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JPH07115360B2 - インサ−トを内蔵した樹脂成形品の製法 - Google Patents

インサ−トを内蔵した樹脂成形品の製法

Info

Publication number
JPH07115360B2
JPH07115360B2 JP19610287A JP19610287A JPH07115360B2 JP H07115360 B2 JPH07115360 B2 JP H07115360B2 JP 19610287 A JP19610287 A JP 19610287A JP 19610287 A JP19610287 A JP 19610287A JP H07115360 B2 JPH07115360 B2 JP H07115360B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
insert
cavity
recess
resin
seal ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP19610287A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6440309A (en
Inventor
良郎 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Plastics Inc filed Critical Mitsubishi Plastics Inc
Priority to JP19610287A priority Critical patent/JPH07115360B2/ja
Publication of JPS6440309A publication Critical patent/JPS6440309A/ja
Publication of JPH07115360B2 publication Critical patent/JPH07115360B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、インサートを内蔵した樹脂成形品を金型キャ
ビテイ内で製造する際に、インサートに設けた軸孔、ね
じ孔等の凹部に樹脂が浸入するのを防止した樹脂成形品
の製法に関する。
(従来技術およびその問題点) 一般にインサートを内蔵した樹脂成形品を製造する場合
には、金型キャビテイの所定位置にインサートをセット
し、次いで金型キャビティ内に樹脂材料を充填して製造
しているが、インサートに軸孔、ねじ孔等の凹部が設け
られている場合には、該凹部に樹脂が浸入するという問
題あった。
例えば、第3図に要部断面図で示した如く、インサート
2を内蔵した繊維強化プラスチック製弁体を製造する場
合には、インサート2の凹部(軸孔)21にセットピン1
の先端部に嵌挿してキャビテイ50内にインサート2をセ
ットした後、キャビテイ50内に熱硬化性樹脂を含浸させ
たガラス繊維マットを積層し、これを上金型5aと下金型
5bとで加圧成形していた。
しかしながら、この従来成形法の場合にはセットピン1
と凹部21との僅かな隙間に樹脂が浸入することがあっ
た。このため、成形品を金型から取り出した後、凹部21
の壁面に付着した樹脂を金具でそぎ落とさなければなら
ず、この手作業に時間がかかるという問題があった。
本発明は、かかる問題点を解決したものであって、イン
サートに設けた軸孔、ねじ孔等の凹部に樹脂が浸入する
ことのない樹脂成形品の製造方法を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、金型壁を貫通してキャビテイ内にセットピン
を突出させ、該セットピンの先端部にインサートの凹部
を嵌挿してキャビテイ内にインサートをセットした後、
キャビテイ内に樹脂材料を充填して樹脂成形品を製造す
るにあたり、前記キャビテイ内に突出したセットピンの
先端部に段差をもって外径が縮小した小径部を設け、該
小径部に押圧輪を摺動自在に外挿すると共に該押圧輪と
前記段差との間に弾性シールリングを装着する。次い
で、セットピンの先端部に装着した押圧輪と弾性シール
リングとをインサートの凹部に挿入し、押圧輪と段差と
の間隔を狭めて拡径させたシールリングで凹部の開口部
を封鎖した後、キャビテイ内に樹脂材料を充填すること
を特徴とするものである。
以下、本発明の具体的構成を実施例に基づいて詳細に説
明する。
(実施例 1) 第1図は繊維強化プラスチック製弁体を製造する場合の
本発明の一実施例を示す縦断面図である。図中符号1は
セットピン、2は棒状の金属製インサート、3は弾性シ
ールリング、4は押圧輪、5は金型であり、上金型5aと
下金型5bとの間には円盤状のキャビテイ50が設けられて
いる。
セットピン1は金型壁を貫通してキャビテイ50内に突出
しており、シリンダー装置(図示せず)と接続してキャ
ビテイ50内に突出、あるいは後退可能に設けられてい
る。このセットピン1の先端部に段差をもって外径が縮
小した小径部11を設け、押圧輪4を摺動自在に外挿する
と共に該押圧輪4と前記段差との間にゴム等の弾性部材
からなるシールリング3を装着する。このとき、小径部
11の外周に突起を設け、該突起によって押圧輪4が小径
部11から脱出するのを防止できるようにするとよい。
一方、インサート2の両端部には凹部21が設けられてお
り、それぞれの凹部21、21にセットピン1、1の先端部
を挿入する。
第1図に示す如く、弾性シールリング3の締め代幅tは
押圧輪4の移動幅Tより小となっており、セットピン1
の小径部11を凹部21の奥側に押し込むと、押圧輪4の一
端部が凹部21の底壁に当接して弾性シールリング3側に
移動する。これによって段差と押圧輪4との間隔が狭ま
り、弾性シールリング3は両側面から圧縮されて拡径
し、その外周面が凹部21の内壁面に圧接して開口部を封
鎖する。
インサート2の両端部をセットピン1、1で支持した
後、インサート2の上・下面に熱硬化性樹脂を含浸させ
たガラス繊維マットを積層し、これを上金型5aと下金型
5bとの間で加圧成形すると、インサート2を内蔵した繊
維強化プラスチック製弁体が得られる。前記加圧成形の
際に、凹部21の開口部は弾性シールリング3によって完
全に封鎖されているので、該凹部21に樹脂が浸入するこ
とはない。
(実施例 2) 第2図は本発明の他の実施例を示す要部断面図であり、
キャビテイ50内に突出させたセットピン1の先端部には
前記実施例と同様に段差をもって外径が縮小した小径部
11が設けられている。この小径部11に押圧輪4を摺動自
在に外挿すると共に該押圧輪4と前記段差との間に弾性
シールリング3を装着する。押圧輪4はセットピン1内
を貫通したロット12と接続しており、該ロット12を後退
させると段差と押圧輪4との間隔が狭まって、拡径した
弾性シールリング3が凹部12の開口部を封鎖する。
このようにして、上金型5aと下金型5bとで形成したキャ
ビテイ50内にインサート6をセットした後、金型の適所
に設けた射出孔(図示せず)からキャビテイ50内にポリ
エチレン、ポリプロピレン等の溶融樹脂を充填すると所
望とする樹脂成形品が得られる。
この実施例の場合にも、インサート6の凹部61の開口部
が弾性シールリング3によって完全に封鎖されているの
で、溶融樹脂が凹部61に浸入することはない。
(発明の作用および効果) 以上詳述した如く、本発明はキャビテイ内に突出させた
セットピンの先端部に段差をもって外径が縮小した小径
部を設け、該小径部に押圧輪を摺動自在に外挿すると共
に、該押圧輪と前記段差との間に弾性シールリングを装
着したので、この押圧輪と弾性シールリングとをインサ
ートの凹部に挿入した後、前記押圧輪と段差との間隔を
狭めるだけで凹部の開口部を弾性シールリングで完全に
封鎖することができる。
従って、キャビティ内に樹脂材料を充填したときにイン
サートの凹部に樹脂が浸入する恐れは全くなく、外観が
極めて優れた樹脂成形品が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す成形工程の縦断面図、
第2図は他の実施例を示す要部縦断面図、第3図は従来
の成形工程を示す要部断面図である。 1……セットピン、11……小径部 2、6……インサート、21、61……凹部 3……弾性シールリング、4……押圧輪 5a、5b……金型、50……キャビテイ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金型壁を貫通してキャビテイ内にセットピ
    ンを突出させ、該セットピンの先端部にインサートの凹
    部を嵌挿してキャビテイ内にインサートをセットした
    後、キャビテイ内に樹脂材料を充填して樹脂成形品を製
    造するにあたり、前記キャビテイ内に突出したセットピ
    ンの先端部に段差をもって外径が縮小した小径部を設
    け、該小径部に押圧輪を摺動自在に外挿すると共に該押
    圧輪と前記段差との間に弾性シールリングを装着し、該
    押圧輪と弾性シールリングとをインサートの凹部に挿入
    してから押圧輪と段差との間隔を狭めて拡径させたシー
    ルリングで凹部の開口部を封鎖した後、キャビテイ内に
    樹脂材料を充填することを特徴とするインサートを内蔵
    した樹脂成形品の製法。
JP19610287A 1987-08-05 1987-08-05 インサ−トを内蔵した樹脂成形品の製法 Expired - Lifetime JPH07115360B2 (ja)

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JPS6440309A JPS6440309A (en) 1989-02-10
JPH07115360B2 true JPH07115360B2 (ja) 1995-12-13

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JP19610287A Expired - Lifetime JPH07115360B2 (ja) 1987-08-05 1987-08-05 インサ−トを内蔵した樹脂成形品の製法

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DE3709921A1 (de) * 1987-03-26 1988-10-06 Basf Ag Verfahren zur herstellung von perlfoermigen polymerisaten aus wasserloeslichen, ethylenisch ungesaettigten monomeren

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JPS6440309A (en) 1989-02-10

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