[go: up one dir, main page]

JPH0685963U - 積層金属板ガスケット - Google Patents

積層金属板ガスケット

Info

Publication number
JPH0685963U
JPH0685963U JP3323393U JP3323393U JPH0685963U JP H0685963 U JPH0685963 U JP H0685963U JP 3323393 U JP3323393 U JP 3323393U JP 3323393 U JP3323393 U JP 3323393U JP H0685963 U JPH0685963 U JP H0685963U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
metal plate
plate
stacking
gasket
stacking order
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3323393U
Other languages
English (en)
Inventor
嘉彦 北村
勝秀 藤沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Reinz Co Ltd
Original Assignee
Nippon Reinz Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Reinz Co Ltd filed Critical Nippon Reinz Co Ltd
Priority to JP3323393U priority Critical patent/JPH0685963U/ja
Publication of JPH0685963U publication Critical patent/JPH0685963U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 積層金属板ガスケットを構成する各金属板に
ついて、積層組立前の単板の状態において各金属板の積
層順位数を容易に認識できるようにする。 【構成】 積層金属板1を構成する金属板である上板
2、下板3、中間板4等に当該金属板の積層順位数を切
欠きの個数により表す積層順位数の標識6、6′及び
6″を設ける。該標識は点状もしくはバー状の刻印、打
抜き、着色マーク等の個数により積層順位数を表す標識
7、7′、7″であってもよく、また積層順位数をその
数字で表した標識8、8′、8″であってもよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複数枚の金属板を積層してなる積層金属板ガスケットに関するもので ある。
【0002】
【従来の技術】
複数枚の金属板を積層して形成した積層金属板ガスケットにおいては、各金属 板すなわち各構成板が設計通りの順序に積層されることが必要であり、積層順序 を誤って組立てられたガスケットはシール性能に重大な支障を来す。このため、 実開昭62−114270号において、積層順位を誤って組み立てられた積層金 属板ガスケットを容易に判別できるように、各構成板の少なくとも片面の一部を 順次階段状に配して外部に露出させた誤組立判別構造が提案されている。
【0003】 また、本願の出願人は、特願平2−49959号(特開平3−255274号 )において、積層金属板ガスケットに構成板の数に等しい数の検出部を設け、該 検出部を、光を透過させる透孔を有する構成板とかかる透孔を備えない構成板と の組み合わせにより構成し、各検出部に光を投射したときの反射光の有無もしく は反射光の強弱の組み合わせのパターンにより積層順序を誤った誤組立を光学的 に自動的に検査することができる積層金属板ガスケット及びその誤組立検出方法 を提案した。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
例えば、上下2枚の表面基板とこれらの中間の単一もしくは複数の中間板とか らなる積層金属板ガスケットにおいて、上下2層の表面基板がこれらに設けられ ている凸状ビードの突出方向が互いに反対向きであるという点だけで相違し、他 の構成は全てほぼ同一であるという設計とすることがある。
【0005】 このような場合、成形された各構成板を設計通りの順序で積層し組み立てる工 程の作業者は、単板の状態で各構成板を見ただけでは、何れが上層の表面基板で あり、何れが下層の表面基板であるかを判別することが容易ではないために、上 下の表面基板の順序を誤って組み立ててしまうことが少なくない。また、単板の 状態での各構成板の積層順位を正しく判別することが容易でないために、判別に 時間を要し、作業能率を阻害するという問題がある。成形された各構成板をロボ ットにより自動的に積層し組み立てる場合においても、各構成板をロボットに供 給する際の区分けにおいては同様な問題があり、また誤りをおかす危険がある。
【0006】 前記した誤組立構造を備えた積層金属板ガスケット或は前記誤組立検出を実施 し得るように構成された積層金属板ガスケットは、組立前の各構成板についてそ の構成板の積層順序が1番目であるか4番目であるか等を容易に識別可能とする ものではなく、上記のように構成が似ている構成板間の識別が容易でないことに 起因する問題を解決し得るものではない。
【0007】 本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、積層金属板ガスケットの各構成板 が、単板の状態において何番目に積層されるものであるかその積層順序数が一目 して明らかになるようにすることを目的としたもので、これにより構成が極めて 酷似している構成板間の識別も容易になし得るようにしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本考案の積層金属板ガスケットは、複数枚の金属板を積層 してなる積層金属板ガスケットにおいて、ガスケットを形成する各金属板に、単 板状態において該金属板の積層順位数を認識できる切欠き、刻印、マーキング等 の積層順位数の標識を設けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案によれば、積層金属板ガスケットを構成する各金属板には、金属板を重 ね合わせ積層する場合に当該金属板が何番目に積層されるものであるかを示す積 層順位数の標識が、例えば、切欠きの個数、点状、バー状のエンボスもしくは打 抜きの個数、数字の刻印、打抜きもしくはペイント標識、或は、点状、バー状の ペイント標識の個数等により設けられているので、作業者は単板状態の各金属板 について、当該金属板が何番目に積層されるべきものであるかを一目で認識する ことができる。従って各金属板の積層順位を誤ることがなく、また単板状態にお ける金属板の積層順位の判別に苦労し、時間を費やす無駄をなくすことができる 。
【0010】
【実施例】
本考案の詳細を実施例の図面に基づき以下に説明する。図1は本考案の実施例 を説明する平面図であり、図2は該実施例を説明する分解斜視図である。図3は 本考案の他の実施例を説明する分解斜視図であり、図4は本考案の更に他の実施 例を説明する分解斜視図である。各図において同一符号は同一部分を示している 。
【0011】 図において、1は本考案の積層金属板ガスケットであり、2、3及び4は該積 層金属板ガスケット1を構成する金属板であり、2が上板、3が下板、4は中間 板である。5は各板に設けた燃焼室用開口である。各金属板には、上記の燃焼室 用開口5のほかに、冷却水通路用孔、オイル通路用孔、ボルト用孔、並びに燃焼 室用開口等を囲繞するグロメットやビード等が形成されているが、図面を簡単に しかつ本考案の構成をわかり易く示すために、上記の各孔やグロメット、ビード 等は全て図示を省略している。
【0012】 図1及び2において、各金属板には切欠きからなる積層順位数の標識6、6′ 及び6″が設けられている。下板3における標識6は、下方から積層順位を数え た積層順位数1を示す1個の切欠きより成り、中間における標識6′は積層順位 数2を示す2個の切欠きより成り、上板2における標識6″は積層順位数3を示 す3個の切欠きより成る。ガスケットが4枚もしくは5枚の金属板により構成さ れているときは積層順位数が4もしくは5の金属板に4個もしくは5個の切欠き を設ける。切欠きからなる標識6、6′・・を設ける場所は、標識を設けてもシ ール性能に影響がない場所に選ばれ、また望ましくはガスケットの稜角隅部等の 見易い場所に選ばれる。
【0013】 図3に示す他の実施例においては、積層順位数の標識7、7′及び7″が点状 の刻印により形成されている。すなわち、図1〜2の実施例の場合と同様に、積 層順位を下方側から数えて、下板3に1個の点状の標識7を、中間板4に2個の 点状の標識7′を、そして上板2に3個の点状の標識7″を設け、それぞれ積層 順位数を表している。
【0014】 図3における標識7、7′、7″は点状の刻印に代えて小円形もしくは小正方 形等の点状の打抜き或はペイント等による着色マークとしてもよい。更に、点状 の標識の代わりにバー状の刻印、打抜き、着色マーク等としてもよく、要は目視 により容易にその個数を認識し得るものであればよい。また、図3の場合におい ても個数による順位数の表示の代わりに次に述べる図4に示す実施例の場合と同 じく、順位数を示す数字を刻印、着色ペイント等により表示してもよい。
【0015】 図4に示す更に他の実施例においては、積層順位数の標識8、8′及び8″は 積層順位数を示すアラビア数字よりなる。そして、各金属板を積層して組み立て た後においても標識8、8′・・の数字を視認でき誤組立を検出できるように形 成されている。
【0016】 すなわち、下板3には、下方から積層順位を数えて1番目であることを示す1 の数字が刻印、着色ペイント等により表示され、中間板4には、下板3の数字1 の標識8に相当する部分を切欠いた切欠き部9を設け、これに隣接する位置に積 層順位数を示す2の数字の標識8′が設けられている。上板2には、下板3の標 識8及び中間板の標識8′に相当する部分を切欠いた切欠き部10を設け、これ に隣接して積層の順位数を示す3の数字の標識8″が設けられている。従って、 各金属板をその積層順序通りに積層してガスケットに組み立てたとき、上記の切 欠き部9、10により標識8、8′、8″の部分は階段状に形成され、標識8、 8′・・をガスケットの上方側から読むことができる。
【0017】 上記の図4に示した実施例は、上記した通り、積層組立前の単板の状態におい て各板の積層順位数を容易に視認でき、本願考案の目的を達成できるだけでなく 、積層組立時に積層順に誤りがあったときは、標識8、8′・・が他の金属板に よって覆われたり、標識の数字の順位が乱れたりするので、これによってガスケ ットに組立後に積層順位の誤りを検出することができる。図1〜2に示した実施 例においても、同様に、各金属板を積層しガスケットに組み立てた後に、ガスケ ットの側面から各金属板の切欠きの個数をチェックすることにより積層順位の誤 りの有無を検査し、誤組立品を検出することができる。
【0018】 他方、図3に示す実施例においては、各金属板を積層しガスケットに組み立て た後に、上記のような誤組立の検出を行うことはできないが、ガスケットに前記 した特開平3−255274号に記載のような誤組立検出手段を別途に設けるこ とにより誤組立を自動検出することができるので、何等不都合はない。なお、上 記説明においては積層順位をガスケットの下方側から数えて積層順位数の標識を 付したが、逆に上方側から積層順位を数えて上板2を積層順位1番とする標識を 付してもよい。
【0019】
【考案の効果】
上記した通りの本考案によれば、ガスケットに積層組み立てる前の単板の状態 において各金属板について積層順位数を容易に認識し得るので、各金属板を積層 しガスケットに組み立てるに当たり、積層順序を誤ることがなく、また各金属板 について積層順序の判別に苦労し、時間を費やす無駄をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を説明する平面図である。
【図2】上記実施例を説明する分解斜視図である。
【図3】本考案の他の実施例を説明する分解斜視図であ
る。
【図4】本考案の更に他の実施例を示す分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
2 上板 3 下板 4 中間板 5 燃焼室用開口 6、6′及び6″ 積層順位数の標識 7、7′及び7″ 積層順位数の標識 8、8′及び8″ 積層順位数の標識

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の金属板を積層してなる積層金属
    板ガスケットにおいて、ガスケットを形成する各金属板
    に、単板状態において該金属板の積層順位数を認識でき
    る切欠き、刻印、マーキング等の積層順位数の標識を設
    けたことを特徴とする積層金属板ガスケット。
JP3323393U 1993-05-26 1993-05-26 積層金属板ガスケット Pending JPH0685963U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3323393U JPH0685963U (ja) 1993-05-26 1993-05-26 積層金属板ガスケット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3323393U JPH0685963U (ja) 1993-05-26 1993-05-26 積層金属板ガスケット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0685963U true JPH0685963U (ja) 1994-12-13

Family

ID=12380744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3323393U Pending JPH0685963U (ja) 1993-05-26 1993-05-26 積層金属板ガスケット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0685963U (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08178074A (ja) * 1994-12-22 1996-07-12 Nippon Reinz Co Ltd ガスケット表面のコーティング方法
JPH11315927A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Nippon Reinz Co Ltd 積層金属ガスケット
JP2002081544A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Nippon Reinz Co Ltd 金属ガスケットのコート状態判別構造
JP2007071240A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Ishikawa Gasket Co Ltd ガスケット
JP2008144794A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Ishikawa Gasket Co Ltd 金属製ガスケット及びその製造方法
JP2008164155A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Ishikawa Gasket Co Ltd 金属製ガスケット及び金属製ガスケットの誤組立検出方法
JP2012513002A (ja) * 2008-12-19 2012-06-07 エムシーティー・ブラットベルグ・エービー 挿入部材半体と共に用いる層材、及び挿入部材

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08178074A (ja) * 1994-12-22 1996-07-12 Nippon Reinz Co Ltd ガスケット表面のコーティング方法
JPH11315927A (ja) * 1998-05-06 1999-11-16 Nippon Reinz Co Ltd 積層金属ガスケット
JP2002081544A (ja) * 2000-09-06 2002-03-22 Nippon Reinz Co Ltd 金属ガスケットのコート状態判別構造
JP2007071240A (ja) * 2005-09-05 2007-03-22 Ishikawa Gasket Co Ltd ガスケット
JP2008144794A (ja) * 2006-12-07 2008-06-26 Ishikawa Gasket Co Ltd 金属製ガスケット及びその製造方法
DE102007058814B4 (de) * 2006-12-07 2020-06-18 Ishikawa Gasket Co., Ltd. Metalldichtung und Verfahren zum Herstellen derselben
JP2008164155A (ja) * 2007-01-05 2008-07-17 Ishikawa Gasket Co Ltd 金属製ガスケット及び金属製ガスケットの誤組立検出方法
JP2012513002A (ja) * 2008-12-19 2012-06-07 エムシーティー・ブラットベルグ・エービー 挿入部材半体と共に用いる層材、及び挿入部材

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2017261611B2 (en) Inspection system, inspecting device, and gaming chip
AU2023200176A1 (en) Inspection system, inspecting device and gaming chip
US7914008B2 (en) Metal gasket and mis-assembly detection method of metal gasket
JPH0685963U (ja) 積層金属板ガスケット
JP4378376B2 (ja) 金属製ガスケット及びその製造方法
US5806857A (en) Gasket layer identifiers
US5093183A (en) Printed circuit board with layer and order of assembly identification
US20020141906A1 (en) Microtiter plate sealing cover with well identifiers
US8529266B1 (en) Mathematical teaching apparatus and methods
JPH097449A (ja) 照光式つまみ
JP4073542B2 (ja) 積層金属ガスケット
US5607309A (en) Instructional method and apparatus for teaching data collection and analysis
JP4047435B2 (ja) 積層金属ガスケット
JPH03255275A (ja) 積層型ガスケット
JPH0637238Y2 (ja) 積層ガスケット
JPH0129110Y2 (ja)
JPH0513399Y2 (ja)
JPS6344836Y2 (ja)
KR200495385Y1 (ko) 감압시트
JP7001077B2 (ja) 識別コードシール
JP4638334B2 (ja) 金属積層ガスケット
JP3006867U (ja) 個人別作業成績標
KR20070038397A (ko) 개스킷
JP2519731Y2 (ja) 識別マーク付き樹脂ハウジング
JPH11315926A (ja) 積層金属ガスケット