JPH0687655U - 慣性過給式吸気マニホールドの構造 - Google Patents
慣性過給式吸気マニホールドの構造Info
- Publication number
- JPH0687655U JPH0687655U JP2913793U JP2913793U JPH0687655U JP H0687655 U JPH0687655 U JP H0687655U JP 2913793 U JP2913793 U JP 2913793U JP 2913793 U JP2913793 U JP 2913793U JP H0687655 U JPH0687655 U JP H0687655U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- surge tank
- independent intake
- intake manifold
- independent
- intake pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 abstract description 11
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 13
- 229910000838 Al alloy Inorganic materials 0.000 description 3
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000004576 sand Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 一つのサージタンク2と各気筒における吸気
ポート5との間を各々独立して接続する各独立吸気管路
6を、略横向きU字状に湾曲して成る鋳造製の吸気マニ
ホールド1において、前記各独立吸気管路6の通路断面
を、吸気マニホールドの鋳造に際して使用する中子型を
二つの成形型にて成形することができる状態のもとで、
当該独立吸気管路の全長にわたって略円形にする。 【構成】 前記各独立吸気管路6のサージタンク2側の
接続部6aを、当該接続部における略下半分6a′が前
記サージタンクの底面から下方に突出するようにして前
記サージタンクに一体的に接合する。
ポート5との間を各々独立して接続する各独立吸気管路
6を、略横向きU字状に湾曲して成る鋳造製の吸気マニ
ホールド1において、前記各独立吸気管路6の通路断面
を、吸気マニホールドの鋳造に際して使用する中子型を
二つの成形型にて成形することができる状態のもとで、
当該独立吸気管路の全長にわたって略円形にする。 【構成】 前記各独立吸気管路6のサージタンク2側の
接続部6aを、当該接続部における略下半分6a′が前
記サージタンクの底面から下方に突出するようにして前
記サージタンクに一体的に接合する。
Description
【0001】
本考案は、一つのサージタンクと、該サージタンクから各気筒における吸気ポ ートに向かって各々独立して延びる複数本の独立吸気管路とを備えた備えた慣性 過給式の吸気マニホールドにおいて、この吸気マニホールドを鋳造製にする場合 における構造に関するものである。
【0002】
一般に、この種の慣性過給式吸気マニホールドにおいて、慣性過給を達成する ためには、その各独立吸気管路を相当に長くしなければならない。そこで、従来 では、例えば、特開平2−40071号公報等に記載されているように、サージ タンクを、内燃機関に近い部位に配設して、このサージタンクと内燃機関におけ る各気筒との間を接続する前記各独立吸気管路を、略横向きU字状に湾曲したの ち、この各独立吸気管路の先端を、前記サージタンクの側面に接続するように構 成している。
【0003】 ところで、この慣性過給式の吸気マニホールドをアルミ又はアルミ合金による 鋳造製にする場合において、各独立吸気管路の先端を、サージタンクの側面に接 続すると言う構造では、前記の鋳造に際してサージタンクの内部及び各独立吸気 管路の内部を形成するために使用する砂製の中子型を、二つ割りの成形金型によ って成形することができない。
【0004】 そこで、従来の慣性過給式吸気マニホールドにおいては、各独立吸気管路のサ ージタンクに対する接続部における通路断面を、下半分が略四角で上半分が半円 形の異形断面することによって、砂製中子型を二つ割りの成形金型によって成形 できるようにしている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 しかし、このように、各独立吸気管路のサージタンクに対する接続部における 通路断面を、吸気マニホールドの鋳造に際して使用する砂製中子型を二つ割りの 成形金型にて成形できるようすることのために、下半分が略四角で上半分が半円 形の異形断面することは、各独立吸気管路の途中における通路断面を、前記異形 断面から吸気ポートに対する接続部における円形断面へと変化しなければならな いから、各独立吸気管路内における吸入空気の流れ抵抗が大きくなり、この流れ 抵抗が増大する分だけ慣性過給の効果が減殺されると言う問題があった。
【0006】 本考案は、慣性過給式の吸気マニホールドを鋳造製にする場合において、前記 のような問題を招来することがないようにした構造を提供することを技術的課題 とするものである。
【0007】
この技術的課題を達成するため本考案は、一つのサージタンクと各気筒におけ る吸気ポートとの間を各々独立して接続する各独立吸気管路を、略横向きU字状 に湾曲して成る鋳造製の吸気マニホールドにおいて、前記各独立吸気管路におけ るサージタンク側の接続部を、当該接続部における略下半分が前記サージタンク の底面から下方に突出するようにして前記サージタンクに一体的に接合すると言 う構成にした。
【0008】
以下、本考案の実施例を、図面について説明する。 図1及び図2は、アルミ又はアルミ合金による鋳造製の吸気マニホールド1を 示し、この吸気マニホールド1は、一端にエアクリーナ(図示せず)からの空気 導入口3を備えたサージタンク2と、該サージタンク2からシリンダヘッド4に おける各気筒の吸気ポート5に向かって各々独立して延びる複数本の独立吸気管 路6とから成り、各独立吸気管路6は、側面視において、略横向きU字状に湾曲 している。なお、前記各独立吸気管路6は、その先端に一体的に造形したフラン ジ部7にて、前記シリンダヘッド4の側面に締結されている。
【0009】 そして、前記各独立吸気管路6における通路断面を、当該独立吸気管路6の全 長にわたって略円形にする一方、この各独立吸気管路6におけるサージタンク2 側の接続部6aを、当該接続部6aにおける略下半分6a′が、前記サージタン ク2における底面板2aよりも下方に突出するようにして前記サージタンク2に 対して一体的に接合すると言う構成にする。
【0010】 なお、前記サージタンク2内には、各独立吸気管路6の接続部6aにおける下 半分6a′に対して、その上半分を形成するための金属板製のカバー体8が、吸 気マニホールド1の鋳造に際して同時に鋳込みによって設けることにより、この カバー体8によって、各独立吸気管路6における長さを実質的に長くするように 構成されている。
【0011】 図3は、前記構成の吸気マニホールド1を、鋳造している状態を示すものであ り、前記吸気マニホールド1は、そのサージタンク2の左側半分及び各独立吸気 管路6における湾曲方向の外側を形成する外金型Aと、そのサージタンク2の右 側半分及び各独立吸気管路6における湾曲方向の内側を形成する内金型Bとを、 その間に、前記サージタンク2及び各独立吸気管路6の内部を形成するための砂 製中子型Cを挟んで型合わせし(但し、符号Eは、各独立吸気管路6のフランジ 部7における裏面の一部を形成するための砂型を示す)、これら両金型A,Bと 中子型Cとの間のキャビティーD内に、アルミ又はアルミ合金を溶融状態で注入 することによって鋳造する。
【0012】 一方、前記の鋳造に際して使用する中子型Cは、図4及び図5に示すように成 形される。 すなわち、この図において符号Fは、前記中子型Cのうち左側を形成するため の左成形型を、符号Gは、前記中子型Cのうち右側を形成するための右成形型を 各々示し、この両成形型F,Gを、前記湾曲した独立吸気管路6における中心線 6bを含む湾曲平面F1,G1と、前記サージタンク2における空気導入口3の 中心線を含む垂直平面F2,G2とで型合わせすることにより、この両成形型E ,Gにて、砂製の中子型Cを成形するのである。なお、中子型Cの成形に際して は、当該中子型Cのうちサージタンク2の部分に、前記カバー体8を埋設するよ うにする。
【0013】 この両成形型F,Gによる中子型Cの成形に際して、当該中子型Cのうち独立 吸気管路6の接続部6aにおける上半分の部分を、左成形型Fにて成形する一方 、中子型Cのうち独立吸気管路6の接続部6aにおける上半分の部分を、左成形 型Fにて成形することにより、その両方を略半円形にすることができるから、前 記各独立吸気管路6のサージタンク2に対する接続部6aにおける通路断面を、 中子型Cを二つの成形型F,Gにて成形することができる状態のもとで、略円形 にすることができるのである。
【0014】
以上通り、本考案は、実用新案登録請求の範囲に記載した構成にしたことによ り、各独立吸気管路のサージタンクに対する接続部における通路断面を、吸気マ ニホールドの鋳造に際して使用する中子型を二つの成形型にて成形することがで きる状態のもとで、略円形にすることができ、従って、前記各独立吸気管路にお ける通路断面を、当該独立吸気管路の全長にわたって略円形することができて、 その通路断面の変化を少なくできるから、各独立吸気管路内における吸気の流れ 抵抗が小さくなり、慣性過給が減殺されることを大幅に低減できる効果を有する 。
【図1】本考案の実施例による吸気マニホールドの縦断
正面図である。
正面図である。
【図2】図1のII−II視拡大断面図である。
【図3】前記吸気マニホールドを鋳造している状態を示
す図である。
す図である。
【図4】前記の鋳造に際して使用する中子型を成形して
いる状態を示す図である。
いる状態を示す図である。
【図5】中子型に対する成形型を分離した状態を示す図
である。
である。
1 吸気マニホールド 2 サージタンク 2a サージタンクの底板 3 吸気導入口 4 シリンダヘッド 5 吸気ポート 6 独立吸気管路 6a 独立吸気管路の接続部 6a′ 独立吸気管路の接続部における
下半分
下半分
Claims (1)
- 【請求項1】一つのサージタンクと各気筒における吸気
ポートとの間を各々独立して接続する各独立吸気管路
を、略横向きU字状に湾曲して成る鋳造製の吸気マニホ
ールドにおいて、前記各独立吸気管路におけるサージタ
ンク側の接続部を、当該接続部における略下半分が前記
サージタンクの底面から下方に突出するようにして前記
サージタンクに一体的に接合したことを特徴とする慣性
過給式吸気マニホールドの構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2913793U JPH0687655U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 慣性過給式吸気マニホールドの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2913793U JPH0687655U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 慣性過給式吸気マニホールドの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687655U true JPH0687655U (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=12267900
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2913793U Pending JPH0687655U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 慣性過給式吸気マニホールドの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687655U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013122183A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Aisin Seiki Co Ltd | インテークマニホールド |
JP2017150426A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関の吸気装置 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP2913793U patent/JPH0687655U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013122183A (ja) * | 2011-12-09 | 2013-06-20 | Aisin Seiki Co Ltd | インテークマニホールド |
JP2017150426A (ja) * | 2016-02-26 | 2017-08-31 | 三菱自動車工業株式会社 | 内燃機関の吸気装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5016578A (en) | Intake manifold | |
JP2008051076A (ja) | シリンダヘッドの冷却水通路構造 | |
JPH0687655U (ja) | 慣性過給式吸気マニホールドの構造 | |
JP3431767B2 (ja) | 多気筒内燃機関における慣性過給式吸気マニホールドの構造 | |
JPH0614051Y2 (ja) | 内燃機関の吸気マニホルド | |
CN1317503C (zh) | 用于内燃机的进气通道构件 | |
JP2568829Y2 (ja) | 2弁式内燃機関における吸気装置 | |
JPS6318178A (ja) | 内燃機関の吸気管およびその製造方法 | |
US3130461A (en) | Cooling passages in cast aluminum cylinder heads and blocks | |
JPH0649759U (ja) | 燃料噴射式内燃機関における鋳造製吸気マニホールドの構造 | |
JP4446803B2 (ja) | 多気筒内燃機関における慣性過給式吸気装置 | |
JPH0613850B2 (ja) | エンジンの吸気装置 | |
JPS62282746A (ja) | 内燃機関用シリンダヘツドの鋳造用消失性模型 | |
JP2839657B2 (ja) | 内燃機関における吸気マニホールド | |
JPH0634844U (ja) | 吸気マニホールド用鋳造金型の構造 | |
JPH0141900Y2 (ja) | ||
JPH0631180Y2 (ja) | 内燃機関の吸気装置 | |
JP3177499B2 (ja) | 多気筒内燃機関における慣性過給式吸気マニホールドの構造 | |
JP2578156Y2 (ja) | アルミ鋳物製インテークマニホールド | |
JP2539226B2 (ja) | 吸気マニホルドの製造方法 | |
JPH04143417A (ja) | 内燃機関の吸気ポート | |
JPS62237074A (ja) | 吸気マニホ−ルド | |
JPH09100755A (ja) | 吸気マニホールド | |
JPH0712685Y2 (ja) | 吸気マニホルド | |
JPH07208284A (ja) | 内燃機関における慣性過給式吸気マニホールドの構造 |