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JPH07105485B2 - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体装置及びその製造方法

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Publication number
JPH07105485B2
JPH07105485B2 JP63295241A JP29524188A JPH07105485B2 JP H07105485 B2 JPH07105485 B2 JP H07105485B2 JP 63295241 A JP63295241 A JP 63295241A JP 29524188 A JP29524188 A JP 29524188A JP H07105485 B2 JPH07105485 B2 JP H07105485B2
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JP
Japan
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region
impurity
impurity region
substrate
conductivity type
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JP63295241A
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敏彰 引地
育紀 高田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D62/00Semiconductor bodies, or regions thereof, of devices having potential barriers
    • H10D62/10Shapes, relative sizes or dispositions of the regions of the semiconductor bodies; Shapes of the semiconductor bodies
    • H10D62/102Constructional design considerations for preventing surface leakage or controlling electric field concentration
    • H10D62/103Constructional design considerations for preventing surface leakage or controlling electric field concentration for increasing or controlling the breakdown voltage of reverse-biased devices
    • H10D62/105Constructional design considerations for preventing surface leakage or controlling electric field concentration for increasing or controlling the breakdown voltage of reverse-biased devices by having particular doping profiles, shapes or arrangements of PN junctions; by having supplementary regions, e.g. junction termination extension [JTE] 
    • H10D62/106Constructional design considerations for preventing surface leakage or controlling electric field concentration for increasing or controlling the breakdown voltage of reverse-biased devices by having particular doping profiles, shapes or arrangements of PN junctions; by having supplementary regions, e.g. junction termination extension [JTE]  having supplementary regions doped oppositely to or in rectifying contact with regions of the semiconductor bodies, e.g. guard rings with PN or Schottky junctions
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
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    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10DINORGANIC ELECTRIC SEMICONDUCTOR DEVICES
    • H10D8/00Diodes
    • H10D8/411PN diodes having planar bodies

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Bipolar Transistors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、チップサイズが小さく、安定した逆電圧阻
止特性を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
第2図はプレーナー型半導体装置の一種である従来のダ
イオードを示す断面図である。N+基板1上にはN-エピタ
キシャル層2が形成されている。N-エピタキシャル層2
上にはP型不純物領域たるアノード領域3及びN型不純
物領域たる環状のフィールドミッティングリング4が形
成されている。フィールドリミッティングリング4は、
空乏層が伸び過ぎてN-エピタキシャル層2の側面(通常
の場合ダイシング面)に達するのを防止する。アノード
領域3上にはアノード電極6が形成され、N+基板1の下
面にはカソード電極7が形成されている。アノード領域
3とフィールドリミッティングリング4との間のN-エピ
タキシャル層2上には二酸化シリコンより成る接合保護
膜8が形成されている。フィールドリミッティングリン
グ4上には電極9が形成されている。
上記のような構成を有するダイオードのアノード電極6
とカソード電極7との間に逆電圧を印加すると、アノー
ド領域3とN-エピタキシャル層2により規定されるPN接
合部より空乏層10が広がる。そして、アノード電極6と
カソード電極7との間に与えられる電圧の差が所定値以
上になると降伏が生じる。上記動作において、良好な逆
電圧阻止特性を得るのに障害となる問題がある。それ
は、空乏層10の断面形状の曲率半径の問題である。すな
わち、第2図に示すa部での空乏層10の曲率半径は空乏
層10の他の部分での曲率半径より小さくなる。その結
果、a部付近の電位傾斜が大きくなり電界集中が生じ良
好な逆電圧阻止特性が得れない。a部での曲率半径を大
きくするための構造としては特開昭61−84830号公報に
示された構造がある。第3図は上記公報に示された構造
を有するダイオードの断面図である。このダイオードの
構造では、アノード領域3において外周方向Aに近づく
ほどP型不純物濃度を低くし、かつP型不純物の拡散の
深さを浅くしている。その他の構成は、第2図に示した
ダイオードと同様である。このように構成することによ
りa部での空乏層10の曲率半径は空乏層10の他の部分の
それと比し小さくなることはない。そのため、a部に電
界集中は起きず良好な逆電圧阻止特性が得られる。さら
に、アノード領域3のP型不純物濃度が低い領域には空
乏層10が伸びるので、このことからも空乏層10の曲率半
径が大きくなり、良好な逆電圧阻止特性が得られる。
第4図は第3図に示したダイオードの製造工程を説明す
るための図であり、このうち第4図(a)はアノード領
域3を形成するためにN-エピタキシャル層2の表面に形
成したシリコン酸化膜12に写真製版の手法により不純物
導入孔13を設けた状態の一部平面図、第4図(b)はア
ノード領域3形成後のX−X線での断面図である。
第4図により、第3図に示したダイオードの製造工程の
概略を説明する。N+基板1上にN-エピタキシャル層2を
成長させる。次に、酸化を行ったあと、第4図(a)に
示したようにシリコン酸化膜12に不純物導入孔13を設け
る。その不純物導入孔13を介しN-エピタキシャル層2上
にP型不純物を導入し、その後熱処理することによりア
ノード領域3を形成する。このとき、外周方向Aに近づ
くほど不純物導入孔13の開口面積が小さくなり、あるい
は外周方向Aに近づくにつれ不純物導入孔13の間隔が徐
々に広くなるように不純物導入孔13を形成することによ
って、外周方向Aに近づくほどP型不純物濃度を低く
し、かつP型不純物の拡散の深さを浅く形成するように
する。このようなアノード領域3の形成状態を第4図
(b)に示す。次に、接合保護膜8を形成し、その後ア
ノード電極6,カソード電極7,電極9を形成する。このよ
うにして、外周方向Aに近づくほどP型不純物濃度が低
く、かつP型不純物の拡散の深さを浅くし、曲率半径の
大きいアノード領域3を形成する。
また、a部での曲率半径を大きくし、電界集中を防止す
る他の方法としては、ディプレッションリングを設ける
ことが従来より知られている。すなわち、第5図に示す
ように、アノード領域3とフィールドリミッティングリ
ング4のとの間にP型不純物領域である環状のディプレ
ッションリング11を設けるものである。ディプレッショ
ンリング11を設けることにより空乏層10が第5図に示す
ように広がり、a部での曲率半径を大きくするものであ
る。
ところで、N-エピタキシャル層2とアノード領域3によ
り規定されるPN接合は接合保護膜8により外部からの直
接の汚染から守られているが、空乏層10の形状は、接合
保護膜8上の電荷,接合保護膜8中の電荷より影響を受
け、表面近くの空乏層10の幅が内部での空乏層10の幅よ
り狭くなる。そのため、降状電圧は表面の空乏層10の幅
により決定されてしまい、所望の逆電圧阻止特性が得ら
れない。この問題を解決するにも上述したディプレッシ
ョンリング11が用いられる。ディプレッションリング11
を用いた構成は、前述した第5図のとおりである。ディ
プレッションリング11を新たに設けることにより、表面
付近での空乏層10の幅を十分に確保することができ、降
伏電圧は従来のように表面付近の空乏層10の幅により決
定されることがなく、所望の逆電圧阻止特性が得られ
る。また、表面付近の空乏層10の幅が内部の幅より狭く
ならないので、最大電界強度はディプレッションリング
11を設けない場合に比し小さくなる。そのため、空乏層
10が接合保護膜8上あるいは接合保護膜8中の電荷から
うける影響が小さくなり、安定した降伏電圧が得られ
る。第5図において、(b)は(a)のY−Yに沿って
の電界強度の度合を示す。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来、空乏層の曲率半径を大きくしたり、接合保護膜8
上の電荷及び接合保護膜8中の電荷から空乏層10が影響
を受けないようにするために、上記のような方法が取ら
れていた。
しかし、アノード領域3のa部の曲率半径を大きくする
のち第3図及び第4図により説明した方法をとる場合、
1ケ所でもP型不純物の拡散の深さが浅くなりすぎた
り、深くなりすぎたりすると、その部分での空乏層10の
曲率半径が小さくなる。その結果、アノード電極6とカ
ソード電極7の間に逆電圧を印加すると前記曲率半径が
小さくなった部分で電界集中が生じ、所望の逆電圧阻止
特性が得られないという問題点が生じ、これを防止する
ために精緻な写真製版技術が必要であるという問題点が
あった。
また、空乏層10の幅を適正に保つためにデプレッション
リング11を設ける場合、より安定した逆電圧阻止特性を
得るため以下のような構造にすることが提案されてい
る。すなわち、ディプレッションリング11を浅く形成す
ることである。こうすることにより、さらに空乏層10の
曲率半径を大きくし、より安定した逆電圧阻止特性が得
られる。しかし、一般にアノード領域3を構成するP型
不純物領域と、ディプレッションリング11を構成するP
型不純物領域は同時に形成される。そのため、上記よう
な構成にするためには、P型不純物を複数回に分けて行
い、別々にアノード領域3とディプレッションリング11
を形成する必要がある。この場合、工程数が増加し、製
造コストが上昇するという問題点があった。
また、ディプレッションリング11を設ける領域は、ダイ
オード本体の機能を発揮するのに必要な領域(以下能動
領域という)に十分な面積を確保するために、できるだ
け小さいほうが望ましい。能動領域の面積はダイオード
の取扱う電圧・電流でほぼ決定されてしまい、能動領域
の面積を小さくするのは困難である。そのため、チップ
サイズの縮小、ひいては製品コストの軽減を測るのに最
も簡単な方法がディプレッションリング11の領域を小さ
くすることになる。しかし、上記の要望は、逆電圧阻止
特性の安定化という面から見ると相反する要望であり、
上記要望を取り入れると逆電圧阻止特性が不安定になる
という問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、より安定した逆電圧阻止特性を有し、かつチ
ップサイズの小さい半導体装置を得ること、及び、より
簡単な方法で前記半導体装置を製造することができる製
造方法を得ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係る半導体装置は、第1導電型の基板と、基
板の一主面上に形成された第2導電型の第1の不純物領
域と、第1の不純物領域の外周部分を形成するように前
記基板の一主面上に形成され、不純物濃度が第1の不純
物領域より低い第2導電型の第2の不純物領域と、第2
の不純物領域から所定の距離を離し、かつ第2の不純物
領域をとり囲む形で前記基板の一主面上に帯状に形成さ
れたデプレッションリングたる不純物濃度が第1の不純
物領域よりも低い第2導電型の第3の不純物領域とを備
えている。
この発明に係る半導体装置の製造方法は、不純物を導入
すべき領域に開口部に加えて非開口部を設けることによ
り不純物導入量を調整することができるマスクを用い、
前記基板の第1,第2及び第3の領域に前記第1の領域よ
りも前記第2及び第3の領域が不純物導入量が少なくな
るように、前記基板に第2導電型の不純物を導入する工
程と、不純物が導入された基板を熱処理することによ
り、第1の領域において第2導電型の第1の不純物領域
を形成するとともに、これと同時に第2の領域において
不純物濃度が第1の不純物領域の濃度より低く、第1の
不純物領域の外周部分を形成する第2導電型の第2の不
純物領域と、第3の領域において不純物濃度が第1の不
純物領域の濃度により低く、第2の不純物領域から所定
の距離を離し、かつ第2の不純物領域を取り囲む形で帯
状をなす第2導電型の第3の不純物領域とを形成する工
程とを備えている。
〔作用〕
この発明に係る半導体装置では、基板と第1の領域間に
逆電圧をかけることにより生じる空乏層は、不純物濃度
の低い領域、つまり第2及び第3の不純物領域内まで伸
び、最大電界強度は小さくなる。
不純物を導入すべき領域に開口部に加えて非開口部を設
けることにより不純物導入量を調整することができるマ
スクを用い、基板の第1,第2及び第3の領域に第1の領
域よりも第2及び第3の領域の方が不純物導入量が少な
くなるように、基板に第2導電型の不純物を導入する。
その後、上記のようにして不純物が導入された基板に熱
処理を施し、第1の領域において第2導電型の第1の不
純物領域を形成するとともに、これと同時に第2及び第
3の領域において不純物濃度が第1の不純物領域の濃度
より低い第2導電型の第2及び第3の不純物領域を形成
する。
〔実施例〕
第1図はこの発明の一実施例を示す図であり、このうち
(a)は半導体装置の断面を示し、(b)は(a)のY
−Yでの電界強度の度合を示す。第1図(a)におい
て、第5図に示した従来のダイオードとの相違点は、ア
ノード領域3を外周方向Aに近づくほどP型不純物の濃
度を低くし、かつP型不純物の拡散の深さを徐々に浅く
したこと及びディプレッションリング11のP型不純物の
濃度を低くしたことである。その他の構成は従来のダイ
オードと同様である。
このようなダイオードのカソード電極6とアノード電極
7に逆電圧を印加したとする。ディプレッションリング
11のP型不純物濃度を低くし、かつ、アノード領域3の
外周方向AのP型不純物濃度を低くしているので、空乏
層10は第1図に示すようにディプレッションリング11内
及びアノード領域3内にまで大きく延びる。そのため、
従来と同じ設計サイズのディプレッションリング11を持
っていても最大電界強度は従来に比し小さくなり、従来
と同程度の最大電界強度を得ようとする場合は、従来に
比しディプレッションリング11の設置領域の幅を小さく
することができる。その結果、チップサイズは小さくな
り、製品コストの軽減が図れる。
また、アノード領域3において、外周方向Aに近づくに
つれて徐々にP型不純物の拡散の深さを浅くし、曲率半
径を大きくなるようにしている。従って、従来のように
(第2図参照)a部分において、空乏層10の幅が狭くな
ることがなく、より平面接合に近くなる。そのためa部
分での電界集中を防止でき、より安定な逆電圧阻止特性
を得ることができる。
次に、上記のようなダイオードの製造方法について説明
する。N+基板1上にN-エピタキシャル層2を形成する。
次に、ガラスマスクパターンを用いP型不純物をN-エピ
タキシャル層2上に付着させる。このとき、P型の不純
物濃度を薄くしたい領域(アノード領域3の外周方向A
の領域,デプレッションリング11となる領域)が細やか
なパターン(ストライプ状,短冊状,メッシュ状等)に
分割されたガラスマスクパターンを用いる(第4図
(a)参照)。このようなガラスマスクパターンを用い
一度に、P型不純物をN-エピタキシャル層2上の付着さ
せる。すると、単位面積あたりのP型不純物の付着量に
差が生じる。その後、長時間のドライブ拡散により、上
記パターンに従って分割して付着されたP型不純物を一
体化することにより、アノード領域3及びディプレッシ
ョンリング11を形成する。このようにして形成されたア
ノード領域3は、外周方向Aに近づくほどP型の不純物
の濃度が低く、かつ、その拡散の深さが浅くなる。ま
た、ディプレッションリング11のP型不純物の濃度は、
従来より低くなる。その後、従来と同様、アノード電極
6,カソード電極7,接合保護膜8,電極9を形成する。上記
のような方法によると、一回の拡散工程による異なる濃
度と異なる拡散深さを有するアノード領域3とディプレ
ッションリング11が形成でき、作業工程増加によるコス
ト上昇はない。また、従来のように1カ所でもP型不純
物の拡散の深さが浅くなったり深くなったりすることに
よりアノード領域3の曲率半径が小さくなっても、ディ
プレッションリング11があるので、従来ほど電界集中は
生じず、逆電圧阻止特性が従来ほど悪化しない。また、
ディプレッションリング11の部分において、上記のよう
な現象が生じ、ディプレッションリング11の曲率半径が
小さくなっても、ディプレッションリング11はフローテ
ィング状態にあるので、逆電圧阻止特性には影響しな
い。従って、従来ほど精緻な写真製版技術は必要ない。
なお、上記実施例ではダイオードについて説明したが、
トランジスタ,ゲートターンオフサイリスタ等のプレー
ナ等の電力用半導体素子にもこの発明は適用でき、上記
実施例と同様の効果が得られる。また、上記実施例にお
いて、P型とN型を逆にしてもよい。
〔発明の効果〕
以上のように、請求項1記載の半導体装置によれば、基
板の一主面上に形成され、不純物濃度が第1の不純物領
域より低い第2導電型の第2及び第3の不純物領域を備
えているので、基板と第1の不純物領域に逆電圧を印加
すると、基板と第1の不純物領域とにより規定されるPN
接合部より生じる空乏層は、第2及び第3の不純物領域
内まで伸び、最大電界強度が小さくなる。そのため、最
大電界強度を従来と同じに保つながら、チップサイズを
小さくすることができ、製品コストを軽減することがで
きるという効果がある。また、第2及び第3の不純物領
域を設けているので、空乏層の曲率半径が著しく小さく
なることがないとともに、表面からの影響により空乏層
の幅がせまくなることを防止することができ、安定した
逆電圧阻止特性が得られる。
請求項2記載の半導体装置の製造方法によれば、第1導
電型の基板を準備する工程と、不純物を導入すべき領域
に開口部に加えて非開口部を設けることにより不純物導
入量が調整されるマスクを用い、前記基板の第1,第2及
び第3の領域に前記第1の領域よりも前記第2及び第3
の領域の方が不純物導入量が少なくなるように、前記基
板に第2導電型の不純物を導入する工程と、不純物が導
入された前記基板を熱処理することにより、前記第1の
領域において第2導電型の第1の不純物領域を形成する
とともに、これと同時に不純物濃度が前記第1の不純物
領域の濃度より低い第2導電型の第2及び第3の不純物
領域を形成する工程とを備えているので、第1の不純物
領域及び第2,第3の不純物領域を同一工程により同時に
形成でき、製造コストが上昇しないという効果があると
ともに、第2の不純物領域に加えて第3不純物領域を設
けているため、第3の不純物領域を設けない場合に比べ
て、上記の不純物導入工程においてさほど精緻な写真製
版技術を必要としないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、第2図は従来の
ダイオードを示す断面図、第3図ないし第5図は第2図
に示したダイオードの改良ダイオードの問題点を説明す
るための図である。 図において、2はN-エピタキシャル層、3はアノード領
域、11はディプレッションリングである。 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1導電型の基板と、 前記基板の一主面上に形成された第2導電型の第1の不
    純物領域と、 前記第1の不純物領域の外周部分を形成するように前記
    基板の一主面上に形成され、不純物濃度が前記第1の不
    純物領域より低い第2導電型の第2の不純物領域と、 前記第2の不純物領域から所定の距離を離し、かつ前記
    第2の不純物領域を取り囲む形で前記基板の一主面上に
    帯状に形成された不純物濃度が前記第1の不純物領域よ
    り低い第2導電型の第3の不純物領域とを備えたことを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】第1導電型の基板を準備する工程と、 不純物を導入すべき領域に開口部に加えて非開口部を設
    けることにより不純物導入量を調整することができるマ
    スクを用い、前記基板の第1,第2及び第3の領域に前記
    第1の領域よりも前記第2及び第3の領域の方が不純物
    導入量が少なくなるように、前記基板に第2導電型の不
    純物を導入する工程と、 不純物が導入された前記基板を熱処理することにより、
    前記第1の領域において第2導電型の第1の不純物領域
    を形成するとともに、これと同時に前記第2の領域にお
    いて不純物濃度が前記第1の不純物領域の濃度より低
    く、前記第1の不純物領域の外周部分を形成する第2導
    電型の第2の不純物領域と、前記第3の領域において不
    純物濃度が前記第1の不純物領域の濃度より低く、前記
    第2の不純物領域から所定の距離を離し、かつ前記第2
    の不純物領域を取り囲む形で帯状をなす第2導電型の第
    3の不純物領域とを形成する工程とを備える半導体装置
    の製造方法。
JP63295241A 1988-11-22 1988-11-22 半導体装置及びその製造方法 Expired - Lifetime JPH07105485B2 (ja)

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EP0661753A1 (en) * 1994-01-04 1995-07-05 Motorola, Inc. Semiconductor structure with field limiting ring and method for making
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JP6020317B2 (ja) 2013-04-05 2016-11-02 三菱電機株式会社 半導体素子

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