JPH0694300A - 電磁式温水器 - Google Patents
電磁式温水器Info
- Publication number
- JPH0694300A JPH0694300A JP24153892A JP24153892A JPH0694300A JP H0694300 A JPH0694300 A JP H0694300A JP 24153892 A JP24153892 A JP 24153892A JP 24153892 A JP24153892 A JP 24153892A JP H0694300 A JPH0694300 A JP H0694300A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tank
- electromagnetic
- heated
- water heater
- water
- Prior art date
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- Withdrawn
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- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱効率が良く、取扱いに際し安全で、かつ周
囲の環境を悪化させない電磁式の温水器を提供する。 【構成】 温水器10は略直方体状に形成され、下部に
は誘導加熱コイル3が内蔵された電磁ユニット1が設け
られているとともに、この電磁ユニット1上には被加熱
物としてのタンク2が設けられている。タンク2は加熱
用の水が入れられるものでステンレス等よりなり、入水
用パイプ5と出水用パイプ6を有し、電磁ユニット1と
接する低部4が電磁ユニット1の電磁誘導作用によって
加熱されるものである。また、タンク2内にはタンク2
と一体的に放熱用フィン7が固着形成されている。
囲の環境を悪化させない電磁式の温水器を提供する。 【構成】 温水器10は略直方体状に形成され、下部に
は誘導加熱コイル3が内蔵された電磁ユニット1が設け
られているとともに、この電磁ユニット1上には被加熱
物としてのタンク2が設けられている。タンク2は加熱
用の水が入れられるものでステンレス等よりなり、入水
用パイプ5と出水用パイプ6を有し、電磁ユニット1と
接する低部4が電磁ユニット1の電磁誘導作用によって
加熱されるものである。また、タンク2内にはタンク2
と一体的に放熱用フィン7が固着形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁式の温水器に関
し、特に磁性体の被加熱物に高周波磁束を通すことによ
って被加熱物を加熱する方式の電磁式温水器に関する。
し、特に磁性体の被加熱物に高周波磁束を通すことによ
って被加熱物を加熱する方式の電磁式温水器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば厨房内で湯を沸かすには、
ガス等を利用しており、燃焼筒内に導びかれた水をガス
の炎で加熱することにより温水を得ていた。
ガス等を利用しており、燃焼筒内に導びかれた水をガス
の炎で加熱することにより温水を得ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
如き従来のガスを使用した加熱方式では、以下の如き不
具合があった。
如き従来のガスを使用した加熱方式では、以下の如き不
具合があった。
【0004】(1)ガスの燃焼により発生した熱は、水
の加熱のためだけに利用されるのではなく周囲にも放熱
されるので、熱効率が悪い。
の加熱のためだけに利用されるのではなく周囲にも放熱
されるので、熱効率が悪い。
【0005】(2)また、炎の赤熱部分は高温なので危
険である。
険である。
【0006】(3)さらに、排ガス、排熱があるので周
囲の空気を汚すとともに温度を上昇させ、厨房内の環境
を悪化させる。
囲の空気を汚すとともに温度を上昇させ、厨房内の環境
を悪化させる。
【0007】この発明は、上記の如き従来の課題に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、熱効率が
良く、取扱いに際し安全で、かつ周囲の環境を悪化させ
ることのない温水器を提供することを目的とする。
てなされたもので、その目的とするところは、熱効率が
良く、取扱いに際し安全で、かつ周囲の環境を悪化させ
ることのない温水器を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
達成するために、磁性体よりなるタンク状の被加熱物に
高周波磁束を通すことによって被加熱物を加熱する電磁
式温水器であって、上記タンク状の被加熱物内には、放
熱用フィンが取り付けられていることを特徴とする。
達成するために、磁性体よりなるタンク状の被加熱物に
高周波磁束を通すことによって被加熱物を加熱する電磁
式温水器であって、上記タンク状の被加熱物内には、放
熱用フィンが取り付けられていることを特徴とする。
【0009】
【作用】この発明では、温水器は磁性体よりなる被加熱
物のタンクに高周波磁束を通すことによって加熱する電
磁誘導方式の温水器なので、熱効率が高く、また炎を使
わず赤熱部分がないので安全で、さらに排ガス、排熱が
ないので周囲の環境を損なわない。
物のタンクに高周波磁束を通すことによって加熱する電
磁誘導方式の温水器なので、熱効率が高く、また炎を使
わず赤熱部分がないので安全で、さらに排ガス、排熱が
ないので周囲の環境を損なわない。
【0010】また、タンク内には放熱用フィンが取り付
けられているので、タンクが温められると放熱フィンも
温められ、効率よく加熱できる。
けられているので、タンクが温められると放熱フィンも
温められ、効率よく加熱できる。
【0011】
【実施例】以下、この発明を図面に基づいて説明する。
【0012】図1はこの発明の一実施例に係る電磁式温
水器の縦断面図、図2は平面図である。
水器の縦断面図、図2は平面図である。
【0013】まず構成を説明すると、温水器10は略直
方体状に形成され、下部には誘導加熱コイル3が内蔵さ
れた電磁ユニット1が設けられているとともに、この電
磁ユニット1上には被加熱物としてのタンク2が設けら
れている。
方体状に形成され、下部には誘導加熱コイル3が内蔵さ
れた電磁ユニット1が設けられているとともに、この電
磁ユニット1上には被加熱物としてのタンク2が設けら
れている。
【0014】タンク2は加熱用の水が入れられるもので
ステンレス等の磁性体よりなり、入水用パイプ5と出水
用パイプ6を有し、電磁ユニット1と接する低部4の部
分が電磁ユニット1の電磁誘導作用によって加熱される
ことによってタンク全体が加熱されるものである。
ステンレス等の磁性体よりなり、入水用パイプ5と出水
用パイプ6を有し、電磁ユニット1と接する低部4の部
分が電磁ユニット1の電磁誘導作用によって加熱される
ことによってタンク全体が加熱されるものである。
【0015】また、タンク2内の底部4上にはタンク2
と一体的に放熱用フィン7が固着形成されている。
と一体的に放熱用フィン7が固着形成されている。
【0016】図3は放熱用フィン7の斜視図であるが、
薄板状の金属板(例えばステンレス板)を同図に示す如
く放射状に折り曲げて構成され、タンク2の底部4が加
熱されると、この放熱用フィン7にも伝達され、タンク
内の水を効率よく加熱するようにしている。
薄板状の金属板(例えばステンレス板)を同図に示す如
く放射状に折り曲げて構成され、タンク2の底部4が加
熱されると、この放熱用フィン7にも伝達され、タンク
内の水を効率よく加熱するようにしている。
【0017】なお、電磁誘導加熱によってタンク2の低
部4が加熱されるのは、電磁ユニット1を構成する誘導
加熱コイル3より交番磁束を発生させることによって磁
性体よりなるタンク2の底部4に高周波磁束を通らせ、
これによって、底部4にうず電流を発生させ、さらにこ
のうず電流と底部4の有する固有抵抗によってジュール
熱を発生させることによって、底部4を加熱するもので
ある。なお、この種高周波磁束の表皮効果により被加熱
物を加熱する場合の加熱原理は従来周知であるので、こ
れ以上の詳細説明は省略する。
部4が加熱されるのは、電磁ユニット1を構成する誘導
加熱コイル3より交番磁束を発生させることによって磁
性体よりなるタンク2の底部4に高周波磁束を通らせ、
これによって、底部4にうず電流を発生させ、さらにこ
のうず電流と底部4の有する固有抵抗によってジュール
熱を発生させることによって、底部4を加熱するもので
ある。なお、この種高周波磁束の表皮効果により被加熱
物を加熱する場合の加熱原理は従来周知であるので、こ
れ以上の詳細説明は省略する。
【0018】以上が本実施例の構成であるが、次にその
作用を説明する。
作用を説明する。
【0019】まず、本装置を使用して湯を沸かすには、
タンク2内に水を満たし、図示しない温度設定ボタン等
を操作して所望の温度に設定し、電磁ユニット1に電源
を投入すればよい。これにより、電磁ユニット1の電磁
誘導作用によってタンク2内の水が加熱される。ところ
で、本実施例では電磁誘導を利用した加熱方式を採用し
ている。
タンク2内に水を満たし、図示しない温度設定ボタン等
を操作して所望の温度に設定し、電磁ユニット1に電源
を投入すればよい。これにより、電磁ユニット1の電磁
誘導作用によってタンク2内の水が加熱される。ところ
で、本実施例では電磁誘導を利用した加熱方式を採用し
ている。
【0020】このため、 (1)熱効率がよく、短時間に所望の温度を有する熱水
を得ることができる。 (2)ガスのように炎を使わず、赤熱部分がないので、
安全で清潔な装置を実現できる。 (3)排ガス、排熱がないため、周囲の環境改善に役立
つ、等の効果を有する。また、タンク2内にはタンク2
の底部4と一体的に放熱用フィン7が設けられているの
で、効率よくタンク2内の水に熱が伝達され、高効率に
所望の温水が得られることになる。
を得ることができる。 (2)ガスのように炎を使わず、赤熱部分がないので、
安全で清潔な装置を実現できる。 (3)排ガス、排熱がないため、周囲の環境改善に役立
つ、等の効果を有する。また、タンク2内にはタンク2
の底部4と一体的に放熱用フィン7が設けられているの
で、効率よくタンク2内の水に熱が伝達され、高効率に
所望の温水が得られることになる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明では、磁
性体よりなる被加熱物のタンクに高周波磁束を通すこと
によって加熱する電磁誘導方式の加熱方式を採用してい
るので、熱効率が高く、また炎を使わず赤熱部分がない
ので安全で、さらに排ガス、排熱がないので周囲の環境
を損なわない。
性体よりなる被加熱物のタンクに高周波磁束を通すこと
によって加熱する電磁誘導方式の加熱方式を採用してい
るので、熱効率が高く、また炎を使わず赤熱部分がない
ので安全で、さらに排ガス、排熱がないので周囲の環境
を損なわない。
【0022】また、タンク内には放熱用フィンが取り付
けられているのでタンクが温められると、同時に放熱用
フィンも温められ、効率よく加熱できる。
けられているのでタンクが温められると、同時に放熱用
フィンも温められ、効率よく加熱できる。
【図1】本発明が適用された実施例に係る電磁式温水器
の縦断面図。
の縦断面図。
【図2】図1に示した温水器の平面図。
【図3】温水器のタンク内に設けられた放熱用フィンの
斜視図。
斜視図。
1 電磁ユニット 2 タンク 3 誘導加熱コイル 4 底部 5 入水用パイプ 6 出水用パイプ 7 放熱用フィン 10 温水器
Claims (1)
- 【請求項1】 磁性体よりなるタンク状の被加熱物に高
周波磁束を通すことによって被加熱物を加熱する電磁式
温水器であって、 上記タンク状の被加熱物内には、放熱用フィンが取り付
けられていることを特徴とする電磁式温水器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24153892A JPH0694300A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 電磁式温水器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24153892A JPH0694300A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 電磁式温水器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0694300A true JPH0694300A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=17075848
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24153892A Withdrawn JPH0694300A (ja) | 1992-09-10 | 1992-09-10 | 電磁式温水器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694300A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100917806B1 (ko) * | 2008-01-28 | 2009-09-28 | 이철주 | 가변자기장발생기를 이용한 끓임장치 |
CN105953415A (zh) * | 2016-07-08 | 2016-09-21 | 马鞍山市土豪鑫轮胎技术研发有限公司 | 一种陶瓷水电分离电磁热水器 |
CN109708303A (zh) * | 2019-01-14 | 2019-05-03 | 中山市吉瑞格家居科技有限公司 | 一种电热水装置 |
-
1992
- 1992-09-10 JP JP24153892A patent/JPH0694300A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100917806B1 (ko) * | 2008-01-28 | 2009-09-28 | 이철주 | 가변자기장발생기를 이용한 끓임장치 |
CN105953415A (zh) * | 2016-07-08 | 2016-09-21 | 马鞍山市土豪鑫轮胎技术研发有限公司 | 一种陶瓷水电分离电磁热水器 |
CN109708303A (zh) * | 2019-01-14 | 2019-05-03 | 中山市吉瑞格家居科技有限公司 | 一种电热水装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991130 |