JPH0686546B2 - 難燃性ポリマ−組成物 - Google Patents
難燃性ポリマ−組成物Info
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- JPH0686546B2 JPH0686546B2 JP61219847A JP21984786A JPH0686546B2 JP H0686546 B2 JPH0686546 B2 JP H0686546B2 JP 61219847 A JP61219847 A JP 61219847A JP 21984786 A JP21984786 A JP 21984786A JP H0686546 B2 JPH0686546 B2 JP H0686546B2
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- Japan
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- polymer
- tbdpe
- flame retardant
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L87/00—Compositions of unspecified macromolecular compounds, obtained otherwise than by polymerisation reactions only involving unsaturated carbon-to-carbon bonds
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08K—Use of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
- C08K5/00—Use of organic ingredients
- C08K5/04—Oxygen-containing compounds
- C08K5/06—Ethers; Acetals; Ketals; Ortho-esters
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Fireproofing Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は難燃性ポリマー組成物に関する。更に詳しく
は、本発明は各種の固体難燃剤を含有する難燃性ポリマ
ー組成物に関する。
は、本発明は各種の固体難燃剤を含有する難燃性ポリマ
ー組成物に関する。
ハロゲン含有化合物をしばしばポリマーと共に使用し、
その中に存在するハロゲンによって難燃性が付与される
ことは公知である。ポリマーに難燃性または自己消火性
を付与する多数の各種組成物が知られている。これら組
成物は、一般に各種ハロゲン化化合物を使用することを
基礎としている。或る種の臭素組成物が相当する塩素化
合物よりも有効な難燃剤であることも知られている。
その中に存在するハロゲンによって難燃性が付与される
ことは公知である。ポリマーに難燃性または自己消火性
を付与する多数の各種組成物が知られている。これら組
成物は、一般に各種ハロゲン化化合物を使用することを
基礎としている。或る種の臭素組成物が相当する塩素化
合物よりも有効な難燃剤であることも知られている。
米国特許第3,864,306号明細書には、臭素化ジペンタエ
リスリトールのエステルからなる難燃剤とポリマーとの
ブレンドが記載されている。これらの難燃剤の臭素含量
は、テトラブロモジペンタエリスリトールのジベンゾエ
ートエステルに対する37%からジアセテートエステルに
対する53%までの範囲であり比較的低い。後者の難燃剤
は粘稠液体であり、適切な配合物を調製する際に特別な
操作を必要とする点で更に不利である。周知のとおり、
熱可塑性樹脂例えばポリオレフィン、スチレン等の配合
業者は、添加剤として、液体を取扱うよりもさらさらし
た粉末を取扱うことを好む。
リスリトールのエステルからなる難燃剤とポリマーとの
ブレンドが記載されている。これらの難燃剤の臭素含量
は、テトラブロモジペンタエリスリトールのジベンゾエ
ートエステルに対する37%からジアセテートエステルに
対する53%までの範囲であり比較的低い。後者の難燃剤
は粘稠液体であり、適切な配合物を調製する際に特別な
操作を必要とする点で更に不利である。周知のとおり、
熱可塑性樹脂例えばポリオレフィン、スチレン等の配合
業者は、添加剤として、液体を取扱うよりもさらさらし
た粉末を取扱うことを好む。
難燃剤を配合すると、或るポリマーにおいては、特に戸
外での露出が重要な場合に、光安定性に影響を与えるこ
とがある。臭素化脂肪族ネオペンチル構造が優れた紫外
線安定性に会うことも公知である。
外での露出が重要な場合に、光安定性に影響を与えるこ
とがある。臭素化脂肪族ネオペンチル構造が優れた紫外
線安定性に会うことも公知である。
難燃性ポリマー組成物に要求される別の重要な性質は熱
安定性である。有効な難燃剤は、良好な熱安定性をもつ
べきである。
安定性である。有効な難燃剤は、良好な熱安定性をもつ
べきである。
本発明の目的は、臭素含量の高い難燃剤を含有する新規
難燃性ポリマー組成物を提供することにある。本発明の
他の目的は、臭素化ネオペンチル型臭素剤を含有する新
規難燃性ポリマー組成物を提供することにある。本発明
の更に他の目的は、さらさらした形の難燃剤を含有する
新規難燃性ポリマー組成物を提供することにある。従っ
て、本発明は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリア
ミド、スチレンまたはポリウレタンからなる群から選ん
だ易燃性ポリマーとテトラブロモジペンタエリスリトー
ル1〜40重量%量とを含んでなる難燃性ポリマー組成物
である。本発明者は、テトラブロモジペンタエリスリト
ールが従来公知の他の難燃剤と比較して、ポリマー組成
物に、より優れた熱安定性を付与することを見出した。
本発明の添加剤は或るポリマーと使用すると潤滑性も有
するので、難燃性によって低下されることのある潤滑剤
を更に加える必要がない。
難燃性ポリマー組成物を提供することにある。本発明の
他の目的は、臭素化ネオペンチル型臭素剤を含有する新
規難燃性ポリマー組成物を提供することにある。本発明
の更に他の目的は、さらさらした形の難燃剤を含有する
新規難燃性ポリマー組成物を提供することにある。従っ
て、本発明は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリア
ミド、スチレンまたはポリウレタンからなる群から選ん
だ易燃性ポリマーとテトラブロモジペンタエリスリトー
ル1〜40重量%量とを含んでなる難燃性ポリマー組成物
である。本発明者は、テトラブロモジペンタエリスリト
ールが従来公知の他の難燃剤と比較して、ポリマー組成
物に、より優れた熱安定性を付与することを見出した。
本発明の添加剤は或るポリマーと使用すると潤滑性も有
するので、難燃性によって低下されることのある潤滑剤
を更に加える必要がない。
テトラブロモジペンタエリスリトール(以下、TBDPEと
称することがある)は2種の価値の高い性質すなわち高
熱安定性および高窒素含量を一緒にする。
称することがある)は2種の価値の高い性質すなわち高
熱安定性および高窒素含量を一緒にする。
以下の表1に、TBDPEおよびTBDPEの2種のエステルの熱
重量分析および臭素含量を示す。
重量分析および臭素含量を示す。
前記の表1から明らかなとおり、TBDPEの臭素含量(63
%)はそのエステル(各々53%および37%)と比較して
最も高い。臭素含量が近いジアセテートエステルと比較
すると、TBDPEは熱安定性がより優れている。
%)はそのエステル(各々53%および37%)と比較して
最も高い。臭素含量が近いジアセテートエステルと比較
すると、TBDPEは熱安定性がより優れている。
本発明によれば、驚ろくべきことに、TBDPEは粘度を低
下させそして従って容易な加工性を可能にすることによ
ってポリマーのメルトフローインデックスに優れた効果
を与えることが分かった。この点は、周知難燃剤によっ
てポリマーに付与される逆効果すなわち粘度上昇から考
えて、予想外のことである。以下の表2に、TBDPE(本
発明)および公知の難燃剤例えばDecaまたは耐衝撃性ポ
リスチレン(HIPS)によって付与される難燃性およびメ
ルトフローインデックスに関する比較結果を示す。
下させそして従って容易な加工性を可能にすることによ
ってポリマーのメルトフローインデックスに優れた効果
を与えることが分かった。この点は、周知難燃剤によっ
てポリマーに付与される逆効果すなわち粘度上昇から考
えて、予想外のことである。以下の表2に、TBDPE(本
発明)および公知の難燃剤例えばDecaまたは耐衝撃性ポ
リスチレン(HIPS)によって付与される難燃性およびメ
ルトフローインデックスに関する比較結果を示す。
前記の表2から明らかなとおり、HIPS単独の場合のメル
トフローインデックス(MFI)は4.4である。TBDPE15部
を加えるとMFIは7.5g/10minに上昇するが、Deca17.74部
を加えるとMFIは3.6g/10minに低下する。
トフローインデックス(MFI)は4.4である。TBDPE15部
を加えるとMFIは7.5g/10minに上昇するが、Deca17.74部
を加えるとMFIは3.6g/10minに低下する。
TBDPEはジペンタエリスリトールと臭化水素とから容易
に得ることができる。以下にその調製を詳細に説明する
が、この例は単に1つの可能な方法であって他の方法を
使用することができるものと理解された。
に得ることができる。以下にその調製を詳細に説明する
が、この例は単に1つの可能な方法であって他の方法を
使用することができるものと理解された。
実施例1 酢酸180gを含有する2lフラスコ中に、溶液の温度が50℃
に達するまで気体状HBrを吹き込んだ。この溶液に、温
度が65℃を越えない速度でジペンタエリスリトール381g
を加えた。次に、温度が125℃に達するまでおよびHBrが
もはや消費されなくなるまで、加熱下で、気体状HBrを
更に吹き込んだ。この溶液を70℃に冷却し、そしてフラ
スコ中の温度が115〜120℃に上昇するまで真空(60mmH
g)中で蒸留した。フラスコを60℃に冷やし、メタノー
ル350mlを加え、そして気体状HBr約20gを加えた。混合
物を約1時間還流下に加熱した。次に、真空(100mmH
g)にし、フラスコ中の温度が約115〜120℃になるま
で、真空下で混合物を蒸留した。残渣を80〜90℃に冷却
し、トルエン(800mm)を加え、そしてスラリーを水性N
H4OHによってpH7.5〜8.0に中性化した。フラスコを徐々
に0℃に冷却して完全に沈殿させ、固体を濾過し、そし
て臭素が無くなるまで水で洗浄した。
に達するまで気体状HBrを吹き込んだ。この溶液に、温
度が65℃を越えない速度でジペンタエリスリトール381g
を加えた。次に、温度が125℃に達するまでおよびHBrが
もはや消費されなくなるまで、加熱下で、気体状HBrを
更に吹き込んだ。この溶液を70℃に冷却し、そしてフラ
スコ中の温度が115〜120℃に上昇するまで真空(60mmH
g)中で蒸留した。フラスコを60℃に冷やし、メタノー
ル350mlを加え、そして気体状HBr約20gを加えた。混合
物を約1時間還流下に加熱した。次に、真空(100mmH
g)にし、フラスコ中の温度が約115〜120℃になるま
で、真空下で混合物を蒸留した。残渣を80〜90℃に冷却
し、トルエン(800mm)を加え、そしてスラリーを水性N
H4OHによってpH7.5〜8.0に中性化した。フラスコを徐々
に0℃に冷却して完全に沈殿させ、固体を濾過し、そし
て臭素が無くなるまで水で洗浄した。
僅かに灰色を帯びた白色の生成物を、重量が一定になる
までオーブン中で乾燥した。平均収量80%が得られた。
までオーブン中で乾燥した。平均収量80%が得られた。
Deca(芳香族臭素を含有する)と比較して、TBDPEはそ
れが含む脂肪族臭素によって非常に有効な難燃剤である
という事実の他に、本発明による難燃剤は紫外線照射に
対して顕著な安定性を示す。紫外線照射に対する安定性
は周知のとおりDecaの欠点であった。
れが含む脂肪族臭素によって非常に有効な難燃剤である
という事実の他に、本発明による難燃剤は紫外線照射に
対して顕著な安定性を示す。紫外線照射に対する安定性
は周知のとおりDecaの欠点であった。
以下の表3に示す結果から明らかなとおり、ポリプロピ
レンにおいても改良された難燃性が認められた。
レンにおいても改良された難燃性が認められた。
上記の表から明らかなように、TBDPEの難燃性は改良さ
れている。臭素1.5重量%に相当する少量においてさ
え、V-2等級が得られるのに対し、臭素の高い含量にお
いてさえ、エステルではNRである。この点は、両者とも
に脂肪族臭素をもっている事実を考慮すると、まったく
予想外のことである。更に、本発明による難燃剤はさら
さらした粉末であるという利点もある。
れている。臭素1.5重量%に相当する少量においてさ
え、V-2等級が得られるのに対し、臭素の高い含量にお
いてさえ、エステルではNRである。この点は、両者とも
に脂肪族臭素をもっている事実を考慮すると、まったく
予想外のことである。更に、本発明による難燃剤はさら
さらした粉末であるという利点もある。
TBDPEによってポリプロピレンに付与される優れた熱老
化性を表4に示す。比較のために、他の難燃剤によって
得られる結果も示す。供試組成物は、低粘度ポリエチレ
ンとカーボンブラックとからなるマスターバッチ1%を
含有するものであった。
化性を表4に示す。比較のために、他の難燃剤によって
得られる結果も示す。供試組成物は、低粘度ポリエチレ
ンとカーボンブラックとからなるマスターバッチ1%を
含有するものであった。
上記の表4の結果から明らかなとおり、ポリプロピレン
用の公知の難燃剤であるBN-451およびNonnen-52と比較
して、TBDPEの熱老化は優れている。
用の公知の難燃剤であるBN-451およびNonnen-52と比較
して、TBDPEの熱老化は優れている。
難燃剤の他の重要な性質は熱安定性である。この性質は
難燃剤によって或る程度まで付与される。予想外にも、
TBDPEは非常に改良された熱安定性をもつことが分かっ
た。TBDPEの顕著な熱安定性は添付の第1図に明瞭に示
されている。第1図はTBDPEとの関連で若干の臭素含有
化合物と共にTBDPEの熱重量分析(空気中、10℃/min)
の結果を示すグラフである。第1図の重量欠損(%)と
温度との関係から明らかなとおり、TBDPEが最も安定で
あり、300℃においてわずか15%しか分解しなかった。
一方、他の難燃剤はこの温度よりもかなり前に完全に分
解した。
難燃剤によって或る程度まで付与される。予想外にも、
TBDPEは非常に改良された熱安定性をもつことが分かっ
た。TBDPEの顕著な熱安定性は添付の第1図に明瞭に示
されている。第1図はTBDPEとの関連で若干の臭素含有
化合物と共にTBDPEの熱重量分析(空気中、10℃/min)
の結果を示すグラフである。第1図の重量欠損(%)と
温度との関係から明らかなとおり、TBDPEが最も安定で
あり、300℃においてわずか15%しか分解しなかった。
一方、他の難燃剤はこの温度よりもかなり前に完全に分
解した。
本発明による難燃剤は、ポリマー組成物中においてブル
ーミングがないという特に有利な性質をもつことも分か
った。公知のとおり、ブルーミングは、プラスチック添
加剤において、ポリマー中でのその溶解度が乏しい結果
として現われる重大な欠点と考えられている。表5に、
TBDPEならびに比較用としての周知の難燃剤(BN-451お
よびNonnen-52)によってポリプロピレンに実施したブ
ルーミング試験の結果を示す。供試組成物はポリプロピ
レン(Amoco製)系であり、全組成物中の難燃剤レベル
は臭素4%に相当し、そして全組成物はUL-94のV-2等級
をもたらした。
ーミングがないという特に有利な性質をもつことも分か
った。公知のとおり、ブルーミングは、プラスチック添
加剤において、ポリマー中でのその溶解度が乏しい結果
として現われる重大な欠点と考えられている。表5に、
TBDPEならびに比較用としての周知の難燃剤(BN-451お
よびNonnen-52)によってポリプロピレンに実施したブ
ルーミング試験の結果を示す。供試組成物はポリプロピ
レン(Amoco製)系であり、全組成物中の難燃剤レベル
は臭素4%に相当し、そして全組成物はUL-94のV-2等級
をもたらした。
本発明によるTBDPE剤がABS樹脂に顕著な難燃性を付与す
ることが分かった。難燃剤の2つの水準(樹脂 100部当
り15部および24.7部)において得られた結果を表6に示
す。比較の目的で、難燃剤を使用しなかった場合の結果
も示した。
ることが分かった。難燃剤の2つの水準(樹脂 100部当
り15部および24.7部)において得られた結果を表6に示
す。比較の目的で、難燃剤を使用しなかった場合の結果
も示した。
上記の表から明らかなとおり、TBDPE24.7部(臭素12%
に相当)を使用すると燃焼時間0の結果が得られる。
に相当)を使用すると燃焼時間0の結果が得られる。
易燃性ポリマーに難燃性を付与することが分かったTBDP
E剤の量はポリマーの1〜40重量部最も好ましくはポリ
マーの4〜25重量部の範囲である。
E剤の量はポリマーの1〜40重量部最も好ましくはポリ
マーの4〜25重量部の範囲である。
本発明による難燃性ポリマー組成物はかなり有効である
が、当業界において公知の相剰剤化合物、例えば、難燃
剤と通常一緒に使用する公知の金属化合物相剰剤1種以
上を含有させることによってその効果を更に向上させる
ことができる。これらの相剰剤化合物としては、アンチ
モン、ヒ素、またはビスマスの酸化物、硫化物または有
機酸塩が含まれる。本発明の組成物中に使用するのに好
ましい相剰剤化合物は酸化アンチモンである。
が、当業界において公知の相剰剤化合物、例えば、難燃
剤と通常一緒に使用する公知の金属化合物相剰剤1種以
上を含有させることによってその効果を更に向上させる
ことができる。これらの相剰剤化合物としては、アンチ
モン、ヒ素、またはビスマスの酸化物、硫化物または有
機酸塩が含まれる。本発明の組成物中に使用するのに好
ましい相剰剤化合物は酸化アンチモンである。
所望の結果を得るためにポリマー組成物中に配合すべき
TBDPE剤および酸化アンチモンの量は、特定のポリマー
およびそのポリマー組成物に付与すべき所望の難燃性に
依存して広い範囲から選ぶことができる。一般に、難燃
剤と酸化アンチモンとの比は、1:10(重量部)好ましく
は2:5(重量部)の範囲である。
TBDPE剤および酸化アンチモンの量は、特定のポリマー
およびそのポリマー組成物に付与すべき所望の難燃性に
依存して広い範囲から選ぶことができる。一般に、難燃
剤と酸化アンチモンとの比は、1:10(重量部)好ましく
は2:5(重量部)の範囲である。
以上、TBDPEを難燃剤として使用する本発明を特定の態
様に沿って説明したが、本発明は他の態様を含むもので
あり、本発明はその精神を逸脱しない限り、任意の変
形、使用および適合を含むものであることを理解された
い。
様に沿って説明したが、本発明は他の態様を含むもので
あり、本発明はその精神を逸脱しない限り、任意の変
形、使用および適合を含むものであることを理解された
い。
第1図は臭素含有化合物の熱重量分析の結果を示すグラ
フである。第1図において、TBNPAはトリブロモネオペ
ンチル−アルコール(×印)、DBNPGはジブロモネオペ
ンチル−グリコール(●印)およびTBDPAEはテトラブロ
モジペンタエリスリトール(○印)である。
フである。第1図において、TBNPAはトリブロモネオペ
ンチル−アルコール(×印)、DBNPGはジブロモネオペ
ンチル−グリコール(●印)およびTBDPAEはテトラブロ
モジペンタエリスリトール(○印)である。
フロントページの続き (72)発明者 アブラハム テウレステイン イスラエル国,オマー.ハダー ストリー ト 54
Claims (8)
- 【請求項1】ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹脂、ス
チレン樹脂およびそれらの混合物からなる群から選んだ
易燃性ポリマーと難燃剤としてのテトラブロモジペンタ
エリスリトール1〜40重量%とを含んでなる難燃性ポリ
マー組成物。 - 【請求項2】難燃剤の量が組成物の4〜25重量%の範囲
である特許請求の範囲第1項記載の組成物 - 【請求項3】アンチモン、ヒ素またはビスマスの有機酸
塩および硫化物および金属酸化物からなる群から選んだ
相剰剤化合物1種以上を配合した特許請求の範囲第1項
または第2項記載の組成物。 - 【請求項4】前記の相剰剤化合物が酸化アンチモンであ
る特許請求の範囲第3項記載の組成物。 - 【請求項5】難燃剤と酸化アンチモンとの比が2〜5重
量部である特許請求の範囲第4項記載の組成物。 - 【請求項6】前記ポリマーがポリプロピレンである特許
請求の範囲第1項から第5項までのいずれか1項に記載
の組成物。 - 【請求項7】前記ポリマーが耐衝撃性ポリスチレンであ
る特許請求の範囲第1項から第5項までのいずれか1項
に記載の組成物。 - 【請求項8】前記ポリマーがアクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレンである特許請求の範囲第1項から第5項
までのいずれか1項に記載の組成物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
IL76434 | 1985-09-20 | ||
IL76434A IL76434A0 (en) | 1985-09-20 | 1985-09-20 | Flame retardant polymer compositions |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6322863A JPS6322863A (ja) | 1988-01-30 |
JPH0686546B2 true JPH0686546B2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=11056245
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61219847A Expired - Lifetime JPH0686546B2 (ja) | 1985-09-20 | 1986-09-19 | 難燃性ポリマ−組成物 |
Country Status (14)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4725638A (ja) |
JP (1) | JPH0686546B2 (ja) |
KR (1) | KR870003163A (ja) |
BE (1) | BE905435A (ja) |
BR (1) | BR8604454A (ja) |
CA (1) | CA1284244C (ja) |
CH (1) | CH669602A5 (ja) |
DE (1) | DE3631292A1 (ja) |
ES (1) | ES2001692A6 (ja) |
FR (1) | FR2587712B1 (ja) |
GB (1) | GB2180541B (ja) |
IL (1) | IL76434A0 (ja) |
IT (1) | IT1197822B (ja) |
NL (1) | NL8602359A (ja) |
Families Citing this family (5)
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---|---|---|---|---|
IL84953A (en) * | 1987-12-28 | 1992-01-15 | Bromine Compounds Ltd | 3,3'-oxy-bis((2,2'-di(bromomethyl)propanoic acid)derivatives,processes for their preparation and their use as flame retardant agents |
US5476716A (en) * | 1988-10-17 | 1995-12-19 | The Dexter Corporation | Flame retardant epoxy molding compound, method and encapsulated device |
US5104604A (en) * | 1989-10-05 | 1992-04-14 | Dexter Electronic Materials Div. Of Dexter Corp. | Flame retardant epoxy molding compound, method and encapsulated device method of encapsulating a semiconductor device with a flame retardant epoxy molding compound |
US5756870A (en) * | 1996-05-03 | 1998-05-26 | Betzdearborn Inc. | Methods for inhibiting the polymerization of ethylenically unsaturated monomers |
CN103881375A (zh) * | 2014-03-21 | 2014-06-25 | 滁州市永通交通设备有限公司 | 一种铁道客车尼龙软管 |
Family Cites Families (10)
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US3700957A (en) * | 1971-01-13 | 1972-10-24 | Grace W R & Co | Flame retardant polyester plasticizer containing 2,2-dibromomethylene-1,3-propanediol |
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US3700625A (en) * | 1971-08-30 | 1972-10-24 | Phillips Petroleum Co | Flame-retarded olefin polymers and additive systems therefor |
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LU78663A1 (fr) * | 1977-12-09 | 1979-06-13 | Labofina Sa | Compositions de resines styreniques ignifuges et leurs procedes de preparation |
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