JPH071064Y2 - 対流式アク取り鍋 - Google Patents
対流式アク取り鍋Info
- Publication number
- JPH071064Y2 JPH071064Y2 JP6943992U JP6943992U JPH071064Y2 JP H071064 Y2 JPH071064 Y2 JP H071064Y2 JP 6943992 U JP6943992 U JP 6943992U JP 6943992 U JP6943992 U JP 6943992U JP H071064 Y2 JPH071064 Y2 JP H071064Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- side wall
- wall portion
- bottom portion
- inner pot
- pot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Cookers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本案は、しゃぶしゃぶ鍋、水炊き
等鍋料理全般用鍋、深形,シチュー,ラーメン等スープ
用鍋に好適な対流式アク取り鍋に関するものである。
等鍋料理全般用鍋、深形,シチュー,ラーメン等スープ
用鍋に好適な対流式アク取り鍋に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものにあっては、下記の
ようなものになっている。肉、魚、野菜等を煮ると例外
なくアクが発生する。アクは料理の味をまずくするので
取り除かなければならない。従来はもっぱら人の手によ
り、シャモジ等によりすくい取っている。
ようなものになっている。肉、魚、野菜等を煮ると例外
なくアクが発生する。アクは料理の味をまずくするので
取り除かなければならない。従来はもっぱら人の手によ
り、シャモジ等によりすくい取っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の技術で述べたも
のにあっては、下記のような問題点を有していた。上述
のように、しゃぶしゃぶの場合は食べ終えるまで、その
他の料理はアクの発生がなくなるまで、人がついて取り
除かなければならない。特に、しゃぶしゃぶの場合、発
生したアクが美観を損ね料理の味を悪くしている。
のにあっては、下記のような問題点を有していた。上述
のように、しゃぶしゃぶの場合は食べ終えるまで、その
他の料理はアクの発生がなくなるまで、人がついて取り
除かなければならない。特に、しゃぶしゃぶの場合、発
生したアクが美観を損ね料理の味を悪くしている。
【0004】本願は、従来の技術の有するこのような問
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、次のようなことのできるものを提供しようとするも
のである。上述のような人の手間を省こうとした。しゃ
ぶしゃぶの場合、肉や野菜にアクが付着し、見た目にも
また味も良くないが、この点も解決しようとするもので
ある。このため、業務用に高頻度に使用するに適するよ
うに下記の点に配慮した。 1.構造的にシンプルであること。 2.使用後の手入れが簡単であり、また、衛生的である
こと。 3.耐久性に優れていること。 4.自然な整対流が起き、且つ内鍋と外鍋との間に対流
が起きるようにした。
題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、次のようなことのできるものを提供しようとするも
のである。上述のような人の手間を省こうとした。しゃ
ぶしゃぶの場合、肉や野菜にアクが付着し、見た目にも
また味も良くないが、この点も解決しようとするもので
ある。このため、業務用に高頻度に使用するに適するよ
うに下記の点に配慮した。 1.構造的にシンプルであること。 2.使用後の手入れが簡単であり、また、衛生的である
こと。 3.耐久性に優れていること。 4.自然な整対流が起き、且つ内鍋と外鍋との間に対流
が起きるようにした。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案のものは下記のようになるものである。すな
わち本願のものは、外鍋2と内鍋3と目皿4とから構成
され、外鍋2は底部2Aとこの底部に連設された円筒状
側壁部2Bとから構成され、底部2Aは緩やかな円錐状
に構成され、内鍋3は外鍋2の直径より短い直径で、か
つ外鍋2の高さより低い状態で構成された側壁部3A
と、この側壁部の下面に連設された略円錐状の底部3B
と、この底部3Bの中心に上方に向け起立連通させた短
円筒部3Cと、側壁部3Aの上辺に周方向をもって構成
されたオーバーフロー部3Dと、底部3Bの下面に斜め
下方に向け突設した流路保持用の支脚3Eとから構成さ
れ、目皿4は網板をもって円錐台状の筒状体4Aに構成
すると共に、内鍋の側壁部3Aと円筒状側壁部2Bとの
間に配設され、かつこの円錐台状の筒状体を構成する網
板における円孔の開設状態は上部が粗く下部が細かくな
っている対流式アク取り鍋である。この場合、内鍋3に
おけるオーバーフロー部3Dは、当該内鍋3の側壁部3
Aの上辺に周方向をもって刻設した多数の正面V字状切
込を連設して構成することができる。また、目皿4の網
板を網目を有する網板で構成することができる。
に、本考案のものは下記のようになるものである。すな
わち本願のものは、外鍋2と内鍋3と目皿4とから構成
され、外鍋2は底部2Aとこの底部に連設された円筒状
側壁部2Bとから構成され、底部2Aは緩やかな円錐状
に構成され、内鍋3は外鍋2の直径より短い直径で、か
つ外鍋2の高さより低い状態で構成された側壁部3A
と、この側壁部の下面に連設された略円錐状の底部3B
と、この底部3Bの中心に上方に向け起立連通させた短
円筒部3Cと、側壁部3Aの上辺に周方向をもって構成
されたオーバーフロー部3Dと、底部3Bの下面に斜め
下方に向け突設した流路保持用の支脚3Eとから構成さ
れ、目皿4は網板をもって円錐台状の筒状体4Aに構成
すると共に、内鍋の側壁部3Aと円筒状側壁部2Bとの
間に配設され、かつこの円錐台状の筒状体を構成する網
板における円孔の開設状態は上部が粗く下部が細かくな
っている対流式アク取り鍋である。この場合、内鍋3に
おけるオーバーフロー部3Dは、当該内鍋3の側壁部3
Aの上辺に周方向をもって刻設した多数の正面V字状切
込を連設して構成することができる。また、目皿4の網
板を網目を有する網板で構成することができる。
【0006】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。1
は本案の対流式アク取り鍋で、外鍋2と内鍋3と目皿4
とから構成されている。
は本案の対流式アク取り鍋で、外鍋2と内鍋3と目皿4
とから構成されている。
【0007】以下順に説明する。外鍋2は底部2Aとこ
の底部に連設された円筒状側壁部2Bとから構成され、
底部2Aは緩やかな円錐状に構成されている。2Cは把
手である。3は外鍋2の直径より短い直径で、かつ外鍋
2の高さより低い状態で構成された側壁部3Aと、この
側壁部の下面に連設された略円錐状の底部3Bと、この
底部3Bの中心に上方に向け起立連通させた短円筒部3
Cと、側壁部3Aの上辺に周方向をもって刻設した多数
の正面V字状切込を連設して構成されたオーバーフロー
部3Dと、底部3Bの下面に斜め下方に向け突設した流
路保持用の支脚3Eとから構成されている。
の底部に連設された円筒状側壁部2Bとから構成され、
底部2Aは緩やかな円錐状に構成されている。2Cは把
手である。3は外鍋2の直径より短い直径で、かつ外鍋
2の高さより低い状態で構成された側壁部3Aと、この
側壁部の下面に連設された略円錐状の底部3Bと、この
底部3Bの中心に上方に向け起立連通させた短円筒部3
Cと、側壁部3Aの上辺に周方向をもって刻設した多数
の正面V字状切込を連設して構成されたオーバーフロー
部3Dと、底部3Bの下面に斜め下方に向け突設した流
路保持用の支脚3Eとから構成されている。
【0008】図中、1Aは内鍋と外鍋との水位差で、1
Bは内鍋の底部と外鍋との間に形成されている流路であ
る。この場合、外鍋2の底部2Aに、支脚3Eの先端が
着脱する小窪み2A1を形成しておくと、安定した状態
で内鍋3をセットすることができる。
Bは内鍋の底部と外鍋との間に形成されている流路であ
る。この場合、外鍋2の底部2Aに、支脚3Eの先端が
着脱する小窪み2A1を形成しておくと、安定した状態
で内鍋3をセットすることができる。
【0009】目皿4は網板をもって円錐台状の筒状体4
Aに構成すると共に、この筒状体4Aにおける上方開口
部の直径は内鍋の外径に嵌合する寸法に構成され、下方
開口部の直径は外鍋の内壁に当接する寸法に構成されて
いる。加えて、この円錐台状の筒状体を構成する円孔を
群設して構成した網板における当該円孔の開設状態は上
部が粗く下部が細かくなっている。なお、図示は省略す
るが、網目を有する網板であってもよい。
Aに構成すると共に、この筒状体4Aにおける上方開口
部の直径は内鍋の外径に嵌合する寸法に構成され、下方
開口部の直径は外鍋の内壁に当接する寸法に構成されて
いる。加えて、この円錐台状の筒状体を構成する円孔を
群設して構成した網板における当該円孔の開設状態は上
部が粗く下部が細かくなっている。なお、図示は省略す
るが、網目を有する網板であってもよい。
【0010】本考案のものは下記のように作用する。 1.二重鍋構造にしたことで自然な整対流を作り出した
こと。 2.内鍋の構造、形状により、内鍋下部と上部との圧力
差による内鍋と外鍋との水位差を作り出したこと。 3.目皿4における円孔や網目の形状が上部が粗く下部
が細かくなっているため、詰まりが起こりにくく、ま
た、アクが下部に溜りやすい。 4.溜ったアクの面は水流が通過しないため料理の味も
悪くしない。この形状にしたことで表面積が大きくと
れ、また、使用後の洗浄が簡単で丈夫である。
こと。 2.内鍋の構造、形状により、内鍋下部と上部との圧力
差による内鍋と外鍋との水位差を作り出したこと。 3.目皿4における円孔や網目の形状が上部が粗く下部
が細かくなっているため、詰まりが起こりにくく、ま
た、アクが下部に溜りやすい。 4.溜ったアクの面は水流が通過しないため料理の味も
悪くしない。この形状にしたことで表面積が大きくと
れ、また、使用後の洗浄が簡単で丈夫である。
【0011】
【考案の効果】本考案は、上述の通り構成されているの
で次に記載する効果を奏する。 1.アクが自然に取れていく。 2.水面に放射状の整流ができるため、見た目にもきれ
いである。 3.水面近くの温度が一律に高くなるため、特にしゃぶ
しゃぶの場合、非常に有利である。 4.内鍋深部は水面より低温であるため熱効率が良く経
済的である。この場合、深部では料理しない。 5.沈殿物が内鍋最深部に溜り対流しないため、水を汚
さない。
で次に記載する効果を奏する。 1.アクが自然に取れていく。 2.水面に放射状の整流ができるため、見た目にもきれ
いである。 3.水面近くの温度が一律に高くなるため、特にしゃぶ
しゃぶの場合、非常に有利である。 4.内鍋深部は水面より低温であるため熱効率が良く経
済的である。この場合、深部では料理しない。 5.沈殿物が内鍋最深部に溜り対流しないため、水を汚
さない。
【図1】平面図である。
【図2】1部を縦断した正面図である。
【図3】外鍋の平面図である。
【図4】外鍋の要部拡大縦断面図である。
【図5】内鍋の要部拡大縦断面図である。
【図6】目皿の正面図である。
【図7】同上の要部拡大図である。
【図8】作用を説明する略図的縦断面図である。
【図9】作用を説明する1部を切り欠いた略図的平面図
である。
である。
1 対流式アク取り鍋 2 外鍋 3 内鍋 4 目皿
Claims (3)
- 【請求項1】 外鍋(2)と内鍋(3)と目皿(4)と
から構成され、外鍋(2)は底部(2A)とこの底部に
連設された円筒状側壁部(2B)とから構成され、底部
(2A)は緩やかな円錐状に構成され、内鍋(3)は外
鍋(2)の直径より短い直径で、かつ外鍋の高さより低
い状態で構成された側壁部(3A)と、この側壁部の下
面に連設された略円錐状の底部(3B)と、この底部
(3B)の中心に上方に向け起立連通させた短円筒部
(3C)と、側壁部(3A)の上辺に周方向をもって構
成されたオーバーフロー部(3D)と、底部(3B)の
下面に斜め下方に向け突設した流路保持用の支脚(3
E)とから構成され、目皿(4)は網板をもって円錐台
状の筒状体(4A)に構成すると共に、内鍋の側壁部
(3A)と円筒状側壁部(2B)との間に配設され、か
つこの円錐台状の筒状体を構成する網板における円孔の
開設状態は上部が粗く下部が細かくなっていることを特
徴とする対流式アク取り鍋。 - 【請求項2】 内鍋(3)におけるオーバーフロー部
(3D)は、当該内鍋(3)の側壁部(3A)の上辺に
周方向をもって刻設した多数の正面V字状切込を連設し
て構成されている請求項1記載の対流式アク取り鍋。 - 【請求項3】 目皿(4)の網板を網目を有する網板で
構成した請求項1あるいは請求項2に記載の対流式アク
取り鍋。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6943992U JPH071064Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 対流式アク取り鍋 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6943992U JPH071064Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 対流式アク取り鍋 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0626725U JPH0626725U (ja) | 1994-04-12 |
JPH071064Y2 true JPH071064Y2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=13402674
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6943992U Expired - Lifetime JPH071064Y2 (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 対流式アク取り鍋 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH071064Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11258A (ja) * | 1997-04-17 | 1999-01-06 | Akira Nunomura | アク除去機能付き鍋 |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP6943992U patent/JPH071064Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11258A (ja) * | 1997-04-17 | 1999-01-06 | Akira Nunomura | アク除去機能付き鍋 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0626725U (ja) | 1994-04-12 |
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