JPH0711765Y2 - 濾過装置における集配水装置 - Google Patents
濾過装置における集配水装置Info
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- JPH0711765Y2 JPH0711765Y2 JP2416892U JP2416892U JPH0711765Y2 JP H0711765 Y2 JPH0711765 Y2 JP H0711765Y2 JP 2416892 U JP2416892 U JP 2416892U JP 2416892 U JP2416892 U JP 2416892U JP H0711765 Y2 JPH0711765 Y2 JP H0711765Y2
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- filtration
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は濾過装置における集配水
装置に係り、特に濾過層(支持材層を設ける場合も設け
ない場合もある)を支持する支持板に配備、又は濾過層
(支持材層を設ける場合も設けない場合もある)底部あ
るいは支持材層内に設置される配管等の支持体に配備さ
れ、集水又は配水を行うための濾過装置における集配水
装置に関する。
装置に係り、特に濾過層(支持材層を設ける場合も設け
ない場合もある)を支持する支持板に配備、又は濾過層
(支持材層を設ける場合も設けない場合もある)底部あ
るいは支持材層内に設置される配管等の支持体に配備さ
れ、集水又は配水を行うための濾過装置における集配水
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】濾過装置における濾過層底部には処理水
を集水するために、又は、原水を配水するために集水又
は配水装置が設置されている。従来の集水又は配水装置
30は、図5(a)に示されるように筒体31と、この
筒体31の上部に形成されたキャップ32とを一体に備
えてなり、筒体31の下部には図5(a)及び図5
(b)に示されるようにすりわり33が形成されてい
る。筒体31の下部開口37は配水口又は集水口を構成
している。また筒体31の中間部には、空気送入口34
が形成されるとともに、上部外周部には、取付け用のネ
ジ35が形成されている。一方、キャップ32には、そ
の外周部に所定間隔をおいて配水口又は集水口を構成す
る上部開口36が形成されている。
を集水するために、又は、原水を配水するために集水又
は配水装置が設置されている。従来の集水又は配水装置
30は、図5(a)に示されるように筒体31と、この
筒体31の上部に形成されたキャップ32とを一体に備
えてなり、筒体31の下部には図5(a)及び図5
(b)に示されるようにすりわり33が形成されてい
る。筒体31の下部開口37は配水口又は集水口を構成
している。また筒体31の中間部には、空気送入口34
が形成されるとともに、上部外周部には、取付け用のネ
ジ35が形成されている。一方、キャップ32には、そ
の外周部に所定間隔をおいて配水口又は集水口を構成す
る上部開口36が形成されている。
【0003】前記集水又は配水装置30が上向流式濾過
装置に配備される場合には、原水流入口を構成する下部
開口37から筒体31内に原水が流入し、この原水は配
水口を構成する上部開口36から流出する。また下向流
式濾過装置に配備される場合には、集水口を構成する上
部開口36から濾過水(処理水)が流入し、この濾過水
は濾過水流出口を構成する下部開口37から流出するよ
うになっている。
装置に配備される場合には、原水流入口を構成する下部
開口37から筒体31内に原水が流入し、この原水は配
水口を構成する上部開口36から流出する。また下向流
式濾過装置に配備される場合には、集水口を構成する上
部開口36から濾過水(処理水)が流入し、この濾過水
は濾過水流出口を構成する下部開口37から流出するよ
うになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】前述のように構成され
た集水又は配水装置30を濾過装置に設置する場合に
は、筒体31に形成されたすりわり33を下流側に向け
て設置する必要がある。この場合、すりわり33を下流
側に方向合わせをするために、筒体31に形成された取
付け用のネジ35の締付け具合を調整することによって
方向合わせを行うようにしている。この場合、多数設置
された集水又は配水装置30毎に締付け状態が不均一と
なる問題がある。空気洗浄を行う時、装置毎の不均一な
締付けに起因して、空気の吹き出しが不均一になり、そ
の結果、濾過層の洗浄むらが生じたり、場合によって
は、支持材層を設けた場合には、支持砂利と濾材が逆転
する不陸現象が生ずることがあった。
た集水又は配水装置30を濾過装置に設置する場合に
は、筒体31に形成されたすりわり33を下流側に向け
て設置する必要がある。この場合、すりわり33を下流
側に方向合わせをするために、筒体31に形成された取
付け用のネジ35の締付け具合を調整することによって
方向合わせを行うようにしている。この場合、多数設置
された集水又は配水装置30毎に締付け状態が不均一と
なる問題がある。空気洗浄を行う時、装置毎の不均一な
締付けに起因して、空気の吹き出しが不均一になり、そ
の結果、濾過層の洗浄むらが生じたり、場合によって
は、支持材層を設けた場合には、支持砂利と濾材が逆転
する不陸現象が生ずることがあった。
【0005】本考案は上述の事情に鑑みなされたもの
で、その目的とする処は、その設置方向を容易に合わせ
ることができるとともに、確実な締付け状態が確保でき
る濾過装置における集配水装置を提供することにある。
で、その目的とする処は、その設置方向を容易に合わせ
ることができるとともに、確実な締付け状態が確保でき
る濾過装置における集配水装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため、本考案は、濾過装置における集配水装置におい
て、少なくとも、上部に配水口又は集水口を構成する上
部開口と、下部に原水流入口又は濾過水流出口を構成す
る下部開口と、外周部にフランジ部とを備えた案内筒
と、該案内筒を配水部又は集水部に設けられた支持筒に
固定するためのナットとを備え、前記ナットを前記支持
筒に対して上方から締め込むことにより前記フランジ部
が前記ナットと前記支持筒とにより挟持されることによ
り前記案内筒 が固定されることを特徴とするものであ
る。
ため、本考案は、濾過装置における集配水装置におい
て、少なくとも、上部に配水口又は集水口を構成する上
部開口と、下部に原水流入口又は濾過水流出口を構成す
る下部開口と、外周部にフランジ部とを備えた案内筒
と、該案内筒を配水部又は集水部に設けられた支持筒に
固定するためのナットとを備え、前記ナットを前記支持
筒に対して上方から締め込むことにより前記フランジ部
が前記ナットと前記支持筒とにより挟持されることによ
り前記案内筒 が固定されることを特徴とするものであ
る。
【0007】
【作用】前述した構成からなる本考案の濾過装置におけ
る集配水装置によれば、散水口又は配水口を構成する上
部開口と、原水流入口又は濾過水流出口を構成する下部
開口とを形成した案内筒と、この案内筒とは別部材から
なるナットとによって集水又は配水装置を構成したた
め、案内筒を配水部又は集水部に設けられた支持筒の所
定位置に位置合わせした状態でナットを上方から締め込
むことができ、案内筒の位置合わせを容易に行うことが
できる。また、案内筒を支持筒に固定するための締付け
が十分にでき、各集水又は配水装置毎に締付け状態が不
均一になることがなく、濾過層の空気洗浄が均一にでき
るとともに不陸現象を防止することができる。
る集配水装置によれば、散水口又は配水口を構成する上
部開口と、原水流入口又は濾過水流出口を構成する下部
開口とを形成した案内筒と、この案内筒とは別部材から
なるナットとによって集水又は配水装置を構成したた
め、案内筒を配水部又は集水部に設けられた支持筒の所
定位置に位置合わせした状態でナットを上方から締め込
むことができ、案内筒の位置合わせを容易に行うことが
できる。また、案内筒を支持筒に固定するための締付け
が十分にでき、各集水又は配水装置毎に締付け状態が不
均一になることがなく、濾過層の空気洗浄が均一にでき
るとともに不陸現象を防止することができる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る濾過装置における集配水
装置の一実施例を上向流式濾過装置に適用した場合を図
1乃至図4を参照して説明する。図1及び図2は本考案
に係る配水装置を備えた上向流式濾過装置の断面図であ
る。同図において、符号1は濾過槽であって、濾過槽1
内には砂,アンスラサイト,活性炭等の粒状濾材からな
る濾過層2が設置されている。濾過層2の底部には集合
渠3が設置されており、この集合渠3内には原水管4か
ら原水が供給されるようになっている。また集合渠3の
上部には、空気管5が連通されていて、集合渠3内に空
気が供給されるようになっている。
装置の一実施例を上向流式濾過装置に適用した場合を図
1乃至図4を参照して説明する。図1及び図2は本考案
に係る配水装置を備えた上向流式濾過装置の断面図であ
る。同図において、符号1は濾過槽であって、濾過槽1
内には砂,アンスラサイト,活性炭等の粒状濾材からな
る濾過層2が設置されている。濾過層2の底部には集合
渠3が設置されており、この集合渠3内には原水管4か
ら原水が供給されるようになっている。また集合渠3の
上部には、空気管5が連通されていて、集合渠3内に空
気が供給されるようになっている。
【0009】一方、集合渠3の上部から、多数の原水分
配管6が水平方向に延設されており、集合渠3から供給
された原水が濾過層2に均一に分配されるようになって
いる。そして、図3に、その詳細図が示されるように、
原水分配管6及び集合渠3の上面には、多数の配水装置
10が配備されている。
配管6が水平方向に延設されており、集合渠3から供給
された原水が濾過層2に均一に分配されるようになって
いる。そして、図3に、その詳細図が示されるように、
原水分配管6及び集合渠3の上面には、多数の配水装置
10が配備されている。
【0010】配水装置10は、その上端部が閉塞された
筒体からなる案内筒11と、この案内筒11をパッキン
16を介して原水分配管6に固着された支持筒7に固定
するためのナット20とを備えている。図4は、配水装
置の詳細図であり、図4(a)はその断面図、図4
(b)はその側面図、図4(c)はその平面図である。
案内筒11は、図4にその詳細図が示されるように、上
部に配水口又は集水口を構成する上部開口12と、下部
に原水流入口又は濾過水流出口を構成する下部開口13
とを備えるとともに、空気洗浄を行う場合には、その中
間部に空気送入口14及び15を備える。また、案内筒
11は、その下端に、斜めにカットされたテーパ面17
を形成するのが好ましく、案内筒11は、テーパ面17
が下流側に向くように原水分配管6に固定するのがよ
い。案内筒11を原水分配管6に固定する際には、案内
筒11の上部に形成された合マーク18を下流側に合わ
せると、テーパ面17が下流側に向くように設定されて
いる。そして、合マーク18を下流側に合わせた状態
で、案内筒11の上面に形成された把持部19を把持し
つつ、フランジ部11aと支持筒7の上端面との間にパ
ッキン16を介装して、ナット20を上方から締付ける
ことによって、案内筒11は原水分配管6にしっかりと
固定される。この時、ナット20は、パッキン16が十
分にシール機能を果たすように支持筒7に締付け固定さ
れる。
筒体からなる案内筒11と、この案内筒11をパッキン
16を介して原水分配管6に固着された支持筒7に固定
するためのナット20とを備えている。図4は、配水装
置の詳細図であり、図4(a)はその断面図、図4
(b)はその側面図、図4(c)はその平面図である。
案内筒11は、図4にその詳細図が示されるように、上
部に配水口又は集水口を構成する上部開口12と、下部
に原水流入口又は濾過水流出口を構成する下部開口13
とを備えるとともに、空気洗浄を行う場合には、その中
間部に空気送入口14及び15を備える。また、案内筒
11は、その下端に、斜めにカットされたテーパ面17
を形成するのが好ましく、案内筒11は、テーパ面17
が下流側に向くように原水分配管6に固定するのがよ
い。案内筒11を原水分配管6に固定する際には、案内
筒11の上部に形成された合マーク18を下流側に合わ
せると、テーパ面17が下流側に向くように設定されて
いる。そして、合マーク18を下流側に合わせた状態
で、案内筒11の上面に形成された把持部19を把持し
つつ、フランジ部11aと支持筒7の上端面との間にパ
ッキン16を介装して、ナット20を上方から締付ける
ことによって、案内筒11は原水分配管6にしっかりと
固定される。この時、ナット20は、パッキン16が十
分にシール機能を果たすように支持筒7に締付け固定さ
れる。
【0011】また、図3に示されるように、集合渠3に
も配水装置10を設置してもかまわない。この配水装置
10は、原水分配管6に固定されたものとほぼ同様な構
成を有しているが、案内筒11の下端にはテーパ面17
が形成されていない。なお、テーパ面17は、形成して
もしなくてもかまわないが、配管内の水面の乱れによる
脈動の影響を少なくするために形成するのが好ましい。
も配水装置10を設置してもかまわない。この配水装置
10は、原水分配管6に固定されたものとほぼ同様な構
成を有しているが、案内筒11の下端にはテーパ面17
が形成されていない。なお、テーパ面17は、形成して
もしなくてもかまわないが、配管内の水面の乱れによる
脈動の影響を少なくするために形成するのが好ましい。
【0012】次に前述のように構成された配水装置10
の作用について説明する。濾過工程中は、原水管4から
導かれた原水は集合渠3に流入し、この集合渠3から多
数の原水分配管6に分配される。原水分配管6に流入し
た原水は、支持筒7を通って各配水装置10に到達す
る。そして、各配水装置10において、原水は原水流入
口を構成する下部開口13から案内筒11内に流入し、
配水口を構成する上部開口12から濾過層2に配水され
る。そして、原水は濾過層2を通過する間に、原水中の
濁質分が捕捉されて濾過水となり、濾過水流出部21を
溢流して濾過水渠22を経て系外に取り出される。
の作用について説明する。濾過工程中は、原水管4から
導かれた原水は集合渠3に流入し、この集合渠3から多
数の原水分配管6に分配される。原水分配管6に流入し
た原水は、支持筒7を通って各配水装置10に到達す
る。そして、各配水装置10において、原水は原水流入
口を構成する下部開口13から案内筒11内に流入し、
配水口を構成する上部開口12から濾過層2に配水され
る。そして、原水は濾過層2を通過する間に、原水中の
濁質分が捕捉されて濾過水となり、濾過水流出部21を
溢流して濾過水渠22を経て系外に取り出される。
【0013】このような濾過を継続するにつれて、原水
中の濁質分の捕捉によって濾過抵抗が次第に増加する。
この濾過抵抗が所定の値になった時に、濾過層2の洗浄
を行う。洗浄工程においては、先ず、集合渠3への原水
の供給を停止し、濾過槽1内の排水を行い、排水が完了
したら、空気洗浄を行う。この場合、空気を空気管5か
ら集合渠3に供給し、さらに集合渠3から原水分配管6
を介して配水装置10に供給する。配水装置10に到達
した空気は、空気送入口14及び15から案内筒11内
に流入し、上部開口12から濾過層2に供給され、濾過
層2の空気洗浄が行われる。
中の濁質分の捕捉によって濾過抵抗が次第に増加する。
この濾過抵抗が所定の値になった時に、濾過層2の洗浄
を行う。洗浄工程においては、先ず、集合渠3への原水
の供給を停止し、濾過槽1内の排水を行い、排水が完了
したら、空気洗浄を行う。この場合、空気を空気管5か
ら集合渠3に供給し、さらに集合渠3から原水分配管6
を介して配水装置10に供給する。配水装置10に到達
した空気は、空気送入口14及び15から案内筒11内
に流入し、上部開口12から濾過層2に供給され、濾過
層2の空気洗浄が行われる。
【0014】この空気洗浄が終了したら、気水洗浄が行
われる。この気水洗浄は、濾過工程と同一経路で行わ
れ、洗浄水は原水管4から集合渠3に流入する。一方、
空気は空気管5から集合渠3に流入する。そして、洗浄
水及び空気は集合渠3から原水分配管6を通って集水又
は配水装置10に供給される。この時、洗浄水は下部開
口13から案内筒11を通って上部開口12から流出し
て濾過層2に供給される。一方、空気は空気送入口14
及び15から案内筒11内に流入し、上部開口12から
流出して濾過層2に供給される。これによって、洗浄水
と空気は気液混相流となって濾過層2を洗浄する。
われる。この気水洗浄は、濾過工程と同一経路で行わ
れ、洗浄水は原水管4から集合渠3に流入する。一方、
空気は空気管5から集合渠3に流入する。そして、洗浄
水及び空気は集合渠3から原水分配管6を通って集水又
は配水装置10に供給される。この時、洗浄水は下部開
口13から案内筒11を通って上部開口12から流出し
て濾過層2に供給される。一方、空気は空気送入口14
及び15から案内筒11内に流入し、上部開口12から
流出して濾過層2に供給される。これによって、洗浄水
と空気は気液混相流となって濾過層2を洗浄する。
【0015】そして、空気管5からの空気供給を停止
し、気水洗浄を終えると、集合渠3及び原水分配管6内
に残存している空気は、空気送入口14から案内筒11
内に流入して上部開口12から濾過層2内に抜けてい
く。洗浄水の供給は続行しているため、気水洗浄から水
洗浄に変わる。この水洗浄の際には、原水管4から集合
渠3に供給された洗浄水は、原水分配管6を介して配水
装置10に供給され、配水装置10の下部開口13から
案内筒11内に流入し、上部開口12から流出して濾過
層2に供給される。なお、上記気水洗浄及び水洗浄の洗
浄工程において、濾過層2を通過した洗浄水は、排水ト
ラフ23から濾過槽1の外部に排出される。
し、気水洗浄を終えると、集合渠3及び原水分配管6内
に残存している空気は、空気送入口14から案内筒11
内に流入して上部開口12から濾過層2内に抜けてい
く。洗浄水の供給は続行しているため、気水洗浄から水
洗浄に変わる。この水洗浄の際には、原水管4から集合
渠3に供給された洗浄水は、原水分配管6を介して配水
装置10に供給され、配水装置10の下部開口13から
案内筒11内に流入し、上部開口12から流出して濾過
層2に供給される。なお、上記気水洗浄及び水洗浄の洗
浄工程において、濾過層2を通過した洗浄水は、排水ト
ラフ23から濾過槽1の外部に排出される。
【0016】図1乃至図4に示す実施例においては、配
水装置を上向流式濾過装置に適用した例を説明したが、
下向流式濾過装置に適用できることは言うまでもない。
本考案の集水又は配水装置を下向流式濾過装置に適用し
た場合には、上部開口は集水口を構成し、下部開口13
は濾過水流出口を構成する。また、本考案に係る集水又
は配水装置は、微生物付着用媒体を充填した生物濾過装
置にも適用可能である。この場合、空気送入口より散気
用空気として送給したり、あるいは別途散気装置を設け
ればよい。
水装置を上向流式濾過装置に適用した例を説明したが、
下向流式濾過装置に適用できることは言うまでもない。
本考案の集水又は配水装置を下向流式濾過装置に適用し
た場合には、上部開口は集水口を構成し、下部開口13
は濾過水流出口を構成する。また、本考案に係る集水又
は配水装置は、微生物付着用媒体を充填した生物濾過装
置にも適用可能である。この場合、空気送入口より散気
用空気として送給したり、あるいは別途散気装置を設け
ればよい。
【0017】また、実施例の説明においては、空気送入
口14及び15を設けた集水又は配水装置10を説明し
たが、洗浄水による洗浄だけを行い、空気洗浄又は気水
洗浄を行わない場合には、これら空気送入口14及び1
5は不要である。なお、空気送入口14は付属的機能で
あるため、この空気送入口14の開口径は空気送入口1
5より小さくても良い。更に、空気送入口14及び15
の設置位置は適宜選択可能である。また実施例では、配
管に配備した例を示したが支持板に取付配備してもかま
わない。濾過層の下に砂利等の支持材層を形成させるこ
ともでき、その場合には、実施例に示すような原水分配
管又は処理水集水管を用いるときは、支持材層の底部又
は支持材層内に設けてもよい。また、支持板を用いると
きは、本考案の集配水装置を支持材層の下に設けられる
支持板に直接取付ければよい。
口14及び15を設けた集水又は配水装置10を説明し
たが、洗浄水による洗浄だけを行い、空気洗浄又は気水
洗浄を行わない場合には、これら空気送入口14及び1
5は不要である。なお、空気送入口14は付属的機能で
あるため、この空気送入口14の開口径は空気送入口1
5より小さくても良い。更に、空気送入口14及び15
の設置位置は適宜選択可能である。また実施例では、配
管に配備した例を示したが支持板に取付配備してもかま
わない。濾過層の下に砂利等の支持材層を形成させるこ
ともでき、その場合には、実施例に示すような原水分配
管又は処理水集水管を用いるときは、支持材層の底部又
は支持材層内に設けてもよい。また、支持板を用いると
きは、本考案の集配水装置を支持材層の下に設けられる
支持板に直接取付ければよい。
【0018】
【考案の効果】以上説明したように本考案によれば、配
水口又は集水口を構成する上部開口と、原水流入口又は
濾過水流出口を構成する下部開口とを形成した案内筒
と、この案内筒とは別部材からなるナットとによって集
水又は配水装置を構成したため、案内筒を配水部又は集
水部に設けられた支持筒の所定位置に位置合わせした状
態でナットを上方から締め込むことができ、案内筒の位
置合わせを容易に行うことができる。
水口又は集水口を構成する上部開口と、原水流入口又は
濾過水流出口を構成する下部開口とを形成した案内筒
と、この案内筒とは別部材からなるナットとによって集
水又は配水装置を構成したため、案内筒を配水部又は集
水部に設けられた支持筒の所定位置に位置合わせした状
態でナットを上方から締め込むことができ、案内筒の位
置合わせを容易に行うことができる。
【0019】また、本考案によれば、案内筒を支持筒に
固定するための締付けが十分にでき、各集水又は配水装
置毎に締付け状態が不均一になることがなく、濾過層の
空気洗浄が均一にできるとともに不陸現象を防止するこ
とができる。
固定するための締付けが十分にでき、各集水又は配水装
置毎に締付け状態が不均一になることがなく、濾過層の
空気洗浄が均一にできるとともに不陸現象を防止するこ
とができる。
【図1】本考案に係る濾過装置における集配水装置を備
えた濾過装置の断面図である。
えた濾過装置の断面図である。
【図2】図1のII−II線断面図である。
【図3】本考案に係る濾過装置における集配水装置の設
置状態を示す断面図である。
置状態を示す断面図である。
【図4】本考案に係る濾過装置における集配水装置の詳
細図である。
細図である。
【図5】従来の集水又は配水装置を示す断面図である。
1 濾過槽 2 濾過層 3 集合渠 4 原水管 5 空気管 6 原水分配管 7 支持筒 10 集水又は配水装置 11 案内筒 12 上部開口 13 下部開口 14 空気送入口 15 空気送入口 16 パッキン 17 テーパ面 18 合マーク 20 ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 29/88 29/90 29/92 7112−4D B01D 29/42 501 Z 7112−4D 510
Claims (1)
- 【請求項1】 濾過装置における集配水装置において、
少なくとも、上部に配水口又は集水口を構成する上部開
口と、下部に原水流入口又は濾過水流出口を構成する下
部開口と、外周部にフランジ部とを備えた案内筒と、該
案内筒を配水部又は集水部に設けられた支持筒に固定す
るためのナットとを備え、前記ナットを前記支持筒に対
して上方から締め込むことにより前記フランジ部が前記
ナットと前記支持筒とにより挟持されることにより前記
案内筒が固定されることを特徴とする濾過装置における
集配水装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2416892U JPH0711765Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 濾過装置における集配水装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2416892U JPH0711765Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 濾過装置における集配水装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0619801U JPH0619801U (ja) | 1994-03-15 |
JPH0711765Y2 true JPH0711765Y2 (ja) | 1995-03-22 |
Family
ID=12130823
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2416892U Expired - Lifetime JPH0711765Y2 (ja) | 1992-03-23 | 1992-03-23 | 濾過装置における集配水装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711765Y2 (ja) |
-
1992
- 1992-03-23 JP JP2416892U patent/JPH0711765Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0619801U (ja) | 1994-03-15 |
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