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JPH07114816A - スポットライト - Google Patents

スポットライト

Info

Publication number
JPH07114816A
JPH07114816A JP5262196A JP26219693A JPH07114816A JP H07114816 A JPH07114816 A JP H07114816A JP 5262196 A JP5262196 A JP 5262196A JP 26219693 A JP26219693 A JP 26219693A JP H07114816 A JPH07114816 A JP H07114816A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spotlight
holder
wire
case
roller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5262196A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuichiro Sato
雄一郎 佐藤
Minoru Yoshida
稔 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP5262196A priority Critical patent/JPH07114816A/ja
Publication of JPH07114816A publication Critical patent/JPH07114816A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fastening Of Light Sources Or Lamp Holders (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 長寸法のレバーがスポットライトケースの外
部へ不体裁な状態で突出するような不具合を生じさせ
ず、簡易且つ軽量な機構によって照明灯の往復移動を的
確に行えるようにして、フォーカス制御を適切に行わせ
る。 【構成】 前面側にレンズRが設けられたスポットライ
トケース1内に、照明灯2を装着したホルダー4がスポ
ットライトケース1の前後方向に沿って往復移動可能に
設けられているスポットライトであって、前記ホルダー
4をスポットライトケース1の前後方向のうち何れか一
方側の方向へ押圧付勢するバネ5と、前記ホルダー4に
一端側が連結されたワイヤー6と、前記ホルダー4をバ
ネ5の押圧力に抗してこのバネ5の押圧方向とは逆方向
に移動させるように前記ワイヤー6の他端側を巻き取る
ための正逆両方向への回転操作が自在な巻取ローラ7と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種のスタジオ、劇
場、ホール等で使用されるスポットライト、更に詳しく
は、照明のフォーカス制御を簡易な構造で行えるように
したスポットライトに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスポットライトとして
は、例えば図6や図7に示すようなものが公知である。
即ち、図6に示すものは、照明灯2が装着されたホルダ
ー4にレバー80を連結したもので、このレバー80を
往復操作させることにより、照明灯2を矢印a1の前後
方向に移動させることができ、これにより集光レンズR
との相互間の距離を任意に変更可能である。一方、図7
に示すものは、照明灯2が装着されたホルダー4をモー
タMの駆動によって回転されるネジ軸81(ボールネ
ジ)に螺合させたもので、このネジ軸81の回転動作に
より、やはり照明灯2を矢印a2の前後方向に移動させ
ることが可能である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の図6で示し
たものでは、レバー80の寸法をかなり長くする必要が
あるために、レバー80の重量が嵩み、その重量分だけ
スポットライト全体の重量が重くなり、スポットライト
の取扱い面で不便を生じていた。しかも、前記レバー8
0は、スポットライトケース1の外部へ比較的長い寸法
で突出した状態となるために、スポットライトの小型化
の面でも難点を生じ、またその外観体裁も不体裁になる
という難点も生じていた。
【0004】一方、上記従来の図7で示したものでは、
やはり比較的長い寸法のネジ軸81をスポットライトケ
ース1内に設ける必要がある。従って、かかるネジ軸8
1の重量が嵩むことに原因し、スポットライトの重量が
重くなり、またこのネジ軸81を回転駆動させるための
モータMの駆動トルクを大きくしなければならないとい
った難点も生じていた。
【0005】本発明は上記の点に鑑みて提案されたもの
で、長寸法のレバーがスポットライトケースの外部へ不
体裁な状態で突出するような不具合を生じさせず、簡易
且つ軽量な機構によって照明灯の往復移動を的確に行え
るようにして、フォーカス制御を適切に行うことができ
るようにすることを、その目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案された請求項1に記載の本発明に係るスポットラ
イトは、前面側にレンズが設けられたスポットライトケ
ース内に、照明灯を装着したホルダーがスポットライト
ケースの前後方向に沿って往復移動可能に設けられてい
るスポットライトであって、前記ホルダーをスポットラ
イトケースの前後方向のうち何れか一方側の方向へ押圧
付勢するバネと、前記ホルダーに一端側が連結されたワ
イヤーと、前記ホルダーをバネの押圧力に抗してこのバ
ネの押圧方向とは逆方向に移動させるように前記ワイヤ
ーの他端側を巻き取るための正逆両方向への回転操作が
自在な巻取ローラとを備えている。
【0007】請求項2に記載の本発明に係るスポットラ
イトは、上記請求項1とは異なり、照明灯を装着したホ
ルダーをバネによって一方向に押圧付勢させるのではな
く、2本のワイヤーを用いたものである。即ち、請求項
2に記載の本発明に係るスポットライトは、照明灯を装
着したホルダーをスポットライトケースの前側方向と後
側方向との各方向に引張り移動可能とすべく各一端側が
ホルダーに連結されている前側ワイヤー及び後側ワイヤ
ーと、これら2本のワイヤーの各他端側を巻き取るため
の正逆両方向への回転操作が自在な巻取ローラとを備
え、しかもこの巻取ローラが回転されるときには、前記
2本のワイヤーのうち一方側のワイヤーが巻取ローラか
ら繰り出されながら、他方側のワイヤーがその繰り出し
量と同等量だけ巻取ローラに巻き取られるように構成さ
れている。
【0008】請求項3に記載の本発明に係るスポットラ
イトは、上記請求項1又は2の構成において、前記巻取
ローラはモータの駆動により回転自在となるように構成
されている。
【0009】請求項4に記載の本発明に係るスポットラ
イトは、上記請求項3の構成において、前記巻取ローラ
及びモータは、スポットライトケースの上部に連結され
てこのスポットライトケースのパン回動及びチルト回動
の各動作を行わせる手段を収容したハウジングケース内
に設けられている。
【0010】
【作用】上記構成を特徴とする請求項1に記載の本発明
に係るスポットライトでは、巻取ローラを所定方向に回
転させてワイヤーを巻き取れば、これによりホルダーを
バネの押圧力に抗してバネの押圧方向とは逆方向へワイ
ヤーによって引張り移動させることができる。また、巻
取ローラを逆回転させ、この巻取ローラからワイヤーを
繰り出してワイヤーを緩めると、ホルダーはバネの押圧
力によって一定方向へ移動する。従って、巻取ローラの
回転操作により、ホルダーに装着された照明灯をスポッ
トライトケースの前後方向へ任意に移動させることがで
き、これにより照明のフォーカス制御を行うことができ
る。
【0011】また、請求項2に記載の本発明に係るスポ
ットライトでは、巻取ローラが所定方向に回転され、2
本のワイヤーのうち、一方の前側ワイヤーが巻取ローラ
から繰り出されるときには、その繰り出し量と同等量だ
け他方の後側ワイヤーが巻取ローラに巻き取られる。従
って、この場合には、ホルダーが後側ワイヤーによって
引張られ、後方へ移動する。これに対し、巻取ローラを
前記とは逆方向に回転させると、前記とは逆に、後側ワ
イヤーが巻取ローラから繰り出されると共に、前側ワイ
ヤーが巻き取られ、ホルダーがこの前側ワイヤーによっ
て前方へ引張られる。従って、請求項1の場合の同様
に、巻取ローラの回転操作により、ホルダーを往復動さ
せて、照明のフォーカス制御を行うことができる。
【0012】而して、上記請求項1及び2のように、バ
ネとワイヤーとの組合せ、又は2本のワイヤーを用いて
ホルダーを往復動させる構造では、これらの各部品の重
量はさほど重くならず、軽量にできる。また、ワイヤー
が仮に長寸法であっても、このワイヤーは巻取ローラに
巻き取られるから、このワイヤーがスポットライトケー
スの外部へ不体裁に突出するようなことも適切に回避で
き、外観体裁を良好なものにできる。更に、ワイヤー
は、ローラ等の適当なガイド手段を用いてガイドさせる
ことにより、そのワイヤー経路を任意に設定できるの
で、このワイヤーを巻き取るための巻取ローラの取付位
置も特には限定されず、巻取ローラをその取扱い等に便
利な箇所へ取付けることも可能となる。
【0013】請求項3に記載の本発明に係るスポットラ
イトでは、上記巻取ローラはモータ駆動により回転自在
であるから、巻取ローラを手で回転操作する必要がなく
なることは勿論のこと、このモータ駆動を遠隔操作させ
れば、照明のフォーカス制御をリモコン操作することも
可能となる。尚、ホルダーの駆動機構は軽量なものにで
きるから、モータの駆動トルクをさほど大きくする必要
もない。
【0014】請求項4に記載の本発明に係るスポットラ
イトでは、フォーカス制御に適用されるモータや巻取ロ
ーラを、スポットライトケースのパン回動やチルト回動
を行わせるための手段を収容したハウジングケース内に
設けているから、これら複数の駆動手段を一つのハウジ
ングケース内にコンパクトな状態に効率よく収容させる
ことができ、スポットライト全体の小型化、構成の簡素
化、及びメンテナンスの容易化が図れる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 〔第1実施例〕図1は本発明に係るスポットライトAの
一例を示す断面図である。このスポットライトAは、前
面側に集光用のレンズRを備えたスポットライトケース
1、このスポットライトケース1内に収容された照明灯
2、この照明灯2やその後方に配置される反射板3を保
持するためのホルダー4、このホルダー4を往復動作さ
せるためのバネ5、ワイヤー6、及び巻取ローラ7等を
具備している。
【0016】上記のうち、ホルダー4は、スポットライ
トケース1の底部に固定して設けられた基台8の上面部
に、スポットライトケース1の前後方向に沿って往復移
動可能な状態に取付けられている。バネ5は、ホルダー
4を常時スポットライトケース1の前側方向(矢印a方
向)へ押圧付勢するように設けられたもので、例えば圧
縮バネとしてのコイルバネが適用される。ワイヤー6
は、その一端部6aがホルダー4の後部に連結され、他
端部6bがガイドローラ9にガイドされてから巻取ロー
ラ7に一部巻き取られた状態でこの巻取ローラ7に連結
されている。巻取ローラ7は、スポットライトケース1
内の後部に取付けられており、スポットライトケース1
の外部に配置された操作ハンドル10の操作により正・
逆両方向に回転自在である。
【0017】上記構成のスポットライトAにおいては、
操作ハンドル10を操作して巻取ローラ7を例えば矢印
b方向に回転させることによりワイヤー6を巻き取る
と、このワイヤー6を後方側へ引張ることができる。従
って、バネ5の弾発力に抗してホルダー4を同図一点鎖
線に示すように後退させることができる。また、巻取ロ
ーラ7の回転を停止させた状態では、バネ5の前方への
押圧力とワイヤー6の張力との釣り合いによりホルダー
4は所定位置へ停止され、ホルダー4が前後方向へ不当
に位置ずれするようなことはない。従って、照明灯2を
所定の位置へ安定させて固定保持させておくこともでき
る。尚、操作ハンドル10から手を離した際にバネ5の
弾発力によってホルダー4が前進し、巻取ローラ7が逆
転する虞れがある場合には、この操作ハンドル10又は
巻取ローラ7の位置へ、ネジの締付け等を利用したロッ
ク機構を設ければよい。
【0018】次いで、上記とは異なり、操作ハンドル1
0を矢印c方向に逆回転させると、ワイヤー6は巻取ロ
ーラ7から繰り出されるが、ホルダー4にはバネ5の弾
発力が常時作用しているので、ワイヤー6の繰り出し量
だけホルダー4はバネ5によって前方へ押圧される。従
って、ホルダー4の前進移動も的確に行え、照明のフォ
ーカス制御を適切に行うことが可能となる。ワイヤー6
やバネ5の重量は軽いため、スポットライトAの全体重
量が重くなるようなことが回避でき、またスポットライ
トケース1の外部には、小寸法の操作ハンドル10を設
けているだけであるから、スポットライトAの外観体裁
が良好であり、またスポットライトAを小型に製作可能
である。
【0019】尚、上記の第1実施例では、バネ5によっ
てホルダー4を前方側へ押圧し、ワイヤー6の引張力に
よってホルダー4を後退させるようにしているが、本発
明は決してこれに限定されない。上記とは逆に、バネ5
によってホルダー4を後方側へ押圧付勢させて、ワイヤ
ー6の引張力によってホルダー4を前進させるように構
成しても構わない。
【0020】〔第2実施例〕図2は本発明の第2実施例
としてのスポットライトAaを示す断面図である(尚、
第1実施例と同一部位は同一符号で示している。図3以
下も同様)。図2に示すスポットライトAaは、バネ5
及びワイヤー6を用いて照明灯2を装着したホルダー4
を前後方向に往復動させる点で、上記第1実施例とその
基本的構成を共通にするが、ワイヤー6を巻き取るため
の巻取ローラ7は、スポットライトケース1を支持する
アーム11の上部に設けられたハウジングケース12内
に配置されている。ワイヤー6は複数のガイドローラ9
aによってガイドされて前記ハウジングケース12内に
ガイドされ、巻取ローラ7に一部巻き取られた状態で連
結されている。そして、この巻取ローラ7には正逆両方
向に回転自在なモータMが連結されている。
【0021】上記のうち、アーム11は、図3に示すよ
うに、スポットライトケース1の左右両端部から突出さ
れた軸13、13aを支持してスポットライトケース1
の全体を吊下げ状態で保持するものである。
【0022】ハウジングケース12は、その内部にチル
ト駆動用ブロック14やパン駆動用ブロック15を収容
したものである。ここで、チルト駆動用ブロック14
は、矢印f方向に回転自在なチルト駆動軸14aを備え
たもので、このチルト駆動軸14aは、スポットライト
ケース1を支持する一方の軸13に対してベルト16を
介して駆動連結されている。これにより、スポットライ
トケース1は,チルト駆動軸14aが駆動回転される
と、左右の軸13、13aを支点として矢印dの鉛直方
向にチルト回動可能である。また、パン駆動用ブロック
15は、矢印e方向に回転自在なパン駆動軸15aを備
えたもので、このパン駆動軸15aは、適当な位置へ固
定して設けられる支持ブロック17に連結されている。
これにより、スポットライトケース1は、パン駆動軸1
5aが駆動回転されると、このパン駆動軸15aを回転
中心として、アーム11やハウジングケース12と一緒
に水平方向にパン回動を行う。
【0023】上記のチルト駆動用ブロック14やパン駆
動用ブロック15は、何れもその内部にモータ等を用い
た駆動機構を備えたものであるが、図2に示す巻取ロー
ラ7やモータMは、これらチルト駆動用ブロック14や
パン駆動用ブロック15の取付けに支障を生じないよう
に配慮された上で、ハウジングケース12内に設けられ
ている(図3では不図示)。
【0024】上記構成のスポットライトAaにおいて
は、モータMの駆動により巻取ローラ7を回転させてワ
イヤー6の巻き取りと繰り出しを自在に行うことができ
るので、第1実施例に係るスポットライトAと同様に、
バネ5の弾発力を利用してホルダー4を前後方向に移動
させて、照明のフォーカス制御を適切に行うことができ
る。而して、上記のようにモータMや巻取ローラ7が、
チルト駆動用ブロック14やパン駆動用ブロック15と
共に一つのハウジングケース12内へ収容され、これら
の各駆動機構が一箇所に集約された構造では、これらの
駆動機構全体を嵩張らない状態に製作することができ、
スポットライトAaの全体の小型化が容易となり、また
メンテナンスも容易となる。
【0025】〔第3実施例〕図4は本発明の第3実施例
に係るスポットライトAbを示す断面図である。このス
ポットライトAbは、照明灯2や反射板3を装着したホ
ルダー4に対してバネ力を作用させず、このホルダー4
の前部に前側ワイヤー6Aの一端部を連結し、またホル
ダー4の後部には後側ワイヤー6Bの一端部を連結した
ものである。そして、これら2本のワイヤー6A、6B
の各他端側は、複数のガイドローラ9bを介して操作ハ
ンドル10の操作によって正逆両方向に回転自在な巻取
ローラ7の位置へガイドされ、この巻取ローラ7に一部
巻き取られた状態で連結されている。尚、この巻取ロー
ラ7に対する2本のワイヤー6A、6Bの巻き取り方向
は互いに異なるように設定され、一方のワイヤー6Aが
巻き取られるときには、他方のワイヤー6Bがそれと同
等量だけ巻取ローラ7から繰り出されるように構成され
ている。
【0026】上記構成のスポットライトAbにおいて
は、操作ハンドル10を回転操作させて後側ワイヤー6
Bを巻取ローラ7に巻き取らせる場合には、前側ワイヤ
ー6Aが巻取ローラ7から繰り出されるから、ホルダー
4は後側ワイヤー6Bによって後方へ引張られ、移動す
る。また操作ハンドル10を上記とは逆方向へ回転させ
た場合には、後側ワイヤー6Bが繰り出されて、前側ワ
イヤー6Aがホルダー4を前方へ引張り移動させること
となる。従って、操作ハンドル10の回転操作により、
照明灯2を前後方向に適切に移動させて、そのフォーカ
ス制御が的確に行える。巻取ローラ7による2本のワイ
ヤー6A、6Bの巻取量と繰出量は同一であるから、2
本のワイヤー6A、6Bを常に緊張させた状態に維持さ
せることができ、ホルダー4が前後方向へ不当にがたつ
きを生じるようなこともない。上記構造では、第1及び
第2実施例のスポットライトA、Aaとは異なり、バネ
5を用いることなく、2本のワイヤー6A、6Bを用い
ているため、全体重量を一層軽量にすることが可能であ
る。
【0027】〔第4実施例)図5は、本発明の第4実施
例に係るスポットライトAcを示す断面図である。この
スポットライトAcは、第2実施例で示したスポットラ
イトAaと同様に、巻取ローラ7をモータMによって正
逆両方向に駆動回転自在とし、これら巻取ローラ7やモ
ータMを、チルド駆動手段やパン駆動手段(何れも不図
示)を収容したハウジングケース12内に組み込んだ構
成である。また、ホルダー4に接続された前側ワイヤー
6A及び後側ワイヤー6Bは、複数のガイドローラ9c
にガイドされてハウジングケース12内に導かれ、巻取
ローラ7に一部巻き取られた状態で連結されている。
【0028】上記構成のスポットライトAcにおいて
も、第3実施例のスポットライトAbと同様に、巻取ロ
ーラ7の回転により、2本のワイヤー6A、6Bのうち
一方が巻き取られるときには、他方がそれと同等量だけ
繰り出されることにより、ホルダー4を前後方向に移動
させて、照明のフォーカス制御を適切に行うことができ
る。そして、かかる巻取ローラ7の回転はモータMの駆
動により行えるから、このモータMの駆動を遠隔操作で
きるように構成すれば、フォーカス制御がリモコン操作
でき、便利となる。また、巻取ローラ7やモータMが他
のチルト駆動やパン駆動機構と一緒にハウジングケース
12内に組み込まれることにより、メンテナンスの容易
化や、スポットライトAc全体の一層の小型化が図れ
る。
【0029】〔他の実施例〕上述の実施例では、巻取ロ
ーラ7を所定のハウジングケース12内に設けたり、或
いはスポットライトケース1の後部に設けた場合につい
て説明したが、請求項1乃至3に記載の本発明では、巻
取ローラ7を取付ける位置は決してこれらの位置に限定
されない。本発明で使用されるワイヤーは、巻取ローラ
7の取付位置に応じてガイドローラ等の適当なガイド手
段によって任意にそのワイヤー経路を設定変更できるか
らである。
【0030】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、請求
項1乃至4に記載の本発明に係るスポットライトによれ
ば、照明灯を装着したホルダーに接続されたワイヤーを
巻取ローラに巻き取らせたり或いは巻取ローラから繰り
出させることにより、ホルダー及び照明灯を前後方向に
移動させるようにしたために、ワイヤー等の部品がスポ
ットライトケースの外部へ不体裁な状態で突出するよう
な不具合を無くし、外観体裁を良好にできる他、従来の
フォーカス制御機構に比較してその全体重量をかなり軽
量にでき、また照明灯を装着したホルダーを移動させる
のに必要なトルクも小さくでき、取扱いを良好にできる
という格別な効果が得られる。更に、ワイヤーが設けら
れる経路はガイドローラ等の適当なガイド手段によって
任意に設定できるので、このワイヤーを巻き取るための
巻取ローラをスポットライトの他の操作の邪魔にならな
い適当な箇所に設けることができるといった利点も得ら
れる。
【0031】特に、請求項3に記載の本発明によれば、
モータ駆動により照明のフォーカス制御ができるので、
フォーカス制御操作の一層の容易化が図れ、またリモコ
ン操作も可能となる利点が得られる。
【0032】また、請求項4に記載の本発明によれば、
フォーカス制御に適用されるモータや巻取ローラを、ス
ポットライトケースのパン回動やチルト回動を行わせる
ための手段を収容したハウジングケース内に設けている
ことにより、これらの複数の駆動手段を一つのハウジン
グケース内にコンパクトな状態に効率よく収容させるこ
とができて、スポットライト全体の一層の小型化や構成
の簡素化、及びメンテナンスの容易化も図れる利点が得
られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスポットライトの一例を示す断面
図。
【図2】本発明に係るスポットライトの他の例を示す断
面図。
【図3】図2に示すスポットライトの正面断面図。
【図4】本発明に係るスポットライトの他の例を示す断
面図。
【図5】本発明に係るスポットライトの他の例を示す断
面図。
【図6】従来のスポットライトの一例を示す断面図。
【図7】従来のスポットライトの他の例を示す断面図。
【符号の説明】 1 スポットライトケース 2 照明灯 3 反射板 4 ホルダー 5 バネ 6,6A,6B ワイヤー 7 巻取ローラ 9,9a〜9c ガイドローラ 10 操作ハンドル 11 アーム 12 ハウジングケース 14 チルト駆動用ブロック 14a チルト駆動軸 15 パン駆動用ブロック 15a パン駆動軸 17 支持ブロック R レンズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前面側にレンズが設けられたスポットライ
    トケース内に、照明灯を装着したホルダーがスポットラ
    イトケースの前後方向に沿って往復移動可能に設けられ
    ているスポットライトであって、 前記ホルダーをスポットライトケースの前後方向のうち
    何れか一方側の方向へ押圧付勢するバネと、 前記ホルダーに一端側が連結されたワイヤーと、 前記ホルダーをバネの押圧力に抗してこのバネの押圧方
    向とは逆方向に移動させるように前記ワイヤーの他端側
    を巻き取るための正逆両方向への回転操作が自在な巻取
    ローラとを備えていることを特徴とするスポットライ
    ト。
  2. 【請求項2】前面側にレンズが設けられたスポットライ
    トケース内に、照明灯を装着したホルダーがスポットラ
    イトケースの前後方向に沿って往復移動可能に設けられ
    ているスポットライトであって、 前記ホルダーをスポットライトケースの前側方向と後側
    方向との各方向に引張り移動可能とすべく各一端側がホ
    ルダーに連結されている前側ワイヤー及び後側ワイヤー
    と、 これら2本のワイヤーの各他端側を巻き取るための正逆
    両方向への回転操作が自在な巻取ローラとを備え、 しかもこの巻取ローラが回転されるときには、前記2本
    のワイヤーのうち一方側のワイヤーが巻取ローラから繰
    り出されながら、他方側のワイヤーがその繰り出し量と
    同等量だけ巻取ローラに巻き取られるように構成されて
    いることを特徴とするスポットライト。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、上記巻取ローラ
    はモータの駆動により回転自在となるように構成されて
    いるスポットライト。
  4. 【請求項4】請求項3において、上記巻取ローラ及びモ
    ータは、スポットライトケースの上部に連結されてこの
    スポットライトケースのパン回動及びチルト回動の各動
    作を行わせる手段を収容したハウジングケース内に設け
    られているスポットライト。
JP5262196A 1993-10-20 1993-10-20 スポットライト Withdrawn JPH07114816A (ja)

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ID=17372418

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JP5262196A Withdrawn JPH07114816A (ja) 1993-10-20 1993-10-20 スポットライト

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JP (1) JPH07114816A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999006868A1 (fr) 1997-07-29 1999-02-11 Newcreation Co., Ltd. Procede de projection d'un rayonnement lumineux, procede d'inspection d'une surface, et appareil de realisation de ces procedes
JP2013254611A (ja) * 2012-06-06 2013-12-19 Arc Corporation:Kk 非常時光線放射装置
JP2019044352A (ja) * 2017-08-30 2019-03-22 株式会社Ihi 遠隔操作装置

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