JPH069285Y2 - レ−ザ測長装置 - Google Patents
レ−ザ測長装置Info
- Publication number
- JPH069285Y2 JPH069285Y2 JP12634287U JP12634287U JPH069285Y2 JP H069285 Y2 JPH069285 Y2 JP H069285Y2 JP 12634287 U JP12634287 U JP 12634287U JP 12634287 U JP12634287 U JP 12634287U JP H069285 Y2 JPH069285 Y2 JP H069285Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- measured
- reflected light
- dut
- laser
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はレーザ光により大寸法のタービンロータ,水
車,ケーシング等の被測定物の外径寸法や長さ等を測長
するレーザ測長装置に関する。
車,ケーシング等の被測定物の外径寸法や長さ等を測長
するレーザ測長装置に関する。
従来のこの種レーザ測長装置としては、第3図に示すよ
うな構成のものが採用されている。すなわち、第3図に
おいて、1はレーザ光源、2は干渉部、3は信号処理
部、4は反射鏡、5は被測定物である。
うな構成のものが採用されている。すなわち、第3図に
おいて、1はレーザ光源、2は干渉部、3は信号処理
部、4は反射鏡、5は被測定物である。
かかる構成において、被測定物5の寸法lを測長するに
はレーザ光源1から発振されたレーザ光のビーム径を干
渉部2内に設けた凹面鏡で拡大し、被測定物5のX端面
及びY端面に密着させた反射鏡あるいは鏡面仕上げをし
た反射物4(本例ではX端面は被測定物、Y端面に反射
鏡)に当てることによって被測定物5のX端面とY端面
の反射鏡あるいは反射物4から反射光を得る。この反射
光が干渉部2に戻ると、干渉部2に設けられたスキャニ
ングミラーからの反射光と干渉させることによって、干
渉縞信号を得ることができ、これを信号処理部3に入力
して信号処理を行なうことで、元の波長より長い合成波
長信号を発生させ、被測定物5のX端面、Y端面からの
2つの信号の位相差を求めることで被測定物5の寸法l
を測長することができる。
はレーザ光源1から発振されたレーザ光のビーム径を干
渉部2内に設けた凹面鏡で拡大し、被測定物5のX端面
及びY端面に密着させた反射鏡あるいは鏡面仕上げをし
た反射物4(本例ではX端面は被測定物、Y端面に反射
鏡)に当てることによって被測定物5のX端面とY端面
の反射鏡あるいは反射物4から反射光を得る。この反射
光が干渉部2に戻ると、干渉部2に設けられたスキャニ
ングミラーからの反射光と干渉させることによって、干
渉縞信号を得ることができ、これを信号処理部3に入力
して信号処理を行なうことで、元の波長より長い合成波
長信号を発生させ、被測定物5のX端面、Y端面からの
2つの信号の位相差を求めることで被測定物5の寸法l
を測長することができる。
このような従来のレーザ測長装置においては次のような
問題点がある。
問題点がある。
(1)被測定物の端面に反射物4を精度良く密に接触さ
せることが困難である。
せることが困難である。
(2)第4図に示すように被測定物5の外径寸法Dを測
長する場合、両端面に反射鏡4−1,4−2を精度良く
設置することが困難である。
長する場合、両端面に反射鏡4−1,4−2を精度良く
設置することが困難である。
(3)第5図に示すように被測定物5の外径を測長する
とき反射面を被測定物の一端を利用するときでもレーザ
光のビーム径を大きくする必要があるために測長が困難
になる。
とき反射面を被測定物の一端を利用するときでもレーザ
光のビーム径を大きくする必要があるために測長が困難
になる。
本考案は被測定物の外径寸法や長さを容易に測長でき、
しかも効率良く、高精度に絶対測長することができるレ
ーザ測長装置を提供することを目的とする。
しかも効率良く、高精度に絶対測長することができるレ
ーザ測長装置を提供することを目的とする。
本考案は上記のような目的を達成するため、レーザ光源
と、被測定物体の両端測定点を挟み込むノギス型構造に
して設けられた1対のセッティング台と、前記レーザ光
源から発振されるレーザ光を半透明鏡を介して反射光と
透過光との2系統に分割しその透過光を被測定物の一端
測定点に当て、また反射光を反射鏡を介して前記被測定
物の他端測定点に当てる光学系と、光源を有しこの光源
からの光を前記1対のセッティング台にそれぞれ設けら
れた反射鏡に当てその反射光から前記被測定物の概略長
さ,概略外径寸法を測長する測距計と、前記1対のセッ
ティング台にそれぞれ設けられた反射鏡からの反射光を
入射し光の位置を検出して前記セッティング台の傾きを
判別する手段と、前記被測定物からの反射光を干渉部を
介して入力し前記被測定物の長さ,外径寸法等を測長す
るに必要な信号に処理する信号処理部とを備えたことを
特徴としている。
と、被測定物体の両端測定点を挟み込むノギス型構造に
して設けられた1対のセッティング台と、前記レーザ光
源から発振されるレーザ光を半透明鏡を介して反射光と
透過光との2系統に分割しその透過光を被測定物の一端
測定点に当て、また反射光を反射鏡を介して前記被測定
物の他端測定点に当てる光学系と、光源を有しこの光源
からの光を前記1対のセッティング台にそれぞれ設けら
れた反射鏡に当てその反射光から前記被測定物の概略長
さ,概略外径寸法を測長する測距計と、前記1対のセッ
ティング台にそれぞれ設けられた反射鏡からの反射光を
入射し光の位置を検出して前記セッティング台の傾きを
判別する手段と、前記被測定物からの反射光を干渉部を
介して入力し前記被測定物の長さ,外径寸法等を測長す
るに必要な信号に処理する信号処理部とを備えたことを
特徴としている。
このような構成のレーザ測長装置にあっては、被測定物
を1対のセッティング台で挟み込むノギス型構造にして
被測定物に密接させ、且つ半透明鏡によりレーザ光源か
ら発振させるレーザ光を反射光と透過光との2系統に分
割しその透過光を被測定物の一端測定点に当て、また反
射光を反射鏡を介して被測定物の他端測定点に当てて被
測定物の両端面から直接且つ同時に反射光が得られるの
で、容易にしかも効率良く被測定物の外径寸法や長さを
測長することができる。また、測距計からの光を1対の
セッティング台に設けられた反射鏡に当ててその反射光
から被測定物の概略長さ,概略寸法を測長することがで
き、しかもその反射光から光の位置を検出することでセ
ッティング台が傾いているか否かを判別し、傾いている
場合にはその傾きを調整できるので、被測定物の外径寸
法や長さを高精度に絶対測長することが可能となる。
を1対のセッティング台で挟み込むノギス型構造にして
被測定物に密接させ、且つ半透明鏡によりレーザ光源か
ら発振させるレーザ光を反射光と透過光との2系統に分
割しその透過光を被測定物の一端測定点に当て、また反
射光を反射鏡を介して被測定物の他端測定点に当てて被
測定物の両端面から直接且つ同時に反射光が得られるの
で、容易にしかも効率良く被測定物の外径寸法や長さを
測長することができる。また、測距計からの光を1対の
セッティング台に設けられた反射鏡に当ててその反射光
から被測定物の概略長さ,概略寸法を測長することがで
き、しかもその反射光から光の位置を検出することでセ
ッティング台が傾いているか否かを判別し、傾いている
場合にはその傾きを調整できるので、被測定物の外径寸
法や長さを高精度に絶対測長することが可能となる。
以下本考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本考案によるレーザ測長装置の構成例を示すも
のであり、第3図と同一部品には同一記号を付して示
し、ここではその説明を省略する。第1図に示すように
例えばタービンロータからなる被測定物5の両端測定点
X,Yを挟んで1対のセッティング台10−1,10−
2がノギス型構造にして設けられ、またこれらセッティ
ング台10−1,10−2の下部には傾き調整台11−
1,11−2がそれぞれ設けられている。この場合、一
方のセッティング台10−1は固定されており、他方の
セッティング台10−2は水平方向に移動可能になって
いる。また、レーザ光源1から干渉部2を介して被測定
物5の一端測定点に至るレーザ光路の途中に半透明鏡8
−2が設けられている。一方のセッティング台10−1
には半透明鏡8−2の透過光を2系統に分割してその透
過光を被測定物5の一端測定点Xに当てる半透明鏡8−
3が設けられると共に半透明鏡8−3の反射光を他方の
セッティング台10−2方向に回折する反射鏡12−1
が設けられている。さらに、他方のセッティング台10
−2には反射鏡12−1からの反射光を被測定物5の他
端測定点Yに当てる反射鏡12−2,12−3がそれぞ
れ設けられている。そして、セッティング台10−1の
レーザ光入射部より若干軸方向にずれた位置に反射鏡9
−1が設けられ、また反射鏡12−1から反射される反
射光が入射される他方のセッティング台10−2のレー
ザ光入射部より若干軸方向にずれた位置にも反射鏡9−
2が設けられている。この場合、反射鏡9−1は傾き調
整台11−1の調整を行うときのみ設けられ、また反射
鏡9−2は傾き調整台11−2の調整を行うときのみ設
けられる。一方、6はレーザ光源1とは別光源を有する
測距計で、この測定距計6は光を半透明鏡8−1を介し
て前述した半透明鏡8−2に当て、さらに反射鏡9−
1,9−2に当ててその反射光を元の光路を通して戻し
入射することにより、被測定物5の概略外径寸法を測長
するものである。また、7は反射鏡9−1,9−2から
の反射光を半透明鏡8−1を介して入射される半導体位
置検出素子(以下PSDと略称する)カメラで、このP
SDカメラ7は反射鏡9−1,9−2の反射光から2次
元で光の位置を検出するものである。ここで、PSDカ
メラとは高感度の大型PINシリコンフォトダイオード
の両面に均一な抵抗層(P層とN層)を生成させ、それ
ぞれに対向した電極を設けたもので、このPSDの受光
面にレンズを介してLEDの光スポットを結像させる
と、結像位置より光電流を生じ、この電流は両面の抵抗
層を通ってそれぞれの電極へ出力されるものである。こ
の場合、対向した電極から取出される電流は光スポット
の結像位置からそれぞれの電極までの抵抗値、すなわち
距離によって分割出力される。
のであり、第3図と同一部品には同一記号を付して示
し、ここではその説明を省略する。第1図に示すように
例えばタービンロータからなる被測定物5の両端測定点
X,Yを挟んで1対のセッティング台10−1,10−
2がノギス型構造にして設けられ、またこれらセッティ
ング台10−1,10−2の下部には傾き調整台11−
1,11−2がそれぞれ設けられている。この場合、一
方のセッティング台10−1は固定されており、他方の
セッティング台10−2は水平方向に移動可能になって
いる。また、レーザ光源1から干渉部2を介して被測定
物5の一端測定点に至るレーザ光路の途中に半透明鏡8
−2が設けられている。一方のセッティング台10−1
には半透明鏡8−2の透過光を2系統に分割してその透
過光を被測定物5の一端測定点Xに当てる半透明鏡8−
3が設けられると共に半透明鏡8−3の反射光を他方の
セッティング台10−2方向に回折する反射鏡12−1
が設けられている。さらに、他方のセッティング台10
−2には反射鏡12−1からの反射光を被測定物5の他
端測定点Yに当てる反射鏡12−2,12−3がそれぞ
れ設けられている。そして、セッティング台10−1の
レーザ光入射部より若干軸方向にずれた位置に反射鏡9
−1が設けられ、また反射鏡12−1から反射される反
射光が入射される他方のセッティング台10−2のレー
ザ光入射部より若干軸方向にずれた位置にも反射鏡9−
2が設けられている。この場合、反射鏡9−1は傾き調
整台11−1の調整を行うときのみ設けられ、また反射
鏡9−2は傾き調整台11−2の調整を行うときのみ設
けられる。一方、6はレーザ光源1とは別光源を有する
測距計で、この測定距計6は光を半透明鏡8−1を介し
て前述した半透明鏡8−2に当て、さらに反射鏡9−
1,9−2に当ててその反射光を元の光路を通して戻し
入射することにより、被測定物5の概略外径寸法を測長
するものである。また、7は反射鏡9−1,9−2から
の反射光を半透明鏡8−1を介して入射される半導体位
置検出素子(以下PSDと略称する)カメラで、このP
SDカメラ7は反射鏡9−1,9−2の反射光から2次
元で光の位置を検出するものである。ここで、PSDカ
メラとは高感度の大型PINシリコンフォトダイオード
の両面に均一な抵抗層(P層とN層)を生成させ、それ
ぞれに対向した電極を設けたもので、このPSDの受光
面にレンズを介してLEDの光スポットを結像させる
と、結像位置より光電流を生じ、この電流は両面の抵抗
層を通ってそれぞれの電極へ出力されるものである。こ
の場合、対向した電極から取出される電流は光スポット
の結像位置からそれぞれの電極までの抵抗値、すなわち
距離によって分割出力される。
したがって、P層ではX座標電流、N層ではY座標電流
として取出され、この出力電流をアナログ演算回路によ
た演算することにより、2次元位置を精密に計測するこ
とができる。
として取出され、この出力電流をアナログ演算回路によ
た演算することにより、2次元位置を精密に計測するこ
とができる。
次に上記のように構成されたレーザ測長装置の作用につ
いて述べる。
いて述べる。
一方のセッティング台10−1に被測定物5の一端測定
点Xを密に接触させ、次に他方のセッティング台10−
2を水平移動させて被測定物5の他端測定点Yに密に接
触させる。このような状態で、まずセッティング台10
−1の所定の位置に反射鏡9−1を取付けて測距計6か
ら光を出射すると、この光は半透明鏡8−1,8−2を
介して反射鏡9−1に当り、その反射光が同経路を介し
て測距計6およびPSDカメラ7に入射される。
点Xを密に接触させ、次に他方のセッティング台10−
2を水平移動させて被測定物5の他端測定点Yに密に接
触させる。このような状態で、まずセッティング台10
−1の所定の位置に反射鏡9−1を取付けて測距計6か
ら光を出射すると、この光は半透明鏡8−1,8−2を
介して反射鏡9−1に当り、その反射光が同経路を介し
て測距計6およびPSDカメラ7に入射される。
PSDカメラ7では前述したように反射鏡9−1からの
反射光から2次元で光の位置を検出し、セッティング台
10−1に傾きが生じているか否かを判別する。もし、
セッティング台10−1に傾きが生じている場合には傾
き調整台11−1によりその傾きを調整する。この場
合、反射鏡9−1はセッティング台10−1の光入射面
に平行に取付けられているので、この反射鏡9−1から
の反射光が鏡面に対して垂直方向になるように、つまり
入射光と反射光とが同一光路になるように傾き調整台1
1−1を調整することにより、セッティング台10−1
の傾きが調整される。
反射光から2次元で光の位置を検出し、セッティング台
10−1に傾きが生じているか否かを判別する。もし、
セッティング台10−1に傾きが生じている場合には傾
き調整台11−1によりその傾きを調整する。この場
合、反射鏡9−1はセッティング台10−1の光入射面
に平行に取付けられているので、この反射鏡9−1から
の反射光が鏡面に対して垂直方向になるように、つまり
入射光と反射光とが同一光路になるように傾き調整台1
1−1を調整することにより、セッティング台10−1
の傾きが調整される。
次にセッティング台10−1に取付けた反射鏡9−1を
取外すと共に、半透明鏡8−3と被測定物5の測定点X
との間に図示しない遮蔽板を入れ、またセッティング台
10−2の所定の位置に反射鏡9−2を取付けて上記同
様に測距計6から光を出射すると、この光は半透明鏡8
−1,8−2,8−3、反射鏡12−1をそれぞれ介し
て反射鏡9−2に当り、その反射光が同経路を介して測
距計6およびPSDカメラ7に入射される。
取外すと共に、半透明鏡8−3と被測定物5の測定点X
との間に図示しない遮蔽板を入れ、またセッティング台
10−2の所定の位置に反射鏡9−2を取付けて上記同
様に測距計6から光を出射すると、この光は半透明鏡8
−1,8−2,8−3、反射鏡12−1をそれぞれ介し
て反射鏡9−2に当り、その反射光が同経路を介して測
距計6およびPSDカメラ7に入射される。
上記同様にPSDカメラ7ではセッティング台10−2
に傾きが生じているか否かを判別し、もし、セッティン
グ台10−2に傾きが生じている場合には傾き調整台1
1−2によりその傾きを調整する。この場合、上記セッ
ティング台10−1が調整されたときのPSDカメラの
光スポット結像位置に反射鏡9−2からの反射光の結像
位置が一致するように傾き調整台11−2を調整するこ
とにより、セッティング台10−2の傾きが調整され
る。
に傾きが生じているか否かを判別し、もし、セッティン
グ台10−2に傾きが生じている場合には傾き調整台1
1−2によりその傾きを調整する。この場合、上記セッ
ティング台10−1が調整されたときのPSDカメラの
光スポット結像位置に反射鏡9−2からの反射光の結像
位置が一致するように傾き調整台11−2を調整するこ
とにより、セッティング台10−2の傾きが調整され
る。
また、測距計6では反射鏡9−1,9−2からの反射光
をもとに被測定物5の概略外径寸法を測長する。
をもとに被測定物5の概略外径寸法を測長する。
その後、半透明鏡8−3と被測定物5の測定点Xとの間
に入れた遮蔽板と反射鏡9−2とを取除き、レーザ光源
1からレーザ光を発振させると、このレーザ光は干渉部
2内でそのビーム径が拡大され、半透明鏡8−2,8−
3を介して被測定物5の一端測定点Xに当り、また半透
明鏡8−3の反射光が反射鏡12−1,12−2,12
−3を介して被測定物5の他端測定点Yに当り、それぞ
れの反射光が同時に元の光路を通して干渉部2に戻る。
干渉部2ではその反射光をスキャニングミラーからの反
射光と干渉させることで干渉縞信号を得、これを信号処
理部3に入力して信号処理することにより被測定物5の
外径寸法Dを測長する。
に入れた遮蔽板と反射鏡9−2とを取除き、レーザ光源
1からレーザ光を発振させると、このレーザ光は干渉部
2内でそのビーム径が拡大され、半透明鏡8−2,8−
3を介して被測定物5の一端測定点Xに当り、また半透
明鏡8−3の反射光が反射鏡12−1,12−2,12
−3を介して被測定物5の他端測定点Yに当り、それぞ
れの反射光が同時に元の光路を通して干渉部2に戻る。
干渉部2ではその反射光をスキャニングミラーからの反
射光と干渉させることで干渉縞信号を得、これを信号処
理部3に入力して信号処理することにより被測定物5の
外径寸法Dを測長する。
以下にその測長手順について述べる。
いま、半透明鏡8−3の位置を基準とすると(イ)X点
までの距離は、X=a1となる。
までの距離は、X=a1となる。
(ロ)Y点までの距離は、 Y=b1+a2+C+a3+b2+a4となる。
(ハ)a1=a2=a3=a4=a, b1=b2=bとおくと、 D=Y−X=2b+3a+C−a =2b+2a+C (C=D)となる。
(ニ)ここでa,bは既知であるから、被測定物5の寸
法DはY点までの測長値−X点までの測長値で求めるこ
とができる。
法DはY点までの測長値−X点までの測長値で求めるこ
とができる。
ここで、具体的な数値を用いた例を第2図を参照して説
明すると、次の通りである。
明すると、次の通りである。
第2図において、 a1=a2=a3=a4=0.5m, b1=b2=3mとすると、 X=a1=0.5m、 Y=b1+a2+C+a3+b2+a4 =7.5m+C 今、Yの測長値が15mとすると、 Y−X=7.5+C−0.5(C=D) D=(Y−X)−7 =(15−0.5)−7=7.5 よって、被測定物の外径寸法D=7.5mとなる。
このように本実施例では被測定物5を1対のセッティン
グ台10−1,10−2で挟み込むノギス型構造として
被測定物5にセッティング台10−1,10−2を密に
接触させ、且つレーザ光源1からのレーザ光を半透明鏡
8−3により透過光と反射光の2系統に分割してその透
過光を被測定物5の一端測定点Xに、また反射光を反射
鏡12−1,12−2,12−3を介して被測定物5の
他端測定点Yに当てる光学系を形成するようにしたの
で、被測定物5の両測定点からの反射光が直接に同時に
得ることができ、効率良く被測定物5の外径寸法を測長
することができる。また被測定物5の測長に先立ち測距
計6からの光を反射鏡9−1,9−2に当ててその反射
光をもとに被測定物5の概略外径寸法を測長することが
でき、しかも反射鏡9−1,9−2からの反射光をPS
Dカメラ7に入射してその反射光を2次元で光の位置と
して検出するようにしているので、セッティング台10
−1,10−2が傾いているような場合にはその調整を
容易に行なうことができる。
グ台10−1,10−2で挟み込むノギス型構造として
被測定物5にセッティング台10−1,10−2を密に
接触させ、且つレーザ光源1からのレーザ光を半透明鏡
8−3により透過光と反射光の2系統に分割してその透
過光を被測定物5の一端測定点Xに、また反射光を反射
鏡12−1,12−2,12−3を介して被測定物5の
他端測定点Yに当てる光学系を形成するようにしたの
で、被測定物5の両測定点からの反射光が直接に同時に
得ることができ、効率良く被測定物5の外径寸法を測長
することができる。また被測定物5の測長に先立ち測距
計6からの光を反射鏡9−1,9−2に当ててその反射
光をもとに被測定物5の概略外径寸法を測長することが
でき、しかも反射鏡9−1,9−2からの反射光をPS
Dカメラ7に入射してその反射光を2次元で光の位置と
して検出するようにしているので、セッティング台10
−1,10−2が傾いているような場合にはその調整を
容易に行なうことができる。
したがって、測距計6により被測定物5の概略寸法を測
長でき、その後レーザ光で少数点以下の端数についても
絶対測長することができる。
長でき、その後レーザ光で少数点以下の端数についても
絶対測長することができる。
なお、上記実施例では被測定物5としてタービンロータ
について述べたが、水車,ケーシング等の寸法測長の場
合にも同様に適用実施できるものである。また、本装置
は製品加工時に適用できることは勿論、発電プラント等
の現地据付工事を行なうような場合にも適用することが
できる。
について述べたが、水車,ケーシング等の寸法測長の場
合にも同様に適用実施できるものである。また、本装置
は製品加工時に適用できることは勿論、発電プラント等
の現地据付工事を行なうような場合にも適用することが
できる。
以上述べたように本考案によれば、被測定物を1対のセ
ッティング台で挟み込むノギス型構造にして被測定物に
密に接触させ、且つ半透明鏡によりレーザ光源から発振
されるレーザ光を反射光と透過光との2系統に分割しそ
の透過光を被測定物の一端測定点に当て、また反射光を
反射鏡を介して被測定物の他端測定点に当てて被測定物
の両端面から直接且つ同時に反射光が得られるように光
学系を形成し、且つ測距計からの光を1対のセッティン
グ台に設けられた反射鏡に当ててその反射光から光の位
置を検出することでセッティング台が傾いているか否か
を判別し、傾いている場合にはその傾きを調整できるよ
うにしたので、被測定物の長さ,外径寸法を容易に測長
でき、しかも被測定物に反射光を得るための反射物を取
付ける必要がないので、被測定物の外径寸法や長さを高
精度に絶対測長することができるレーザ測長装置を提供
することができる。
ッティング台で挟み込むノギス型構造にして被測定物に
密に接触させ、且つ半透明鏡によりレーザ光源から発振
されるレーザ光を反射光と透過光との2系統に分割しそ
の透過光を被測定物の一端測定点に当て、また反射光を
反射鏡を介して被測定物の他端測定点に当てて被測定物
の両端面から直接且つ同時に反射光が得られるように光
学系を形成し、且つ測距計からの光を1対のセッティン
グ台に設けられた反射鏡に当ててその反射光から光の位
置を検出することでセッティング台が傾いているか否か
を判別し、傾いている場合にはその傾きを調整できるよ
うにしたので、被測定物の長さ,外径寸法を容易に測長
でき、しかも被測定物に反射光を得るための反射物を取
付ける必要がないので、被測定物の外径寸法や長さを高
精度に絶対測長することができるレーザ測長装置を提供
することができる。
第1図は本考案によるレーザ測長装置の一実施例を示す
構成説明図、第2図は同実施例において具体的数値によ
る測長手順を説明するための図、第3図乃至第5図は従
来のレーザ測長装置の構成例を説明するための図であ
る。 1…レーザ光源、2…干渉部、3…信号処理部、6…測
距計、7…PSDカメラ、8−1,8−2,8−3…半
透明鏡、9−1,9−2…反射鏡、10−1、10−2
…セッティング台、11−1,11−2…傾き調整台、
12−1,12−2,12−3…反射鏡。
構成説明図、第2図は同実施例において具体的数値によ
る測長手順を説明するための図、第3図乃至第5図は従
来のレーザ測長装置の構成例を説明するための図であ
る。 1…レーザ光源、2…干渉部、3…信号処理部、6…測
距計、7…PSDカメラ、8−1,8−2,8−3…半
透明鏡、9−1,9−2…反射鏡、10−1、10−2
…セッティング台、11−1,11−2…傾き調整台、
12−1,12−2,12−3…反射鏡。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 高橋 正雄 兵庫県高砂市荒井町新浜2丁目1番1号 三菱重工業株式会社高砂研究所内 審査官 田部 元史
Claims (1)
- 【請求項1】レーザ光源と、被測定物体の両端測定点を
挟み込むノギス型構造にして設けられる1対のセッティ
ング台と、前記レーザ光源から発振されるレーザ光を半
透明鏡を介して反射光と透過光との2系統に分割しその
透過光を被測定物の一端測定点に当て、また反射光を反
射鏡を介して前記被測定物の他端測定点に当てる光学系
と、光源を有しこの光源からの光を前記1対のセッティ
ング台にそれぞれ設けられた反射鏡に当てその反射光か
ら前記被測定物の概略長さ,概略外径寸法を測長する測
距計と、前記1対のセッティング台にそれぞれ設けられ
た反射鏡からの反射光を入射し光の位置を検出して前記
セッティング台の傾きを判別する手段と、前記被測定物
からの反射光を干渉部を介して入力し前記被測定物の長
さ,外径寸法等を測長するに必要な信号に処理する信号
処理部とを備えたことを特徴とするレーザ測長装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12634287U JPH069285Y2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | レ−ザ測長装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12634287U JPH069285Y2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | レ−ザ測長装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6433012U JPS6433012U (ja) | 1989-03-01 |
JPH069285Y2 true JPH069285Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31377781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12634287U Expired - Lifetime JPH069285Y2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | レ−ザ測長装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069285Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-08-21 JP JP12634287U patent/JPH069285Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6433012U (ja) | 1989-03-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3197529B2 (ja) | 車輪アライメント特性の非接触式測定方法とその測定装置 | |
US7728961B2 (en) | Surface height and focus sensor | |
CN109579780B (zh) | 一种基于偏振分光自准直三维角度测量装置与方法 | |
ATE124132T1 (de) | Verfahren und fühler für optoelektronische winkelmessung. | |
CN101169601B (zh) | 一种调焦调平测量系统 | |
US20080100850A1 (en) | Surface height and focus sensor | |
JPH0511883B2 (ja) | ||
CN102087483A (zh) | 一种用于投影光刻中焦面检测的光学系统 | |
JPH0379642B2 (ja) | ||
JPH069285Y2 (ja) | レ−ザ測長装置 | |
CN109579778B (zh) | 一种基于双波长分光自准直三维角度测量装置与方法 | |
JPH0452643Y2 (ja) | ||
JP2524048B2 (ja) | 変位計測装置 | |
JPH03167404A (ja) | 大型対象物の寸法計測方法 | |
TWI427270B (zh) | 應用一維電耦合裝置之多光束位移量測干涉儀系統 | |
Balzer et al. | Application of a novel fibre-coupled confocal sensor in a nanopositioning and nanomeasuring machine | |
JPH09189545A (ja) | 距離測定装置 | |
JPH06129840A (ja) | 表面測定装置 | |
Miao et al. | Active trigonometry and its application to thickness measurement on reflective surface | |
JPH01142401A (ja) | 光学式変位測定装置 | |
JPH0357914A (ja) | 光学式プローブ | |
JP3319666B2 (ja) | エッジ検出装置 | |
JPS6283604A (ja) | 変位変換器 | |
JPH1123229A (ja) | 膜厚測定方法 | |
CN116952142A (zh) | 一种可角度补偿的激光干涉位移测量装置和方法 |