JPH0690202A - 基地局間フレーム同期方式 - Google Patents
基地局間フレーム同期方式Info
- Publication number
- JPH0690202A JPH0690202A JP4239153A JP23915392A JPH0690202A JP H0690202 A JPH0690202 A JP H0690202A JP 4239153 A JP4239153 A JP 4239153A JP 23915392 A JP23915392 A JP 23915392A JP H0690202 A JPH0690202 A JP H0690202A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- base station
- frame
- frame phase
- phase
- time difference
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 TDMA方式を用いた移動通信システムの基
地局間のフレーム同期に関し、基地局間のフレーム位相
が時間的にドリフトすることのない方式の実現を目的と
する。 【構成】 互いの基地局で自局のフレーム位相と相手基
地局からの受信フレーム位相の時間差を測定し、その時
間差が両者で同一になるようにフレーム送信タイミング
を補正するように構成する。
地局間のフレーム同期に関し、基地局間のフレーム位相
が時間的にドリフトすることのない方式の実現を目的と
する。 【構成】 互いの基地局で自局のフレーム位相と相手基
地局からの受信フレーム位相の時間差を測定し、その時
間差が両者で同一になるようにフレーム送信タイミング
を補正するように構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、TDMA(時分割多元
接続)方式を用いた移動通信システムの、基地局間のT
DMAフレーム同期を、無線回線を用いて実現する方式
に関し、特に、基地局間のフレーム位相の時間的なドリ
フトを防止し得る構成に係る。
接続)方式を用いた移動通信システムの、基地局間のT
DMAフレーム同期を、無線回線を用いて実現する方式
に関し、特に、基地局間のフレーム位相の時間的なドリ
フトを防止し得る構成に係る。
【0002】
【従来の技術】TDMA方式を用いた移動通信システム
の例を図3に示す。同図では複数の基地局が各々のゾー
ン内の携帯無線機とTDMA方式により、通信を行って
いる様子を示している。同図において1は無線ゾーン
i、2は基地局i、3は無線ゾーンj、4は基地局j、
5,6は携帯無線機を表わしている。
の例を図3に示す。同図では複数の基地局が各々のゾー
ン内の携帯無線機とTDMA方式により、通信を行って
いる様子を示している。同図において1は無線ゾーン
i、2は基地局i、3は無線ゾーンj、4は基地局j、
5,6は携帯無線機を表わしている。
【0003】ここで、i番目の基地局に注目して、従来
技術によるフレーム同期確立過程について説明する。自
局のフレーム位相をti とし、またj番目の基地局から
受信されるフレーム位相をtj 、その受信信号レベルを
Pj とする。これらの量を基に従来方式では補正すべき
位相量ΔTi を“数1”のように算出する。
技術によるフレーム同期確立過程について説明する。自
局のフレーム位相をti とし、またj番目の基地局から
受信されるフレーム位相をtj 、その受信信号レベルを
Pj とする。これらの量を基に従来方式では補正すべき
位相量ΔTi を“数1”のように算出する。
【0004】
【数1】
【0005】ここで、Mは他局の数であり、ΔTij=t
j −ti +2tO である。このΔTi を用いて、i番目
の基地局は自局の送信フレーム位相を補正する。この場
合、定数tO を基地局間の伝搬距離に応じて正確に伝搬
時間を推定する必要があり、もし、この値が正確でない
場合には、基地局のフレーム位相が全体的にドリフトし
てしまう。
j −ti +2tO である。このΔTi を用いて、i番目
の基地局は自局の送信フレーム位相を補正する。この場
合、定数tO を基地局間の伝搬距離に応じて正確に伝搬
時間を推定する必要があり、もし、この値が正確でない
場合には、基地局のフレーム位相が全体的にドリフトし
てしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の基地局間フレー
ム同期方式では、各基地局が自律分散的にフレーム同期
を確立する場合に、各基地局間の距離が正確に推定でき
ない場合には、上述のように、全基地局のフレーム位相
が時間的にドリフトしてしまうという問題があった。
ム同期方式では、各基地局が自律分散的にフレーム同期
を確立する場合に、各基地局間の距離が正確に推定でき
ない場合には、上述のように、全基地局のフレーム位相
が時間的にドリフトしてしまうという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するために成
されたもので、各基地局間の正確な距離推定ができない
場合でも、全基地局のフレーム位相が時間的にドリフト
することのない基地局間フレーム同期方式を提供するこ
とを目的としている。
されたもので、各基地局間の正確な距離推定ができない
場合でも、全基地局のフレーム位相が時間的にドリフト
することのない基地局間フレーム同期方式を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記目的
は、前記特許請求の範囲に記載された手段により達成さ
れる。
は、前記特許請求の範囲に記載された手段により達成さ
れる。
【0009】すなわち、本発明は、Nゾーンの基地局か
ら構成されるTDMA(時分割多元接続)方式を用いた
移動通信システムの、基地局間のTDMAフレーム同期
を無線回線を用いて実現する方式において、i番目(1
≦i≦N)の基地局で、j番目(1≦j≦N,j≠i)
の基地局からの受信フレーム位相時間差Δtij=tj+
Tij−ti (但し、ti はi番目の基地局のフレーム位
相、tj はj番目の基地局からのフレーム位相、Tijは
i番目の基地局とj番目の基地局との伝搬遅延時間)を
測定し、次にi番目の基地局はΔtijを相手のj番目の
基地局に送信し、各基地局ではフレーム位相の補正値Δ
Ti =max(ri1,‥,rii-1,rii +1,‥,riN)
/2(但し、max(a,b,‥,z)は、a,b,
‥,zの中で最大のものを選ぶ演算、また、rij=Δt
ji−Δtij,(i≠j))を計算し、i番目の基地局は
補正値ΔTi を用いてフレーム送信タイミングを補正す
るように構成した基地局間フレーム同期方式である。
ら構成されるTDMA(時分割多元接続)方式を用いた
移動通信システムの、基地局間のTDMAフレーム同期
を無線回線を用いて実現する方式において、i番目(1
≦i≦N)の基地局で、j番目(1≦j≦N,j≠i)
の基地局からの受信フレーム位相時間差Δtij=tj+
Tij−ti (但し、ti はi番目の基地局のフレーム位
相、tj はj番目の基地局からのフレーム位相、Tijは
i番目の基地局とj番目の基地局との伝搬遅延時間)を
測定し、次にi番目の基地局はΔtijを相手のj番目の
基地局に送信し、各基地局ではフレーム位相の補正値Δ
Ti =max(ri1,‥,rii-1,rii +1,‥,riN)
/2(但し、max(a,b,‥,z)は、a,b,
‥,zの中で最大のものを選ぶ演算、また、rij=Δt
ji−Δtij,(i≠j))を計算し、i番目の基地局は
補正値ΔTi を用いてフレーム送信タイミングを補正す
るように構成した基地局間フレーム同期方式である。
【0010】
【作用】本発明においては互いの基地局で自局のフレー
ム位相と相手基地局からの受信フレーム位相の時間差を
測定し、その時間差が両者で同一になるようにフレーム
の送信タイミングを補正する。そして、その時間差が同
一になった場合に両基地局のフレーム位相が同期する。
ム位相と相手基地局からの受信フレーム位相の時間差を
測定し、その時間差が両者で同一になるようにフレーム
の送信タイミングを補正する。そして、その時間差が同
一になった場合に両基地局のフレーム位相が同期する。
【0011】従って、本発明の基地局間フレーム同期方
式では、各基地局間の距離を正確に推定する必要はな
く、全基地局のフレーム位相は互いに同期し、かつ全体
のフレーム位相のドリフトは生じない。
式では、各基地局間の距離を正確に推定する必要はな
く、全基地局のフレーム位相は互いに同期し、かつ全体
のフレーム位相のドリフトは生じない。
【0012】
【実施例】以下、図面にもとづいて本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
2ゾーンにおける基地局間フレーム同期タイムシーケン
スである。n番目のフレームにおいて、基地局(BS
1)で測定したフレーム位相の時間差t1 (n)と、同
時に基地局2で測定したt2 (n)を、(n+1)番目
のフレームで各々相手基地局に送信する。
いて詳細に説明する。図1は、本発明の一実施例を示す
2ゾーンにおける基地局間フレーム同期タイムシーケン
スである。n番目のフレームにおいて、基地局(BS
1)で測定したフレーム位相の時間差t1 (n)と、同
時に基地局2で測定したt2 (n)を、(n+1)番目
のフレームで各々相手基地局に送信する。
【0013】各基地局では、t1 (n)とt2 (n)の
比較を行う。例えば、本例では、t 1 (n)>t
2 (n)の関係が成り立つので、基地局(BS2)のフ
レーム位相が基地局(BS1)より遅れていることを示
しているため、基地局(BS1)は(n+2)番目のフ
レームでフレーム位相の修正をしない。
比較を行う。例えば、本例では、t 1 (n)>t
2 (n)の関係が成り立つので、基地局(BS2)のフ
レーム位相が基地局(BS1)より遅れていることを示
しているため、基地局(BS1)は(n+2)番目のフ
レームでフレーム位相の修正をしない。
【0014】一方、基地局(BS2)でも同時にt
1 (n)とt2 (n)の比較を行い、t 1 (n)>t2
(n)の関係から(n+2)番目のフレームで遅延を補
正し、基地局(BS2)のフレーム位相が基地局1のフ
レーム位相に同期するよう動作する。
1 (n)とt2 (n)の比較を行い、t 1 (n)>t2
(n)の関係から(n+2)番目のフレームで遅延を補
正し、基地局(BS2)のフレーム位相が基地局1のフ
レーム位相に同期するよう動作する。
【0015】図2にフレーム位相の補正係数=0.2
(但し、補正係数とは送信フレームの補正を行う場合の
重み付けを意味する)、基地局(BS1)と基地局(B
S2)の伝搬遅延時間差=1シンボルとした場合のフレ
ーム位相の収束状態を示す。本図より明かなように、各
基地局はフレーム同期を確立し、かつ定常状態において
も両局のフレーム位相は時間的にドリフトすることはな
い。
(但し、補正係数とは送信フレームの補正を行う場合の
重み付けを意味する)、基地局(BS1)と基地局(B
S2)の伝搬遅延時間差=1シンボルとした場合のフレ
ーム位相の収束状態を示す。本図より明かなように、各
基地局はフレーム同期を確立し、かつ定常状態において
も両局のフレーム位相は時間的にドリフトすることはな
い。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では各基地
局間の距離が正確に推定できない場合でも、互いにフレ
ーム同期を確立することが可能であり、かつ全体のフレ
ーム位相が時間的にドリフトすることはない。
局間の距離が正確に推定できない場合でも、互いにフレ
ーム同期を確立することが可能であり、かつ全体のフレ
ーム位相が時間的にドリフトすることはない。
【図1】本発明の一実施例を示す図である。
【図2】2ゾーン構成におけるフレーム位相の収束につ
いて示す図である。
いて示す図である。
【図3】TDMA方式を用いた移動通信システムの例を
示す図である。
示す図である。
1 無線ゾーンi 2 基地局i 3 無線ゾーンj 4 基地局j 5,6 携帯無線機
Claims (1)
- 【請求項1】 Nゾーンの基地局から構成されるTDM
A(時分割多元接続)方式を用いた移動通信システム
の、基地局間のTDMAフレーム同期を無線回線を用い
て実現する方式において、 i番目(1≦i≦N)の基地局で、j番目(1≦j≦
N,j≠i)の基地局からの受信フレーム位相時間差Δ
tij=tj +Tij−ti (但し、ti はi番目の基地局
のフレーム位相、tj はj番目の基地局からのフレーム
位相、Tijはi番目の基地局とj番目の基地局との伝搬
遅延時間)を測定し、 次にi番目の基地局はΔtijを相手のj番目の基地局に
送信し、各基地局ではフレーム位相の補正値ΔTi =m
ax(ri1,‥,rii-1,rii+1,‥,riN)/2(但
し、max(a,b,‥,z)は、a,b,‥,zの中
で最大のものを選ぶ演算、また、rij=Δtji−Δ
tij,(i≠j))を計算し、 i番目の基地局は補正値ΔTi を用いてフレーム送信タ
イミングを補正することを特徴とする基地局間フレーム
同期方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4239153A JPH0690202A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 基地局間フレーム同期方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4239153A JPH0690202A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 基地局間フレーム同期方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0690202A true JPH0690202A (ja) | 1994-03-29 |
Family
ID=17040543
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4239153A Pending JPH0690202A (ja) | 1992-09-08 | 1992-09-08 | 基地局間フレーム同期方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0690202A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5764648A (en) * | 1994-07-20 | 1998-06-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method and apparatus for generating a transmission timing signal in a wireless telephone |
EP0954122A1 (de) * | 1998-04-28 | 1999-11-03 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Betreiben eines Funk-Kommunikationssystems und derartiges Funk-Kommunikationssystem |
US7715337B2 (en) | 2004-02-06 | 2010-05-11 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication apparatus and wireless communication method, and computer program |
-
1992
- 1992-09-08 JP JP4239153A patent/JPH0690202A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5764648A (en) * | 1994-07-20 | 1998-06-09 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Method and apparatus for generating a transmission timing signal in a wireless telephone |
EP0954122A1 (de) * | 1998-04-28 | 1999-11-03 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren zum Betreiben eines Funk-Kommunikationssystems und derartiges Funk-Kommunikationssystem |
US7715337B2 (en) | 2004-02-06 | 2010-05-11 | Sony Corporation | Wireless communication system, wireless communication apparatus and wireless communication method, and computer program |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
RU2546545C2 (ru) | Способ и устройство в системе беспроводной связи | |
EP2429105B1 (en) | Node in a wireless system with time and clock frequency synchronizing and corresponding method | |
JP3250762B2 (ja) | 移動通信システム基地局同期法 | |
US5537685A (en) | Method of establishing inter-base-station synchronization and mobile radio communication system using the method | |
FI114603B (fi) | Solukkomatkaviestinverkon kahden solun välinen kanavanvaihto- eli handovermenetelmä | |
US10064145B2 (en) | Method of receiving downlink signal of high speed moving terminal, adaptive communication method and adaptive communication apparatus in mobile wireless backhaul network | |
CA2320996C (en) | Method and system for facilitating timing of base stations in an asynchronous cdma mobile communications system | |
US5613211A (en) | Method of establishing inter base-station synchronization and mobile radio communicaton system using the method | |
CN101841904B (zh) | 一种家用基站的空口同步方法和系统 | |
US7813311B2 (en) | Method and apparatus for synchronizing base stations | |
US9572123B2 (en) | Multiple time advance for radio access networks | |
US20040008646A1 (en) | Soft handover method for multimedia broadcast/multicast service in a CDMA mobile communication system | |
RU2004117529A (ru) | Связь в асинхронной радиосети | |
JP2013527722A (ja) | マイクロ基地局間同期の実現方法及びシステム | |
US20180146442A1 (en) | Radio network synchronization of a mobile communication network with a local clock functionality providing a local timing reference for each base station entity | |
TWI569657B (zh) | 調度方法及裝置 | |
JPH0690202A (ja) | 基地局間フレーム同期方式 | |
JP3219114B2 (ja) | 移動通信の基地局間フレーム同期方法 | |
CN104160758B (zh) | 用于在下行链路协调多点传送场景中的节点的频率同步方法 | |
US20230379850A1 (en) | Synchronization information determination with respect to neighboring cells | |
RU2241312C2 (ru) | Система и способ обеспечения синхронизации базовых станций в асинхронной системе мобильной связи множественного доступа с кодовым разделением каналов | |
JP4943050B2 (ja) | ノード間同期方法およびノード装置 | |
JPH0819038A (ja) | 無線基地局間の局間同期方式 | |
JPH1041874A (ja) | 局間位相同期システム | |
JPH09289499A (ja) | 同期制御装置及び方法 |