JPH07112455A - ガス注入ノズル - Google Patents
ガス注入ノズルInfo
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- JPH07112455A JPH07112455A JP5261176A JP26117693A JPH07112455A JP H07112455 A JPH07112455 A JP H07112455A JP 5261176 A JP5261176 A JP 5261176A JP 26117693 A JP26117693 A JP 26117693A JP H07112455 A JPH07112455 A JP H07112455A
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Landscapes
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金型内に射出注入された溶融樹脂の内部に金
型内より加圧ガスを圧入して中空構造を有する射出成形
品を製造する際に使用するガス注入ノズルを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 射出成形機を使用して金型内に射出注入され
た溶融樹脂の内部に加圧ガスを圧入し、中空構造を有す
る射出成形品を成形するためのガス注入ノズルであっ
て、該ガスノズルの先端に逆止弁をガス体の流れ方向に
対し、２〜４個配設することを特徴とするガス注入ノズ
ル。
型内より加圧ガスを圧入して中空構造を有する射出成形
品を製造する際に使用するガス注入ノズルを提供するこ
とを目的とする。 【構成】 射出成形機を使用して金型内に射出注入され
た溶融樹脂の内部に加圧ガスを圧入し、中空構造を有す
る射出成形品を成形するためのガス注入ノズルであっ
て、該ガスノズルの先端に逆止弁をガス体の流れ方向に
対し、２〜４個配設することを特徴とするガス注入ノズ
ル。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、ひけや反りのない外観
の美麗な成形品を射出成形する装置に使用するガス注入
ノズルに関する。更に詳しくは、金型内に射出注入され
た溶融樹脂内部に金型内より加圧ガスを圧入して中空構
造を有する射出成形品を製造する際に使用するガス注入
ノズルに関するものである。
の美麗な成形品を射出成形する装置に使用するガス注入
ノズルに関する。更に詳しくは、金型内に射出注入され
た溶融樹脂内部に金型内より加圧ガスを圧入して中空構
造を有する射出成形品を製造する際に使用するガス注入
ノズルに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】溶融した熱可塑性樹脂を射出成形により
成形する際、ひけや反りのない外観の美麗な成形品を得
るため、特開昭６４−１４０１２号公報等に溶融した熱
可塑性樹脂を金型内に射出し、該溶融した熱可塑性樹脂
内に加圧ガスを導入して熱可塑性樹脂にガス含有中空部
を造り、その後金型が開く前にガス含有中空部内のガス
圧を大気中に解放する熱可塑性樹脂の製造装置が開示さ
れている。
成形する際、ひけや反りのない外観の美麗な成形品を得
るため、特開昭６４−１４０１２号公報等に溶融した熱
可塑性樹脂を金型内に射出し、該溶融した熱可塑性樹脂
内に加圧ガスを導入して熱可塑性樹脂にガス含有中空部
を造り、その後金型が開く前にガス含有中空部内のガス
圧を大気中に解放する熱可塑性樹脂の製造装置が開示さ
れている。
【０００３】又、上記加圧ガスを導入する弁構成とし
て、中心孔を有し、該中心孔を通ってガスが熱可塑性樹
脂中に導かれ、該中心孔の出口端に逆止弁を配設してお
き、該逆止弁によって熱可塑性樹脂も排出ガスも逆流す
るのを防止する構造も開示されている。
て、中心孔を有し、該中心孔を通ってガスが熱可塑性樹
脂中に導かれ、該中心孔の出口端に逆止弁を配設してお
き、該逆止弁によって熱可塑性樹脂も排出ガスも逆流す
るのを防止する構造も開示されている。
【０００４】しかしながら、従来技術では、成形品内の
ガス体の解放時に伴う樹脂片やごみの飛沫同伴により、
或いは、樹脂材料の残存により、弁構成内の逆止弁の周
りに樹脂材料が付着し、樹脂材料の金型空間への充填時
に該逆止弁が正常な動作を行わず、微量の溶融樹脂が該
逆止弁を逆流してガス配管系へ流入する問題点があっ
た。
ガス体の解放時に伴う樹脂片やごみの飛沫同伴により、
或いは、樹脂材料の残存により、弁構成内の逆止弁の周
りに樹脂材料が付着し、樹脂材料の金型空間への充填時
に該逆止弁が正常な動作を行わず、微量の溶融樹脂が該
逆止弁を逆流してガス配管系へ流入する問題点があっ
た。
【０００５】上記溶融樹脂の逆流が生じた場合、逆止弁
を逆流した樹脂を成形品側へ押戻すことによりクリーニ
ングする方法もあるが、逆止弁近傍の樹脂は完全に除去
できず、樹脂が蓄積される場合は、冷却固化された樹脂
でガス配管系を閉塞してしまい、新たにガス体を溶融樹
脂内に導入できなくなる問題点があった。
を逆流した樹脂を成形品側へ押戻すことによりクリーニ
ングする方法もあるが、逆止弁近傍の樹脂は完全に除去
できず、樹脂が蓄積される場合は、冷却固化された樹脂
でガス配管系を閉塞してしまい、新たにガス体を溶融樹
脂内に導入できなくなる問題点があった。
【０００６】又、中空構造を有する射出成形品を製造す
る際に、特開平１−１５７８２３号公報にガス注入ノズ
ルとして０．１３〜１０ｍｍφのオリフィスの使用が開
示されているが、当該オリフィスの使用では樹脂の種
類、樹脂の粘度、射出圧力等の諸条件により、オリフィ
スが閉塞する場合があるという問題点があった。
る際に、特開平１−１５７８２３号公報にガス注入ノズ
ルとして０．１３〜１０ｍｍφのオリフィスの使用が開
示されているが、当該オリフィスの使用では樹脂の種
類、樹脂の粘度、射出圧力等の諸条件により、オリフィ
スが閉塞する場合があるという問題点があった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
したような従来技術の課題を解決し、加圧ガスの溶融樹
脂内部への円滑な圧入を行うためのガス注入ノズルを提
供することにある。
したような従来技術の課題を解決し、加圧ガスの溶融樹
脂内部への円滑な圧入を行うためのガス注入ノズルを提
供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決する装置について鋭意研究を重ねた結果、逆止弁
をガス体の流れ方向に対し複数個配設することにより、
溶融樹脂充填時に最初に該溶融樹脂に接する一次逆止弁
を介して逆流してきた微量の溶融樹脂は、該二次逆止弁
（一次逆止弁よりもガス流路の上流側にある）により止
まり、同時にガス体の圧力により該二次逆止弁で止めら
れた溶融樹脂を押し出すことによりガス配管内に逆流し
た樹脂の蓄積によるガス体流路の閉塞を防止することが
でき、且つ、該二次逆止弁から該一次逆止弁へガス体は
通過し、溶融樹脂内にガス体を導入しうることを見出
し、本発明に到達した。
を解決する装置について鋭意研究を重ねた結果、逆止弁
をガス体の流れ方向に対し複数個配設することにより、
溶融樹脂充填時に最初に該溶融樹脂に接する一次逆止弁
を介して逆流してきた微量の溶融樹脂は、該二次逆止弁
（一次逆止弁よりもガス流路の上流側にある）により止
まり、同時にガス体の圧力により該二次逆止弁で止めら
れた溶融樹脂を押し出すことによりガス配管内に逆流し
た樹脂の蓄積によるガス体流路の閉塞を防止することが
でき、且つ、該二次逆止弁から該一次逆止弁へガス体は
通過し、溶融樹脂内にガス体を導入しうることを見出
し、本発明に到達した。
【０００９】すなわち、本発明は、射出成形機を使用し
て金型内に射出注入された溶融樹脂の内部に加圧ガスを
圧入し、中空構造を有する射出成形品を成形するための
ガス注入ノズルであって、該ガス注入ノズルの先端に逆
止弁をガス体の流れ方向に対し複数個配設することを特
徴とするガス注入ノズルに関する発明である。
て金型内に射出注入された溶融樹脂の内部に加圧ガスを
圧入し、中空構造を有する射出成形品を成形するための
ガス注入ノズルであって、該ガス注入ノズルの先端に逆
止弁をガス体の流れ方向に対し複数個配設することを特
徴とするガス注入ノズルに関する発明である。
【００１０】本発明において使用する逆止弁の個数は２
個以上あれば本発明の目的を達成できるが、実用的な点
からは２〜４程度、特に好ましくは２個配設するのが望
ましい。配設する個数が増えるほどガス体を溶融樹脂内
に導入する際、ガス体の流動抵抗が大きくなり、ガス量
の通過を妨げる恐れがある。逆止弁の個数が２個である
とさほどの抵抗がなく、溶融樹脂内にガス体を導入する
ことができる。
個以上あれば本発明の目的を達成できるが、実用的な点
からは２〜４程度、特に好ましくは２個配設するのが望
ましい。配設する個数が増えるほどガス体を溶融樹脂内
に導入する際、ガス体の流動抵抗が大きくなり、ガス量
の通過を妨げる恐れがある。逆止弁の個数が２個である
とさほどの抵抗がなく、溶融樹脂内にガス体を導入する
ことができる。
【００１１】本発明のガス注入ノズルは、該ガス注入ノ
ズルの先端に設けられたガス吐出のための開口部と開口
部に連結する配管系から構成されており、該二次逆止弁
は前述の開口部に配設された一次逆止弁の近傍が望まし
い。
ズルの先端に設けられたガス吐出のための開口部と開口
部に連結する配管系から構成されており、該二次逆止弁
は前述の開口部に配設された一次逆止弁の近傍が望まし
い。
【００１２】本発明のガス注入ノズルを用いて金型内の
溶融樹脂の内部に加圧ガスを圧入し、所望の形状に構成
された成形品は、中空構造部に圧入されている加圧ガス
の圧力作用を維持しながら冷却され、冷却が完了すると
金型から取り出されるが、成形品を金型から取り出す際
に、前記中空構造部に残存している加圧ガスの圧力作用
によって成形品が変形するのを防止するために、金型を
開くに先立ってガス注入ノズルを、例えば、往復運動に
よって移動し、中空構造部の加圧ガスを解放する態様に
おいては、本発明のガス注入ノズルを用いることにより
中空構造内のガス体の放圧に伴う樹脂片やごみの飛沫同
伴によるガス注入孔の閉塞が防止でき、実用的である。
ここで、本発明による複数個の逆止弁を含むガス注入ノ
ズルは特開平４−３１０１６号公報に開示されている様
にガス注入ノズル先端を加熱装置で加熱することも効果
的である。
溶融樹脂の内部に加圧ガスを圧入し、所望の形状に構成
された成形品は、中空構造部に圧入されている加圧ガス
の圧力作用を維持しながら冷却され、冷却が完了すると
金型から取り出されるが、成形品を金型から取り出す際
に、前記中空構造部に残存している加圧ガスの圧力作用
によって成形品が変形するのを防止するために、金型を
開くに先立ってガス注入ノズルを、例えば、往復運動に
よって移動し、中空構造部の加圧ガスを解放する態様に
おいては、本発明のガス注入ノズルを用いることにより
中空構造内のガス体の放圧に伴う樹脂片やごみの飛沫同
伴によるガス注入孔の閉塞が防止でき、実用的である。
ここで、本発明による複数個の逆止弁を含むガス注入ノ
ズルは特開平４−３１０１６号公報に開示されている様
にガス注入ノズル先端を加熱装置で加熱することも効果
的である。
【００１３】
【作用】本発明のガス注入孔に配設された逆止弁をガス
体の流れ方向に対し複数個配設するガス注入ノズルを使
用することにより、ガス配管内への溶融樹脂の逆流を完
全に阻止し、樹脂のガス配管系への蓄積を防止すること
ができる。
体の流れ方向に対し複数個配設するガス注入ノズルを使
用することにより、ガス配管内への溶融樹脂の逆流を完
全に阻止し、樹脂のガス配管系への蓄積を防止すること
ができる。
【００１４】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を好ましい態様
を実施例に基づき説明する。 実施例１ 図１〜２に示す構造のガス注入ノズルを有する金型を使
用し、中空成形品を成形した。図１において、金型の可
動型１側に油圧シリンダー６の駆動によって往復運動す
るガス注入ノズル５を設けた。図２に示す如く、ガス注
入ノズル５は先端に一次逆止弁８とガス体の流れ方向に
対し上流側に、二次逆止弁１１を設けた。又、可動型１
に設置されているガス注入孔１３は、金型キャビィティ
４に向けて開口しており、ガス注入ノズル５が成形時に
金型と密着し、溶融樹脂１２がガス注入ノズルの外へ流
出するのを防止できる構造とした。
を実施例に基づき説明する。 実施例１ 図１〜２に示す構造のガス注入ノズルを有する金型を使
用し、中空成形品を成形した。図１において、金型の可
動型１側に油圧シリンダー６の駆動によって往復運動す
るガス注入ノズル５を設けた。図２に示す如く、ガス注
入ノズル５は先端に一次逆止弁８とガス体の流れ方向に
対し上流側に、二次逆止弁１１を設けた。又、可動型１
に設置されているガス注入孔１３は、金型キャビィティ
４に向けて開口しており、ガス注入ノズル５が成形時に
金型と密着し、溶融樹脂１２がガス注入ノズルの外へ流
出するのを防止できる構造とした。
【００１５】成形前にガス注入ノズル５の一次逆止弁８
が正常に機能しない様に図３に示す如く、ガス注入ノズ
ル５先端の一次逆止弁８の一部にガラス繊維強化ポリカ
ーボネート樹脂（三菱ガス化学（株）製、商品名：ユー
ピロンＧＳ−２０３０自然色）の溶融樹脂片１５を固着
させた。
が正常に機能しない様に図３に示す如く、ガス注入ノズ
ル５先端の一次逆止弁８の一部にガラス繊維強化ポリカ
ーボネート樹脂（三菱ガス化学（株）製、商品名：ユー
ピロンＧＳ−２０３０自然色）の溶融樹脂片１５を固着
させた。
【００１６】次に変性ポリフェニレンエーテル樹脂（三
菱ガス化学（株）製、商品名：ユピエースＡＶ３０黒
色）を射出成形機シリンダー３内にて樹脂温度２４０℃
に溶融、可塑化した。型締め後、ガス体注入ノズル５を
油圧シリンダー６にて可動側１に設けたガス注入口１３
に密着させた後、射出圧力１１３０ｋｇ／ｃｍ2 にて前
記金型キャビティ４内に射出注入した。射出開始後３．
０秒後に射出動作を停止し、同時に、ガス体注入ノズル
５より８０ｋｇ／ｃｍ2 の圧縮窒素ガスを圧入した。６
０秒間冷却した後、成形品内の圧縮窒素ガスをシリンダ
ー６にてガス注入ノズルを後退させ大気中に解放し、型
開きを行い、成形品を取り出した。得られた成形品に
は、厚肉部に貫通した中空構造が形成されており。ガス
体注入ノズルの機能は十分果たしている。
菱ガス化学（株）製、商品名：ユピエースＡＶ３０黒
色）を射出成形機シリンダー３内にて樹脂温度２４０℃
に溶融、可塑化した。型締め後、ガス体注入ノズル５を
油圧シリンダー６にて可動側１に設けたガス注入口１３
に密着させた後、射出圧力１１３０ｋｇ／ｃｍ2 にて前
記金型キャビティ４内に射出注入した。射出開始後３．
０秒後に射出動作を停止し、同時に、ガス体注入ノズル
５より８０ｋｇ／ｃｍ2 の圧縮窒素ガスを圧入した。６
０秒間冷却した後、成形品内の圧縮窒素ガスをシリンダ
ー６にてガス注入ノズルを後退させ大気中に解放し、型
開きを行い、成形品を取り出した。得られた成形品に
は、厚肉部に貫通した中空構造が形成されており。ガス
体注入ノズルの機能は十分果たしている。
【００１７】上記実験結果から、圧縮窒素ガスが溶融樹
脂１２内へ正常に圧入できたことが観察できたので、ガ
ス注入ノズル５を取り外し調べてみたところ、一次逆止
弁８と二次逆止弁１１との間に微量の黒色樹脂が残って
いたことから、一次逆止弁８は樹脂の射出時に正常な作
動は行わず、溶融樹脂は、一次逆止弁８を介してガス注
入ノズル５内のガス体の流路１０、及び、ガス体の流路
に通ずるガス体導通管７方向に逆流しようとしたが、一
次逆止弁後部に設けた二次逆止弁１１により阻止され、
且つ、圧縮窒素ガスは二次逆止弁１１まで逆流してきた
樹脂を加圧ガス体に押し戻し、溶融樹脂内に圧入された
ものと判断される。更に成形前に一次逆止弁８に固着せ
しめたポリカーボネート樹脂もガス体により除去されて
いた。
脂１２内へ正常に圧入できたことが観察できたので、ガ
ス注入ノズル５を取り外し調べてみたところ、一次逆止
弁８と二次逆止弁１１との間に微量の黒色樹脂が残って
いたことから、一次逆止弁８は樹脂の射出時に正常な作
動は行わず、溶融樹脂は、一次逆止弁８を介してガス注
入ノズル５内のガス体の流路１０、及び、ガス体の流路
に通ずるガス体導通管７方向に逆流しようとしたが、一
次逆止弁後部に設けた二次逆止弁１１により阻止され、
且つ、圧縮窒素ガスは二次逆止弁１１まで逆流してきた
樹脂を加圧ガス体に押し戻し、溶融樹脂内に圧入された
ものと判断される。更に成形前に一次逆止弁８に固着せ
しめたポリカーボネート樹脂もガス体により除去されて
いた。
【００１８】
【比較例１】ガス注入ノズル５に設けた二次逆止弁１１
の金属製ボール球を取り除いた以外は、実施例１の操作
を繰り返した。得られた成形品は、厚肉部に貫通した中
空構造が形成されておらず、圧縮窒素ガスの溶融樹脂内
への圧入が行われないことが観察できたので、ガス注入
ノズルを取り外し調べてみたところ、溶融樹脂は、一次
逆止弁を介してガス注入ノズル５内のガス体の流路１
０、及び、ガス体の流路１０に通ずるガス体導通管７に
まで達し固化していたことから、一次逆止弁８は正常に
作動せず溶融樹脂の逆流を阻止できなかったことがわか
る。
の金属製ボール球を取り除いた以外は、実施例１の操作
を繰り返した。得られた成形品は、厚肉部に貫通した中
空構造が形成されておらず、圧縮窒素ガスの溶融樹脂内
への圧入が行われないことが観察できたので、ガス注入
ノズルを取り外し調べてみたところ、溶融樹脂は、一次
逆止弁を介してガス注入ノズル５内のガス体の流路１
０、及び、ガス体の流路１０に通ずるガス体導通管７に
まで達し固化していたことから、一次逆止弁８は正常に
作動せず溶融樹脂の逆流を阻止できなかったことがわか
る。
【００１９】
【発明の効果】本発明のガス注入ノズルのガス注入孔の
先端に一次逆止弁の他に、一次逆止弁後方に更に二次逆
止弁が設けられているので、ガス注入ノズルへの樹脂の
逆流に伴うガス流路の閉塞がなく、金型キャビィティ内
の溶融樹脂の内部に円滑に加圧ガス体の注入を行うこと
ができ、安定した連続サイクルで所望の中空構造を有す
る成形品を射出成形することができる。
先端に一次逆止弁の他に、一次逆止弁後方に更に二次逆
止弁が設けられているので、ガス注入ノズルへの樹脂の
逆流に伴うガス流路の閉塞がなく、金型キャビィティ内
の溶融樹脂の内部に円滑に加圧ガス体の注入を行うこと
ができ、安定した連続サイクルで所望の中空構造を有す
る成形品を射出成形することができる。
【図１】 本発明のガス注入ノズルの設置場所を示す模
式図である。
式図である。
【図２】 図１のガス注入ノズルＡを拡大した模式図で
ある。
ある。
【図３】 実施例１における、一次逆止弁の一部にガラ
ス強化ポリカーボネート樹脂の溶融片を固着させた状態
を示す図である。
ス強化ポリカーボネート樹脂の溶融片を固着させた状態
を示す図である。
１：可動型 ２：固定型 ３：射出成形機シリンダー ４：金型キャビィティ ５：ガス注入ノズル ６：油圧シリンダー ７：ガス体導通管 ８：一次逆止弁 ９：ガス体注入孔 １０：ガス体流路 １１：二次逆止弁 １２：溶融樹脂 １３：ガス体注入口 １４：ヒーター １５：樹脂片
Claims (2)
- 【請求項１】 射出成形機を使用して金型内に射出注入
された溶融樹脂の内部に加圧ガスを圧入し、中空構造を
有する射出成形品を成形するためのガス注入ノズルであ
って、該ガス注入ノズルの先端に逆止弁をガス体の流れ
方向に対し、２〜４個配設することを特徴とするガス注
入ノズル。 - 【請求項２】 射出成形機を使用して金型内に射出注入
された溶融樹脂の内部に加圧ガスを圧入し、中空構造を
有する射出成形品を成形するためのガス注入ノズルであ
って、該ガス注入ノズルの先端に逆止弁をガス体の流れ
方向に対し２個配設することを特徴とするガス注入ノズ
ル。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5261176A JPH07112455A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ガス注入ノズル |
| TW083101158A TW235269B (ja) | 1993-03-05 | 1994-02-15 | |
| EP94301139A EP0614742B1 (en) | 1993-03-05 | 1994-02-17 | Gas-feeding nozzle |
| DE69402593T DE69402593T2 (de) | 1993-03-05 | 1994-02-17 | Gaszufuhrdüse |
| US08/200,517 US5465908A (en) | 1993-03-05 | 1994-02-23 | Gas-feeding nozzle |
| KR1019940004301A KR100205272B1 (ko) | 1993-03-05 | 1994-03-05 | 가스주입 노즐 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5261176A JPH07112455A (ja) | 1993-10-19 | 1993-10-19 | ガス注入ノズル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07112455A true JPH07112455A (ja) | 1995-05-02 |
Family
ID=17358188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5261176A Pending JPH07112455A (ja) | 1993-03-05 | 1993-10-19 | ガス注入ノズル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07112455A (ja) |
-
1993
- 1993-10-19 JP JP5261176A patent/JPH07112455A/ja active Pending
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