JPH0687263U - 自動車バンパー用の包材 - Google Patents
自動車バンパー用の包材Info
- Publication number
- JPH0687263U JPH0687263U JP2913193U JP2913193U JPH0687263U JP H0687263 U JPH0687263 U JP H0687263U JP 2913193 U JP2913193 U JP 2913193U JP 2913193 U JP2913193 U JP 2913193U JP H0687263 U JPH0687263 U JP H0687263U
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- JP
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】自動車のバンパーを包装し、輸送時の損傷から
保護する。 【構成】この包材10は、クルパッククラフト紙11を
基材としてなる。基材の表面11aには天然ゴムラテッ
クス接着剤20を塗布し、裏面にはセラックワニス30
を塗布した。 【効果】リサイクルが可能であり、公害の少ない自動車
バンパー用の包材を提供できる。自動車のバンパーを簡
単に包装でき、輸送時の損傷から有効に保護できる。
保護する。 【構成】この包材10は、クルパッククラフト紙11を
基材としてなる。基材の表面11aには天然ゴムラテッ
クス接着剤20を塗布し、裏面にはセラックワニス30
を塗布した。 【効果】リサイクルが可能であり、公害の少ない自動車
バンパー用の包材を提供できる。自動車のバンパーを簡
単に包装でき、輸送時の損傷から有効に保護できる。
Description
【0001】
この考案は、自動車のバンパーを輸送する際の包材に関するものである。
【0002】
従来から、自動車のバンパーは、ポリエチレン発泡材からなる約2mm厚のシー ト状の包材によって包装され、輸送されている。 しかし、自動車のバンパーの輸送後、不要になった上記包材の処理に問題があ る。すなわち、上記包材は、ポリエチレン発泡材からなるので、焼却すると有害 なガスが発生し、また、土壌に投棄しても腐敗しないため公害の大きな原因とな る。特に、最近は、環境問題に非常な関心が高まっており、自動車関連の部品等 についてもリサイクル可能なものに変更されてきている。
【0003】 また、ポリエチレン発泡材からなる包材は、自動車のバンパーを包んだだけで は包装することができず、包んだ後に粘着テープ等で貼り合わさなければならな いという煩わしさがある。さらに、ポリエチレン発泡材は、表面の滑りが悪いた め、互いに擦りつけられると破れやすい。従って、このポリエチレン発泡材から なる包材で包装された自動車のバンパーを多数箱に詰めて輸送すると、輸送時の 振動等により互いに擦りつけられて包材が破れ、自動車のバンパーに傷がつくと いう問題がある。
【0004】 そこで、本考案の目的は、公害対策としてリサイクルを可能とし、且つ輸送時 における損傷から有効に保護できる、安価な自動車バンパー用の包材を提供する ことである。
【0005】
請求項1に係る自動車バンパー用の包材は、 自動車のバンパーを包んで、輸送時の損傷を防止する自動車バンパー用の包材 であって、 坪量が50g/m2乃至100g/m2のクラフト紙により基材が構成され、 上記基材の表面に、接着剤層が形成されており、 上記基材の裏面に、剥離剤層が形成されていることを特徴とするものである。
【0006】 また、請求項2に係る自動車バンパー用の包材は、 自動車のバンパーを包んで、輸送時の損傷を防止する自動車バンパー用の包材 であって、 クルパッククラフト紙からなる基材の表面に天然ゴムラテックス接着剤が塗布 されていると共に、当該基材の裏面にセラックワニスが塗布されていることを特 徴とするものである。
【0007】
請求項1に係る自動車バンパー用の包材によれば、自動車のバンパーを当該包 材の表面、すなわち、接着剤層が形成された面側にのせて包む。上記包材は、坪 量が50g/m2乃至100g/m2のクラフト紙により基材が構成されるので、従来の ポリエチレン発泡材からなる包材と同等以上の強度と柔軟性を有している。
【0008】 また、基材の表面には接着剤層が形成されているので、包む際には、基材の表 面同士を貼り合わせるようにするだけで簡単に表面同士がコールドシールされて 包装が完了する。さらに、上記基材の裏面には剥離剤層が形成されているので、 包材の裏面の滑りが良くなると共に、摩擦強度が向上する。 さらに、請求項2に係る自動車バンパー用の包材によれば、基材としてクルパ ッククラフト紙を使用しているので、包材としての強度が一層向上すると共に、 一層柔軟性に富むので、取扱いやすく好ましい。
【0009】
以下実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。 図1は、この考案の一実施例の自動車バンパー用の包材10によって自動車の バンパーBを包む状態を示している。図2は、上記自動車バンパー用の包材10 の断面の一部を拡大して示したものである。
【0010】 図1および図2を参照して説明すると、この自動車バンパー用の包材10は、 基材としてクルパッククラフト紙11を使用しており、当該クルパッククラフト 紙11の表面11aに、接着剤層として天然ゴムラテックス接着剤20が塗布さ れている。また、上記クルパッククラフト紙11の裏面11bには、剥離材層と してセラックワニス30が塗布されている。上記クルパッククラフト紙11は、 包装用紙としてのクラフト紙の一種であって、紙の表面に微小なしわが形成され たものである。このしわにより、外力に対して紙が伸縮するので、通常のクラフ ト紙よりも柔軟で強度が高いという長所がある。このクルパッククラフト紙11 としては、坪量が73g/m2のものが好ましい。なお、上記基材としては、坪量が 50g/m2乃至100g/m2の種々のクラフト紙を使用することもできる。坪量が5 0g/m2未満のものは、包材としての強度が不足し、また、坪量が100g/m2を越 えるものは包材としての柔軟性に欠けるので好ましくない。
【0011】 包装方法は、図3に示すように、自動車のバンパーBを上記包材10の表面側 、すなわち、天然ゴムラテックス接着剤20が塗布されている面11a側にのせ 、この天然ゴムラテックス接着剤20が塗布されている面11a同士を貼り合わ せるようにして包むことにより包装をすることができる。 この実施例によれば、自動車バンパー用の包材10は、クルパッククラフト紙 11を基材として使用しているので、包材10がリサイクル可能となると共に、 公害対策として有効である。また、クルパッククラフト紙11は、従来のポリエ チレン発泡材からなる包材以上の強度を有するので、包材として、内部に包んだ 自動車のバンパーBを輸送時の損傷から有効に保護することができると共に、こ のクルパッククラフト紙11は柔軟性に優れるので、包材としての取扱いが容易 である。しかも、従来のポリエチレン発泡材からなる包材に比べてコストを上昇 させることなく安価に製作できる。
【0012】 また、クルパッククラフト紙11の表面11aには天然ゴムラテックス接着剤 20が塗布されているので、包装する際には、この表面11a同士を貼り合わせ るようにするだけで簡単に包装することができる。従って、従来のように、ポリ エチレン発泡材からなる包材によって包んだ後、テープ等で貼り合わす等の煩わ しさがなく、作業の効率が向上する。なお、上記天然ゴムラテックス接着剤20 は、クルパッククラフト紙11の表面11a全面に塗布する必要はなく、周縁部 のみに塗布しても良い。
【0013】 さらに、このクルパッククラフト紙11の裏面11bには、セラックワニス3 0が塗布されているので、この包材10の裏面11bの滑りが良くなると共に、 摩擦強度が向上する。従って、上記包材10によって包装された自動車のバンパ ーBを多数箱等に詰めて輸送する際に、互いに擦り合わされても上記包材10が 破れにくく、自動車のバンパーBに傷等がつくことを有効に防止することができ る。
【0014】 しかも、上記天然ゴムラテックス接着剤20およびセラックワニス30は、共 に天然系材料を使用しているので、包材の公害対策として一層有効である。 上記包材10は、所定幅で長尺のものを製造し、これを巻回したものを製品と することができる。たとえば、1000mm幅で長さ250m のものを巻回した状 態で納品することができる。包材の幅および長さの寸法は、上記各寸法に限られ ず、所望の寸法に設定できる。このように予め巻回された包材は、中吊りにして 必要な長さだけカットして使用することができ、好都合である。
【0015】 なお、この考案は上記実施例に限定されるものではなく、基材10としては、 図4に示すように段ボールシート状に形成しても良い。この段ボールシート状に 形成する既知の方法として、一方をライナ紙15とし、他方を、たとえばコルゲ ータによって波形形状Wに成形してコルゲート16とし、これらを接着する方法 がある。この基材10によれば、コルゲート16により緩衝効果が向上し、輸送 の際に、自動車用バンパーBに傷等がつくことを一層有効に防止することができ る。
【0016】 また、接着剤層としては、合成ゴム系ラテックス接着剤を塗布しても良い。さ らに、剥離剤層としては、シリコーン樹脂,熱可塑性樹脂,天然樹脂,ワックス 系エマルジョン等を塗布しても良い。 その他、この考案の要旨を変更しない範囲で種々の設計変更を施すことができ る。
【0017】
請求項1の考案によれば、この自動車バンパー用の包材は、クラフト紙により 基材が構成されるので、リサイクルが可能である。しかも、坪量が50g/m2乃至 100g/m2のクラフト紙を使用するので、包材としての強度を確保すると共に柔 軟性を有し、且つ安価である。また、基材の表面に形成された接着剤層により、 自動車のバンパーを包装する際には、基材の表面同士を貼り合わすだけで簡単に 包装が行える。さらに、基材の裏面に形成された剥離剤層により、包材の摩擦強 度が向上し、包材で包装された自動車のバンパーを多数箱等に詰めて輸送する場 合でも、互いに擦り合わされて包材が破れることを防いで自動車のバンパーに傷 等がつくことを有効に防止することができる。
【0018】 これにより、公害対策としてリサイクルを可能とし、且つ輸送時における損傷 から有効に保護できる、自動車バンパー用の包材を安価に提供することができる 。 また、請求項2の発明によれば、基材としてクルパッククラフト紙を使用して いるので、包材が柔軟で一層取扱いがしやすい。さらに、接着剤層および剥離剤 層として、共に天然系材料を使用した天然ゴムラテックス接着剤およびセラック ワニスを塗布しているので、公害対策として一層有効である。
【0019】 これにより、上記請求項1の発明と同様の効果を奏すると共に、一層取扱いが しやすく、公害対策として有効な自動車用バンパーの包材を提供することができ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る自動車用バンパーの包
材を示す斜視図である。
材を示す斜視図である。
【図2】自動車用バンパーの包材の断面の一部を拡大し
て示したものである。
て示したものである。
【図3】自動車用バンパーの包材により包装した状態を
示す概略断面である。
示す概略断面である。
【図4】変更例に係る基材の断面図である。
10 自動車用バンパーの包材 11 基材 11a 基材の表面 11b 基材の裏面 20 天然ゴムラテックス接着剤(接着剤層) 30 セラックワニス(剥離剤層) B 自動車用バンパー
Claims (2)
- 【請求項1】自動車のバンパーを包んで、輸送時の損傷
を防止する自動車バンパー用の包材であって、 坪量が50g/m2乃至100g/m2のクラフト紙により基材
が構成され、 上記基材の表面に、接着剤層が形成されており、 上記基材の裏面に、剥離剤層が形成されていることを特
徴とする自動車バンパー用の包材。 - 【請求項2】自動車のバンパーを包んで、輸送時の損傷
を防止する自動車バンパー用の包材であって、 クルパッククラフト紙からなる基材の表面に天然ゴムラ
テックス接着剤が塗布されていると共に、当該基材の裏
面にセラックワニスが塗布されていることを特徴とする
自動車バンパー用の包材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2913193U JPH0687263U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動車バンパー用の包材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2913193U JPH0687263U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動車バンパー用の包材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0687263U true JPH0687263U (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=12267746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2913193U Pending JPH0687263U (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 自動車バンパー用の包材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0687263U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225523A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Nippon Matai Co Ltd | 梱包方法および梱包装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56137965A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-28 | Matsushita Electric Works Ltd | Packing paper |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP2913193U patent/JPH0687263U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS56137965A (en) * | 1980-03-31 | 1981-10-28 | Matsushita Electric Works Ltd | Packing paper |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005225523A (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Nippon Matai Co Ltd | 梱包方法および梱包装置 |
WO2005077764A1 (ja) * | 2004-02-13 | 2005-08-25 | Nihon Matai Co., Ltd. | 梱包方法および梱包装置 |
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