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JPH068870B2 - 燃料集合体の上部ノズル・アダプタ板 - Google Patents

燃料集合体の上部ノズル・アダプタ板

Info

Publication number
JPH068870B2
JPH068870B2 JP61157776A JP15777686A JPH068870B2 JP H068870 B2 JPH068870 B2 JP H068870B2 JP 61157776 A JP61157776 A JP 61157776A JP 15777686 A JP15777686 A JP 15777686A JP H068870 B2 JPH068870 B2 JP H068870B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel assembly
fuel
adapter plate
plate
upper nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP61157776A
Other languages
English (en)
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JPS6212891A (ja
Inventor
ロバート・ケネス・ジャーツェン
ジョン・フランシス・ウィルソン
ウィリアム・ユージン・カービー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
Publication of JPS6212891A publication Critical patent/JPS6212891A/ja
Publication of JPH068870B2 publication Critical patent/JPH068870B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/02Fuel elements
    • G21C3/04Constructional details
    • G21C3/06Casings; Jackets
    • G21C3/12Means forming part of the element for locating it within the reactor core
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C3/00Reactor fuel elements and their assemblies; Selection of substances for use as reactor fuel elements
    • G21C3/30Assemblies of a number of fuel elements in the form of a rigid unit
    • G21C3/32Bundles of parallel pin-, rod-, or tube-shaped fuel elements
    • G21C3/322Means to influence the coolant flow through or around the bundles
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 発明の分野 この発明は、一般に、原子炉用の燃料集合体に関し、特
に、上部ノズルでの圧力降下を燃料集合体の特定の炉心
位置に適合させるため、流れの調節ができる特徴を有し
ている燃料棒押え用の格子を備えた燃料集合体の上部ノ
ズル・アダプタ板に関するものである。
先行技術の説明 多くの原子炉において、炉心は多数の細長い燃料集合体
から構成されている。これら燃料集合体の従来の構造
は、組織化された配列で、燃料集合体の長手方向に沿っ
て隔てられた格子によって保持された多数の燃料棒を具
備している。格子は複数本の制御棒案内シンブルに取り
付けられている。燃料集合体の相対する端部に設けられ
た上部ノズルと下部ノズルは、燃料棒の上下に延びる案
内シンブルに固着されている。燃料集合体の上端部にお
いて、溝内シンブルは、上部ノズルの下部アダプタ板に
形成された開口に取り付けられている。
次の3つの要請を満たすように燃料集合体の上部ノズル
のアダプタ板を設計することが、従来の慣行である。第
1に、アダプタ板は構造的基準を満足しなければならな
い。即ち、58.8m2/s(6g)の荷重の下で燃料集合体を持ち
上げることができなければならない。第2に、アダプタ
板は、燃料棒の炉心から上方への突出をアダプタ板によ
り機械的に防止するという燃料棒押え機能を果たさなけ
ればならない。第3に、機能的な見地から、アダプタ板
は、原子炉冷却材が最小の圧力降下で上部ノズルを流れ
るのに十分な開放領域を有する必要がある。
米国特許第4,427,624号明細書は、2つの構成要素から
組み立てられた、燃料集合体の上端部または下端部に設
置するような燃料集合体用の組立ノズルを開示してい
る。このノズルの第1の構成要素は、取扱い荷重を支
え、燃料集合体の重量および流れ荷重を支持し、燃料集
合体と原子炉の構造部材と共同するように設計された鋳
造溶接物、即ち鍛造物である。簡単に述べるならば、第
1の構造要素は構造的基準を満足するように設計されて
いる。
ノズルの第2の構成要素は、第1の構成要素に取外し可
能に取り付けられるようになっている打抜き機械仕上げ
の薄い流れ板である。この板は、燃料棒の上方への動き
を制限し、これによって炉心からの燃料棒の突き出しを
制限するように設計されている。また、この板は種々の
寸法と形状の複数の穴、即ちオリフィスを有し、燃料集
合体を通る所定の通路に冷却材を直接流すようになって
おり、また、燃料集合体を横切った際に所定の大きさの
圧力降下が確実に生じされるようになっている。簡単に
言うと、第2と構成要素は、燃料棒押え、および、最小
の圧力降下の冷却材流れの2つの要請を満たすように意
図されている。
上述の基本的要請を全て満足することが究極のノズルの
構成に近付くにも拘わらず、上述の米国特許に開示され
た流れ板である第2と構成要素は、両機能を達成できな
いことが認められている。所望の最小の圧力降下を達成
するよう十分な冷却材が流れ板を通るようにするため
に、流れ板は燃料棒押え機能を果たすには不十分な構造
で作られなければならない。この結果、最小の圧力降下
と燃料棒押えの2つの要請を満足する別の構造の構成要
素が必要となる。
発明の概要 この発明は、上記必要性を満足するように設計された上
部ノズルのアダプタ板の構造を提供する。この発明は、
アダプタ板の構造的および機能的特性を果たすための別
個の構成要素を有するアダプタ板を提供する。燃料棒押
えと圧力降下の小さい冷却材流れの機能的要請は、多数
の冷却材流れチャンネルと、燃料棒の動きを抑制する多
数の交点とを形成する差込みストラップから成る格子に
より果たされ、また、厚力降下が燃料集合体を横切る際
に所要の特定の配分となるように圧力降下を調整する部
材によって果たされる。格子を通る際の圧力降下は、構
造設計およびアダプタ板の一体性に影響を与えることな
く変更できる。アダプタ板の一体性は、格子が連結され
る他の構成要素により達成される。
この発明による上部ノズルのアダプタ板は、別の燃料集
合体の出力を冷却材流れに適合させるための再装荷作業
の際、実際に重要である。各再装荷作業においては、燃
料集合体の約3分の1が交換される。このように、原子
炉は、一般に、異なる量の使用済燃料を有する異なる燃
料集合体を含むであろう。上部ノズルを通る流れの方向
を変え、それによって圧力降下を変える能力により、ア
ダプタ板は互いに隣合って配置された2つの異なる燃料
集合体の出力に適合できる。
従って、この発明は、原子炉の燃料集合体において用い
られる上部ノズル・アダプタ板に関するものである。燃
料集合体は、複数本の細長い構造部材と、所定の配列の
複数の燃料棒とを有している。原子炉の燃料集合体を通
る上方への冷却材流れに生じる水力を燃料棒が受けた場
合に、燃料集合体からその燃料棒が上方に動けるような
態様で、該燃料棒は支持される。アダプタ板は、(a)細
長い構造部材に緊結可能な上部構造要素と、(b)上部構
造要素に連結された下部機能要素とから成る。下部機能
要素は、互いに隔てられ相互に差し込まれた複数のスト
ラップから成る格子を備え、このストラップは、燃料集
合体から燃料棒の上方への動きを制限するが、そこを通
る冷却材流れの通路を形成し得る開放チャンネルを画成
することができる。また、下部機能要素は、燃料集合体
の上部ノズルを横切る際に前以て決められた所望の圧力
降下を達成することができる冷却材流れ方向制御部材を
備えている。
更に詳細には、格子の差込みストラップは交点を形成す
るように互いに交差しており、その交点はその配列の個
々の燃料棒と整列できるようになっている。更に、冷却
材流れ方向制御部材は次の2つの実施態様のうちいずれ
かを採用できる。第1に、冷却材流れ方向制御部材は、
格子のストラップの所定のものに連結されると共にそこ
から外方に延びる複数のタブの形にすることができる。
このタブは、そこを通る冷却材流れを制御するために、
格子のチャンネルに対して種々の所望の位置関係に調節
することができる。或は、冷却材流れ方向制御部材は、
前以て決められた所望の寸法と形状に形成された穴を有
する薄い平板の形とすることもできる。この平板は格子
の差込みストラップに沿って延び、その穴は格子の開放
チャンネルと実質的に整列される。
更に、上部構造要素は、そこに通る冷却材流れのための
実質的な開放領域を画成するよう配列されると共に、燃
料集合体によつて及ぼされる持上げ荷重を伝えることの
できる堅固な骨組みを提供するリガメントと、複数の互
いに隔てられ相互に連結されたハブとを備えている。ハ
ブは燃料集合体の細長い構造部材に連結できる。また、
格子は空所領域を備え、格子が上部構造要素に連結され
る場合に、その空所領域を介して上部構造要素のハブが
延びる。最後に、上部構造要素はハブに連結されると共
にそこから外方に延びる複数の開放フランジを備え、格
子は上部構造要素のフランジに取り付けるための直立の
隅部ストラップを備えている。
この発明の上記利点や効果およびその他の利点や効果
は、この発明の一実施例を示している図面に沿っての以
下の詳細な説明を読むことによって、当業者にとって明
らかとなるであろう。
発明の詳細な説明 以下の説明において、同一の参照符号は、全図面を通し
て同一または相当部分を示している。また、以下の説明
において、「前方」、「後方」、「左側」、「右側」、
「上方」、「下方」等の語は便宜上の言葉であり、限定
的な語として理解されるべきものではない。
全体的な説明 図面、特に第1図を参照すると、垂直方向に短縮した形
で表された再組立可能な核燃料集合体が符号10にて正面
図で示されている。この燃料集合体10は、加圧水型原子
炉(PWR)に用いられている型式のもので、基本的
に、原子炉(図示しない)の炉心領域における下部炉心
支持板(図示しない)上に燃料集合体10を支持するため
の下端構造、即ち下部ノズル12と、この下部ノズル12か
ら上方に向かって突き出し長手方向に延びている複数の
案内管、即ち案内シンブル(構造部材)14とを備えてい
る。更に、この燃料集合体10は、案内シンブル14に沿っ
て軸線方向に互いに隔てられた複数の横向きの格子16
と、互いに横方向に隔てられ且つ格子16によって支持さ
れた細長い燃料棒18の組織化された配列とを備えてい
る。また、燃料集合体10は、その中心部に配置されてい
る計測管20と、案内シンブル14の上端部分24に取外し可
能に取り付けられた上端構造、即ち上部ノズル22とを備
え、構成部材を損傷させることなく普通に取り扱うこと
のできる一体的な集合体を形成するようになっている。
上述したように、燃料集合体10における前記配列の燃料
棒18は、燃料集合体10の長手方向に沿って隔てられた格
子16によって相互に隔てられた関係に保持される。各燃
料棒18は核燃料ペレット(図示しない)を備えており、
燃料棒18を気密に封止するために燃料棒18の両端が上部
端栓26と下部端栓28により閉じられている。核分裂性物
質から構成された燃料ペレットは原子炉の反応出力の発
生を担っている。炉心に発生される熱を抜き出して有用
な仕事を行わせるために、水またはホウ素含有水のよう
な液状の減速・冷却材が、燃料集合体10の燃料棒18に沿
って案内シンブル14を介して、上方にポンプにより汲み
上げられる。
核分裂過程を制御するために、多数の制御棒(図示しな
い)は、燃料集合体10における所定の位置に配置された
案内シンブル14内で往復運動可能となっている。制御棒
が燃料集合体10の上部から案内シンブル14内に挿入され
るので、上部ノズル22を形成する構成要素の配置と、案
内シンブル14の上端部分24へのそれらの取付けは、上部
ノズル22の上方から案内シンブル14の中へ制御棒の動き
を許容しなければならない。
案内シンブルに取外し可能に取り付けられた上部ノズル 第1図と共に第2図および第3図をも参照すると、燃料
集合体10の案内シンブル14の上端部分24に取外し可能に
取り付けられた上部ノズル22を構成している個々の構成
要素が、より詳細に示しされている。基本的に、上部ノ
ズル22は、上部押え板30と、以下に説明するこの発明に
従った構成を有する下部アダプタ板(上部ノズル・アダ
プタ板)34から成るエンクロージャ32と、下部アダプタ
板34の外周を取り囲むと共にそこに取り付けられた複数
の互いに隔てられた直立壁38により形成された直立の不
連続側壁36と、上部押え板30および下部アダプタ板34の
間に配置された複数の管状の整列用スリーブ40と、それ
ぞれのスリーブ40の回りで上部押え板30および下部アダ
プタ板34の間に延びている複数の押えコイルばね42とを
具備している。上部押え板30は、そこを貫通して画成さ
れた複数の通路44を有し、他方、下部アダプタ板34は複
数の開口46を有しており、これら通路44と開口46は、燃
料集合体10の案内シンブル14のパターンに一致するパタ
ーンで配列されている。
より詳細に説明すると、案内シンブル14の上端部分24
は、下部アダプタ板34の開口46を通り、その上面48より
上方に延びている。案内シンブル14に対する下部アダプ
タ板34の下方への滑動を制限し、それによって、下部ア
ダプタ板34の上に延びている案内シンブル14の上端部分
24を伴って案内シンブル14に下部アダプタ板34を支持す
るために、複数の下部リテイナ50が、ろう付け等によっ
て、アダプタ板34よりも下側の案内シンブル14に固着さ
れている。1本の案内シンブル14における各下部リテイ
ナ50はその外周に形成された一連のスカラップ52を有し
ており、これらスカラップ52は、燃料集合体10の再度の
組立中に燃料棒18を取り出し交換できるように、各案内
シンブル14の回りに集められた燃料棒18と整列されてい
る。
更に、上部ノズル22は複数の直立のボス54を具備し、各
ボス54はそこを貫通して画成された中央穴56を有してい
る。ボス54は上部押え板30の上に配置され、各ボス54
は、その中央穴56が上部押え板30のそれぞれの通路44と
一直線に並べられるように、上部押え板30に取り付けら
れている。更にまた、各ボス54は、上部炉心支持板60に
形成され上部炉心支持板60の下側62に開口している複数
の穴58(第5図はその1つのみを示す)の1つに嵌着さ
れるような断面寸法となっている。各ボス54の上部周縁
部64は、上部炉心支持板60の下側62であって上部炉心支
持板60に画成された各穴58の入口における補足的に面取
りされた縁部66と対をなすために、面取りが施されてい
る。このような形状を有する縁部64、66は、炉心内の燃
料集合体10の設置中に上部炉心支持板60の対応する穴58
にそれぞれのボス54を一直線に整列し、且つ、挿入する
のを助長する案内面として機能する。
上述したように、押えコイルばね42は、エンクロージャ
32内のそれぞれの細長い整列用スリーブ40の回りに配置
されている。更に、押えコイルばね42は下部アダプタ板
34と上部押え板30の間に延び、下部アダプタ板34の上に
隔てられた関係で、安定位置に上部押え板30を支持して
おり、この安定位置において、上部押え板30は、上部炉
心支持板60の穴58に嵌着された直立のボス54を伴って、
上部炉心支持板60の下側62に接する。また、第5図に示
すように、上部押え板30はハブ68とリガメント70の配列
から成り、リガメント70はハブ68の間に延び、ハブ68を
相互に連結している。各ハブ68は、そこを貫通して画成
された1つの通路44を有している。更にまた、1つのボ
ス54は、ボス54の中央穴56がハブ68のそれぞれの通路44
と一直線に並べられるようにして、各ハブ68上に配置さ
れ連結されている。
また、第4図から第6図を参照にすると、燃料集合体10
の案内シンブル14が、上部炉心支持板60への方向に、そ
して、そこから離れる方向に軸線に沿って熱膨張等によ
り動いた場合に、下部アダプタ板34が上部押え板30の方
向に、そしてそこから離れる方向に動くのを許容するよ
うに、上部ノズル22は互いに隔てられた上部押え板30と
下部アダプタ板34を相互に連結する連結部材も備えてい
る。また、この連結部材は、押えコイルばね42をその間
で圧縮状態に維持するために、上部押え板30から離れる
下部アダプタ板34の動きを制限する効果を有している。
特に、この連結部材は、リガメント70の外周に連結され
た該外周から下方に延びる複数の突起72を備えている。
突起72は、それぞれ、エンクロージャ32における不連続
側壁36の直立壁部分38に接続されている。特に、ほぼ垂
直の溝74が各壁部分38に形成され、その上端部で開いて
いる。取外し可能なロックピン76が、溝74の上端部を閉
じるべく壁部分38の上端部に水平に挿入され、各突起72
の下端に取り付けられたピン78が、上部押え板30と下部
アダプタ板34との相対運動時に溝74に沿って滑動できる
ように、ロックピン76の下側と溝74内に延びている。こ
のような配列において、ロックピン76と溝74の下端は、
それぞれ、上部押え板30への方向およびそこから離れる
方向の下部アダプタ板34の動きの範囲を限定する。
いま、第4図を参照すると、上部押え板30および下部ア
ダプタ板34の間の押えコイルばね42を通って延びる細長
い管状の整列用スリーブ40の一つと、このスリーブ40お
よび案内シンブル14を互いに接続するためのスリーブ40
および案内シンブル14の上端部分24に設けれたねじ部分
が示されている。また、第4図には、互いに接続された
スリーブ40と案内シンブル14を固定するために、スリー
ブ40と案内シンブル14の上端部分24とに一体的に協働さ
れた、一般に符号80で表される再利用可能なロック装置
が示されている。この再利用可能なロック装置80の詳細
な説明は、この発明のアダプタ板の理解には必要がない
ので、この明細書では示さない。
案内シンブル14とスリーブ40とのねじ部分に関し、案内
シンブル14の上端部分24は環状のおねじ部分82を有し、
管状の整列用スリーブ40は下部に環状のめねじ部分84を
有している。案内シンブル14に対しての上部ノズル22の
取付け・取外しを行うために、スリーブ40は、案内シン
ブル14の上端部分24に対して回転可能で且つ垂直な軸線
方向に動くよう、通路44、上部押え板30のハブ68および
ボス54の穴56を通って取り付けられ、案内シンブル14の
上端部分24のおねじ部分82に、めねじ部分84をねじ込ん
だり外したりすることができる。スリーブ40は中空であ
るので、スリーブ40に制御棒を挿入できることに加え、
適当な治具(図示しない)をスリーブ40に挿入し、スリ
ーブ40を案内シンブル14の上端部分24にねじ込んだり外
したりするために、いずれの方向にもスリーブ40を回せ
るようにスリーブを内側からスリーブ40を把持すること
ができるようになっている。案内シンブル14の上端部分
24にスリーブ40が螺合されると、スリーブ40は下部リテ
イナ50と共同して、それらの間の下部アダプタ板34を締
結するようになっている。
圧力降下を調整する特徴を有する燃料棒支持格子を備え
た下部アダプタ板 いま、第1図から第4図および第6図から第9図を参照
すると、この発明による上部ノズル22の下部アダプタ板
34が示されている。下部アダプタ板34は、一般に符号86
で表される上部構造要素と、上部構造要素86の下側に支
持された、一般に符号88で表される下部機能要素とを備
えている。
第6図に示されるように、上部構造要素86は、そこを通
って冷却材が流れるように実質的な開放領域94を画成す
るべく配列されたリガメント92と、互いに隔てられ且つ
相互に連結されたハブ90とを備えている。このような開
放形状により、上部構造要素86は圧力損失が非常に小さ
い。同時に上部構造要素86は、燃料集合体10により、リ
ガメント92上に壁部分38からリガメント92およびハブ90
を介して案内シンブル14に及ぼされる持上げ荷重を伝え
る堅固な骨組みを提供する。尚、案内シンブル14は、ハ
ブ90に連結されると共に燃料集合体10の細長い構造部材
から成る。また、上部構造要素86は、ハブ90に連結され
てそこから外方に延びる複数の開放隅部フランジ96を備
えている。
第2図、第4図および第7図から第9図を特に参照する
と、下部アダプタ板34の下部機能要素88は、互いに隔て
られ且つ互いに差し込まれた複数のストラップ100から
成る、一般に符号98で表される格子を備えている。スト
ラップ100は、各燃料棒18(その幾つかが第2図におい
て点線の外形で示されている)と一直線となる交点102
を形成するべく互いに交差している。このような格子98
の燃料棒18との整列は、燃料集合体10から上方に燃料棒
18が動くのを制限し、それによって下部アダプタ板34の
燃料棒押え機能を提供する。また、格子98の差込みスト
ラップ100は、冷却材がごく僅かな圧力降下で流れるよ
うに、格子98を貫通する開放チャンネル104を画成して
いる。
好適には、格子98は上部構造要素86の下側に配置され、
下部アダプタ板34の上部構造要素86における隅部フラン
ジ96に取り付けるための直立隅部延長部、即ち隅部スト
ラップ106を有する。特に、隅部ストラップ106は上部構
造要素86の隅部フランジ96の凹部108に嵌合し、そこで
ストラップ106は上部構造用86に溶着される。更に、第
7図に示されるように、格子98は空所領域110を含んで
おり、そこに通って、上部構造要素86のハブ90が延びて
いる。
第1図、第2図、第4図および第7図から第9図に示さ
れるように、下部アダプタ板34の下部機能要素88はま
た、燃料集合体10の上部ノズル22を横切る際における前
以て決められた所望の圧力降下を定めるように機能す
る、複数のタブ112の形の冷却材流れ方向制御部材を備
えている。タブ112は、格子98のストラップ100の上縁部
に連結され、そこから上方に延びている。明瞭化するた
めに、タブ112は第7図における格子98のストラップ100
の一部にのみ示されている。タブ112のいかなる配列も
この発明の範囲内にあり、例えば、タブ112を各開放チ
ャンネル104、または、それらの一部のみと協働させる
ことが可能である、ということは理解されるべきであ
る。
タブ112は、格子98の開放チャンネル104を通る冷却材の
流れを制御するように、開放チャンネル104に関して種
々の所望の位置関係に折り曲げることができ、または、
調整できる。各開放チャンネル104に対して種々の所定
の角度に延びるようタブ112を折り曲げることによっ
て、格子98の別の領域を横切り、燃料集合体10を横切る
際の別の圧力降下を定めることができる。冷却材の流れ
が、上部ノズル22の或る位置に偏倚され得る。例えば、
大量の流れが上部ノズル22の中央部を通り、押えコイル
ばね42が配置されている領域の周囲では少量の流れとな
ることが望まれるとならば、中央部よりもばね領域にお
ける方が大きな圧力降下となるよう、格子98のタブ112
は折り曲げられる。これらの変更には格子98だけが必要
とされるので、下部アダプタ板34の上部構造要素86の構
造設計は変更されずそのままである。圧力降下を変更で
きるこの能力は、共同ベンダーの場合の炉心に存する異
なる燃料集合体の圧力降下を一致させる場合に、有効に
用いられる。
第10図に示されるような冷却材流れ方向制御部材の変
形においては、押抜き等により形成された所定の望まし
い寸法と形の穴116を有する薄い平板114がタブ112の代
わりに用いられる。平板114は格子98の上側に取り付け
られ、穴116が格子98の開放チャンネル104とほぼ一直線
に並べられるようにして、その差込みストラップ100に
沿って延びている。冷却材流れ方向制御部材のこの構造
は、構造的な強度および流れ領域の可変性を提供する。
この構造は、恐らく、タブ112と比較して柔軟性はない
が、製作に対する経済性はタブ112よりも高いであろ
う。
タブ112と平板114はいずれも、格子98の上側に配置され
ているように示されているが、格子98の下側にも極めて
簡単に配置できる。また、タブ112が上部構造要素86の
開放領域94の中に上方に突き出すようにして、格子98の
ストラップ100の上側が上部構造要素86のリガメント92
の下側に接触できることも理解されるべきである。
この発明とその多くの利点は以上の記載から理解される
であろう。また、前述の形態は単にこの発明の好適な実
施例に過ぎず、この発明の範囲および精神を逸脱するこ
となく、また、その実質的な利点の全てを犠牲にするこ
となく、この発明の形態、構成および配列において種々
の変更がなされ得ることは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の原理に従って組み立てられた上部ノ
ズルのアダプタ板を有している再組立可能な燃料集合体
の、明確化のために部分的に断面され切り欠かれた側面
図、第2図はこの発明の好適なアダプタ板と、このアダ
プタ板の燃料棒押え用の格子の下側に配置され、点線で
示された燃料集合体における数本の燃料棒とを示してい
る第1図の2−2線に沿っての燃料集合体の拡大平面
図、第3図は第2図の3−3線に沿っての上部ノズルの
立面図、第4図はアダプタ板とその燃料棒押え用の格子
を示す、第2図の4−4線に沿っての上部ノズルと、燃
料集合体の1本の案内シンブルの上端部の拡大部分断面
図、第5図は上部ノズルから取り外された上部押え板を
示す第2図の上部ノズルの上部押え板の平面図、第6図
は上部ノズルから取り外されたアダプタ板の構造要素を
示す、第2図の上部ノズルの下部アダプタ板の平面図、
第7図は上部ノズルのアダプタ板の別の部分から取り外
された格子を示す第2図の上部ノズルの燃料棒押え用の
格子の拡大平面図、第8図は第7図の8−8線に沿って
の燃料棒押え用の格子の側面図、第9図は数枚の流れ方
向制御用のタブを示す第8図の格子の部分的に断面した
拡大部分図、第10図は燃料棒押え用の格子の変形例の
部分平面図である。 図中、 10:燃料集合体 14:案内シンブル(構造部材) 18:燃料棒 22:上部ノズル 34:下部アダプタ板(上部ノズル・アダプタ板) 86:上部構造要素 88:下部機能要素 90:ハブ 92:リガメント 98:格子 100:ストラップ 104:開放チャンネル 112:タブ(冷却材流れ方向制御部材)
フロントページの続き (72)発明者 ウィリアム・ユージン・カービー アメリカ合衆国,サウス・キャロライナ 州,コロンビア,ヴィンテイジ・レーン 712 (56)参考文献 特開 昭60−100792(JP,A) 特開 昭61−186891(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数本の細長い構造部材および所定の配列
    の複数の燃料棒を有する原子炉の燃料集合体であって、
    前記燃料集合体を通る上方への冷却材流れに生じる水力
    を前記燃料棒が受けた場合に前記燃料集合体から前記燃
    料棒が上方に動けるような態様で該燃料棒が支持されて
    いる、前記原子炉の前記燃料集合体に用いられる上部ノ
    ズル・アダプタ板において、 (a)前記細長い構造部材に緊結可能な上部構造要素と、 (b)前記上部構造要素に連結され、且つ、前記燃料集合
    体からの前記燃料棒の上方への動きを制限することがで
    きると共に、冷却材流れの通路を形成し得る開放チャン
    ネルを画成することができる、互いに隔てられ相互に差
    し込まれた複数のストラップから構成された格子を備
    え、且つ、前記燃料集合体の前記上部ノズルを横切る際
    に前以て決められた所望の圧力降下を達成することがで
    きる冷却材流れ方向制御部材を備えた下部機能要素と、 から成る燃料集合体の上部ノズル・アダプタ板。
JP61157776A 1985-07-05 1986-07-04 燃料集合体の上部ノズル・アダプタ板 Expired - Lifetime JPH068870B2 (ja)

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