JPH07103437A - 攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法並びにその装置 - Google Patents
攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法並びにその装置Info
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- JPH07103437A JPH07103437A JP27789293A JP27789293A JPH07103437A JP H07103437 A JPH07103437 A JP H07103437A JP 27789293 A JP27789293 A JP 27789293A JP 27789293 A JP27789293 A JP 27789293A JP H07103437 A JPH07103437 A JP H07103437A
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- combustion air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 焼却炉の燃焼状態が改善され、ダスティング
の発生や燃費の悪化を低減させるような攪拌焼却炉の燃
焼空気供給方法並びにその装置を提供する。 【構成】 本発明の円形攪拌焼却炉1は、回転軸4に設
けられる複数本のアーム15と、アーム15から炉床3
に臨むように取り付けられる攪拌棒17とを具える。ま
た攪拌棒17は燃焼空気の吹出孔16を具え、この吹出
孔16は炉2a中心に向かって進行する燃焼過程に対応
するそれぞれの燃焼ゾーンに応じて、供給する燃焼空気
の量を異ならせるように設定されている。また前記燃焼
過程に対応する燃焼ゾーンのうち、主燃焼ゾーンZ1に
向けて燃焼空気を最大に供給する。更に前記攪拌棒17
に具える燃焼空気の吹出孔16は、開孔面積比を異なら
せることで、炉2a中心に向かって進行する燃焼過程に
対応するそれぞれの燃焼ゾーンに応じて、供給する燃焼
空気の量を異ならせている。
の発生や燃費の悪化を低減させるような攪拌焼却炉の燃
焼空気供給方法並びにその装置を提供する。 【構成】 本発明の円形攪拌焼却炉1は、回転軸4に設
けられる複数本のアーム15と、アーム15から炉床3
に臨むように取り付けられる攪拌棒17とを具える。ま
た攪拌棒17は燃焼空気の吹出孔16を具え、この吹出
孔16は炉2a中心に向かって進行する燃焼過程に対応
するそれぞれの燃焼ゾーンに応じて、供給する燃焼空気
の量を異ならせるように設定されている。また前記燃焼
過程に対応する燃焼ゾーンのうち、主燃焼ゾーンZ1に
向けて燃焼空気を最大に供給する。更に前記攪拌棒17
に具える燃焼空気の吹出孔16は、開孔面積比を異なら
せることで、炉2a中心に向かって進行する燃焼過程に
対応するそれぞれの燃焼ゾーンに応じて、供給する燃焼
空気の量を異ならせている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は炉床上を掻きならして被
焼却物の表面を更新し、均一な燃焼ができるようにした
攪拌焼却炉に関し、特に炉床に溜まる焼却灰を掻きなら
す攪拌棒から噴出される燃焼空気の供給方法並びにその
装置に係るものである。
焼却物の表面を更新し、均一な燃焼ができるようにした
攪拌焼却炉に関し、特に炉床に溜まる焼却灰を掻きなら
す攪拌棒から噴出される燃焼空気の供給方法並びにその
装置に係るものである。
【0002】
【発明の背景】空気を吹き出しつつ水平回転する攪拌機
構を炉床内に有する攪拌焼却炉は、し尿処理汚泥、下水
処理汚泥等を焼却するために広く利用されている。この
攪拌焼却炉では、炉壁から投入された被焼却物は攪拌機
構で攪拌されながら焼却されながら炉床中央部に移動
し、生じる焼却灰は炉床中央部に設けられた燃焼灰排出
シュートに落下し、スクリューコンベヤ等で外部に引き
抜かれている。また焼却炉内は焼却ガスの外部へのリー
クを防止するため、通常は負圧で運転されている。
構を炉床内に有する攪拌焼却炉は、し尿処理汚泥、下水
処理汚泥等を焼却するために広く利用されている。この
攪拌焼却炉では、炉壁から投入された被焼却物は攪拌機
構で攪拌されながら焼却されながら炉床中央部に移動
し、生じる焼却灰は炉床中央部に設けられた燃焼灰排出
シュートに落下し、スクリューコンベヤ等で外部に引き
抜かれている。また焼却炉内は焼却ガスの外部へのリー
クを防止するため、通常は負圧で運転されている。
【0003】このような攪拌焼却炉における被焼却物は
投入口から炉床中央部に移動する過程において、まず被
焼却物が加熱され比較的低温で水分などが蒸発した後、
更に高温で熱分解ガスを発生する。これらの可燃性ガス
は、攪拌棒に付設した吹出孔から吹き出される燃焼空気
の供給を受けて燃焼する。一方、ガスを放出したあとの
炭素を主体とした固形物は赤熱灰(約500〜900
℃)と攪拌混合されながら攪拌棒に付設された吹出孔か
らの燃焼空気と接触し燠燃焼して、炉中心の開口部付近
では焼却が完了された灰となる。しかし図4、9(a)
に示すように、炉中の温度分布及び炎の状態は、炉床3
の外周部付近で燃焼が主に行われるため、各攪拌棒から
均一に燃焼空気を供給する従来の方法では、外周部付近
においては燃焼空気不足による黒煙発生がみられ、一
方、炉中心においては燃焼空気過多による吹き消え等が
起こり、ダスティングや燃費の悪化を引き起こしてい
た。
投入口から炉床中央部に移動する過程において、まず被
焼却物が加熱され比較的低温で水分などが蒸発した後、
更に高温で熱分解ガスを発生する。これらの可燃性ガス
は、攪拌棒に付設した吹出孔から吹き出される燃焼空気
の供給を受けて燃焼する。一方、ガスを放出したあとの
炭素を主体とした固形物は赤熱灰(約500〜900
℃)と攪拌混合されながら攪拌棒に付設された吹出孔か
らの燃焼空気と接触し燠燃焼して、炉中心の開口部付近
では焼却が完了された灰となる。しかし図4、9(a)
に示すように、炉中の温度分布及び炎の状態は、炉床3
の外周部付近で燃焼が主に行われるため、各攪拌棒から
均一に燃焼空気を供給する従来の方法では、外周部付近
においては燃焼空気不足による黒煙発生がみられ、一
方、炉中心においては燃焼空気過多による吹き消え等が
起こり、ダスティングや燃費の悪化を引き起こしてい
た。
【0004】これらを解消するため、炉2aの周壁部
に、一定の旋回流が形成されるように偏向させた多数の
旋回ガス吹出孔13を設け、ここから外部空気を供給す
ることで外周部付近の燃焼空気不足を解消させることが
試みられているが、全体としては外周部付近を基準に燃
焼空気の調整を行うので燃焼空気過多になる傾向にあ
り、特に有効床面積20m2 程度の大型機では顕著に現
れていた。
に、一定の旋回流が形成されるように偏向させた多数の
旋回ガス吹出孔13を設け、ここから外部空気を供給す
ることで外周部付近の燃焼空気不足を解消させることが
試みられているが、全体としては外周部付近を基準に燃
焼空気の調整を行うので燃焼空気過多になる傾向にあ
り、特に有効床面積20m2 程度の大型機では顕著に現
れていた。
【0005】
【開発を試みた技術的事項】本発明はこのような背景を
考慮してなされたものであって、焼却炉の燃焼状態が改
善され、ダスティングの発生や燃費の悪化を低減させる
ような攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法並びにその装置の
開発を試みたものである。
考慮してなされたものであって、焼却炉の燃焼状態が改
善され、ダスティングの発生や燃費の悪化を低減させる
ような攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法並びにその装置の
開発を試みたものである。
【0006】
【目的達成の手段】すなわち本出願に係る第一の発明た
る攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法は、電動機の動力によ
り回転する回転軸と、この回転軸に対し設けられる複数
本のアームと、このアームから炉床に臨むように取り付
けられる攪拌棒とから成る攪拌機構を炉体内部に具え、
炉体底部には焼却灰排出機構を具えて成る焼却炉の運転
にあたり、炉中心に向かって進行する燃焼過程に対応す
るそれぞれの燃焼ゾーンに応じて、供給する燃焼空気の
量を異ならせたことを特徴として成る。
る攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法は、電動機の動力によ
り回転する回転軸と、この回転軸に対し設けられる複数
本のアームと、このアームから炉床に臨むように取り付
けられる攪拌棒とから成る攪拌機構を炉体内部に具え、
炉体底部には焼却灰排出機構を具えて成る焼却炉の運転
にあたり、炉中心に向かって進行する燃焼過程に対応す
るそれぞれの燃焼ゾーンに応じて、供給する燃焼空気の
量を異ならせたことを特徴として成る。
【0007】また本出願に係る第二の発明たる攪拌焼却
炉の燃焼空気供給方法は、前記要件に加えて、前記燃焼
過程に対応する燃焼ゾーンのうち、主燃焼ゾーンに向け
て燃焼空気を最大に供給するようにしたことを特徴とし
て成る。
炉の燃焼空気供給方法は、前記要件に加えて、前記燃焼
過程に対応する燃焼ゾーンのうち、主燃焼ゾーンに向け
て燃焼空気を最大に供給するようにしたことを特徴とし
て成る。
【0008】更にまた本出願に係る第三の発明たる攪拌
焼却炉の燃焼空気供給方法は、前記要件に加えて、前記
燃焼空気の供給量を、攪拌棒の回転軸からの距離に応じ
て増加させるこを特徴として成る。
焼却炉の燃焼空気供給方法は、前記要件に加えて、前記
燃焼空気の供給量を、攪拌棒の回転軸からの距離に応じ
て増加させるこを特徴として成る。
【0009】更にまた本出願に係る第四の発明たる攪拌
焼却炉の燃焼空気供給装置は、電動機の動力により回転
する回転軸と、この回転軸に対し設けられる複数本のア
ームと、このアームから炉床に臨むように取り付けられ
る攪拌棒とから成る攪拌機構を炉体内部に具え、炉体底
部には焼却灰排出機構を具えて成る焼却炉において、前
記攪拌棒は燃焼空気の吹出孔を具え、この吹出孔は炉中
心に向かって進行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃
焼ゾーンに応じて、供給する燃焼空気の量を異ならせる
ように設定されていることを特徴として成る。
焼却炉の燃焼空気供給装置は、電動機の動力により回転
する回転軸と、この回転軸に対し設けられる複数本のア
ームと、このアームから炉床に臨むように取り付けられ
る攪拌棒とから成る攪拌機構を炉体内部に具え、炉体底
部には焼却灰排出機構を具えて成る焼却炉において、前
記攪拌棒は燃焼空気の吹出孔を具え、この吹出孔は炉中
心に向かって進行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃
焼ゾーンに応じて、供給する燃焼空気の量を異ならせる
ように設定されていることを特徴として成る。
【0010】更にまた本出願に係る第五の発明たる攪拌
焼却炉の燃焼空気供給装置は、前記請求項4記載の要件
に加えて、前記燃焼過程に対応する燃焼ゾーンのうち、
主燃焼ゾーンに向けて燃焼空気を最大に供給するように
したことを特徴として成る。
焼却炉の燃焼空気供給装置は、前記請求項4記載の要件
に加えて、前記燃焼過程に対応する燃焼ゾーンのうち、
主燃焼ゾーンに向けて燃焼空気を最大に供給するように
したことを特徴として成る。
【0011】更にまた本出願に係る第六の発明たる攪拌
焼却炉の燃焼空気供給装置は、前記請求項4、5記載の
要件に加えて、前記吹出孔は、攪拌棒の回転軸からの距
離に応じて燃焼空気の供給量を増加させるように設定さ
れていることを特徴として成る。
焼却炉の燃焼空気供給装置は、前記請求項4、5記載の
要件に加えて、前記吹出孔は、攪拌棒の回転軸からの距
離に応じて燃焼空気の供給量を増加させるように設定さ
れていることを特徴として成る。
【0012】更にまた本出願に係る第七の発明たる攪拌
焼却炉の燃焼空気供給装置は、前記請求項5、6記載の
要件に加えて、前記攪拌棒に具える燃焼空気の吹出孔
は、開孔面積比を異ならせることで、炉中心に向かって
進行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃焼ゾーンに応
じて、供給する燃焼空気の量を異ならせていることを特
徴として成る。これら発明によって前記目的を達成しよ
うとするものである。
焼却炉の燃焼空気供給装置は、前記請求項5、6記載の
要件に加えて、前記攪拌棒に具える燃焼空気の吹出孔
は、開孔面積比を異ならせることで、炉中心に向かって
進行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃焼ゾーンに応
じて、供給する燃焼空気の量を異ならせていることを特
徴として成る。これら発明によって前記目的を達成しよ
うとするものである。
【0013】
【発明の作用】本発明では、攪拌焼却炉内において炉中
心に向かって進行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃
焼ゾーンに応じて、あるいは攪拌棒の回転軸からの距離
に応じて、炉床上を掻きならす攪拌棒に付設した吹出孔
から燃焼空気の量を異ならせて供給する。
心に向かって進行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃
焼ゾーンに応じて、あるいは攪拌棒の回転軸からの距離
に応じて、炉床上を掻きならす攪拌棒に付設した吹出孔
から燃焼空気の量を異ならせて供給する。
【0014】
【実施例】以下本発明を図示の実施例に基づいて説明す
る。なお本発明の説明にあたり、まず本発明の適用され
る円形攪拌焼却炉の構造を概略説明し、次いで本発明の
特徴を説明する。まず符号1は本発明の適用された円形
攪拌焼却炉であって、このものは耐火物で構成された炉
体2の内部に炉2a及び炉床3を形成するとともに、炉
床3には回転軸4を有する攪拌機構5を設け、また回転
軸4の近傍から炉2aの外部へかけて焼却灰排出機構6
を形成して成る。なお本例においては炉床3の半径が
2.5m(有効床面積約20m2 )のものを用いる。
る。なお本発明の説明にあたり、まず本発明の適用され
る円形攪拌焼却炉の構造を概略説明し、次いで本発明の
特徴を説明する。まず符号1は本発明の適用された円形
攪拌焼却炉であって、このものは耐火物で構成された炉
体2の内部に炉2a及び炉床3を形成するとともに、炉
床3には回転軸4を有する攪拌機構5を設け、また回転
軸4の近傍から炉2aの外部へかけて焼却灰排出機構6
を形成して成る。なお本例においては炉床3の半径が
2.5m(有効床面積約20m2 )のものを用いる。
【0015】炉体2の上部には排気ガスの排気口7が形
成され、また中程には助燃バーナ7aが設けられ、更に
炉体2の内壁中程には被焼却物供給口8が形成される。
この被焼却物供給口8には、炉体2の外部に設けた被焼
却物供給ホッパ10が接続し、スクリューコンベヤ11
により被焼却物Aを炉2a内に供給するようになってい
る。
成され、また中程には助燃バーナ7aが設けられ、更に
炉体2の内壁中程には被焼却物供給口8が形成される。
この被焼却物供給口8には、炉体2の外部に設けた被焼
却物供給ホッパ10が接続し、スクリューコンベヤ11
により被焼却物Aを炉2a内に供給するようになってい
る。
【0016】また炉体2の外周壁底部には旋回ガス案内
路12が形成され、一方炉体2の内周壁底部には旋回ガ
ス案内路12と通ずる複数の旋回ガス吹出孔13が一定
の間隔で形成される。因みにこの旋回ガス吹出孔13は
炉周壁に対して接線方向に旋回ガスを吹き出して、炉2
a内の燃焼炎に旋回流を形成させるためのものであり、
この旋回ガスが旋回ガス案内路12に形成される旋回ガ
ス吹込口14から供給されるようになっている。
路12が形成され、一方炉体2の内周壁底部には旋回ガ
ス案内路12と通ずる複数の旋回ガス吹出孔13が一定
の間隔で形成される。因みにこの旋回ガス吹出孔13は
炉周壁に対して接線方向に旋回ガスを吹き出して、炉2
a内の燃焼炎に旋回流を形成させるためのものであり、
この旋回ガスが旋回ガス案内路12に形成される旋回ガ
ス吹込口14から供給されるようになっている。
【0017】次に攪拌機構5は、回転軸4に複数のアー
ム15が放射状に張り出すように取り付けられ、各アー
ム15にはそれぞれに複数の吹出孔16を有する複数の
攪拌棒17が炉床3に臨むように下向きに取り付けられ
る。因みに本実施例においては図1、2、3、4に示す
ものはアーム15が四本、攪拌棒17が三本であり、図
5、6、9に示すものはアーム15が六本、攪拌棒17
が六本である。また回転軸4、アーム15及び攪拌棒1
7はそれぞれ内部が中空になっていて、これらが連通状
態に形成されることで空気案内路18が形成され、この
空気案内路18を介して、炉体2の外部に設けた燃焼ブ
ロワ19から取り入れた燃焼空気が吹出孔16より吹き
出す構造になっている。ところでこの吹出孔16は、本
発明の特徴的部分であり、後述するように炉2a内の、
燃焼状態がそれぞれ異なっている燃焼ゾーンの状況ある
いは攪拌棒17の回転軸4からの距離に応じて、供給す
る燃焼空気量を異ならせるものであるから、そのために
次のような特徴的構成を採る。つまり、図1、2、5、
9(c)に示すように、炉2a内の燃焼状態がそれぞれ
異なっている燃焼ゾーンに位置する個々の攪拌棒17に
具える吹出孔16の開孔面積比を異ならせるのである。
この開孔面積比の設定は吹出孔16の数、あるいは個々
の吹出孔16の開孔面積を適宜選択することで行われ
る。
ム15が放射状に張り出すように取り付けられ、各アー
ム15にはそれぞれに複数の吹出孔16を有する複数の
攪拌棒17が炉床3に臨むように下向きに取り付けられ
る。因みに本実施例においては図1、2、3、4に示す
ものはアーム15が四本、攪拌棒17が三本であり、図
5、6、9に示すものはアーム15が六本、攪拌棒17
が六本である。また回転軸4、アーム15及び攪拌棒1
7はそれぞれ内部が中空になっていて、これらが連通状
態に形成されることで空気案内路18が形成され、この
空気案内路18を介して、炉体2の外部に設けた燃焼ブ
ロワ19から取り入れた燃焼空気が吹出孔16より吹き
出す構造になっている。ところでこの吹出孔16は、本
発明の特徴的部分であり、後述するように炉2a内の、
燃焼状態がそれぞれ異なっている燃焼ゾーンの状況ある
いは攪拌棒17の回転軸4からの距離に応じて、供給す
る燃焼空気量を異ならせるものであるから、そのために
次のような特徴的構成を採る。つまり、図1、2、5、
9(c)に示すように、炉2a内の燃焼状態がそれぞれ
異なっている燃焼ゾーンに位置する個々の攪拌棒17に
具える吹出孔16の開孔面積比を異ならせるのである。
この開孔面積比の設定は吹出孔16の数、あるいは個々
の吹出孔16の開孔面積を適宜選択することで行われ
る。
【0018】そして回転軸4の下端にはスプロケット2
0が設けられ、このスプロケット20と近傍に設けた電
動機21の出力軸に設けられるスプロケット22との間
にチェーン23が巻回されることで、電動機21の動力
が攪拌機構5側に伝わるようになっている。
0が設けられ、このスプロケット20と近傍に設けた電
動機21の出力軸に設けられるスプロケット22との間
にチェーン23が巻回されることで、電動機21の動力
が攪拌機構5側に伝わるようになっている。
【0019】次に焼却灰排出機構6は、図3に示すよう
に回転軸4の近傍にその開口部30を形成し、そこから
斜め下方に焼却灰排出シュート29が延び、その他端側
に焼却灰排出コンベヤ31が接続される。この焼却灰排
出コンベヤ31は、モータMの駆動により、スクリュー
32を回転させることにより、焼却灰Bを移送するもの
である。
に回転軸4の近傍にその開口部30を形成し、そこから
斜め下方に焼却灰排出シュート29が延び、その他端側
に焼却灰排出コンベヤ31が接続される。この焼却灰排
出コンベヤ31は、モータMの駆動により、スクリュー
32を回転させることにより、焼却灰Bを移送するもの
である。
【0020】円形攪拌焼却炉1は、以上のような構造を
有するものであって、以下このものの作動状態について
説明しながら、本発明の特徴について説明する。まず被
焼却物供給口8から被焼却物Aが炉2a中に投入され、
これに着火されると、被焼却物Aの品温が上昇するにつ
れて被焼却物Aから気化ガスや熱分解ガスが発生し、こ
れらは攪拌棒17に具えた吹出孔16から吹き出される
燃焼空気により燃焼する。
有するものであって、以下このものの作動状態について
説明しながら、本発明の特徴について説明する。まず被
焼却物供給口8から被焼却物Aが炉2a中に投入され、
これに着火されると、被焼却物Aの品温が上昇するにつ
れて被焼却物Aから気化ガスや熱分解ガスが発生し、こ
れらは攪拌棒17に具えた吹出孔16から吹き出される
燃焼空気により燃焼する。
【0021】また投入された被焼却物Aは、攪拌機構5
によって炉床3上で万遍なく掻きならされるため常に表
面が更新され、可燃性ガスが炉床3上で平均して発生す
る。更に旋回ガス吹出孔13から炉2a内の燃焼炎に旋
回流を形成させるように旋回ガスが吹き込まれ、上部の
炉2a内で完全燃焼する。
によって炉床3上で万遍なく掻きならされるため常に表
面が更新され、可燃性ガスが炉床3上で平均して発生す
る。更に旋回ガス吹出孔13から炉2a内の燃焼炎に旋
回流を形成させるように旋回ガスが吹き込まれ、上部の
炉2a内で完全燃焼する。
【0022】ガスを放出したあとの炭素を主体とした固
形物は、赤熱灰と攪拌混合しながら燃焼空気と接触し、
いわゆる燠燃焼して徐々に炉2a中心へ移動する。炉2
a中心の焼却灰排出シュート29の開口部30付近で
は、焼却を完了した灰が攪拌棒17に具えた吹出孔16
から吹き出した燃焼空気により冷却される。
形物は、赤熱灰と攪拌混合しながら燃焼空気と接触し、
いわゆる燠燃焼して徐々に炉2a中心へ移動する。炉2
a中心の焼却灰排出シュート29の開口部30付近で
は、焼却を完了した灰が攪拌棒17に具えた吹出孔16
から吹き出した燃焼空気により冷却される。
【0023】ここで炉2a内における燃焼状態を模式図
的に説明すると、図4に示すように被焼却物供給口8付
近は主に水分が蒸発する乾燥ゾーンZ1となっており、
そこから旋回ガスの流れる上流の外側には主燃焼ゾーン
Z2が形成される。また主燃焼ゾーンZ2の内側には、
赤熱した炭化物燃焼ゾーンZ3が形成され、その内側に
は焼却灰ゾーンZ4が形成されている。
的に説明すると、図4に示すように被焼却物供給口8付
近は主に水分が蒸発する乾燥ゾーンZ1となっており、
そこから旋回ガスの流れる上流の外側には主燃焼ゾーン
Z2が形成される。また主燃焼ゾーンZ2の内側には、
赤熱した炭化物燃焼ゾーンZ3が形成され、その内側に
は焼却灰ゾーンZ4が形成されている。
【0024】このような燃焼形態における本発明の燃焼
空気の供給方法の説明をする。炉2a内の典型的な燃焼
の様子を図9(a)に示す。このグラフは横軸に炉2a
の中心からの距離を示し、縦軸に燃焼の強さを示すもの
であり、投入直後の燃焼はさほど強くなく、炉2a中心
から2m〜1mの範囲で強燃焼が行われる様子を示して
いる。このような燃焼形態では、主たる燃焼空気要求ゾ
ーンもやはり強燃焼が行われる炉2a中心から2m〜1
mの範囲となる、従って図9(b)に示すような配分で
燃焼空気を供給することが望ましいのである。このため
炉2a中心から放射状に取り付けられるアーム15に対
して複数本の攪拌棒17を設け、それぞれの攪拌棒17
に具える吹出孔16の数または面積を異ならせること
で、前記乾燥ゾーンZ1、主燃焼ゾーンZ2、炭化物燃
焼ゾーンZ3の各燃焼段階それぞれに供給する燃焼空気
の分配を行う。本例における吹出孔16の数または開孔
面積の比は一例として、炉2a中心側から1:1:2:
3:4:2としている(図9(c)参照)。またこの燃
焼状況は、ほぼ炉中心から炉壁に向かって強くなるの
で、吹出孔16の開孔面積比を攪拌棒17の回転軸4か
らの距離に応じて増加させてもよい。
空気の供給方法の説明をする。炉2a内の典型的な燃焼
の様子を図9(a)に示す。このグラフは横軸に炉2a
の中心からの距離を示し、縦軸に燃焼の強さを示すもの
であり、投入直後の燃焼はさほど強くなく、炉2a中心
から2m〜1mの範囲で強燃焼が行われる様子を示して
いる。このような燃焼形態では、主たる燃焼空気要求ゾ
ーンもやはり強燃焼が行われる炉2a中心から2m〜1
mの範囲となる、従って図9(b)に示すような配分で
燃焼空気を供給することが望ましいのである。このため
炉2a中心から放射状に取り付けられるアーム15に対
して複数本の攪拌棒17を設け、それぞれの攪拌棒17
に具える吹出孔16の数または面積を異ならせること
で、前記乾燥ゾーンZ1、主燃焼ゾーンZ2、炭化物燃
焼ゾーンZ3の各燃焼段階それぞれに供給する燃焼空気
の分配を行う。本例における吹出孔16の数または開孔
面積の比は一例として、炉2a中心側から1:1:2:
3:4:2としている(図9(c)参照)。またこの燃
焼状況は、ほぼ炉中心から炉壁に向かって強くなるの
で、吹出孔16の開孔面積比を攪拌棒17の回転軸4か
らの距離に応じて増加させてもよい。
【0025】また、図9(c)に示すアーム15′は、
回転軸4に取り付けられるアーム15とは別の位置に取
り付けられる他のアームを図示するものであり、図9
(c)ではこれらのアーム15、15′に設けられる攪
拌棒17の配置位置を比較するため便宜上これらアーム
15、15′を上下に配置している。すなわち図9
(c)に示すアーム15′は、攪拌棒17の長手方向の
配置位置がアーム15と異ならせてあるため炉床3上の
被焼却物Aを万遍なく掻きならすことができるととも
に、燃焼空気をも万遍なく供給することができる。
回転軸4に取り付けられるアーム15とは別の位置に取
り付けられる他のアームを図示するものであり、図9
(c)ではこれらのアーム15、15′に設けられる攪
拌棒17の配置位置を比較するため便宜上これらアーム
15、15′を上下に配置している。すなわち図9
(c)に示すアーム15′は、攪拌棒17の長手方向の
配置位置がアーム15と異ならせてあるため炉床3上の
被焼却物Aを万遍なく掻きならすことができるととも
に、燃焼空気をも万遍なく供給することができる。
【0026】
【他の実施例】先に述べた実施例においては燃焼空気の
供給量の調整を行う開孔比の選択は、吹出孔16の数ま
たは開孔面積によって行ったが、請求項5に定義したよ
うに各燃焼ゾーンに供給する燃焼空気の配分が行えれば
よいので、図7(a)に示すように中空状のアーム15
と攪拌棒17との接続部分の開口面積を異ならせること
で燃焼空気の配分を行うこともできる。また、吹出孔1
6の形状は先に述べた実施例においては丸穴形状を採っ
たが、図7(b)(c)に示すように、角穴形状、スリ
ット形状等を採ることも可能である。また、図8(a)
に示すように円筒状の攪拌棒17に付設する吹出孔16
の位置を円周上に分散させることで燃焼空気の吹き出し
に方向性を持たせ、各燃焼段階それぞれに供給する燃焼
空気の分配を更に細かく行うことも可能である。また図
8(c)に示すように燃焼空気の吹き出し部をアーム1
5にノズルとして設け、炉床3上の被焼却物Aの上方か
ら燃焼空気を供給するような構造を採ることも可能であ
る。更にまた攪拌棒17は先に述べた実施例においては
円筒状のものを用いたが、角柱状等の形状でもよい。
供給量の調整を行う開孔比の選択は、吹出孔16の数ま
たは開孔面積によって行ったが、請求項5に定義したよ
うに各燃焼ゾーンに供給する燃焼空気の配分が行えれば
よいので、図7(a)に示すように中空状のアーム15
と攪拌棒17との接続部分の開口面積を異ならせること
で燃焼空気の配分を行うこともできる。また、吹出孔1
6の形状は先に述べた実施例においては丸穴形状を採っ
たが、図7(b)(c)に示すように、角穴形状、スリ
ット形状等を採ることも可能である。また、図8(a)
に示すように円筒状の攪拌棒17に付設する吹出孔16
の位置を円周上に分散させることで燃焼空気の吹き出し
に方向性を持たせ、各燃焼段階それぞれに供給する燃焼
空気の分配を更に細かく行うことも可能である。また図
8(c)に示すように燃焼空気の吹き出し部をアーム1
5にノズルとして設け、炉床3上の被焼却物Aの上方か
ら燃焼空気を供給するような構造を採ることも可能であ
る。更にまた攪拌棒17は先に述べた実施例においては
円筒状のものを用いたが、角柱状等の形状でもよい。
【0027】
【発明の効果】本発明では、円形攪拌焼却炉1内におい
て炉2a中心に向かって進行する燃焼過程に対応するそ
れぞれの燃焼ゾーンに、炉床3上を掻きならす攪拌棒1
7に付設した吹出孔16から、異なった量の燃焼空気を
供給することができる。このため外周部付近における燃
焼空気不足による黒煙発生並びに炉2a中心における燃
焼空気過多による吹き消え等が起こらなくなりダスティ
ングや燃費の悪化を解消することができる。また炉床3
の温度分布が均一化の方向に向かうので、局部的な高温
により発生するクリンカを防止することができる。ま
た、旋回ガスにより外周部付近の燃焼空気不足を解消さ
せる必要がなくなるので、イニシャルコストが低減され
る。また、従来は燃焼空気を過多状態で運転していた
が、本発明により最適の供給量で運転できるためこれに
伴い排気風量が低減され脱臭等の処理量が減り、コスト
が低減される。
て炉2a中心に向かって進行する燃焼過程に対応するそ
れぞれの燃焼ゾーンに、炉床3上を掻きならす攪拌棒1
7に付設した吹出孔16から、異なった量の燃焼空気を
供給することができる。このため外周部付近における燃
焼空気不足による黒煙発生並びに炉2a中心における燃
焼空気過多による吹き消え等が起こらなくなりダスティ
ングや燃費の悪化を解消することができる。また炉床3
の温度分布が均一化の方向に向かうので、局部的な高温
により発生するクリンカを防止することができる。ま
た、旋回ガスにより外周部付近の燃焼空気不足を解消さ
せる必要がなくなるので、イニシャルコストが低減され
る。また、従来は燃焼空気を過多状態で運転していた
が、本発明により最適の供給量で運転できるためこれに
伴い排気風量が低減され脱臭等の処理量が減り、コスト
が低減される。
【図1】本発明を適用した円形攪拌焼却炉を一部破断ま
たは拡大して示す斜視図である。
たは拡大して示す斜視図である。
【図2】同上縦断側面図並びにその一部(一点鎖線円で
示す)を拡大して示す側面図である。
示す)を拡大して示す側面図である。
【図3】同上炉床付近を拡大して示す縦断側面図であ
る。
る。
【図4】炉内の燃焼状態を示す模式図である。
【図5】アームの本数及び攪拌棒の本数を異ならせた攪
拌機構の他の実施例を示す側面図である。
拌機構の他の実施例を示す側面図である。
【図6】同上平面図である。
【図7】アームと攪拌棒との接続部分の開口面積を異な
らせた実施例を示す縦断側面図並びに吹出孔の形状を異
ならせた二種の実施例を示す側面図である。
らせた実施例を示す縦断側面図並びに吹出孔の形状を異
ならせた二種の実施例を示す側面図である。
【図8】吹出孔の刻設位置を円周方向に分散させた実施
例を示す横断底面図並びに燃焼空気の吹き出し部をアー
ムにノズルとして設けた実施例を示す縦断側面図であ
る。
例を示す横断底面図並びに燃焼空気の吹き出し部をアー
ムにノズルとして設けた実施例を示す縦断側面図であ
る。
【図9】炉内の燃焼の様子及び供給する燃焼空気量を示
すグラフ並びに攪拌棒の燃焼空気供給配分を示す概略図
である。
すグラフ並びに攪拌棒の燃焼空気供給配分を示す概略図
である。
1 円形攪拌焼却炉 2 炉体 2a 炉 3 炉床 4 回転軸 5 攪拌機構 6 焼却灰排出機構 7 排気口 7a 助燃バーナ 8 被焼却物供給口 10 被焼却物供給ホッパ 11 スクリューコンベヤ 12 旋回ガス案内路 13 旋回ガス吹出孔 14 旋回ガス吹込口 15 アーム 15′ アーム 16 吹出孔 17 攪拌棒 18 空気案内路 19 燃焼ブロワ 20 スプロケット 21 電動機 21a 配線 22 スプロケット 23 チェーン 29 焼却灰排出シュート 30 開口部 31 焼却灰排出コンベヤ 32 スクリュー A 被焼却物 B 焼却灰 M モータ Z1 乾燥ゾーン Z2 主燃焼ゾーン Z3 炭化物燃焼ゾーン Z4 焼却灰ゾーン
Claims (7)
- 【請求項1】 電動機の動力により回転する回転軸と、
この回転軸に対し設けられる複数本のアームと、このア
ームから炉床に臨むように取り付けられる攪拌棒とから
成る攪拌機構を炉体内部に具え、炉体底部には焼却灰排
出機構を具えて成る焼却炉の運転にあたり、炉中心に向
かって進行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃焼ゾー
ンに応じて、供給する燃焼空気の量を異ならせたことを
特徴とする攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法。 - 【請求項2】 前記燃焼過程に対応する燃焼ゾーンのう
ち、主燃焼ゾーンに向けて燃焼空気を最大に供給するよ
うにしたことを特徴とする請求項1記載の攪拌焼却炉の
燃焼空気供給方法。 - 【請求項3】 前記燃焼空気の供給量を、攪拌棒の回転
軸からの距離に応じて増加させるこを特徴とする請求項
1または2記載の攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法。 - 【請求項4】 電動機の動力により回転する回転軸と、
この回転軸に対し設けられる複数本のアームと、このア
ームから炉床に臨むように取り付けられる攪拌棒とから
成る攪拌機構を炉体内部に具え、炉体底部には焼却灰排
出機構を具えて成る焼却炉において、前記攪拌棒は燃焼
空気の吹出孔を具え、この吹出孔は炉中心に向かって進
行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃焼ゾーンに応じ
て、供給する燃焼空気の量を異ならせるように設定され
ていることを特徴とする、攪拌焼却炉の燃焼空気供給装
置。 - 【請求項5】 前記燃焼過程に対応する燃焼ゾーンのう
ち、主燃焼ゾーンに向けて燃焼空気を最大に供給するよ
うにしたことを特徴とする、請求項4記載の攪拌焼却炉
の燃焼空気供給装置。 - 【請求項6】 前記吹出孔は、攪拌棒の回転軸からの距
離に応じて燃焼空気の供給量を増加させるように設定さ
れていることを特徴とする請求項4または5記載の攪拌
焼却炉の燃焼空気供給装置。 - 【請求項7】 前記攪拌棒に具える燃焼空気の吹出孔
は、開孔面積比を異ならせることで、炉中心に向かって
進行する燃焼過程に対応するそれぞれの燃焼ゾーンに応
じて、供給する燃焼空気の量を異ならせていることを特
徴とする請求項5または6記載の攪拌焼却炉の燃焼空気
供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27789293A JP3395119B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法並びにその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27789293A JP3395119B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法並びにその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07103437A true JPH07103437A (ja) | 1995-04-18 |
JP3395119B2 JP3395119B2 (ja) | 2003-04-07 |
Family
ID=17589746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27789293A Expired - Lifetime JP3395119B2 (ja) | 1993-10-08 | 1993-10-08 | 攪拌焼却炉の燃焼空気供給方法並びにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3395119B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100668464B1 (ko) * | 2005-09-29 | 2007-01-12 | 서상철 | 고형연료의 정량공급장치 |
KR100849930B1 (ko) * | 2008-04-07 | 2008-08-04 | (주) 위넥스뷰 | 가연성 폐자원 재활용 연소장치 |
KR101502567B1 (ko) * | 2014-11-05 | 2015-03-16 | 동원엔지니어링(주) | 청정열풍을 생성하기 위한 고체연료용 연소장치 및 이를 이용한 열풍공급장치 |
JP2016217636A (ja) * | 2015-05-21 | 2016-12-22 | 伊藤 鋼一 | バイオマス燃料焼却炉 |
JP2022027531A (ja) * | 2020-07-30 | 2022-02-10 | 武夫 河原井 | バイオマス燃料の燃焼機 |
CN114623454A (zh) * | 2022-01-06 | 2022-06-14 | 浙江三联环保科技股份有限公司 | 一种新型焚烧炉系统及焚烧方法 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102588950B (zh) * | 2012-03-02 | 2014-05-14 | 浙江大学 | 一种带碎渣功能的新型高效气化燃烧复合炉排装置 |
-
1993
- 1993-10-08 JP JP27789293A patent/JP3395119B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (6)
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---|---|---|---|---|
KR100668464B1 (ko) * | 2005-09-29 | 2007-01-12 | 서상철 | 고형연료의 정량공급장치 |
KR100849930B1 (ko) * | 2008-04-07 | 2008-08-04 | (주) 위넥스뷰 | 가연성 폐자원 재활용 연소장치 |
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JP3395119B2 (ja) | 2003-04-07 |
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