120217 B2 JPH07120217 B2 JP H07120217B2 JP 2216316 A JP2216316 A JP 2216316A JP 21631690 A JP21631690 A JP 21631690A JP H07120217 B2 JPH07120217 B2 JP H07120217B2
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Landscapes
- Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
- Control Of Position Or Direction (AREA)
- Control Of Direct Current Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、モータ制御回路に係り、特にスピン安定方式
で回転運用され、回転速度に変更の生ずる条件下で人工
衛星の搭載機器をデスパン制御の下に一定方向に指向さ
せるべくDCモータの位置(回転角)制御を行うモータ制
御回路に関する。
で回転運用され、回転速度に変更の生ずる条件下で人工
衛星の搭載機器をデスパン制御の下に一定方向に指向さ
せるべくDCモータの位置(回転角)制御を行うモータ制
御回路に関する。
(従来の技術) 周知のように、この種のDCモータによる位置(回転角)
制御にはアナログ方式のものとディジタル方式のものと
あるが、基本的にはDCモータの位置検出値を位置指令値
に一致させるように構成される。
制御にはアナログ方式のものとディジタル方式のものと
あるが、基本的にはDCモータの位置検出値を位置指令値
に一致させるように構成される。
(発明が解決しようとする課題) ところで、スピン安定方式の人工衛星では、搭載機器た
とえばアンテナを一定方向に指向させるため人工衛星の
スピン(回転)を打ち消す逆方向の回転を与え、定速度
での回転状態を保ったまま目標方向への位相制御を行う
デスパン制御がDCモータによって行われるが、対象が高
指向性アンテナであるときは高精度な位置制御が要求さ
れる。しかも、衛星のスピンは一定不変ではなく変更さ
れるので、デスパン制御は回転速度に変更が生ずる条件
下で行わなければならない。アナログ方式でこれを実現
するとすれば、必然的に高価となり、また回路が複雑化
し面倒な調整を要し信頼性の点でも問題がある。従っ
て、ディジタル方式で実現することが望まれる。
とえばアンテナを一定方向に指向させるため人工衛星の
スピン(回転)を打ち消す逆方向の回転を与え、定速度
での回転状態を保ったまま目標方向への位相制御を行う
デスパン制御がDCモータによって行われるが、対象が高
指向性アンテナであるときは高精度な位置制御が要求さ
れる。しかも、衛星のスピンは一定不変ではなく変更さ
れるので、デスパン制御は回転速度に変更が生ずる条件
下で行わなければならない。アナログ方式でこれを実現
するとすれば、必然的に高価となり、また回路が複雑化
し面倒な調整を要し信頼性の点でも問題がある。従っ
て、ディジタル方式で実現することが望まれる。
本発明は、このような問題に鑑みなされたもので、その
目的は、スピン安定方式で運用され回転速度に変更の生
ずる人工衛星の搭載機器を一定方向に指向させる条件下
での位置(回転角)制御をディジタル方式によって高精
度になし得るモータ制御回路を提供することにある。
目的は、スピン安定方式で運用され回転速度に変更の生
ずる人工衛星の搭載機器を一定方向に指向させる条件下
での位置(回転角)制御をディジタル方式によって高精
度になし得るモータ制御回路を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明のモータ制御回路は
次の如き構成を有する。
次の如き構成を有する。
即ち、本発明のモータ制御回路は、スピン安定方式の人
工衛星の搭載機器をデスパン制御の下で一定方向に指向
させるDCモータを制御するモータ制御回路であって、前
記DCモータの回転軸に連結され回転軸が1回転するごと
に回転基準とする1個のポジションパルスと回転角に対
応した個数のレートパルスとを出力し前記DCモータの回
転部分とともに前記搭載機器を所定の方向に指向させる
デスパン部を構成するロータリエンコーダと;前記ポジ
ションパルス以後のレートパルスの個数を係数して求め
たモータの位置と外部から与えられる指令位置との差を
位置誤差として検出する位置誤差検出部と;外部から与
えられ前記人工衛星のスピン安定動作における回転速度
に比例した周波数のパルスによる指令速度の周波数を前
記位置誤差に応じて変化させる周波数変化付与回路と;
前記レートパルスの周波数と前記周波数変化付与回路で
変化させた指令速度の周波数との周波数差を検出する周
波数誤差検出部と;前記周波数誤差検出部で検出した周
波数差に応じて前記DCモータを前記デスパン部に所定の
指向方向を与えるように駆動制御するモータ駆動回路
と;を備えたことを特徴とするものである。
工衛星の搭載機器をデスパン制御の下で一定方向に指向
させるDCモータを制御するモータ制御回路であって、前
記DCモータの回転軸に連結され回転軸が1回転するごと
に回転基準とする1個のポジションパルスと回転角に対
応した個数のレートパルスとを出力し前記DCモータの回
転部分とともに前記搭載機器を所定の方向に指向させる
デスパン部を構成するロータリエンコーダと;前記ポジ
ションパルス以後のレートパルスの個数を係数して求め
たモータの位置と外部から与えられる指令位置との差を
位置誤差として検出する位置誤差検出部と;外部から与
えられ前記人工衛星のスピン安定動作における回転速度
に比例した周波数のパルスによる指令速度の周波数を前
記位置誤差に応じて変化させる周波数変化付与回路と;
前記レートパルスの周波数と前記周波数変化付与回路で
変化させた指令速度の周波数との周波数差を検出する周
波数誤差検出部と;前記周波数誤差検出部で検出した周
波数差に応じて前記DCモータを前記デスパン部に所定の
指向方向を与えるように駆動制御するモータ駆動回路
と;を備えたことを特徴とするものである。
(作 用) 次に、前記の如く構成される本発明のモータ制御回路の
作用を説明する。
作用を説明する。
本発明では、モータの位置(回転角)及び回転速度のセ
ンサとしてロータリエンコーダを用いる。ロータリエン
コーダは、周知のように、モータの位置情報と回転速度
情報を高精度なディジタル信号として出力する。そし
て、指令位置との位置誤差を検出する回路、その位置誤
差に応じて指令速度を変化させる回路、周波数差(即
ち、変更された回転速度)を求める回路及びモータを駆
動制御する回路は、全てディジタル回路で構成できる。
ンサとしてロータリエンコーダを用いる。ロータリエン
コーダは、周知のように、モータの位置情報と回転速度
情報を高精度なディジタル信号として出力する。そし
て、指令位置との位置誤差を検出する回路、その位置誤
差に応じて指令速度を変化させる回路、周波数差(即
ち、変更された回転速度)を求める回路及びモータを駆
動制御する回路は、全てディジタル回路で構成できる。
即ち、本発明のモータ制御回路は、位置情報と回転速度
情報とをフィードバックするディジタルサーボループを
備えたものであり、回転速度に変更が生じても、ロータ
リエンコーダの最小ディジットの制度で位置情報をなし
得、しかも分解能はロータリエンコーダの分解能を細か
くすることで容易に向上させ得るという優れた特徴を有
する。
情報とをフィードバックするディジタルサーボループを
備えたものであり、回転速度に変更が生じても、ロータ
リエンコーダの最小ディジットの制度で位置情報をなし
得、しかも分解能はロータリエンコーダの分解能を細か
くすることで容易に向上させ得るという優れた特徴を有
する。
(実 施 例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例に係るモータ制御回路を示
す。第1図において、ロータリエンコーダ2は、光学式
エンコーダで、これはDCモータ1の回転軸に連結され、
回転軸が1回転する間に回転基準とする1個のポジショ
ンパルスPPと、360゜を12ビットで表現する4096個(212
個)のレートパルスPPとを出力する。
す。第1図において、ロータリエンコーダ2は、光学式
エンコーダで、これはDCモータ1の回転軸に連結され、
回転軸が1回転する間に回転基準とする1個のポジショ
ンパルスPPと、360゜を12ビットで表現する4096個(212
個)のレートパルスPPとを出力する。
ポジションパルスPPは、具体的にはエンコーダの先頭識
別パルスで、このPPを原点としてRPをカウントすれば、
回転する人工衛星本体と、DCモータ1とロータリエンコ
ーダ2の回転部でなるデスパン部との位置関係の基準と
なる。また、DCモータ1は人工衛星本体と逆方向回転
し、太陽、地球および人工衛星を含む慣性空間に対して
DCモータ1およびロータリエンコーダ2が相対的に静止
するようにデスパン制御される。
別パルスで、このPPを原点としてRPをカウントすれば、
回転する人工衛星本体と、DCモータ1とロータリエンコ
ーダ2の回転部でなるデスパン部との位置関係の基準と
なる。また、DCモータ1は人工衛星本体と逆方向回転
し、太陽、地球および人工衛星を含む慣性空間に対して
DCモータ1およびロータリエンコーダ2が相対的に静止
するようにデスパン制御される。
位置誤差検出部3には、ポジションパルスPPとレートパ
ルスRPの他、図外のデスパン制御部から指令位置信号を
構成するターゲットパルスTPとフェイズクロックPCとが
入力される。ターゲットパルスTPは1個のパルスで、前
述した慣性空間に対して前述のデスパン部を指向させ、
これと結合する搭載機器を所定の方向に指向させる場合
の基準とする信号である。つまり、TPはデスパン部の指
向方向の基準を与える信号である。フェイズクロックPC
は、Srをスピンレート[rpm]としたとき(Sr/60)×10
12[HZ]の周波数をもつパルス列である。位置誤差検出
部3は、ポジションパルスPPを基準にレートパルスRPの
個数(DCモータの位置)を求める例えば12ビットの第1
カウンタと、ターゲットパルスTPを基準にフェイズクロ
ックPCの個数(指令位置)を求める同じく12ビットの第
2カウンタと、両カウンタのカウント値の差値(位置誤
差)uを求める第3カウンタとで基本的に構成される。
ルスRPの他、図外のデスパン制御部から指令位置信号を
構成するターゲットパルスTPとフェイズクロックPCとが
入力される。ターゲットパルスTPは1個のパルスで、前
述した慣性空間に対して前述のデスパン部を指向させ、
これと結合する搭載機器を所定の方向に指向させる場合
の基準とする信号である。つまり、TPはデスパン部の指
向方向の基準を与える信号である。フェイズクロックPC
は、Srをスピンレート[rpm]としたとき(Sr/60)×10
12[HZ]の周波数をもつパルス列である。位置誤差検出
部3は、ポジションパルスPPを基準にレートパルスRPの
個数(DCモータの位置)を求める例えば12ビットの第1
カウンタと、ターゲットパルスTPを基準にフェイズクロ
ックPCの個数(指令位置)を求める同じく12ビットの第
2カウンタと、両カウンタのカウント値の差値(位置誤
差)uを求める第3カウンタとで基本的に構成される。
この構成による具体的動作は、この位置誤差検出部3
で、PPをプリセット入力、RPをクロック入力としたダウ
ンカウンタとしての第1カウンタの出力と、TPをプリセ
ット入力、PCをクロック入力とした第2カウンタの出力
とを第3のカウンタとしての加算器に入力して演算し位
置誤差utを求める。この位置誤差uは、デスパン部を指
向させたい方向と、現在デスパン部が指向している方向
との角度差を示す。
で、PPをプリセット入力、RPをクロック入力としたダウ
ンカウンタとしての第1カウンタの出力と、TPをプリセ
ット入力、PCをクロック入力とした第2カウンタの出力
とを第3のカウンタとしての加算器に入力して演算し位
置誤差utを求める。この位置誤差uは、デスパン部を指
向させたい方向と、現在デスパン部が指向している方向
との角度差を示す。
周波数変化付与回路4には、前記位置誤差uの他、図外
のデスパン制御部から指令速度信号たるスピンクロック
SCが入力される。本実施例では、この指令速度信号(S
C)と前述した指令位置信号(PC、TP)とは、人工衛星
本体が慣性空間に対して1回転するごとに1個のパルス
を出力する太陽高センサ(サンセンサ)のパルス(サン
パルス)を入力として動作する位相同期回路(PLL)の
出力を利用している。
のデスパン制御部から指令速度信号たるスピンクロック
SCが入力される。本実施例では、この指令速度信号(S
C)と前述した指令位置信号(PC、TP)とは、人工衛星
本体が慣性空間に対して1回転するごとに1個のパルス
を出力する太陽高センサ(サンセンサ)のパルス(サン
パルス)を入力として動作する位相同期回路(PLL)の
出力を利用している。
更に具体的には、PCは、人工衛星がある角度回転するご
とに発生するパルス、TPはサンパルスと位相同期するパ
ルスにデスパン部を指向させたい角度だけのオフセット
を加えたものである。なお、SCは人工衛星の回転速度と
比例した周波数のパルスでPCと同じでもよいが、必ずし
もサンパルスと位相同期している必要はない。この周波
数変化付与回路は、レートマルチプライヤと若干の付加
回路とで構成される。スピンクロックSCはレートマルチ
プライヤの入力クロックであり、その周波数fは例えば
f=(Sr/60)×1019[HZ]である。位置誤差uは例え
ば12ビットのディジタル値からなり、レートマルチプラ
イヤの設定値(いわゆるレート入力)として機能する。
これは、レートマルチプライヤの出力クロックyが y=f/2+(f/2n)×u ……(1) となるように、付加回路を介してレートマルチプライヤ
に印加される。即ち、この周波数変化付与回路4、位置
誤差uが零であるときはレートパルスRPの基準であるス
ピンクロックSCの1/2の周波数のクロックを出力する
が、位置誤差uが零ではないある値のときはその誤差に
比例して周波数が増減するクロックを出力する。位置誤
差のフィードバックを行おうとするのである。
とに発生するパルス、TPはサンパルスと位相同期するパ
ルスにデスパン部を指向させたい角度だけのオフセット
を加えたものである。なお、SCは人工衛星の回転速度と
比例した周波数のパルスでPCと同じでもよいが、必ずし
もサンパルスと位相同期している必要はない。この周波
数変化付与回路は、レートマルチプライヤと若干の付加
回路とで構成される。スピンクロックSCはレートマルチ
プライヤの入力クロックであり、その周波数fは例えば
f=(Sr/60)×1019[HZ]である。位置誤差uは例え
ば12ビットのディジタル値からなり、レートマルチプラ
イヤの設定値(いわゆるレート入力)として機能する。
これは、レートマルチプライヤの出力クロックyが y=f/2+(f/2n)×u ……(1) となるように、付加回路を介してレートマルチプライヤ
に印加される。即ち、この周波数変化付与回路4、位置
誤差uが零であるときはレートパルスRPの基準であるス
ピンクロックSCの1/2の周波数のクロックを出力する
が、位置誤差uが零ではないある値のときはその誤差に
比例して周波数が増減するクロックを出力する。位置誤
差のフィードバックを行おうとするのである。
つまり、周波数変化付与回路4は、前述した位置誤差u
をレートマルチプライヤに対するレートセレクト入力と
し、またSCをクロック入力として演算を行わしめること
により、位置誤差uに対応してSCの周波数を変化させた
クロックを出力するように動作する。
をレートマルチプライヤに対するレートセレクト入力と
し、またSCをクロック入力として演算を行わしめること
により、位置誤差uに対応してSCの周波数を変化させた
クロックを出力するように動作する。
ここに、式(1)において、nは、付加回路の構成等で
定まる任意の自然数である。その妥当な値は後述する
が、付加回路は、次の点を考慮して構成する。まず、本
発明の目的が高精度な位置制御にあるから、位置誤差u
の小さな変化に対し出力クロックyに大きな周波数変化
が現れるようにする。一方、そうすると、逆に位置誤差
の変化が大きく、例えば−180度から+180度に変化する
ような場合には収束しないケースが生ずる。位置誤差の
フィードバックゲインは、要求精度を満足するには所定
値以上必要であるが、それは平衡点付近において満たさ
れていれば良く、平衡点を十分に離れたところではリニ
アに増加する必要はなく一定値で良い。つまり、位置誤
差uが大きい場合は出力クロックy周波数はある値で飽
和するようにするのである。
定まる任意の自然数である。その妥当な値は後述する
が、付加回路は、次の点を考慮して構成する。まず、本
発明の目的が高精度な位置制御にあるから、位置誤差u
の小さな変化に対し出力クロックyに大きな周波数変化
が現れるようにする。一方、そうすると、逆に位置誤差
の変化が大きく、例えば−180度から+180度に変化する
ような場合には収束しないケースが生ずる。位置誤差の
フィードバックゲインは、要求精度を満足するには所定
値以上必要であるが、それは平衡点付近において満たさ
れていれば良く、平衡点を十分に離れたところではリニ
アに増加する必要はなく一定値で良い。つまり、位置誤
差uが大きい場合は出力クロックy周波数はある値で飽
和するようにするのである。
周波数誤差検出部5には、周波数変化付与回路4の出力
クロックyとレートパルスRPとが入力される。この周波
数誤差検出部5、カウンタとラッチ回路とで基本的に構
成される。カウンタでは、例えば2周期分のレートパル
スRPをクロックとして用い出力クロックyを計数し周波
数差を出力する。この周波数差はレートパルスRPの2周
期ごとにラッチ回路にラッチされる。ラッチ回路は周波
数誤差Wを8ビットのディジタル信号として出力する。
回転速度(レート)のフィードバックを行おうとするの
である。なお、周波数誤差Wは、レートをdθ/dt[rad
/sec]とすれば、レートパルスRPの周波数g[HZ]が g=(212/2π)×(θ/dt) ……(2) であるから、 W=y×(2/g)−27 ……(3) である。なお、8ビットの最上位ビットは極性符号であ
ることは勿論である。
クロックyとレートパルスRPとが入力される。この周波
数誤差検出部5、カウンタとラッチ回路とで基本的に構
成される。カウンタでは、例えば2周期分のレートパル
スRPをクロックとして用い出力クロックyを計数し周波
数差を出力する。この周波数差はレートパルスRPの2周
期ごとにラッチ回路にラッチされる。ラッチ回路は周波
数誤差Wを8ビットのディジタル信号として出力する。
回転速度(レート)のフィードバックを行おうとするの
である。なお、周波数誤差Wは、レートをdθ/dt[rad
/sec]とすれば、レートパルスRPの周波数g[HZ]が g=(212/2π)×(θ/dt) ……(2) であるから、 W=y×(2/g)−27 ……(3) である。なお、8ビットの最上位ビットは極性符号であ
ることは勿論である。
モータ駆動回路6には、前記8ビットの周波数誤差Wの
他、図外のデスパン制御部からドライバクロックが供給
される。モータ駆動回路6は、ドライバクロックの1パ
ルス幅δを単位として周波数誤差の値、即ち、8ビット
のビットパターンに対応したパルス幅の電圧パルス(極
性を含む)を発生し、その電圧パルスのパルス幅の期間
内DCモータ1に駆動電流を供給する。その結果、DCモー
タ1は正転または逆転駆動され、その位置(回転角)θ
が制御される。ここに、モータ駆動回路6は、パルス幅
変調(PWM)回路を中心に構成されるのであり、そのPWM
信号の周波数Tは、ドライバクロックの周波数をF(F
=2048HZ)とすれば、 T=(F/28)×W[HZ] ……(4) である。
他、図外のデスパン制御部からドライバクロックが供給
される。モータ駆動回路6は、ドライバクロックの1パ
ルス幅δを単位として周波数誤差の値、即ち、8ビット
のビットパターンに対応したパルス幅の電圧パルス(極
性を含む)を発生し、その電圧パルスのパルス幅の期間
内DCモータ1に駆動電流を供給する。その結果、DCモー
タ1は正転または逆転駆動され、その位置(回転角)θ
が制御される。ここに、モータ駆動回路6は、パルス幅
変調(PWM)回路を中心に構成されるのであり、そのPWM
信号の周波数Tは、ドライバクロックの周波数をF(F
=2048HZ)とすれば、 T=(F/28)×W[HZ] ……(4) である。
以上のように、本発明のモータ制御回路は、簡単に高精
度なディジタル信号の得られるロータリエンコーダ2を
センサとして用い、位置θ[rad]とレートd0θ/dt[ra
d/sec]をフィードバックするディジタルサーボループ
を構成するが、次にこの系に妥当なフィードバックゲイ
ン及びこれと回路設計上のフィードバックパラメータと
の関係を求め、実際に得られる特性を明らかにする。
度なディジタル信号の得られるロータリエンコーダ2を
センサとして用い、位置θ[rad]とレートd0θ/dt[ra
d/sec]をフィードバックするディジタルサーボループ
を構成するが、次にこの系に妥当なフィードバックゲイ
ン及びこれと回路設計上のフィードバックパラメータと
の関係を求め、実際に得られる特性を明らかにする。
モータ駆動回路6は、パルス電流を給すると説明した
が、PWM信号を平均化処理した制御電流Vに基づきアナ
ログ電流を供給しても良いのであって、以下に説明する
回路解析ではその制御電圧Vを用いる。この制御電圧V
は、 と表せる。
が、PWM信号を平均化処理した制御電流Vに基づきアナ
ログ電流を供給しても良いのであって、以下に説明する
回路解析ではその制御電圧Vを用いる。この制御電圧V
は、 と表せる。
デスパン制御でのDCモータ1の伝達特性は第2図に示す
ようになる。第2図において、sはラプラス演算子、Kt
は発生トルク[N・M/アンペア]、Lはインダクタンス
[ヘンリ]、Rは抵抗[オーム]、Jは負荷(アンテ
ナ)のイナーシャ[kg・m2]Kbは逆起電力[Volt/(rad
/sec)]である。そうすると、伝達関数は、 となる。
ようになる。第2図において、sはラプラス演算子、Kt
は発生トルク[N・M/アンペア]、Lはインダクタンス
[ヘンリ]、Rは抵抗[オーム]、Jは負荷(アンテ
ナ)のイナーシャ[kg・m2]Kbは逆起電力[Volt/(rad
/sec)]である。そうすると、伝達関数は、 となる。
ところで、サーボループで得られる制御電圧Vと指令位
置REFP[rad]、指令速度REFrとは、位置フィードバッ
クゲインをKP[Volt/rad]、レートフィードクゲインを
Kr[Volt/(rad/sec)]とすると、 V=KP×(REFP−θ)+Kr×(REFr−dθ/dt) ……
(7) と関係つけられるので、式(6)と同(7)とから次の
式(8)なる特性方程式が得られる。
置REFP[rad]、指令速度REFrとは、位置フィードバッ
クゲインをKP[Volt/rad]、レートフィードクゲインを
Kr[Volt/(rad/sec)]とすると、 V=KP×(REFP−θ)+Kr×(REFr−dθ/dt) ……
(7) と関係つけられるので、式(6)と同(7)とから次の
式(8)なる特性方程式が得られる。
JLs3+JRS2+Kt(Kb+Kr)s+KtKP=0 ……(8) 式(8)は3次の方程式であるから、その根を次のよう
に定める。
に定める。
式(9)を根とする方程式は、 (s+λ)(s2+2ξωs+ω2)=0 ……(10) となるので、式(8)と式(10)から、根と係数の関係
は次のようになる。
は次のようになる。
R/L=2ξω+λ ……(11) ここで、時間応答として望ましいと思われるξ、ωを与
えて、KP、Kr及びλを求める。なお、式(11)の拘束条
件があるので、λは自由に選べないが、λ、ξが正であ
れば系は安定であり、その系は非減衰振動数ωを有す
る。
えて、KP、Kr及びλを求める。なお、式(11)の拘束条
件があるので、λは自由に選べないが、λ、ξが正であ
れば系は安定であり、その系は非減衰振動数ωを有す
る。
式(11)から λ=R/L−2ξω ……(14) 式(12)から 式(13)から、 となるが、望ましい応答としてξ=1(臨海制動)、ω
=0.5[rad/sec]を選ぶと、 λ≒1235、Kr≒8.5、KP≒2.4 ……(17) となる。つまり、Kr≒8.5、KP≒2.4のフィードバックを
行えば非減衰振動数ω=0.5[rad/sec]を持つ安定な系
が実現できる。
=0.5[rad/sec]を選ぶと、 λ≒1235、Kr≒8.5、KP≒2.4 ……(17) となる。つまり、Kr≒8.5、KP≒2.4のフィードバックを
行えば非減衰振動数ω=0.5[rad/sec]を持つ安定な系
が実現できる。
ところが、前記式(5)によれば、フィードバックが非
線形になっている。そこで、平衡点まわりで式(6)の
線形化を行い、フィードバックパラメータとフィードバ
ックゲインとの関係を求める。
線形になっている。そこで、平衡点まわりで式(6)の
線形化を行い、フィードバックパラメータとフィードバ
ックゲインとの関係を求める。
位置フィードバックゲインKP、レートフィードバックケ
インKrはそれぞれ であるから、これと式(5)とから次の式(19)と同
(20)を得る。
インKrはそれぞれ であるから、これと式(5)とから次の式(19)と同
(20)を得る。
式(19)と同(20)から、フィードバックパラメータと
して扱えるのは、nとデューティたるδ×Fである。n
は自然数であり、またδ×Fは連続には変化できない
が、これらを変化させることによって等価的にKP、Krを
変化させ得ることが解る。そこで、Sr=20rpm時の平衡
状態において、前記値KP=2.4、同Kr=8.4を実現するよ
うなnとδ×Fを求める。
して扱えるのは、nとデューティたるδ×Fである。n
は自然数であり、またδ×Fは連続には変化できない
が、これらを変化させることによって等価的にKP、Krを
変化させ得ることが解る。そこで、Sr=20rpm時の平衡
状態において、前記値KP=2.4、同Kr=8.4を実現するよ
うなnとδ×Fを求める。
8.5=14.5×δ×F ……(22) となるから、この連立方程式を解くと、δ×F≒0.58、
n≒13が得られる。つまり、δ×F=0.58、n=13を選
べば、ξ=1、ω=0.5の応答特性を持つ安定な系、即
ち、式(7)において十分時間が経過すればREFP−θが
零に収束し目標の位置と速度に収束するような系を実現
できる。
n≒13が得られる。つまり、δ×F=0.58、n=13を選
べば、ξ=1、ω=0.5の応答特性を持つ安定な系、即
ち、式(7)において十分時間が経過すればREFP−θが
零に収束し目標の位置と速度に収束するような系を実現
できる。
しかし、この段階では安定な系を実現できたというのみ
で、後述するようにオフセットΔθのため所望の位置精
度を得ることができない。そこで、δ×F=0.5とした
場合に、位置精度を0.1度以下となし得るnの値を求め
る。
で、後述するようにオフセットΔθのため所望の位置精
度を得ることができない。そこで、δ×F=0.5とした
場合に、位置精度を0.1度以下となし得るnの値を求め
る。
DCモータのダイナミクスと当該サーボループのダイナミ
クスを合わせた系のダイナミクスを時間領域の微分方程
式で表現すると次のようになる。
クスを合わせた系のダイナミクスを時間領域の微分方程
式で表現すると次のようになる。
なお、x1=d2θ/dt2、x2=dθ/dt、x3=θである。
ここで、平衡状態では、x1=0、x2=πSr/60であるか
ら、式(25)から となり、オフセットΔθが生ずる。そこで、式(23)か
ら となるので、この式(27)と前記式(5)とからオフセ
ットΔθは となる。式(28)から、0.1度以下の位置精度を得るに
必要なnの値は n<3 ……(29) でなければならないことになる。nの値を小さくするこ
とは、前記式(1)から理解できるように、位置誤差u
の小さな変化に対してyの周波数変化を大きくするこ
と、つまり、位置フィードバックゲインKPを大きくする
ことを意味する。要するに、前記付加回路は、位置誤差
uは例えば12ビットのディジタル値であるが、その中の
下位数ビットを位置誤差情報としてレートマルチプライ
ヤに供給するように、その下位数ビットについて論理操
作を与える若干の論理回路と結線の接続変更(所謂ジャ
ンパー配線)によって構成される。位置誤差uの下位数
ビットを用いるのであるから、位置誤差uの変化が大き
う場合は当然に飽和することになる。nの値を小さくす
れば、結果として周波数変化付与回路4の出力段に飽和
回路を設けたことになるのである。
ら、式(25)から となり、オフセットΔθが生ずる。そこで、式(23)か
ら となるので、この式(27)と前記式(5)とからオフセ
ットΔθは となる。式(28)から、0.1度以下の位置精度を得るに
必要なnの値は n<3 ……(29) でなければならないことになる。nの値を小さくするこ
とは、前記式(1)から理解できるように、位置誤差u
の小さな変化に対してyの周波数変化を大きくするこ
と、つまり、位置フィードバックゲインKPを大きくする
ことを意味する。要するに、前記付加回路は、位置誤差
uは例えば12ビットのディジタル値であるが、その中の
下位数ビットを位置誤差情報としてレートマルチプライ
ヤに供給するように、その下位数ビットについて論理操
作を与える若干の論理回路と結線の接続変更(所謂ジャ
ンパー配線)によって構成される。位置誤差uの下位数
ビットを用いるのであるから、位置誤差uの変化が大き
う場合は当然に飽和することになる。nの値を小さくす
れば、結果として周波数変化付与回路4の出力段に飽和
回路を設けたことになるのである。
一方、nの値を小さくすることは位置誤差情報として扱
えるビット数が減少することを意味する。つまり、位置
制御がステップ状となり、円滑な制御が困難となる。
えるビット数が減少することを意味する。つまり、位置
制御がステップ状となり、円滑な制御が困難となる。
そこで、nの値を大きくする方策を考える。それは、周
波数誤差Wは8ビットのディジタル値であるが、実際に
得られた周波数誤差をW′(8ビット)とすると、 W=Gd×W′ ……(30) なるドライバ指定値ゲインGdを考えるのである。つま
り、周波数誤差検出部5には式(30)を実現する回路が
設けられる。すると、制御電圧Vは、式(5)に代え
て、 を用いることになり、式(28)は次のように変形され
る。
波数誤差Wは8ビットのディジタル値であるが、実際に
得られた周波数誤差をW′(8ビット)とすると、 W=Gd×W′ ……(30) なるドライバ指定値ゲインGdを考えるのである。つま
り、周波数誤差検出部5には式(30)を実現する回路が
設けられる。すると、制御電圧Vは、式(5)に代え
て、 を用いることになり、式(28)は次のように変形され
る。
Gdの値は、「2」、「4」、「8」、「16」……等であ
るが、例えばGd=8の時、0.1度以下の位置精度を得る
に必要なnは n<6 ……(33) であれば良いことになり、nを3以上に大きくできる。
るが、例えばGd=8の時、0.1度以下の位置精度を得る
に必要なnは n<6 ……(33) であれば良いことになり、nを3以上に大きくできる。
nの値は、単独では定まらず、δ×FやGdをある値に設
定して始めて定まるのであるが、δ×F=0.5、Gd=8
と定めて数値シミュレーションした結果、及び、具体的
な回路試験の結果、過渡応答、位置精度(0.1度以下)
及び回路実現性等を考慮するとn=4が妥当である。第
3図は周波数変化付与回路4の入出力特性図である。位
置誤差uが±0.088degの範囲内では出力クロックyの周
波数はリニアに変化するが、この範囲を越えると出力ク
ロックyの周波数は のの一定値になるようにしてある。第4図及び第5図に
は位置誤差uが収束制御される様子の計算機シミュレー
ション結果(第4図(a)、第5図(a))、及び、回
路試験結果(第4図(b)、第5図(b))を示してあ
る。なお、DCモータの伝達特性では、Kt=1.1[Nm/アン
ペア]、Kb=1.13[Volt/(rad/sec)]、R=68[オー
ム]、L=0.055[ヘンリ]、J=0.01561kg・m2(但
し、回路試験ではJ=0.0078kg・m2)を用いた。
定して始めて定まるのであるが、δ×F=0.5、Gd=8
と定めて数値シミュレーションした結果、及び、具体的
な回路試験の結果、過渡応答、位置精度(0.1度以下)
及び回路実現性等を考慮するとn=4が妥当である。第
3図は周波数変化付与回路4の入出力特性図である。位
置誤差uが±0.088degの範囲内では出力クロックyの周
波数はリニアに変化するが、この範囲を越えると出力ク
ロックyの周波数は のの一定値になるようにしてある。第4図及び第5図に
は位置誤差uが収束制御される様子の計算機シミュレー
ション結果(第4図(a)、第5図(a))、及び、回
路試験結果(第4図(b)、第5図(b))を示してあ
る。なお、DCモータの伝達特性では、Kt=1.1[Nm/アン
ペア]、Kb=1.13[Volt/(rad/sec)]、R=68[オー
ム]、L=0.055[ヘンリ]、J=0.01561kg・m2(但
し、回路試験ではJ=0.0078kg・m2)を用いた。
位置誤差が正の側にあるときは、第4図(a)に示すよ
うに、計算機シミュレーションによれば、位置誤差は一
定の割合(−20deg/sec)で減少し、オフセットΔθ=
0.1deg以下のある値に収束する。また位置誤差が負の側
にあるときは、第5図(a)に示すように、計算機シミ
ュレーションによれば位置誤差は一定の割合(+10deg/
sec)で減少し、オフセットΔθ=0.1deg以下のある値
に収束する。一方、回路試験動作によれば、第4図
(b)及び第5図(b)に示すように、いずれの場合も
速やかに零度に収束制御される。なお、第4図(b)及
び第5図(b)は100msごとの値をプロットしたもので
ある。
うに、計算機シミュレーションによれば、位置誤差は一
定の割合(−20deg/sec)で減少し、オフセットΔθ=
0.1deg以下のある値に収束する。また位置誤差が負の側
にあるときは、第5図(a)に示すように、計算機シミ
ュレーションによれば位置誤差は一定の割合(+10deg/
sec)で減少し、オフセットΔθ=0.1deg以下のある値
に収束する。一方、回路試験動作によれば、第4図
(b)及び第5図(b)に示すように、いずれの場合も
速やかに零度に収束制御される。なお、第4図(b)及
び第5図(b)は100msごとの値をプロットしたもので
ある。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明のモータ制御回路によれ
ば、スピン安定方式の人工衛星の搭載機器をデスパン制
御により一定方向に指向させるDCモータを制御するモー
タ制御回路において、モータの位置(回転角)及び回転
速度のセンサとしてロータリエンコーダを用い、位置情
報と回転速度情報とをフィードバックするディジタルサ
ーボループを備えて回転速度に変化が生じてもDCモータ
の位置制御を行うことを可能とすることにより、回転速
度に変化が生じてもロータリエンコーダの最小ディジッ
トの精度で位置制御をなし得、しかも分解能はロータリ
エンコーダの分解能を細かくすることで容易に向上させ
得るという優れ効果がある。
ば、スピン安定方式の人工衛星の搭載機器をデスパン制
御により一定方向に指向させるDCモータを制御するモー
タ制御回路において、モータの位置(回転角)及び回転
速度のセンサとしてロータリエンコーダを用い、位置情
報と回転速度情報とをフィードバックするディジタルサ
ーボループを備えて回転速度に変化が生じてもDCモータ
の位置制御を行うことを可能とすることにより、回転速
度に変化が生じてもロータリエンコーダの最小ディジッ
トの精度で位置制御をなし得、しかも分解能はロータリ
エンコーダの分解能を細かくすることで容易に向上させ
得るという優れ効果がある。
第1図は本発明の一実施例に係るモータ制御回路の構成
ブロック図、第2図はDCモータの伝達特性図、第3図は
周波数変化付与回路の入出力特性図、第4図及び第5図
は位置誤差の収束制御特性図である。 1……DCモータ、2……ロータリエンコーダ、3……位
置誤差検出部、4……周波数変化付与回路、5……周波
数誤差検出部、6……モータ駆動回路。
ブロック図、第2図はDCモータの伝達特性図、第3図は
周波数変化付与回路の入出力特性図、第4図及び第5図
は位置誤差の収束制御特性図である。 1……DCモータ、2……ロータリエンコーダ、3……位
置誤差検出部、4……周波数変化付与回路、5……周波
数誤差検出部、6……モータ駆動回路。
Claims (1)
- 【請求項1】スピン安定方式の人工衛星の搭載機器をデ
スパン制御の下で一定方向に指向させるDCモータを制御
するモータ制御回路であって、前記DCモータの回転軸に
連結され回転軸が1回転するごとに回転基準とする1個
のポジションパルスと回転角に対応した個数のレートパ
ルスとを出力し前記DCモータの回転部分とともに前記搭
載機器を所定の方向に指向させるデスパン部を構成する
ロータリエンコーダと;前記ポジションパルス以後のレ
ートパルスの個数を計数して求めたモータの位置と外部
から与えられる指令位置との差を位置誤差として検出す
る位置誤差検出部と;外部から与えられ前記人工衛星の
スピン安定動作における回転速度に比例した周波数のパ
ルスによる指令速度の周波数を前記位置誤差に応じて変
化させる周波数変化付与回路と;前記レートパルスの周
波数と前記周波数変化付与回路で変化させた指令速度の
周波数との周波数差を検出する周波数誤差検出部と;前
記周波数誤差検出部で検出した周波数差に応じて前記DC
モータを前記デスパン部に所定の指向方向を与えるよう
に駆動制御するモータ駆動回路と;を備えたことを特徴
とするモータ制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2216316A JPH07120217B2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | モータ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2216316A JPH07120217B2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | モータ制御回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0498506A JPH0498506A (ja) | 1992-03-31 |
JPH07120217B2 true JPH07120217B2 (ja) | 1995-12-20 |
Family
ID=16686619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2216316A Expired - Lifetime JPH07120217B2 (ja) | 1990-08-16 | 1990-08-16 | モータ制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07120217B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7835630B2 (en) | 2007-04-06 | 2010-11-16 | The Johns Hopkins University | Adaptive and reconfigurable system for DC motor control |
DK3050824T3 (da) * | 2015-01-28 | 2019-11-04 | Autostore Tech As | Robot til transport af opbevaringsbeholdere |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6043261B2 (ja) * | 1980-10-30 | 1985-09-27 | ファナック株式会社 | 主軸回転位置制御方式 |
JP2768696B2 (ja) * | 1988-08-31 | 1998-06-25 | 東芝メカトロニクス株式会社 | サーボモータの制御装置 |
JPH02122310A (ja) * | 1988-11-01 | 1990-05-10 | Juki Corp | 位置決め装置 |
-
1990
- 1990-08-16 JP JP2216316A patent/JPH07120217B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0498506A (ja) | 1992-03-31 |
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