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JPH0698079A - イメージセンサ及びその読み取り方法 - Google Patents

イメージセンサ及びその読み取り方法

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Publication number
JPH0698079A
JPH0698079A JP4269176A JP26917692A JPH0698079A JP H0698079 A JPH0698079 A JP H0698079A JP 4269176 A JP4269176 A JP 4269176A JP 26917692 A JP26917692 A JP 26917692A JP H0698079 A JPH0698079 A JP H0698079A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
feedthrough
terminal
driving
circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4269176A
Other languages
English (en)
Inventor
Eigo Nakagawa
英悟 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP4269176A priority Critical patent/JPH0698079A/ja
Publication of JPH0698079A publication Critical patent/JPH0698079A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄膜トランジスタをスイッチング素子として
使用した場合に発生するフィードスルー信号成分のキャ
ンセルを行い、駆動用IC内のアンプ飽和によるアンプ
動作の異常を防止し、また信号処理速度を高速化しても
画像の階調再現性が劣化することのないイメージセンサ
及びその読み取り方法を提供する。 【構成】 電荷転送による信号の内、フィードスルー電
圧分を波形選択スイッチ21で選択抽出し、減算回路2
3で上記信号と抽出したフィードスルー電圧分との差を
取り、反転回路26で正常な信号波形に反転して駆動用
IC15に出力するフィードスルーキャンセル回路16
を有するイメージセンサ及びその読み取り方法としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スキャナー等に搭載さ
れ、画像を読み取るイメージセンサに係り、特にスイッ
チング素子におけるフィールドスルーの影響をなくして
正確な画像信号を得ることができるイメージセンサ及び
その読み取り方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像の読み取り又は入力を行う装
置として、原稿に近接して画像を読み取るイメージセン
サが複写機やファクシミリ等の幅広い分野で利用されて
いる。このイメージセンサの中でも特に水素化アモルフ
ァスシリコン(a−Si:H)等から成る薄膜トランジ
スタ(TFT)をスイッチング素子として使用したTF
T駆動型イメージセンサが、イメージセンサのトータル
システムの薄型化、小型化、軽量化、低消費電力化等様
々なニーズに答えようとして種々の改良提案が行われて
いる(例えば特開昭64−5060号公報参照)。
【0003】TFT駆動型イメージセンサは、例えば、
その等価回路図を図6に示すように、原稿幅とほぼ同じ
長さに複数の受光素子61″をライン状に配列した受光
素子アレイ61と、各受光素子61″に1:1に対応す
る複数個の薄膜トランジスタTi,j (i=1〜N, j=1〜n)か
ら成る電荷転送部62と、多層マトリックス状に形成さ
れたマトリックス配線63とから構成されている。
【0004】そして、受光素子アレイ61は、N個のブ
ロックの受光素子群61′に分割され、一つの受光素子
群61′を形成するn個の受光素子61″はフォトダイ
オードPi,j (i=1〜N, j=1〜n)により等価的に表すこと
ができる。各受光素子61″は各薄膜トランジスタTi,
j のドレイン電極にそれぞれ接続され、また薄膜トラン
ジスタTi,j のソース電極はマトリックス状に接続され
た多層配線のマトリックス配線63を介してブロック内
の受光素子毎にn本の共通信号線64にそれぞれ接続さ
れ、更に共通信号線64は駆動用IC65に接続されて
いる。また、薄膜トランジスタTi,j のゲート電極は、
ブロック毎に導通するようにゲートパルス発生回路66
に接続されている。
【0005】各受光素子61″で発生する電荷は一定時
間受光素子の寄生容量と薄膜トランジスタのドレイン・
ゲート間のオーバーラップ容量に蓄積された後、薄膜ト
ランジスタTi,j を電荷転送用のスイッチとして用いて
ブロック毎に順次マトリックス配線63の配線容量CLi
(i=1〜n)に転送蓄積される。
【0006】すなわち、ゲートパルス発生回路66から
ゲート線Gi (i=1〜n)を経由して先ずゲートパルスφG
1 が伝送され、第1ブロック内の薄膜トランジスタT1,
1 〜T1,n をオンにし、第1ブロック内の各受光素子6
1″で発生した電荷が各配線容量CLiに転送蓄積され
る。そして、各配線容量CLiに蓄積された電荷により各
共通信号線64の電位が変化し、この電位値を駆動用I
C65内のアナログスイッチSWi (i=1〜n)(図示せ
ず)を順次オンして時系列的に出力線67に出力する。
【0007】そして、ゲートパルスφG2 〜φGn によ
り第2〜第Nブロック内の薄膜トランジスタT2,1 〜T
2,n からTN,1 〜TN,n までをそれぞれオンにし、ブロ
ック毎に受光素子側の電荷が転送され、共通信号線64
に順次転送された電荷によって変化した電位を順次読み
出すことにより原稿の主走査方向の1ライン分の画像信
号を得て、原稿送り手段で原稿を移動させて上記動作を
繰り返し、原稿全体の画像信号を得るものである(特開
昭63−9358号公報参照)。
【0008】このようにTFT駆動型イメージセンサ
は、薄膜トランジスタの動作により単一の駆動用ICで
読み取りが可能となるので、イメージセンサを駆動する
駆動用ICの個数を低減でき、小型化及びコストダウ
ン、更には低消費電力化を図ることができるものであ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のイメージセンサ及びその読み取り方法では、薄膜ト
ランジスタ(TFT)をスイッチング素子として用いて
いるため、読み出されて駆動用IC内のアンプで増幅さ
れた出力信号は、図5の波形図に示すように、本来の画
像信号とオフセット信号に加えて、TFTのON,OF
F時におけるフィードスルー電圧分が重畳されることに
なる。フィードスルーとは、TFTのゲート電極に与え
られるゲートパルスのON,OFFの影響を受けて出力
信号の電位が急峻に上昇又は下降することである。
【0010】そして、フィードスルー電圧は、通常画像
信号を数十mV程度とすれば数百mVの値を持つため、
駆動用IC内の増幅用のアンプに入力されるとアンプが
飽和して正確に動作しなくなるという問題点があり、ま
た信号処理速度を高速化する場合等は波形が過度応答し
ているところをサンプル/ホールドすることになるの
で、画像信号に誤差を含み、正確な値が得られずに駆動
用ICを通して出力された画像信号は画像の階調再現性
が劣化するという問題点があった。尚、図5において、
破線で描いた波形が理想的な波形であり、実線で描いた
波形が現実の波形である。
【0011】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、薄膜トランジスタ(TFT)をスイッチング素子と
して使用した場合に発生するフィードスルー電圧分のキ
ャンセルを行い、駆動用IC内のアンプ飽和によるアン
プ動作の異常を防止し、また信号処理速度を高速化して
も画像の階調再現性が劣化することのないイメージセン
サ及びその読み取り方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための請求項1記載の発明は、受光量に応じて電
荷を発生する受光素子と、前記電荷を転送するスイッチ
となる薄膜トランジスタと、前記転送された電荷を蓄積
する容量部と、前記蓄積された電荷による信号線の電位
変化を読み取り、画像信号として時系列的に出力する駆
動用ICとを有するイメージセンサにおいて、前記容量
部と前記駆動用ICとの間に、前記薄膜トランジスタの
オン状態時に発生するフィードスルー信号成分をキャン
セルするキャンセル回路を設けたことを特徴としてい
る。
【0013】上記従来例の問題点を解決するための請求
項2記載の発明は、イメージセンサの読み取り方法にお
いて、信号線の電位変化を示す信号から薄膜トランジス
タのオン状態時に発生するフィードスルー信号成分を抽
出し、前記信号と前記フィードスルー信号成分とを同期
させて前記信号から前記フィードスルー信号成分を差し
引いた信号を駆動用ICに出力することを特徴としてい
る。
【0014】
【作用】請求項1記載の発明によれば、駆動用ICの入
力側に薄膜トランジスタのオン状態時に発生するフィー
ドスルー信号成分をキャンセルするキャンセル回路を設
けたイメージセンサとしているので、フィードスルーの
影響による駆動用IC内のアンプ飽和によって起こる駆
動用ICの誤動作を防止でき、また信号処理速度を高速
化しても画像の階調再現性を高く保つことができる。
【0015】請求項2記載の発明によれば、信号線の電
位変化を表す信号から薄膜トランジスタのオン状態時に
発生するフィードスルー信号成分を抽出し、この抽出し
たフィードスルー信号成分を用いて、信号線に表れる信
号から抽出したフィードスルー信号成分を同期させて差
し引き、この差し引いた信号を駆動用ICに出力するイ
メージセンサの読み取り方法としているので、フィード
スルーの影響による駆動用IC内のアンプ飽和によって
起こる駆動用ICの誤動作を防止でき、また信号処理速
度を高速化しても画像の階調再現性を高く保つことがで
きる。
【0016】
【実施例】本発明の一実施例について図面を参照しなが
ら説明する。図1は、本発明の一実施例に係るイメージ
センサの一画素分の等価回路図である。図1に示すよう
に、受光素子11は薄膜トランジスタ(TFT)12の
ドレイン側に接続し、TFT12のソース側は配線容量
CL のコンデンサ13とフィードスルーキャンセル回路
16の入力端子INに接続し、フィードスルーキャンセ
ル回路16の出力端子OUTは駆動用IC15とMOS
トランジスタのリセットスイッチ14に接続している。
【0017】受光素子11は、フォトダイオードPDか
ら構成され、正電圧のバイアス電圧VB が逆バイアス状
態で印加され、等価的には寄生容量CP が並列に接続さ
れた状態となっている。また、TFT12のゲート電極
にはゲートパルス発生回路からゲートパルスφGが印加
されるようになっており、ゲート電極に対するドレイン
・ソース電極のオーバーラップ部分では各々のオーバー
ラップ容量CGD,CGSが形成されている。コンデンサ1
3は、受光素子11で発生した電荷をTFT12のスイ
ッチング動作により転送蓄積されるものである。リセッ
トスイッチ14はコンデンサ13に蓄積された電荷を放
電してリセットを行うスイッチであり、駆動用IC15
は出力信号を増幅する増幅器(AMP)等を有してい
る。
【0018】そして、図1の本実施例のフィードスルー
キャンセル回路16の内部構成を図2を使って説明す
る。図2は、本実施例のフィードスルーキャンセル回路
の回路図である。図2に示すように、フィードスルー電
圧分をキャンセルするフィードスルーキャンセル回路1
6は、波形選択スイッチ21と減算回路23とから構成
され、回路の入力端子INが波形選択スイッチ21の端
子21inと減算回路23の入力端子23aに接続さ
れ、また波形選択スイッチ21の端子21gndは接地
され、端子21outは減算回路23の入力端子23b
へ接続され、減算回路23の出力端子23cが反転回路
26に接続され、反転回路26から出力端子OUTが駆
動用IC15に接続されるようになっている。また、波
形選択スイッチ21は、CMOS等で構成され、外部の
スイッチ制御信号源22よりスイッチON/OFFする
制御信号が印加されるようになっている。
【0019】次に、本実施例のフィードスルーキャンセ
ル回路16の動作を図2及び図4を使って説明する。図
4(a)はTFTのゲ−ト電極に与えられるゲートパル
ス波形図であり、(b)はTFTのソース電極における
電位変化を示す波形図であり、(c)はスイッチ21に
与えられる制御信号の波形図であり、(d)は出力端子
OUTからの出力信号の波形図である。
【0020】図4(b)に示すように、フィードスルー
電圧分を含んだ波形がフィードスルーキャンセル回路1
6の入力端子INより入力されると、この波形が減算回
路23の入力端子23aへ入力されると共に、波形選択
スイッチ21の端子21inにも送られる。波形選択ス
イッチ21は制御信号である図4(c)の波形に従い、
制御信号がVhレベル(高電圧レベル)で端子21in
と端子21outを接続し、制御信号がVlレベル(低
電圧レベル)で端子21gndと端子21outを接続
するよう動作するものである。
【0021】従って、端子21inにフィードスルー電
圧分を含んだ波形が送られて来ると、スイッチ21の端
子21inと端子21outが接続してこのフィードス
ルー電圧分が減算回路23の入力端子23bへ入力され
る。すると、入力端子23aに入力された信号は反転さ
れ、入力端子23bに入力された信号はそのままで、両
者打ち消し合って出力はゼロとなる。つまり、ゲートパ
ルスのオン状態の時(フィードスルー発生時)の信号成
分(フィードスルー電圧分)をキャンセルすることがで
きるものである。尚、減算回路23の入力端子23bは
抵抗を介して接地された状態になっている。
【0022】そして、ゲートパルスのオフ状態の時(フ
ィードスルー発生時以外)は波形選択スイッチ21の端
子21gndと端子21outが接続してフィードスル
ーキャンセル回路16の入力端子INに入力された画像
信号が減算回路23の入力端子23aのみに入力され
て、そのままの信号が減算回路23の出力端子23cか
ら反転出力されることになる。
【0023】従って、フィードスルーキャンセル回路1
6内の二つの経路を通って減算回路23a、23bに入
力された波形は共にフィードスルー電圧分のみ打ち消し
あい、他の状態では入力端子INに入力された信号成分
が反転出力され、反転回路26を介して出力端子OUT
から出力される波形はフィードスルー電圧分が消去され
た図4(d)の波形状態となる。そして、サンプルホー
ルド(1)(2)で電位検知を行い、正規のシグナル信
号とオフセット信号を含んだ(2)からオフセット信号
のみを含んだ(1)を差し引いて正規のシグナル信号を
検出するものである。
【0024】次に、別の実施例のフィードスルーキャン
セル回路について図3を使って説明する。図3は、別の
実施例のフイードスルーキャンセル回路の回路図であ
る。フィードスルーキャンセル回路16′は、入力端子
INが波形選択スイッチ21の端子21inと加算回路
25の入力端子25aに接続され、波形選択スイッチ2
1の端子21gndが接地され、端子21outが反転
増幅回路24の入力端子24aに接続されており、反転
増幅アンプ24の出力端子24cが加算回路25の入力
端子25bに接続され、加算回路25内で入力端子24
aと入力端子24bは1本の入力端子となってアンプに
入力され、加算回路25の出力端子25cが反転回路2
6に接続され、反転回路26から出力端子OUTが引き
出されている。尚、加算回路25のアンプに対する他方
の入力端子は抵抗を介して接地された状態になってい
る。
【0025】図3に示す別の実施例のフィードスルーキ
ャンセル回路16′の動作について説明すると、図4
(b)に示すフィードスルー電圧分を含んだ波形が入力
端子INより入力され、この波形は加算回路25の入力
端子25aへ入力されると共に、波形選択スイッチ21
の端子21inにも送られる。端子21inにフィード
スルー電圧分が入力されて来ると、フィードスルー電圧
分を反転増幅アンプ24を通して反転出力し、加算回路
25の入力端子25bへ入力される。加算回路25の入
力端子25a,25bに入力された信号成分は加算され
ることになるが、両信号はフィードスルー電圧分であっ
て入力端子25bの信号が反転したものであるため、両
信号成分は打ち消し合って出力はゼロとなる。つまり、
ゲートパルスのオン状態の時(フィードスルー発生時)
の信号成分(フィードスルー電圧分)をキャンセルする
ことができるものである。
【0026】従って、フィードスルーキャンセル回路1
6′内の二つの経路を通して加算回路25a、25bに
入力された波形は共にフィードスルー電圧分のみ打ち消
し合い、他の状態では入力端子INに送られてきた信号
が加算回路25から反転されて出力され、そして、反転
回路26の出力端子OUTからの出力は図4(d)に示
すような波形となる。
【0027】従って、図1に示したイメージセンサにお
いて、受光素子11で受光量に応じて光電変換作用によ
り発生した光信号を、TFT12のスイッチング動作を
図4(a)のタイミングで行うことにより、画像信号を
図2又は図3に示すフィードスルーキャンセル回路1
6,16′の入力端子INへ入力すると出力端子OUT
には図4(d)に示すようなフィードスルーがキャンセ
ルされた信号が出力される。そして、この信号が駆動用
IC15に入力されて増幅され、駆動用IC15を経て
出力される信号はフィードスルーの影響のない読み取っ
た正確な値の画像信号が得られる。
【0028】図2又は図3の実施例のイメージセンサ及
びその読み取り方法によれば、TFT12をスイッチン
グ素子として使用し、読み取り信号をTFT12のスイ
ッチを介して転送した際に、ゲ−ト電圧の変化によって
発生するフィードスルー電圧分の信号をキャンセルする
ことができ、画像出力信号に対するフィードスルーの影
響を防ぐことができるため、駆動用IC15内のアンプ
飽和による駆動用IC15の誤動作を防止できる効果が
あり、また信号処理速度を高速化しても画像の階調再現
性を高く保つことができる効果がある。
【0029】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、駆動用I
Cの入力側に薄膜トランジスタのオン状態時に発生する
フィードスルー信号成分をキャンセルするキャンセル回
路を設けたイメージセンサとしているので、フィードス
ルーの影響による駆動用IC内のアンプ飽和によって起
こる駆動用ICの誤動作を防止でき、また信号処理速度
を高速化しても画像の階調再現性を高く保つことができ
る効果がある。
【0030】請求項2記載の発明によれば、信号線の電
位変化を表す信号から薄膜トランジスタのオン状態時に
発生するフィードスルー信号成分を抽出し、この抽出し
たフィードスルー信号成分を用いて、信号線に表れる信
号から抽出したフィードスルー信号成分を同期させて差
し引き、この差し引いた信号を駆動用ICに出力するイ
メージセンサの読み取り方法としているので、フィード
スルーの影響による駆動用IC内のアンプ飽和によって
起こる駆動用ICの誤動作を防止でき、また信号処理速
度を高速化しても画像の階調再現性を高く保つことがで
きる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るイメージセンサの一
画素分の等価回路図である。
【図2】 本実施例のフィードスルーキャンセル回路の
回路図である。
【図3】 別の実施例のフィードスルーキャンセル回路
の回路図である。
【図4】 本実施例の動作を説明するタイミングチャー
ト図である。
【図5】 フィードスルー波形を含んだ画像信号を駆動
用ICで増幅した場合の波形図である。
【図6】 従来のイメージセンサ全体の等価回路図であ
る。
【符号の説明】
11…受光素子、 12…薄膜トランジスタ、 13…
コンデンサ、 14…リセットスイッチ、 15…駆動
用IC、 16,16′…フィードスルーキャンセル回
路、 21…波形選択スイッチ、 22…スイッチ制御
信号源、 23…減算回路、 24…反転増幅回路、
25…加算回路、 26…反転回路、61…受光素子ア
レイ、 61′…受光素子群、 61″…受光素子、
62…電荷転送部、 63…マトリックス配線、 64
…共通信号線、 65…駆動用IC、 66…ゲートパ
ルス発生回路、 67…出力線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受光量に応じて電荷を発生する受光素子
    と、前記電荷を転送するスイッチとなる薄膜トランジス
    タと、前記転送された電荷を蓄積する容量部と、前記蓄
    積された電荷による信号線の電位変化を読み取り、画像
    信号として時系列的に出力する駆動用ICとを有するイ
    メージセンサにおいて、前記容量部と前記駆動用ICと
    の間に、前記薄膜トランジスタのオン状態時に発生する
    フィードスルー信号成分をキャンセルするキャンセル回
    路を設けたことを特徴とするイメージセンサ。
  2. 【請求項2】 信号線の電位変化を示す信号から薄膜ト
    ランジスタのオン状態時に発生するフィードスルー信号
    成分を抽出し、前記信号と前記フィードスルー信号成分
    とを同期させて前記信号から前記フィードスルー信号成
    分を差し引いた信号を駆動用ICに出力することを特徴
    とするイメージセンサの読み取り方法。
JP4269176A 1992-09-14 1992-09-14 イメージセンサ及びその読み取り方法 Pending JPH0698079A (ja)

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