JPH07118691B2 - データ伝送装置 - Google Patents
データ伝送装置Info
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- JPH07118691B2 JPH07118691B2 JP2219230A JP21923090A JPH07118691B2 JP H07118691 B2 JPH07118691 B2 JP H07118691B2 JP 2219230 A JP2219230 A JP 2219230A JP 21923090 A JP21923090 A JP 21923090A JP H07118691 B2 JPH07118691 B2 JP H07118691B2
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- Dc Digital Transmission (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ディジタル移動無線や高品質データ伝送等に
利用するデータ伝送装置に関する。
利用するデータ伝送装置に関する。
従来の技術 第4図は、従来のデータ伝送装置のブロック図を示して
いる。第4図において、32は、送信機36の送信すべき入
力データ、33は、この入力データ32を入力して誤り訂正
符号化を行う誤り訂正符号化器、34は、誤り訂正符号化
器33で誤り訂正符号化されたデータを変調して出力デー
タ35を送信する変調器である。
いる。第4図において、32は、送信機36の送信すべき入
力データ、33は、この入力データ32を入力して誤り訂正
符号化を行う誤り訂正符号化器、34は、誤り訂正符号化
器33で誤り訂正符号化されたデータを変調して出力デー
タ35を送信する変調器である。
一方、41は受信機であり、37は、送信機36から送信され
た出力データを、この受信機41で受信して入力される受
信データである。
た出力データを、この受信機41で受信して入力される受
信データである。
また、38は、受信データ37を入力して、そのデータ波形
系列をビット毎に、その識別点におけるレベルがしきい
値レベルVTH以上なら「1」、しきい値レベルVTH以下な
らば「0」に再生する識別再生器、39は、この識別再生
器38で識別されたデータを入力してnビット中tビット
以下の誤りならば、正しく訂正して再生データ40を出力
する誤り訂正符号器である。
系列をビット毎に、その識別点におけるレベルがしきい
値レベルVTH以上なら「1」、しきい値レベルVTH以下な
らば「0」に再生する識別再生器、39は、この識別再生
器38で識別されたデータを入力してnビット中tビット
以下の誤りならば、正しく訂正して再生データ40を出力
する誤り訂正符号器である。
次に、上記従来例の動作について説明する。第4図にお
いて、送信機36の送信すべき入力データ32は、伝送回線
においてある程度のビット誤りが生じても、受信機41側
で誤り訂正ができるように、誤り訂正符号化器33おい
て、誤り訂正符号化が行われる。
いて、送信機36の送信すべき入力データ32は、伝送回線
においてある程度のビット誤りが生じても、受信機41側
で誤り訂正ができるように、誤り訂正符号化器33おい
て、誤り訂正符号化が行われる。
ここでの符号化は、kビット(kは正の整数)の情報ビ
ットにmビット(mは正の整数)の検査ビットを付加し
たnビット(n=k+m)を符号語長とするブロック符
号であり、符号語の最小符号間距離dminとし、dmin=2t
+1とすると、nビット中tビット以下の誤りを訂正す
ることができる。
ットにmビット(mは正の整数)の検査ビットを付加し
たnビット(n=k+m)を符号語長とするブロック符
号であり、符号語の最小符号間距離dminとし、dmin=2t
+1とすると、nビット中tビット以下の誤りを訂正す
ることができる。
誤り訂正符号化されたデータは、変調器34に入力され、
伝送回線に適した波形となって出力データ35として出力
される。
伝送回線に適した波形となって出力データ35として出力
される。
一方、受信機41では、受信データ37を入力し、識別再生
器38で、受信データ波形系列をビット毎に識別点におけ
るレベルがしきい値レベルVTH以上ならば「1」に、し
きい値レベルVTH以下ならば「0」に再生する。
器38で、受信データ波形系列をビット毎に識別点におけ
るレベルがしきい値レベルVTH以上ならば「1」に、し
きい値レベルVTH以下ならば「0」に再生する。
この再生されたデータは誤り訂正復号器39に入力され、
nビット中tビット以下の誤りならば正しく訂正され、
再生データ40として受信機41から出力される。
nビット中tビット以下の誤りならば正しく訂正され、
再生データ40として受信機41から出力される。
このように、上記従来のデータ伝送装置でも、誤り訂正
符号化を施して伝送を行うことで、伝送回線である程度
(nビット中tビット)以下の誤ビットが生じても、そ
のnビットは正しく再生することができる。
符号化を施して伝送を行うことで、伝送回線である程度
(nビット中tビット)以下の誤ビットが生じても、そ
のnビットは正しく再生することができる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来のデータ伝送装置では、受信機
41の識別再生器38において、あるしきい値レベルVTHを
境に「1」か「0」かを判定するために、受信機41にお
ける雑音や符号間干渉あるいは無線伝送の場合では、別
の場所で同一あるいは近傍の周波数を用いているため
に、受信してしまう干渉波の影響で、識別点における波
形のレベルがしきい値レベルVTHの近傍にきてしまうこ
とがある。
41の識別再生器38において、あるしきい値レベルVTHを
境に「1」か「0」かを判定するために、受信機41にお
ける雑音や符号間干渉あるいは無線伝送の場合では、別
の場所で同一あるいは近傍の周波数を用いているため
に、受信してしまう干渉波の影響で、識別点における波
形のレベルがしきい値レベルVTHの近傍にきてしまうこ
とがある。
このため、識別点においてビット誤りを生じる確率が高
く、誤り訂正符号化の訂正能力を越えたビット誤りが生
じてしまう確率が高いという問題点があった。
く、誤り訂正符号化の訂正能力を越えたビット誤りが生
じてしまう確率が高いという問題点があった。
本発明は、このような従来の問題を解決するものであ
り、同じ回線品質に対して、より小さなビット誤り再生
データを得ることができる優れたデータ伝送装置を提供
することを目的とするものである。
り、同じ回線品質に対して、より小さなビット誤り再生
データを得ることができる優れたデータ伝送装置を提供
することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明は、上記目的を達成するために、kビットの情報
ビットにmビットの検査ビットを付加して得られる符号
長nビットの誤り訂正符号化したデータを送信する送信
機を備え、 この送信機から伝送されたデータを受信してそのデータ
に関する受信波形の、ビット毎の識別点におけるレベル
が、あらかじめ定められた低い方のしきい値レベル以下
ならば「0」に再生し、かつあらかじめ定められた高い
方のしきい値レベル以上ならば「1」に再生するととも
に、上記低い方のしきい値レベルと上記高い方のしきい
値との間のレベルならば「0」および「1」のいずれに
も再生せず、そのビットに対してフラグを付与する識別
再生器と、 上記nビットのデータ中フラグが立ったビットを、それ
ぞれ「1」および「0」の疑似再生値に疑似再生し、こ
の疑似再生値を設定した上記フラグが立ったビットと、
上記「0」および「1」に再生されたフラグが立たなか
ったビットと組み合わせて、複数パターンの疑似再生受
信語を生成し、これら複数パターンの疑似再生受信語の
各パターンを、符号語に属するものか否かを判別して、
符号語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターン
のうち1つのパターンだけである場合には、フラグが立
ったビットにおける再生値を、この符号語に一致した疑
似再生受信語の内容に決定し、また、符号語に属する上
記疑似再生受信語が上記複数パターンの中に存在しなか
った場合には、フラグが立ったビットにおける再生値を
「0」および「1」の任意の値に設定するとともに、そ
の受信されたデータの符号語に関する誤り検出を行った
ことを示す第1の誤り検出情報を出力し、さらに、符号
語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターンのう
ち少なくとも2つのパターン以上ある場合には、フラグ
が立ったビットにおける再生値を、この符号語に一致し
た少なくとも2つのパターン以上の疑似再生受信語の任
意のパターンに決定するとともに、上記符号語に一致し
た少なくとも2つ以上の疑似再生受信語が、上記送信機
から出力されたデータの符号語とは異なる符号語に再生
されている可能性があることを示す第2の誤り検出情報
を出力する誤り訂正復号器とを有する受信機を備える構
成とした。
ビットにmビットの検査ビットを付加して得られる符号
長nビットの誤り訂正符号化したデータを送信する送信
機を備え、 この送信機から伝送されたデータを受信してそのデータ
に関する受信波形の、ビット毎の識別点におけるレベル
が、あらかじめ定められた低い方のしきい値レベル以下
ならば「0」に再生し、かつあらかじめ定められた高い
方のしきい値レベル以上ならば「1」に再生するととも
に、上記低い方のしきい値レベルと上記高い方のしきい
値との間のレベルならば「0」および「1」のいずれに
も再生せず、そのビットに対してフラグを付与する識別
再生器と、 上記nビットのデータ中フラグが立ったビットを、それ
ぞれ「1」および「0」の疑似再生値に疑似再生し、こ
の疑似再生値を設定した上記フラグが立ったビットと、
上記「0」および「1」に再生されたフラグが立たなか
ったビットと組み合わせて、複数パターンの疑似再生受
信語を生成し、これら複数パターンの疑似再生受信語の
各パターンを、符号語に属するものか否かを判別して、
符号語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターン
のうち1つのパターンだけである場合には、フラグが立
ったビットにおける再生値を、この符号語に一致した疑
似再生受信語の内容に決定し、また、符号語に属する上
記疑似再生受信語が上記複数パターンの中に存在しなか
った場合には、フラグが立ったビットにおける再生値を
「0」および「1」の任意の値に設定するとともに、そ
の受信されたデータの符号語に関する誤り検出を行った
ことを示す第1の誤り検出情報を出力し、さらに、符号
語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターンのう
ち少なくとも2つのパターン以上ある場合には、フラグ
が立ったビットにおける再生値を、この符号語に一致し
た少なくとも2つのパターン以上の疑似再生受信語の任
意のパターンに決定するとともに、上記符号語に一致し
た少なくとも2つ以上の疑似再生受信語が、上記送信機
から出力されたデータの符号語とは異なる符号語に再生
されている可能性があることを示す第2の誤り検出情報
を出力する誤り訂正復号器とを有する受信機を備える構
成とした。
作用 したがって、本発明によれば、受信機の識別再生器にお
いて、上下2つのしきい値と受信信号のレベルとの比較
を行って、この上下2つのしきい値の間のレベルのビッ
トについては仮想的な疑似再生値を設定し、その中から
符号語として成り立つものを採用することにより、誤り
訂正能力を高めることができ、より高品質なデータ伝送
を実現することができる。
いて、上下2つのしきい値と受信信号のレベルとの比較
を行って、この上下2つのしきい値の間のレベルのビッ
トについては仮想的な疑似再生値を設定し、その中から
符号語として成り立つものを採用することにより、誤り
訂正能力を高めることができ、より高品質なデータ伝送
を実現することができる。
実施例 第1図は、本発明の一実施例のデータ伝送装置のブロッ
ク図である。第1図において、1は、送信機5へ入力さ
れる入力データであり、2は、この送信機5における、
入力データ1を入力して、この入力データ1の伝送中の
誤り訂正符号化を行う誤り訂正符号化器である。
ク図である。第1図において、1は、送信機5へ入力さ
れる入力データであり、2は、この送信機5における、
入力データ1を入力して、この入力データ1の伝送中の
誤り訂正符号化を行う誤り訂正符号化器である。
また、3は、送信機5における、誤り訂正符号化器2で
誤り訂正符号化されたデータを入力して、伝送回線に適
した波形出力データ4を出力する変調器である。
誤り訂正符号化されたデータを入力して、伝送回線に適
した波形出力データ4を出力する変調器である。
一方、6は、受信機11にて受信される受信データであ
り、この受信データ6を入力して、そのデータ波形系列
をビット毎に、その識別点におけるレベルが第2図に示
す高い方のしきい値レベルVH14以上ならば「1」に、低
い方のしきい値レベルVL15以下ならば「0」に再生し、
さらにしきい値レベルVH14としきい値レベルVL15との間
の場合には「1」または「0」に再生しないで、そのビ
ットに対してフラグ「F」を立てる識別再生器である。
り、この受信データ6を入力して、そのデータ波形系列
をビット毎に、その識別点におけるレベルが第2図に示
す高い方のしきい値レベルVH14以上ならば「1」に、低
い方のしきい値レベルVL15以下ならば「0」に再生し、
さらにしきい値レベルVH14としきい値レベルVL15との間
の場合には「1」または「0」に再生しないで、そのビ
ットに対してフラグ「F」を立てる識別再生器である。
8は、この識別再生器7で再生されたデータを入力し
て、誤り訂正復号を行う誤り訂正復号器である。
て、誤り訂正復号を行う誤り訂正復号器である。
次に、上記実施例の動作について説明する。入力データ
1が送信機5の誤り訂正符号化器2に入力される。
1が送信機5の誤り訂正符号化器2に入力される。
この入力データ1は、伝送回線においてある程度のビッ
ト誤りが生じても受信機11側で誤り訂正ができるよう
に、誤り訂正符号化器2において誤り訂正符号化がおこ
なわれる。
ト誤りが生じても受信機11側で誤り訂正ができるよう
に、誤り訂正符号化器2において誤り訂正符号化がおこ
なわれる。
ここでの符号化は、kビットの情報ビットにmビットの
検査ビットを付加したnビット(n=k+m)を符号語
とするブロック符号であり、符号語の最小符号間距離を
dminとし、dmin=2t+1とすることで、従来の誤り訂正
復号化器と同様にして、nビット中tビット以下の誤り
を正しく訂正することができる。
検査ビットを付加したnビット(n=k+m)を符号語
とするブロック符号であり、符号語の最小符号間距離を
dminとし、dmin=2t+1とすることで、従来の誤り訂正
復号化器と同様にして、nビット中tビット以下の誤り
を正しく訂正することができる。
誤り訂正符号化されたデータは変調器3に入力され、伝
送回線に適した波形となって出力データ4として出力さ
れる。
送回線に適した波形となって出力データ4として出力さ
れる。
一方、受信機11では受信データ6を入力し、識別再生器
7でそのデータ波形系列をビット毎に、その識別点にお
けるレベルが第2図の高い方のしきい値レベルVH14以上
ならば「1」に再生し低い方のしきい値レベルVL15以下
ならば「0」に再生する。
7でそのデータ波形系列をビット毎に、その識別点にお
けるレベルが第2図の高い方のしきい値レベルVH14以上
ならば「1」に再生し低い方のしきい値レベルVL15以下
ならば「0」に再生する。
また、しきい値レベルVH14とVL15との間の値ならば、
「1」または「0」に再生しないで、代わりにそのビッ
トに対してはフラグ「F」を立てる。
「1」または「0」に再生しないで、代わりにそのビッ
トに対してはフラグ「F」を立てる。
この識別再生器7による受信データ波形系列12の識別点
13における再生データの内容を示したのが第2図であ
る。第2図に示すような、上記受信データ波形系列12の
再生データ16は第1図の誤り訂正復号器8に入力され、
後述する動作にしたがって誤り訂正復号を実行し再生デ
ータ9と誤り検出情報10を出力する。
13における再生データの内容を示したのが第2図であ
る。第2図に示すような、上記受信データ波形系列12の
再生データ16は第1図の誤り訂正復号器8に入力され、
後述する動作にしたがって誤り訂正復号を実行し再生デ
ータ9と誤り検出情報10を出力する。
次に、第3図(a)、第3図(b)のフローチャートを
用いて誤り訂正復号器8の動作を説明する。まず、第3
図(a)のステップ17で誤り訂正符号語のnビットに対
する再生データ(「1」または「0」または「F」)を
受信し、ステップ18で「F」の数を数えてそれをaとす
る。
用いて誤り訂正復号器8の動作を説明する。まず、第3
図(a)のステップ17で誤り訂正符号語のnビットに対
する再生データ(「1」または「0」または「F」)を
受信し、ステップ18で「F」の数を数えてそれをaとす
る。
続いて、ステップ19で「1」または「0」と再生された
ビットはその値のままに、「F」と再生されたビットは
「1」および「0」に順次切り換えて、全部で2a通りの
nビットの疑似再生受信語を生成する。
ビットはその値のままに、「F」と再生されたビットは
「1」および「0」に順次切り換えて、全部で2a通りの
nビットの疑似再生受信語を生成する。
さらに、ステップ20で疑似再生受信語が符号語に属する
かどうかを調べる。符号語に属する疑似再生受信語(以
後、候補疑似再生受信語と記す)はステップ21で記憶さ
れ、またステップ22で符号語に属する候補疑似再生受信
語の数をカウントする。
かどうかを調べる。符号語に属する疑似再生受信語(以
後、候補疑似再生受信語と記す)はステップ21で記憶さ
れ、またステップ22で符号語に属する候補疑似再生受信
語の数をカウントする。
次に、ステップ23に進み、疑似再生受信語の再生回数を
カウントして更新して、ステップ24で2a通りのうち、N
通りが符号語に属する疑似再生受信語として、第3図
(b)のフローチャートのステップ25で候補疑似再生受
信語数Nによる場合分けを行い、N=0の場合には、ス
テップ26でフラグの立っているaビットを任意に「1」
または「0」に設定するとともに、ステップ27でnビッ
ト中に誤りが生じていることを表す第1の誤り検出情報
の出力を行い、ステップ31で再生データを出力する。
カウントして更新して、ステップ24で2a通りのうち、N
通りが符号語に属する疑似再生受信語として、第3図
(b)のフローチャートのステップ25で候補疑似再生受
信語数Nによる場合分けを行い、N=0の場合には、ス
テップ26でフラグの立っているaビットを任意に「1」
または「0」に設定するとともに、ステップ27でnビッ
ト中に誤りが生じていることを表す第1の誤り検出情報
の出力を行い、ステップ31で再生データを出力する。
またステップ25において、N=1の場合にはステップ28
でフラグの立っているaビットを唯一の候補疑似再生受
信語の該当ビットの値に設定して、ステップ31で再生デ
ータを出力する。
でフラグの立っているaビットを唯一の候補疑似再生受
信語の該当ビットの値に設定して、ステップ31で再生デ
ータを出力する。
さらに、ステップ25において、N≧2の場合には、ステ
ップ29でフラグの立っているaビットを、候補疑似再生
受信語N個のうちの任意に選んだ候補疑似再生受信語の
該当ビットの値に設定するとともに、ステップ30でnビ
ットが送信符号語以外の符号語に復号されている可能性
があることを示す第2の誤り検出情報の出力を行い、ス
テップ31で再生データを出力する。
ップ29でフラグの立っているaビットを、候補疑似再生
受信語N個のうちの任意に選んだ候補疑似再生受信語の
該当ビットの値に設定するとともに、ステップ30でnビ
ットが送信符号語以外の符号語に復号されている可能性
があることを示す第2の誤り検出情報の出力を行い、ス
テップ31で再生データを出力する。
上記実施例では、受信機11の識別再生器7において、
「1」レベルと「0」レベルの丁度中間レベルのビット
は「1」または「0」の判定をしてしまわないために、
逆に判定されたビットはほとんど正しく再生することが
できる。
「1」レベルと「0」レベルの丁度中間レベルのビット
は「1」または「0」の判定をしてしまわないために、
逆に判定されたビットはほとんど正しく再生することが
できる。
また、フラグFの立ったビットの数であるaの値がa≦
dmin−1=2tならば、候補疑似再生受信語数NはN≧2
となることはない。
dmin−1=2tならば、候補疑似再生受信語数NはN≧2
となることはない。
なぜならば、疑似再生受信語は互いにaビットまでしか
異ならないので、a≦dmin−1ならば二つ以上の疑似再
生受信語が符号語に属することはあり得ないからであ
る。
異ならないので、a≦dmin−1ならば二つ以上の疑似再
生受信語が符号語に属することはあり得ないからであ
る。
また、「1」または「0」と判定されたビットは正しく
判定されているとすると、N=0となることもない。
判定されているとすると、N=0となることもない。
これは2a通りの疑似再生受信語のうち必ず一つは送信符
号語であるからである。
号語であるからである。
さらに、N=1となり、aビット(最大2tビット)の判
定を控えたビット(フラグが立ったビット)を正しく復
号することができる。
定を控えたビット(フラグが立ったビット)を正しく復
号することができる。
このように、上記実施例では、識別再生器7において、
「1」と「0」の中間値近傍のレベル(しきい値VL15と
しきい値VH14との間のレベル)であるビットと、そうで
ないビットをまず分けてしまい、「1」と「0」の中間
値近傍のレベルであるビットに対してフラグを立て、そ
のビットをどのように復号したら符号語に属するかを調
べることにより、誤り訂正復号している。
「1」と「0」の中間値近傍のレベル(しきい値VL15と
しきい値VH14との間のレベル)であるビットと、そうで
ないビットをまず分けてしまい、「1」と「0」の中間
値近傍のレベルであるビットに対してフラグを立て、そ
のビットをどのように復号したら符号語に属するかを調
べることにより、誤り訂正復号している。
このため、フラグが立つビットの数であるaの値がa≦
dmin−1=2tならば、ほとんど正しく受信データを再生
できるという従来例の場合の、tビット以下の誤りしか
訂正できなかった場合に比較して、誤り訂正能力を高め
ることができる。
dmin−1=2tならば、ほとんど正しく受信データを再生
できるという従来例の場合の、tビット以下の誤りしか
訂正できなかった場合に比較して、誤り訂正能力を高め
ることができる。
また、フラグが立ったビット数aがa≦dminの場合に
は、N≧2となることもあるが、その場合にも、その再
生データnビットが送信符号語以外の符号語となってし
まっている可能性があることを検出できる。
は、N≧2となることもあるが、その場合にも、その再
生データnビットが送信符号語以外の符号語となってし
まっている可能性があることを検出できる。
加えて、N≧2となった場合でも、N通りの候補疑似再
生受信語の中に、正しい送信受信語が存在する確率が高
い(「1」または「0」と識別再生器で再生されたビッ
トのビット誤り率は十分低いため)ので、伝送データが
音声符号化データのような情報源自体で冗長度を持って
いる場合には、その冗長度を利用して、N通りの候補疑
似再生受信語の中から正しい送信受信語を決定すること
ができる。
生受信語の中に、正しい送信受信語が存在する確率が高
い(「1」または「0」と識別再生器で再生されたビッ
トのビット誤り率は十分低いため)ので、伝送データが
音声符号化データのような情報源自体で冗長度を持って
いる場合には、その冗長度を利用して、N通りの候補疑
似再生受信語の中から正しい送信受信語を決定すること
ができる。
また、識別再生回路のしきい値V15Hおよびしきい値VL15
の値を、低品質回線の場合には、その差(VH−VL)を小
さく設定し、高品質回線の場合には、その差(VH−VL)
を大きく設定することで、フラグが立つビット数aを、
たとえば最も本誤り訂正復号が効率的に行われるa=d
min−1前後になるように設定するか、あるいは回線品
質状態に応じてしきい値VH14、しきい値VL15を、上記の
ようにその差の大小を制御して設定することができる。
の値を、低品質回線の場合には、その差(VH−VL)を小
さく設定し、高品質回線の場合には、その差(VH−VL)
を大きく設定することで、フラグが立つビット数aを、
たとえば最も本誤り訂正復号が効率的に行われるa=d
min−1前後になるように設定するか、あるいは回線品
質状態に応じてしきい値VH14、しきい値VL15を、上記の
ようにその差の大小を制御して設定することができる。
発明の効果 本発明は上記実施例より明らかなように、kビットの情
報ビットにmビットの検査ビットを付加して得らえる符
号長nビットの誤り訂正符号化したデータを送信する送
信機を備え、 この送信機から伝送されたデータを受信してそのデータ
に関する受信波形の、ビット毎の識別点におけるレベル
が、あらかじめ定められた低い方のしきい値レベル以下
ならば「0」に再生し、かつあらかじめ定められた高い
方のしきい値レベル以上ならば「1」に再生するととも
に、上記低い方のしきい値レベルと上記高い方のしきい
値との間のレベルならば「0」および「1」のいずれに
も再生せず、そのビットに対してフラグを付与する識別
再生器と、 上記nビットのデータ中フラグが立ったビットを、それ
ぞれ「1」および「0」の疑似再生値に疑似再生し、こ
の疑似再生値を設定した上記フラグが立ったビットと、
上記「0」および「1」に再生されたフラグが立たなか
ったビットと組み合わせて、複数パターンの疑似再生受
信語を生成し、これら複数パターンの疑似再生受信語の
各パターンを、符号語に属するものか否かを判別して、
符号語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターン
のうち1つのパターンだけである場合には、フラグが立
ったビットにおける再生値を、この符号語に一致した疑
似再生受信語の内容に決定し、また、符号語に属する上
記疑似再生受信語が上記複数パターンの中に存在しなか
った場合には、フラグが立ったビットにおける再生値を
「0」および「1」の任意の値に設定するとともに、そ
の受信されたデータの符号語に関する誤り検出を行った
ことを示す第1の誤り検出情報を出力し、さらに、符号
語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターンのう
ち少なくとも2つのパターン以上ある場合には、フラグ
が立ったビットにおける再生値を、この符号語に一致し
た少なくとも2つのパターン以上の疑似再生受信語の任
意のパターンに決定するとともに、上記符号語に一致し
た少なくとも2つ以上の疑似再生受信語が、上記送信機
から出力されたデータの符号語とは異なる符号語に再生
されている可能性があることを示す第2の誤り検出情報
を出力する誤り訂正復号器とを有する受信機を備える構
成とした。
報ビットにmビットの検査ビットを付加して得らえる符
号長nビットの誤り訂正符号化したデータを送信する送
信機を備え、 この送信機から伝送されたデータを受信してそのデータ
に関する受信波形の、ビット毎の識別点におけるレベル
が、あらかじめ定められた低い方のしきい値レベル以下
ならば「0」に再生し、かつあらかじめ定められた高い
方のしきい値レベル以上ならば「1」に再生するととも
に、上記低い方のしきい値レベルと上記高い方のしきい
値との間のレベルならば「0」および「1」のいずれに
も再生せず、そのビットに対してフラグを付与する識別
再生器と、 上記nビットのデータ中フラグが立ったビットを、それ
ぞれ「1」および「0」の疑似再生値に疑似再生し、こ
の疑似再生値を設定した上記フラグが立ったビットと、
上記「0」および「1」に再生されたフラグが立たなか
ったビットと組み合わせて、複数パターンの疑似再生受
信語を生成し、これら複数パターンの疑似再生受信語の
各パターンを、符号語に属するものか否かを判別して、
符号語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターン
のうち1つのパターンだけである場合には、フラグが立
ったビットにおける再生値を、この符号語に一致した疑
似再生受信語の内容に決定し、また、符号語に属する上
記疑似再生受信語が上記複数パターンの中に存在しなか
った場合には、フラグが立ったビットにおける再生値を
「0」および「1」の任意の値に設定するとともに、そ
の受信されたデータの符号語に関する誤り検出を行った
ことを示す第1の誤り検出情報を出力し、さらに、符号
語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターンのう
ち少なくとも2つのパターン以上ある場合には、フラグ
が立ったビットにおける再生値を、この符号語に一致し
た少なくとも2つのパターン以上の疑似再生受信語の任
意のパターンに決定するとともに、上記符号語に一致し
た少なくとも2つ以上の疑似再生受信語が、上記送信機
から出力されたデータの符号語とは異なる符号語に再生
されている可能性があることを示す第2の誤り検出情報
を出力する誤り訂正復号器とを有する受信機を備える構
成とした。
このため、受信機の識別再生器において、上下2つのし
きい値と受信信号のレベルとの比較を行って、この上下
2つのしきい値の間のレベルのビットについては仮想的
な疑似再生値を設定し、その中から符号語として成り立
つものを採用することにより、誤り訂正能力を高めるこ
とができ、より高品質なデータ伝送を実現することがで
きる。
きい値と受信信号のレベルとの比較を行って、この上下
2つのしきい値の間のレベルのビットについては仮想的
な疑似再生値を設定し、その中から符号語として成り立
つものを採用することにより、誤り訂正能力を高めるこ
とができ、より高品質なデータ伝送を実現することがで
きる。
第1図は、本発明の一実施例におけるデータ伝送装置の
概略構成を示すブロック図、第2図は、第1図のデータ
伝送装置における識別再生器の動作説明図、第3図
(a)および第3図(b)は、それぞれ第1図のデータ
伝送装置における誤り訂正復号器の動作の流れを示すフ
ローチャート、第4図は、従来におけるデータ伝送装置
の概略構成を示すブロック図である。 4…出力データ、5…送信機、6…受信データ、7…識
別再生器、8…誤り訂正復号器、11…受信機、VH、VL…
しきい値。
概略構成を示すブロック図、第2図は、第1図のデータ
伝送装置における識別再生器の動作説明図、第3図
(a)および第3図(b)は、それぞれ第1図のデータ
伝送装置における誤り訂正復号器の動作の流れを示すフ
ローチャート、第4図は、従来におけるデータ伝送装置
の概略構成を示すブロック図である。 4…出力データ、5…送信機、6…受信データ、7…識
別再生器、8…誤り訂正復号器、11…受信機、VH、VL…
しきい値。
Claims (1)
- 【請求項1】kビットの情報ビットにmビットの検査ビ
ットを付加して得られる符号長nビットの誤り訂正符号
化したデータを送信する送信機を備え、 この送信機から伝送されたデータを受信してそのデータ
に関する受信波形の、ビット毎の識別点におけるレベル
が、あらかじめ定められた低い方のしきい値レベル以下
ならば「0」に再生し、かつあらかじめ定められた高い
方のしきい値レベル以上ならば「1」に再生するととも
に、上記低い方のしきい値レベルと上記高い方のしきい
値との間のレベルならば「0」および「1」のいずれに
も再生せず、そのビットに対してフラグを付与する識別
再生器と、 上記nビットのデータ中フラグが立ったビットを、それ
ぞれ「1」および「0」の疑似再生値に疑似再生し、こ
の疑似再生値を設定した上記フラグが立ったビットと、
上記「0」および「1」に再生されたフラグが立たなか
ったビットと組み合わせて、複数パターンの疑似再生受
信語を生成し、これら複数パターンの疑似再生受信語の
各パターンを、符号語に属するものか否かを判別して、
符号語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターン
のうち1つのパターンだけである場合には、フラグが立
ったビットにおける再生値を、この符号語に一致した疑
似再生受信語の内容に決定し、また、符号語に属する上
記疑似再生受信語が上記複数パターンの中に存在しなか
った場合には、フラグが立ったビットにおける再生値を
「0」および「1」の任意の値に設定するとともに、そ
の受信されたデータの符号語に関する誤り検出を行った
ことを示す第1の誤り検出情報を出力し、さらに、符号
語に属する上記疑似再生受信語が上記複数パターンのう
ち少なくとも2つのパターン以上ある場合には、フラグ
が立ったビットにおける再生値を、この符号語に一致し
た少なくとも2つのパターン以上の疑似再生受信語の任
意のパターンに決定するとともに、上記符号語に一致し
た少なくとも2つ以上の疑似再生受信語が、上記送信機
から出力されたデータの符号語とは異なる符号語に再生
されている可能性があることを示す第2の誤り検出情報
を出力する誤り訂正復号器とを有する受信機を備えたデ
ータ伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2219230A JPH07118691B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | データ伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2219230A JPH07118691B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | データ伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04100432A JPH04100432A (ja) | 1992-04-02 |
JPH07118691B2 true JPH07118691B2 (ja) | 1995-12-18 |
Family
ID=16732244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2219230A Expired - Fee Related JPH07118691B2 (ja) | 1990-08-20 | 1990-08-20 | データ伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07118691B2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-20 JP JP2219230A patent/JPH07118691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04100432A (ja) | 1992-04-02 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |