JPH07117711A - キャブの弾性支持装置 - Google Patents
キャブの弾性支持装置Info
- Publication number
- JPH07117711A JPH07117711A JP5287643A JP28764393A JPH07117711A JP H07117711 A JPH07117711 A JP H07117711A JP 5287643 A JP5287643 A JP 5287643A JP 28764393 A JP28764393 A JP 28764393A JP H07117711 A JPH07117711 A JP H07117711A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cab
- air
- spring
- switching valve
- shock absorbers
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Body Structure For Vehicles (AREA)
- Vehicle Body Suspensions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] キャブをエアスプリングを介してフレーム上
に支持した場合におけるばね剛性の低下によるキャブの
振れや姿勢の変化を防止することを目的とする。 [構成] キャブ12の下部の4つのコーナの部分をそ
れぞれエアスプリング21〜24とショックアブソーバ
25〜28とによって弾性的に支持し、エアスプリング
21〜24を切換えバルブ31を介してサージタンクと
接続するとともに、流速制御用の制御弁33と切換え弁
34とを介して高圧タンク35および低圧タンク36に
接続し、さらにショックアブソーバ25〜28の減衰力
を変更するためにそれぞれのショックアブソーバ25〜
28にアクチュエータ37を設ける。そしてコントロー
ルユニット42によって上記エアスプリング21のばね
定数およびストロークならびにショックアブソーバ25
〜28の減衰力のアクティブ制御を行なう。
に支持した場合におけるばね剛性の低下によるキャブの
振れや姿勢の変化を防止することを目的とする。 [構成] キャブ12の下部の4つのコーナの部分をそ
れぞれエアスプリング21〜24とショックアブソーバ
25〜28とによって弾性的に支持し、エアスプリング
21〜24を切換えバルブ31を介してサージタンクと
接続するとともに、流速制御用の制御弁33と切換え弁
34とを介して高圧タンク35および低圧タンク36に
接続し、さらにショックアブソーバ25〜28の減衰力
を変更するためにそれぞれのショックアブソーバ25〜
28にアクチュエータ37を設ける。そしてコントロー
ルユニット42によって上記エアスプリング21のばね
定数およびストロークならびにショックアブソーバ25
〜28の減衰力のアクティブ制御を行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はキャブの弾性支持装置に
係り、とくにフレーム上にエアスプリングを介してキャ
ブを弾性的に支持するようにした弾性支持装置に関す
る。
係り、とくにフレーム上にエアスプリングを介してキャ
ブを弾性的に支持するようにした弾性支持装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】トラックの車軸を懸架するサスペンショ
ンばねは、耐久性に富んだリーフスプリングから構成さ
れている。リーフスプリングから成るサスペンションば
ねは高い荷重に耐え、重量物を運搬するためのトラック
のサスペンションばねとして最適なものである。ところ
がリーフスプリングは高周波振動を吸収することができ
ないために、フレームの前端部にキャブを直接支持する
と、上記の高周波振動がキャブに伝達され、乗り心地が
乗用車に比べて劣ることになる。
ンばねは、耐久性に富んだリーフスプリングから構成さ
れている。リーフスプリングから成るサスペンションば
ねは高い荷重に耐え、重量物を運搬するためのトラック
のサスペンションばねとして最適なものである。ところ
がリーフスプリングは高周波振動を吸収することができ
ないために、フレームの前端部にキャブを直接支持する
と、上記の高周波振動がキャブに伝達され、乗り心地が
乗用車に比べて劣ることになる。
【0003】そこで実開昭58−157874号公報に
は、コイルスプリングとショックアブソーバとによって
キャブをフレーム上に支持するとともに、コイルスプリ
ングのばね定数とショックアブソーバの減衰力とをそれ
ぞれ可変できるようにしたキャブの弾性支持装置が開示
されている。
は、コイルスプリングとショックアブソーバとによって
キャブをフレーム上に支持するとともに、コイルスプリ
ングのばね定数とショックアブソーバの減衰力とをそれ
ぞれ可変できるようにしたキャブの弾性支持装置が開示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような弾性支持装
置によれば、上記キャブを支持するコイルスプリングに
よって振動の低減が可能になるものの、コイルスプリン
グで支持するようにしているために、高周波振動を完全
に吸収することができない。そこでエアスプリングある
いはハイドロ・ニューマチックスプリング等によってキ
ャブをシャシ上に支持することが試みられている。しか
るにエアスプリングやハイドロ・ニューマチックスプリ
ングを用いると、それらのばね剛性が低いために、キャ
ブが振れたりその姿勢変化が大きくなったりする問題が
あり、実用上の制約がある。
置によれば、上記キャブを支持するコイルスプリングに
よって振動の低減が可能になるものの、コイルスプリン
グで支持するようにしているために、高周波振動を完全
に吸収することができない。そこでエアスプリングある
いはハイドロ・ニューマチックスプリング等によってキ
ャブをシャシ上に支持することが試みられている。しか
るにエアスプリングやハイドロ・ニューマチックスプリ
ングを用いると、それらのばね剛性が低いために、キャ
ブが振れたりその姿勢変化が大きくなったりする問題が
あり、実用上の制約がある。
【0005】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであって、エアスプリングを用いた場合における
キャブの振れや姿勢の変化を効果的に回避することがで
きるようにしたキャブの弾性支持装置を提供することを
目的とするものである。
たものであって、エアスプリングを用いた場合における
キャブの振れや姿勢の変化を効果的に回避することがで
きるようにしたキャブの弾性支持装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、フレーム上に
エアスプリングを介してキャブを弾性的に支持するよう
にした弾性支持装置において、前記エアスプリングに供
給する圧縮空気の供給源と、前記エアスプリングと前記
供給源との間に接続され、圧縮空気の給排の切換えを行
なう切換えバルブと、前記切換えバルブと直列に接続さ
れ、前記エアスプリングに対する空気の給排の流速を制
御する制御バルブと、をそれぞれ具備するキャブの弾性
支持装置に関するものである。
エアスプリングを介してキャブを弾性的に支持するよう
にした弾性支持装置において、前記エアスプリングに供
給する圧縮空気の供給源と、前記エアスプリングと前記
供給源との間に接続され、圧縮空気の給排の切換えを行
なう切換えバルブと、前記切換えバルブと直列に接続さ
れ、前記エアスプリングに対する空気の給排の流速を制
御する制御バルブと、をそれぞれ具備するキャブの弾性
支持装置に関するものである。
【0007】
【作用】切換えバルブの切換えによって、圧縮空気の供
給源からエアスプリングへ圧縮空気が供給され、あるい
はまたエアスプリングから圧縮空気が排出される。この
ようなエアスプリングに対する空気の供給あるいは排出
の際における空気の流速は、切換えバルブと直列に接続
されている制御バルブによって制御される。
給源からエアスプリングへ圧縮空気が供給され、あるい
はまたエアスプリングから圧縮空気が排出される。この
ようなエアスプリングに対する空気の供給あるいは排出
の際における空気の流速は、切換えバルブと直列に接続
されている制御バルブによって制御される。
【0008】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るキャブの弾性
支持装置を適用したトラックを示すものであって、この
トラックはその車体の骨組みとしてフレーム10を備え
ている。そしてフレーム10上には荷台11が取付けら
れている。また荷台11の前方であってフレーム10の
先端側にはキャブ12が取付けられている。フレーム1
0にはその前端側においてリーフスプリング13を介し
てフロントアクスル14を懸架しており、このフロント
アクスル14の両端に前輪15が取付けられるようにな
っている。またフレーム10の後側にはリーフスプリン
グ16を介してリヤアクスル17が懸架されており、こ
のリヤアクスル17の両端に後輪18が取付けられてい
る。
支持装置を適用したトラックを示すものであって、この
トラックはその車体の骨組みとしてフレーム10を備え
ている。そしてフレーム10上には荷台11が取付けら
れている。また荷台11の前方であってフレーム10の
先端側にはキャブ12が取付けられている。フレーム1
0にはその前端側においてリーフスプリング13を介し
てフロントアクスル14を懸架しており、このフロント
アクスル14の両端に前輪15が取付けられるようにな
っている。またフレーム10の後側にはリーフスプリン
グ16を介してリヤアクスル17が懸架されており、こ
のリヤアクスル17の両端に後輪18が取付けられてい
る。
【0009】次にフレーム10の前端側にキャブ12を
弾性的に支持する弾性支持装置について説明すると、図
1および図2に示すように、キャブ12はその前方側の
下部を左右一対のエアスプリング21、22によって支
持されている。またキャブ12の後部は左右一対のエア
スプリング23、24によってそれぞれ支持されるよう
になっている。そしてこれらのエアスプリング21〜2
4と並列に、ショックアブソーバ25、26、27、2
8が設けられている。すなわちキャブ12は、その下部
側の4つのコーナ部分においてそれぞれエアスプリング
21〜24とショックアブソーバ25〜28とによって
弾性的に支持されるようになっている。
弾性的に支持する弾性支持装置について説明すると、図
1および図2に示すように、キャブ12はその前方側の
下部を左右一対のエアスプリング21、22によって支
持されている。またキャブ12の後部は左右一対のエア
スプリング23、24によってそれぞれ支持されるよう
になっている。そしてこれらのエアスプリング21〜2
4と並列に、ショックアブソーバ25、26、27、2
8が設けられている。すなわちキャブ12は、その下部
側の4つのコーナ部分においてそれぞれエアスプリング
21〜24とショックアブソーバ25〜28とによって
弾性的に支持されるようになっている。
【0010】エアスプリング21〜24は図2に示す切
換えバルブ31を介してそれぞれ対応するサージタンク
32と接続されるようになっている。またエアスプリン
グ21〜24は制御バルブ33、切換えバルブ34およ
びチェックバルブ57を介して高圧タンク35と、また
制御バルブ33、切換えバルブ34、およびチェックバ
ブ58を介して低圧タンク36とそれぞれ接続されるよ
うになっている。またショックアブソーバ25〜28は
それぞれアクチュエータ37を備えている。
換えバルブ31を介してそれぞれ対応するサージタンク
32と接続されるようになっている。またエアスプリン
グ21〜24は制御バルブ33、切換えバルブ34およ
びチェックバルブ57を介して高圧タンク35と、また
制御バルブ33、切換えバルブ34、およびチェックバ
ブ58を介して低圧タンク36とそれぞれ接続されるよ
うになっている。またショックアブソーバ25〜28は
それぞれアクチュエータ37を備えている。
【0011】図3に示すように、チェックバルブ57、
58は一方向にのみ流すバルブであり、切換えバルブ3
1は連通と遮断との切換えを行なう切換えバルブであ
る。また制御バルブ33は可変絞り弁から構成されてお
り、その中を通過する空気の通路の断面積を可変に制御
できるようになっている。また切換えバルブ34はエア
スプリング21〜24と高圧タンク35および低圧タン
ク36の切換えと遮断とを行なうものである。そして高
圧タンク35はチェックバルブ59を介して、また低圧
タンク36は切換えバルブ60を介してコンプレッサ3
9に接続されるようになっている。
58は一方向にのみ流すバルブであり、切換えバルブ3
1は連通と遮断との切換えを行なう切換えバルブであ
る。また制御バルブ33は可変絞り弁から構成されてお
り、その中を通過する空気の通路の断面積を可変に制御
できるようになっている。また切換えバルブ34はエア
スプリング21〜24と高圧タンク35および低圧タン
ク36の切換えと遮断とを行なうものである。そして高
圧タンク35はチェックバルブ59を介して、また低圧
タンク36は切換えバルブ60を介してコンプレッサ3
9に接続されるようになっている。
【0012】さらに本実施例に係る弾性支持装置はコン
トロールユニット42を備えており、このコントロール
ユニット42によってショックアブソーバ25〜28の
アクチュエータ37、切換えバルブ31、制御バルブ3
3、切換えバルブ34、60の制御を行なうようになっ
ている。
トロールユニット42を備えており、このコントロール
ユニット42によってショックアブソーバ25〜28の
アクチュエータ37、切換えバルブ31、制御バルブ3
3、切換えバルブ34、60の制御を行なうようになっ
ている。
【0013】コントロールユニット42の入力ポートに
は加速度センサ46、車速センサ47、操舵角センサ4
8、アクセルスイッチ49、ブレーキスイッチ50、ギ
ヤポジションセンサ51、ストロークセンサ52、圧力
センサ53がそれぞれ接続されるようになっている。
は加速度センサ46、車速センサ47、操舵角センサ4
8、アクセルスイッチ49、ブレーキスイッチ50、ギ
ヤポジションセンサ51、ストロークセンサ52、圧力
センサ53がそれぞれ接続されるようになっている。
【0014】このように本実施例に係るキャブの弾性支
持装置は、アクチュエータ37を備えるショックアブソ
ーバ25から成る減衰力可変機構、サージタンク32と
切換え弁31とによるエアスプリング21のばね定数可
変機構、切換え弁34と一対のタンク35、36とによ
るエアスプリング21のストローク調整機構、コントロ
ールユニット42に接続されている各種のセンサ46〜
53、およびコントロールユニット42、各種のアクチ
ュエータ、電磁弁を付随したキャブサスペンション装置
である。そしてとくに高圧タンク35と低圧タンク36
とを備えることによって、空気の消費を抑えてコンプレ
ッサ39の負担を軽減するようにしている。
持装置は、アクチュエータ37を備えるショックアブソ
ーバ25から成る減衰力可変機構、サージタンク32と
切換え弁31とによるエアスプリング21のばね定数可
変機構、切換え弁34と一対のタンク35、36とによ
るエアスプリング21のストローク調整機構、コントロ
ールユニット42に接続されている各種のセンサ46〜
53、およびコントロールユニット42、各種のアクチ
ュエータ、電磁弁を付随したキャブサスペンション装置
である。そしてとくに高圧タンク35と低圧タンク36
とを備えることによって、空気の消費を抑えてコンプレ
ッサ39の負担を軽減するようにしている。
【0015】以上のような構成において、コントロール
ユニット42に接続されている各種のセンサ46〜53
によって、ロール、ノーズダイブ、スクォット等が検知
または予測された場合に、とくにキャブ12の姿勢変化
をなくすように、ショックアブソーバ25〜28の減衰
力を調整し、あるいはまたエアスプリング21〜24の
ばね定数を調整するとともに、キャブ12の変化したス
トロークを復元するためにエアスプリング21〜24に
対して空気の出入れを行なうようにしている。
ユニット42に接続されている各種のセンサ46〜53
によって、ロール、ノーズダイブ、スクォット等が検知
または予測された場合に、とくにキャブ12の姿勢変化
をなくすように、ショックアブソーバ25〜28の減衰
力を調整し、あるいはまたエアスプリング21〜24の
ばね定数を調整するとともに、キャブ12の変化したス
トロークを復元するためにエアスプリング21〜24に
対して空気の出入れを行なうようにしている。
【0016】またキャブ12に加わる振動の周波数に対
応して、エアスプリング21〜24に対する空気の給排
の流速が異なるために、キャブ12に加わる振動の周波
数を検知し、その周波数に見合った流速で制御が行ない
得るようにエアタンク35、36の内圧とエアスプリン
グ21〜24の内圧に応じて、電空比例電磁弁から成る
制御バルブ33の有効径と切換えバルブ34の開閉時間
をコントロールユニット42で算出してコントロールを
行なうようにしている。
応して、エアスプリング21〜24に対する空気の給排
の流速が異なるために、キャブ12に加わる振動の周波
数を検知し、その周波数に見合った流速で制御が行ない
得るようにエアタンク35、36の内圧とエアスプリン
グ21〜24の内圧に応じて、電空比例電磁弁から成る
制御バルブ33の有効径と切換えバルブ34の開閉時間
をコントロールユニット42で算出してコントロールを
行なうようにしている。
【0017】図5はこのような制御のプログラムの一例
を示すものであって、コントロールユニット42はセン
サ46〜53の情報を元にして振動を検知するととも
に、この振動が高周波振動かどうかの判断を行なう。高
周波振動の場合にはその振動の大きさを判断し、エアス
プリング21〜24とサージタンク32との間に接続さ
れている切換えバルブ31の切換えによってエアスプリ
ングのばね定数を制御する。またアクチュエータ37に
よってショックアブソーバ25〜28の減衰力の制御を
行なう。
を示すものであって、コントロールユニット42はセン
サ46〜53の情報を元にして振動を検知するととも
に、この振動が高周波振動かどうかの判断を行なう。高
周波振動の場合にはその振動の大きさを判断し、エアス
プリング21〜24とサージタンク32との間に接続さ
れている切換えバルブ31の切換えによってエアスプリ
ングのばね定数を制御する。またアクチュエータ37に
よってショックアブソーバ25〜28の減衰力の制御を
行なう。
【0018】振動の検出において低周波振動であること
が検出されるとともに、バウンス、ローリング、または
ピッチングの振動であると判断された場合には、それぞ
れの動きを抑制するように制御が行なわれる。すなわち
その動きが発生すると同時に、その変位を抑制させるよ
うに切換え弁34によってエアスプリング21〜24に
対する空気の給排の制御が行なわれる。空気の給排のス
ピードは振動の周波数によって異なるので、制振周波数
に見合った空気の給排のスピードを、電空比例電磁弁か
ら成る制御バルブ33によって制御するようにし、その
有効径によって制振周波数に見合った空気の給排のスピ
ードをエアタンク35、36とエアスプリング21〜2
4との間の差圧に応じて作り出す。
が検出されるとともに、バウンス、ローリング、または
ピッチングの振動であると判断された場合には、それぞ
れの動きを抑制するように制御が行なわれる。すなわち
その動きが発生すると同時に、その変位を抑制させるよ
うに切換え弁34によってエアスプリング21〜24に
対する空気の給排の制御が行なわれる。空気の給排のス
ピードは振動の周波数によって異なるので、制振周波数
に見合った空気の給排のスピードを、電空比例電磁弁か
ら成る制御バルブ33によって制御するようにし、その
有効径によって制振周波数に見合った空気の給排のスピ
ードをエアタンク35、36とエアスプリング21〜2
4との間の差圧に応じて作り出す。
【0019】さらに振動の振幅が大きい場合には、その
収斂性を考慮してアクチュエータ37によってショック
アブソーバ25〜28の減衰力を大きくする。また車両
の高速走行時においては、操安性を考慮し、切換えバル
ブ31を遮断することによって、エアスプリング21〜
24のばね定数を高くする。これによって高速走行時に
おけるキャブ12のふらつきが抑えられる。
収斂性を考慮してアクチュエータ37によってショック
アブソーバ25〜28の減衰力を大きくする。また車両
の高速走行時においては、操安性を考慮し、切換えバル
ブ31を遮断することによって、エアスプリング21〜
24のばね定数を高くする。これによって高速走行時に
おけるキャブ12のふらつきが抑えられる。
【0020】このように本実施例のキャブの弾性支持装
置においては、各種の乗り心地の改善が図られるように
なっており、バウンシングを検知したときにはキャブ1
2の動きを抑制するような制御が行なわれる。さらに振
動を低周波振動と高周波振動とに分け、低周波振動に対
しては種々の制御行なうが、高周波振動についてはショ
ックアブソーバ25〜28の減衰力の制御とエアスプリ
ング21〜24のばね定数の切換え制御のみを行なうよ
うにしている。従って高周波振動の絶縁に効果のあるエ
アスプリング式のキャブの弾性支持装置において、電子
制御によってばね定数、減衰力、ばねのストロークのコ
ントロールを行ない得られ、乗り心地、キャブ12の姿
勢および操安性を総て改善することが可能になる。
置においては、各種の乗り心地の改善が図られるように
なっており、バウンシングを検知したときにはキャブ1
2の動きを抑制するような制御が行なわれる。さらに振
動を低周波振動と高周波振動とに分け、低周波振動に対
しては種々の制御行なうが、高周波振動についてはショ
ックアブソーバ25〜28の減衰力の制御とエアスプリ
ング21〜24のばね定数の切換え制御のみを行なうよ
うにしている。従って高周波振動の絶縁に効果のあるエ
アスプリング式のキャブの弾性支持装置において、電子
制御によってばね定数、減衰力、ばねのストロークのコ
ントロールを行ない得られ、乗り心地、キャブ12の姿
勢および操安性を総て改善することが可能になる。
【0021】また低圧タンク36はその内圧がある設定
圧に保たれるように切換えバルブ60によりコンプレッ
サ39と接続される。切換えバルブ60はコントロール
ユニット42で制御され、低圧タンク36内の余分な空
気は大気とともにコンプレッサ39により加圧され、高
圧タンク35内に蓄えられる。なお高圧タンク35が規
定圧になって不要なときは、コンプレッサ39を介して
大気中に放出される。
圧に保たれるように切換えバルブ60によりコンプレッ
サ39と接続される。切換えバルブ60はコントロール
ユニット42で制御され、低圧タンク36内の余分な空
気は大気とともにコンプレッサ39により加圧され、高
圧タンク35内に蓄えられる。なお高圧タンク35が規
定圧になって不要なときは、コンプレッサ39を介して
大気中に放出される。
【0022】
【発明の効果】以上のように本発明は、エアスプリング
に供給する圧縮空気の供給源と、エアスプリングと空気
の供給源との間に接続され、圧縮空気の給排の切換えを
行なう切換えバルブと、切換えバルブと直列に接続さ
れ、エアスプリングに対する空気の給排の流速を制御す
る制御バルブとをそれぞれ具備するキャブの弾性支持装
置に関するものである。
に供給する圧縮空気の供給源と、エアスプリングと空気
の供給源との間に接続され、圧縮空気の給排の切換えを
行なう切換えバルブと、切換えバルブと直列に接続さ
れ、エアスプリングに対する空気の給排の流速を制御す
る制御バルブとをそれぞれ具備するキャブの弾性支持装
置に関するものである。
【0023】従ってとくに空気の給排の流速を制御する
制御バルブによって、空気の給排の流速を制御すること
により、キャブに加わる振動に見合った流速でエアスプ
リングをアクティブ制御し、キャブの姿勢の変化を抑え
ることが可能になる。
制御バルブによって、空気の給排の流速を制御すること
により、キャブに加わる振動に見合った流速でエアスプ
リングをアクティブ制御し、キャブの姿勢の変化を抑え
ることが可能になる。
【図1】トラックの全体の構造を示す側面図である。
【図2】キャブの弾性支持装置の配管図である。
【図3】切換え弁の構成を示すキャブの配管図である。
【図4】制御系を示すブロック図である。
【図5】制御動作を示すフローチャートである。
10 フレーム 11 荷台 12 キャブ 13 リーフスプリング 14 フロントアクスル 15 前輪 16 リーフスプリング 17 リヤアクスル 18 後輪 21 エアスプリング(前左) 22 エアスプリング(前右) 23 エアスプリング(後左) 24 エアスプリング(後右) 25 ショックアブソーバ(前左) 26 ショックアブソーバ(前右) 27 ショックアブソーバ(後左) 28 ショックアブソーバ(後右) 31 切換えバルブ 32 サージタンク 33 制御バルブ 34 切換えバルブ 35 高圧タンク 36 低圧タンク 37 アクチュエータ 39 コンプレッサ 42 コントロールユニット 46 加速度センサ 47 車速センサ 48 操舵角センサ 49 アクセルスイッチ 50 ブレーキスイッチ 51 ギヤポジションセンサ 52 ストロークセンサ 53 圧力センサ 57〜59 チェックバルブ 60 切換えバルブ
Claims (1)
- 【請求項1】フレーム上にエアスプリングを介してキャ
ブを弾性的に支持するようにした弾性支持装置におい
て、 前記エアスプリングに供給する圧縮空気の供給源と、 前記エアスプリングと前記供給源との間に接続され、圧
縮空気の給排の切換えを行なう切換えバルブと、 前記切換えバルブと直列に接続され、前記エアスプリン
グに対する空気の給排の流速を制御する制御バルブと、 をそれぞれ具備するキャブの弾性支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5287643A JPH07117711A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | キャブの弾性支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5287643A JPH07117711A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | キャブの弾性支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07117711A true JPH07117711A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17719884
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5287643A Pending JPH07117711A (ja) | 1993-10-22 | 1993-10-22 | キャブの弾性支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07117711A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100398203B1 (ko) * | 2000-12-26 | 2003-09-19 | 현대자동차주식회사 | 공기현가차량의 롤 방지장치 |
WO2006067837A1 (ja) * | 2004-12-21 | 2006-06-29 | Nissan Diesel Motor Co., Ltd. | キャブオーバ車及びそのキャブマウント方法 |
US12017497B2 (en) | 2021-04-02 | 2024-06-25 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Vehicle control device |
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1993
- 1993-10-22 JP JP5287643A patent/JPH07117711A/ja active Pending
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